JP2001275139A - 加入者インタフェース回路及びその制御方法 - Google Patents

加入者インタフェース回路及びその制御方法

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JP2001275139A JP2000089091A JP2000089091A JP2001275139A JP 2001275139 A JP2001275139 A JP 2001275139A JP 2000089091 A JP2000089091 A JP 2000089091A JP 2000089091 A JP2000089091 A JP 2000089091A JP 2001275139 A JP2001275139 A JP 2001275139A
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辰博 福成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加入者インタフェース回路のファームウェア
を格納するRAM容量を小容量化し、加入者インタフェ
ース回路の小型化、経済化を図る。 【解決手段】 加入者端末の終端機能101及び上位制
御装置とのインタフェース機能106の実現のめのファ
ームウェアを上位制御装置からの動作指示に対応した処
理を行う複数のアプリケーションと共通的な制御を行う
共通部アプリケーションとに分割して不揮発性メモリ1
03に格納しておき、加入者インタフェース回路の起動
時に不揮発性メモリに格納されている共通部アプリケー
ションを動作メモリ102に転送し、動作メモリに格納
された共通部アプリケーションを用いて加入者インタフ
ェース回路の共通機能を実現し、上位制御装置からの動
作指示を受けた際、前記不揮発性メモリに格納されてい
る複数のアプリケーションの中から前記動作指示に対応
するアプリケーションを動作メモリへ転送し、動作指示
に対応する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者インタフェ
ース回路及びその制御方法に係り、特に、ファームウェ
アを格納するRAMを備えた加入者インタフェース回路
及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は本発明が適用されると共に従来技
術でもある加入者インタフェース装置の構成を示すブロ
ック図であり、まず、加入者インタフェース装置の構成
を説明する。図3において、400は交換局舎、401
は交換機、403は加入者インタフェース装置、404
は電源供給装置、406は加入者端末、407は加入者
線、408〜411は加入者インタフェース回路、41
2は多重回路、413は分離回路である。
【0003】加入者インタフェース装置403は、加入
者端末406と加入者線407とから構成される加入者
回線との接続を行い、交換機と加入者端末との間での音
声等のデータの送受信を行う複数の加入者インタフェー
ス回路408〜411と、これらの加入者インタフェー
ス回路408〜411に対して給電を行う電源供給装置
404と、加入者インタフェース回路408〜411の
上り信号を時分割多重する多重回路412と、時分割多
重された下り信号を分離して、加入者インタフェース回
408〜411に供給する分離回路413とにより構成
される。そして、このように構成される加入者インタフ
ェース装置403は、交換機401に収容され、同一交
換局舎400内に設置されて運用される。
【0004】前述したように構成される加入者インタフ
ェース装置403において、交換機401からの音声・
制御指示情報等の時分割多重された下り信号405は、
同期信号402を用い分離回路413により分離され、
複数の加入者インタフェース回路408〜411に供給
される。また、複数の加入者インタフェース回路のそれ
ぞれからの音声・制御指示の応答情報等の信号は、同期
信号402を用い多重回路412により時分割多重され
て上り信号414として出力されて交換機401へ送信
される。
【0005】図4は本発明が適用されると共に従来技術
でもある加入者インタフェース回路の構成を示すブロッ
ク図である。図4において、101は加入者回路、10
2はRAM、103はROM、104はブート回路、1
05はCPU、106は上位送受信回路、107は加入
者線である。なお、加入者インタフェース回路408〜
411は同一の回路構成を持つので、ここでは、その1
つの回路408の構成のみを示す。
【0006】加入者インタフェース回路は、図4に示す
ように、加入者回路101、RAM102、ROM10
3、ブート回路104、CPU105、音声等の上り・
下り信号を送受信する上位送受信回路106を備えて構
成される。
【0007】図4に示す加入者インタフェース回路にお
いて、電源供給装置404から給電が行われるとブート
回路104は、加入者インタフェース回路のファームウ
