JP2001271036A - カラーフィルターアレイの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターアレイの製造方法

Info

Publication number
JP2001271036A
JP2001271036A JP2001080170A JP2001080170A JP2001271036A JP 2001271036 A JP2001271036 A JP 2001271036A JP 2001080170 A JP2001080170 A JP 2001080170A JP 2001080170 A JP2001080170 A JP 2001080170A JP 2001271036 A JP2001271036 A JP 2001271036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
film
layer
filter array
color filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001080170A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael J Simons
ジェイ.サイモンズ マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2001271036A publication Critical patent/JP2001271036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/04Additive processes using colour screens; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/06Manufacture of colour screens
    • G03C7/08Manufacture of colour screens from diversely-coloured grains irregularly distributed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の既知の方法と比較してより簡単で
比較的低コストであるカラーフィルターアレイの製造方
法を提供する。 【解決手段】 色素及び/又は顔料粒子が溶解及び/又
は分散されている水不混和性油性液体を水性媒体中に分
散して、着色小滴を形成すること、得られた分散物を、
フィルム形成性ポリマーが溶解されている連続水性相中
で、異なる色からなる1種以上の別の分散物と混合する
こと、そして得られた混合物を支持体層上にコートする
ことの各工程を含んでなるランダムカラーフィルターア
レイの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルム、特
に、ランダムカラーフィルターアレイフィルムの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のカラー写真の大多数は、発色性カ
ラーフィルムを用いて撮影され、そのフィルム中又は処
理液中に存在することができるカラー生成カプラーが、
ハロゲン化銀が像様に現像される場合に形成される酸化
された現像主薬と反応することによって、シアン、マゼ
ンタ及びイエロー色素を形成する。そのようなフィルム
は、時間と温度に関して注意深くコントロールされる現
像処理を必要として、通常、その後、銀漂白そして定着
工程が続き、全体処理は一般的に数分かかり、複雑な装
置を必要とする。
【0003】写真乳剤がコートされているフィルム又は
プレートの一体部分であるカラーフィルターアレイを通
して黒白写真乳剤を露光することによるカラー写真術
は、カラー写真術に、一定の簡便性の利点を提供するこ
とが知られている。Lumiere 兄弟によって、1906年に開
示(米国特許第特許第822,532号明細書)されたオート
クローム法は、ランダムに配置された、赤、緑及び青着
色されたジャガイモデンプン粒子の層を通して乳剤を露
光し、その乳剤を反転処理してそのプレートを透過した
光で見ると着色されて見える、シーンのポジ像を提供す
る。この写真法は、後の写真術の化学的複雑さ無しに、
カラー写真を作製することができる。
【0004】デュフェイカラー法(最初は、ジオプチク
ロムプレート、L. Dufay, 1909年)は、反転処理される
黒白乳剤系と共に、ゼラチン層上に印刷された赤、緑及
び青着色されたパッチの規則的なアレイとラインを用
い、同じように、透過光で見るとシーンの着色画像を提
供した。
【0005】ポラビジョン(Edwin Land and the Polar
oid Corporation、1977年)は、赤、緑及び青ストライ
プ上にコートした黒白乳剤系に、迅速且つ便利な反転処
理法を用いるカラー映画システムであり、着色された投
影像を提供した。これは、1983年にポラクロームと呼ば
れる静止カラートランスパレンシーシステムとして市場
に出回った。
【0006】これらの方法はいくつかの不利益な点を有
する。画像は処理されたフィルム又はプレートに光を通
すことによって最良に見られ、オートクロム及びデュフ
ェイフィルターアレイの粗い特性、そしてポラビジョン
