JP2001273096A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2001273096A
JP2001273096A JP2000087055A JP2000087055A JP2001273096A JP 2001273096 A JP2001273096 A JP 2001273096A JP 2000087055 A JP2000087055 A JP 2000087055A JP 2000087055 A JP2000087055 A JP 2000087055A JP 2001273096 A JP2001273096 A JP 2001273096A
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JP2000087055A
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English (en)
Inventor
Koji Kato
宏司 加藤
Shinji Aoki
信二 青木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、磁気記録再生装置に関し、例えば
サーバー等のデータをバックアップするヘリカルスキャ
ン方式のテープストリーマーに適用して、記録再生系で
一部に障害が発生した場合でも、データを正しく記録す
ることができるようにする。 【解決手段】 本発明は、記録系10、A〜Dの異常に
応じて、記録系10、A〜Dに対する誤り訂正処理単位
のデータの振り分けを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に関し、例えばサーバー等のデータをバックアップする
ヘリカルスキャン方式のテープストリーマーに適用する
ことができる。本発明は、記録系の異常に応じて、記録
系に対する誤り訂正処理単位のデータの振り分けを切り
換えることにより、記録再生系で一部に障害が発生した
場合でも、ユーザーデータを正しく記録することができ
るようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムでは、例え
ば夜間の自動運転により、ハードディスク装置内のデー
タをテープストリーマでバックアップするようになさ
れ、これにより貴重なハードディスク装置内のデータを
システムの故障、オペレータの誤操作等で失った場合で
も、テープストリーマに保存したデータにより復旧でき
るようになされ、システム全体として高い信頼性を確保
するようになされている。
【0003】このためテープストリーマにおいては、誤
り訂正符号を付加して所望のデータを記録することによ
り、また必要に応じてリトライの処理を繰り返すことに
より、このようなコンピュータシステムのデータを高い
信頼性により高密度記録できるようになされている。
【0004】すなわちテープストリーマにおいては、バ
ックアップに供するユーザーデータを所定のブロック単
位で区切り、積符号形式による誤り訂正符号を生成す
る。さらにテープストリーマーは、これらユーザーデー
タ、誤り訂正符号を所定順序により記録ヘッドに出力
し、磁気テープに順次斜めに記録トラックを形成しなが
ら、これらデータを磁気テープに記録する。このときテ
ープストリーマは、記録ヘッドの走査軌跡を再生ヘッド
により走査してリードアフタライトし、正しくデータを
再生できない箇所については、いわゆるリトライの処理
を実行する。
【0005】これに対して再生時、テープストリーマ
は、再生ヘッドにより磁気テープを走査して再生信号を
処理することにより、磁気テープに記録されたデータを
順次再生し、記録時に付加した誤り訂正符号により誤り
訂正処理する。さらにこのように誤り訂正処理して誤り
訂正困難な部分については、リトライの処理を繰り返す
ようになされている。
【0006】すなわち図10は、この種のテープストリ
ーマを示すブロック図である。このテープストリーマ1
は、ホストコンピュータ2のデータをバックアップす
る。すなわちこのテープストリーマ1において、インタ
ーフェース(1/F)3は、ホストコンピュータ2との
間でコマンド、ステータス、記録再生に係るユーザーデ
ータ等を入出力する。
【0007】メモリコントローラ4は、記録時、インタ
ーフェース3より記録に供するユーザーデータを入力し
てバッファメモリ5に一時保持し、後段の記録系の処理
に応じて、このバッファメモリ5に保持したユーザーデ
ータを所定ブロック単位でアウターエンコーダー(Ou
ter ENC)6に出力する。また再生時、メモリコ
ントローラ4は、アウターデコーダー14から出力され
るユーザーデータをバッファメモリ5に一時保持し、イ
ンターフェース3を介してホストコンピュータ2に出力
する。
【0008】アウターエンコーダー(Outer EN
C)6は、積符号形式によるアウターパリティーの誤り
訂正符号をメモリコントローラ4より出力されるユーザ
ーデータに付加して出力する。メモリコントローラ7
は、SRAM8A及び8Bを交互に使用して、このアウ
ターエンコーダー6より出力されるユーザーデータ、ア
ウターパリティーを一次保持し、続くインナーエンコー
ダー(Inner ENC)9に所定順序により出力す
る。またこれとは逆に、インナーデコーダー13から出
力される再生データを一次保持して所定順序によりアウ
ターデコーダー14に出力する。
【0009】インナーエンコーダー9は、アウターエン
コーダー6に対応するインナーパリティーによる誤り訂
正符号をメモリコントローラ7の出力データに付加し、
続く駆動回路10に出力する。駆動回路10は、このイ
