JP2001272722A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JP2001272722A
JP2001272722A JP2000084831A JP2000084831A JP2001272722A JP 2001272722 A JP2001272722 A JP 2001272722A JP 2000084831 A JP2000084831 A JP 2000084831A JP 2000084831 A JP2000084831 A JP 2000084831A JP 2001272722 A JP2001272722 A JP 2001272722A
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JP
Japan
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light
color
optical system
lens
image
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Withdrawn
Application number
JP2000084831A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sekine
淳 関根
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型な投射型表示装置を提供すること。 【解決手段】 ランプ101aと凹面鏡101bとから
構成される光源101と、光源101からの照明光を変
調して出射することにより画像を生成する画像生成素子
111R,111G,111Bと、前記画像生成素子の
像を投影する投影光学系112と、光源101の出射側
に配置され、前記光源からの照明光の最外縁光束を発散
させる発散光学系103,104と、発散光学系103
等よりも有効径が大きく、発散光学系103等から出射
された光の最外縁光束を収束させて前記画像生成素子に
出射する収束光学系105とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生成素子の像
を投射レンズにて投射する投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のライトバルブとして反射型ライト
バルブを使用する投射型表示装置の一例として特許25
05758号公報に開示されたフルカラー型の投射型表
示装置が知られている。
【0003】図12は、上記特許公報の図1に開示され
た投射型表示装置であり、以下これについて簡単に説明
する。
【0004】光源23から射出された光源光は、整形レ
ンズ22を経て略平行光束に変換され偏光ビームスプリ
ッタ21に入射される。偏光ビームスプリッタ21に入
射した光源光は当該偏光ビームスプリッタの偏光分離部
によって反射されるS偏光とこの偏光分離部を透過する
P偏光とに偏光分離される。前者S偏光は、偏光ビーム
スプリッタ21を略平行光束を維持して射出し、プリズ
ム11A、プリズム11Bならびにプリズム11Cから
構成される色分解合成複合プリズムに入射される。な
お、この色分解合成複合プリズムは、プリズム11Aの
面11eにB光反射ダイクロイック膜が形成され、プリ
ズム11Bとプリズム11Cの接合面にR光反射ダイク
ロイック膜が形成されている。
【0005】さらに、プリズム11Aとプリズム11B
の間には空隙が形成されている。プリズム11Aに面1
1aから入射した光は、プリズム中を進行し、面11e
に形成されたB光反射ダイクロイック膜に入射し、反射
するB光と、この膜を透過して空隙を経てプリズム11
Bに入射進行するR光とG光の混合光とに色分解され
る。この膜で反射された前記B光は、プリズム11A中
を進行し、面11aにて全反射作用を受け、さらに進行
して射出面11bから射出され、射出面近傍に配置され
るB光用反射型ライトバルブ12に入射される。一方、
前記透過したR光及びG光の混合光は、R光反射ダイク
ロイック膜に入射する。この膜で反射したR光は、プリ
ズム11B中を進行し、R光用ライトバルブ13に入射
する。プリズム11C中に進行したG光は、そのまま進
行して面11dから射出し、G光用ライトバルブ14に
入射する。
【0006】各色光用ライトバルブに入射したS偏光
は、色信号によって変調作用を受けてP偏光に変換さ
れ、当該変調光たるP偏光と非変調光たるS偏光の混合
光として反射射出される。そして、各色光用ライトバル
ブを射出した混合光は、上述の光路を逆行し、プリズム
11Aの面11aから色合成光として射出される。この
色合成光を前記偏光ビームスプリッタ21に再度入射さ
せることによって、変調光たるP偏光のみを当該偏光ビ
ームスプリッタの透過光として検光して取り出す。検光
された前記色合成光は、投射レンズ24に入射させるこ
とによってスクリーン25上にフルカラー像を投射す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような投射型
表示装置では、光源や照明光学系が大きいため装置自体
が大型化してしまうという問題がある。例えば、光源と
して使用されるメタルハライドランプやキセノンランプ
等はそのサイズが大きいので、装置全体が大型化してし
まう。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、小型な投射型表示装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためのものであり、以下に、実施形態に示した各
