JP2001271086A - アルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法及びその装置 - Google Patents

アルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法及びその装置

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JP2001271086A JP2000086309A JP2000086309A JP2001271086A JP 2001271086 A JP2001271086 A JP 2001271086A JP 2000086309 A JP2000086309 A JP 2000086309A JP 2000086309 A JP2000086309 A JP 2000086309A JP 2001271086 A JP2001271086 A JP 2001271086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽出された油を、再生油として、再度、
圧延油もしくは作動油等の用途に再使用することが可能
な油を得ることのできるアルミニウム及びアルミニウム
合金用熱間圧延油の廃油再生装置の提供を課題とする。 【解決手段】 ダーティオイルタンクDTの上層部から
劣化圧延油を排出する排出手段DCと、貯留タンク4、
クエン酸水添加装置5及び攪拌機6からなり、排出され
た劣化圧延油に対油比で所定の割合のクエン酸を添加、
混合、攪拌して有機金属をクエン酸金属塩の固形物に置
換する有機金属置換除去手段7と、この有機金属置換除
去手段7で処理された油から前記固形物及びスラッジと
水を分離除去するを分離手段としての自己排出型の竪型
分離板式遠心分離機10とを備えることを解決手段とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム及び
アルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法及びその
装置に関し、特にカチオン系の高分子化合物を混合した
水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
延油の廃油再生方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム及びアルミニウム合金の熱
間圧延では、圧延油の使用期間が長くなるほど油の劣化
度が高くなってくるため、ある期間で大幅な圧延油の入
れ替えを実施しなければならなかった。そこで、本発明
者等は、クーラントタンク上層部のスカムアウト(上層
部をスカムピットに排出すること)のみで十分に劣化防
止が可能なカチオン系の圧延油を開発し、特開平7−1
50189号公報に提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カチオン系の高分子化
合物による水分散型圧延油組成物を使用する際、長期間
使用後のダーティオイルタンク上層部には、有機金属で
あるオレイン酸鉄、オレイン酸アルミニウム及びアルミ
ニウム摩耗粉が多く存在するようになってくる。
【0004】オレイン酸鉄、オレイン酸アルミニウムは
油溶性であるため、高分子化合物により作られる保護コ
ロイド膜内の油分に多く取り込まれて粒径を粗大化させ
る。このため、圧延油全体の平均粒径は大きくなり、圧
延油粒子のタンク上層部への浮上速度は大きくなり、
又、ダーティオイルタンク内の油の粒径のばらつきも大
きくなる。その結果、圧延潤滑性の不安定を招き、潤滑
不足による板表面焼き付き(潤滑不足により、圧延時に
被圧延材表面からワークロール表面への金属材料の移転
着いわゆるロールコーティングが不均一になり、圧延後
の板表面が荒らされて、黒点や黒スジ状の表面欠陥とな
るげ現象)、過潤滑によるロールスリップ、噛み込み不
良、コイル潰れ、板表面への残留油による汚れ等の問題
が多発する。
【0005】このようなダーティオイルタンク上層部か
らスカムアウトされる所謂スカム油の中に含まれるアル
ミニウム摩耗粉については、遠心分離、エバポレータ、
フィルタリング等の各種の固液分離手段により比較的容
易に分離・除去されるが、オレイン酸鉄、オレイン酸ア
