JP3034472B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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Description
(読み出し)形の磁気ディスク装置に関するものであ
り、更に詳しくは、パラレル記録(読み出し)形とする
ことにより、高速の記録(読み出し)を可能にするだけ
でなく、記録面上の欠陥トラックや欠陥セクタに代わる
交替用のトラックやセクタの選び方と関連して記録面の
更に有効な活用を可能にする磁気ディスク装置に関する
ものである。
−145767号公報に記載のように、複数のデータ記
録面に同一セクタに属するデータを分割して同時に並行
記録し、また各データ記録面に記録された分割データを
同時に並行して読み出し、セクタ単位のデータに合成す
ることにより、データ転送速度の高速化を図るものが、
上述のいわゆるパラレル記録(読み出し)形の磁気ディ
スク装置として知られていた。
ク装置に対比される従来の磁気ディスク装置は、シリア
ル記録対応の磁気ディスク装置であるが、参考までに、
かかるシリアル記録対応の磁気ディスク装置の内部構成
を示すブロック図を図12に示した。
タ、2は磁気ディスク装置、3はホストインタフェース
制御部、4はバッファメモリ、5はディスク制御部、6
はマイクロプロセッサ、8は記録再生部、9は符号・復
号化回路、11はヘッド回路、14はパラレルインタフ
ェース、である。
フェース14を介して、例えば8ビットなら8ビット並
列データとしてデータが与えられると、磁気ディスク装
置2内でホストインタフェース制御部3を介してディス
ク制御部5に至り、ここで該並列データの並・直列変換
が行われ、1ビットずつの直列データとして符号・復号
化回路9を介しヘッド回路11により、図示せざる記録
面に書き込まれる。或いは該記録面から1ビットずつ直
列に読み出されたデータは、符号・復号化回路9を介
し、ディスク制御部5に至って、ここで直・並列変換が
行われ、並列データとしてホストインタフェース制御部
3、パラレルインタフェース14を介してホストコンピ
ュータ1へ転送される。
の詳細を示すブロック図である。図13において、24
はMPU(マイクロプロセッサユニット)インタフェー
ス部、25はホストインタフェースコントロール部、7
はシリアル/パラレル(直・並列)変換部、27はドラ
イブコントロール部、28はECC部(データのエラー
検出訂正部)、である。シリアル/パラレル変換部7か
らドライブコントロール部27、ECC部28へ至るル
ート、及びドライブコントロール部27から符号・復号
化回路9及びそれ以降へ至るルートがシリアル転送ルー
トになっていることが認められるであろう。
従来の磁気ディスク装置の内部構成を示すブロック図で
ある。
ンダを構成する複数の円板状記録面と、それぞれの該記
録面に対応させたそれぞれの記録・書き込み用ヘッド
と、を図15に示す如く、持ち、記録用のmビットパラ
レルデータをホストコンピュータ1から受信すると、そ
れぞれが(m/2)ビットのパラレルデータから成る2
系統の小データに分け、各小データ毎にシリアル/パラ
レル変換部7において並・直列変換し、その結果、出力
される2系統のシリアルビットをそれぞれ符号・復号化
回路9で符号化したのち、複数個のヘッドの中から選択
された2個のヘッド(ヘッド回路11)に各小データを
割り当て、該2個のヘッドに対応した2個の円板状記録
面に並行して2個の小データを書き込み、また2個のヘ
ッドに対応した2個の円板状記録面から並行して2個の
小データを読み出し、各小データ毎に復号化し、直・並
列変換した後、mビットパラレルデータに統合して出力
するものである。
ータの構造を示す側面図である。同図においては、5枚
の記録円板51が同心円状に支持されてシリンダを構成
しており、各円板の上面と下面がそれぞれ記録面を構成
している。即ち5枚の記録円板51のそれぞれの上面と
下面が記録面であるから、合計10面の記録面があるわ
けで、それがサーボ面52、第1のデータ記録面(53
−1)〜第9のデータ記録面(53−9)に相当してお