図面を用いてその内容を説明する。
【0010】本発明は、ランプ101aと凹面鏡101
bとから構成される光源101と、前記光源101から
の照明光を変調して出射することにより画像を生成する
画像生成素子111B,111R,111Gと、前記画
像生成素子111B,111R,111Gの像を投影す
る投影光学系112と、前記光源101の出射側に配置
され、前記光源101からの照明光の最外縁光束を発散
させる発散光学系103,104と、前記発散光学系1
03,104よりも有効径が大きく、前記発散光学系1
03,104から出射された光の最外縁光束を収束させ
て前記画像生成素子111B,111R,111Gに出
射する収束光学系105とを有することを特徴とする投
射型表示装置を提供する。
【0011】また、好ましい態様では、前記画像生成素
子111B,111R,111Gは入射された最外縁光
束の光を反射して、発散させて前記投影光学系112ヘ
出射する反射型ライトバルブであることが望ましい。
【0012】また、好ましい態様では、前記発散光学系
103,104と前記収束光学系105とにより構成さ
れる光学系は、前記照明光の前記最外縁光束をくびれた
形状にし、前記画像生成素子111B,111R,11
1Gは前記くびれの位置近傍に設けられていることが望
ましい。
【0013】また、好ましい態様では、前記発散光学系
103,104は、複数の第1レンズ成分103aを平
面的に配列した第1レンズ板103と、前記第1レンズ
板103に相対して設けられ、前記複数の第1レンズ成
分103aのそれぞれに対応し、かつ前記複数の第1レ
ンズ成分103aの焦点位置に平面的に配列された複数
の第2レンズ成分104aを有する第2のレンズ板10
4とからなり、前記第2レンズ板104に2次光源とし
て複数の光源像を形成するフライアイインテグレータを
含むことが望ましい。
【0014】また、好ましい態様では、前記発散光学系
103,104は、入射端面ENと射出端面EXと光軸
AXの方向に沿った内面反射面INTとを有し、前記射
出端面EXに面光源を形成するロッドインテグレータR
Iを含むことが望ましい。
【0015】また、好ましい態様では、前記画像生成素
子111B,111R,111Gから出射される出射光
の開口数を決定する開口絞り112cを更に有し、前記
収束光学系105は、前記開口絞り112cの中央位置
に共役な点から射出する前記2次光源からの照明光を平
行光束に変換するフィールドレンズ105を含むことが
望ましい。
【0016】また、好ましい態様では、前記画像生成素
子111B,111R,111Gは、第1色に対応する
画像を生成する第1画像生成素子111Bと、第2色に
対応する画像を生成する第2画像生成素子111Rと、
第3色に対応する画像を生成する第3画像生成素子11
1Gとを含み、前記光源101からの光を前記第1色の
光と前記第2色の光と前記第3色の光とに色分解し、前
記第1画像生成素子111Bと前記第2画像生成素子1
11Rと前記第3画像生成素子111Gとにそれぞれ前
記第1色の光と前記第2色の光と前記第3色の光とを出
射する色分解光学系108,109,110と、前記第
1画像生成素子111Bから出射される第1色の変調光
と、前記第2画像生成素子111Rから出射される第2
色の変調光と、前記第3画像生成素子111Gから出射
される第3色の変調光との色合成を行い、前記投影光学
系112に出射する色合成光学系106とを更に有する
ことが望ましい。
【0017】また、好ましい態様では、前記色分解光学
系108,109,110は、前記光源101からの光
を所定の振動方向の偏光に変換し、前記第1色の偏光と
前記第2色の偏光と前記第3色の偏光とに色分解する偏
光色分解光学系であり、前記色合成光学系106は、前
記第1画像生成素子111Bから出射される第1色の変
調光と、前記第2画像生成素子111Rから出射される
第2色の変調光と、前記第3画像生成素子111Gから
出射される第3色の変調光との検光及び色合成を行う検
光色合成光学系であることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基いて本発明の
実施の形態について説明する。
【0019】(第1実施形態)本発明の第1実施形態に
かかる投射型表示装置の構成を図1に示す。高圧水銀ラ
ンプ101aと凹面鏡(楕円鏡)101bとで構成され
る光源101から射出される光源集光光束は、凹レンズ
102によって略平行光束に変換される。高圧水銀ラン
プ101aは、従来のメタルハライドランプやキセノン
ランプと比較して小型で高輝度なランプである。次に、
光源101から射出した略平行光束光源光は、フライア
イインテグレータに入射する。フライアイインテグレー
タは、複数のレンズ成分103aを平面的に配列した第
1レンズ板103と、レンズ成分103aのそれぞれと
相対して複数のレンズ成分104aを平面的に配置した
第2レンズ板104とからなる。第2レンズ板104の
レンズ成分104aのそれぞれは、対応する第1レンズ
板103のレンズ成分103aの焦点位置に配置される
構成である。そのため、第1レンズ板103に入射した
光源光であって、第1レンズ板103のレンズ成分10
3aの開口によってそれぞれ分割された光源光は、それ
ぞれ対応する第2レンズ板104のレンズ成分104a
上に集光し輝点を形成する。
【0020】第2レンズ板104のレンズ成分104a
に対して、第1レンズ板103のレンズ成分103aと
被照明体たるライトバルブ111B、111G、111
Rは、コンデンサレンズとフィールドレンズの機能を果
たすレンズ105を介して共役な関係を有している。第
2レンズ板104の複数のレンズ成分104aによっ