ェアが格納されているROM103よりそのファームウ
ェアを読み出してRAM102へ格納する。CPU10
5は、これにより、RAM102に格納されたファーム
ウェアを使用して格納加入者インタフェース回路の動作
を制御する。前述のファームウェアは、詳細を後述する
が加入者インタフェース回路が具備する機能の全てを実
現するためのものである。
【0008】図5は加入者端末、加入者インタフェース
回路、交換機相互間での動作シーケンスを示す図であ
り、以下、これにつてい説明する。図に示す例は、加入
者端末へのサービスを提供可能とするための加入者イン
タフェース回路の動作設定、加入者端末の呼び出し、通
話、終話、発信監視までの各動作の流れを示すシーケン
スの例である。
【0009】まず、加入者インタフェース回路を動作可
能とするための初期設定指示302が交換機401から
行われる。加入者インタフェース回路は、これにより、
自回路の初期設定動作を行い、それに対する設定完了応
答303を交換機に対して行う。このときの加入者イン
タフェース回路内の動作は、交換機401からの動作設
定指示302を上位送受信回路106で受信し、CPU
105(ファームウェア)へ通知する動作と、この通知
後ファームウェアが加入者インタフェース回路が動作可
能に加入者回路101を初期設定し、設定完了応答30
3を上位送受信回路106に設定し、交換機401へ上
位送受信回路106を介して応答を返送する動作とによ
り行われる。この設定完了応答303は、前述した同期
信号402に同期して返送される。この一連の動作は、
アプリケーション501により実行される。
【0010】次に、加入者端末406への着信が行われ
る場合、交換機401は、加入者インタフェース回路に
呼び出し指示304を行う。この呼び出し指示は、前述
と同様に上位送受信回路106により受信されCPU1
05へ通知される。この通知後、ファームウェアは、加
入者回路101に対し加入者端末406を呼び出すため
の設定を行い、加入者端末406への呼び出し305が
行われる。この状態において、加入者インタフェース回
路のファームウェアは、加入者端末406が受話器を上
げたOFF-Hook状態306となることを加入者回路101
に検出させるか検出する処理を行う。加入者端末406
でのOFF-Hook307が加入者回路101で検出される
か、ファームウェアで検出されると、CPU105は、
OFF-Hook検出情報308を上位送受信回路106に設定
し、交換機401へ上位送受信回路106から前述した
同期信号402に同期して返送する。この一連の動作
は、アプリケーション502により実行される。
【0011】交換機401は、加入者端末406のOFF-
Hook検出308を受信すると、通話制御指示309を行
い、その指示情報がインタフェース回路の上位送受信回
路106により受信されCPU105へ通知される。こ
の通知の後、ファームウェアは、加入者回路101に対
し加入者端末406とここでは図示しない発信側の加入
者端末との通話を可能とするため、給電設定310を行
い通話状態311とする。通話状態311において、加
入者インタフェース回路のファームウェアは、加入者端
末406が受話器を下げた ON-Hook状態312となるこ
とを加入者回路101に検出させるか検出する処理を行
う。加入者端末406での ON-Hook313が加入者回路
101で検出されるか、ファームウェアで検出される
と、CPU105は、ON-Hook 検出情報314を上位送
受信回路106に設定し、交換機401へ上位送受信回
路106から前述した同期信号402に同期して返送す
る。この一連の動作は、アプリケーション503により
実行される。
【0012】交換機401は、加入者端末406のON-H
ook 検出314を受信すると、通話停止指示315を行
い、その指示情報がインタフェース回路の上位送受信回
路106により受信されCPU105へ通知される。こ
の通知の後、ファームウェアは、加入者回路101に対
し加入者端末406とここでは図示しない発信側の加入
者端末との通話を停止するため、給電停止設定316を
行い非通話状態とする。この一連の動作は、アプリケー
ション504により実行される。
【0013】さらに、交換機401は、加入者端末40
6が発信するときに行われるOFF-Hookを監視するため、
発信監視指示317を行い、その指示情報がインタフェ
ース回路の上位送受信回路106により受信されCPU
105へ通知される。この通知の後、ファームウェア
は、加入者回路101に対し加入者端末406のOFF-Ho
okを検出するための給電設定318を実施し、OFF-Hook
検出処理を行う。この一連の動作は、アプリケーション
505により実行される。
【0014】前述したような処理を実行する各アプリケ
ーション501〜505は、加入者インタフェース回路
の制御のためのファームウェアとしてROMに格納され
ている。
【0015】図6はファームウェアとしてのアプリケー