ルミニウム等の有機金属については、油溶性であるた
め、遠心分離、エバポレータ、フィルタリング等の各種
の二相分離手段では全く分離・除去できず他に有効な分
離・除去方法が無かった。そのため、抽出された油を、
再生油として、再度、圧延油もしくは作動油等の用途に
長期間再使用することは不可能であり、一定以上に劣化
した圧延油は廃油として排出・処分するより他の方法は
無かった。
【0006】従って、前記特開平7−150189号公
報に提案したカチオン系の圧延油は、アニオン系の熱間
圧延油と比べると、大幅に排出油の量は減少できている
が、圧延油としての油の特性制御の見地からスカムアウ
トの頻度は多く、まだ大量の圧延油を廃油として排出し
ている。
【0007】本発明は、前記の事情に鑑みて、抽出され
た油を、再生油として、再度、圧延油もしくは作動油等
の用途に再使用することが可能な油を得ることのできる
アルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油
再生方法及び装置の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明の第1の態様は、カチオン系の高分子化合物を混合し
た水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間
圧延油の廃油再生方法であって、使用後の劣化圧延油に
対油比で所定割合のキレート剤としてのクエン酸を添
加、混合、攪拌して有機金属をクエン酸金属塩の固形物
に置換する有機金属置換除去工程と、この有機金属置換
除去工程で処理された油を分離手段を介して前記固形物
及びスラッジ分と水とを除去する固形物・水分離工程
と、を備えることを特徴とするアルミニウム及びアルミ
ニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法である。
【0009】前記課題を解決した本発明の第2の態様
は、カチオン系の高分子化合物を混合した水分散型のア
ルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再
生方法であって、使用後の劣化圧延油を分離手段を介し
て水及びスラッジ分を分離し、油を抽出する油分離工程
と、この油分離工程で抽出された油に対油比で所定割合
のキレート剤としてのクエン酸を添加、混合、攪拌して
有機金属をクエン酸金属塩の固形物に置換する有機金属
置換除去工程と、この有機金属置換除去工程で処理され
た油を固液分離手段を介して前記固形物を除去する固形
物除去工程と、を備えることを特徴とするアルミニウム
及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法であ
る。
【0010】前記課題を解決した本発明の第3の態様
は、前記第1又は第2の態様において、前記有機金属置
換除去工程において、劣化圧延油に対油比で10乃至5
0質量%のキレート剤としてのクエン酸を添加し、再生
油の有機金属濃度を1500質量ppm以下にすること
を特徴とするアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間
圧延油の廃油再生方法である。
【0011】前記課題を解決した本発明の第4の態様
は、カチオン系の高分子化合物を混合した水分散型のア
ルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再
生装置であって、ダーティオイルタンクの上層部から劣
化圧延油を排出する排出手段と、排出された劣化圧延油
に対油比で所定割合のキレート剤としてのクエン酸を添
加、混合、攪拌して有機金属をクエン酸金属塩の固形物
に置換する有機金属置換除去手段と、この有機金属置換
除去手段で処理された油から前記固形物及びスラッジと
水を分離除去する分離手段と、この分離手段により浄化
された再生油を前記ダーティオイルタンクに輸送する輸
送手段と、を備えることを特徴とするアルミニウム及び
アルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生装置である。
【0012】前記課題を解決した本発明の第5の態様
は、カチオン系の高分子化合物を混合した水分散型のア
ルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再