て、第1レンズ板103の複数のそれぞれのレンズ成分
103aに入射した光源光を重畳して照明することによ
り、均一照明が担保できることになる。
【0021】そして、第2レンズ板104のレンズ成分
104a上の輝点から射出した光は光軸AX方向に進行
し、レンズ105を経て、偏光ビームスプリッタ106
に入射する。偏光ビームスプリッタ106に入射した光
は偏光分離部106Pを反射、射出して廃棄されるS偏
光と、透過して射出進行するP偏光とに偏光分離作用を
受ける。なお、本実施形態において使用する偏光ビーム
スプリッタ106は断面形状が正方形形状を有するもの
ではなく、図示のごとく異形となっている。
【0022】偏光ビームスプリッタ106の前記P偏光
の射出面には、偏光ビームスプリッタ106のプリズム
と同じガラスから構成される光路長補正部材107が接
着固着されている。光路長補正部材107の射出面は光
軸AXに対して直角でなく所定の傾きを有している。こ
の傾きのために、前記プリズムが異形形状となってい
る。傾きを設けている理由は、当該射出面による反射光
とプリズム108の面108aによる反射光が、入射光
軸とは異なる傾きを有する軸にて反射されて逆行するよ
うにするためである。かかる構成により、反射光のうち
の偏光分離部106pによる反射光が投射レンズ112
a,112bに入射しないようすること、または投射レ
ンズに入射しても内部に有する開口絞り112c(図2
参照)によってカット(遮光)されるようにすることが
できる。これにより、逆行する不要な光がゴースト像と
して投射されることを防止できる。
【0023】光路長補正部材107を射出した光は、三
角プリズム108,三角プリズム109,三角プリズム
110とから構成される色分解合成複合プリズムのプリ
ズム108の面108aに入射される。ここで、光路長
補正部材107とプリズム部材108aとの間には第1
の平行な空隙、また、プリズム108の面108bとプ
リズム109の面109aとの間には第2の平行な空隙
が形成されている。なお、プリズム108の面108a
は、補正部材107と空隙を隔てて平行に配置されてい
ることから、補正部材と同様に光軸に対して所定の傾き
を有している。
【0024】プリズム108の面108aから入射され
た光はそのまま進行し、面108bに形成されたB光反
射特性を有するダイクロイック膜により、当該膜を反射
するB光と、透過して進行するR光とG光の混合光に色
分離される。
【0025】前記B光はそのまま進行し、面108aに
よって全反射作用を受けて更にプリズム中を進行し、プ
リズム108の面108cから射出され、射出面108
c近傍に配置されたB光用反射型ライトバルブ111B
に入射される。
【0026】R,G光の混合光は、空隙を経由してプリ
ズム109に面109aから入射し、プリズム109中
を進行して面109bに形成されたR光反射ダイクロイ
ック膜に入射される。そして、R光反射ダイクロイック
膜によって反射されるR光と、当該膜を透過して進行す
るG光とに色分解される。R光反射ダイクロイック膜に
て反射されたR光は進行して面109aにて全反射作用
を受け、さらにプリズム109中を進行して面109c
から射出し、R光用ライトバルブ111Rに入射され
る。
【0027】前記G光はプリズム110の面110aか
ら入射、進行し、面110bにて全反射作用を受けてさ
らにプリズム110中を進行し、面110cから射出
し、G光用ライトバルブ111Gに入射される。ここ
で、ダイクロイック膜を形成したプリズム109の面1
09bとプリズム110の面110aとは接着剤にて接
着固定されている。
【0028】次に、本実施形態にて使用するライトバル
ブ111R,111G,111Bについてその機能を説
明する。ライトバルブとは、2次元の面において入射光
と射出光との物理量(光強度、偏光、進行方向等)を部
分的に変調できる素子のことである。本実施形態のライ
トバルブは電気書き込み式反射型ライトバルブであっ
て、所定位置の液晶層を波長板層としての作用させる機
能を有している。この機能により、入射する直線偏光
(例えばP偏光)に対して、各色の画像信号に基いて、
選択された部分の入射光の振動方向を変換(S偏光)し
て反射射出させ、非選択部分への入射光はそのままの偏
光(P偏光)にて反射射出させる。
【0029】上記のように各色画像信号によって選択さ
れ変調された光と非選択箇所にかかる非変調光とは混合
光として反射射出される。そして、前記光軸と同じ光軸
に沿って入射方向とは逆行して進行し、色分解合成複合
プリズムを逆行して進行することにより色合成が達成さ
れ、プリズム108の面108aから合成光として射出
される。
【0030】この合成光は、偏光ビームスプリッタ10
6に入射し、偏光分離部106pによって変調光(S偏
光)を反射光として検光する。この検光光は投射レンズ
112に入射され、図示しないスクリーン上にフルカラ
ー像として投射される。なお、非変調光に相当するP偏
光は偏光ビームスプリッタ106を透過して光源101
の方向に不要光として廃棄される。
【0031】以上説明したのが、第1の実施形態にかか
る投射型表示装置の基本構成である。
【0032】次に、第1の実施形態において投射レンズ
の開口絞りによって定義される主光線について光線図を
用いて説明する。
【0033】まず、図2に基いて投射レンズ112の構
造について説明する。投射レンズ112は内部に開口絞
り112cと、開口絞り112cより前側(偏光ビーム
スプリッタ106側)の前群レンズ112aと、後側
(不図示のスクリーン側)の後群レンズ112bとを有
している。さらに、前記開口絞り112cは前群レンズ
112aの焦点距離の位置に配置された構成であって、