ションのROMへの格納及びRAMへの格納状態を説明
する図であり、以下、図6を参照して、ファームウェア
配置について説明する。
【0016】ROM103には、前述した各アプリケー
ション501〜505を格納されており、加入者インタ
フェース回路は、電源供給装置404から給電が行われ
ると、その初期起動として、ブート回路104により加
入者インタフェース回路を制御する各アプリケーション
501〜505対応のファームウェアをROMより読み
出してRAM102へ格納する。これにより、加入者イ
ンタフェース回路100を制御するCPU105が動作
可能となり、CPU105が動作を開始する。
【0017】前述から判るように、RAM102とRO
M103とのそれぞれの記憶容量は、全てのアプリケー
ションを格納することができる記憶容量以上必要とな
る。
【0018】前述では、加入者インタフェース回路の初
期起動としてファームウェアをROMから読み出してR
AMに格納してCPUを動作させるとして説明した。フ
ァームウェアをRAM上で動作させる理由は、近年の通
信サービスの多様化に迅速な対応を可能とするため、フ
ァームウェアを格納するROMとして不揮発性メモリ
(フラッシュメモリ等)が採用されているが、このメモ
リは書き換え可能な反面、動作速度が遅いため、高速動
作可能なRAM上でファームウェアを動作させる必要が
あるためである。このため、ROMからRAMへファー
ムウェアのブート動作が必要になる。
【0019】なお、前述したような加入者インタフェー
ス装置に関する従来技術として、例えば、(社)電気通
信協会「NTT技術ジャーナル 1996.7 第82
頁〜第85頁」、特開平10−336711号公報等に
記載された技術が知られている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
加入者インタフェース回路の動作を制御するアプリケー
ションとしてのファームウェアの全てをROMに格納
し、このROM内のファームウェアの全てをRAMに格
納しなければならないものであるため、RAMとしてそ
の記憶容量が大きいものが必要であり、加入者インタフ
ェース回路のファームウェアを格納するRAMの記憶容
量を小容量化し、加入者インタフェース装置を小型化、
経済化することが困難であるという問題点を有してい
る。
【0021】ところで、近年、通信網の光ファイバー化
の進行に伴い加入者インタフェース装置を、交換局舎設
置ではなく遠隔地のユーザビル、柱上等に設置したいと
いう要求が高まり、これ対応できることが要求され、加
入者インタフェース装置の小型化、小電力化が必須とな
ってきている。また、近年のサービスの多様化及びサー
ビス料の低価格化に伴い、拡張性・経済化も必須となっ
てきている。
【0022】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、また、近年の要求に答え、加入者インタフ
ェース回路のファームウェアを格納するRAM容量を小
容量化し、小型化、経済化を図ることを可能とした加入
者インタフェース回路及びその制御方法を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、上位制御装置からの動作指示に対応した処理を行う
複数のアプリケーションと、共通的な制御を行う共通部
アプリケーションとに分割したファームウェアを格納し
た不揮発性メモリと、加入者インタフェース回路の起動
時に前記不揮発性メモリに格納されている共通部アプリ
ケーションを動作メモリ転送し、動作メモリに格納され
た共通部アプリケーションを用いて加入者インタフェー
ス回路の共通機能を実現する手段と、上位制御装置から
の動作指示を受けた際、前記不揮発性メモリに格納され
ている複数のアプリケーションの中から前記動作指示に
対応するアプリケーションを動作メモリへ転送し、動作
メモリに格納された動作指示に対応するアプリケーショ
ンを用いて動作指示に対応する処理を行う手段とを有す
ることにより達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明により加入者インタ
フェース回路の一実施形態を図面により詳細に説明す
る。
【0025】従来技術の欄において図5を参照して説明
したように、加入者インタフェース回路の動作設定か
ら、加入者端末の呼び出し、通話、終話、発信監視まで
の各動作を制御するファームウェアとしてのアプリケー
ション501〜505は、何れも、交換機401からの
指示情報の受信、解析及び応答を、上位送受信回路10
6を介して共通的な制御により実施している。また、各
アプリケーションは、同時に動作することがなく、全て
交換機401からの動作指示に対応して個別に動作する
ものである。すなわち、加入者インタフェース回路は、
RAM102上に、交換機401からの指示に対応した
制御を行うためのアプリケーションが最小限格納されて
いれば機能動作が可能となる。