ンナーエンコーダー9の出力データを記録再生系の特性
に適した符号化方法により符号化すると共に、記録ヘッ
ドA〜Dに対応するシリアルデータ列に変換し、このシ
リアルデータ列により記録ヘッドA〜Dを駆動する。こ
こで記録ヘッドA〜Dは、所定の走行速度で走行する磁
気テープを巻き付けて所定の回転速度で回転する回転ド
ラムに再生ヘッドA〜Dと共に搭載される。これにより
テープストリーマ1は、磁気テープに順次斜めトラック
を形成し、この斜めトラックに駆動回路10の駆動によ
るユーザーデータを記録する。
【0010】再生ヘッドA〜Dは、この記録ヘッドA〜
Dの走査軌跡を走査するように構成され、これにより記
録時においては、記録ヘッドA〜Dによる記録直後の記
録トラックについて、再生時においては、所望の記録ト
ラックについて、再生信号を出力する。再生回路12
は、この再生ヘッドA〜Dの再生信号を増幅、波形等化
して2値識別する。さらに2値識別結果をワード同期に
よりパラレルデータ列に変換し、インナーエンコーダー
9の出力データに対応する再生データを出力する。イン
ナーデコーダー(Inner DEC)13は、この再
生回路12から出力される再生データについて、インナ
ーエンコーダー9で付加した誤り訂正符号により誤り検
出処理して出力する。
【0011】アウターデコーダー(Outer DE
C)14は、インナーデコーダー13による誤り検出結
果を利用して、メモリコントローラ7を介して入力され
るインナーデコーダー13の出力データをアウターエン
コーダー6で付加した誤り訂正符号により誤り訂正処理
する。制御部15は、この記録再生系の動作を制御する
コントローラであり、インナーデコーダー13の誤り検
出結果に基づいて、リトライの処理を各回路ブロックに
指示する。
【0012】これによりテープストリーマ1は、記録時
においてはリードアフターライトによる誤り検出結果に
基づいて、また再生時においては再生データの誤り検出
結果に基づいて、必要に応じてリトライを繰り返し、高
い信頼性により所望のデータを記録再生できるようにな
されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような記
録時におけるリトライの処理は、磁気テープ上のゴミ、
キズ、瞬時的な磁気ヘッドの目詰まり等で生じる障害に
有効に対応することができる。
【0014】しかしながらこのようなリトライの処理を
実行する場合であっても、磁気ヘッドに磁気テープの磁
性粉がこびりつくような恒常的なヘッドクロッグ、磁気
ヘッドの故障、磁気ヘッドを駆動する電気回路の故障等
により、1つの磁気ヘッドが恒常的に記録再生できなく
なると、テープストリーマにおいては、他の磁気ヘッド
で正常に記録再生できる場合でも、結局、装置全体とし
てユーザーデータを記録再生できなくなる問題がある。
【0015】このようにテープストリーマにおけるデー
タのバックアップが困難になると、コンピュータシステ
ムでは、予定されていたデータのバックアップができな
いことにより、テープストリーマが存在する意義が無く
なることになる。またこのようなテープストリーマにお
ける部分的な障害が、コンピュータシステムの故障、停
止に至る大問題に発展する恐れもある。
【0016】このような問題を解決する1つの方法とし
て、2台のテープストリーマの並列運転によりいわゆる
テープストリーマを二重化する方法、RAID構成のハ
ードディスク装置と同様に複数台のテープストリーマを
運用する方法等が考えられるが、これらの方法にあって
は、システムの全体構成が複雑になる問題がある。
【0017】これらによりコンピュータシステムにおい
ては、記録系の一部に障害が発生したような場合に、テ
ープストリーマが自己完結的に障害を克服し、コンピュ
ータシステム全体に影響を及ぼさないようにすることが
求められていた。
【0018】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録再生系で一部に障害が発生した場合でも、デー
タを正しく記録することができる磁気記録再生装置を提
案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、故障判定手段により何れ
かの系統の異常が検出されると、該異常を検出した系統
に応じて、誤り処理単位のデータの複数系統の記録再生
系への振り分けを切り換える。
【0020】また請求項6の発明においては、再生デー
タより複数系統の記録系への振り分けを示す分配情報を
検出し、この分配情報により誤り訂正処理単位を構築す
る。
【0021】請求項1の構成によれば、該異常を検出し
た系統に応じて、誤り処理単位のデータの複数系統の記
録再生系への振り分けを切り換えることにより、この異
常の発生した系統にはユーザーデータ、ユーザーデータ
の処理に必要なデータを振り分けないようにすることが
でき、これにより他の正常な系統を用いてユーザーデー
タを記録し、またこのようにして記録したユーザーデー
タを正しく再生することができる。
【0022】また請求項6の発明においては、再生デー
タより複数系統の記録系への振り分けを示す分配情報を
検出し、この分配情報により誤り訂正処理単位を構築す
ることにより、記録時、何れかの系統の異常によりユー
ザーデータ、ユーザーデータの処理に必要なデータの振
り分けを切り換えて記録した場合でも、元の誤り訂正処
理単位を正しく構築することができ、これにより誤り訂
正処理等を実行して高い信頼性により所望のデータを再
生することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0024】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成