いわゆる前側(偏光ビームスプリッタ106側)にテレ
セントリックなレンズを構成している。ここで、開口絞
り112cの中心を通過する光線を主光線として定義す
る。このように定義された主光線は無限本あるが、図2
においてはそのうちの光軸に対して最も傾きの大きい二
本の光線11,12と光軸上の主光線10について記載
した。
【0034】図示のとおり、投射レンズ112の開口絞
り112cの中心を通過する光線(主光線)l1,l2
は進行方向(スクリーン方向)に対して逆行して考える
ことができる。このことから、前述のように前群レンズ
112aと開口絞り112cのテレセントリックな位置
関係から、主光線l1,l2は前群レンズ112aと偏
光ビームスプリッタ106との間においては光軸に対し
て平行な光線となることが理解できる。さらに、主光線
l1,l2について光路を逆行して考えると、偏光ビー
ムスプリッタ106と色分解合成複合プリズムを構成す
るプリズム108、109、110、ならびにライトバ
ルブ111B、111R、111G間の光路において主
光線l1,l2は光軸に対して平行を保っている。加え
て、各ライトバルブ111B、111R、111G、色
分解合成複合プリズムを構成するプリズム108、10
9、110、偏光ビームスプリッタ106と、レンズ1
05に至るまでは、同様に主光線l1,l2が光軸に平
行になっている。主光線l1,l2はフィールドレンズ
105を逆行して光軸に対して集光するように進み、フ
ライアイインテグテータを構成する第2レンズ板104
の略中央部に配置されたレンズの光軸上の位置で両光線
l1,l2と光軸AXとが交差する。そして、主光線l
1,l2は、交差して広がってさらに進行し、対応する
第1レンズ板103のレンズの外形で定義される開口の
大きさまで広がって当該レンズに入射する。その後、凹
レンズ102を経てランプ101まで至ることとなる。
【0035】このように、本実施形態では、レンズ10
5と、投射レンズ112の前側レンズ112aによっ
て、第2レンズ板104と投射レンズ112の開口絞り
112cとの間に共役性が達成され、さらに、両レンズ
の間に配置される偏光ビームスプリッタと、色分解合成
プリズムと、ライトバルブとが前記主光線が光軸と平行
な位置に配置できることになる。
【0036】かかる構成では、前述の定義にかかる主光
線に関しては、すべて同一角度でプリズム等に入射す
る。一般に、偏光ビームスプリッタ106の偏光分離部
106pを構成する偏光分離膜と、色分解合成プリズム
中に配置されたダイクロイック膜と、ライトバルブの変
調層とはいずれも光線の入射角度によって特性が異なる
性質を有している。このため、本実施例では、入射角度
による性能の差は主光線に関する限り無視することがで
きる。これにより、投射像において、偏光ビームスプリ
ッタの偏光分離部とライトバルブ中の液晶層の角度特性
に起因するコントラストの低下、ならびにダイクロイッ
ク層の角度特性に起因するカラーシェーディングの発生
を極力低減することができる。
【0037】次に、図3の光線図を用いて主光線以外の
他の光線について説明する。図3は、前述の第2レンズ
板104の光軸上のレンズ成分104aから射出される
前述の主光線(l0,l1,l2)に加えて、第2レン
ズ板104の最も外側のレンズ成分104a上の輝点か
ら射出される光線(n0,n1,n2)と(m0,m
1,m2)とを示した図である。前述のように第2レン
ズ板104と投射レンズ112の開口絞り112cとは
共役の関係にあることより、レンズ成分104a上の最
も外側の輝点から射出された光は開口絞り112cの最
も外側の位置にそれぞれ収束し交差する(即ち、輝点を
形成する)。そして、開口絞り112cの輝点から射出
された光は広がって進行し、後ろ側レンズ112bによ
ってスクリーンSCに重畳投射される。
【0038】第2レンズ板104のレンズ成分104a
上の各輝点からそれぞれ光軸に平行に進行する光線m
0,n0を挟んで所定の広がり角を有して射出された光
(m1,m2ならびにn1,n2)は、レンズ105に
よって略平行光線に変換される。次に、光軸AXに対し
て傾きを有して進行し、偏光ビームスプリッタ106、
複合プリズムを経て各色ライトバルブにそれぞれ入射さ
れる。なお、図3においては簡単のために、G光用ライ
トバルブ111Gへの光線のみを示している。
【0039】そして、レンズ105が有するコンデンサ
レンズの機能とフィールドレンズの機能とによって、光
線(m1,l1,n1)、及び光線(m2,l2,n
2)はそれぞれライトバルブ111G上の最も外側の一
点に、光線(m0,l0,n0)はライトバルブ111
Gの中央部に集光する。ライトバルブ111Gで反射さ
れた前記入射光線は、入射光軸を逆行して広がり角(N
A)を有して進行する。次に、偏光ビームスプリッタ1
06の偏光分離部106pにて反射された変調光が投射
レンズ112に前記NAを有して入射される。前述のよ
うに光線(m0,m1,m2)及び光線(n0,n1,
n2)は開口絞り112cの最も外側の位置、また光線
(l0,l1,l2)の光線は開口絞り112cの中央
部の位置にそれぞれ収束交差し輝点を形成する。そし
て、当該輝点より広がり角を有して進行する光は後群投
射レンズ112bにてスクリーンSC上に重畳照明され
る。
【0040】図4は、図3に示した光線のうち最も外側
の光線(最外縁光束)を示した図、換言すると図1の投
射型表示装置の各部位における最外縁光線を示した図で
ある。第2レンズ板104を射出した光束はレンズ10
5までは一旦広がり発散光束として進行し、当該レンズ
105を透過した後は収束光束として進行して各ライト
バルブ111R,111G,111Bまで進行する。そ
