JP2001272208A - 重ね合わせずれ検査装置、重ね合わせずれ検査用マークおよび重ね合わせずれ検査方法 - Google Patents

重ね合わせずれ検査装置、重ね合わせずれ検査用マークおよび重ね合わせずれ検査方法

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JP2001272208A
JP2001272208A JP2000087008A JP2000087008A JP2001272208A JP 2001272208 A JP2001272208 A JP 2001272208A JP 2000087008 A JP2000087008 A JP 2000087008A JP 2000087008 A JP2000087008 A JP 2000087008A JP 2001272208 A JP2001272208 A JP 2001272208A
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Takahiro Kitagawa
川 隆 宏 北
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の製造工程中のリソグラフィ工程にお
いて、下層パターンとレジストパターンとの重ね合わせ
ずれの有無を短時間でかつ自動的に検査することができ
る重ね合わせずれ検査装置、重ね合わせずれ検査用マー
クおよび重ね合わせずれ検査方法を提供する。 【解決手段】 交互に配置されて周期幅pの回折格子を
なすように設計された下層パターン61とレジストパタ
ーン65であって素子形成用のパターンとレジストパタ
ーンとともにそれぞれ形成された被検査マーク60を含
む基板Sを載置するステージ17と、波長λの平行単色
光Lを発生させ任意の入射角θiで周期pを与える方
向から被検査マーク60に照射する照射素子29と、平
行単色光L の照射を受けて被検査マーク60から発生
するm次回折光LDmを検出する受光手段45と、周期
pと波長λと入射角θiとm次回折光LDmの射出角θ
rmとの間の関係式p(sinθrm−sinθi)=
±mλに基づいて下層パターン61とレジストパターン
65との重ね合わせずれの有無を判定する判定手段13
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ね合わせずれ測
定装置、重ね合わせずれ測定方法および重ね合わせずれ
測定用マークに関し、特に、基板上へのデバイス形成形
成過程で行なわれるリソグラフィ工程において、ウェー
ハ表面に既に形成されたパターンと、このパターン上に
露光され現像されたレジストパターンとの重ね合わせず
れの有無を検査する技術を対象とする。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハ上へデバイスを形成する
製造工程中に実施されるリソグラフィ工程において、既
に半導体ウェーハ上に形成されたパターンと、このパタ
ーンの表面に露光され現像されたレジストパターンとの
重ね合わせの良否は、製造歩留まりの良否に直接影響を
及ぼす要因として、その重要度が増してきている。
【0003】このような下層パターンとレジストパター
ンとの重ね合わせ精度を測定し、その良否を判定する装
置(以下、重ね合わせずれ検査装置という)と、この重
ね合わせ良否の判定に用いられる重ね合わせずれ測定用
マークの従来の技術について図面を参照しながら説明す
る。なお、以下の各図において同一の部分には同一の参
照番号を付してその説明を適宜省略する。
【0004】まず、重ね合わせずれ測定用マークについ
て説明すると、図10(a)および(b)に示すBox
−in−boxと呼ばれるマーク110や図11(a)
および(b)に示すBar−in−barと呼ばれるマ
ーク120が一般的に用いられている。これらのマーク
は、デバイス形成用の他のパターンまたはレジストパタ
ーンとともに形成され、例えば図10に示すマークで
は、正方形の平面形状を有する下層パターン111(外
側Boxと呼ばれる)をデバイス形成用の下層パターン
と同時に形成し、保護膜113を形成した後、レジスト
パターン115(内側Boxと呼ばれる)をデバイス形
成用のレジストパターンと同時に形成する。また、図1
1に示すマークでは、互いに対向する2組の直方体(外
側Barと呼ばれる)でなる下層パターン121をデバ
イス形成用のパターンと同時に形成し、保護膜123の
形成を経て、互いに対向する2組の直方体(内側Bar
と呼ばれる)でなるレジストパターン125をデバイス
形成用のレジストパターンと同時に形成する。このよう
な構造により、測定用マーク110,120に、下層パ
ターンとレジストパターンとの間の相対的位置関係を表
わす情報を保持することができる。
【0005】また、これらの測定マーク110,120
を用いた従来の測定方法の一例は、次のとおりである。
即ち、まず、測定マーク110,120に対して可視光
を照射する。次に、測定マークからの反射光を検出して
これらのマークを横断する方向および縦断する方向で輝
度断面プロファイルを抜き出す。図10(c)および図
11(c)はそれぞれ測定マーク110,120を縦断
する方向で抽出した輝度断面プロファイルである。最後
に、これらのプロファイルの形状に基づいて測定マーク
110を構成する2つのBox(平面視における内外の
Box)や測定マーク120を構成する8つのBarの
間の相対的な位置関係を検出する。このような方法によ
り、重ね合わせずれを高い精度で検査することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の測定マークまたはこれを用いた従来の測定方法
には、次のような2つの問題点があった。
【0007】即ち、第1の問題点は、測定に時間を要す
るということであり、また、第2の問題点は、装置化し
た場合に装置の構成が大がかりになり、特に光学系の構
造や各種制御系の設定が複雑になるという問題である。
特に、半導体量産工場においては、大量のウェーハを限
られた台数の装置で処理しなければならないため、第1
の問題を回避するためには、測定を実施するウェーハを
絞り込まざるを得ない。この結果、重ね合わせ精度の検
査が実施されないまま次工程に流通するウェーハが存在
するという事態が発生する。
【0008】このような事態を対処するため、光学顕微
鏡を用いた目視検査が実施される場合がある。即ち、検
査対象について、数ミクロンオーダーのレベルでの大規
模な重ね合わせずれがあるか否かを光学顕微鏡を用いて
検査員の目によって検査する方法である。
【0009】しかしながら、目視検査では検査の基準が
検査員の熟練度や勘といった定性的な要素に大きく左右
されるため、検査精度の低下や不安定性の原因となって