生装置であって、ダーティオイルタンクの上層部から劣
化圧延油を排出する排出手段と、排出された劣化圧延油
から水及びスラッジ分を分離し、油を抽出する分離手段
と、この分離手段で抽出された油に対油比で所定割合の
キレート剤としてのクエン酸を添加、混合、攪拌して有
機金属をクエン酸金属塩の固形物に置換する有機金属置
換除去手段と、この有機金属置換除去手段で処理された
油から前記固形物分離除去するを固液分離手段と、この
分離手段により浄化された再生油を前記ダーティオイル
タンクに輸送する輸送手段と、を備えることを特徴とす
るアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃
油再生装置である。
【0013】前記の本発明の第1乃至第5の態様におけ
る、キレート剤としてのクエン酸とは、単にクエン酸の
みだけではなく、キレート作用を有するクエン酸置換
基、クエン酸エステル、クエン酸塩等のクエン酸誘導体
を意味するものとする。
【0014】(作用)前記第1の態様のように構成すれ
ば、ダーティオイルタンクからスカムアウトされたスカ
ム油に、クエン酸を対油比で所定割合添加・混合、攪拌
すると、油分に溶けていた油溶性のオレイン酸鉄、オレ
イン酸アルミニウム等の有機金属が分解されクエン酸金
属塩の固形物に置換される。こうして得られた油と前記
固形物、スラッジ分(アルミニウム摩耗粉等)及び水と
の混合物を分離手段で前記固形物、スラッジ分及び水を
分離除去すれば、有機金属の含有量の少ない再生油を容
易に得ることができる。
【0015】前記第2の態様のように構成すれば、ダー
ティオイルタンクからスカムアウトされたスカム油中の
スラッジ分及び水を分離手段用いて分離除去でき、油分
が抽出される。抽出された油分にクエン酸を対油比で所
定割合添加・混合、攪拌すると、油分に溶けていた油溶
性のオレイン酸鉄、オレイン酸アルミニウム等の有機金
属が分解されクエン酸金属塩の固形物に置換される。こ
うして得られた油と固形物の混合物を遠心分離やフィル
タリング等の固液分離手段で固形物を分離除去すれば、
有機金属の含有量の少ない再生油を得ることができる。
【0016】前記第3の態様のように構成する数値限定
理由は以下のとおりである。即ち、クエン酸添加濃度が
対油比で10質量%未満であると、再生油中の圧延油中
の有機金属濃度が1500質量ppmを超える。一方、
クエン酸添加濃度が対油比で50質量%を超えると熱間
圧延油として再使用されてから再びダーティオイルタン
クに戻されて発生するスカム油の油水分離処理が困難に
なり、再生処理がうまくいかなくなる.
【0017】前記第4の態様のように構成すれば、ダー
ティオイルタンクの上層部から排出手段により劣化圧延
油が排出され、排出された劣化圧延油に有機金属置換手
段より、所定割合のキレート剤としてのクエン酸が添加
されて、攪拌、混合され有機金属がクエン酸鉄やクエン
酸アルミニウム等の固形物に置換されて除去される。こ
の有機金属置換除去手段で処理された油は、自己排出型
の竪型遠心分離機等の分離手段で水と前記固形物及びス
ラッジ分を分離、除去され再生される。そして浄化され
た再生油を輸送手段によりダーティオイルタンクに輸送
することで、循環させている。
【0018】前記第5の態様のように構成すれば、ダー
ティオイルタンクの上層部から排出手段により劣化圧延
油が排出され、排出された劣化圧延油は、自己排出型の
竪型遠心分離機等の分離手段で水とスラッジ分を分離、
除去され油分が抽出される。抽出された油分は有機金属
置換手段より、所定割合のキレート剤としてのクエン酸
が添加されて、攪拌、混合され有機金属がクエン酸鉄や
クエン酸アルミニウム等の固形物に置換されて除去され
る。この有機金属置換除去手段で処理された油は、デカ
ンタ等の遠心分離機やフィルタ等の固液分離手段を介し
て前記固形物を分離、除去され再生される。そして浄化
された再生油を輸送手段によりダーティオイルタンクに
輸送することで、循環させている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のアルミニウム及びアルミ
ニウム合金用熱間圧延油の廃油再生装置の第1の実施の
形態を添付の図面を参照しつつ説明する。図1は本発明
のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃
油再生装置の第1の実施の形態の全体構成を示す模式的
系統図である。
【0020】図1に示すように、クリーンオイルタンク
CTに併設されるダーティオイルタンクDTには、排出
手段としてのメカニカルスキマー(機械的に掻き出す装
置)MSによりスカムアウトされたスカム油(油分、水
分、スラッジ分の混合物)を一時的に貯留するスカムピ
ット1が併設されている。スカムピット1からスカム油
輸送配管2がその途中にスカム油輸送ポンプ3を介設さ
れてスカム油貯留タンク4に連結されている。
【0021】なお、排出手段は、前記のメカニカルスキ
マーに限るものではなく、スカム油をダーティオイルタ
ンクDTからオーバーフローさせてスカムピット1に排
出する方法(湯面制御方式)、真空吸引による排出(フ
ローポンプ方式)、鉄鎖にスカムを絡ませて排出する方
法(ベルトスキマー方式)等やこれらを併用する構成と
してもよいものである。また、スカムピット1の下方に
スカム油貯留タンクを配設する場合は、スカム油搬送ポ
ンプ3の代わりに、図示せぬ開閉弁を設けるようにして
もよい。
【0022】前記のスカム油貯留タンク4には、クエン
酸水添加装置5と、スカム油貯留タンク4内のスカム油
とクエン酸水とを攪拌、混合する攪拌機6が併設されて
おり、全体として有機金属置換除去手段7を構成してい
る。なお、添加されるクエン酸は、ここではクエン酸水
として添加する構成としているが、粉体を使用してもよ
い。さらに、スカム油に溶けているオレイン酸鉄、オレ
イン酸アルミニウムからクエン酸鉄やクエン酸アルミニ
ウムとしての固形物を取り出すことのできるキレート剤
としてのクエン酸であればよく、クエン酸置換基、クエ
ン酸エステル、クエン酸塩等のクエン酸誘導体であって
も構わないものである。
【0023】スカム油貯留タンク4から有機金属置換除
去油分輸送管8がその途中に輸送ポンプ9を介設されて
分離手段としての自己排出型の竪型分離板式遠心分離機
10に連結されている。この竪型分離板式遠心分離機1
0には水排出管10a及び固形物及びスラッジ分排出手
段10bが付設されている。
【0024】前記竪型分離板式遠心分離機10から再生
油輸送配管11がその途中に再生油輸送ポンプ12を介
設されて前記ダーティオイルタンクDTに連結されてい
る。
【0025】前記本発明のアルミニウム及びアルミニウ
ム合金の熱間圧延油の再生装置の第1の実施の形態の作
用と、前記第1の態様に係る本発明のアルミニウム及び
アルミニウム合金の熱間圧延油の再生方法の実施の形態
について、以下に説明する。
【0026】A.予備工程 (1)ダーティオイルタンクDTの上層からメカニカル
スキマーMSによりスカム油をスカムピット1に排出す
る。 (2)ダーティオイルタンクDTからスカムアウトされ
てスカムピット1に溜まったスカム油をスカム油輸送配
管2とスカム油輸送ポンプ3を介して所定量スカム貯留
タンク4に送り貯留する。
【0027】B.有機金属置換除去工程 (1)クエン酸水添加装置5により、スカム油貯留タン
ク4に溜められた所定量のスカム油に対油比で所定割合
のキレート剤としてのクエン酸水を添加する。クエン酸
水の添加量は、対油比でクエン酸分として10〜50質
量%とされる。
【0028】なお、クエン酸添加濃度が対油比で10質
量%未満であると、再生油中の圧延油中の有機金属濃度
が1500質量ppmを超える。有機金属はオレイン酸
鉄やオレイン酸アルミニウム等の金属石鹸であるため、
動粘度が高く、金属への付着力も高いため、圧延油中の
有機金属濃度が1500質量ppmを超えると、圧延製
品板表面の汚れ多発の原因ともなる。加えて、材料強度
の低い純アルミニウム系の材料の圧延時には、有機金属
濃度の増大に伴う動粘度の上昇により、コイリング時の
表面摩擦せん断力が低下し、コイル巻き緩みやコイル潰
れが発生する。又、防錆材として亜硝酸ナトリウムを使
用する場合に、圧延油中の有機金属濃度が1500質量
ppmを超えると、油が浮上しやすくなり、その結果潤
滑不足となって、板表面焼き付き等の問題が多発する。
【0029】一方、クエン酸添加濃度が対油比で50質
量%を超えると熱間圧延油として再使用されてから再び
ダーティオイルタンクに戻されて発生するスカム油の油
水分離処理が困難になり、再生処理がうまくいかなくな
る.
