JP2001275302A - 回転機の防振装置 - Google Patents

回転機の防振装置

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JP2001275302A
JP2001275302A JP2000085278A JP2000085278A JP2001275302A JP 2001275302 A JP2001275302 A JP 2001275302A JP 2000085278 A JP2000085278 A JP 2000085278A JP 2000085278 A JP2000085278 A JP 2000085278A JP 2001275302 A JP2001275302 A JP 2001275302A
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JP
Japan
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vibration
rubber
nacelle
rotating machine
vibration isolating
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Application number
JP2000085278A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Fujiwara
靖彦 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、回転機の軸方向及び軸方向と直交す
る方向の変位を小さく保持することを課題とする。 【解決手段】鉄塔と、この鉄塔に台盤2を介して支持さ
れたナセル3と、このナセル3に軸支された回転羽根4
と、前記ナセル3内に組み込まれ、前記回転羽根4から
の回転力を増速させるギヤ13と、前記ナセル3内に組
み込まれ、このギヤ13にバネカップリング14を介し
て連結された発電機15とを具備した風車に使用される
回転機の防振装置であり、前記台盤2と前記発電機15
間に、発電機15の回転軸方向と直交する方向の振動を
抑制する防振ゴム機構16を配置したことを特徴とする
回転機の防振装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転機の防振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、風力を利用して発電を起こす風車
として、例えば図2に示すものが知られている。風車
は、主に鉄塔1と、この鉄塔1上に台盤2を介して支持
されたナセル3と、このナセル3に傾斜して軸支された
回転羽根4と、前記ナセル3内に組み込まれて前記回転
羽根4の回転をバネカップリング(図示せず)などを介
して電気に変換する回転機(図示せず)から構成されて
いる。ここで、地面5からナセルまでの高さHと回転羽
根4の外径Dは、一般に設計上ほぼ同じ長さにしてあ
る。
【0003】ところで、こうした構成の風車において
は、回転羽根4に瞬間的に強風を受けると、軸方向に大
きく変位するとともに、回転機の軸方向と直交する方向
(鉄塔の長手方向)に振動が発生する現象が起る。しか
し、現状の風車では、軸方向の変位に対しては対策が採
られているが、鉄塔の長手方向に対する振動に対しては
十分な対策は採られていない。
【0004】そこで、この振動の対策として、従来から
知られている例えば図5のような防振ゴム6を用いるこ
とが考えられる。なお、図中の付番7は取付けネジ、付
番8はゴム部分を示す。しかし、発電機の軸方向の変位
に対して拘束力がなく、バネカップリングの許容する変
位を保持することが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした事情
を考慮してなされたもので、台盤とこの台盤上の回転機
間に、該回転機の回転軸方向と直交する方向の振動を抑
制する防振ゴム機構を配置した構成とすることにより、
回転機等の回転軸方向と直交する方向の変位を吸収し
て、バネカップリングの許容できる軸方向、軸方向と直
交する方向の変位を小さく保持し得る回転機の防振装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、台盤とこの台
盤上の回転機間に、該回転機の回転軸方向と直交する方
向の振動を抑制する防振ゴム機構を配置したことを特徴
とする回転機の防振装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明において、防振ゴム機構としては、例えば、有底
の円筒又は矩形状の筒体と、この筒体の内部に装着さ
れ、中心部が窪んだ凹形状の防振ゴムと、この防振ゴム
の凹部に挿入された埋設ピンとから構成されるものが挙
げられる。こうした構成にすることにより、回転機等の
回転軸方向のバネ定数を大きく、かつ回転軸方向と直交
する方向のバネ定数を小さくでき、回転機等の軸方向、
軸方向と直交する方向の変位を小さく保持することがで
きる。なお、ゴムは完全弾性体であるので、外表面がフ
リーの部分を小さくすると、バネ定数が大きくなる。
【0008】従って、例えば後述する図4に示すよう
に、防振ゴムの凹部に対応する埋設ピンの先端に空洞部
を設け、防振ゴムの凹部の表面をフリーな構成にするこ
とにより、Z方向のバネ定数を一層小さくでき、防振効
果を一層上げることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る防振装置につ
いて図1、図2及び図3(A),(B)を参照して説明
する。ここで、図1は図の風車の要部を拡大して示す説
明図、図3は風車に使用される防振ゴムの説明図を示
す。なお、図2と同部材は同付番を付して説明を省略す
る。
【0010】先に述べたように、台盤2上にはナセル3
が支持されている。このナセル3内には、回転羽根4に
連結したシャフト11,トルクアームブランケット12
及び増速ギヤ13が順次連結されている。また、前記増
速ギヤ13には、バネカップリング14を介して回転機
としての発電機15が接続されている。ここで、バネカ
ップリング14は、芯ずれがあった場合でも増速ギヤ1
3に正確に力が働くようにする機能を有する。前記発電
機15と前記台盤2間には、4つの防振ゴム機構16が
配置されている。ここで、防振ゴム機構16は、図3