いた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、半導体の製造工程中のリソグラフィ
工程において、下層パターンとレジストパターンとの重
ね合わせずれの有無を短時間でかつ自動的に検査するこ
とができる重ね合わせずれ検査装置、重ね合わせずれ検
査用マークおよび重ね合わせずれ検査方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。
【0012】即ち、本発明の第1の態様によれば、交互
に配置されて周期幅pの回折格子をなすように設計され
た第1のパターンと第2のパターンであって、素子形成
用のパターンおよびレジストパターンとともにそれぞれ
同時に形成された被検査マークを含む基板を載置するス
テージと、波長λの平行単色光を発生させ、任意の入射
角θiで上記周期幅pを与える方向から上記平行単色光
を上記被検査マークに照射する照射素子と、上記平行単
色光の照射を受けて上記被検査マークから発生するm次
回折光(mは0を除く整数)を検出する受光手段と、上
記周期幅pと上記波長λと上記入射角θiと上記m次回
折光の射出角θrmとの間の関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ に基づいて上記第1のパターンと上記第2のパターンと
の重ね合わせずれの有無を判定する判定手段と、を備え
る重ね合わせずれ検査装置が提供される。
【0013】上記重ね合わせずれ検査装置が備える上記
判定手段は、上記関係式に基づく射出角θrmで上記被
検査マークから射出する上記m次回折光が検出されるべ
き位置で上記受光素子が上記m次回折光を受光する場合
に、上記第1のパターンと上記第2のパターンとの間で
重ね合わせずれが無いと判定し、上記関係式に基づく射
出角θrmで上記被検査マークから射出する上記m次回
折光が検出されるべき位置で上記受光素子が上記m次回
折光を検出しない場合に、上記第1のパターンと上記第
2のパターンとの間で重ね合わせずれが発生していると
判定することが望ましい。
【0014】本発明の好適な実施態様において、上記重
ね合わせずれ検査装置は、上記被測定マークが設計どお
りに形成されている場合に、上記関係式に基づく射出角
θrmで上記被検査マークから射出する上記m次回折光
が検出されるように、上記照射素子と上記ステージと上
記受光素子との間の相対位置関係を制御する位置制御手
段をさらに備える。
【0015】上記判定手段は、上記受光素子により検出
された上記m次回折光の輝度と、上記被測定マークが設
計どおりに形成されている場合に上記受光素子により検
出される上記m次回折光の輝度である輝度しきい値と、
を比較することにより上記重ね合わせずれの有無を判定
することが好ましい。
【0016】また、上記位置制御手段は、上記平行単色
光が通過する平面とほぼ同一の平面内で、上記m次回折
光の任意の射出角に対応して上記受光素子の受光面が上
記被検査マークに対向するように上記受光素子を移動さ
せる受光素子移動手段を含み、上記判定手段は、上記受
光素子により検出される上記m次回折光が最大の輝度を
有するときの上記任意の射出角と、上記被測定マークが
設計どおりに形成されている場合に上記平行単色光の照
射を受けて発生する上記m次回折光の射出角である基準
射出角とを比較することにより上記重ね合わせずれの有
無を判定すると良い。
【0017】また、上記位置制御手段は、上記平行単色
光が任意の入射角で上記被検査マークに入射するように
上記照射素子を移動させる照射素子移動手段を含み、上
記判定手段は、上記受光素子により検出される上記m次
回折光が最大の輝度を有するときの上記任意の入射角
と、上記被測定マークが設計どおりに形成されている場
合に上記受光素子に検出される上記m次回折光が最大の
輝度を有するときの入射角である基準入射角とを比較す
ることにより上記重ね合わせずれの有無を判定すること
としても良い。
【0018】また、上記相対位置制御手段は、上記ステ
ージを任意の傾斜角で傾斜させるステージ傾斜制御手段
を含み、上記判定手段は、最大の輝度で上記受光素子に
検出された上記m次回折光の射出角である被測定射出角
を上記ステージの傾斜角に基づいて算出し、算出された
被測定射出角と、上記被測定マークが設計どおりに形成
されている場合に上記平行単色光の照射を受けて発生す
る上記m次回折光の射出角である基準射出角と、を比較
することにより上記重ね合わせずれの有無を判定すると
良い。
【0019】上記基板には上記周期幅pを与える方向が
互いに直交する複数の上記被検査マークが形成され、上
記相対位置制御手段は、上記複数の被検査マークに上記
平行単色光が順次照射されるように上記ステージを回動
させるステージ回動制御手段を含むとさらに好適であ
る。
【0020】また、本発明の第2の態様によれば、交互
に配置されて周期幅pの回折格子をなすように設計され
基板上に形成された第1のパターンと第2のパターンと
を含む重ね合わせずれ検査用マークであって、上記第1
のパターンは、上記基板上の素子形成用のパターンと同
時に形成され、上記第2のパターンは、上記素子形成用
パターンに重ねてフォトリソグラフィにより形成された
レジストパターンと同時に形成され、波長λの平行単色
光の入射を任意の入射角θiで上記周期幅pを与える方
向から受けて、関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ(mは0を除
く整数) を満たす射出角θrmでm次回折光を射出し、上記周期
幅pを有するように形成されたか否かの情報を与える重
ね合わせずれ検査用マークが提供される。
【0021】また、本発明の第3の態様によれば、基板
上に第1のパターンを素子形成用のパターンと同時に形
成する工程と、フォトリソグラフィにより、上記基板上
に上記素子形成用パターンに重ねてレジストパターンを
形成すると同時に、上記第1のパターンと交互に配置さ
れるように第2のパターンを形成する工程とを含み、上
記第1のパターンと上記第2のパターンで周期幅pの回
折格子をなすように設計された被検査マークを上記基板
上に形成するマーク形成工程と、発光素子から波長λの
平行単色光を発生させて任意の入射角θiで上記周期幅
pを与える方向から上記被検査マークに照射する照射工
程と、上記平行単色光の照射を受けて上記被検査マーク
から発生するm次回折光(mは0を除く整数)を受光素
子により検出する検出工程と、上記周期幅pと上記波長
λと上記入射角θiと上記m次回折光の射出角θrmと
の間の関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ に基づいて上記第1のパターンと上記第2のパターンと
の重ね合わせずれの有無を判定する判定工程と、を備え
る重ね合わせずれ検査方法が提供される。
【0022】上記重ね合わせずれ検査方法において、上
