JP2001273499A - 移動体検出方法およびその装置 - Google Patents

移動体検出方法およびその装置

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JP2001273499A JP2000086304A JP2000086304A JP2001273499A JP 2001273499 A JP2001273499 A JP 2001273499A JP 2000086304 A JP2000086304 A JP 2000086304A JP 2000086304 A JP2000086304 A JP 2000086304A JP 2001273499 A JP2001273499 A JP 2001273499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止状態,停止過程あるいは発進状態にある
車両などの移動体のみを撮影画像中から画像処理によっ
て簡単かつ確実に抽出することができる移動体検出方法
とその装置を提供すること。 【解決手段】 撮影手段1と、デジタル画像変換手段3
と、背景画像と次にサンプリングされた撮影画像との対
応する画素どうしで差分演算を行なうことより輝度差を
求め、該輝度差値応じたフィードバック量を背景画像の
対応する画素に加算することによって背景画像を求める
背景差分処理部4と、サンプリングされた撮影画像と1
つ前にサンプリングされた撮影画像との対応する画素ど
うしで差分演算を行なうことによって輝度差画像を求め
る輝度差演算部5と、該輝度差演算部から出力される輝
度差画像と前記背景差分処理部から出力されるフィード
バック量とを基に撮影画像中から停止状態,停止過程あ
るいは発進状態にある移動体のみを抽出する移動体検出
手段6とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、停止状態,停止過
程あるいは発進状態にある車両などの移動体を画像処理
によって撮影画像中から抽出する移動体検出方法とその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理によって交通状態を計測する場
合、従来より画像どうしの差分処理を利用した車両検出
方法が広く用いられている。これは、検出対象とする車
両は時々刻々とその場所を変化する移動体であることを
利用したものであって、時間的に前後した撮影画像の差
分処理を行なうことにより、画像中から路面や路面上の
文字などの静止体を消去し、移動体である車両のみを抽
出するようにしたもので、安定した交通状態の計測を可
能ならしめたものである。
【0003】この差分処理は、走行中の車両の抽出を行
なう場合には非常に有効な処理手法である。しかし、交
通状態の中には、渋滞によるのろのろ運転や車両が完全
に止まった停止状態も存在する。このような渋滞や停止
状態の場合、車両は極めて低速で移動するか、もしくは
完全に停止しているため、車両自身が移動体から静止体
へとその特性を変えてしまう。このため、撮影画像の差
分処理を行なうと、車両そのものが画像上から消えてし
まう。すなわち、差分処理を主体とした従来の処理手法
の場合、走行中の移動体の検出は簡単であるが、停止状
態あるいは停止過程にある移動体の検出は困難であっ
た。
【0004】一方、停止車両の検出手法として、相互相
関などによる車両の追跡処理により移動量を検出し、こ
の移動量から速度を算出することで判定する方法が知ら
れている。しかし、この相互相関を利用した方法は、検
出精度は高いものの、処理のための演算量が膨大であ
り、リアルタイム性が要求される交通計測には不向きで
ある。また、何らかの理由によって追跡処理が行なえな
かった車両は、移動量もしくは速度が算出できないた
め、停止車両としての検出自体が不可能となる。
【0005】また、差分処理を用いない他の検出手法と
して、撮影した原画像から輝度値、分散値、エッジ量な
どを算出し、これらのパラメータがある一定基準値を上
回った場合に停止車両と判定する方法もある。しかし、
この方法の場合、設定領域内での検出が基本となるた
め、設定領域以外の箇所ではその検出が不可能となる。
さらに、この方法では、計測項目が単項となるため、渋