して、各ライトバルブ111R,111G,111Bに
て反射された光は今度は発散光束となって進行し、投射
レンズ112a,112bに入射し、投射レンズ中に設
けられている開口絞り112cの大きさに光束が絞られ
る。そして、開口絞り112cからは発散光束となり、
スクリーンSC上全体に投射される。
【0041】図4に示すように、小型な光源101から
の光束を発散光学系であるフライアイインテグレータ1
03,104で一度発散させている。そして、フィール
ドレンズとコンデンサレンズとの機能を兼用したレンズ
105を用いて、レンズ105ヘの拡散広がり光束を収
束光束に変換する構成としたことにより、第1レンズ板
103ならびに第2レンズ板104を小型化する事がで
き照明光学系をコンパクトにすることができる。これに
より、コンパクトな光源や照明光学系で小型な装置を得
ることができる。
【0042】(第2実施形態)図5は、第2実施形態に
かかる投射型表示装置の構成を示す図である。高圧水銀
ランプ201aと楕円凹面鏡201bとからなる光源2
01、凹レンズからなる整形レンズ202、複数のレン
ズ成分203aからなる第1レンズ板203、及び複数
のレンズ成分204aからなる第2のレンズ板204、
フィールドレンズとコンデンサレンズとの機能を有する
レンズ205の各光学部材に関しては、上記第1実施形
態と同様の機能を有するので説明を省略する。
【0043】本実施形態が上記第1実施形態と異なる点
は、第2レンズ板204の射出面近傍に偏光変換装置2
16が配置されていることである。偏光変換装置216
は、複数の偏光ビームスプリッタを積層した偏光ビーム
スプリッタアレイと所定射出面に配置された1/2波長
位相板とから構成される。この構成により、入射したラ
ンダム偏光の光源光束を特定の直線偏光(本実施形態で
はP偏光)に変換する機能を有する。
【0044】前記偏光変換装置216を射出したP偏光
は、レンズ205を経て偏光ビームスプリッタ207に
入射される。偏光ビームスプリッタ207の光源側の入
射面には波長選択性位相板206が設けられている。そ
して、当該入射面に配置された波長選択性位相板206
によってG光波長領域のみがS偏光に変換される。波長
選択性位相板206の例としては、例えば米国特許5,
751,384号に開示のデバイスであって、複数枚の
位相板を積層した構成を有し、入射直線偏光のうちの特
定の波長域の光の振動方向を変えて射出する機能を有す
るデバイスが知られている。
【0045】位相板206を経て偏光ビームスプリッタ
207に入射した光のうちG光は、S偏光であるので、
偏光ビームスプリッタ207の偏光分離部207pで反
射され、偏光ビームスプリッタ207の面207bを射
出して、隣接する偏光ビームスプリッタ208の面20
8aに入射する。そして、偏光ビームスプリッタ208
の偏光分離部208pを反射して、偏光ビームスプリッ
タ208の面208bから射出し、射出面近傍に配置し
たG光用反射型ライトバルブ211Gに入射される。
【0046】一方、偏光ビームスプリッタ207を透
過,進行して、面207aから射出したR,B光は、R
光をS偏光に変換する波長選択性位相板209を経て偏
光ビームスプリッタ210に入射する。そして、透過し
て面210aから射出するB光と、反射分離部210p
で反射して面210bから射出するR光とに分解され
る。そして、B,R各光の射出面近傍にはB光用ライト
バルブ211BとR光用ライトバルブ211Rとが配置
される。
【0047】本実施形態にて使用するライトバルブは上
記第1実施形態にて使用した反射型ライトバルブと同様
に電気書き込み式反射型ライトバルブである。ライトバ
ルブの構造・機能は上記第1実施形態と同じであるので
説明は省略する。
【0048】G光用ライトバルブ211Gから射出され
た光は偏光ビームスプリッタ208に面208bから入
射する。ここで、変調光はP偏光であるので、偏光分離
部208pを透過することにより検光される。そして、
射出面に配置した1/2波長位相板214にてS偏光に
変換し、偏光ビームスプリッタ213に面213bから
入射する。
【0049】また、R光用ライトバルブ211Rから射
出された光は偏光ビームスプリッタ210に面210b
から入射する。変調光はP偏光であるので、偏光分離部
210pを透過することにより検光し、射出面210c
から射出される。
【0050】また、B光用ライトバルブ211Bから射
出された光は、偏光ビームスプリッタ210に面210
aから入射する。変調光はS偏光であるので、偏光分離
部210pを反射することにより検光し、面210cか
ら射出し、前記R光の検光光と合成されて射出面210
cから射出される。
【0051】R(P偏光)光、B(S偏光)光の合成射
出光は、偏光ビームスプリッタ213の入射面に配置さ
れたB光をP偏光に変換する波長選択性位相板212を
経て、両光ともP偏光として偏光ビームスプリッタ21
3に入射する。
【0052】偏光ビームスプリッタ213に入射したG
光はS偏光であるので偏光分離部213pにて反射され
る。また、R,B光はP偏光であるので偏光分離部21
3pを透過して前記G光と色合成が達成されて面213
aから射出される。そして、投射レンズ215a,21
5bに入射し、不図示のスクリーン上にフルカラー像と
して投射する。
【0053】なお、スクリーンとして偏光スクリーンを
使用する場合には、偏光ビームスプリッタ213の射出
面213aに波長選択性位相板を配置して射出光の偏光
をすべてそろえることが望ましい。
【0054】図6は、図3と同趣旨の光線図であって、
第2レンズ板204の光軸上のレンズ204aから射出
され、投射レンズ215内の開口絞り215cの中心に
て交差する主光線と、レンズ板204の最も外側のレン