り、また各記録面に対応してヘッドHが設けられてい
る。10個のヘッドHはすべて連動するようになってい
る。
ク装置における記録再生部8のデータ書き込み時におけ
る回路構成を示すブロック図である。図16において、
符号・復号化回路9は、データ書き込み時においては、
n個の符号化回路16とn個のヘッドアンプ17とn個
のリード/ライトヘッド18から成るものとして示され
ているが、2ビットパラレルの記録であれば、勿論nは
2である。15は書き込みクロック生成回路、19はN
RZ(ノンリターン零)信号である。
ク装置における記録再生部8のデータ読み出し時におけ
る回路構成を示すブロック図である。図17において、
符号・復号化回路9は、データ読み出し時においては、
n個の復号化回路22とn個の波形整形回路23とn個
のヘッドアンプ17とn個のリード/ライトヘッド18
から成るものとして示されているが、2ビットパラレル
の記録であれば、勿論nは2である。21は位相同期回
路である。
レル記録(読み出し)を行うことにより、高速データ転
送を実現している点においては有用であるが、分割され
たデータを格納するデータ記録面の組合せの点について
配慮がされておらず、常に同じ記録面の組合せでしか同
時記録再生ができないため、以下に例示するように、パ
ラレル化により顕著となる記録面の欠陥による記憶容量
の減少及び、欠陥トラックや欠陥セクタに代る、代替ト
ラックや交替セクタの再割当てに関連して生じるデータ
転送速度の劣化という問題があった。
に、記録媒体である円板51が5枚から成るアクチュエ
ータを用いたサーボ面サーボ方式の磁気ディスク装置に
おいて、ホストコンピュータから送られるパラレルデー
タを2系統のデータに分割し、2面のデータ記録面を用
いて同時に記録再生する2ビットパラレル記録を行う場
合を考える。
気ディスク装置の内部ブロック図がすでに説明した如く
示されており、比較のため、図12にシリアル記録対応
の磁気ディスク装置2の内部ブロック図も示したことは
既に述べた。また、図14中の記録再生部8は、データ
書込み時においては図16,データ読出し時においては
図17にそのブロック図が示されており、符号・復号化
回路9とヘッド回路11から成るものであることも先に
説明した。
置では、一般にサーボ面サーボ方式を用いているため、
記録面10面のうち、データ記録面は9面である(デー
タ記録面(1)〜(9)53)。従って、2ビットパラ
レル記録を行って2面を1組として固定的に使用する
と、必然的に1面のデータ記録面が余ってしまい、これ
には記録再生を行うことができない。
合せを、データ記録面 (1) と (2) ,(3) と (4)
,(5) と (6) , (7) と (8) とするならば、デ
ータ記録面(9)53−9には記録再生を行うことはで
きず未使用となる。
(Cb)57上においてデータ記録面(6)上のトラッ
クが欠陥トラック56である場合を考える。各セクタは
2ビットパラレル記録ということで、2面のデータ記録
面に同時に記録再生されるため、どちらかの記録面上に
欠陥トラックが存在し、記録再生できない状態になる
と、欠陥のない方のトラックにも記録再生はできなくな
る。
3−6上のトラックが欠陥トラック56であるため、デ
ータ記録面(5)53−5上のトラックも、それが正常
トラックであっても使用不可となる。このような場合、
図18に示すように、片方が欠陥トラックである当該ト
ラック2本の組合せを、あらかじめ用意された交替用シ
リンダ61上の交替トラック2本の組合せに再割当てし
なければならない。
ックが2本(データ記録面(5)と(9))あるにもか
かわらず、記録面の組合せが固定的であるため、上記2
本の空きトラック(データ記録面(5)と(9))を組
合せることができず、新たに交替トラックとして予め組
合せの決まっている2本を使用しなければならないの
で、非常に効率が悪く、記憶容量低減の要因となってし
まう。
説明したが、パラレル数が増加すれば(例えば8ビット
パラレル記録)、この傾向は更に悪化する(8ビットパ
ラレル記録時,データを格納すべき1トラックが欠陥ト