滞などの他の交通状態を計測することが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたもので、停止状態,停
止過程あるいは発進状態にある車両などの移動体のみを
撮影画像中から画像処理によって簡単かつ確実に抽出す
ることができる移動体検出方法とその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の移動体検出方法は、撮影手段によって撮影
される計測対象領域の撮影画像を所定周期でサンプリン
グし、前記サンプリングされた撮影画像と1つ前にサン
プリングされた撮影画像との対応する画素どうしの輝度
差が小さく、かつ、輝度変化の大きさに応じて輝度値が
更新される背景画像とサンプリングされた撮影画像との
輝度差が大きい状態が継続することを基に撮影画像中か
ら停止状態,停止過程あるいは発進状態にある移動体の
みを抽出するようにしたものである。
【0008】また、撮影画像中から停止状態,停止過程
あるいは発進状態にある移動体のみを抽出した画素から
構成される画像を基に移動体の渋滞状況などの移動状況
を検出するようにしたものである。
【0009】また、本発明の移動体検出装置は、計測対
象領域に向けて配置された撮影手段と、該撮影手段から
出力される撮影画像を所定周期でサンプリングすること
によってデジタル画像に変換するデジタル画像変換手段
と、デジタル変換された最初の撮影画像を初期背景画像
として、この初期背景画像と次にサンプリングされた撮
影画像との対応する画素どうしで差分演算を行なうこと
より輝度差を求め、該得られた輝度差値が移動物体と静
止体とを分ける境界値よりも小さいときは輝度差値に応
じて変わるフィードバック量に変換するとともに、該輝
度差値が境界値よりも大きいときは一定のオフセット値
からなるフィードバック量に変換し、該フィードバック
量を初期背景画像の対応する画素に加算することによっ
て背景画像を更新し、この更新された背景画像を新たな
背景画像としてサンプリング毎に前記背景更新処理を繰
り返すことによって新たな背景画像を順次求める背景差
分処理部と、前記サンプリングされた撮影画像と1つ前
にサンプリングされた撮影画像との対応する画素どうし
で差分演算を行なうことによって輝度差画像を求める輝
度差演算部と、該輝度差演算部から出力される輝度差が
規定値以下で、かつ、背景画像へのフィードバック量が
一定のオフセット値の状態が継続することを基に撮影画
像中から停止状態,停止過程あるいは発進状態にある移
動体のみを抽出する移動体検出手段とを備えることによ
り構成したものである。
【0010】以下に、上記構成になる本発明方法ならび
に装置の検出原理を説明する。なお、以下の説明では移
動体として車両を用いるが、検出対象とする移動体は車
両に限られるものではなく、人や物など移動する対象で
あればよい。
【0011】(1)背景差分処理 ここで扱うデータは、背景差分処理により得られる背景
画像、差分画像および撮影した原画像である。この背景
差分処理は、下記(1),(2)式による演算を行なう
ことにより実現される。 g(t) =g(t−T)+α{f(t) −g(t−T)} ‥‥‥(1) s(t) =|f(t) −g(t) | ‥‥‥(2) ただし、tは時刻、Tは画像のサンプリング周期、f
(t) は原画像(サンプリング画像)、s(t) は差分画
像、g(t) は背景画像、αは背景画像の更新量であり図
3に示すようなフィードバック関数である。
【0012】この背景差分処理は、入力画像となる原画
像f(t) と、1フレーム前の背景画像g(t−T)との差に
応じたフィートバック量αを与えることにより、最適な
背景画像g(t) を作り出し、原画像f(t) と背景画像g
(t) との引き算により差分画像s(t) を求め、撮影画像
中から移動体のみを抽出するものである。フィードバッ
ク量αは、図3のように静止体領域と移動体領域に分け
られ、それぞれの領域に対応して異なる値が選ばれる。
ただし、このフィートバック量は、対象画像やサンプリ
ング周期T等により最適な値を決定する必要があるが、
以後の説明を容易にするため図3を代表例として説明す
る。
【0013】〈静止体領域〉この領域は、天候などの変
化に伴う微弱な輝度変化の領域である。したがって、こ
の領域では背景画像g(t) が原画像f(t) にダイナミッ
クに追従できるようなフィードバック量αを設定する。