【0025】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
テープストリーマの回転ドラムの構成を示す平面図であ
る。すなわちこのテープストリーマにおいて、回転ドラ
ムは、正及び負のアジマス角による1組の記録ヘッド
A、B及びC、Dが180度の角間隔により配置され
る。さらに回転ドラムは、同様に、正及び負のアジマス
角による1組の再生ヘッドA、B及びC、Dが180度
の角間隔により、また対応する記録ヘッドA、B及び
C、Dの走査軌跡を後行して走査するように、各対応す
る記録ヘッドA、B及びC、Dに対して90度の角間隔
だけ離間して配置される。
【0026】これによりこのテープストリーマ21で
は、図3に示すように、これら記録ヘッドA〜Dにより
順次斜めに走査軌跡を形成してこの走査軌跡に記録トラ
ックを形成できるようになされ、さらにはこのようにし
て形成した記録トラックを後行する再生ヘッドA〜Dに
より走査してリードアフターライトの処理を実行できる
ようになされている。なお図3においては、磁気ヘッド
A〜Hとの対比により各記録トラックに符号を付加して
示す。テープストリーマ21は、このようにして回転ド
ラムの1回転により記録ヘッドA〜Dで作成される4つ
のトラックA〜Dで1つのトラックセットが構成され、
1つのトラックセットが1IDに設定される。テープス
トリーマは、このトラックセットを単位にして種々の処
理が実行されるようになされている。
【0027】このようにして斜めトラックによる記録ト
ラックA〜Dに対して、誤り訂正処理のための情報であ
るデコード情報が記録される。ここで各記録トラックA
〜Dは、長手方向にほぼ4等分して形成される3つの仮
想の境界の、中央の境界を除く上下の境界近傍にスペー
スが形成される。デコード情報は、このスペースの部分
に記録される。
【0028】デコード情報は、対応する記録再生系の状
態を示すデータ(故障情報)、誤り訂正処理単位である
後述するプロダクトコードアレーの中の何れの領域のデ
ータが割り当てられているかを示すデータ(分配情
報)、1つのトラックセット毎にインクリメントされる
数値(ID番号)、178バイトの予約用のデータ(F
Fhexに設定される)、プロダクトコードアレーの識
別用IDである2バイトのブロックIDにより構成され
る。なおこの実施の形態において、故障情報には、1バ
イトが割り当てられ、記録再生系が故障したとき01h
ex、正常時は00hexに設定される。また分配情報
には、1バイトが割り当てられ、後述する領域AR1、
AR2、AR3、AR4に対応してそれぞれ00he
x、01hex、02hex、03hexに設定され
る。またID番号には、1バイトが割り当てられ、値0
から値255までの循環する番号が割り当てられるよう
になされている。
【0029】各記録トラックA〜Dは、それぞれ12個
のデコード情報を記録できるようにスペースが形成さ
れ、これにより1つのトラックセットである1IDに
は、48個のデコード情報を記録できるようになされて
いる。
【0030】図4は、このようにして形成されるトラッ
クセットと誤り訂正処理単位であるプロダクトコードア
レーとの関係を示す略線図である。このプロダクトコー
ドアレーは、所定のデータ量によるユーザーデータ等に
誤り訂正符号を付加して形成される。このテープストリ
ーマでは、8個のプロダクトコードアレーが1トラック
セットに割り当てられる。このとき数字0〜7により示
す8個のプロダクトコードアレーは、アウターパリティ
ーの方向にそれぞれ4等分されて各トラックに割り当て
られ、これによりトラック間インターリーブされて記録
される。また各トラックに割り当てられるデータにおい
ては、配列が入れ換えられてワード間インターリーブ処
理されて記録されるようになされている。これらにより
1つのトラックセットである1IDは、8個のプロダク
トコードアレーにより構成されるようになされている。
【0031】図5は、このように各トラックセットに割
り当てられるプロダクトコードアレーを示す図表であ
る。1つのプロダクトコードアレーは、77×190バ
イトのユーザーデータ等が割り当てられ、77バイトの
データ列に対して27バイトのアウターパリティーC2
が生成され、このアウターパリティーC2がデータ列に
付加される。さらに2×104バイトのブロックIDが
付加された後、このアウターパリティーC2とは直交す
る方向の、ブロックIDを含む192バイトのデータ列
に対して12バイトのインナーパリティーC1が生成さ
れ、このインナーパリティーC1がデータ列に付加され
る。
【0032】これによりプロダクトコードアレーは、積
符号形式の誤り訂正符号が付加され、4×104バイト
の同期パターンSYNCが付加されて形成される。なお
ここで同期パターンSYNCは、ECCブロックの開始
を示す特定のパターンである。
【0033】これらによりこのテープストリーマでは、
77×190バイトのユーザーデータ等が割り当てられ
て1つのプロダクトコードアレーが形成され、さらに8
個のプロダクトコードアレーが1つのトラックセットに
割り当てられることにより、結果的には、1つのトラッ
クセットに117040バイトのユーザーデータU等を
割り当てることができるようになされている。
【0034】各プロダクトコードアレーは、アウターパ
リティーC2の方向にそれぞれ4等分されて領域AR1
〜AR4が設定され、図6(A)に示すように、各領域
AR1〜AR4がそれぞれ上述の記録ヘッドA〜Dに割
り当てられ、さらに対応する再生ヘッドA〜Dにより再
生されて元のプロダクトコードアレーが構築される。