ラックである場合、他の7本のトラックにも記録再生す
ることができなくなる)。
ル化しているにもかかわらず、欠陥トラックが存在した
場合、交替トラックを再割当てするのにヘッドによるシ
ーク動作がはいるため、上記の高速転送という目的を達
成することができない恐れもある。また、上記説明にお
いてはトラック単位で考えたが、図19に示すようにセ
クタ単位で考えても同様に、欠陥セクタに対する交替セ
クタ領域59を各トラックごとに用意しなければなら
ず、再割当てには欠陥セクタ58から交替セクタ59ま
でのディスクの回転待ち時間が必要となる。
上のトラックの中には欠陥トラックは多くても1本だけ
であることを仮定している。実際にも同一シリンダ上の
トラックにおいて欠陥トラックが2本以上存在すること
はほとんどない。
によって顕著となる記憶領域の欠陥による記憶容量の低
減を防ぐことのできる磁気ディスク装置を提供すること
にある。
及び欠陥セクタに対する交替トラック及び交替セクタの
再割当てに要する時間をゼロにすることにより、再割当
てによるデータ転送速度の劣化を防ぐことのできる磁気
ディスク装置を提供することにある。
発明では、nビット・パラレル記録(読み出し)形の磁
気ディスク装置(但し、nは整数)において、n個のヘ
ッドで、対応したn個の円板状記録面にデータを書き込
み、又は読み出しを行う際、該n個の円板状記録面の何
れかにおいて、欠陥トラックまたは欠陥セクタが検出さ
れたとき、そのトラック又はセクタの領域だけ、本来有
している複数の円板状記録面の中の、前記n個の円板状
記録面を差し引いた残りのものの中から一つを選択し
て、それに対応したヘッドで、対応した交替トラック又
は交替セクタにおいて、データの書き込み、又は読み出
しを行わせる選択回路を具備した。
ディスク装置において、前記交替用のトラック又はセク
タを含む交替用の円板状記録面は、他の残りの円板状記
録面と共に、同一のシリンダに属するようにした。
れぞれの該記録面に対応させたそれぞれの記録・書き込
み用ヘッドと、を持ち、前記複数の円板状記録面の各々
とそれに対応する記録・書き込み用ヘッドとの各組み合
わせにおいて、ヘッドの、記録面上のトラックに対する
記録・書き込み時の位置関係が、どの組み合わせにおい
ても同一であるとしておき、
ると、それぞれが(m/n)ビットのパラレルデータか
ら成るn系統の小データに分け、各小データ毎に並・直
列変換し、符号化したのち、前記複数個のヘッドの中か
ら選択されたn個のヘッドに各小データを割り当て、該
n個のヘッドに対応したn個の円板状記録面に並行して
n個の小データを書き込み、
記録面から並行してn個の小データを読み出し、各小デ
ータ毎に復号化し、直・並列変換した後、mビットパラ
レルデータに統合して出力するようにしたnビット・パ
ラレル形の磁気ディスク装置において(但し、m,nは
それぞれ整数で、n≦m)、
状記録面にデータを書き込み、又は読み出しを行う際、
該n個の円板状記録面の何れかにおいて、欠陥トラック
または欠陥セクタが検出されたとき、そのトラック又は
セクタの領域だけ、前記複数の円板状記録面の残りのも
のの中から一つを選択回路により選択して、それに対応
したヘッドで、対応した交替トラック又は交替セクタに
おいて、データの書き込み、又は読み出しを行わせ、対
応した交替トラック又は交替セクタに対するヘッドの、
データ書き込み、読み出し時の位置関係が、前記欠陥ト
ラックまたは欠陥セクタに対するヘッドの、データ書き
込み、読み出し時の位置関係と同一であることから、か
かる欠陥トラック又は欠陥セクタの交替処理に伴うヘッ
ドのシーク動作を不要とする。
て、前記複数の円板状記録面の数を偶数とすると共に、
前記nの値も偶数とし、その偶数個の円板状記録面の中
の一つを、円板状記録面上でヘッドの位置決め制御を行
うためのサーボ情報を書き込んだサーボ面とし、残りの
奇数となった円板状記録面に、偶数である前記nの値を
割り当てたとき、はみ出す筈の1個の円板状記録面を、
欠陥トラック又は欠陥セクタに代わる交替用のトラック
又はセクタを含む交替用の円板状記録面とし、かかる交
替用のトラック又はセクタを含む交替用の円板状記録面
