JP2001271047A - 馬用冷却シート - Google Patents

馬用冷却シート

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JP2001271047A
JP2001271047A JP2000126646A JP2000126646A JP2001271047A JP 2001271047 A JP2001271047 A JP 2001271047A JP 2000126646 A JP2000126646 A JP 2000126646A JP 2000126646 A JP2000126646 A JP 2000126646A JP 2001271047 A JP2001271047 A JP 2001271047A
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weight
horse
water
sheet
cooling sheet
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Akihiko Kusunoki
彰彦 楠
Motoaki Gotou
元彰 後藤
Yoshiki Sugizaki
良樹 杉崎
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Saitama Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Saitama Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】馬の肢の下脚部に貼付するための冷却シー
トであって、伸縮性の支持体の片面に含水粘着剤層が形
成された積層シートであり、その大きさが長辺20〜4
0cm、短辺14〜30cmである馬用冷却シート。 【効果】一回の貼付で確実に馬の肢の下脚部を覆うこと
ができ、下脚部への追随性が良く、携帯が可能で、いつ
でもどこでも処置することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として競争馬の
走行訓練後及びレース後に、肢の下脚部に貼付し、中手
骨及び屈腱を長時間持続して冷却することにより、骨膜
炎、屈腱炎の予防及び治療を目的とした使用性に優れた
馬用冷却シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】極限のスピードに挑む競争馬が活躍でき
る年齢は、おおむね満3歳から6歳の間であり、いまだ
成長過程にある時期に生理的限界寸前の鍛錬とレースが
課せられる。全力疾走時には体重400〜500kgの
馬の1本の肢には数トンもの荷重がかかるとされ、その
際、蹄で受けた衝撃は上脚部よりも下脚部に加わり、骨
折、骨膜炎、屈腱炎などの障害が多発する。
【0003】馬の骨の成長は蹄を構成している末節骨か
ら始まり、上脚部に化骨が進み、満5歳の脊椎を最後に
ようやく骨が成熟するといわれる。管骨骨膜炎は未熟な
若馬である3歳馬が最初のレースに向けて調教を受けて
いる際にみうけられ、管骨背側面に過剰な力がかかるこ
とにより起こるものと考えられる。
【0004】屈腱炎は前肢及び後肢に発症するが、後肢
よりも前肢に多く発症し、不治の病といわれている。原
因は走行中の腱の過伸展により腱繊維が断裂することで
発症する。これらの障害はいづれも競走馬にとっては致
命傷であり、予防的に、又は初期の炎症を抑えることを
第一の目的として、流水、氷、冷却剤により患部を冷や
すことが行われている。しかしながら、流水を肢にかけ
る方法では、手間がかかるうえに夏場は冷却効果が小さ
いという欠点がある。氷、冷却剤による患部の冷却には
1回1時間を限度とし、1日3〜4回行う必要がある
が、長時間処置すると凍傷の危険性もあり、絶えず状況
を観察しながら処置しなければならない。さらに冷凍庫
がなければならないという欠点もあり、簡便に処置でき
安全で確実に冷却する方法は未だ無いのが現状である。
【0005】また、ヒト用としては長辺14cm、短辺
10cmであるパップ剤や長辺13cm、短辺5cmの
冷却シートが存在する。しかしながら、ヒト用製剤はヒ
トに貼付することを考えた形態であり、馬の肢の下脚部
に貼付するには小さすぎ不適である。また、馬の肢の下
脚部は、肢後ろ側に凹凸がありこの部位にフィットさせ
るのは難しい。さらに、貼付時に馬が暴れることがある
ことより、一回の貼付で確実に下脚部を覆うことが出来
る大きさが必要である上に、さらには携帯が可能で、い
つでもどこでも処置することができ、安全に確実に冷却
できることが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一回
の貼付で確実に下脚部を覆うことができ、下脚部により
フィットし易く、安全で利便性の高い馬用冷却シートを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を進めた結果、伸縮性の支持
体の片面に含水粘着剤層が形成され、その表面を水非透
過性フィルムで被覆した積層シートし、大きさを長辺2
0〜40cm、短辺14〜30cmに調製した馬用冷却
シートをレース後および訓練後のすね部分とふくらはぎ
部分に被覆フィルムを剥離して貼付すると、一回の貼付
で確実に下脚部を覆うことができ、剥がれ落ちることな