及びポラクロームシステムのポジ銀像の粗い特性のため
に、その画質はそれらから調製されるプリントを高品質
にするには不十分である。規則的なアレイパターンは複
雑であり製造するには高価である。さらに、規則的もし
くは反復するフィルターアレイを用いたフィルムは、幾
何学的に反復する特徴を有するシーンの撮影に用いる
と、カラーエリアジング(aliasing)を受けやすかっ
た。
【0007】米国特許第特許第4,971,869号明細書に
は、エリアジング問題に対する感受性を小さくすると主
張する規則的に反復するフィルターアレイを備えたフィ
ルムが記載されている。このフィルムは、パンクロマチ
ック写真乳剤と、少なくとも一つのセルが減法三原色
(例えば、イエロー、マゼンタ又はシアン)からなるか
又はパステルカラーからなる隣接する着色セルのユニッ
トの反復パターンとを有する。光−電子走査法によって
現像されたフィルムから、シーン情報を抽出することが
できる。
【0008】欧州特許第935168号明細書は、ハロゲン化
銀乳剤層と、着色樹脂粒子を含むランダム配列カラーフ
ィルター層とを有する透明支持体を含んでなる感光性材
料を開示する。この明細書には、露光し、処理しそして
フィルム等に生じた画像を電子光学的に走査して、デジ
タル画像処理によってその画像を再構築することも記載
されている。
【0009】カラーフィルターアレイと単一画像記録層
又は層パックとを有するカラー写真フィルムは、処理中
に小さな変動が生じた場合の異なる色記録のミスマッチ
ングの問題無しに、単一画像記録層又は層パックを迅速
に処理できるので、迅速で便利な写真処理の利点を有す
る。例えば、現像範囲の小さな変動は全ての色記録に等
しく影響する。簡単なネガ型黒白現像を用いて、非常に
迅速な処理が可能であり、好適な現像主薬をコーティン
グ中に含ませると、意図的でない処理時間又は温度の変
動に対して、写真レスポンスを著しく堅牢又は寛容にす
ることができる。コーティング中に含ませるのに好適な
現像主薬、及び好適な導入方法は、米国特許第特許第5,
804,359号明細書に記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カラーフィルターアレ
イの製造方法は比較的低コストであるのが望ましい。例
えば、デュフェイカラーフィルム又はポラクロームフィ
ルムに用いられるような規則的なフィルターアレイを作
製する既知の方法は、複雑であり、コストがかかり、フ
ィルムに材料を何回か順次適用することを要する。オー
トクロームフィルム及び欧州特許第935168号明細書に記
載されるものに用いられるもののようなランダムフィル
ターアレイを作製する既知の方法も、デンプン又は樹脂
の着色粒子をそれぞれ分離し、グレージング(gradin
g)又は分粒(sizing)し、それらをコーティング媒体
中に分散させ、コーティングし、乾燥し、そしてコート
した層をカレンダー掛けして粒子を平らにすることを含
む、複雑な操作を必要とする。
【0011】本発明の目的は、従来技術の既知の方法と
比較してより簡単で比較的低コストであるカラーフィル
ターアレイフィルム製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、色素及び/又
は顔料粒子が溶解及び/又は分散されている水不混和性
油性液体を水性媒体中に分散して、着色小滴を形成する
こと、得られた分散物を、フィルム形成性ポリマーが溶
解されている連続水性相中で、異なる色からなる1種以
上の別の分散物と混合すること、そして得られた混合物
を支持体層上にコートすることの各工程を含んでなるラ
ンダムカラーフィルターアレイの製造方法を提供する。
好ましくは、水不混和性油性液体内に分散された顔料粒
子は0.5μm未満の平均長さを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】関連する同時出願、発明の名称
「カラーフィルム」(参照番号015416)、及び発
明の名称「カラーフィルターアレイ」(参照番号015
417)を参照し、それらの内容は全て本発明の内容と
する。
【0014】図1は、着色要素1がバインダー2内で一
緒に混合されている湿潤フィルター層の概略図である。
図2は、それの乾燥状態のフィルター層の概略図であ
る。バインダー2の厚みは要素1の厚みと同じになって
いる。カラーフィルターアレイの着色要素1は、水不混
和性有機溶媒の小滴を含む種々の着色された流体又は液
体物質を含んでなることができる。これらの溶媒は、写
真業界で使用されるような、色素又は顔料が混入される
いわゆるカプラー溶媒となることができる。
【0015】好適な水不混和性有機溶媒は、一般的に、
低揮発性のものであり、例えば、トリクレジルホスフェ
ート、ジ−n−ブチルフタレート、ジウンデシルフタレ
ート、N,N−ジエチルラウラミド、N,N−ジ−n−
ブチルラウラミド、トリエチルシトレート、及びトリヘ
キシルシトレートが含まれる。部分的に水溶性であっっ
てもよい他の溶媒、例えば、酢酸エチル及びシクロヘキ
サノンを、分散物の調製時に追加して用いてもよく、そ
れらは最終分散物又はコーティングから洗浄又は蒸発さ
せることによって除去することができる。
【0016】好適な色素は油溶性となることができ、例
えば、Color Index、第3版(Society of Dyers and Co