は、他の残りの円板状記録面と共に、同一のシリンダに
属することとすることにより、交替用のトラック又はセ
クタを再割り当てするのに要する時間をゼロにする。
スク装置の内部構成を示すブロック図である。同図に見
られるように、磁気ディスク装置2は、ホストインタフ
ェース制御部3,ディスク制御部5,マイクロプロセッ
サ6,バッファメモリ4,シリアル/パラレル変換部
7,記録再生部8、から成る。
ヘッド選択回路10,ヘッド回路11から成るものであ
り、図2には、当該記録再生部8のデータ書込み時の構
成が示されている。ここで符号・復号化回路9は、書込
みクロック生成回路15,符号化回路 (1) 〜 (n)1
6から成る。
8のデータ読出し時の構成が示されており、符号・復号
化回路9は、位相同期回路21,復号化回路 (1)〜
(n)22,波形整形回路 (1)〜(n)23から成る。
ッド回路11とは、ヘッドアンプ(1)〜(n)17,
リード/ライトヘッド(1)〜(n)18から成るもの
である。
装置においては、各セクタのデータをn系統のデータに
分割し、分割された各データをn面のデータ記録面に同
時に書込み/読出しを行うものであり、分割されたn個
のデータを格納するn面の記録面はヘッド選択回路10
によって選択されるものであり、この際、図1のマイク
ロプロセッサ6より送られるヘッド選択信号12がその
選択用に用いられる。ここで、ヘッド選択信号12と
は、マイクロプロセッサ6が算出する各セクタのID情
報の中のヘッド情報と同一のものである。
構成、動作を説明するわけであるが、その前に、図4
に、パラレル記録磁気ディスク装置におけるデータフォ
ーマット例(2ビットパラレル記録時;1セクタ512
バイト構成)を示して、その説明を行う。
TA49とECC(エラー検出訂正ビット)50だけで
あるが、ID41,CRC(エラー検出ビット)46も
パラレル化することは可能である。但し、PLO・SY
NC39や、ID部並びにDATA部のBSP(バイト
シンクパターン)40,48は、図1における記録再生
部8でデータ読出し時の同期化のために使用される信号
であるため、分けて書込んでしまうとデータの読出しが
できない。このため、これらの情報はセクタnを構成す
るセクタ(n1)37−1とセクタ(n2)37−2の
両方にそれれ独立に設ける必要がある。
とシリアル/パラレル変換部7間の転送においては、上
記分割するデータ(DATA49,ECC50等)と分
割しないデータとで、異なる配慮が必要となる。
ビットパラレルデータを2分割する場合)、データ書込
み時、ディスク制御部5において8ビットのデータ列3
0を1サイクルでそのままシリアル/パラレル変換部7
に送出する。その後シリアル/パラレル変換部7におい
て2分割され、分割された各データ31は、図5に見ら
れるように、パラレル/シリアル変換される。
データを、2系統分同一なデータとして送出する場合、
図6に示すように、シリアル/パラレル変換部7におけ
るパラレル/シリアル変換時間が、分割するデータの場
合4ビット分32(図5)であるのに対し、分割しない
データの場合8ビット分36必要となり、ディスク制御
部5とシリアル/パラレル変換部7間のデータ転送サイ
クルが異なってしまう。
に分割しないデータはディスク制御部5においてビット
列30を上位ビットを2系統分(1バイト),下位ビッ
トを2系統分(1バイト)合計2バイト分のデータとし
て2サイクルでシリアル/パラレル変換部7に送出する
ものとする。
ディスク制御部5で行うため、ディスク制御部5には図
8に示すように、パラレル制御部26が設けられてい
る。また、データ読出し時においては、上記書込み時と
転送方向が逆になる。
ID41を読み出す際、同一のID41が2系統分読み
出されるので、どちらか片方のID41上に欠陥ができ
て読み出し不可能になっても、もう片方のID41によ
り読み出すことが可能であり、装置の信頼性を高めるこ
とができる。
制御部26で行うものである。また、パラレル制御部2
6で分割しないデータを、分割数に適したビット列に変
換する際、分割数はマイクロプロセッサ6より与えられ
るパラレル転送制御信号13で指定されるものであり、