(B)に示すように、底部に取付けネジ17を有した有
底の円筒状の筒体18と、この筒体18の内部に装着さ
れ、中心部が窪んだ凹形状の防振ゴム19と、この防振
ゴム19の凹部19aに挿入され,上部に取付けネジ2
0を有した凸状の埋設ピン21とを具備した構成となっ
ている。なお、図1中の付番24は風速計を示す。
【0011】前記防振ゴム機構16は、例えば図3に示
すように形成される。まず、底部に取付けネジ17を有
した円筒状の筒体18に、下方向に凸状のダミーピン2
2をセットする。次に、筒体18の底部の注入穴23よ
り筒体18とダミーピン22で囲まれた凹状の領域に液
状ゴムを流し込み、液状ゴムをある程度硬化させる(図
3(A)参照)。つづいて、ダミーピン22を筒体18
から外した後、埋設ピン21を防振ゴム19の凹部19
aに挿入する(図3(B)参照)。なお、防振ゴム機構
16の作り方は、上記の作り方に限定されない。また、
前記防振ゴム19の上部の厚みTはあまり狭くするとバ
ネ定数が大きくなるので、例えば3mm以上とする。
【0012】上記実施例に係る回転機の防振装置によれ
ば、発電機15と台盤2間に、底部に取付けネジ17を
有した有底の円筒状の筒体18と、中心部が窪んだ凹形
状の防振ゴム19と、上部に取付けネジ20を有した凸
状の埋設ピン21とを有した防振ゴム機構16を取り付
けた構成となっている。つまり、上記実施例では、ゴム
が完全弾性体であることを利用することで、発電機15
等の軸方向(X方向)のバネ定数を著しく大きくでき、
かつ上下方向(Z方向)のバネ定数を自由に選定でき、
発電機15等を直接防振ゴム19で支持してもバネカッ
プリングの許容できる軸方向変位、軸直交向の変位も小
さく保つことができる。
【0013】なお、上記実施例では、防振ゴム機構とし
て図3(B)に示す構成のものについて述べたが、これ
に限らず、図4に示すように防振ゴム19の凹部19a
に対応する埋設ピン21の先端に空洞部31を設け、防
振ゴム19の凹部19aの表面をフリーな構成にしたも
のでもよい。これにより、バネ定数を小さくし、上記実
施例と比べて防振効果を一層上げることができる。
【0014】また、上記実施例では、本発明を風車に適
用したものについて述べたが、これに限らず、回転機を
使用するすべての装置に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、台
盤とこの台盤上の回転機間に、該回転機の回転軸方向と
直交する方向の振動を抑制する防振ゴム機構を配置した
構成とすることにより、回転機等の回転軸方向と直交す
る方向の変位を吸収して、回転機等の回転軸方向と直交
する方向の変位を吸収して、バネカップリングの許容で
きる軸方向、軸と直交する方向の変位を小さく保持し得
る回転機の防振装置を提供できる。
【0016】また、本発明によれば、防振ゴム機構を、
有底の円筒又は矩形状の筒体と、この筒体の内部に装着
され、中心部が窪んだ凹形状の防振ゴムと、この防振ゴ
ムの凹部に挿入された埋設ピンとから構成することによ
り、回転機等の回転軸方向のバネ定数を大きく、かつ回
転軸方向と直交する方向のバネ定数を小さくでき、上記
と同様、回転機等の軸方向、軸と直交する方向の変位を
小さく保持し得る回転機の防振装置を提供できる。
【0017】更に、本発明によれば、防振ゴムの凹部に
対応する埋設ピンの先端に空洞部を設け、防振ゴムの凹
部の表面をフリーな構成にすることにより、上記実施例
と比べて防振効果を一層上げ得る回転機の防振装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回転機の防振装置を用
いた風車の要部の説明図。
【図2】風車の説明図。
【図3】本発明の一実施例に係る回転機の防振装置の一
構成要素である防振ゴム機構の説明図。
【図4】本発明に係る他の防振ゴム機構の説明図。
【図5】従来の防振ゴムの説明図。
【符号の説明】
1…鉄塔、 2…台盤、 3…ナセル、 4…回転羽根、 11…シャフト、 12…トルクアームブランケット、 13…増速ギヤ、 14…バネカップリング、 15…発電機(発電機)、 16…防振ばね機構、 17,20…取付けネジ、 18…筒体、 19…防振ゴム、 21…埋設ピン、 22…ダミーピン、 31…空洞部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台盤とこの台盤上の回転機間に、該回転
    機の回転軸方向と直交する方向の振動を抑制する防振ゴ
    ム機構を配置したことを特徴とする回転機の防振装置。
  2. 【請求項2】 鉄塔と、この鉄塔に台盤を介して支持さ
    れたナセルと、このナセルに軸支された回転羽根と、前
    記ナセル内に組み込まれ、前記回転羽根からの回転力を
    増速させるギヤと、前記ナセル内に組み込まれ、このギ
    ヤにバネカップリングを介して連結された発電機とを具
    備した風車に使用される回転機の防振装置であり、前記
    台盤と前記回転機間に、回転機の回転軸方向と直交する
    方向の振動を抑制する防振ゴム機構を配置したことを特
    徴とする請求項1記載の回転機の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記防振ゴム機構は、有底の円筒又は矩
    形状の筒体と、この筒体の内部に装着され、中心部が窪
    んだ凹形状の防振ゴムと、この防振ゴムの凹部に挿入さ
    れた埋設ピンとを具備することを特徴とする請求項1も
    しくは請求項2記載の回転機の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記防振ゴムの凹部に対応する埋設ピン
    の先端に空洞部を設け、防振ゴムの凹部の表面をフリー
    な構成にしたことを特徴とする請求項3記載の回転機の
    防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546948A (ja) * 2006-04-14 2008-12-25 ユニゾン カンパニー,リミテッド 単一メインベアリングを有する風力発電機
EP2418397A1 (en) * 2010-08-11 2012-02-15 General Electric Company Gearbox support system

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