lorists, Bradford, Englandから出版)に記載されてい
る溶剤色素及び分散色素の種類から選定することができ
る。具体例には、それらのカラーインデックス(CI)
名の下にリストアップされており、CIソルベントブル
ー14、CIソルベントブルー35、CIソルベントブ
ルー63、CIソルベントブルー79、CIソルベント
イエロー174、CIソルベントオレンジ1、CIソル
ベントレッド19、CIソルベントレッド24、CI分
散イエロー3、及び4−フェニルアゾジフェニルアミン
が含まれる。
【0017】好適な顔料は、その色相特性、堅牢度、及
び分散性で選択され、CIピグメントグリーン7、CI
ピグメントグリーン36、CIピグメントブルー15:
3、CIピグメントブルー60、CIピグメントバイオ
レット23、CIピグメントレッド122、CIピグメ
ントレッド177、CIピグメントレッド194、CI
ピグメントオレンジ36、CIピグメントオレンジ4
3、CIピグメントイエロー74、CIピグメントイエ
ロー93、CIピグメントイエロー110、及びCIピ
グメントイエロー139が含まれる。
【0018】顔料粒子を着色要素に導入する場合は、そ
れらは微小粒子サイズであるのがよく、好ましくは、実
質的に1μm未満である。ポリマー物質及び粒状物質を
含めた種々の物質を、着色要素内に導入することがで
き、これらは、例えば、顔料及びペイント工業に用いら
れる分散剤のような分散剤が含まれる。
【0019】分散剤の例には、Avecia Limitedから販売
されているSolsperseTMの範囲の分散剤、例えば、Solsp
erse 5000、Solsperse 17,000、Solsperse22,000及びSo
lsperse 24,000が含まれる。追加のSolsperse分散剤の
番号は、13650、13940、及び34750である。別の好適な
分散剤は、AAA(Applied Analytics and Automation、
M.H.Mathews Additive & Messgerate, Bad Nauheim, Ge
rmany)から販売されているCarbam 111TMである。
【0020】流体小滴のレオロジー又は他の特性を改良
するポリマー添加物には、ポリビニルブチラール、スチ
レンポリマー及びコポリマー、ビニルポリマー及びコポ
リマー、並びにアクリル酸ポリマー及びコポリマー等の
油溶性ポリマーが含まれる。
【0021】着色剤が色素の場合、コートした場合に色
要素において必要な色深みを与えるのに必要とされる量
でそれらを水不混和性有機溶媒に溶解することができ
る。色素を組み合わせたものを用いて所望の分光特性を
与えてもよい。
【0022】着色剤が顔料の場合、適当量の顔料又は複
数の顔料を水不混和性有機溶媒、必要ならば分散剤と一
緒に混合し、この混合物を粉砕して、一般的に長さ又は
直径が0.5μm未満、好ましくは0.3μm未満であ
るのがよい好適な大きさに顔料粒子を小さくする。顔料
調製の従来技術の既知の種々の粉砕法及び粉砕装置を用
いることができる。これらには、ボールミル、媒体ミル
及びサンドミルが含まれる。
【0023】得られた着色水不混和性有機溶媒又はオイ
ルを、その後、所望の大きさの着色小滴を形成するよう
に水性媒体に分散する。写真の技術分野で公知の分散法
を用いることができる。これらにはオリフィス又はチャ
ンネルに高剪断で押し通す流体ローター−ステーター装
置、ホモジナイザー及び乳化機が含まれる。ホーン及び
プローブ等の超音波装置も用いることができる。水性相
に界面活性剤、ポリマー(ゼラチン等の天然ポリマーを
含む)及び粒状種(コロイドシリカ等)を加えて、油/
水界面を安定化させてもよい。得られる着色小滴の粒径
分布を狭くでき、使用する粒状種の濃度によって小滴の
大きさをコントロールすることができる場合があるの
で、コロイドシリカ等の粒状種による界面安定化が特に
好ましい。
【0024】カラーフィルターアレイを形成するため
に、2種以上の色種からなる着色された水不混和性有機
溶媒又はオイルの分散物を、水溶性フィルム形成剤又は
バインダー(例えば、ゼラチン)の存在下で混合する。
水溶性フィルム形成剤又はバインダーは無色であっても
よく、水性相に導入される色素又は顔料で着色されてい
てもよい。色素を用いる場合、色素又は複数の色素を結
合する媒染剤を導入するか、層内でポリマー種と化学反
応する反応性色素を用いて、それらを水性層内に閉じこ
めなければならない。
【0025】顔料粒子を用いる場合、それらを、十分に
微小粒子(例えば、0.5μm未満)に粉砕しなければ
ならなく、分散された粒子が凝集又は集塊するのを防止
するために分散剤を混入させる必要である場合がある。
水浸透性ポリマーバインダーを着色するのに用いる顔料
には、上掲のものを含めることができる。水浸透性ポリ
マーバインダーを着色するのに用いる色素は、水溶性色
素であって、酸性色素、直接色素及び媒染色素等のアニ
オン性色素となることができ、例えば、CIアシッドイ
エロー40、42、65、及び99、CIアシッドオレ
ンジ63、CIアシッドレッド92、CIアシッドバイ
オレット7、9及び17、CIアシッドブルー7、9
2、及び249、CI直接イエロー50、CI直接レッ
ド75、及びCI媒染レッド3となることができる。
【0026】アニオン色素を、カチオン性ポリマー媒染