【0026】本発明は、前述した観点に基づいて、加入
者インタフェース回路のファームウェア機能のうち、交
換機401からの指示情報の受信、解析、応答の各処理
及びROM103からRAM102へアプリケーション
を転送する処理のような、共通的な制御を各アプリケー
ションから抜き出して共通機能ブロックとして独立さ
せ、交換機401から受信した指示情報に対応したアプ
リケーション機能ブロックをブート回路104によりそ
の都度RAM102へ格納制御することとしたものであ
り、これにより、RAM102の記憶容量を小容量化す
ることを可能としたものである。
【0027】図1は本発明の一実施形態によるファーム
ウェアとしてのアプリケーションのROMへの格納状態
及びRAMへの格納状態を説明する図、図2は本発明の
一実施形態による加入者端末、加入者インタフェース回
路、交換機相互間での動作シーケンスを示す図であり、
以下、図1、図2を参照して本発明の一実施形態による
加入者インタフェース回路について説明する。なお、加
入者インタフェース装置及び加入者インタフェース回路
のハードウェア構成は図3、図4により説明したものと
同一であるので、説明に必要なときにこれらの図も参照
して、説明を進める。
【0028】本発明の実施形態に使用するファームウェ
アは、従来技術の場合と同様にROM103に格納され
ており、前述した交換機401からの指示情報の受信、
解析、応答の各処理及び交換機401から受信した指示
情報に対応したアプリケーションをブート回路104に
よりRAM102へ格納する制御処理を行う共通部アプ
リケーション201と、従来技術で説明したアプリケー
ション501〜505から前述した共通部アプリケーシ
ョンを除いたアプリケーション202〜206とにより
構成される。
【0029】そして、RAM102には、加入者インタ
フェース回路100が電源供給装置404から給電を受
けて初期起動されたとき、矢印207に示すように、R
OM103から共通部アプリケーション201とアプリ
ケーション202とが読み出されてこれらのアプリケー
ション201、202が格納される。その後、RAM1
02には、交換機401からの指示に対応して、その都
度必要になるアプリケーション203〜206が矢印2
08〜211に示すようにROM103から読み出され
て、共通部アプリケーション201を残した状態で書き
替えられて格納される。
【0030】次に、図2に示すシーケンスを参照して、
本発明の一実施形態による加入者端末、加入者インタフ
ェース回路、交換機相互間での動作を説明する。
【0031】まず、加入者インタフェース回路を動作可
能とするための初期設定指示302が交換機401から
行われる。加入者インタフェース回路は、これにより、
自回路の初期設定動作を行い、それに対する設定完了応
答303を交換機に対して行う。このときの加入者イン
タフェース回路内の動作は、共通部アプリケーション2
01が交換機401からの動作設定指示302を上位送
受信回路106を介して受信し、その受信後、共通部ア
プリケーション201として格納されたファームウェア
が、初期設定指示302によりアプリケーション202
により加入者インタフェース回路100を動作可能とす
るために加入者回路101を初期設定し、設定完了応答
303を上位送受信回路106を介して交換機401に
返送する動作である。交換機401への応答は、前述し
た従来技術の場合と同様に同期信号402に同期した信
号として返送される。
【0032】次に、呼出し指示304を交換機401か
ら受信したとき、加入者インタフェース回路は、前述と
同様に、共通部アプリケーション201が交換機401
からの呼出し指示304を上位送受信回路106より受
信する。共通部アプリケーション201は、交換機40
1から受信した指示が、動作設定302から呼出し指示
304に変化したことを検出し、ROM103に格納さ
れているアプリケーション203を、すでにRAM10
2に格納されているアプリケーション202の領域に上
書きするため、ブート回路104へROM103に格納
されているアプリケーション203のアドレス情報を設
定する。ブート回路104は、設定されたROM103
のアドレス情報を元にROM103からアプリケーショ
ン203を読み出してRAM102の共通部アプリケー
ション以降の番地に格納する。これにより、RAM10
2には、共通部アプリケーション201とアプリケーシ
ョン203とが配置されたことになる。
【0033】共通部アプリケーション201は、RAM
102へのアプリケーション203の格納が完了したか
否か判定し、未完了であれば待ち合わせを行う。この判
定でアプリケーション203の格納完了を判定した後、
アプリケーション203は、呼出し指示304に対応し
た処理動作を開始し、加入者回路101に対して加入者
端末406を呼び出すための設定を行い、加入者端末4
06の呼び出し305を実行させる。この状態におい
て、アプリケーション203は、加入者端末406にお