記判定工程は、上記関係式に基づく射出角θrmで上記
被検査マークから射出する上記m次回折光が検出される
べき位置で上記m次回折光が検出された場合に上記第1
のパターンと上記第2のパターンとの間で重ね合わせず
れが無いと判定し、上記関係式に基づく射出角θrmで
上記被検査マークから射出する上記m次回折光が検出さ
れるべき位置で上記m次回折光が検出されない場合に上
記第1のパターンと上記第2のパターンとの間で重ね合
わせずれが発生していると判定する工程であることが好
ましい。
【0023】また、上記判定工程は、上記被測定マーク
が設計どおりに形成されている場合に検出されるべき上
記m次回折光の輝度である輝度しきい値と、検出された
上記m次回折光の輝度と、を比較することにより上記重
ね合わせずれの有無を判定する工程であると良い。
【0024】また、上記検出工程は、上記平行単色光が
通過する平面とほぼ同一の平面内で、上記受光素子の受
光面が上記被検査マークに対向するように上記受光素子
を移動させながら上記m次回折光を検出する工程であ
り、上記判定工程は、最大の輝度で上記m次回折光が検
出されたときの上記m次回折光の射出角と、上記被測定
マークが設計どおりに形成されている場合に検出される
べき上記m次回折光の射出角である基準射出角とを比較
することにより上記重ね合わせずれの有無を判定すると
良い。
【0025】また、上記照射工程は、任意の入射角で上
記被検査マークに入射するように上記照射素子を移動さ
せながら上記平行単色光を照射する工程であり、上記判
定工程は、検出される上記m次回折光が最大の輝度を有
するときの上記任意の入射角と、上記被測定マークが設
計どおりに形成されている場合に最大の輝度で検出され
るべき上記m次回折光の入射角である基準入射角と、を
比較することにより上記重ね合わせずれの有無を判定す
ると良い。
【0026】また、上記検出工程は、上記基板を任意の
傾斜角で傾斜させながら上記m次回折光を検出する工程
であり、上記判定工程は、最大の輝度で検出された上記
m次回折光の射出角である被測定射出角を上記基板の傾
斜角に基づいて算出し、算出された被測定射出角と、上
記被測定マークが設計どおりに形成されている場合に上
記平行単色光の照射を受けて発生する上記m次回折光の
射出角である基準射出角と、を比較することにより上記
重ね合わせずれの有無を判定することとしても良い。
【0027】また、上記マーク形成工程は、上記周期幅
pを与える方向が互いに直交する複数の上記被検査マー
クを形成する工程であり、上記基板を回動させて、上記
照射工程、上記検出工程および上記判定工程を繰り返
し、上記複数の被検査マークについて重ね合わせずれを
順次検査するとさらに好適である。
【0028】
【発明の実施の形態】(1)検査原理 本発明の実施の形態を説明する前に、まず、本発明にか
かる重ね合わせずれ検査方法の原理について図1を参照
しながら説明する。
【0029】図1(a)の平面図に示すように、ライン
とスペースが相互に同一の幅をもって、かつ、周期pを
もって繰り返されるパターン(以下、ライン状回折格子
という)50があるとすると、このライン状回折格子5
0に対して、光束を平行に揃えた単色光(以下、平行単
色光という)Lを同図の矢印に示す方位から、即ち、
パターンのラインに直交する方向から照射すると、反射
光(0次回折光)と複次の回折光が発生する。これら反
射光と回折光の光路を図1(b)に示す。同図は、図1
(a)に示すライン状回折格子を切断線A−Aに沿って
切断した場合の断面図と反射光および回折光の軌跡とを
含む説明図である。
【0030】平行単色光Lの入射角θiとm次回折光
(mは0を除く整数)の射出角θrmとの間には、次の
関係式が成立する。
【0031】 p(sinθrm−sinθi)=±mλ・・・・・・・・・・(1) ここで、λは平行単色光Lの波長を表わし、pは回折
格子の周期幅を表わす。また、回折格子の周期幅pにお
けるライン部分の幅の長さとスペース部分の幅の長さと
の比率は1:1であるとする。
【0032】(1)の関係式から、照射する平行単色光
の波長λとその入射角θiとが既知であり、かつ、固定
の数値であるとすると、m次回折光の射出角θrmは、
回折格子の周期幅pにのみ依存することになる。このこ
とから、半導体製造工程においてデバイス形成用の下層
パターンおよびレジストパターンの形成と同時に、下層
のパターンとレジストパターンとを重ね合わせることに
よって任意の周期幅p(設計値)のライン状回折格子を
ウェーハ上に形成してこれを検査用マークとし、この検
査用マークに対して波長λの平行単色光を入射角θiで
照射すると、発生するm次回折光の射出角θrmが関係
式(1)から導かれる理論値に対して変動するか否かに
より、下層パターンとレジストパターンとの重ね合わせ
ずれの有無を判定することが可能になる。
【0033】以下、本発明の実施の形態のいくつかにつ
いて図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形
態では説明を簡略化するため、m次回折光として一次回
折光(m=1)のみを取りあげるが、原理上、他次の回
折光についても適用できることは明らかである。
【0034】(2)重ね合わせずれ検査マークの実施形
態 本発明にかかる重ね合わせずれ検査方法に用いられる重
ね合わせずれ検査用マークの実施形態について図面を参
照しながら説明する。
【0035】図2は、本発明にかかる重ね合わせずれ検
査用マーク(以下、適宜に、被検査マークという)の第
1の実施の形態を示す。同図(a)は、本実施形態の被
測定マーク60の平面図であり、また、同図(b)は
(a)の切断線B−Bに沿った断面図である。図2に示
すように、被検査マーク60は、周期4dを有するよう
にウェーハS上に形成されたライン・アンド・スペース
のパターン61(以下、下層パターンという)と、この
下層パターン61のスペース部分にライン部分が配置さ
れるように露光されたレジストによる周期的なパターン
(以下、レジストパターンという)65とを備え、最終
的には同図(b)に示すようなライン状の回折格子をな
す。
【0036】本実施形態における下層パターン61とレ
ジストパターン65との相対的なサイズと配置形態は、
次のとおりである。即ち、まず、相互の配置形態につい
ては、下層パターン61とレジストパターン65の両パ
ターン同士の重ね合わせが完全に一致している場合にお
いて、図2(b)に示すように、下層パターン61とレ
ジストパターン65とによって形成されるライン状回折
格子のライン幅とスペース幅とが全て同一の幅となるよ
うに選択する。また、それぞれのパターンにおけるサイ
ズについては、図2(a)に示すように、下層パターン
61とレジストパターン65におけるラインおよびスペ
ースの幅は同一とし、かつ、ライン部分とスペース部分