剤によるか、又は大きなカチオン性分子もしくは金属塩
との相互作用によって、層内に閉じこめることができ
る。あるいは、カチオン性色素を用いて、アニオン性ポ
リマー媒染剤によるか、又は大きなアニオン性分子(界
面活性剤分子を含む)との相互作用によって、層内に閉
じこめることができる。使用することができるカチオン
性色素の例には、CIベーシックイエロー11、CIベ
ーシックレッド9、CIベーシックブルー3及び66、
並びにCI媒染ブルー14が含まれる。
【0027】種々の組み合わせの色は、例えば、無色ゼ
ラチンバインダー内にコートされる赤、緑及び青小滴、
又は緑着色ゼラチンバインダー内にコートされる赤及び
青小滴が使用可能である。着色される小滴は2種以上の
着色剤を含有してもよく、例えば、青小滴は、マゼンタ
及びシアン顔料又は色素の混合物を含有することができ
る。シアン、マゼンタ及びイエロー小滴を用いることが
でき、また他の組み合わせ、例えば、シアン、マゼンタ
及び緑小滴等をイエロー着色バインダー中に用いること
ができる。
【0028】分散された着色小滴と、必要に応じて着色
された水溶性バインダーの溶液との混合物をフィルム上
にコートする。これは、他の層と同時にコートしてもよ
く、そして/又は既にコートされている層、例えば乳剤
層の上部にコートしてもよい。あるいは、乾燥して、コ
ートされたカラーフィルターアレイの上部にその後追加
の層をコートしてもよい。小滴が過剰にオーバーラップ
することなく乾燥層に好ましい詰まり具合の充填を提供
するように、着色小滴のコートレイダウンを調節するの
がよい。水溶性バインダーを着色する場合、着色される
バインダーの乾燥厚が、図2に示すように乾燥した小滴
自体の厚みと同じになるように水溶性バインダーのコー
トレイダウンを調節するのが好ましい。
【0029】通常、フィルムのバインダー(複数でもよ
い)(フィルター層の水溶性バインダーを含む)が硬化
するか架橋してアレイを物理的に堅牢にするように、フ
ィルムの1種以上の層に硬膜剤を加える。写真用フィル
ムの場合、これによって、フィルムは現像液及び他の処
理液中に膨潤するけれども溶解しない。
【0030】図3は本発明に従って調製されたカラーフ
ィルターアレイを有するフィルムの一態様を示す。フィ
ルム3は、支持体層4、カラーフィルターアレイ層5、
乳剤層6及びスーパーコート7を含んでなる。この態様
では、フィルム3は支持体4に対して最も近くのカラー
フィルターアレイ5でコートされる。必要に応じて、下
びき層(示されてない)を支持体4とカラーフィルター
アレイ5との間にコートしてもよい。化学処理時に有用
な試薬をこの下びき層中にコートしてもよい。乳剤層6
をカラーフィルター層5の上に用意する。ハレーション
防止手段を有するスーパーコート7を用いてフィルムの
最上部層を提供する。
【0031】乳剤層ユニット6は、1層以上の層を含む
ことができる。このユニットはアレイ5の異なる色要素
のそれぞれ又は全てを通過した光に対して感受性を有す
る。従って、各色記録の画像情報はこの乳剤層ユニット
に記録される。乳剤は異なる感度を有することができ
る。当該技術分野で公知の写真用添加物、例えば、カブ
リ防止剤及び感度増加剤が、この乳剤層中又は乳剤層に
近接して存在してもよい。現像主薬、保護された現像主
薬、カラーカプラー及び処理工程に貢献する他の材料等
の物質は、この乳剤層ユニット6中又は乳剤層ユニット
6に近接して存在してもよい。コーティングに含ませる
のに好適な現像主薬、及びそれらの好適な導入法は米国
特許第特許第5,804,359号明細書に記載されている。
【0032】図4は本発明によって調製されるフィルム
の第二の態様を表す。このフィルム3では、カラーフィ
ルターアレイ5は乳剤層6よりも支持体4から遠くに離
れている。ハレーション防止層8は、支持体4と乳剤層
6との間に用意される。化学処理時に有用な試薬をハレ
ーション防止層中にコートしてもよい。
【0033】感光性乳剤層6が、熱現像可能な層となる
ことが両方の態様で可能であり、その場合、フィルムの
現像及び処理は露光されたフィルム全体を加熱すること
によって達成される。本発明によって調製されるランダ
ムカラーフィルターは、フィルムの平面内での個々の線
寸法(円形要素の場合は直径)が1〜50μmとなるこ
とができる着色要素又はパッチを含んでなる。本発明の
好ましい態様では、この要素は直径が3〜10μmとな
ることができる。3以上のカラーチャンネルが一般的に
必要とされる。例えば、フィルムの平面内で不規則に間
隔が開いた2つの色種の色要素と、フィルム面に対して
垂直方向から見たときのそれらの間の空間(無色(透明
もしくは白色)又は第三の色)とによってこれを提供す
ることができる。あるいは、3つ以上の色種の不連続の
色要素を用意することができ、それらの間の空間は無色
(透明もしくは白色)、又はダークもしくはブラックと
なることができ、又は着色されていてもよい。
【0034】本発明に従って調製されたフィルムを用い
る場合、カラーフィルターアレイ5を通過した光によっ
て乳剤層6を露光することが必要である。従って、図3
に示したフィルム構造に関して、露光時には支持体4は
コートされている層よりもカメラレンズに近くなるであ
ろう。図4に示したフィルム構造に関しては、露光時に
はコートされている層はフィルム支持体4よりもカメラ
レンズに近くなるであろう。