パラレル制御部26は与えられた分割数に従い動作する
ものである。
おいては、データは全てパラレルに扱われるものであ
る。比較のため、先に説明した磁気ディスク装置(従来
型)のディスク制御部5を示す図13を併せ参照された
い。
明する。先に説明した図15に示すように、記録媒体で
ある円板51が5枚あるアクチュエータを用いたサーボ
面サーボ方式の磁気ディスク装置において、セクタを2
系統のデータに分割し、分割された各データを2面のデ
ータ記録面に同時に記録再生する2ビットパラレル記録
を行い、必然的に余るデータ面1面を交替トラック並び
に交替セクタ領域として使用するような特徴をもつパラ
レル記録磁気ディスク装置の、ディスクフォーマット,
データ書込み,及びデータ読出し時の各動作について説
明する。
フォーマット例を示す(1セクタ512バイト構成)。
同図においてパラレル化しているのは、先にも述べたよ
うに、DATA49とECC50だけであるが、ID4
1,CRC46もパラレル化することは可能である。
一のものを書込んでおけば、ID部の読出しを必要とす
るデータの書込み/読出し時において、2系統の同一の
ID部のうち、どちらか一方のID部が欠陥により読出
し不可能となっても、もう片方のID部を読出し、その
セクタ内のデータの書込み/読出しを行うことができる
ので、装置の信頼性を高める点において、分割しないで
書込むことが望ましい。
びにDATA部のBSP40,48は、図1における記
録再生部8でデータ読出し時の同期化のために使用され
る信号であるため、分けて書込んでしまうことができな
い。
7を構成するセクタ(n1)37−1とセクタ(n2)
37−2の両方にそれぞれ独立に設ける必要がある。こ
のように、分割するデータ(DATA49,ECC50
等)と分割しないデータから構成される図4のようなデ
ィスク・フォーマットを実現するためには、すでに記載
したように、パラレル制御部26(図8)において、分
割するデータは図5のように、又、分割しないデータは
図7のように転送するものである。
を格納する2面のデータ記録面の選択方法について説明
する。
クタのID情報をセクタ番号から算出し、ディスク・フ
ォーマットの際、その算出値をID41に書込むために
ディスク制御部5へ送出すると共に、当該ID情報の中
のヘッド情報をヘッド選択信号12としてヘッド選択回
路10へ送出する。
する2面のデータ記録面上のヘッド番号を表す。ヘッド
選択回路10は当該ヘッド情報を表すヘッド選択信号1
2を受け取ると、2面の当該データ記録面上のヘッド番
号を選択し、2つの当該リード/ライトヘッドをアクテ
ィブにする。このようにして、各セクタはID部内のヘ
ッド情報と等しい2面のデータ記録面上に格納される。
立上げ時に読み出される記録面上に存在する全ての欠陥
トラックと欠陥セクタの位置情報を基にテーブルを作成
し、前述のマイクロプロセッサ6が算出するID情報が
上記テーブル内の欠陥位置情報の中にあるかどうか検索
することにより、当該セクタを格納する位置に欠陥が存
在するかどうかあらかじめ認識することができる。仮
に、当該セクタを格納する2面の記録面のうち、片方の
記録面上に欠陥が存在する場合、マイクロプロセッサ6
は、ディスク制御部5とヘッド選択回路10の両方に欠
陥信号を送出する。
受け取るとID情報を書込む際、フラグバイト45にそ
の欠陥情報を書込む。また、ヘッド選択回路10におい
ては欠陥信号を受け取ると、欠陥の存在する記録面上の
ヘッド番号のかわりに、あらかじめ用意された交替用記
録面上のヘッド番号を選択する。
動作によって選択された記録面上のデータ列の構成につ
いて説明する。図9においては、欠陥トラックが存在し
ないシリンダCa55上のデータ記録面(1)〜(9)
53の各トラックを示している。ここでは、2ビットパ
ラレル記録のデータ記録面の組合せを、データ記録面
(1)53−1とデータ記録面(2)53−2、同様に
データ記録面(3)と(4),(5)と(6),(7)
と(8)とし、データ記録面(9)53−9は交替領域
としているが、マイクロプロセッサ6によるID情報の