【0014】〈移動体領域〉この領域は、車両などの移
動に伴う輝度変化の大きい領域である。したがって、こ
の領域では背景画像g(t) が原画像f(t) に対して極力
追従しないようなフィードバック量α、例えばα=±1
を設定する。以後、この移動体領域のフィードバック量
をオフセットと呼ぶ。
【0015】(2)各画像の輝度値の振る舞い 次に、道路を走行中の車両が停止した場合における原画
像、背景画像および差分画像中において移動体である車
両がどのような振る舞いをするかを示す。なお、これら
処理対象画像はすべて輝度画像であるものとする。
【0016】処理対象とする撮影画像は図4(b)に示
すような連続画像(192フレーム)であり、検討対象
としたポイントは、図4(a)に示す3ポイント(高輝
度ポイント、低輝度ポイント、車両通過ポイント)とす
る。図4(a)中の3ポイントは、それぞれ次のような
場所を選定した。 高輝度ポイント:大型車両が最終的に停止する位置(屋
根の高輝度箇所) 低輝度ポイント:大型車両が最終的に停止する位置(タ
イヤの低輝度箇所) 車両通過ポイント:車両が通過する路面箇所(車両は停
車しない)
【0017】上記図4(b)の各画像における前記3ポ
イントについての輝度の振る舞いを図5(a)〜(c)
に示す。この図5(a)〜(c)から以下のことが理解
される。
【0018】(i) 高輝度ポイントの場合(図5
(a)) 車両が停止すると、原画像f(t) は、路面輝度から車両
輝度に変化し、微弱な変化はあるものの安定状態を保持
する((A)部分)。また、背景画像g(t) は、路面輝
度から車両輝度に対してオフセット(図3参照)の増加
分で近づいていく((B)部分)。さらに、差分画像s
(t) は、路面輝度と車両輝度の差から徐々にオフセット
分づつ減少していく((C)部分)。
【0019】(ii) 低輝度ポイントの場合(図5
(b)) 車両が停止すると、原画像f(t) は、路面輝度から車両
輝度に変化し、微弱な変化はあるものの安定状態を保持
する((A)部分)。また、背景画像g(t) は、路面輝
度から車両輝度に対してオフセット(図3参照)の減少
分で近づいていく((B)部分)。さらに、差分画像s
(t) は、路面輝度と車両輝度の差から徐々にオフセット
分づつ減少していく((C)部分)。
【0020】(iii) 車両通過ポイントの場合(図5
(c)) 車両が通過していないフレームにおいては、原画像f
(t) 、背景画像g(t) および差分画像s(t) は微弱な輝
度変化はあるものの安定状態にある。また、車両が通過
しているフレームにおいては、原画像f(t) と差分画像
はs(t) 大きく変動するが、車両通過後は再び安定状態
となる。
【0021】上記結果を整理すると、車両が停止し、あ
るいは停止過程にある場合においては、原画像f(t) と
背景画像g(t) は次の条件が成立する。なお、差分画像
s(t) については、前記(2)式から明らかなように、
原画像f(t) と背景画像g(t) により得られることか
ら、車両停止の条件からは除外できる。
【0022】(i)車両停止過程(車両が停止した数十
フレームの間) ・原画像f(t) は安定状態を保持する。 ・背景画像g(t) は、フィードバック量αがオフセット
の増加/減少分で徐々に原画像に近づく。 (ii)車両停止状態(車両が停止した数十フレームの経
過後) ・原画像f(t) は安定状態を保持する。
【0023】(3)渋滞および停止車両の検出処理 撮影された連続画像に対して上記(i)、(ii)の条件
を当てはめ、これを満足する画素部分を抽出して画像化
した結果を図6(b)に示す。この図6(b)から明ら
かなように、停止車両と停止過程にある車両のみが抽出
されていることが分かる。
【0024】なお、前記(i)、(ii)の条件を満たす
か否かの判定には、次の判定条件を採用した。 原画像f(t) の安定状態については、1サンプリン
グ前の画像f(t−T)との輝度差が規定値以下(例え
ば、輝度差9以下)の場合に、安定状態と判定する。 判定条件を満たし、かつ、背景画像g(t) のフィ
ードバック量αが移動体領域のオフセット値(例えば、
α=±1)であり、さらに、この状態が数 十フレー
ム以上継続した場合(例えば、20フレーム)に、車両
が停止また は停止過程にあるものと判定する。 前記判定条件が満足されなくなった時、車両の停