【0035】露光後、写真処理で公知の方法でこの乳剤
層を現像し定着させ、フィルター要素の分光的に区別で
きるタイプのそれぞれを通過した光を変調させる画像を
生じさせることができる。溶液中に含有されるか、及び
/又はフィルムにコートされている現像主薬を用い、そ
の後定着及び洗浄する通常の黒白現像が、写真処理の好
適な形態である。
【0036】ポイント毎走査、ライン毎走査及び領域走
査を含めた通常の走査技法を用いることができる、これ
らに関しては詳細な説明を要しないであろう。走査する
場合の簡単な技法は一連の横方向へのオフセットパラレ
ル走査パスに沿って、写真処理された要素をポイント毎
に走査することである。走査ポイントのところで、写真
要素から受けるか又は透過する光の強度を、受けた輻射
線を電気信号に変換するセンサーで記録する。この電気
信号を処理して、画像内の画素位置に必要な位置情報と
一緒にデジタルコンピュータのメモリに送られる。
【0037】スキャナーの好適な形態は、フィルムの反
対側に配置された光源と、単一のマルチカラー画像セン
サー又は一組のカラーセンサーからなることができる。
フィルムを透過した光はカラーフィルタアレイによって
変調された乳剤層(複数でもよい)中の像様パターンに
関する情報を提供することができる。
【0038】種々の画像処理法を用いることができる。
比較的簡単な方法は、輝度又は明度成分と2つの色彩又
は色成分とを有する色モデル、例えばCIEL***
モデルに画像データを表すことである。色彩成分はその
後好適な画像フィルターでブレ(blurring)されてカラ
ーフィルターアレイから主として生じるより頻度の高い
色情報が除去され、ブレされた色彩情報は元の輝度情報
と再結合される。画像の色飽和は、色彩成分のコントラ
ストを変化させることによって変えることができる。
【0039】画像処理の他の方法も用いることができ
る。画像処理のもう一つ別の方法が同時出願した英国特
許出願第000248.1号、発明の名称「画像処理法」に記載
されており、引用することによって本明細書の内容とす
る。画像処理後に得られる本発明の方法によって記録さ
れたシーンの表示(representation)を、スクリーン上
で見るか、プリントされた写真画像を得る好適な方法で
プリントすることができる。
【0040】
【実施例】カラーフィルターアレイ層の調製 このアレイは、表面安定化及びサイズコントロール物質
としてコロイドシリカを用いて水性相に分散され、その
後バインダーとしてゼラチンと一緒にコートされ、乾燥
される色素及び顔料粒子で着色された不揮発性油性液体
の小滴を含んでなっていた。
【0041】2種類のシリカ分散物を調製した。シリカ分散物A 水320gに、Ludox(商標)SM30コロイドシリカ懸濁
物12g及びメチルアミノエタノールとアジピン酸との
コポリマーからなる10%w/v水溶液1.2gを加えた。
この混合物を撹拌し、4M硫酸を添加して、そのpH値
を初期値4.86から4.00に調節した。シリカ分散物B 水312gに、Ludox SM30コロイドシリカ懸濁物20g
及びメチルアミノエタノールとアジピン酸とのコポリマ
ーからなる10%w/v水溶液1.0gを加えた。この混合
物を撹拌し、4M硫酸を添加して、そのpH値を初期値
4.48から4.00に調節した。
【0042】着色油性小滴の分散物を調製した。赤分散物 次のものを一緒に混合して着色油性相を作製した。 Sudan M red 462液体色素(BASF製) 3.5g Sudan Yellow 172液体色素(BASF製) 2.7g トリクレジルホスフェート 8.0 ジ−n−ブチルラウラミド 8.0
【0043】これに以下の水性相を加えた。 シリカ分散物A 24g シリカ分散物B 12g 水 64g その後、混ぜ合わせた混合物を「Soniprobe」超音波プ
ローブ(Lucas Dawe Ultrasonics製)で5分間撹拌し
て、水中油滴分散物を作製した。使用したプローブは
1.3cm(0.5インチ)のチップ径を有し、使用し
た出力設定は5、即ち50%であった。この分散物を、
その後、0.17w/v%のAlkanol XC界面活性剤を含有す
る12.5w/v%のゼラチン水溶液120gに加えた。
【0044】青油相 次の混合物を粉砕媒体として1mm径のジルコニアビー
ズを用いて、3日間ボールミルにかけた。 CIピグメントバイオレット23 6.0g CIソルベントブルー14 3.2 CIソルベントブルー35 1.6 トリクレジルホスフェート 30 ジ−n−ブチルラウラミド 30
【0045】青分散物 この青油相20gに以下の水性相を加えた。 シリカ分散物A 22.5g シリカ分散物B 10.0 水 92.5 その後、混ぜ合わせた混合物を「Soniprobe」超音波プ
ローブ(Lucas Dawe Ultrasonics製)で5分間撹拌し
て、水中油滴分散物を作製した。使用したプローブは
1.3cm(0.5インチ)のチップ径を有し、使用し
た出力設定は5、即ち50%であった。この分散物を、
その後、0.17w/v%のAlkanol XC界面活性剤を含有す
る12.5w/v%のゼラチン水溶液150gに加えた。
【0046】緑油相 次の混合物を粉砕媒体として1mm径のジルコニアビー
ズを用いて、3日間ボールミルにかけた。 CIピグメントグリーン 7 9.0g CIピグメントイエロー92 6.0g トリクレジルホスフェート 30.0 ジ−n−ブチルラウラミド 30.0 エタノール 30.0