算出方法が異なれば、当然上記以外の組合せも可能とな
る。
う場合において、図10に示されるようにシリンダCb
57上のトラックのうちデータ記録面(6)53−6上
のトラックが欠陥トラック56である時、マイクロプロ
セッサ6は前述のようにあらかじめこのトラックが欠陥
トラックであることを認識しているので、データ記録面
(6)53−6のかわりにデータ記録面(9)53−9
上のヘッドと欠陥のないデータ記録面(5)53−5上
のヘッドを組合せてフォーマットすることができる。
で交替領域を使用する場合を示したが、同様にセクタ単
位でも交替領域を使用することも可能なので、この様子
を図11に示す。
1 とセクタ( n2 2) 62−2はセクタn2 を2系統
に分割したそれぞれのセクタであることを示す。セクタ
(n2 )は、本来ならばデータ記録面(5)53−5と
データ記録面(6)53−6上にセクタ( n2 1) 61
−1とセクタ( n2 2) 62−2に分割して格納される
が、データ記録面( 6) 53−6上の当該セクタが欠陥
セクタ58であるため(マイクロプセッサ6は前述のよ
うにあらかじめ認識している)、代わりにデータ記録面
(9)53−9上の交替セクタ領域59にセクタ( n2
2)62−2を格納し、フォーマットすることができ
る。
上のトラックの中に複数の欠陥が存在することにより交
替領域を使用してもまだ欠陥を救えないような場合はな
いと仮定してるが、実際にもそのような複数の欠陥が同
一シリンダ上に存在することはほとんどない。
て、ホストコンピュータ1からホストインタフェース制
御部3にデータ書込み命令が送出されると、磁気ディス
ク装置2は、この命令に従い磁気ヘッドを目的のセクタ
が存在するシリンダ上に位置づける。
ら当該ID情報を算出し、その算出値をディクス制御部
5へ送出すると共に、当該ID情報の中のヘッド情報を
ヘッド選択信号12としてヘッド選択回路10へ送出
し、2つの当該リード/ライトヘッドをアクティブにし
て、図4に示すID41を読み出す。
ID情報が示す位置に欠陥が存在している場合でも、前
述のようにマイクロプロセッサ6はあらかじめその欠陥
を認識しているので、交替用記録面上のヘッドに切替え
るのを、ID部を読出す前に行うことができる。よって
交替領域への再割当てに要する時間はゼロである。
れる符号・復号化回路9(ここではn=2)で同期がと
られたNRZ信号19(1)及び(2)に変換され、図
7に示されるシリアル/パラレル変換部7に送られ、パ
ラレルデータとしてディスク制御部5に送られる。
どちらか一方が読出し不可能であっても、もう片方のI
D41を読出すことにより、読出されたセクタのIDを
認識することができる。そして、当該セクタのID情報
であることが判明した時、ホストコンピュータ1から送
られる書込みデータをバッファメモリ4を介して、ディ
スク制御部5から図5に示すようにシリアル/パラレル
変換部7に送出し、シリアル/パラレル変換部7におい
て2系統のシリアルデータに変換し、図2に示される符
号・復号化回路9で同一の書込みクロック20で符号化
され、ヘッド選択回路10により選択された2つの当該
ヘッドを用いて記録面に書込む。
中に示されるECC部28によって生成され、DATA
49の後に付加されるものである。
該ID情報により2つの当該リード/ライトヘッドをア
クティブにして2系統の全く等しいID41を読出す。
読出したID41が当該セクタのIDであることが判明
すると、2つの当該リード/ライトヘッドからデータの
読出しを行い、図3に示される符号・復号化回路9で、
2系統のデータを同期がとれたパラレルのNRZ信号1
9に復号する。
を受け取り、図5に示すように各データをそれぞれパラ
レル化し、8ビットパラレルデータとしてディスク制御
部5へ送出する。
タを受け取り、ECC部28で誤り検出を行い、誤りが
あればマイクロプロセッサ6でECC部28からの誤り
情報を基に誤り訂正を行う。誤りがなければそのデータ
をバッファメモリへ転送し、更にホスト・インタフェー
ス制御部3を介してホスト・コンピュータ1へ転送す
る。
タに分割し、分割された各データをn面のデータ記録面