止状態または停止過程が解除されたものと判定する。
【0025】本発明は,上記のような処理手法を採用す
ることにより、図6(a)(b)に示すように、停止状
態および停止過程にある車両のみを抽出して画像化する
ことができる。また、時間の経過とともに停止する車両
が徐々に抽出されていくので、車両の停止過程も画像化
することができる。
【0026】したがって、この停止状態および車両停止
過程にある車両のみが写った画像、もしくは、同位置の
原画像を用い、車両のラベリング処理、エッジ処理、2
値化処理、重心位置検出処理などを行なえば、停止ある
いは停止過程にある車両の位置を正確に検出することが
でき、この位置情報から空間占有率などを導出すること
によってそのときの渋滞状況を判定することが可能とな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る移動体検出
装置の一実施の形態を示す。図において、1は撮影手段
を構成するTVカメラであって、このTVカメラ1は計
測対象とする道路などを俯瞰撮影できるように道路上の
高所に設置されている。2はサンプリング時の折り返し
歪みや高域ノイズを除去するためのローパスフィルタ
(LPF)、3はAD変換器、4は前述した(1),
(2)式の演算を行なうことにより背景画像を求める背
景差分処理部、5は現在のサンプリング画像と1つ前の
サンプリング画像との差分演算を行なって輝度差画像を
求める輝度差演算部、6は背景差分処理部4と輝度差演
算部5の処理結果に基づいて撮影画像中から停止車両お
よび停止過程にある車両のみを抽出する停止車両検出
部、7は停止車両検出部6の抽出結果を用いて交通渋滞
状況を判定する渋滞判別部である。なお、停止車両検出
部6が請求項2に述べる移動体検出部に相当する。
【0028】背景差分処理部4は、切替スイッチ41,
42、サンプリング画像メモリ43、背景画像メモリ4
4、減算器45、加算器46、図3に示した背景更新テ
ーブルを内蔵し、サンプリング画像と背景画像の輝度値
差をフィードバック量αに変換する背景更新量変換部4
7とから構成されている。輝度差演算部5は、切替えス
イッチ51、サンプリング画像を交互に格納する一対の
サンプリング画像メモリ52a,52b、減算器53と
から構成されている。
【0029】停止車両検出部6は、背景差分処理部4か
ら送られてくるフィードバック量αと輝度差演算部5か
ら送られてくる輝度差画像を基に、下記の判定条件を満
足するとき停止状態または停止過程になる車両と判定
し、撮影画像中から停止状態および停止過程にある車両
のみを抽出する回路である。
【0030】〔判定条件〕 (a)サンプリング画像(原画像)f(t) と1サンプリ
ング前の画像f(t−T)との輝度差が規定値9以下の場
合に、安定状態とする。 (b)背景画像g(t) へのフィードバック量αがオフセ
ット値±1(図3)であること。 (c)上記(a)(b)の状態が連続して20フレーム
以上継続すること。
【0031】次に、図2のフローチャートを参照して、
上記装置の動作を説明する。処理が開始されると、TV
カメラ1で撮影された計測対象とする道路の撮影画像は
ローパスフィルタ2を通じてAD変換器3に送られる。
AD変換器3は、TVカメラ1から送られてくる撮影画
像信号(輝度信号)を所定の周期Tでサンプリングして
デジタル信号に変換し、図6(a)に示すごときフレー
ム単位のサンプリング画像として背景差分処理部4と輝
度差演算部5に送る(図2のステップS1)。
【0032】(1)背景差分処理(ステップS2,S
3) 処理開始時、背景差分処理部4の切替えスイッチ41は
背景画像メモリ44側に設定されており、AD変換器3
を通じて送られてきた最初のサンプリング画像は、切替
えスイッチ41を介して背景画像メモリ44に格納され
る。この最初に格納されたサンプリング画像が初期背景
画像となる。この初期背景画像を取り込んだ後、切り替
えスイッチ41はサンプリング画像メモリ43側に切り
替えられる。
【0033】次いで、所定のサンプリング周期Tの経過
後、次の1フレーム分のサンプリング画像が送られてく
ると、切替えスイッチ41を介してサンプリング画像メ
モリ43に格納する。
【0034】上記のようにしてサンプリング画像メモリ
43に次のサンプリング画像が取り込まれると、切替え