【0035】テープストリーマでは、これら記録ヘッド
A〜Dの記録再生系の何れかに異常が発生した場合、図
6(B)及び(C)に示すように、故障した系統の数に
対応するように、アウターパリティーC2を割り当てて
いない領域AR1〜AR3について、ユーザーデータU
に代えて所定値のデータ(以下、埋め合わせのダミーデ
ータと呼ぶ)Dが割り当てられるようになされ、さらに
このように埋め合わせのダミーデータDが割り当てられ
てなる領域が異常の発生した系統に振り分けられるよう
になされている。なお図6(B)は、記録ヘッドBの系
統に異常が発生した場合であり、図6(C)は、記録ヘ
ッドB及びCの系統に異常が発生した場合である。
【0036】さらにテープストリーマでは、再生時、こ
のように異常の発生した系統により再生されるデータに
ついては、埋め合わせのダミーデータDにより埋め合わ
せし、これによりアウターパリティーC2によりユーザ
ーデータUを誤り訂正可能にプロダクトコードアレーを
構築する。
【0037】これらによりこの実施の形態では、記録再
生系の一部が故障した場合であっても、他の正常な系統
により所望のデータを記録してシステムを運用できるよ
うになされている。なおこれらにより、このテープスト
リーマでは、1系統の記録再生系に異常が発生すると、
1つのプロダクトコードアレーで伝送するユーザーデー
タのデータ量が26×190バイト減少することにな
る。
【0038】図1は、このようなフォーマットに係るテ
ープストリーマを示すブロック図である。なおこのテー
プストリーマ21において、図10について上述したテ
ープストリーマ1と同一の構成は、対応する符号を付し
て示し、重複した説明は省略する。
【0039】すなわちテープストリーマ21において、
メモリコントローラ23は、インターフェース3より入
力されるユーザーデータをバッファメモリ5に一時保持
し、所定のデータ量を単位にしてセレクタ24に出力す
る。このときメモリコントローラ23は、記録再生系が
正常に動作している場合、図5について上述したプロダ
クトコードアレーを構成する77×190バイトのブロ
ック単位でユーザーデータUを読み出し、このユーザー
データUをセレクタ24に出力する。
【0040】これに対して4系統の記録再生系において
何れかの系統に異常が検出されると、制御部25の制御
により、この異常の発生した系統の数に応じてユーザー
データUの出力を一時停止し、これによりこの異常の発
生した系統に応じたデータ量だけ、セレクタ24に送出
するユーザーデータUのデータ量を低減する。
【0041】ジェネレータ26は、例えばオール1等よ
る既知の埋め合わせのダミーデータDを繰り返しセレク
タ24、29に出力する。
【0042】セレクタ24は、制御部25の制御により
メモリコントローラ23から出力されるユーザーデー
タ、ジェネレータ26から出力される埋め合わせのダミ
ーデータDを選択出力する。すなわちセレクタ24は、
正常な動作においては、メモリコントローラ23から出
力されるユーザーデータをそのままアウターエンコーダ
ー27に出力する。これに対して4系統の記録再生系に
おいて何れかの系統に異常が検出されると、制御部25
の制御により、メモリコントローラ23から出力される
ユーザーデータUを所定期間の間、アウターエンコーダ
ー27に出力し、この異常の発生した系統に対応する期
間の間、埋め合わせのダミーデータDをアウターエンコ
ーダー27に出力する。
【0043】アウターエンコーダー(Outer EN
C)27は、このようにしてセレクタ24から出力され
るユーザーデータ、埋め合わせのダミーデータにより、
図5について上述したアウターパリティーC2を生成
し、この生成したアウターパリティーC2をユーザーデ
ータU、埋め合わせのダミーデータDと共に出力する。
【0044】メモリコントローラ30は、SRAM8A
及び8Bを交互に使用して、アウターエンコーダー(O
uter ENC)27の出力データを一時保持する。
さらにメモリコントローラ30は、インナーパリティー
C1の生成に適した順序により、さらに対応する記録ヘ
ッドA〜Dが磁気テープを走査するタイミングで、領域
AR1〜AR4のデータを各記録系に振り分けて出力す
る。この処理においてメモリコントローラ30は、4系
統の記録再生系において何れかの系統に異常が検出され
ると、制御部25の制御により、領域AR1〜AR4の
データの振り分けを切り換え、これにより故障の発生し
た系統に埋め合わせのダミーデータDによる領域のデー
タを出力し、正常な系統にユーザーデータU、アウター
パリティーC2による領域のデータを出力する。
【0045】デコード情報生成回路31は、制御部25
の制御により、メモリコントローラ30からの出力デー
タに対応するように、図3について上述したデコード情
報を出力する。
【0046】セレクタ32は、制御部25の制御によ
り、メモリコントローラ30の出力データとデコード情
報生成回路31から出力されるデコード情報とを選択的
に出力し、これにより図3について上述したテープパタ
ーンにより順次斜めトラックを生成する。
【0047】これによりテープストリーマ21は、1つ
の誤り訂正処理単位を4つの記録系により記録するよう
にし、何れかの記録再生系が故障した場合には、この故
障した記録再生系には既知のデータを割り当てるよう
に、埋め合わせのダミーデータDをプロダクトコードア
レーに設定し、またこのプロダクトコードアレーのデー
タを振り分けて記録するようになされている。
【0048】かくしてテープストリーマ21において
は、このようにして記録したデータの再生データが、記
録時のリードアフターライトの処理により、また再生の
処理により、再生回路12から出力される。インナーデ