の幅の比率は1:3となるように選択する。
【0037】次に、本発明にかかる重ね合わせずれ検査
用マークの第2の実施の形態について説明する。
【0038】本発明にかかる重ね合わせずれ検査用マー
クは、上記(1)の検査原理で説明したように、下層パ
ターンとレジストパターンとが重なり合うことにより、
平行単色光を照射した場合に、上記関係式(1)を満た
すような回折光を発生させるものであれば良く、この限
りにおいて形状は問わない。従って、平行光束の照射方
向に沿って、同一の幅長、この幅長と同一のピッチで交
互に配置されたものであれば良い。
【0039】図3に示す被検査マーク70は、矩形パタ
ーンを格子状に配置したものであり、下層パターン71
とレジストパターン75とをX方向とY方向のいずれに
も交互に配置したものである。図2に示すライン状回折
格子では、ラインに垂直な方向(同図に示す例ではY方
向)から平行光束を照射した場合に回折光が発生する構
造となっているが、本実施形態の被検査マーク70で
は、X方向とY方向のいずれから平行光束を照射しても
回折光が発生する構造となっている。
【0040】図4に示す被検査マーク80は、上述した
第1の実施形態の変形例であり、平行光束の入射をX方
向図から受けても、Y方向から受けても回折光を発生さ
せることができるように、図2に示す被検査マーク60
を2つ組み合わせたものである。即ち、図2に示す被検
査マーク60と同様にX方向にラインを配置したマーク
部分80aと、図2に示す被検査マーク60のラインが
Y方向と平行となるように配置したマーク部分80bと
を同時に形成して一つの被検査マーク80としたもので
ある。このような構造によっても、図3に示す被検査マ
ーク70と同様に機能する回折格子を提供することがで
きる。
【0041】本発明にかかる重ね合わせずれ検査用マー
クの第3の実施の形態を図5の断面図に示す。本実施形
態の特徴は、ウェーハS上に形成された下層パターン9
1と、下層パターンの上方に形成されたレジストパター
ン95との間に可視光領域において透明となる透明膜9
3が形成されている点にある。
【0042】実際の半導体製造工程においては、生成さ
れたデバイスを加工する際に下層パターンとレジストパ
ターンとの間にこのような透明膜が堆積される場合もあ
る。本実施形態の被検査パターンは、このような製造過
程においても本発明にかかる検査方法の適用を可能にす
るものである。本実施形態の被検査マーク90によれ
ば、後述する基準射出角については、同一の条件で別途
製造した良品ウェーハを基準に算出して設定しなければ
ならない、という制約はあるが、その他の点については
図2に示す被検査パターン60と同様の効果を奏する。
即ち、仮に、下層パターン91とレジストパターン95
との間で相対的な重ね合わせずれがある場合は、これに
よって回折格子の周期幅が変動するので、発生する回折
格子の射出角が変化する。この射出角の変化を検出すれ
ば、下層パターン91とレジストパターン95との間で
発生する重ね合わせの有無を判定することが可能にな
る。
【0043】(3)重ね合わせずれ検査装置および検査
方法の実施形態 本発明にかかる重ね合わせずれ検査装置の第1の実施の
形態について図6を参照しながら説明する。
【0044】図6は、本実施形態の重ね合わせずれ検査
装置1の概略構成を示すブロック図である。同図に示す
重ね合わせずれ検査装置1は、制御コンピュータ11
と、CRT(Cathode Ray Tube)19と、ステージ部
と、照明部と、受光部と、データ解析部13とを備え
る。
【0045】制御コンピュータ11は、装置全体を制御
するとともに、各種制御部に制御値を設定するための指
令信号を供給する。CRT19は、制御コンピュータ1
1に接続され、検査結果等を表示する。
【0046】ステージ部は、ステージ17とステージ制
御部15とを含む。ステージ17は、デバイス形成用の
下層パターンおよびレジストパターンと同時に形成され
た上述の本発明にかかる被検査マークを有するウェーハ
Sを上面に載置する。ステージ制御部15は、制御コン
ピュータ11からの指令信号に基づいてX−Y−Zの任
意の方向へステージ17を移動できるとともに、回転軸
15aを中心としてステージ17を回動できる機構を有
する。
【0047】照明部は、Light Box(光源)2
1と、照明光波長制御部23と、照射光量制御部25
と、照明光誘導ケーブル27と、照射光掃射口29と、
凸レンズ31とを含む。Light Box(光源)2
1、照明光波長制御部23、および照射光量制御部25
は、制御コンピュータ11に接続される。
【0048】Light Box(光源)21は、例え
ばハロゲンランプなどの発光手段を有し、制御コンピュ
ータ11から指令を受けて、白色光を指令に基づく光量
で発光する。
【0049】照明光波長制御部23は、制御コンピュー
タ11から指令を受けて、光源21にて発光した白色光
を所望の波長の単色光とするための制御、即ち、白色光
内に混在する波長の選択をバンドパスフィルタなどを用
いて行なう。波長の選択にあたっては、一般的に赤外か
ら可視光領域(λ=640nm〜430nm)が考えら
れるが、被検査マークの周期幅pや要求される測定精度
および装置全体の構造等を考慮し、上述した(1)の関
係式に基づいて最適範囲の数値を選択して重ね合わせず
れ検査装置1に入力すればよい。
【0050】照射光量制御部25は、例えば減光フィル
タなどを含み、制御コンピュータ11からの指令信号に
基づいて照射光の光量を制限する。なお、減光フィルタ
等を用いることなく、例えば上述したハロゲンランプの
光量を直接的に制御することとしても良い。
【0051】照射光掃射口29は、以上のように発光
し、かつ、光量および波長が制御され照射光誘導ケーブ
ル27を経由して到達する単色光を入射角θiでウェー
ハSに対して掃射する。入射角θiは、制御コンピュー
タ11により任意に設定されるが、検査中はその設定値
が固定される。
【0052】凸レンズ31は、照射光掃射口29から掃
射された単色光Lの光束を制御して、平行光束にして
ウェーハS上の被検査マークに照射させる。本装置にお
いて、凸レンズ31と照射光掃射口29の相対的な位置
関係については、入射光θiの設定に関係なく常に一定
とする。
【0053】上述した照明部の構成は、図6に示す形態
に限るものでなく、第1の要件として、任意の波長に帯
域制限された単色光でかつ平行光束を生成して被測定マ
ークに照射すること、さらに、第2の要件として、任意
に設定された入射角および光量で被測定マークに照射可
能であること、の2つの要件を満たすものであれば良
い。従って、例えば照射光Lを平行光束化する手段と
して凸レンズ31に代えて凹面鏡やフレネルレンズなど
を用いても良い。
【0054】受光部は、受光素子45と、アクチュエー
タ47と、受光素子移動制御部41と、受光素子移動用