ズ204aから射出される光線であって、それぞれ前記
開口絞り215cの最も外側の位置において交差する光
線を示したものである。
【0055】図6から明らかなように、レンズ205と
投射レンズ215の間に配置される色分解光学系、ライ
トバルブ、検光光学系、及び色合成光学系は上述の主光
線が光軸に対して平行な位置に配置されている。また、
偏光ビームスプリッタ207は偏光ビームスプリッタの
機能と共に色分解光学系の一部を形成している。同様
に、偏光ビームスプリッタ213は偏光ビームスプリッ
タの機能と共に検光光学系と色合成光学系とを兼用して
いる。従って、偏光分離部を構成する誘電体膜が光線の
入射角度に起因する特性の変化を有している場合でも、
主光線に関しては全て同じ角度で入射させることができ
るので、コントラストの低下及びカラーシェイディング
の発生を低減することができる。
【0056】図7は、図4と同趣旨の各部位における光
束の最外縁光線を示したものである。第2レンズ板20
4を射出した発散光束はレンズ205によって収束光束
に変換されて、各ライトバルブ211R,211G,2
11Bに入射される。そして、各ライトバルブ211
R,211G,211Bを射出する発散光束はそのまま
投射レンズ215に入射される。
【0057】かかる構成により、上記第1実施形態で説
明したのと同様に理由により、小型な光源、照明光学系
によりコンパクトな投射型表示装置を達成できる。 (第3実旋形態)図8は、第3実施形態にかかる投射型
表示装置の構成を示す図である。上記第1、第2実施形
態にかかる投射型表示装置では、反射型ライトバルブを
用いていたが、本実施形態では透過型ライトバルブを使
用する。
【0058】高圧水銀ランプ301aと楕円凹面鏡30
1bとからなる光源301、凹レンズの整形レンズ30
2、第1レンズ板303と複数のレンズ成分303a、
第2レンズ板304と複数のレンズ成分304aは、上
記第1実施形態と同じ機能を有する部材であるので説明
を省略する。第2レンズ板304を射出した光はコンデ
ンサレンズとフィールドレンズの機能を有するレンズ3
05を経てR光とG光の反射特性を有するダイクロイッ
クミラー306に入射する。そして、直進して進行する
B光と、反射して方向を直角に変えて進行するR光、G
光とに色分解される。
【0059】透過進行するB光は折り曲げミラー309
にて方向を変えて進行し、B光用透過型ライトバルブ3
12Bに入射される。R,G光は進行してG光反射ダイ
クロイックミラー307に入射し、透過してそのまま進
行するR光と、反射して進行方向を直角に変えて進行す
るG光とに色分解される。そして、G光はそのままG光
用透過型ライトバルブ312Gに入射される。また、R
光は折り曲げミラー308によって方向を直角に変えて
進行し、リレーレンズ311を経て再度折り曲げミラー
310にて反射されR光用透過型ライトバルブ312R
に入射される。
【0060】ここで、透過型ライトバルブの基本構成と
その機能について簡単に説明する。透過型ライトバルブ
はクロスニコルを構成する二枚の偏光板の間に液晶パネ
ル(第1〜3ライトバルブに相当)を挟み込んだ構成を
有している。さらに、当該液晶パネルは複数の画素から
構成されている。個々の画素は色信号により選択された
TFT等の非線形素子によってスイッチングされること
によって液晶層に電圧が印加される。また、選択された
素子は、前記入射面側の偏光板(偏光分離光学系に相
当)を透過した直線偏光の偏光方向を変える(変調させ
る)ことができる機能を有している。そして、当該変調
光は射出面側に設置された偏光板(検光色合成光学系の
検光光学系に相当)を透過することで検光されてライト
バルブを射出し、非変調光は偏光板で吸収される。
【0061】各ライトバルブ312R,312G,31
2Bはそれぞれ上記の機能を有していることから、各色
光の色信号によって変調された変調光が検光されて各ラ
イトバルブを透過、射出され、色合成光学系を構成する
クロスダイクロイックプリズム313にそれぞれ異なる
入射面から入射される。クロスダイクロイックプリズム
313は、直角三角形プリズムの直角を挟む側面の所定
面にR光反射ダイクロイック膜313R又はB光反射ダ
イクロイック膜313Bを形成し、直角部を合わせる形
状にて接着固着した複合プリズムである。そして、その
断面形状が略正方形状であり、内部に前記R光反射ダイ
クロイック膜313RとB光反射ダイクロイック膜31
3Bが互いにに直交してX型に配置された構成となって
いる。
【0062】ライトバルブ312R,312Bから射出
し、クロスダイクロイックプリズム313に入射した光
はそれぞれダイクロイック膜313R,313Bに反射
されて同一方向に反射される。また、ライトバルブ31
2Gから射出し、クロスダイクロイックプリズム313
に入射したG光は、両ダイクロイック膜を透過して進行
し、射出してR,G,B光の色合成が達成される。最後
に、投射レンズ314に入射、不図示のスクリーン上に
投射される。
【0063】本実施形態にかかる投射型表示装置の構成
においては、光源からライトバルブまでの光路長を考え
てみるとR光のみが長くなっている。リレーレンズ31
1はこの点を考慮したものであって、R光に関してライ
トバルブまでの光路長が長くなっても他の二つのライト
バルブとの同一な照明を担保するために配置されてい
る。この点についての詳細については後述する。
【0064】図9は、本実施形態にかかる投射型表示装
置の光線を示す図である。投射レンズ314は、上記各
実施形態と同様であって、前側(即ちクロスダイクロイ
ックプリズム313側)にテレセントリックな構成とな
っている。図9において、開口絞り314cの中央部を