スイッチ42を減算器45側に切り替え、背景画像メモ
リ44に格納されている初期背景画像とサンプリング画
像メモリ43に格納されているサンプリング画像の対応
する座標位置の画素どうしの輝度の差分演算、すなわ
ち、(1)式中のf(t) −g(t-T) の差分演算を行な
う。そして、この差分演算処理が終わると、切り替えス
イッチ42は加算器46側に切り替わる。
【0035】背景更新量変換部47は、減算器45から
サンプリング画像f(t) と初期背景画像g(t−T) の
対応する各画素についての輝度差値f(t) −g(t−T)が
送られてくると、内蔵している図3の背景更新テーブル
から輝度差値f(t) −g(t−T)に対応したフィードバッ
ク量(=背景更新量)αを求め、加算器46に出力す
る。図3の背景更新テーブルから明らかなように、輝度
差値f(t) −g(t−T)が輝度差±9以下の小さい範囲に
ある場合には、フィードバック量αは輝度差値f(t) −
g(t−T)に応じて変化し、一方、輝度差±10以上の場
合には、フィードバック量αはオフセット値±1の一定
値となる。
【0036】このフィードバック量αは加算器46に送
られ、切替えスイッチ42を通じて背景画像メモリ44
から送られてくる初期背景画像g(t−T)との間で、
(1)式のg(t) =g(t-T) +α{f(t) −g(t−T)
}の加算演算を行なった後、その演算結果を背景画像
メモリ44に書き戻す。この処理によって、背景画像メ
モリ44に格納されていた初期背景画像は、(1)式に
従って背景更新された新たな背景画像に置き換えられ
る。
【0037】背景差分処理部4は、上記した背景画像の
更新処理をAD変換器3から新しいサンプリング画像が
送られてくる度に行ない、その都度背景画像の更新を行
なう。そして、サンプリング画像メモリ43に格納され
るサンプリング画像もその都度停止車両検出部6に送ら
れる。さらに、背景更新量変換部47から出力されるフ
ィードバック量αを、停止状態または停止過程にある車
両を検出するための判定条件として、停止車両検出部6
に送る。
【0038】(2)輝度差演算処理(ステップS4) 一方、輝度差演算部5は、サンプリング周期Tに同期し
て切替えスイッチ51を切り替え、AD変換器3を通じ
てサンプリング周期T毎に送られてくる各サンプリング
画像を一対のサンプリング画像メモリ52a,52bに
交互に格納する。そして、減算器53においてこれら格
納されたサンプリング画像どうしの減算を行ない、新し
く格納されたサンプリング画像f(t) と1サンプリング
前の画像f(t−T)との輝度差を求め、これを輝度差画
像として停止車両検出部6に送る。
【0039】(3)停止状態および停止過程にある車両
の抽出処理 停止車両検出部6は、前述した停車状態または停車過程
にある車両の判定条件に基づいて、以下のようにして撮
影画像中から停止状態および停止過程にある車両のみを
抽出し、停止状態および停止過程にある車両のみが写っ
た図6(b)のごとき車両停止画像を生成する。
【0040】まず最初に、停止車両検出部6は、前記条
件(a)、すなわち、今回のサンプリング画像f(t) と
1つ前のサンプリング画像f(t−T)との輝度差が規定
値9以下であるか否かを判定する(ステップS5)。こ
の判定は、輝度差演算部5から送られてきた輝度差画像
を用いて行なわれる。
【0041】輝度差画像中から輝度値が9以下の画素部
分のみを抽出し、これらの画素部分は安定状態と判定し
(ステップS5のY側)、ステップS6に移行する。一
方、輝度差画像中の輝度値が10以上の画素部分は安定
状態ではないと判定された場合(ステップS5のN側)
は、ステップS11に移行し、これらの画素についての
停止状態フラグを0に設定(停止状態にない場合)す
る。
【0042】ステップS5で安定状態と判定され(ステ
ップS5のY側)、ステップS6において、これらの画
素についての停止状態フラグが0の場合(ステップS6
のY側)は、ステップS7に移行する。そして、停止状
態フラグが1の場合(ステップS6のN側)は既に車両
の停止を判定しているため、ステップ12に移行する。
【0043】ステップS7では、前記条件(b)、すな
わち、背景画像g(t) へのフィードバック量αがオフセ
ット値±1であるか否かが判定される。この判定は、背
