JP2001271433A - 耐力壁用外張断熱ボード - Google Patents
耐力壁用外張断熱ボードInfo
- Publication number
- JP2001271433A JP2001271433A JP2000128647A JP2000128647A JP2001271433A JP 2001271433 A JP2001271433 A JP 2001271433A JP 2000128647 A JP2000128647 A JP 2000128647A JP 2000128647 A JP2000128647 A JP 2000128647A JP 2001271433 A JP2001271433 A JP 2001271433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- heat insulating
- bearing wall
- present
- insulation board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、耐力壁の外側で外壁材の支持下地
を兼ねた外張断熱を行なう事を目的とする。 【構成】 本発明の耐力壁用の外断熱ボードは、硬質樹
脂断熱材に外壁材の支持下地が中間まで埋め込んで一体
成型した構成となっている。
を兼ねた外張断熱を行なう事を目的とする。 【構成】 本発明の耐力壁用の外断熱ボードは、硬質樹
脂断熱材に外壁材の支持下地が中間まで埋め込んで一体
成型した構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造用合板などによって
形成される木造住宅の耐力壁における、外張断熱パネル
に関するものである。
形成される木造住宅の耐力壁における、外張断熱パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造住宅における断熱は、柱や間柱の間
において、外壁と内壁の中間に断熱部材を充填するもの
が殆どであるが、柱や間柱が断熱部材より5倍から10
倍以上も熱を伝える事になる。そのため、柱や間柱の外
側に断熱層を設置した外張断熱が普及しはじめている。
しかし、断熱材は耐力壁とはならない欠点があった。
において、外壁と内壁の中間に断熱部材を充填するもの
が殆どであるが、柱や間柱が断熱部材より5倍から10
倍以上も熱を伝える事になる。そのため、柱や間柱の外
側に断熱層を設置した外張断熱が普及しはじめている。
しかし、断熱材は耐力壁とはならない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】木造における耐力壁
を確実に施工する場合において、柱や間柱に直接構造用
合板などを打ち込む方法があるが、構造合板が外壁から
の熱を直接柱や間柱を通じて室内に送り込む事がある。
また、公知の技術に外壁下地と一体化させた同類の外断
熱パネル(参考文献・特開平11−303238)があ
るが、この断熱パネルは、樹脂断熱材の上から面材を構
造物に打ち付ける構造となっているため、構造体の耐力
壁としての利用ができない。また、樹脂断熱材に穴をあ
けて取り付けたとしても、作業が繁雑となるだけでな
く、構造体に確実な施工が困難極めるものである。本発
明はこうした問題を解決するためになされたものであ
る。
を確実に施工する場合において、柱や間柱に直接構造用
合板などを打ち込む方法があるが、構造合板が外壁から
の熱を直接柱や間柱を通じて室内に送り込む事がある。
また、公知の技術に外壁下地と一体化させた同類の外断
熱パネル(参考文献・特開平11−303238)があ
るが、この断熱パネルは、樹脂断熱材の上から面材を構
造物に打ち付ける構造となっているため、構造体の耐力
壁としての利用ができない。また、樹脂断熱材に穴をあ
けて取り付けたとしても、作業が繁雑となるだけでな
く、構造体に確実な施工が困難極めるものである。本発
明はこうした問題を解決するためになされたものであ
る。
【0004】
【本発明の目的】昨今、大工職人の不足によりプレカッ
ト方式の木造住宅が急速に普及している。従来の軸組在
来木造工法では、耐力壁を筋交で行なう事が普通であっ
たが、プレカット方式では筋交部分が手作業となるため
耐力壁を造る際に、構造用合板や耐力用の平板を使用す
る頻度が多くなっている。耐力壁用の平板は断熱材の5
倍近くも熱を伝えるため、熱損失量を抑えこむ事が困難
であった。本発明は、その耐力用平板の外側から外壁の
下地を兼ねた断熱を行なう事で、耐力壁を形成したまま
外張断熱を行なう事を目的としてなさせたものである。
ト方式の木造住宅が急速に普及している。従来の軸組在
来木造工法では、耐力壁を筋交で行なう事が普通であっ
たが、プレカット方式では筋交部分が手作業となるため
耐力壁を造る際に、構造用合板や耐力用の平板を使用す
る頻度が多くなっている。耐力壁用の平板は断熱材の5
倍近くも熱を伝えるため、熱損失量を抑えこむ事が困難
であった。本発明は、その耐力用平板の外側から外壁の
下地を兼ねた断熱を行なう事で、耐力壁を形成したまま
外張断熱を行なう事を目的としてなさせたものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】柱や間柱の外側に取り付
けられた耐力壁用の合板や平板に、本発明の樹脂断熱ボ
ードをビス又は釘によって取り付ける。本発明は、
硬質の樹脂断熱ボードを造る際に、予め外壁を受け
止める外壁支持下地材を、樹脂断熱ボードの中間ま