コーダー33は、各再生ヘッドA〜Dの再生データを、
この再生データに付加されたインナーパリティーC1に
より誤り検出して出力する。このときインナーデコーダ
ー33は、インナーパリティーC1により誤りが検出さ
れると、エラーフラグFを設定して再生データを出力
し、またこのエラーフラグを故障判定回路34に出力す
る。
【0049】故障判定回路34は、このエラーフラグを
各再生系の系統毎に、さらにトラックセット毎に集計
し、制御部25に出力する。
【0050】メモリコントローラ30は、このようにし
てインナーデコーダー33から出力される再生データ、
エラーフラグをSRAM8A、8Bに一時保持し、アウ
ターデコーダー14の処理に適した順序によりセレクタ
29に出力する。この処理において、メモリコントロー
ラ30は、記録時に付加したデコード情報の再生データ
を併せてSRAM8A、8Bに一時保持し、記録再生系
の故障時に実行した領域AR1〜AR4のデータの振り
換えに対応するように、このデコード情報に基づいて、
これらのデータを選択的に出力する。これらによりメモ
リコントローラ30は、図6において対応する符号によ
り示すように、記録再生系の故障により磁気ヘッドA〜
Dと各プロダクトコードアレーとの結びつきを切り換え
て、インナーデコーダー33と共にプロダクトコードア
レーを再構築する。
【0051】セレクタ29は、このようにしてメモリコ
ントローラ30によりSRAM8A、8Bに記録された
デコード情報を基準にして、メモリコントローラ30の
出力データ、ジェネレータ26から出力される埋め合わ
せのダミーデータDを選択的に出力する。これによりセ
レクタ29は、異常の発生した記録再生系による再生デ
ータについては、記録時に割り当てたと同一の埋め合わ
せのダミーデータDに置き換えてプロダクトコードアレ
ー(正しくはインナーパリティーを除いたもの)を再生
するようになされている。
【0052】制御部25は、この記録再生系の動作を制
御するコントローラであり、記録時、図7に示す処理手
順によりこの記録再生系の動作を制御する。すなわち制
御部25は、ホストコンピュータ2より記録が指示され
ると、インターフェース3を介してホストコンピュータ
2に応答を返すと共に、必要に応じてローディング、磁
気テープの早送り等の処理を図示しないサーボ回路等に
指示し、これらの処理が完了すると、インターフェース
3を介してホストコンピュータ2にユーザーデータの送
出を指示する。
【0053】さらに制御部25は、この指示により順次
入力されるユーザーデータの記録を各回路ブロックに指
示し、これによりサーボ系により磁気テープを走行させ
ながら、ユーザーデータをバッファメモリ5に一時保持
し、アウターエンコーダー27、メモリコントローラ3
0、インナーエンコーダ9により順次プロダクトコード
アレーを作成し、さらにこのプロダクトコードアレーに
よるユーザーデータを磁気テープに記録する。さらに再
生ヘッドA〜Dによりリードアフターライトの処理を実
行し、誤り検出結果をインナーデコーダー33より取得
する。
【0054】このような記録の指示により、制御部25
は、ステップSP1からステップSP2に移り、ここで
リトライの数を計測するカウントnを値0にセットした
後、ステップSP3に移り、故障判定回路34によるエ
ラーフラグのカウント数が所定値以上か否か判定するこ
とにより、記録再生系の故障を判定する。すなわち図5
について上述したように、この実施の形態においては、
1つのプロダクトコードアレーに26×4×12バイト
のインナーパリティーを付加し、8つのプロダクトコー
ドアレーにより1つのトラックセットを構成することに
より、各記録トラックに208個のインナーパリティー
が記録されることになる。制御部25は、208個のイ
ンナーパリティーの3/4である156個未満のインナ
ーパリティーでエラーフラグが立ち上がった場合、この
記録トラックに対応する記録再生系については、正常に
動作しているとしてステップSP4に移り、記録の処理
を終了したか否か判断する。ここで否定結果が得られる
と、制御部25は、ステップSP3に戻り、続くトラッ
クセットについてエラーの数を判定するのに対し、肯定
結果が得られると、ステップSP5に移ってこの処理手
順を終了する。これにより制御部25は、リードアフタ
ーライトにより記録結果をモニタしながら、ホストコン
ピュータ2より入力されるユーザーデータを順次磁気テ
ープに記録してこの処理手順を終了する。
【0055】これに対して1つの記録トラックにおい
て、156個以上のインナーパリティーでエラーフラグ
が立ち上がった場合、この場合、この記録再生系が故障
した場合も考えられ、正しくデータを記録再生できない
場合と考えられることにより、制御部25は、ステップ
SP3からステップSP6に移る。ここで制御部25
は、リトライのカウント値nを値1だけインクリメント
した後、ステップSP7に移り、リトライのカウント値
nによりリトライを10回繰り返したか否か判断する。
【0056】ここで否定結果が得られると、制御部25
は、ステップSP8に移り、リトライを各回路ブロック
に指示した後、ステップSP3に戻る。これによりテー
プストリーマ21では、このように多数のエラーが検出
されたトラックセットについて、再び記録の処理を実行
する。なおここで実際上、テープストリーマでは、複数
のトラックセットを単位にしたバンク管理によりリトラ
イの処理を実行する。これによりテープストリーマ21
では、多数のエラーが検出された場合には、ステップS
P3−SP6−SP7−SP8−SP3の処理手順の繰
り返しにより、10回を限度にリトライを繰り返し、記