【0047】緑分散物 この緑油相28gに以下の水性相を加えた。 シリカ分散物A 30.0g シリカ分散物B 15.0 水 72.5 その後、混ぜ合わせた混合物を「Soniprobe」超音波プ
ローブ(Lucas Dawe Ultrasonics製)で5分間撹拌し
て、水中油滴分散物を作製した。使用したプローブは
1.3cm(0.5インチ)のチップ径を有し、使用し
た出力設定は5、即ち50%であった。この分散物を、
その後、0.17w/v%のAlkanol XC界面活性剤を含有す
る12.5w/v%のゼラチン水溶液150gに加えた。
【0048】カラーフィルターアレイのコーティング 上記分散物の一部を一緒に混合した: 赤分散物 82g 緑分散物 123 青分散物 95 水 48 そして得られた混合物を、湿潤被覆量35mL/m2
フィルムベースにコートした。同時に、水性ゼラチン層
をフィルターアレイ層の上と下にコートして、以下のコ
ートレイダウンを得た。
【0049】層1:ゼラチン 1.0g/m2 層2:ゼラチン 2.2g/m2、赤油相 0.70g
/m2、緑油相 0.75g/m2、青油相 0.60g
/m2 層3:ゼラチン 0.72g/m2 コートされた層を顕微鏡下で検査すると、おおよそ円形
で5〜10μmの径を有する、乾燥した、密に詰まった
赤、緑、及び青色要素のアレイが得られたのが分かっ
た。それらは単層中にあり、近接する要素とほとんどオ
ーバーラップせず、総領域の約12%は着色要素間の無
色領域を構成した。
【0050】写真感光性層のコーティング 一定長さのコートされたフィルターアレイを、写真乳剤
層でコートした結果、乳剤層はフィルターアレイの層の
すぐ上となった。 乳剤層A:全色性に増感された高感度臭ヨウ化銀乳剤
(平板状粒子、平均直径約1.7μm、厚み0.13μ
m、4.5モル%ヨウ化物)を、ゼラチン1.3g/m
2と一緒に0.7g/m2でコートした。4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3A,7−テトラアザインデ
ン、ナトリウム塩も銀1モル当たり1.5g存在した。
【0051】乳剤層B:全色性に増感された中感度臭ヨ
ウ化銀乳剤(平板状粒子、平均直径約1.1μm、厚み
0.12μm、4.5モル%ヨウ化物)を、1.5g/
2でコートし、全色性に増感された低感度臭ヨウ化銀
乳剤(平板状粒子、平均直径約0.7μm、厚み0.1
1μm、3モル%ヨウ化物)を、ゼラチン2.0g/m
2と一緒に1.0g/m2でコートした。4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3A,7−テトラアザインデ
ン、ナトリウム塩も銀1モル当たり1.5g存在した。
【0052】スーパーコート:ゼラチン1.6g/
2、硬膜剤ビス(ビニルスルホニル)メタン0.07
2g/m2及び色が現像液中で抜染性であるハレーショ
ン防止色素を、粒状分散物として0.1g/m2でコー
トした。コーティング操作を助けるために使用した界面
活性剤はこの例では記載していいない。
【0053】このフィルムを用いてシーンを記録する 一定長さのフィルムを幅35mmに細長く切り、その端
部を穴開けし、このフィルムを標準35mmカセットに
入れ、このカセットを単レンズレフレックスカメラに装
填した。カメラのレンズを通った光が最初にフィルムベ
ースを通り、その後コートされたカラーフィルターアレ
イを通り、そして乳剤層に到達するように、このフィル
ムを向けた。カメラを200 ISOの感度設定のところで露
光し、アウトドアシーンを撮影した。
【0054】露光したフィルムを以下の現像液中で25
℃で2分間現像した。 現像液: 炭酸ナトリウム(無水物) 9g/L アスコルビン酸 7.5 亜硫酸ナトリウム(無水物) 2.5 臭化ナトリウム 0.5 4−ヒドロキシメチル−4−メチル− 1−フェニル−3−ピラゾリドン 0.35 希釈水酸化ナトリウム溶液でpHを10.0に調節
【0055】これを停止浴(1%酢酸水溶液)で15秒
間、水で1+3に希釈したKodak 3000定着液中で1分間
定着し、3分間洗浄して乾燥させた。シーンの着色ネガ
像が見えるようになった。そして、この画像をKodak RF
S 2035スキャナーで走査し、得られた画像ファイルをア
ドビフォトショップTM画像操作ソフトウェアにかけた。
「Autolevel」コマンドを用いて全体ブライトネス、コ
ントラスト及びカラーバランスを補正し、この画像をL
***色空間に変換した。a及びbチャンネルをブレ
(blurring)フィルター(Gaussian Blur、12ピクセ
ル半径)で処理し、その後75の数値(色飽和度を強増
加する)を用いてこれらのコントラスト高めた。この画
像をR、G、B空間に変換して戻し、色飽和度と色バラ
ンスを調節して、原シーンの心地良い着色画像を得た。
【0056】既に述べたように、本発明は水中油滴分散
物及び写真用コーティングのような現行の写真用製造方
法を用い、新規な装置を必要としない。本発明は既知の
従来技術と比較すると、簡単且つ経済的な方法を提供す
る。
【0057】本発明のその好ましい特定の態様を引用し
て詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲内で種々の