【0030】(2)攪拌機6によりスカム油貯留タンク
4内のスカム油とクエン酸水とを攪拌、混合する。その
結果スカム油中の油溶性のオレイン酸鉄やオレイン酸ア
ルミニウム等の有機金属を分解して、クエン酸鉄やクエ
ン酸アルミニウム等の固形物に置換し、有機金属を油の
中から除去する。
【0031】C.固形物・水分離工程 (1)前記有機金属置換除去工程を終了した油をスカム
油貯留タンク4から有機金属置換除去油分輸送管8及び
輸送ポンプ9を介して自己排出型の竪型分離板式遠心分
離機10に連続的に供給する。竪型分離板式遠心分離機
10では水と前記固形物及びスラッジ分とを油分から分
離除去し、それぞれ水排出管10a、固形物・スラッジ
排出手段10bを介して排出する。 (2)竪型分離板式遠心分離機10の油分排出管から排
出される再生油は再生油輸送配管11、再生油輸送ポン
プ12を介して、ダーティオイルタンクDTに戻され
る。
【0032】次に本発明のアルミニウム及びアルミニウ
ム合金用熱間圧延油の廃油再生装置の第2の実施の形態
を添付の図面を参照しつつ説明する。図2は本発明のア
ルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再
生装置の第2の実施の形態の全体構成を示す模式的系統
図である。
【0033】図1に示すように、クリーンオイルタンク
CTに併設されるダーティオイルタンクDTにはメカニ
カルスキマーMSによりスカムアウト(排出)されたス
カム油(油分、水分、スラッジ分の混合物)を一時的に
貯留するスカムピット1が併設されている。スカムピッ
ト1から第1のスカム油輸送配管2がその途中にスカム
油輸送ポンプ3を介設されてスカム油貯留タンク4に連
結されている。
【0034】第1のスカム油貯留タンク4から第2のス
カム油輸送管20がその途中に第2のスカム油輸送ポン
プ21を介設されて分離手段としての自己排出型の竪型
分離板式遠心分離機22に連結されている。この竪型分
離板式遠心分離機22には水排出管22aとスラッジ排
出手段22bが付設されている。この竪型分離板式遠心
分離機22の油分排出管から抽出油分輸送管23がその
途中に抽出油分輸送ポンプ24を介設されて抽出油分貯
留タンク26に連結されている。
【0035】前記の抽出油分貯留タンク26には、クエ
ン酸水添加装置27と、抽出油分貯留タンク26内の抽
出油分とクエン酸水とを攪拌、混合する攪拌機28が併
設されており、全体として有機金属置換除去手段25を
構成している。
【0036】抽出油分貯留タンク26から有機金属置換
除去油分輸送管29がその途中に輸送ポンプ30を介設
されて固液分離手段としてのデカンタ等の遠心分離機3
1に連結されている。
【0037】なお、前記遠心分離機31として自己排出
型の竪型分離板式遠心分離機を使用すれば、三相分離手
段として機能させることも可能で、この場合遠心分離機
には水排出管及び固形物排出手段が付設される。さら
に、固液分離手段としては、フィルタを使用するろ過機
であっても構わない。
【0038】前記本発明のアルミニウム及びアルミニウ
ム合金の熱間圧延油の再生装置の第2の実施の形態の作
用と、前記の第2の態様に係る本発明のアルミニウム及
びアルミニウム合金の熱間圧延油の再生方法の実施の形
態について、以下に説明する。
【0039】A.予備工程 (1)ダーティオイルタンクDTの上層から排出手段と
してのメカニカルスキマーMSによりスカム油をスカム
ピット1に排出する。 (2)ダーティオイルタンクDTからスカムアウトされ
てスカムピット1に溜まったスカム油を第1のスカム油
輸送配管2と第1のスカム油輸送ポンプ3を介して第1
のスカム貯留タンク4に送り貯留する。 (3)第1のスカム油貯留タンク4に貯留されたスカム
油を第2のスカム油輸送配管5と第2のスカム輸送ポン