録ヘッド、再生ヘッドの一時的なクロッグ等による記録
再生系の一時的な異常を修復するようになされている。
【0057】これに対して10回リトライを繰り返して
もこのように多数のエラーが検出される場合、制御部2
5は、ステップSP7において肯定結果が得られること
により、ステップSP7からステップSP9に移る。こ
こで制御部25は、このような多数のエラーに係る記録
トラックをついては、埋め合わせのダミーデータDを記
録するように、埋め合わせのダミーデータDを割り当て
たプロダクトコードアレーの生成をセレクタ24に指示
し、またメモリコントローラ30の動作を切り換える。
またこの設定に対応するようにデコード情報の変更をデ
コード情報生成回路31に指示し、これにより例えば4
系統の記録再生系の1系統で異常が発生した場合には、
この異常の発生した系統には埋め合わせのダミーデータ
を割り当てて残る3系統によりユーザーデータを記録す
るように、全体の動作を切り換える。
【0058】このようにして動作を切り換えると制御部
25は、ステップSP3に戻り、再び残る系統について
エラーを監視する。なお制御部25は、このような記録
再生系の異常が検出されると、オペレータが確認するこ
とができるように、この異常を所定の表示手段に表示す
る。
【0059】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、テープストリーマ21においては
(図1)、順次ホストコンピュータ2より入力されるユ
ーザーデータがバッファメモリ5に保持された後、所定
のデータ量を単位にしてアウターエンコーダー27に出
力され、ここでアウターパリティーC2(図2)が付加
されてメモリコントローラ30によりSRAM8A、8
Bに格納される。さらにSRAM8A、8Bより読み出
されて記録ヘッドA〜Dに対応する4系統に振り分けら
れて出力され、インナーエンコーダー9によりそれぞれ
各系統にインナーパリティーC1が付加され、駆動回路
10により記録ヘッドA〜Dを駆動して磁気テープに記
録される。このときテープストリーマ21では、それぞ
れ誤り訂正処理単位である1つのプロダクトコードアレ
ーが連続する4つの記録トラックに振り分けられて(図
4及び図6)、8つのプロダクトコードアレーがこの4
つの記録トラックによる1つのトラックセットに記録さ
れる(図4)。
【0060】このときこれらのユーザーデータは、デコ
ード情報生成回路31から出力されるデコード情報と共
に記録され(図3)、このデコード情報により、再生
時、このデコード情報の分配情報により、プロダクトコ
ードアレーの何れの箇所のデータが振り分けられてなる
記録トラックか判別可能に、またデコード情報のID番
号によりこのような1つのトラックセットの境界を判別
可能に、さらには故障情報により磁気ヘッドA〜Dによ
る記録再生系の故障の有無を判別可能に記録される。
【0061】さらにこのようにして記録されたユーザー
データは、後行する再生ヘッドA〜Dによる再生信号が
再生回路で処理された後、その結果得られる再生データ
がインナーデコーダー33でインナーパリティーにより
誤り検出処理され、この誤り検出処理結果が故障判定回
路34、制御部25により判定されてリードアフターラ
イトの処理が実行される。
【0062】このリードアフターライトの処理におい
て、何れかの記録トラックで多数のエラーが検出された
場合、テープストリーマでは、エラーの検出されたトラ
ックセットについて、バッファメモリ5又はSRAM8
A、8Bに保持したユーザーデータを改めて出力するこ
とにより、このエラーの検出されたトラックセットを再
記録し、これによりリトライの処理が実行される。これ
によりテープストリーマ21では、記録ヘッド、再生ヘ
ッドの瞬間的な目詰まり、磁気テープ上のゴミ、キズ等
により一時的に障害が発生した場合でも、ユーザーデー
タを確実に記録することができる。
【0063】これに対して恒久的な記録ヘッド、再生ヘ
ッドのヘッドクロッグ、記録再生系の故障等による場合
には、このようにリトライを繰り返しても、多数のエラ
ーが繰り返し検出されることになる。テープストリーマ
では、この場合、この多数のエラーが検出される記録再
生系が故障と判定される。
【0064】さらにテープストリーマ21では、ジェネ
レータ26、セレクタ24により、1つの記録トラック
に割り当てるユーザーデータが既知のデータである埋め
合わせ用のダミーデータにより置き換えられ、続くアウ
ターエンコーダー27によりプロダクトコードアレーに
よるアウターパリティーが生成される。さらにこの埋め
合わせ用のダミーデータを故障した記録再生系に割り当
てるように、メモリコントローラ30によるプロダクト
コードアレーの振り分けが切り換えられる。さらにイン
ナーエンコーダー9において、このようにしてメモリコ
ントローラ30から出力されるこれらユーザーデータ、
埋め合わせのダミーデータ、アウターパリティーにイン
ナーパリティーが生成され、駆動回路10の駆動により
各記録トラックに記録される。
【0065】これによりテープストリーマ21では、故
障により正しくユーザーデータを記録再生できない系統
については、ユーザーデータに代えて既知のダミーデー
タをこの故障の系統に割り当てアウターパリティー、イ
ンナーパリティーを生成し、さらに既知のダミーデータ
をこの故障の系統に割り当てるようになされている。
【0066】このようにすれば、データを正しく再生で
きない場合でも、他の正常な系統を用いてユーザーデー
タを記録することができる。また異常な系統には、ダミ
ーデータが割り当てられることにより、他の正常な系統
の再生データを誤り訂正処理することができ、データ転
送速度は低下するももの、高い信頼性を維持しつつ、ユ