通過する3本の主光線と、当該開口絞り314cの両端
を通過する光線(各3本)を上記実施形態と同様に示
す。開口絞り314cと第2レンズ板304とは共役の
関係にあるので、これら光線のうちの主光線の3本につ
いては第2レンズ板304の光軸上のレンズ成分304
a上に集光し、他の光線については第2レンズ板の最も
外側のレンズ成分の中央部にそれぞれ集光する。
【0065】前記開口絞り314cの中央を通過する光
線として定義される主光線は、クロスダイクロイックプ
リズム313、各色光用ライトバルブ312R,312
G,312B、色分解光学系を構成するダイクロイック
ミラー306,307が配置された位置においては光軸
に平行になっている。
【0066】前記光線を第2レンズ板304のレンズか
ら広がり角を有して進行する光線として扱うと、光軸上
の中央のレンズ成分304aからの主光線はレンズ30
5を経て光軸に平行な光線になり、投射レンズ314の
開口絞り314cの中央部で交差している。
【0067】ここで、R光の光路に設けられているリレ
ーレンズ311について説明する。リレーレンズ311
に入射するR光の前記定義にかかる主光線は、リレーレ
ンズ311中の開口絞り311cの中央部にて交差して
進行した後、光軸に平行になって射出される。そして、
ライトバルブ312R、クロスダイクロイックプリズム
313に入射される。つまり、リレーレンズ311は入
射側、射出側の両側にテレセントリックなレンズであ
り、その倍率は1対1である。また、第2レンズ板30
4の両端のレンズ成分304aからの広がり光線は、リ
レーレンズ311の開口絞り311cの両端にて交差す
る。
【0068】光線図より明らかなように、第2レンズ板
304の各レンズ成分304aは、コンデンサレンズと
しての機能を有するレンズ305を経て、各ライトバル
ブ312B,312G,312Rと共役な位置をテレセ
ントリックに重畳照明する。R光に関して言えば、R光
用ライトバルブ312Rと共役な位置をリレーレンズ3
11にてライトバルブ312Rへ1対1の倍率で照明す
る機能を果たす。
【0069】図10は、本実施形態における最外縁光束
の形状を示した図である。第2レンズ板304を経た発
散光束はレンズ305によって収束光束になり、B光、
G光に関してはそのまま収束光束にてライトバルブ31
2R,312Gに入射される。また、R光束に関しては
ダイクロイックミラーを経て前記ライトバルブ312
G,312Bとの共役位置までは収束光束で、当該位置
からは発散光束にて進行する。即ち、各ライトバルブは
光束のくびれの位置近傍に設けられている。そして、リ
レーレンズ311を経由して収束光束に変換され、ライ
トバルブ312Rには他のライトバルブと同様に収束光
束で入射する。
【0070】各色ライトバルブ312R,312G,3
12Bに入射した収束光束は発散光束に変換されて射出
進行し、色合成光学系を構成するクロスダイクロイック
プリズム313に入射し、投射レンズ314にそのまま
の発散光束で入射する。
【0071】以上説明したように、フライアイインテグ
レータを射出した発散最外縁光束を、レンズ305によ
って収束光束に変換する構成を採用している。これによ
り、小型な光源、照明光学系で装置の小型化を図ること
ができる。
【0072】また、上記各実施例では、図11(a)に
示すように発散光学系としてフライアイインテグレータ
を使用したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、図11(b)に示すように、入射端面ENと射
出端面EXと光軸AX方向に沿った内面反射面INTと
を有し、前記射出端面ENに面光源を形成するロッドイ
ンテグレータRIを発散光学系として使用することがで
きる。
【0073】また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で様々な態様をとることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば小
型な投射型表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる投射型表示装置の構成を
示す図である。
【図2】第1実施形態にかかる投射型表示装置における
主光線を示した光線図である。
【図3】第1実施形態にかかる投射型表示装置における
他の光線を示した光線図である。
【図4】第1実施形態にかかる投射型表示装置における
最外縁光線を示した光線図である。
【図5】第2実施形態にかかる投射型表示装置の構成を
示す図である。
【図6】第2実施形態にかかる投射型表示装置における
主光線を示した光線図である。
【図7】第2実施形態にかかる投射型表示装置における
最外縁光線を示した光線図である。
【図8】第3実施形態にかかる投射型表示装置の構成を
示す図である。
【図9】第3実施形態にかかる投射型表示装置における
主光線を示した光線図である。
【図10】第3実施形態にかかる投射型表示装置におけ
る最外縁光線を示した光線図である。
【図11】(a)は、発散光学系としてフライアイイン
テグレータを使用した場合、(b)はロッドインテグレ
ータを使用した場合の概略構成を示す図である。
【図12】従来における投射型表示装置の構成を示す図
である。
【符号の説明】
101a,201a,301a 高圧水銀ランプ 101b,201b,301b 凹面鏡(楕円鏡) 101,201,301 光源 102,202,302 整形用凹レンズ 103,203,303 第1レンズ板 104,204,304 第2レンズ板 105,205,305 フィールド(コンデンサ)レ