景差分処理部4の背景更新量変換部47から送られてく
るフィードバック量αを用いて行なわれる。
【0044】フィードバック量αがオフセット値±1の
場合(ステップS7のY側)、処理はステップS8に移
行し、停止検出カウンタを+1する。一方、フィードバ
ック量αがオフセット値±1でない場合には(ステップ
S7のN側)、処理はステップS11に移行し、停止状
態フラグを0に設定する。
【0045】次に、ステップS9において、前記条件
(C)、すなわち、条件(a)(b)を満足する状態が
連続して20フレーム以上継続しているか否かが判定さ
れる。すなわち、停止検出カウンタのカウント値と、連
続フレーム数を与えるしきい値TH=19とを比較し、
停止検出カウンタのカウント値が20以上となっている
場合には前記条件(a)(b)を満足する状態が20フ
レーム以上継続しているものと判定し(ステップS9の
Y側)、当該画素部分は間違いなく停止状態または停止
過程にある車両部分の画素であるとして、当該画素につ
いての停止状態フラグを1にセットする。
【0046】上記処理をサンプリング画像の全画素につ
いて実行し(ステップS12)、撮影画像中から停止状
態および停止過程にある車両に相当する部分の画素のみ
を抽出し、図6(b)に示すような停止車両画像を生成
する(ステップS13)。そして、この画像に基づいて
停止状態および停止過程にある車両の位置を求め、検出
結果として出力する(ステップS14)。以上の処理に
よって、TVカメラ1によって撮影された計測対象領域
の撮影画像中から停止状態および停止過程にある車両の
みが検出されることになる。
【0047】(4)渋滞状況の判別処理 渋滞判別部7は、停止車両検出部6から送られてくる停
止状態および停止過程にある車両のみが写った画像、も
しくは、同位置の原画像を用い、車両のラべリング処
理、エッジ処理、2値化処理、重心位置検出処理を行な
えば、停止状態あるいは停止過程にある車両の位置を正
確に検出することができ、この位置情報から車両の空間
占有率などを算出することによってそのときの渋滞状況
を判定し、その判定結果を所定の形式で出力する。
【0048】なお、上記にあっては、背景画像とサンプ
リング画像との差分の大小によって背景画像を更新する
方法について説明したが、過去数十フレームのサンプリ
ング画像の平均値を常に更新した輝度値からなる画像を
背景画像として、サンプリング画像との大小比較を行っ
てもよい。
【0049】以上説明した実施の形態は、道路を走行中
の車両が停止する過程および停止した状態を検出するも
のであるが、違法駐車車両や不法進入車両のような車両
の検出も同様に行なうことができる。
【0050】また、検出原理および実施の形態は、停止
状態と停止過程について説明したが、図7に示すよう
に、発進状態における原画像と背景画像の変化は停止状
態と同様な振る舞いをするために、本願発明は、発進状
態の検出にも利用することができる。図7において、0
〜33フレームの間は車両の停止状態を、34フレーム
以降は発進状態を示す。この図から、図5(a)(b)
と同様に原画像の変化は小さく、差分画像の変化は大き
い(オフセット分で追従)変化を示すために、上記した
実施形態の「停止」を「発進」と読み替えることで、発
進状態の検出装置としても使用可能なことが理解され
る。
【0051】なお、停止と発進の区別は、画素ごとに
「停止」状態(停止過程を含む)か否かを記憶し、図2
のフローチャートのステップ9で20フレーム以上オフ
セット値を計数と判定(Y側)した後で、前回の判定結
果は「停止」か否かを判定して、停止のフラグが立って
いる場合には「発進」の判定を出力し、立っていない場
合には「停止」の判定を出力する。この場合には、ステ
ップ6は信号の有無を判定し、信号「有」の場合に「停
止」か「発進」の状態を継続するために利用される。ま
た、停止と発進の区別に、移動体の検出領域における原
画像のエッジ量や分散値等を判定する機能を付加して、
一層の精度向上を図っても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、原画像どうしの輝度差
が小さく、背景画像との輝度差が大きい状態が継続する
ことから停止状態,停止過程あるいは発進状態にある移
動体を抽出することができるため、処理が極めて簡単と
