JP2001275533A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

魚釣用スピニングリ−ル

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JP2001275533A JP2000093990A JP2000093990A JP2001275533A JP 2001275533 A JP2001275533 A JP 2001275533A JP 2000093990 A JP2000093990 A JP 2000093990A JP 2000093990 A JP2000093990 A JP 2000093990A JP 2001275533 A JP2001275533 A JP 2001275533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプ−ル後部に対する防水を確実にして
スプ−ル内部の各部の機能に支障を来さぬようにしたこ
と。 【解決手段】 スプ−ル軸1の小径部1b外周には筒状
のスプ−ル嵌合支持部3と軸受10と筒状のスプ−ル嵌
合支持部3′が嵌合されている。スプ−ル嵌合支持部3
と軸受10の外周にスプ−ル2の内側軸筒部2aが嵌合
され、スプ−ル嵌合支持部3′の外周に制動部材Aが嵌
合されている。スプ−ル嵌合支持部3の筒部3aの周溝
3dにOリングからなるシ−ル部材18が、周溝3fに
Oリングからなるシ−ル部材19が嵌合されている。ス
プ−ル軸1の先端のネジ部1cにドラク調整部材8の内
側に回り止め嵌合されたナット体22のナット部22a
が螺合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプ−ル内に収容
した制動部材に対する防水、防塵の向上を図った魚釣用
スピニングリ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リ−ルは、海水、水、砂、塵埃、
異物等が付着浸入し易い環境の厳しい釣場で使用される
ことより、耐食性の良好な材料や表面処理がリ−ル本体
を構成する各部材に施されている。又、これら不純物の
内部浸入への防止を図り、各部が支障なく機能するため
に、制動装置を収容したスプ−ルに防水、防塵構造を備
えたものが、特開平11−239437号公報等で知ら
れている。前記公報の構成は、スプ−ル内に収容された
制動機構の前部のスプ−ルとドラグノブとの間及びスプ
−ル後部のスプ−ルとスプ−ル軸との間に防水用摺接部
材を設けて該防水用摺接部材の弾性変形可能な摺接部を
何れか一方の摺接面に摺接して、特に、スプ−ル後部か
らの制動機構内部への水やゴミ等の不純物の浸入をも防
止することに配慮したものであり、これにより、制動機
構に対する防水効果が総体的に向上された。
【0003】実際の釣りにおいて、対処魚や使用釣糸等
に応じて好ましいドラグ力が予め強弱に設定されたり、
仕掛け長さの微調節や携帯時等に必要に応じてドラグ力
を緩めることがあるが、上記従来技術のように、スプ−
ル後部の防水用摺接部材がスプ−ル軸の座板とスプ−ル
との間に挟着支持する場合、ドラグノブを回転操作して
制動力を弱めた場合に挟着力の低下に伴ってシ−ル部材
としての密閉性が低下してごく僅かな隙間が生じて水等
が浸入してしまい、防水性の面において充分ではない等
の課題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、スプ−ル後部の防水用摺接部材がスプ−ル軸の座
板とスプ−ルとの間に挟着支持する場合、ドラグノブを
回転操作して制動力を弱めた場合に挟着力の低下に伴っ
てシ−ル部材としての密閉性が低下してごく僅かな隙間
が生じて水等が浸入してしまい、防水性の面において充
分ではないことである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、スプ−ル
後部に対する防水を確実にしてスプ−ル内部の各部の機
能に支障を来さぬようにした魚釣用スピニングリ−ルを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、回動不能にリ−ル本体
に支持されたスプ−ル軸の前部にスプ−ルを回動可能に
嵌合し、該スプ−ルの前方収容部に設けた制動部材を前
記スプ−ル軸の先端部に螺合した調節部材の回転操作で
押圧することにより、前記スプ−ルのスプ−ル軸に対す
る摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニングリ−ル
の制動装置において、前記スプ−ル軸に嵌合するスプ−
ルとの径方向対向面間にシ−ル部材が介在されているこ
とを要旨とするものである。
【0007】請求項2に係わる本発明は、前記シ−ル部
材が、前記スプ−ル軸に一体的に形成されたスプ−ル嵌
合支持部に取り付けられていることを要旨とするもので
ある。
【0008】請求項3に係わる本発明は、回動不能にリ
−ル本体に支持されたスプ−ル軸の前部にスプ−ルを回
動可能に嵌合し、該スプ−ルの前方収容部に設けた制動
部材を前記スプ−ル軸の先端部に螺合した調節部材の回
転操作で押圧することにより、前記スプ−ルのスプ−ル
軸に対する摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニン
グリ−ルの制動装置において、前記スプ−ル軸のスプ−
ル嵌合支持部より後方側にシ−ル部材の基部を取り付け
固定し、該シ−ル部材の摺接部を前記スプ−ル後部に摺
接可能としたことを要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、スプ−
ル軸1に嵌合するスプ−ル2との径方向対向面間にシ−
ル部材18、19、24が介在されているので、実釣時
にドラグノブ8aを回転操作して制動力を弱めた場合に
おいても、シ−ル部材18、19、24としての密閉シ
−ル機能が低下することがなく、スプ−ル2内部の制動
機能の防水性能を、実釣時において常時、充分に維持し
発揮できる。
【0010】請求項2の本発明により、シ−ル部材1
8、19、24はスプ−ル嵌合支持部3に取り付けられ
ているので、簡単な構造で水や砂等の制動部材Aへの浸
入が防止でき、効果的な防水が図れると共に、良好な組
み込み性及び取扱い性が得られ、メンテナンス性が向上
する。
【0011】請求項3の本発明により、スプ−ル軸1の
スプ−ル嵌合支持部3より後方側の周溝1fにシ−ル部
材25の基部25bを取り付け固定し、シ−ル部材25
の摺接部25d、25eをスプ−ル2の後部に摺接可能
に嵌合したので、実釣時にドラグノブ8aを回転操作し
て制動力を弱めた場合においても、シ−ル部材25とし
ての密閉シ−ル機能が低下することがなく、スプ−ル2
内部の制動機能の防水性能を、実釣時において常時、充
分に維持し発揮できる。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図5は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面
図、図2はスプ−ルの分解断面側面図、図3はスプ−ル
軸とスプ−ル嵌合支持部の拡大断面側面図、図4は押圧
部材の拡大平面図、図5はクリック係合子の拡大平面図
である。
【0013】魚釣用スピニングリ−ルは、図示しないリ
−ル本体に回動不能に支持されて前側に突出されたスプ
−ル軸1の先端にスプ−ル2が取り付けられている。ス
プ−ル軸1は太径部1aの先端側に段部で太径部1aよ
り小径の小径部1bが形成され、先端にネジ部1cが形
成されている。小径部1bには軸方向と直交する透孔1
dが穿設されている。小径部1b外周には筒状のスプ−
ル嵌合支持部3と軸受10と筒状のスプ−ル嵌合支持部
3′が嵌合されている。
【0014】スプ−ル2は、内側軸筒部2aと、内側軸
筒部2aより大径の筒部2bと、内側軸筒部2aの前側
の凹部からなる制動部材Aの開口収容部2cと、開口収
容部2cの周面に形成された複数条の軸方向の縦溝2d
と、開口収容部2cより前側の凹部からなる開口部2e
と、開口部2eの周面に形成されたネジ部2fと、大径
の筒部2b内周に形成されたクリック凹凸歯2gと、釣
糸が巻回される外周の釣糸巻回胴部2hと、前側の鍔部
2iと、後側の大径の筒部2jとで形成されている。
【0015】凹部からなる制動部材Aの開口収容部2c
には制動部材Aの摩擦板11と制動板12と摩擦板11
と制動板13と摩擦板11と制動板12と摩擦板11が
収容され、凹部からなる開口部2eにはOリングからな
るシ−ル部材14とクリック機構Bの皿状のラチェット
リング4と皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧
部材5が収容される。前側の鍔部2iの前側には段部2
kが形成されて硬質のリング状の鍔部15が段部2kに
嵌められるように鍔部2iに重ねられてナット部材6で