プ6を介して、第2のスカム油貯留タンク7に送り所定
量のスカム油を溜める。
【0040】B.油分離工程 (1)スカム油貯留タンク4からから第2のスカム油輸
送管20及び輸送ポンプ21を介して分離手段としての
自己排出型の縦型分離板式遠心分離機22に連続的に供
給する。縦型分離板式遠心分離機22では水及びスラッ
ジ分とを油分から分離除去し、それぞれ水排出管13
a、固形物・スラッジ排出手段13bを介して排出す
る。 (2)縦型分離板式遠心分離機22の油分排出管から排
出される抽出油を抽出油輸送配管23と抽出油輸送ポン
プ24を介して、抽出油貯留タンク26に送り所定量の
抽出油を溜める。
【0041】C.有機金属置換除去工程 (1)クエン酸水添加装置8により、抽出油貯留タンク
26に溜められた所定量の抽出油に対油比で所定割合の
キレート剤としてのクエン酸水を添加する。クエン酸水
の添加量は、対油比でクエン酸分として10〜50質量
%とされる。なお、このクエン酸添加量の上下限値は、
前記した理由と同じ理由で限定される。 (2)攪拌機28により抽出油貯留タンク26内の抽出
油とクエン酸水とを攪拌、混合する。これにより、抽出
油中の油溶性のオレイン酸鉄やオレイン酸アルミニウム
等の有機金属をクエン酸鉄やクエン酸アルミニウム等の
固形物に置換し、有機金属を油の中から除去する。
【0042】D.固形物分離工程 (1)前記有機金属置換除去工程で処理した油を抽出油
貯留タンク26から有機金属置換除去油分輸送管29及
び輸送ポンプ30を介して固液分離手段としてのデカン
タ等の遠心分離機31に連続的に供給する。遠心分離機
31では前記固形物を油分から分離除去し、固形物31
bを介して排出する。 (2)遠心分離機31の油分排出管から排出される再生
油は再生油輸送配管32、再生油輸送ポンプ33を介し
て、ダーティオイルタンクDTに戻される。
【0043】なお、図2の構成では、遠心分離機31で
固形物を分離除去され、浄化された再生油は輸送ポンプ
30を介してダーティオイルタンクDTに輸送されてい
るが、輸送ポンプ30の後流側から再度抽出油分貯留タ
ンク26に分岐する輸送路を有する構成とすることで、
再生油の浄化度を高めることができる。即ち、繰り返し
処理を行うことで、有機金属濃度を限りなく0質量pp
mに近づけることができる。従って、必要に応じて輸送
ポンプ30の後流側からの輸送路を切り換えて使用でき
るようにすると再生油の汚れ方に応じて、浄化度合を調
整することができ都合がよい。
【0044】(実施例)下記の組成の、特開平7−15
0189号公報に開示されたカチオン系高分子化合物を
混合したアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延
油組成物を用いて、下記の条件でアルミニウム及びアル
ミニウム合金コイルの熱間圧延を行った。
【0045】 「圧延油組成物の組成」 パラフィン系鉱油(粘度30cSt/40℃) 85.5質量% ジブチルホスフェート 2.5質量% 高分子分散剤 1.0質量% {(ジエチルアミノプロピルアミド:アクリルアミド :アクリル酸カリウム=70:10:20)の共重 合物のコハク酸中和物(MW=30万)} 酸化防止剤 1.0質量% 防錆・防食剤 1.0質量%
【0046】 「熱間圧延条件」 (1)熱間仕上げ圧延機列仕様:4段圧延機×4スタンド (a)ワークロール径 :725mm (b)ワークロールバレル長 :3900mm (c)バックアップロール径 :1590mm (d)バックアップロールバレル長 :3900mm (2)圧延油温度 :60℃ (3)圧下率 :30〜60% (4)初期パス入側材料温度 :300〜550℃
【0047】圧延油の廃油再生装置としては図2に示す
ものを用いて再生処理し、2週間連続で圧延を実施し
た。油性については、再生前後の油をFTIR(フーリ