ーザーデータの記録を継続することができる。
【0067】すなわち再生時においては、再生ヘッドA
〜Dより得られる再生信号が再生回路12により処理さ
れて再生データが得られ、この再生データがインナーデ
コーダー33によりインナーパリティーにより誤り検出
処理される。さらに誤り検出結果であるエラーフラグ、
デコード情報と共にSRAM8A、8Bに一時保持され
た後、このデコード情報に応じて故障の系統による再生
データがセレクタ29により置き換えられて、またメモ
リコントローラ30により順序が入れ替えられて、アウ
ターデコーダー14に出力され、ここでアウターパリテ
ィーにより誤り訂正処理される。このようにして誤り訂
正処理された再生データにおいては、ユーザーデータの
みが選択的にバッファメモリ5、インターフェース3を
介してホストコンピュータ2に出力される。
【0068】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、記録系の異常に応じて、記録系に
対する誤り訂正処理単位のデータの振り分けを切り換え
ることにより、記録再生系で一部に障害が発生した場合
でも、データを正しく記録することができる。
【0069】また各系統に振り分けた誤り訂正処理単位
のデータに、少なくとも振り分けを示す分配情報を設定
して記録することにより、このように振り分けを切り換
えた場合でも、再生系では正しく誤り訂正処理単位を構
築して、誤り訂正処理を正しく実行することができる。
【0070】また異常を検出した系統の数に応じて、ユ
ーザーデータを既知のデータである埋め合わせのダミー
データに置き換えて誤り訂正処理単位を作成し、この既
知のデータの異常を検出した系統に割り当てるように、
誤り訂正処理単位のデータの振り分けを切り換えること
により、再生時、この異常の発生した系統の再生データ
を既知のデータに置き換えて誤り訂正処理することによ
り、他の系統で記録再生するユーザーデータを高い信頼
性により再生することができる。
【0071】(2)第2の実施の形態 図8は、本発明の第2の実施の形態に係るテープストリ
ーマ41を示すブロック図である。このテープストリー
マ41において、図1について上述したテープストリー
マ21と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重
複した説明は省略する。このテープストリーマ41は、
メモリコントローラ42におけるプロダクトコードアレ
ーの切り換えにより、異常が検出された系統による記録
を中止し、残る系統によりプロダクトコードアレーを記
録する。
【0072】すなわち図9に示すように、例えばBトラ
ックを記録再生する記録再生系で異常が検出されると、
メモリコントローラ42は、このBトラックにはプロダ
クトコードアレーを割り当てないように、プロダクトコ
ードアレーの振り分けを切り換える。具体的に、メモリ
コントローラ42は、各領域の割り当てをこの異常の発
生した系統の分だけ正常な場合よりシフトさせ、これに
より異常の発生した系統にはプロダクトコードアレーを
割り当てないようにする。
【0073】また再生時、メモリコントローラ42は、
デコード情報を基準にして連続するトラックセットの再
生データよりプロダクトコードアレーのデータを構築し
た後、アウターデコーダー14に出力する。
【0074】制御部45は、これらの切り換えに対応す
るように、デコード情報生成回路31によるデコード情
報の生成を切り換え、またメモリコントローラ23から
のユーザーデータの供給を制限する。かくするにつき、
この場合、正常時には4つの記録トラックによる1トラ
ックセットに8個のプロダクトコードアレーが割り当て
られるのに対し、1系統の故障で5つの記録トラックに
8個のプロダクトコードアレーが割り当てられることに
なる。
【0075】図8に示す構成によれば、異常が検出され
た記録系への誤り訂正処理単位のデータの割り当てを中
止することにより、誤り訂正処理単位のデータの振り分
けを切り換えるようにしても、第1の実施の形態と同様
の効果を得ることができる。
【0076】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、インナーパリティー
により異常を判定する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、アウターパリティーにより異常を判定し
てもよい。
【0077】また上述の実施の形態においては、4つの
記録再生系により1つのトラックセットを構成してユー
ザーデータを記録再生する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、複数の記録再生系によりユーザーデ
ータを記録再生する場合に広く適用することができる。
【0078】また上述の実施の形態においては、コンピ
ュータのデータを記録する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えばビデオ信号、オーディオ信号
を処理する場合にも広く適用することができる。
【0079】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録系の
異常に応じて、記録系に対する誤り訂正処理単位のデー
タの振り分けを切り換えることにより、記録再生系で一
部に障害が発生した場合でも、データを正しく記録する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るテープストリ
ーマを示すブロック図である。
【図2】図1のテープストリーマの回転ドラムの構成を
示す平面図である。