ける受話器を上げた状態であるOFF-Hook306を加入者
回路101が検出したか否かのOFF-Hook検出処理を行
う。アプリケーション203は、OFF-Hook307を検出
すると、OFF-Hook検出情報を共通部アプリケーション2
01へ通知し、共通部アプリケーション201は、上位
送受信回路106にOFF-Hook検出情報を設定し、OFF-Ho
ok308を交換機401に返送する。
【0034】交換機401は、加入者端末406のOFF-
Hook308を受信すると、通話制御指示309を加入者
インタフェース回路408に送信する。共通部アプリケ
ーション201は、通話制御指示309を上位送受信回
路106を介して受信して、交換機401から受信した
指示が、呼出し指示304から通話制御指示309へ変
化したことを検出し、ROM103に格納されているア
プリケーション204を、すでにRAM102に格納さ
れているアプリケーション203の領域に上書きするた
め、ブート回路104へROM103に格納されている
アプリケーション204のアドレス情報を設定する。ブ
ート回路104は、設定されたROM103のアドレス
情報を元にROM103からアプリケーション204を
読み出してRAM102の共通部アプリケーション以降
の番地に格納する。これにより、RAM102には、共
通部アプリケーション201とアプリケーション204
とが配置されたことになる。
【0035】共通部アプリケーション201は、RAM
102へのアプリケーション204の格納が完了したか
否か判定し、未完了であれば待ち合わせを行う。この判
定でアプリケーション204の格納完了を判定した後、
アプリケーション204は、通話制御指示309に対応
した処理動作を開始し、加入者回路101に対して加入
者端末406と図示しない発信側の加入者端末との通話
を可能とするために給電設定310を行う。これによ
り、加入者端末406が通話状態311となる。アプリ
ケーション204は、この通話状態311において加入
者端末406における受話器を下げた状態である ON-Ho
ok312を加入者回路101が検出したか否かの ON-Ho
ok検出処理を行う。アプリケーション204は、 ON-Ho
ok313を検出すると ON-Hook情報を共通部アプリケー
ション201へ通知する。共通部アプリケーション20
1は、上位送受信回路106に ON-Hook情報を設定し、
ON-Hook314を交換機401へ返送する。
【0036】交換機401は、加入者端末406の ON-
Hook314を受信すると、通話停止を行うため、通話停
止指示315を加入者インタフェース回路408へ送信
する。共通部アプリケーション201は、通話停止指示
315を上位送受信回路106を介して受信して、交換
機401からの指示が通話制御指示309から通話停止
指示315へ変化したことを検出し、ROM103に格
納されているアプリケーション205を、すでにRAM
102に格納されているアプリケーション204の領域
に上書きするため、ブート回路104へROM103に
格納されているアプリケーション205のアドレス情報
を設定する。ブート回路104は、設定されたROM1
03のアドレス情報を元にROM103からアプリケー
ション205を読み出してRAM102の共通部アプリ
ケーション以降の番地に格納する。これにより、RAM
102には、共通部アプリケーション201とアプリケ
ーション205とが配置されたことになる。
【0037】共通部アプリケーション201は、RAM
102へのアプリケーション205の格納が完了したか
否か判定し、未完了であれば待ち合わせを行う。この判
定でアプリケーション205の格納完了を判定した後、
アプリケーション205は、加入者回路101に対し加
入者端末406と図示しない発信側の加入者端末との間
の通話を停止するため、給電停止316の処理を行い非
通話状態とする。
【0038】その後、交換機401は、加入者端末40
6が発信のときに行われるOFF-Hookを監視するため、発
信監視指示317を加入者インタフェース回路408へ
送信する。前述と同様に、共通部アプリケーション20
1は、この発信監視指示317を上位送受信回路106
を介して受信して、交換機401からの指示が通話停止
指示315から発信監視指示317へ変化したことを検
出し、ROM103に格納されているアプリケーション
206を、すでにRAM102に格納されているアプリ
ケーション205の領域に上書きするため、ブート回路
104へROM103に格納されているアプリケーショ
ン206のアドレス情報を設定する。ブート回路104
は、設定されたROM103のアドレス情報を元にRO
M103からアプリケーション206を読み出してRA
M102の共通部アプリケーション以降の番地に格納す
る。これにより、RAM102には、共通部アプリケー
ション201とアプリケーション206とが配置された
ことになる。
【0039】共通部アプリケーション201は、RAM