エ赤外線分光分析器)により有機金属濃度測定を実施
し、板表面性状については、熱間仕上げ圧延製品をアル
マイト処理し、目視にて評点をつけた。潤滑性に関して
は、圧延荷重のデータを蓄積した。又、乳化安定性につ
いては、圧延油サンプルを採取し、スターラで攪拌した
後8分間静置し上下両層の油分濃度をそれぞれ測定し、
E.S.I(エマルジョン・スタビリティ・インデック
ス)={(下層部の油分濃度)/(上層部の油分濃
度)}×100(%)を算出した。
【0048】図3に、クエン酸添加濃度(対油質量%)
と有機金属濃度(対油質量ppm)との関係において、
圧延が良好であった場合を記号○で、コイル潰れ、板表
面汚れ及び油粒子の浮上速度上昇による焼き付き等の圧
延不良発生の場合を記号×で、それぞれ示した。又、図
4に、クエン酸添加濃度(対油質量%)とE.S.I
(%)との関係において、圧延製品板表面が良好な場合
を記号○で、油水分離処理(再生処理)困難な場合を△
で、焼き付きや黒点等が発生して圧延製品板表面が不良
な場合を記号×で、それぞれ示した。
【0049】図3によれば、本発明範囲の条件、即ち、
クエン酸添加濃度が対油比で10〜50質量%で有機金
属濃度が対油比で1〜1500質量ppmの範囲にあれ
ば良好な圧延が可能なことが分かる。又、図4によれ
ば、本発明範囲の条件、即ち、クエン酸添加濃度が対油
比で10〜50質量%であれば、E.S.I(%)も許容
範囲25〜70%の範囲に入り、乳化安定性も良好で、
板表面品質にすぐれ安定した圧延が可能なことが分か
る。さらに、圧延油への防錆・防食剤の添加により、圧
延機周辺部材の腐食も見られなかった。
【0050】前記実施例は、圧延油の廃油再生装置とし
ては図2に示すものを用いて再生処理した場合について
述べたが、図1に示すものを用いて再生処理した場合に
ついて略同じ結果が得られた。
【0051】
【発明の効果】本発明は以下のように優れた効果を奏す
る。 (1)請求項1及び請求項4に係る本発明によれば、カ
チオン系の高分子化合物を混合し、水分散型のアルミニ
ウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油を使用する場合
において、オレイン酸鉄やオレイン酸アルミニウム等の
有機金属濃度が所定濃度以上に上昇した劣化油(廃油)
を、対油比所定量のクエン酸の添加と、分離手段の使用
によって、極めて簡易な装置構成で、劣化油中のスラッ
ジ分、水分、及び有機金属を分離除去し、有機金属濃度
を1〜1500質量ppmの再生油として、再使用可能
とすることができる。
【0052】(2)請求項2又は請求項5に係る本発明
によれば、分離手段の使用、対油比所定量のクエン酸の
添加、混合及び固液分離手段としてのデカンタの使用に
よって、簡易な装置構成で、前記と同様の効果を得るこ
とが可能である。
【0053】(3)請求項3に係る本発明によれば、対
油比10〜50質量%のクエン酸の添加により、有機金
属濃度1500質量ppm以下の良好な再生油が得ら
れ、圧延油や作動油として有効に利用できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアルミニウム及びアルミニウム合
金用熱間圧延油の廃油再生装置の第1の実施の形態の全
体構成を示す模式的系統図である。
【図2】 本発明のアルミニウム及びアルミニウム合
金用熱間圧延油の廃油再生装置の第2の実施の形態の全
体構成を示す模式的系統図である。
【図3】 クエン酸添加濃度(対油質量%)と有機金
属濃度(対油質量ppm)との関係において、圧延が良
好であった場合を記号○で、コイル潰れ、板表面汚れ及
び油粒子の浮上速度上昇による焼き付き等の圧延不良発
生の場合を記号×で、それぞれ示した図である。
【図4】 クエン酸添加濃度(対油質量%)とE.S.