に同時に記録再生するパラレル記録磁気ディスク装置に
おいて、分割されたデータを格納する複数の記録面を、
マイクロプロセッサにより選択でき、分割されたデータ
を格納する記録面のうち、欠陥が存在してそこには格納
できなくても、同一シリンダ上に用意された交替領域に
格納することができるので、パラレル化により顕著とな
る欠陥トラック及び欠陥セクタによる記憶容量の低減化
を効率良く防ぐことができる。
トラック及び欠陥セクタと同一シリンダ上に設け、更に
装置に内蔵されたマイクロプロセッサがあらかじめ欠陥
領域を認識して、事前に交替領域に再割り当てできるの
で、再割り当てによるデータ転送速度の劣化を防ぐこと
ができる。さらに、交替領域を同一シリンダ内というよ
りは、記録面は異なるがトラック上の対応した同一位置
にとるので、交替処理におけるシーク動作を不要にで
き、回転待ちも不要にできる。
内部構成を示すブロック図である。
詳細な構成を示すブロック図である。
詳細な構成を示すブロック図である。
フォーマット例を示す説明図である。
ック図である。
説明図である。
の内部構成を示すブロック図である。
ブロック図である。
ィスク装置の内部構成を示すブロック図である。
示す側面図である。
時の詳細な構成を示すブロック図である。
時の詳細な構成を示すブロック図である。
記録面の説明図、である。
記録面の説明図、である。
…ホストインタフェース制御部、4…バッファメモリ、
5…ディスク制御部、6…マイクロプロセッサ、7…シ
リアル/パラレル変換部、8…記録再生部、9…符号・
復号化回路、10…ヘッド選択回路、11…ヘッド回
路、12…ヘッド選択信号、13…パラレル転送制御信
号、14…パラレルインタフェース、15…書込みクロ
ック生成回路、16…符号化回路、17…ヘッドアン
プ、18…リード/ライトヘッド、19…NRZ信号、
21…位相同期回路、22…復号化回路、23…波形整
形回路、24…MPUインタフェース部、25…ホスト
インタフェースコントロール部、26…パラレル制御
部、27…ドライブコントロール部、28…ECC部、
29…バッファコントロール部、30…8ビットデータ
列、37…セクタn、38…Gap、39…PLO・S
YNC、40…ID部BSP、41…ID、46…CR
C、47…PAD、48…DATA部BSP、49…D
ATA、50…ECC、51…記録円盤、52…サーボ
面、53…データ記録面、54…交替トラック、56…
欠陥トラック、58…欠陥セクタ、59…交替セクタ領
域
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダを構成する複数の円板状記録面
と、それぞれの該記録面に対応させたそれぞれの記録・
書き込み用ヘッドと、を持ち、前記複数の円板状記録面
の各々とそれに対応する記録・書き込み用ヘッドとの各
組み合わせにおいて、ヘッドの、記録面上のトラックに
対する記録・書き込み時の位置関係が、どの組み合わせ
においても同一であるとしておき、 記録用のmビットパラレルデータを受信すると、それぞ
れが(m/n)ビットのパラレルデータから成るn系統
の小データに分け、各小データ毎に並・直列変換し、符
号化したのち、前記複数個のヘッドの中から選択された
n個のヘッドに各小データを割り当て、該n個のヘッド
に対応したn個の円板状記録面に並行してn個の小デー
タを書き込み、 またn個のヘッドに対応したn個の円板状記録面から並
行してn個の小データを読み出し、各小データ毎に復号
化し、直・並列変換した後、mビットパラレルデータに
統合して出力するようにした磁気ディスク装置において
(但し、m,nはそれぞれ整数で、n≦m)、 前記n個のヘッドで、対応したn個の円板状記録面にデ
ータを書き込み、又は読み出しを行う際、該n個の円板
状記録面の何れかにおいて、欠陥トラックまたは欠陥セ
クタが検出されたとき、そのトラック又はセクタの領域
だけ、前記複数の円板状記録面の残りのものの中から一
つを選択して、それに対応したヘッドで、対応した交替
トラック又は交替セクタにおいて、データの書き込み、
又は読み出しを行わせ、対応した交替トラック又は交替
セクタに対するヘッドの、データ書き込み、読み出し時