【図3】図1のテープストリーマによる記録パターンを
示す平面図である。
【図4】図1のテープストリーマにおけるトラックセッ
トの説明に供する略線図である。
【図5】図1のテープストリーマにおけるプロダクトコ
ードアレーを示す図表である。
【図6】図1のテープストリーマにおけるプロダクトコ
ードアレーの振り分けの説明に供する略線図である。
【図7】図1のテープストリーマにおける制御部の説明
に供するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るテープストリ
ーマを示すブロック図である。
【図9】図8のテープストリーマにおけるプロダクトコ
ードアレーの振り分けの説明に供する略線図である。
【図10】従来のテープストリーマを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、21、41……テープストリーマ、2……ホストコ
ンピュータ、4、237、30、42……メモリコント
ローラ、6、27……アウターエンコーダー、9……イ
ンナーエンコーダー、13、33……インナーデコーダ
ー、14……アウターデコーダー、15、25、45…
…制御部、24、32、29……セレクタ、31……デ
コード情報生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572G 576 576B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誤り訂正処理単位のデータを複数系統の記
    録系に振り分けて、所望のユーザーデータを記録する磁
    気記録再生装置において、 リードアフターライトの処理により、前記記録系の何れ
    かの系統の異常を検出する故障判定手段と、 前記故障判定手段により何れかの系統の異常が検出され
    ると、該異常を検出した系統に応じて、前記誤り処理単
    位のデータの前記複数系統の記録系への振り分けを切り
    換える制御手段とを備えることを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】前記各系統に振り分けた前記誤り訂正処理
    単位のデータに、少なくとも前記振り分けを示す分配情
    報を設定して記録することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記故障判定手段により異常を検出した系統の数に応じ
    て、前記ユーザーデータに代えて既知のデータを割り当
    てて前記誤り訂正処理単位を作成する誤り訂正処理手段
    を有し、 前記異常を検出した系統に前記既知のデータを割り当て
    るように、前記誤り訂正処理単位のデータの振り分けを
    切り換えることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】前記誤り訂正処理単位のデータは、 前記ユーザーデータに積符号形式の誤り訂正符号を付加
    して生成され、 前記制御手段は、 前記積符号形式の誤り訂正符号のアウターパリティーの
    方向に前記誤り訂正処理単位のデータを区分して振り分
    け、 前記誤り訂正処理手段は、 前記制御手段の振り分けにより、前記異常を検出した系
    統に出力される区分に前記既知のデータを割り当てるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 前記異常を検出した系統に対して前記誤り訂正処理単位
    のデータを振り分けないように、前記誤り訂正処理単位
    のデータの振り分けを切り換えることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】誤り訂正処理単位のデータが複数系統の記
    録系に振り分けらて記録された磁気テープより、ユーザ
    ーデータを再生する磁気記録再生装置において、 前記記録系に対応する複数系統の再生系と、 前記複数系統の再生系より得られる再生データより前記
    誤り訂正処理単位を構築して誤り訂正処理する誤り訂正
    処理手段とを備え、 前記誤り訂正処理手段による誤り訂正処理結果より前記
    ユーザーデータを選択的に出力し、 前記誤り訂正手段は、 前記再生データより前記複数系統の記録系への振り分け
    を示す分配情報を検出し、 前記分配情報により前記誤り訂正処理単位を構築するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記誤り訂正処理手段は、 前記分配情報に応じて、前記複数系統の再生系より得ら
    れる再生データを選択的に既知のデータに置き換えて、
    前記誤り訂正処理単位を構築することを特徴とする請求
    項6に記載の磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記誤り訂正処理手段は、 前記分配情報に応じて、前記複数系統の再生系より得ら
    れる再生データを選択して前記誤り訂正処理単位を構築
    することを特徴とする請求項6に記載の磁気記録再生装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7299401B2 (en) 2003-01-14 2007-11-20 Sony Corporation Error correction code recording method and recording apparatus using the same

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