ンズ 112,215,314 投射レンズ 106,213 検光プリズム 107 光路長補正部材 108,109,110,207,208,209、3
13 プリズム 111R,111G,111B,211R,211G,
211B,312R,312G,312B ライトバル
ブ SC スクリーン RI ロッドインテグレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/31 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA16 HA13 HA20 HA21 HA23 HA25 HA28 MA20 2H091 FA05X FA10Z FA14Z FA17X FA21X FA26X FA41X FD01 FD03 LA11 5C060 EA01 HC01 HC09 HC19 HD01 5G435 AA18 BB12 BB17 CC12 FF05 GG00 GG02 GG03 GG04 GG08 GG23 GG46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプと凹面鏡とから構成される光源
    と、 前記光源からの照明光を変調して出射することにより画
    像を生成する画像生成素子と、 前記画像生成素子の像を投影する投影光学系と、 前記光源の出射側に配置され、前記光源からの照明光の
    最外縁光束を発散させる発散光学系と、 前記発散光学系よりも有効径が大きく、前記発散光学系
    から出射された光の最外縁光束を収束させて前記画像生
    成素子に出射する収束光学系とを有することを特徴とす
    る投射型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投射型表示装置におい
    て、 前記画像生成素子は入射された最外縁光束の光を反射し
    て、発散させて前記投影光学系ヘ出射する反射型ライト
    バルブであることを特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の投射型表示装置におい
    て、前記発散光学系と前記収束光学系とにより構成され
    る光学系は、前記照明光の前記最外縁光束をくびれた形
    状にし、前記画像生成素子は前記くびれの位置近傍に設
    けられていることを特徴とする投射型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の投射型表示装置におい
    て、前記発散光学系は、複数の第1レンズ成分を平面的
    に配列した第1レンズ板と、前記第1レンズ板に相対し
    て設けられ、前記複数の第1レンズ成分のそれぞれに対
    応し、かつ前記複数の第1レンズ成分の焦点位置に平面
    的に配列された複数の第2レンズ成分を有する第2のレ
    ンズ板とからなり、前記第2レンズ板に2次光源として
    複数の光源像を形成するフライアイインテグレータを含
    むことを特徴とする投射型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の投射型表示装置におい
    て、前記発散光学系は、入射端面と射出端面と光軸方向
    に沿った内面反射面とを有し、前記射出端面に面光源を
    形成するロッドインテグレータを含むことを特徴とする
    投射型表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の投射型表示装置におい
    て、前記画像生成素子から出射される出射光の開口数を
    決定する開口絞りを更に有し、前記収束光学系は、前記
    開口絞りの中央位置に共役な点から射出する前記2次光
    源からの照明光を平行光束に変換するフィールドレンズ
    を含むことを特徴とする投射型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の投射型表示装置におい
    て、前記画像生成素子は、第1色に対応する画像を生成
    する第1画像生成素子と、第2色に対応する画像を生成
    する第2画像生成素子と、第3色に対応する画像を生成
    する第3画像生成素子とを含み、前記光源からの光を前
    記第1色の光と前記第2色の光と前記第3色の光とに色
    分解し、前記第1画像生成素子と前記第2画像生成素子
    と前記第3画像生成素子とにそれぞれ前記第1色の光と
    前記第2色の光と前記第3色の光とを出射する色分解光
    学系と、前記第1画像生成素子から出射される第1色の
    変調光と、前記第2画像生成素子から出射される第2色
    の変調光と、前記第3画像生成素子から出射される第3
    色の変調光との色合成を行い、前記投影光学系に出射す
    る色合成光学系とを更に有することを特徴とする投射型
    表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の投射型表示装置におい
    て、 前記色分解光学系は、前記光源からの光を所定の振動方
    向の偏光に変換し、前記第1色の偏光と前記第2色の偏
    光と前記第3色の偏光とに色分解する偏光色分解光学系
    であり、前記色合成光学系は、前記第1画像生成素子か
    ら出射される第1色の変調光と、前記第2画像生成素子
    から出射される第2色の変調光と、前記第3画像生成素
    子から出射される第3色の変調光との検光及び色合成を
    行う検光色合成光学系であることを特徴とする投射型表
    示装置。
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