スライダ43と、を含む。受光素子45は、CCDや光
検出用センサなどを含み、被測定マークから発生した一
次回折光LD1を高感度で検知し、さらにその受光した
一次回折光LD1の強弱を輝度として数値化したものを
出力する。また、受光素子45は受光素子移動用スライ
ダ43に取り付けられ、アクチュエータ47により駆動
されて受光素子移動用スライダ43に沿って移動し、こ
れにより、受光可能な一次回折光LD1の射出角θr1
が設定できるようになっている。受光素子移動用スライ
ダ43は、平行光束Lが通過する平面とほぼ同一平面
内に設置され、平行光束Lが被測定マークに照射する
位置を中心とする円環の切片をなすように形成される。
受光素子移動制御部41は、制御コンピュータ11から
送られる制御信号に基づいて、受光素子45の照準がウ
ェーハ面の垂線との間で所望の仰角θrをなすようにア
クチュエータ47を駆動する。これにより、受光素子4
5が所望の仰角方向から到達する回折光のみを検出でき
る構造となっている。従って、受光素子45の指向性
(角度分解能)は、可能な限り絞り込むことにより、検
査精度を向上させることができる。
【0055】データ解析部13は、受光素子45から一
次回折光LD1の輝度に関するデータを受けて被測定マ
ークにおける重ね合わせずれの有無を判定し、判定結果
を制御コンピュータ11に供給する。
【0056】図6に示す重ね合わせずれ検査装置を用い
た検査方法について、本発明にかかる重ね合わせずれ検
査方法の実施の形態として図7および図8のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0057】(A)本発明にかかる重ね合わせずれ検査
方法の第1の実施形態 図7は、本実施形態の重ね合わせずれ検査方法を説明す
るフローチャートである。本実施形態の特徴は、一次回
折光の射出角度を計算により予想し、この射出角度から
到来する一次回折光を受光できる位置で受光素子を待機
させ、この待機位置で一次回折光を受光するか否かによ
り、下層パターンとレジストパターンとの重ね合わせの
良否を判定する点にある。
【0058】重ね合わせずれ検査用マークとしては、前
述した被検査マーク60,70,80,90のいずれを
用いても良く、これらを適宜組み合わせてウェーハS上
に形成しても良い。図2に示す被検査マーク60によれ
ば、一次元方向の重ね合わせずれしか検知できないが、
図3および図4にそれぞれ示す被検査マーク70,80
をウェーハS上に形成すれば、ステージ回動制御部15
でステージを90°回動させるだけで2次元の方向から
重ね合わせの状態を判定することができる。
【0059】検査の開始にあたり、検査に必要な各種の
条件を決定する(ステップS1)。検査条件としては、
主として、照射光掃射口29からの照射光の波長λとそ
の照射光量、受光素子45の設定仰角θrと検出しきい
値Thなどが挙げられる。
【0060】設定仰角θrとは、検査マークに重ね合わ
せずれがない場合に、発生する一次回折光LD1の射出
角(以下、一次回折光射出予想角という)θeを意味す
る。一次回折光射出予想角θeの決定方法としては主と
して3つの方法がある。第1の方法は、予め重ね合わせ
の状態が良好であることが既知であるウェーハ(以下、
良品ウェーハという)を実際に準備し、この良品ウェー
ハ上の被検査マークに対して照射光掃射口29から平行
単色光を照射して一次回折光LD1を発生させ、アクチ
ュエータ47を制御することにより受光素子45を受光
素子移動用スライダ43に沿って移動させながら、一次
回折光LD1が受光素子45内に最も強く入射するよう
な仰角を探索する方法である。また第2の方法として
は、照射光の波長λと入射角θiとが既知である場合
で、かつ、被検査マークが周期pで理想的に形成された
ものと仮定し、関係式(1)を用いて一次回折光射出予
想角θr1を算出する方法である。また、第3の方法
は、上記第1および第2の方法を併用したものであり、
関係式(1)を用いて理論的な予測を立て、その上で実
測により最終的な微調整を行う方法である。
【0061】また、照射光量については、上述した一次
回折光射出予想角θeの探索手順において、受光素子4
5が飽和することなく、かつ、測定に支障をきたさない
程度の輝度を与える一次回折光LD1が発光するような
値でよい。
【0062】また、検出しきい値(輝度値)Thは、上
述の一次回折光射出予想角θeの探索手順において得ら
れた一次回折光LD1の輝度を保持し、これを用いるこ
とにより設定する。
【0063】以上の検査条件は、実際の検査に先立っ
て、検査対象のウェーハSの品種ごと、および工程ごと
に設定しておく。
【0064】次に、以上の手順にて決定した検査条件を
検査装置1の制御コンピュータ11に入力する(ステッ
プS2)。制御コンピュータ11は、検査条件の入力を
受けて各種制御部に制御信号を供給し、これにより、各
種制御部において検査条件に従った制御値が設定される
(ステップS3)。
【0065】次に、被検査ウェーハSをステージ17上
の所定の位置に搬送し(ステップS4)、ウェーハS上
の被検査マークに対して平行単色光Lを照射し(ステ
ップS5)、一次回折光LD1を発生させ、受光素子4
5により、これを検出する(ステップS6)。照射光量
は、上述した一次回折光射出予想角θeの探索手順にお
ける照射光量よりも大きくする。受光素子45は、検出
した一次回折光LD1の輝度を算出してデータ解析部1
3に供給する。
【0066】ここで、下層パターンとレジストパターン
との重ね合わせが良好であれば、被測定マークである回
折格子の周期幅は、設計どおりの周期幅pで形成されて
いるはずであるので、発生した一次回折光LD1も受光
素子45に対して予め設定された一次回折光射出予想角
θeの方向へ射出されることになる。この結果、予想角
θeに設定された受光素子45に受光される一次回折光
D1の輝度Trは、検査条件決定時に記録した受光輝
度、即ち、検出しきい値Thを上回ることになる。しか
し、もし重ね合わせにずれが生じている場合には、周期
幅が設計値から変動することになり、従って、一次回折
光LD1が射出される仰角が予想角θeの方向と異なる
ことになる。この結果、予想角θeに設定された受光素
子45に受光される一次回折光LD1の輝度Trは、検
出しきい値Th以下の値となる。
【0067】データ解析部13は、受光された一次回折
光LD1の輝度Trとしきい値Thとを比較し(ステッ
プS7)、TrがThを上回る場合は、重ね合わせが良
好であり(ステップS8)、また、TrがTh以下であ
る場合は、重ね合わせ不良と判定し(ステップS9)、
検査結果を制御コンピュータ11に供給する。制御コン
ピュータ11は、この検査結果をCRT19に表示する
(ステップS10)。
【0068】重ね合わせずれ検査装置1は、以上の手順
を検査対象のウェーハSの全てに対して実行する(ステ