で埋め込んで、注入充填等で一体成型とする。さらに外
壁支持下地材を木材とする場合などは、外壁側の表面
を木材で透湿性や防水性のシートで包んでいる。
けられた耐力壁用の合板や平板に、本発明の樹脂断熱ボ
ードをビス又は釘によって取り付ける。本発明は、
硬質の樹脂断熱ボードを造る際に、予め外壁を受け
止める外壁支持下地材を、樹脂断熱ボードの中間ま
で埋め込んで、注入充填等で一体成型とする。さらに外
壁支持下地材を木材とする場合などは、外壁側の表面
を木材で透湿性や防水性のシートで包んでいる。
【0006】
【作用】本発明は以上に述べた構成となっている。した
がって、耐力壁の外側から外壁材の支持部材を兼ねた断
熱層が形成される事になる。
がって、耐力壁の外側から外壁材の支持部材を兼ねた断
熱層が形成される事になる。
【0007】
【実施例】本発明は次のような実施例がある。
【0008】<1> ツーバイフォー工法の壁構造の住
宅にも使用できる本発明の実施例。
宅にも使用できる本発明の実施例。
【0009】<2> 外壁支持下地材に、引き抜き強
度の強い合成樹脂木材を使用した本発明の実施例。
度の強い合成樹脂木材を使用した本発明の実施例。
【0010】<3> 木造以外の鉄骨の建物に合板下地
を用いて行なった本発明の実施例。
を用いて行なった本発明の実施例。
【0011】<4> 本発明の外張断熱ボードの上部を
公知の技術である樹脂の現場スプレー発泡で天井断熱に
繋いだ本発明の実施例。
公知の技術である樹脂の現場スプレー発泡で天井断熱に
繋いだ本発明の実施例。
【0012】<5> 本発明の外張断熱ボードの下部を
公知の技術である樹脂の現場スプレー発泡で床下断熱に
繋いだ本発明の実施例。
公知の技術である樹脂の現場スプレー発泡で床下断熱に
繋いだ本発明の実施例。
【0013】<6> 本発明の断熱ボードの縦横の継ぎ
目を公知の形状記憶樹脂やスポンジを用いた本発明の実
施例。
目を公知の形状記憶樹脂やスポンジを用いた本発明の実
施例。
【0014】
【発明の効果】本発明により、強度な耐力壁を構成する
ためと、省力化を図るために必要であった、合板や平板
における仕様での大きなネックであった熱橋(ヒートブ
リッジ)を防ぐ事が出来る。さらに外壁の支持下地が付
いているため、断熱工事と外壁下地工事が単一で完成
し、工期の短縮と省力化を促進する効果がある。
ためと、省力化を図るために必要であった、合板や平板
における仕様での大きなネックであった熱橋(ヒートブ
リッジ)を防ぐ事が出来る。さらに外壁の支持下地が付
いているため、断熱工事と外壁下地工事が単一で完成
し、工期の短縮と省力化を促進する効果がある。
【0015】
【図1】本発明の構造平面図。
【図2】請求項2の構造平面図。
【図3】本発明のボードを取り付けた壁全体の構造断面
平面図。
平面図。
【図4】本発明の透視図。
【図5】本発明の天井断熱実施例断面図。
【図6】本発明の床下断熱実施例断面図。
【図7】従来の断熱パネル構造平面図。
【符号の説明】 脂断熱ボード 外壁支持下地材 シート 保護シート ビス又は釘 柱 間柱 外壁 耐力壁 ▲10▼漏水除去層 ▲11▼内壁
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/38 E04C 2/38 J Fターム(参考) 2E001 DD01 FA03 FA04 GA45 HC01 HF11 KA01 LA01 LA12 2E162 BA05 BB08 CD01
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂断熱ボードを成型する際に、予め外
壁を受け止める外壁支持下地材を樹脂断熱ボード
の中間まで埋め込んで一体化した事を特長とした耐力壁
用外張断熱ボード。 - 【請求項2】樹脂断熱ボードを成型する際に、予め外
壁を受け止める外壁支持下地材を樹脂断熱ボード
の中間まで埋め込んで一体化する際に、外壁面に外壁
から漏水した水を除去するための空間(漏水除去層)▲
10▼を設け、全体を防水、透湿、成型保護シート等
で覆う事を特長とした請求項1の耐力壁用外張断熱ボー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128647A JP2001271433A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 耐力壁用外張断熱ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128647A JP2001271433A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 耐力壁用外張断熱ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001271433A true JP2001271433A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18638056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000128647A Pending JP2001271433A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 耐力壁用外張断熱ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001271433A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150946A (ja) * | 2008-03-12 | 2008-07-03 | Hideharu Aizawa | 建物の断熱構造 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553132U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-09 | ||