なり、移動体検出処理の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体検出装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態の処理動作のフローチャートで
ある。
【図3】背景差分処理に用いる背景更新テーブルの例を
示す図である。
【図4】計測対象とする道路の撮影画像を示すもので、
(a)は高輝度ポイント,低輝度ポイント、車両通過ポ
イントの位置を示す図、(b)は車両の動きを示す連続
した撮影画像を示す図である。
【図5】撮影画像中の各ポイントにおける車両停止時の
原画像、背景画像、差分画像の輝度値の変化状態を示す
もので、(a)は高輝度ポイントの輝度値変化状態図、
(b)は低輝度ポイントの輝度値変化状態図、(c)は
車両通過ポイントの輝度値変化状態図である。
【図6】本発明による処理例を示すもので、(a)は撮
影した原画像の例を示す図、(b)は原画像から停止状
態および停止過程にある車両のみを抽出した画像の例を
示す図である。
【図7】撮影画像中の高輝度ポイントにおける車両発進
時の原画像、背景画像、差分画像の輝度値の変化状態を
示す輝度値変化状態図。
【符号の説明】
1 TVカメラ(撮影手段) 2 ローパスフィルタ 3 AD変換器(デジタル変換手段) 4 背景差分処理部 5 輝度差演算部 6 停止車両検出部(停止移動体検出手段) 7 渋滞判別部 41 切替えスイッチ 42 切替えスイッチ 43 サンプリング画像メモリ 44 背景画像メモリ 45 減算器 46 加算器 47 背景更新量変換部 51 切替えスイッチ 52a サンプリング画像メモリ 52b サンプリング画像メモリ 53 減算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影手段によって撮影される計測対象領
    域の撮影画像を所定周期でサンプリングし、 前記サンプリングされた撮影画像と1つ前にサンプリン
    グされた撮影画像との対応する画素どうしの輝度差が小
    さく、 かつ、輝度変化の大きさに応じて輝度値が更新される背
    景画像とサンプリングされた撮影画像との輝度差が大き
    い状態が継続することを基に撮影画像中から停止状態,
    停止過程あるいは発進状態にある移動体のみを抽出する
    ことを特徴とする移動体検出方法。
  2. 【請求項2】撮影画像中から停止状態,停止過程あるい
    は発進状態にある移動体のみを抽出した画素から構成さ
    れる画像を基に移動体の渋滞状況などの移動状況を検出
    することを特徴とする請求項1記載の移動体検出方法。
  3. 【請求項3】 撮影手段と、 該撮影手段から出力される撮影画像を所定周期でサンプ
    リングすることによってデジタル画像に変換するデジタ
    ル画像変換手段と、 デジタル変換された最初の撮影画像を初期背景画像とし
    て、この初期背景画像と次にサンプリングされた撮影画
    像との対応する画素どうしで差分演算を行なうことより
    輝度差を求め、該得られた輝度差値が移動物体と静止体
    とを分ける境界値よりも小さいときは輝度差値に応じて
    変わるフィードバック量に変換するとともに、該輝度差
    値が境界値よりも大きいときは一定のオフセット値から
    なるフィードバック量に変換し、該フィードバック量を
    初期背景画像の対応する画素に加算することによって背
    景画像を更新し、この更新された背景画像を新たな背景
    画像としてサンプリング毎に前記背景更新処理を繰り返
    すことによって新たな背景画像を順次求める背景差分処
    理部と、 前記サンプリングされた撮影画像と1つ前にサンプリン
    グされた撮影画像との対応する画素どうしで差分演算を
    行なうことによって輝度差画像を求める輝度差演算部
    と、 該輝度差演算部から出力される輝度差が規定値以下で、
    かつ、背景画像へのフィードバック量が一定のオフセッ
    ト値の状態が継続することを基に撮影画像中から停止状
    態,停止過程あるいは発進状態にある移動体のみを抽出
    する移動体検出手段と、 を備えたことを特徴とする移動体検出装置。
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