I(%)との関係において、圧延製品板表面が良好な場
合を記号○で、油水分離処理(再生処理)困難な場合を
△で、焼き付きや黒点等が発生して圧延製品板表面が不
良な場合を記号×で、それぞれ示した図である。
【符号の説明】
CT クリーンオイルタンク DT ダーティオイルタンク MS メカニカルスキマー 1 スカムピット 4 スカム油貯留タンク 5,27 クエン酸水添加装置 6,28 攪拌機 7,25 有機金属置換除去手段 10、22 竪型分離板式遠心分離機 26 抽出油分貯留タンク 31 遠心分離機(デカンタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦 昌弘 栃木県真岡市鬼怒ヶ丘15番地 株式会社神 戸製鋼所真岡製造所内 (72)発明者 門山 尚志 栃木県真岡市鬼怒ヶ丘15番地 株式会社神 戸製鋼所真岡製造所内 Fターム(参考) 4H104 CE03C JA03 PA05 PA23 PA33 QA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオン系の高分子化合物を混合した
    水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
    延油の廃油再生方法であって、 使用後の劣化圧延油に対油比で所定割合のキレート剤と
    してのクエン酸を添加、混合、攪拌して有機金属をクエ
    ン酸金属塩の固形物に置換する有機金属置換除去工程
    と、 この有機金属置換除去工程で処理された油を分離手段を
    介して前記固形物及びスラッジ分と水とを除去する固形
    物・水分離工程と、を含むことを特徴とするアルミニウ
    ム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法。
  2. 【請求項2】 カチオン系の高分子化合物を混合した
    水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
    延油の廃油再生方法であって、 使用後の劣化圧延油を分離手段を介して水及びスラッジ
    分を分離し、油を抽出する油分離工程と、 この油分離工程で抽出された油に対油比で所定割合のキ
    レート剤としてのクエン酸を添加、混合、攪拌して有機
    金属をクエン酸金属塩の固形物に置換する有機金属置換
    除去工程と、 この有機金属置換除去工程で処理された油を固液分離手
    段を介して前記固形物を除去する固形物除去工程と、を
    含むことを特徴とするアルミニウム及びアルミニウム合
    金用熱間圧延油の廃油再生方法。
  3. 【請求項3】 前記有機金属置換除去工程において、
    劣化圧延油に対油比で10乃至50質量%のキレート剤
    としてのクエン酸を添加し、再生油の有機金属濃度を1
    500質量ppm以下にすることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のアルミニウム及びアルミニウム合
    金用熱間圧延油の廃油再生方法。
  4. 【請求項4】 カチオン系の高分子化合物を混合した
    水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
    延油の廃油再生装置であって、 ダーティオイルタンクの上層部から劣化圧延油を排出す
    る排出手段と、この排出手段により排出された劣化圧延
    油を貯留し、その劣化圧延油に対油比で所定割合のキレ
    ート剤としてのクエン酸を添加、混合、攪拌して有機金
    属をクエン酸金属塩の固形物に置換する有機金属置換除
    去手段と、 この有機金属置換除去手段で処理された油から前記固形
    物及びスラッジと水を分離除去する分離手段と、 この分離手段により浄化された再生油を前記ダーティオ
    イルタンクに輸送する輸送手段と、を備えることを特徴
    とするアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油
    の廃油再生装置。
  5. 【請求項5】 カチオン系の高分子化合物を混合した
    水分散型のアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
    延油の廃油再生装置であって、 ダーティオイルタンクの上層部から劣化圧延油を排出す
    る排出手段と、 この排出手段により排出された劣化圧延油から水及びス
    ラッジ分を分離し、油を抽出する分離手段と、 この分離手段で抽出された油に対油比で所定割合のキレ
    ート剤としてのクエン酸を添加、混合、攪拌して有機金
    属をクエン酸金属塩の固形物に置換する有機金属置換除
    去手段と、 この有機金属置換除去手段で処理された油から前記固形
    物を分離除去する固液分離手段と、 この固液分離手段により浄化された再生油を前記ダーテ
    ィオイルタンクに輸送する輸送手段と、を備えることを
    特徴とするアルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧
    延油の廃油再生装置。
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