ップS11)。未検査のウェーハSが存在する場合には
(ステップS11)、検査済みのウェーハSをステージ
17から除去した後(ステップS12)、次の被検査ウ
ェーハSをステージ17に搬送して(ステップS4)、
上述したステップS5〜S10の手順をくり返す。未検
査のウェーハSが存在しない場合は(ステップS1
1)、検査を終了する。
【0069】(B)本発明にかかる重ね合わせずれ検査
方法の第2の実施形態 図8は、本実施形態の重ね合わせずれ検査方法を説明す
るフローチャートである。本実施形態の特徴は、同図の
ステップS26およびS27にあり、受光素子45を受
光素子移動用スライダ43に沿って移動させ、最も輝度
が大きい一次回折光LD1が得られたときの受光素子4
5の仰角θrを検出し、このθrが一次回折光射出予想
角θeと一致するか否かにより、下層パターンとレジス
トパターンとの重ね合わせの良否を判定する点にある。
その他の手順は、図7に示す手順の各ステップの番号に
20を加えたものととほぼ同一であるので、以下では、
本実施形態の特徴点を中心に説明する。
【0070】まず、検査の開始にあたり、検査に必要な
各種の条件を決定する(ステップS21)。検査条件と
しては、照射光Lの波長λとその照射光量、一次回折
光射出予想角θe、および検出しきい値αなどが挙げら
れる。
【0071】照射光量や一次回折光射出予想角θeの決
定方法は、上述した第1の実施形態と同様である。ま
た、検出しきい値αは、検出された仰角θrが一次回折
光射出予想角θeに完全に一致しない場合に許容される
角度幅を表わし、装置の測定誤差や完成品である半導体
デバイスの要求仕様などによって決定される。
【0072】次に、以上の検査条件を検査装置1の制御
コンピュータ11に入力し(ステップS22)、各種制
御部について検査条件に従った制御値を設定する(ステ
ップS23)。
【0073】次に、被検査ウェーハSをステージ17上
の所定の位置に搬送し(ステップS24)、ウェーS上
の被検査マークに対して平行単色光Lを照射し(ステ
ップS25)、一次回折光LD1を発生させる(ステッ
プS26)。このとき、アクチュエータ47を制御して
受光素子45を受光素子移動用スライダ43に沿って移
動させ(図6矢印A1参照)、最も輝度が大きい回折光
が得られたときの受光素子45の仰角θrを検出する
(ステップS26)。受光素子45は、検出した仰角θ
rをデータ解析部13に供給する。
【0074】データ解析部13は、受光素子から供給さ
れた仰角θrと一次回折光射出予想角θeとを比較する
(ステップS27)。具体的には、仰角θrと一次回折
光射出予想角θeとの差の絶対値│θr−θe│を検出
しきい値αと比較し、│θr−θe│がαを下回れば、
下層パターンとレジストパターンとの重ね合わせが良好
であると判断し(ステップS28)、│θr−θe│が
α以上であれば、下層パターンとレジストパターンとの
重ね合わせにずれが生じているものと判断する(ステッ
プS29)。データ解析部13は、判断の結果を検査結
果として制御コンピュータ11に供給し、制御コンピュ
ータ11は、この検査結果をCRT19に表示させる
(ステップS30)。以上の一連の手順を検査対象のウ
ェーハSの全てについて実行し(ステップS31、S3
2、S25〜S30)、検査を終了する。
【0075】次に、本発明にかかる重ね合わせずれ検査
装置の第2の実施の形態について図9を参照しながら説
明する。
【0076】図9は、本実施形態の重ね合わせずれ検査
装置2の概略構成を示すブロック図である。図6との対
比において明らかなように、本実施形態の重ね合わせず
れ検査装置2の特徴は、ステージ制御部15に代えて、
ステージ回動傾斜駆動制御部16を備える点と、受光素
子移動用スライダ43、アクチュエータ47および受光
素子移動制御部41を備えることなく、受光素子45が
所定の設定仰角θsで固定的に設置されている点にあ
る。重ね合わせずれ検査装置2のその他の構成は、図6
に示す重ね合わせずれ検査装置1と同一である。ステー
ジ回動傾斜駆動制御部16は、制御コンピュータ11か
ら供給される指令信号に基づいて、図9の矢印A2に示
す方向にステージを傾斜させ、または図6に示すステー
ジ回動制御部と同様に、回転軸16aを中心にウェーハ
Sを回動させる。
【0077】また、本実施形態の重ね合わせずれ検査装
置2を用いた重ね合わせずれ検査方法も、上述した
(A)および(B)にて説明した検査方法と実質的に同
一であり、相違点は、受光素子45をスライド走査させ
ることなく、ステージ18を傾斜させることにより一次
回折光LD1の射出角θr1を変化させ、固定的に設置
された受光素子45にて一次回折光LD1を検出する点
のみである。従って、図9に示す重ね合わせずれ検査装
置2を用いた検査方法の詳細な説明は省略する。
【0078】このように、本実施形態の重ね合わせずれ
検査装置2は、受光素子45を移動させることなく、ス
テージ45を回動または傾斜させるので、検査を実現す
るために装置内で素子が移動する範囲が狭まる。これに
より、装置全体の占有スペースを削減することができる
ので、装置を小型化することができる。また、被検査ウ
ェーハSの上方領域において機械的な動作がなくなるの
で、発塵等によるウェーハSの汚染を低減することがで
きる。
【0079】以上、本発明の実施の形態のいくつかにつ
いて説明したが、本発明は上記形態に限ることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して適用することが
できる。例えば、図6に示す重ね合わせずれ検査装置で
は受光部を移動可能な構成としたが、受光素子を図9に
示すように固定し、照射部にスライダやアクチュエータ
を設けて照射光掃射口を移動する構成としても良い。ま
た、照射素子および照射光掃射口のいずれもが移動する
構成でも良い。また、上述した実施形態では、主として
照射光を平行光束化する素子(凸レンズや凹面鏡、フル
ネルレンズなど)のサイズや受光素子の集光力が小さい
場合、即ち、被検査ウェーハ上の検査領域が当該ウェー
ハの一部に限定される場合を想定しており、この対策と
してステージを移動することにより平行単色光をウェー
ハ全面に走査する構成としたが、照射光を平行光束化す
る素子について、被検査ウェーハ全面の領域を覆うこと
が可能な口径のもの(〜200mm)に変更し、また、当
該素子をもう一つ用意し、ウェーハ全面から射出された
一次回折光を集光させる素子、即ち、受光素子の対物レ
ンズとして使用することで、被検査ウェーハの全面を一
括して処理できるようにしても良い。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は、以下の
効果を奏する。
【0081】即ち、本発明によれば、半導体の製造工程