く簡単に貼付できることを見出した。また、貼付中は冷
却シート中の水分が蒸発し、その気化熱により冷感刺激
剤を配合しなくても貼付直後から急激に皮膚温度が低下
し、その後約6時間冷却効果が持続すること見出し本発
明を完成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるシートは、一
回の貼付で確実に下脚部を覆うことができ、携帯が可能
で、いつでもどこでも処置することができる利便性が必
要となることより、長辺20〜40cm、短辺14〜3
0cmの長方形のシートが用いられる。これより小さい
と一回で下脚部を覆うことができず、逆にこれより大き
いと利便性にかけ好ましくない場合がある。より好まし
くは長辺20〜35cm、短辺14〜24cmの長方形
のシートが用いられ、さらに好ましくは長辺28cm、
短辺20cmの長方形の形状からなる冷却シートが提示
される。
【0009】本発明の冷却シートの含水粘着剤層として
は従来使用されている水溶性高分子、鉱物性粉末、界面
活性剤等一般に使用されているものを用いることができ
る。より好ましくは、ポリアクリル酸類、多価アルコー
ル、多価金属類、油性成分を含有する含水粘着剤層が用
いられる。より好ましくは、含水粘着剤層が、水分60
〜85重量%、5〜15重量%の多価アルコール類、1
〜5重量%の油性成分、3〜8重量%のポリアクリル酸
塩、0.5〜3重量%の高吸水性樹脂、0.5〜4重量
%の軽質無水ケイ酸、0.03〜0.15重量%のアル
ミニウム塩、及び0.5〜1.5重量%のオキシ酸を含
有する粘着剤層が挙げられる。
【0010】本発明に用いられる含水粘着剤層は、水分
の蒸発により奪われる気化熱を利用して患部を冷却する
ため、配合される水の量が多いほど冷却効果は大きくな
る。粘着剤層中には60重量%以上、好ましくは60〜
85重量%の水を配合するが、60重量%未満では十分
に持続する冷却力が得にくく好ましくない。
【0011】ポリアクリル酸類としては、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸部分中
和物等が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウム及び/又
はポリアクリル酸部分中和物を3〜8重量%配合するの
がより好ましい。配合量が3重量%未満では保形性が悪
くなる場合があり、8重量%を越えると調製時に粘度が
高くなり均一に調製しにくくなる場合がある。
【0012】また、水分の蒸発速度調節し、乾燥時の使
用感悪化を防止する目的で1〜15重量%の多価アルコ
ール類を配合することができる。多価アルコール類とし
ては、特に限定されないが、グリセリン、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレン
グリコールが好ましく、粘着剤層の粘着力を増強し、か
つ強い保湿特性を示すグリセリンを1〜10重量%配合
することがより好ましい。1重量%未満では保湿効果が
十分に発揮できないため乾燥が速く長時間冷却を持続す
ることができず、さらに乾燥時に支持体の角が硬くなり
皮膚刺激の原因にもなり得る。10重量%を越えて配合
すると剥離時に粘着力が強すぎて大量の毛を抜くことに
なり毛嚢炎を引き起こす原因にもなりかねない。
【0013】粘着剤層を調製する過程において、水溶性
高分子原料を水に溶かすとき、水溶性高分子原料の分散
性を改善して均一な溶液を得るために、水溶性高分子原
料を多価アルコール類にあらかじめ分散した液を撹拌
下、水中に添加し溶解するのが好ましい。このとき、1
〜10重量%のグリセリンでは水溶性高分子原料を分散
するには量が少なすぎて、あらかじめ分散することがで
きない場合がある。そのような場合には、2〜5重量%
のプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコールからなる群から選ばれる1
種又は2種以上の多価アルコールを配合することが好ま
しい。これらはグリセリンに比較し粘度が低いため、少
量で水溶性高分子原料を分散できるとともにグリセリン
ほど保湿力が強くないため、水分が蒸発した後の粘着剤
層の粘着力をグリセリンの場合ほど強めないという特徴
がある。2重量%未満では目的を達することは出来ず、
また5重量%を越えて配合すると経時的に粘着剤層から
分離されることがあり好ましくない場合がある。
【0014】本発明では、ポリアクリル酸類の配合量に
応じて多価金属類を加え、ポリアクリル酸類と架橋させ
て水に不溶化したゲルを形成させる。本発明で多価金属
類とは、特に限定されず、多価金属塩又は多価金属化合
物等が用いられる。また、一種のみならず二種以上を組
合せて使用することもできる。多価金属類としては、ア
ルミニウム、カルシウム、鉄、亜鉛、スズ、銅、鉛等の
多価金属の塩又はそれらの化合物等から選択することが
できるが、粘着力、保水力が強く、経時的に安定なゲル
を調製できることから、アルミニウム塩又はアルミニウ
ム化合物が好ましい。具体的には乾燥水酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アル
ミニウム、塩化アルミニウム、アルミニウムグリシナー
ル、ミョウバンがあげられ、乾燥水酸化アルミニウムゲ
ルが特に好ましい。これらの多価金属類の配合量は0.