変更及び改造が可能であることは理解されよう。
【0058】
【発明の効果】本発明の方法は水中油滴分散物及び写真
用コーティングのような現行の写真用製造方法を用い
る。従って、新規な装置を必要としない。さらに、色要
素を分離又は単離する必要がない。揮発性の有機溶媒を
蒸発させるか回収する必要がほとんど無いか全く無く、
唯一の乾燥工程は塗布された写真フィルムの通常の乾燥
である。コーティングが乾燥する際に流体フィルター要
素が平らになるので、カレンダー掛け工程は不必要であ
る。
【0059】本発明の方法は、カラーフィルターアレイ
(CFA)が乳剤層とフィルムのトップコート面との間
に配置される(即ち、乳剤層よりも支持体から遠くに配
置される)好ましいフィルム構造を有するフィルムの従
来の製造方法を可能とする。フィルムとカメラが通常設
計される方向である支持体がカメラの後面方向にあり、
乳剤側をレンズに向けるカメラで、フィルムを露光する
ことができるので、このフィルム構造が好ましい。磁気
記録層が支持体の裏面にコートされる場合に最も効率よ
く機能し、カメラの後方にある磁気ヘッドと接触しなけ
ればならないので、アドバンストフォトシステムフィル
ムではそのようなフィルム構造が好ましい。従来技術の
フィルターアレイ調製方法は、既にコートされている乳
剤層の上部で複雑な操作を要する場合があり、安全光の
条件下で行うことを必要とし、例えばカブリ又は減感に
よって高感度のコート乳剤層を害するであろう。欧州特
許第935168号明細書に記載されている方法に用いられて
いるような加熱カレンダー掛けは、既にコートされてい
る乳剤層(複数の場合あり)に熱カブリと圧力カブリを
起こすおそれが非常に高い。
【0060】デジタルカメラ及びスキャナー等のデジタ
ル画像キャプチュア装置の場合、本発明の方法は、カラ
ーフィルターアレイの低コストな製造手段を提供し、規
則的なカラーアレイと比較して、エッジ部でのカラーフ
リンジングを減らし、シーンに微細な幾何学的構造を提
供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】膨潤状態のフィルター層を表した図である。
【図2】乾燥状態のフィルター層を表した図である。
【図3】本発明の方法を用いたカラーフィルターアレイ
を有するフィルム層を示した図である。
【図4】本発明の方法を用いたカラーフィルターアレイ
を有するフィルム層を示した図である。
【符号の説明】
1…着色要素 2…バインダー 3…フィルム 4…支持体 5…カラーフィルターアレイ 6…乳剤層 7…スーパーコート 8…ハレーション防止層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素及び/又は顔料粒子が溶解及び/又
    は分散されている水不混和性油性液体を水性媒体中に分
    散して、着色小滴を形成すること、 得られた分散物を、フィルム形成性ポリマーが溶解され
    ている連続水性相中で、異なる色からなる1種以上の別
    の分散物と混合すること、そして得られた混合物を支持
    体層上にコートすることの各工程を含んでなるランダム
    カラーフィルターアレイの製造方法。
JP2001080170A 2000-03-23 2001-03-21 カラーフィルターアレイの製造方法 Pending JP2001271036A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0006940:1 2000-03-23
GBGB0006940.1A GB0006940D0 (en) 2000-03-23 2000-03-23 Method of making a random colour filter array

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001271036A true JP2001271036A (ja) 2001-10-02

Family

ID=9888193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001080170A Pending JP2001271036A (ja) 2000-03-23 2001-03-21 カラーフィルターアレイの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6365304B2 (ja)
EP (1) EP1136882A3 (ja)
JP (1) JP2001271036A (ja)
GB (1) GB0006940D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019189A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子及びその製造方法

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8698924B2 (en) 2007-03-05 2014-04-15 DigitalOptics Corporation Europe Limited Tone mapping for low-light video frame enhancement