中のリソグラフィ工程において、下層パターンとレジス
トパターンとの重ね合わせずれの有無を短時間でかつ自
動的に検査できる。これにより、従来目視観察に依存し
ていた重ね合わせ不良の検出を高い精度で、かつ容易に
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる重ね合わせずれ検査方法の原理
の説明図であり、(a)はライン状回折格子の平面図、
(b)は入射光と一次回折光の光路を含む断面図であ
る。
【図2】本発明にかかる重ね合わせずれ検査用マークの
第1の実施の形態を示す平面図および断面図である。
【図3】本発明にかかる重ね合わせずれ検査用マークの
第2の実施の形態を示す平面図である。
【図4】図2に示す重ね合わせずれ検査用マークの変形
例を示す平面図である。
【図5】本発明にかかる重ね合わせずれ検査用マークの
第3の実施の形態を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる重ね合わせずれ検査装置の第1
の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明にかかる重ね合わせずれ検査方法の第1
の実施の形他を説明するフローチャートである。
【図8】本発明にかかる重ね合わせずれ検査方法の第2
の実施の形他を説明するフローチャートである。
【図9】本発明にかかる重ね合わせずれ検査装置の第2
の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来の技術による合わせずれ測定方法の一例
の説明図である。
【図11】従来の技術による合わせずれ測定方法の他の
例の説明図である。
【符号の説明】
1,2 重ね合わせずれ検査装置 11 制御コンピュータ 13 データ解析部 15 ステージ制御部 16 ステージ回動傾斜駆動制御部 17,18 ステージ 19 CRT 21 Light Box(光源) 23 照射光波長制御部 25 照射光量制御部 29 照射光掃射口 31 凸レンズ 41 受光素子移動制御部 43 受光素子移動用スライダ 45 受光素子 47 アクチュエータ 60,70,80,90 重ね合わせずれ検査用マーク 61,71,81,91 下層パターン 59,65,75,85,95 レジストパターン L 照射光 LD1 一次回折光 S 半導体ウェーハ θi 照射光入射角 θr 受光素子設定角(可動) θs 受光素子設定角(固定) θrm 回折光射出角

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交互に配置されて周期幅pの回折格子をな
    すように設計された第1のパターンと第2のパターンで
    あって、素子形成用のパターンおよびレジストパターン
    とともにそれぞれ同時に形成された被検査マークを含む
    基板を載置するステージと、 波長λの平行単色光を発生させ、任意の入射角θiで前
    記周期幅pを与える方向から前記平行単色光を前記被検
    査マークに照射する照射素子と、 前記平行単色光の照射を受けて前記被検査マークから発
    生するm次回折光(mは0を除く整数)を検出する受光
    手段と、 前記周期幅pと前記波長λと前記入射角θiと前記m次
    回折光の射出角θrmとの間の関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ に基づいて前記第1のパターンと前記第2のパターンと
    の重ね合わせずれの有無を判定する判定手段と、を備え
    る重ね合わせずれ検査装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段は、前記関係式に基づく射出
    角θrmで前記被検査マークから射出する前記m次回折
    光が検出されるべき位置で前記受光素子が前記m次回折
    光を受光する場合に、前記第1のパターンと前記第2の
    パターンとの間で重ね合わせずれが無いと判定し、前記
    関係式に基づく射出角θrmで前記被検査マークから射
    出する前記m次回折光が検出されるべき位置で前記受光
    素子が前記m次回折光を検出しない場合に、前記第1の
    パターンと前記第2のパターンとの間で重ね合わせずれ
    が発生していると判定することを特徴とする請求項1に
    記載の重ね合わせずれ検査装置。
  3. 【請求項3】前記被測定マークが設計どおりに形成され
    ている場合に、前記関係式に基づく射出角θrmで前記
    被検査マークから射出する前記m次回折光が検出される
    ように、前記照射素子と前記ステージと前記受光素子と
    の間の相対位置関係を制御する位置制御手段をさらに備
    えることをと特徴とする請求項1または2に記載の重ね
    合わせずれ検査装置。
  4. 【請求項4】前記判定手段は、前記受光素子により検出
    された前記m次回折光の輝度と、前記被測定マークが設
    計どおりに形成されている場合に前記受光素子により検
    出される前記m次回折光の輝度である輝度しきい値と、
    を比較することにより前記重ね合わせずれの有無を判定
    することを特徴とする請求項2または3に記載の重ね合
    わせずれ検査装置。
  5. 【請求項5】前記位置制御手段は、前記平行単色光が通
    過する平面とほぼ同一の平面内で、前記m次回折光の任
    意の射出角に対応して前記受光素子の受光面が前記被検
    査マークに対向するように前記受光素子を移動させる受
    光素子移動手段を含み、 前記判定手段は、前記受光素子により検出される前記m
    次回折光が最大の輝度を有するときの前記任意の射出角
    と、前記被測定マークが設計どおりに形成されている場
    合に前記平行単色光の照射を受けて発生する前記m次回
    折光の射出角である基準射出角とを比較することにより
    前記重ね合わせずれの有無を判定することを特徴とする
    請求項3に記載の重ね合わせずれ検査装置。
  6. 【請求項6】前記位置制御手段は、前記平行単色光が任
    意の入射角で前記被検査マークに入射するように前記照
    射素子を移動させる照射素子移動手段を含み、 前記判定手段は、前記受光素子により検出される前記m
    次回折光が最大の輝度を有するときの前記任意の入射角
    と、前記被測定マークが設計どおりに形成されている場
    合に前記受光素子に検出される前記m次回折光が最大の
    輝度を有するときの入射角である基準入射角とを比較す
    ることにより前記重ね合わせずれの有無を判定すること
    を特徴とする請求項3に記載の重ね合わせずれ検査装
    置。
  7. 【請求項7】前記相対位置制御手段は、前記ステージを
    任意の傾斜角で傾斜させるステージ傾斜制御手段を含