取り付けられている。
【0016】スプ−ル嵌合支持部3は筒部3aの後端に
2段の鍔部3b、3cが形成され、鍔部3cの前側に周
溝3dが、内側に逃げ凹部3eと周溝3fが形成されて
いる。鍔部3cの前側の筒部3a外周に摩擦板16が嵌
合されている。スプ−ル嵌合支持部3′は筒部3gに軸
方向と直交する透孔3hが穿設されている。筒部3gの
後端内側に逃げ凹部3iが形成されている。透孔3hと
透孔1dには係合ピン17が挿脱自在に挿入される。ス
プ−ル嵌合支持部3の筒部3aの周溝3dにOリングか
らなるシ−ル部材18が、周溝3fにOリングからなる
シ−ル部材19が嵌合されている。
【0017】スプ−ル嵌合支持部3′の筒部3gの外周
には軸受20が嵌合されている。軸受10と軸受20の
外周にはスプ−ル2の内側軸筒部2aが嵌合され、スプ
−ル2の内側軸筒部2aより前側の筒部3g外周には制
動部材Aの摩擦板11と制動板12と摩擦板11と制動
板13と摩擦板11と制動板12と摩擦板11とクリッ
ク機構Bの皿状のラチェットリング4と皿状のクリック
係合子ホルダ−からなる押圧部材5が嵌合されている。
制動板12の外周の突起は縦溝2dでスプ−ル2に回り
止めされている。制動板13の中心透孔と皿状のラチェ
ットリング4の中心透孔4aはスプ−ル嵌合支持部3′
の筒部3g外周に回り止め嵌合されている。係合ピン1
7が挿脱自在に挿入されたスプ−ル軸1の透孔1dとス
プ−ル嵌合支持部3′の透孔3hは、軸受20で閉塞さ
れている。皿状のラチェットリング4は底面中心に中心
透孔4aが、外周壁4bの内周にクリック凹凸歯4cが
形成されている。
【0018】皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押
圧部材5は図1から図3のように、内側の底面5aと、
底面5aの外側の押圧面5bと、底面5aの中心透孔5
cと、外周壁5dと、外周壁5dに穿設された透孔5
e、5fと回り止め用切欠き5g、5gとで形成されて
いる。クリック係合子ホルダ−からなる押圧部材5の中
にはクリック係合子7が取り付けられている。クリック
係合子7は図4のように円弧部7aと、円弧部7aが開
放された係止部7b、7bと、並行な摺動案内部分7
c、7cと山形傾斜部分7dで形成されている。クリッ
ク係合子ホルダ−からなる押圧部材5の外周壁5d内に
クリック係合子7が挿入されて透孔5eの中に摺動案内
部分7c、7cと山形傾斜部分7dが挿入され、透孔5
f内の両縁に係止部7b、7bが係止される。山形傾斜
部分7dは皿状のラチェットリング4の外周壁4bの内
周に形成されたクリック凹凸歯4cに係合される。
【0019】クリック係合子ホルダ−からなる押圧部材
5はドラク調整部材8に取り付けられ、ドラク調整部材
8とクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材5の間に
環状シ−ル部材21が挾み込まれている。ドラク調整部
材8はドラク調整部材8の内側に回り止め嵌合されたナ
ット体22のナット部22aがスプ−ル軸1の先端のネ
ジ部1cに螺合されることでスプ−ル軸1に取り付けら
れている。
【0020】ナット部材6は筒部6aと、鍔部6bと、
筒部6a外周のネジ部6cと、鍔部6bの内側の凹部か
らなる開口部6dで形成されている。ネジ部6cはスプ
−ル2のネジ部2fに螺合されると共に筒部6aの先端
でOリングからなるシ−ル部材14が押圧される。ドラ
ク調整部材8とクリック係合子ホルダ−からなる押圧部
材5の間に挾み込まれた環状シ−ル部材21は、ナット
部材6の開口部6dの縁部内周面に摺接されている。
【0021】ドラク調整部材8の表面にはドラグノブ8
aが、裏面には筒部8bと数条の腕部8cが形成されて
腕部8cの先端に鈎部8dが形成されている。鈎部8d
はクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材5の透孔5
e、5fに係止されてドラク調整部材8とクリック係合
子ホルダ−からなる押圧部材5が一体化されている。筒
部8bの内面には回り止め面8eが形成されてナット体
22に形成された回り止め面22bが係合される。ナッ
ト体22と皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧
部材5の底面5aの間には発条23が挿入されている。
【0022】スプ−ル嵌合支持部3の鍔部3cの外周に
は皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材5と
略同形の皿状のクリック係合子ホルダ−5′の中心透孔
5hが回り止め嵌合され、皿状のクリック係合子ホルダ
−5′の中にはクリック係合子7と略同形のクリック係
合子7′が取り付けられている。クリック係合子7′の
山形傾斜部分7dはスプ−ル2のクリック凹凸歯2gに
係合される。
【0023】スプ−ル軸1の先端にスプ−ル2と、制動
部材Aと、ドラク調整部材8と一体化されたクリック機
構Bとが組み込まれる時は、スプ−ル軸1の小径部1b
外周に筒状のスプ−ル嵌合支持部3と軸受10と筒状の
スプ−ル嵌合支持部3′が嵌合されて透孔3dと透孔1
dに係合ピン17が挿入されると共にスプ−ル嵌合支持
部3′の筒部3gの外周に軸受20が嵌合される。次に
スプ−ル嵌合支持部3′の筒部3gの外周に制動部材A
と、ドラク調整部材8と一体化されたクリック機構Bが
嵌合されてスプ−ル軸1の先端のネジ部1cにドラク調
整部材8の内側のナット体22のナット部22aが螺合
される。
【0024】前記のようにスプ−ル嵌合支持部3の筒部
3aの周溝3dにOリングからなるシ−ル部材18が、
周溝3fにOリングからなるシ−ル部材19が嵌合され
てスプ−ル2の後側から水等の浸入が防止できると共
に、ドラク調整部材8のドラグノブ8aが回転操作され
て制動力を弱めた場合にも、密閉性が低下しない。更に
第1実施例では、スプ−ル2の前側はドラク調整部材8
とクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材5の間に挾
み込まれた環状シ−ル部材21が、ナット部材6の開口
部6dの縁部内周面に摺接されて内部が防水されてい
る。
【0025】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、スプ−ル軸1に嵌合するスプ−ル2との径
方向対向面間にシ−ル部材18、19が介在されている
ので、実釣時にドラグノブ8aを回転操作して制動力を
弱めた場合においても、シ−ル部材18、19としての
密閉シ−ル機能が低下することがなく、スプ−ル2内部
の制動機能の防水性能を、実釣時において常時、充分に
維持し発揮できる。
【0026】図6は第2実施例で、図6はスプ−ル軸と
スプ−ル嵌合支持部の拡大断面側面図である。
【0027】第2実施例ではスプ−ル軸1の小径部1b
に周溝1eが形成されてOリングからなるシ−ル部材2
4が嵌合されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0028】図7、図8は第3実施例で、図7は魚釣用
スピニングリ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平
面図、図8はスプ−ル軸とスプ−ル嵌合支持部の拡大断
面側面図である。
【0029】第3実施例では、スプ−ル軸1の太径部1
aの前側に周溝1fが形成されている。周溝1fには大
径の円板状シ−ル部材25の円板部25aの中心透孔が
穿設された基部25bが嵌合されている。シ−ル部材2
5は円板部25aと、中心透孔が穿設された基部25b
と、円板部25a外周から前方に延びた円筒部25c
と、円筒部25cの外側の摺接部25dで形成されてい
る。スプ−ル2の釣糸巻回胴部2hの内側後端には浅い
凹部からなる摺接部2kが形成されてシ−ル部材25の
摺接部25dが嵌合摺接されている。他の構成は前記第
1実施例と略同一である。
【0030】第3実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、スプ−ル軸1のスプ−ル嵌合支持部
3より後方側の周溝1fにシ−ル部材25の基部25b
を取り付け固定し、シ−ル部材25の摺接部25dをス
プ−ル2の後部の浅い凹部からなる摺接部2kに摺接可
能に嵌合したので、実釣時にドラグノブ8aを回転操作
して制動力を弱めた場合においても、シ−ル部材25と
しての密閉シ−ル機能が低下することがなく、スプ−ル
2内部の制動機能の防水性能を、実釣時において常時、
充分に維持し発揮できる。
【0031】図9は第4実施例で、図9は魚釣用スピニ
ングリ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面図で
ある。
【0032】第4実施例ではスプ−ル軸1の太径部1a
前側には周溝1fが形成されている。周溝1fには大径