102へのアプリケーション206の格納が完了したか
否か判定し、未完了であれば待ち合わせを行う。この判
定でアプリケーション206の格納完了を判定した後、
アプリケーション206は、加入者回路101に対し加
入者端末406のOFF-Hookを検出するための給電設定3
18を実施し、OFF-Hook検出処理を行う。
【0040】以降、共通部アプリケーション201は、
前述と同様に交換機401からの指示情報の変化を検出
し、対応するアプリケーションをRAM102の共通部
以降の番地に上書きし、交換機401からの指示に対応
したアプリケーションを動作させる。ここでは詳細を説
明しないが、共通部アプリケーション201は、各アプ
リケーションがROM103の何処に格納され、また、
ROM103からアプリケーションを読み出しRAM1
02へ格納したときに何処に格納されるか等のアドレス
管理機能を具備している。例えば、共通部アプリケーシ
ョン201は、あるアプリケーションがROM103の
アドレスH’100〜H’1FFに格納され、このアプ
リケーションがRAM102へ転送された際にRAM1
02上のアドレスH200〜H’2FFに配置されると
いうような情報を管理している。
【0041】なお、前述において、ブート回路104が
ROM103からアプリケーションを読み出してRAM
102の共通部201以降の番地への格納する際、その
完了を共通部アプリケーションがその監視を行うとして
いるが、共通部アプリケーション201が動作メモリで
あるRAM102上で動作しながら、この動作メモリで
あるRAM102へアプリケーションを転送する動作
は、ここでは詳細を図示しないが、ブート回路104が
DMA(Direct Memory Access)と呼ばれている技術を用
い、RAM102へのアプリケーション転送際にCPU
105のバス権を一時的に占有して行うことができる。
【0042】ブート回路104がROM103からアプ
リケーションを読み出してRAM102へ転送するには
そのための転送時間を要する。このため、交換機401
から動作指示を受信してからの応答許容時間が規定され
ている動作指示は、時間関係が、転送時間>応答時間と
ならないようにファームウェアの機能配分を工夫する必
要がある。この場合、転送時間に対し応答許容時間が十
分に長い動作指示対応のアプリケーションのみをブート
回路104によりROM103から読み出してRAM1
02へ転送して利用することにより、転送時間に対し応
答許容時間が十分に長い動作指示対応の処理を実現し、
時間関係が転送時間>応答時間である動作指示に対して
は、共通部アプリケーション201に機能配分すること
により、応答時間に余裕のある動作指示に対してのみブ
ートを行うようにし、ブートに伴う時間制約を回避し、
RAM102で動作するプログラムの量的な制約を回避
することが可能となる。
【0043】前述した本発明の実施形態によれば、図
1、図2により説明したように、交換機401からの動
作指示に対応したアプリケーションのみをROM103
からブートしてRAM102へ転送しているので、動作
メモリとしてのRAM102を小さくすることができ、
加入者インタフェース回路の小型化、経済化、低消費電
力化を図ることができる。
【0044】例えば、加入者インタフェース回路が交換
機からの指示に対応した制御のためのアプリケーション
が20種類必要であるとし、各アプリケーションが1k
Bの記憶容量を要するものとする。この場合、従来技術
では、動作メモリであるRAM102の記憶容量とし
て、合計で20種類×1kB=20kB必要であるが、
本発明の実施形態では、RAM102の記憶容量とし
て、共通部アプリケーション201に必要な例えば2k
Bと1つのアプリケーションに必要な1kBとの合計で
ある3kBでよいことになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
入者インタフェース回路のファームウェアを格納するR
AM容量を小容量化し、加入者インタフェース回路の小
型化、経済化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるファームウェアとし
てのアプリケーションのROMへの格納状態及びRAM
への格納状態を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態による加入者端末、加入者
インタフェース回路、交換機相互間での動作シーケンス
を示す図である。
【図3】本発明が適用されると共に従来技術でもある加
入者インタフェース装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明が適用されると共に従来技術でもある加
入者インタフェース回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】従来技術による加入者端末、加入者インタフェ
ース回路、交換機相互間での動作シーケンスを示す図で