    み、 前記判定手段は、最大の輝度で前記受光素子に検出され
    た前記m次回折光の射出角である被測定射出角を前記ス
    テージの傾斜角に基づいて算出し、算出された被測定射
    出角と、前記被測定マークが設計どおりに形成されてい
    る場合に前記平行単色光の照射を受けて発生する前記m
    次回折光の射出角である基準射出角と、を比較すること
    により前記重ね合わせずれの有無を判定することを特徴
    とする請求項3に記載の重ね合わせずれ検査装置。
  8. 【請求項8】前記基板には前記周期幅pを与える方向が
    互いに直交する複数の前記被検査マークが形成され、 前記相対位置制御手段は、前記複数の被検査マークに前
    記平行単色光が順次照射されるように前記ステージを回
    動させるステージ回動制御手段を含むことを特徴とする
    請求項3ないし7のいずれかに記載の重ね合わせずれ検
    査装置。
  9. 【請求項9】交互に配置されて周期幅pの回折格子をな
    すように設計され基板上に形成された第1のパターンと
    第2のパターンとを含む重ね合わせずれ検査用マークで
    あって、 前記第1のパターンは、上記基板上の素子形成用のパタ
    ーンと同時に形成され、 前記第2のパターンは、前記素子形成用パターンに重ね
    てフォトリソグラフィにより形成されたレジストパター
    ンと同時に形成され、 波長λの平行単色光の入射を任意の入射角θiで前記周
    期幅pを与える方向から受けて、 関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ(mは0を除
    く整数) を満たす射出角θrmでm次回折光を射出し、上記周期
    幅pを有するように形成されたか否かの情報を与える重
    ね合わせずれ検査用マーク。
  10. 【請求項10】基板上に第1のパターンを素子形成用の
    パターンと同時に形成する工程と、フォトリソグラフィ
    により、前記基板上に前記素子形成用パターンに重ねて
    レジストパターンを形成すると同時に、前記第1のパタ
    ーンと交互に配置されるように第2のパターンを形成す
    る工程とを含み、前記第1のパターンと前記第2のパタ
    ーンで周期幅pの回折格子をなすように設計された被検
    査マークを前記基板上に形成するマーク形成工程と、 発光素子から波長λの平行単色光を発生させて任意の入
    射角θiで前記周期幅pを与える方向から前記被検査マ
    ークに照射する照射工程と、 前記平行単色光の照射を受けて前記被検査マークから発
    生するm次回折光(mは0を除く整数)を受光素子によ
    り検出する検出工程と、 前記周期幅pと前記波長λと前記入射角θiと前記m次
    回折光の射出角θrmとの間の関係式 p(sinθrm−sinθi)=±mλ に基づいて前記第1のパターンと前記第2のパターンと
    の重ね合わせずれの有無を判定する判定工程と、を備え
    る重ね合わせずれ検査方法。
  11. 【請求項11】前記判定工程は、前記関係式に基づく射
    出角θrmで前記被検査マークから射出する前記m次回
    折光が検出されるべき位置で前記m次回折光が検出され
    た場合に前記第1のパターンと前記第2のパターンとの
    間で重ね合わせずれが無いと判定し、前記関係式に基づ
    く射出角θrmで前記被検査マークから射出する前記m
    次回折光が検出されるべき位置で前記m次回折光が検出
    されない場合に前記第1のパターンと前記第2のパター
    ンとの間で重ね合わせずれが発生していると判定する工
    程であることを特徴とする請求項10に記載の重ね合わ
    せずれ検査方法。
  12. 【請求項12】前記判定工程は、前記被測定マークが設
    計どおりに形成されている場合に検出されるべき前記m
    次回折光の輝度である輝度しきい値と、検出された前記
    m次回折光の輝度と、を比較することにより前記重ね合
    わせずれの有無を判定する工程であることを特徴とする
    請求項10または11に記載の重ね合わせずれ検査方
    法。
  13. 【請求項13】前記検出工程は、前記平行単色光が通過
    する平面とほぼ同一の平面内で、前記受光素子の受光面
    が前記被検査マークに対向するように前記受光素子を移
    動させながら前記m次回折光を検出する工程であり、 前記判定工程は、最大の輝度で前記m次回折光が検出さ
    れたときの前記m次回折光の射出角と、前記被測定マー
    クが設計どおりに形成されている場合に検出されるべき
    前記m次回折光の射出角である基準射出角とを比較する
    ことにより前記重ね合わせずれの有無を判定することを
    特徴とする請求項10または11に記載の重ね合わせず
    れ検査装置。
  14. 【請求項14】前記照射工程は、任意の入射角で前記被
    検査マークに入射するように前記照射素子を移動させな
    がら前記平行単色光を照射する工程であり、 前記判定工程は、検出される前記m次回折光が最大の輝
    度を有するときの前記任意の入射角と、前記被測定マー
    クが設計どおりに形成されている場合に最大の輝度で検
    出されるべき前記m次回折光の入射角である基準入射角
    と、を比較することにより前記重ね合わせずれの有無を
    判定することを特徴とする請求項10または11に記載
    の重ね合わせずれ検査装置。
  15. 【請求項15】前記検出工程は、前記基板を任意の傾斜
    角で傾斜させながら前記m次回折光を検出する工程であ
    り、 前記判定工程は、最大の輝度で検出された前記m次回折
    光の射出角である被測定射出角を前記基板の傾斜角に基
    づいて算出し、算出された被測定射出角と、前記被測定
    マークが設計どおりに形成されている場合に前記平行単
    色光の照射を受けて発生する前記m次回折光の射出角で
    ある基準射出角と、を比較することにより前記重ね合わ
    せずれの有無を判定することを特徴とする請求項10ま
    たは11に記載の重ね合わせずれ検査装置。
  16. 【請求項16】前記マーク形成工程は、前記周期幅pを
    与える方向が互いに直交する複数の前記被検査マークを
    形成する工程であり、 前記基板を回動させて、前記照射工程、前記検出工程お
    よび前記判定工程を繰り返し、前記複数の被検査マーク
    について重ね合わせずれを順次検査することを特徴とす
    る請求項10ないし15のいずれかに記載の重ね合わせ
    ずれ検査装置。
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