の位置関係が、前記欠陥トラックまたは欠陥セクタに対
するヘッドの、データ書き込み、読み出し時の位置関係
と同一であることから、かかる欠陥トラック又は欠陥セ
クタの交替処理に伴うヘッドのシーク動作を不要とする
選択回路を具備したことを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク装置にお
いて、該ディスク装置内のデータ転送を制御するマイク
ロプロセッサを設け、該マイクロプロセッサが、前記複
数個のヘッドの中からn個のヘッドを選択して前記各小
データを割り当てる割り当て動作、及び欠陥トラックま
たは欠陥セクタ検出時に前記選択回路による交替トラッ
ク又は交替セクタの選択動作をも行うことを特徴とする
磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気ディスク装
置において、前記複数の円板状記録面の数を偶数とする
と共に、前記nの値も偶数とし、その偶数個の円板状記
録面の中の一つを、円板状記録面上でヘッドの位置決め
制御を行うためのサーボ情報を書き込んだサーボ面と
し、残りの奇数となった円板状記録面に、偶数である前
記nの値を割り当てたとき、はみ出す筈の1個の円板状
記録面を、欠陥トラック又は欠陥セクタに代わる交替用
のトラック又はセクタを含む交替用の円板状記録面とし
たことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の磁気ディスク装置にお
いて、前記交替用のトラック又はセクタを含む交替用の
円板状記録面は、他の残りの円板状記録面と共に、同一
のシリンダに属することを特徴とする磁気ディスク装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8327397A JP3034472B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8327397A JP3034472B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 磁気ディスク装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01332931A Division JP3095224B2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-25 | 磁気ディスク制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35114998A Division JP3238666B2 (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | ディスク装置およびディスクコントロールユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09288867A JPH09288867A (ja) | 1997-11-04 |
JP3034472B2 true JP3034472B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=18198704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8327397A Expired - Lifetime JP3034472B2 (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034472B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP8327397A patent/JP3034472B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09288867A (ja) | 1997-11-04 |
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