ある。
【図6】従来技術によるファームウェアとしてのアプリ
ケーションのROMへの格納状態及びRAMへの格納状
態を説明する図である。
【符号の説明】
101 加入者回路 102 RAM 103 ROM 104 ブート回路 105 CPU 106 上位送受信回路 107 加入者線 400 交換局舎 401 交換機 403 加入者インタフェース装置 404 電源供給装置 406 加入者端末 407 加入者線 408〜411 加入者インタフェース回路 412 多重回路 413 分離回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B076 BA04 5K050 AA19 BB01 BB06 BB11 CC02 CC04 DD21 EE01 GG13 GG14 GG15 HH01 HH09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者端末の終端機能、上位制御装置と
    のインタフェース機能を備えた加入者インタフェース回
    路において、上位制御装置からの動作指示に対応した処
    理を行う複数のアプリケーションと、共通的な制御を行
    う共通部アプリケーションとに分割したファームウェア
    を格納した不揮発性メモリと、加入者インタフェース回
    路の起動時に前記不揮発性メモリに格納されている共通
    部アプリケーションを動作メモリ転送し、動作メモリに
    格納された共通部アプリケーションを用いて加入者イン
    タフェース回路の共通機能を実現する手段と、上位制御
    装置からの動作指示を受けた際、前記不揮発性メモリに
    格納されている複数のアプリケーションの中から前記動
    作指示に対応するアプリケーションを動作メモリへ転送
    し、動作メモリに格納された動作指示に対応するアプリ
    ケーションを用いて動作指示に対応する処理を行う手段
    とを有することを特徴とする加入者インタフェース回
    路。
  2. 【請求項2】 前記共通部アプリケーションは、上位制
    御装置からの動作指示を解析する機能と、解析結果に基
    づいて不揮発性メモリに格納されている上位装置からの
    複数の動作指示のそれぞれに対応するアプリケーション
    の中から前記動作指示に該当するアプリケーションを動
    作メモリに転送する機能とを備えることを特徴とする請
    求項1記載の加入者インタフェース回路。
  3. 【請求項3】 前記上位制御装置からの動作指示に対応
    した処理を行う複数のアプリケーションのうち、不揮発
    性メモリから動作メモリに転送しそのアプリケーション
    が起動されるまでの時間より小さい応答許容時間を持つ
    アプリケーションは、共通部アプリケーションに配分し
    て前記不揮発性メモリに格納され、加入者インタフェー
    ス回路の起動時に前記不揮発性メモリから動作メモリに
    転送格納されることを特徴とする請求項1記載の加入者
    インタフェース回路。
  4. 【請求項4】 加入者端末の終端処理と上位制御装置と
    のインタフェースとを行う加入者インタフェース回路の
    制御方法において、上位制御装置からの動作指示に対応
    した処理を行う複数のアプリケーションと共通的な制御
    を行う共通部アプリケーションとに分割したファームウ
    ェアを不揮発性メモリに格納しておき、加入者インタフ
    ェース回路の起動時に前記不揮発性メモリに格納されて
    いる共通部アプリケーションを動作メモにリ転送し、動
    作メモリに格納された共通部アプリケーションを用いて
    加入者インタフェース回路の共通機能を実現し、上位制
    御装置からの動作指示を受けた際、前記不揮発性メモリ
    に格納されている複数のアプリケーションの中から前記
    動作指示に対応するアプリケーションを動作メモリへ転
    送し、動作メモリに格納された動作指示に対応するアプ
    リケーションを用いて動作指示に対応する処理を行うこ
    とを特徴とする加入者インタフェース回路の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記上位制御装置からの動作指示に対応
    した処理を行う複数のアプリケーションのうち、不揮発
    性メモリから動作メモリに転送しそのアプリケーション
    が起動されるまでの時間より小さい応答許容時間を持つ
    アプリケーションは、共通部アプリケーションに配分し
    て前記不揮発性メモリに格納され、加入者インタフェー
    ス回路の起動時に前記不揮発性メモリから動作メモリに
    転送されることを特徴とする請求項4記載の加入者イン
    タフェース回路の制御方法。
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