の円板状シ−ル部材25の円板部25aの中心透孔が穿
設された基部25bが嵌合されている。シ−ル部材25
は円板部25aと、中心透孔が穿設された基部25b
と、円板部25a外周から前方に延びた円筒部25c
と、円筒部25cの内側の摺接部25eで形成されてい
る。摺接部25eはスプ−ル2の大径の筒部2b外周に
嵌合摺接されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】請求項1により、スプ−ル軸に嵌合するス
プ−ルとの径方向対向面間にシ−ル部材が介在されてい
るので、実釣時にドラグノブを回転操作して制動力を弱
めた場合においても、シ−ル部材としての密閉シ−ル機
能が低下することがなく、スプ−ル内部の制動機能の防
水性能を、実釣時において常時、充分に維持し発揮でき
る。
【0035】請求項2により、シ−ル部材はスプ−ル嵌
合支持部に取り付けられているので、簡単な構造で水や
砂等の制動部材への浸入が防止でき、効果的な防水が図
れると共に、良好な組み込み性及び取扱い性が得られ、
メンテナンス性が向上する。
【0036】請求項3により、スプ−ル軸のスプ−ル嵌
合支持部より後方側の周溝にシ−ル部材の基部を取り付
け固定し、シ−ル部材の摺接部をスプ−ルの後部に摺接
可能に嵌合したので、実釣時にドラグノブを回転操作し
て制動力を弱めた場合においても、シ−ル部材としての
密閉シ−ル機能が低下することがなく、スプ−ル内部の
制動機能の防水性能を、実釣時において常時、充分に維
持し発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのスプ
−ルとスプ−ル軸の要部断面平面図である。
【図2】同スプ−ルの分解断面側面図である。
【図3】同スプ−ル軸とスプ−ル嵌合支持部の拡大断面
側面図である。
【図4】同押圧部材の拡大平面図である。
【図5】同クリック係合子の拡大平面図である。
【図6】第2実施例で、スプ−ル軸とスプ−ル嵌合支持
部の拡大断面側面図である。
【図7】第3実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのスプ
−ルとスプ−ル軸の要部断面平面図である。
【図8】同スプ−ル軸とスプ−ル嵌合支持部の拡大断面
側面図である。
【図9】第4実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのスプ
−ルとスプ−ル軸の要部断面平面図である。
【符号の説明】
1 スプ−ル軸 2 スプ−ル 2c 収容部 3 スプ−ル嵌合支持部 8 ドラク調整部材 8a ドラグノブ 18、19、24、25 シ−ル部材 25b 基部 2k、25d、25e 摺接部 A 制動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動不能にリ−ル本体に支持されたスプ−
    ル軸の前部にスプ−ルを回動可能に嵌合し、該スプ−ル
    の前方収容部に設けた制動部材を前記スプ−ル軸の先端
    部に螺合した調節部材の回転操作で押圧することによ
    り、前記スプ−ルのスプ−ル軸に対する摩擦結合力を調
    節可能とした魚釣用スピニングリ−ルの制動装置におい
    て、前記スプ−ル軸に嵌合するスプ−ルとの径方向対向
    面間にシ−ル部材が介在されていることを特徴とする魚
    釣用スピニングリ−ル。
  2. 【請求項2】前記シ−ル部材が、前記スプ−ル軸に一体
    的に形成されたスプ−ル嵌合支持部に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の魚釣用スピニングリ
    −ル。
  3. 【請求項3】回動不能にリ−ル本体に支持されたスプ−
    ル軸の前部にスプ−ルを回動可能に嵌合し、該スプ−ル
    の前方収容部に設けた制動部材を前記スプ−ル軸の先端
    部に螺合した調節部材の回転操作で押圧することによ
    り、前記スプ−ルのスプ−ル軸に対する摩擦結合力を調
    節可能とした魚釣用スピニングリ−ルの制動装置におい
    て、前記スプ−ル軸のスプ−ル嵌合支持部より後方側に
    シ−ル部材の基部を取り付け固定し、該シ−ル部材の摺
    接部を前記スプ−ル後部に摺接可能としたことを特徴と
    する魚釣用スピニングリ−ル。
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