JPS60159107U (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-23 | 鐘淵化学工業株式会社 | 壁用断熱板 |
JPH07247611A (ja) * | 1994-03-14 | 1995-09-26 | Hiroaki Kikuchi | 2種のパネルと集成材軸組を組合せた木造外断熱合理化構法による外壁面 |
JPH1077706A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Ig Tech Res Inc | 断熱ボードを用いた家屋の耐力壁工法及び断熱ボード構造 |
JP2854847B2 (ja) * | 1995-10-03 | 1999-02-10 | 旭ファイバーグラス株式会社 | 合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法 |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000128647A patent/JP2001271433A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553132U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-09 | ||
JPS60159107U (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-23 | 鐘淵化学工業株式会社 | 壁用断熱板 |
JPH07247611A (ja) * | 1994-03-14 | 1995-09-26 | Hiroaki Kikuchi | 2種のパネルと集成材軸組を組合せた木造外断熱合理化構法による外壁面 |
JP2854847B2 (ja) * | 1995-10-03 | 1999-02-10 | 旭ファイバーグラス株式会社 | 合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法 |
JPH1077706A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-03-24 | Ig Tech Res Inc | 断熱ボードを用いた家屋の耐力壁工法及び断熱ボード構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150946A (ja) * | 2008-03-12 | 2008-07-03 | Hideharu Aizawa | 建物の断熱構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8291672B2 (en) | Anchor system for composite panel | |
KR100753544B1 (ko) | 건축용 샌드위치 블럭 | |
KR101434805B1 (ko) | 건축물의 벽체구조 | |
JP2001271433A (ja) | 耐力壁用外張断熱ボード | |
JP2000001940A (ja) | 断熱床構造 | |
JP2003049497A (ja) | 断熱パネル、それを用いた断熱構造体及びその施工方法 | |
JP4191858B2 (ja) | 断熱パネル及びそれを用いた断熱二重床の施工方法 | |
JPH10152907A (ja) | 断熱壁パネル | |
KR200318291Y1 (ko) | 조립식마루패널 | |
JPH1170604A (ja) | 成形ボード材料及びボード成形方法 | |
CN216130483U (zh) | 一种结构牢固的外墙装饰保温一体板 | |
JP2001193186A (ja) | 断熱複合パネル | |
CN212743059U (zh) | 一种建筑用节能拼装模块 | |
JP3238213U (ja) | 内窓枠の周囲に四周板が付設された外断熱建築物の壁構造 | |
JP5620213B2 (ja) | 建物の断熱構造及びその施工方法 | |
JP2002106082A (ja) | 断熱パネル及び外張断熱構造 | |
JPH0633669B2 (ja) | 木造壁外断熱改修工法 | |
JP4362921B2 (ja) | パネル材の取付構造 | |
JPH0579097A (ja) | ログハウス風建築物及びその建築工法 | |
JPH0224837Y2 (ja) | ||
JP2585449Y2 (ja) | 壁パネル | |
JP4062568B2 (ja) | 断熱型枠パネル及び断熱型枠パネルの施工方法 | |
JP2004068345A (ja) | 床下地構造及び地下室用床下地 | |
JP3023786U (ja) | 壁面パネル | |
JPH116228A (ja) | 構造用面材における釘頭パンチングシャーの防止構造 |