01〜10重量%、好ましくは0.03〜0.15重量
%配合する。
【0015】油性成分としては、高級炭化水素、一級ア
ルコール脂肪酸エステル、含ケイ素化合物、脂肪酸グリ
セリンエステル、植物油等が好ましい。高級炭化水素と
しては軽質流動パラフィン、スクワラン、流動ポリイソ
ブチレン、ポリブテン等が挙げられ、一級アルコール脂
肪酸エステルとしてはアジピン酸ジイソプロピル、パル
ミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル等が、含ケイ素化合物とし
てはシリコーン油等、脂肪酸グリセリンエステルとして
はモノグレセリド、ジグリセリド、トリグリセリド等が
挙げられ、また、植物油としてはオリブ油、アボガド
油、サフラワー油、アーモンド油、ツバキ油、パーシッ
ク油、ごま油、ダイズ油、ミンク油、綿実油、トウモロ
コシ油、サフラワー油、ヤシ油、ヒマシ油等があげられ
る。、尚ハッカ油やカンフルのような匂いの強いものや
競馬法で禁止されるものは不適である。また、より好ま
しくは乳化しやすく安価で皮膚刺激のない軽質流動パラ
フィンが好適である。また、特に限定されないが、好ま
しくは1〜5重量%配合する。
【0016】さらに本発明では、粘着剤層のゲル強度を
増強し、剥離時の粘着力を低減させる目的で0.5〜4
重量%、好ましくは2〜3重量%の軽質無水ケイ酸を配
合する。軽質無水ケイ酸を配合することにより、ポリア
クリル酸塩水溶液に起因する糸引き性を少なくし、展延
性を改善すると同時にシート状に成形した後、熟成する
までに支持体から粘着剤層がしみ出すのを防止すること
ができる。さらに軽質無水ケイ酸は多価アルコール類、
油性成分を保持し、粘着剤層表面にこれらが浮き出して
粘着力を低下させるのを防ぐ働きをする。水分が蒸発し
た後は、可塑剤である多価アルコール類を保持すること
により、形成される水溶性高分子フィルムを硬くして粘
着力を低下させる。同時に表面に浮き出した油性成分に
より粘着力が低下し、剥離時に毛を抜くこともなく容易
に剥離できるようになる。軽質無水ケイ酸の配合量が
0.5重量%未満ではその効果は少なく、4重量%を越
えると作業性が悪くなり好ましくない場合がある。
【0017】またさらに、粘着剤層のゲル強度を増強
し、ポリアクリル酸塩に起因する糸引き性を改善し、大
量の水を保持させる目的で高吸水性樹脂を配合すること
ができる。高吸水性樹脂としては特に限定されないが、
デンプン・アクリル酸グラフト重合体部分ナトリウム塩
やアクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物等を用いる
ことができ、好ましくは0.5〜3重量%配合される。
【0018】本発明においては、必要に応じて粘着剤層
に防腐剤を配合することも可能である。防腐剤としては
パラオキシ安息香酸エステル、特にパラオキシ安息香酸
メチルとパラオキシ安息香酸プロピルの組み合わせが効
果的で、溶解剤としてはパラオキシ安息香酸エステルを
よく溶かし、水と混和する溶媒であればよいが、なかで
もN−メチル−2−ピロリドンが特に好ましい。
【0019】本発明においては、さらに必要に応じてカ
ルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メ
チルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体、ポリエ
チレンオキサイド等の増粘剤、カオリン、セラミック、
酸化チタン等の増量剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル等の界面活性剤、乳酸、酒石酸
等のオキシカルボン酸等を配合することができる。
【0020】本発明に用いられる伸縮性支持体は、馬の
肢の下脚部にフィットするものが好ましく、できるだけ
伸縮性のある、50%モジュラス値が小さい方が望まし
い。しかし、50%モジュラス値が小さすぎると、強度
が低下したり、膏体塗工時の適性が悪くなる。よって、
支持体部として、50%モジュラスが0.1〜2.0k
g/5cmであるものが望ましく、好ましくは0.1〜
0.8kg/5cmの支持体が用いられる。また、基材
としては、水の気化を妨げない透湿性基材が選ばれ、不
織布、織布、高分子フィルム等いずれも用いることがで
き、不織布がより好ましい。不織布の素材は特に限定さ
れないが、具体的には、綿、麻、羊毛などの天然繊維、
レーヨン、アセテート等のセルロース系繊維、ナイロ
ン、ビニロン、スチロール、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、アクリル等の合成繊維等が挙げら
れる。
【0021】粘着剤層の表面を覆う水非透過性フィルム
はプラスチックフィルムであればよく、例えばポリエス
テル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド等の素
材からできたフィルム類が好ましい。また、これらのフ
ィルムにアルミニウム箔のラミネートをほどこしたり、
アルミニウムを蒸着させたり、このフィルムの表面にシ
リコン膜をラミネートしたフィルムを用いることも可能
である。
【0022】
【実施例】以下に本発明を具体的な実施例に基づき説明
するが、本説明は実施例に限定されるものではない。
【0023】表1に示す成分配合割合(単位:重量%)
の馬用冷却シートを下記製法で製造した。
【0024】
【表1】
【0025】冷却シートの製法:精製水に軽質無水ケイ
酸(アエロジル200)を分散する。あらかじめ軽質流
動パラフィンにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(ニッ
コールHCO−60)とソルビタン脂肪酸エステル(ニ
ッコールSP−10)を溶解した後にカルボキシメチル
セルロースナトリウム(サンローズF30HC)を分散
した液を加えて撹拌する。次に濃グリセリンとプロピレ
ングリコールに乾燥水酸化アルミニウムゲル、ポリアク
リル酸ナトリウム(アロンビスM)、ポリアクリル酸部
分中和物(アロンビスAH105)、高吸水性樹脂(サ
ンウエットIM1000)を分散した液を加え練合す
る。次にN−メチル−2−ピロリドンにパラオキシ安息
香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピルを溶解した液
を加える。さらに酒石酸を精製水に溶解した液を加えて
充分練合する。得られた組成物(膏体)を実施例1〜5
及び比較例1,2はポリエステル伸縮性不織布(50%
モジュララス0.5kg/5cm)に展延し、ポリプロ
ピレンフィルムの被覆フィルムでカバーして、各大きさ
の長方形に裁断して冷却シートとした。このようにして
製した冷却シートを紙・アルミニウム箔・プラスチック
フィルムからなる複合ラミネート袋に入れ密封して使用
するまで保存した。
【0026】また、比較例3は、ポリエステル伸縮性不
織布の代りに、非伸縮性の不織布(ポリエステル非伸縮
性不織布)を用い、あとは実施例1と同様の方法で製造
した。
【0027】冷却シートの裁断は下記に従って行った。 「裁断方法」 実施例1:上記方法で製造した冷却シートを、長辺28
cm、短辺20cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 実施例2:上記方法で製造した冷却シートを、長辺40
cm、短辺30cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 実施例3:上記方法で製造した冷却シートを、長辺40
cm、短辺14cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 実施例4:上記方法で製造した冷却シートを、長辺20
cm、短辺14cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 実施例5:上記方法で製造した冷却シートを、長辺28
cm、短辺24cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 比較例1:上記方法で製造した冷却シートを、長辺14
cm、短辺10cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。 比較例2:上記方法で製造した冷却シートを、長辺13
cm、短辺5cmの長方形に裁断し、試験用サンプルと
した。 比較例3:上記方法で製造した冷却シートを、長辺28
cm、短辺20cmの長方形に裁断し、試験用サンプル
とした。
【0028】試験例1 実施例1〜5、比較例1,2の各シートを馬の前肢下脚
部に貼付し、その際の貼りやすさを評価した。さらに、
貼付してから1時間後に製剤の状態を観察した。その結
果を表1に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明により一回の貼付で確実に馬の肢
の下脚部を覆うことができ、下脚部への追随性が良く、
携帯が可能で、いつでもどこでも処置することができる
馬用冷却シートを提供することが可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】馬の肢の下脚部に貼付するための冷却シー
    トであって、伸縮性の支持体の片面に含水粘着剤層が形
    成された積層シートであり、その大きさが長辺20〜4
    0cm、短辺14〜30cmであることを特徴とする馬
    用冷却シート。
  2. 【請求項2】馬の肢の下脚部に貼付するための冷却シー
    トであって、 (1)50%モジュラスが0.1〜2.0kg/5cm
    の伸縮性不織布よりなる支持体; (2)水を60重量%以上含有する含水粘着剤層;より
    構成される積層構造を有するシートであって、その大き
    さが長辺20〜40cm、短辺14〜30cmであるこ
    とを特徴とする馬用冷却シート。
  3. 【請求項3】含水粘着剤層がポリアクリル酸類、多価ア
    ルコール、多価金属類、油性成分を含有することを特徴
    とする請求項1または2記載の馬用冷却シート。
  4. 【請求項4】含水粘着剤層が、水分60〜85重量%、
    1〜15重量%の多価アルコール類、1〜5重量%の油
    性成分、3〜8重量%のポリアクリル酸塩、0.5〜3
    重量%の高吸水性樹脂、0.5〜4重量%の軽質無水ケ
    イ酸、0.03〜0.15重量%のアルミニウム塩、及
    び0.5〜1.5重量%のオキシ酸を含有することを特
    徴とする請求項1または2記載の馬用冷却シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292993A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Alcare Co Ltd 蓄熱用ゲル体及びこれを使用した保冷・保温材

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