US8417055B2 (en) * 2007-03-05 2013-04-09 DigitalOptics Corporation Europe Limited Image processing method and apparatus
US8180173B2 (en) * 2007-09-21 2012-05-15 DigitalOptics Corporation Europe Limited Flash artifact eye defect correction in blurred images using anisotropic blurring
US8199222B2 (en) 2007-03-05 2012-06-12 DigitalOptics Corporation Europe Limited Low-light video frame enhancement
US8989516B2 (en) 2007-09-18 2015-03-24 Fotonation Limited Image processing method and apparatus
US7636486B2 (en) * 2004-11-10 2009-12-22 Fotonation Ireland Ltd. Method of determining PSF using multiple instances of a nominally similar scene
US8264576B2 (en) * 2007-03-05 2012-09-11 DigitalOptics Corporation Europe Limited RGBW sensor array
US7639889B2 (en) 2004-11-10 2009-12-29 Fotonation Ireland Ltd. Method of notifying users regarding motion artifacts based on image analysis
US9160897B2 (en) * 2007-06-14 2015-10-13 Fotonation Limited Fast motion estimation method
US7639888B2 (en) * 2004-11-10 2009-12-29 Fotonation Ireland Ltd. Method and apparatus for initiating subsequent exposures based on determination of motion blurring artifacts
WO2006055684A2 (en) * 2004-11-16 2006-05-26 Datacolor Holding Ag Method for designing a colorimeter having integral cie color-matching filters
WO2006055682A2 (en) * 2004-11-17 2006-05-26 Datacolor Holding Ag Tristimulus colorimeter having integral dye filters
US7474402B2 (en) * 2005-03-23 2009-01-06 Datacolor Holding Ag Reflectance sensor for integral illuminant-weighted CIE color matching filters
US7580130B2 (en) * 2005-03-23 2009-08-25 Datacolor Holding Ag Method for designing a colorimeter having integral illuminant-weighted CIE color-matching filters
IES20070229A2 (en) * 2006-06-05 2007-10-03 Fotonation Vision Ltd Image acquisition method and apparatus
US7773118B2 (en) * 2007-03-25 2010-08-10 Fotonation Vision Limited Handheld article with movement discrimination
US20080309770A1 (en) * 2007-06-18 2008-12-18 Fotonation Vision Limited Method and apparatus for simulating a camera panning effect
US20090086064A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-02 Micron Technology, Inc. Dynamic adaptive color filter array
US20100208266A1 (en) * 2009-02-17 2010-08-19 Colman Shannon Tristimulus colorimeter having integral dye filters
TWI463193B (zh) 2011-11-17 2014-12-01 Au Optronics Corp 彩色濾光片及液晶顯示器
US11467483B1 (en) * 2020-01-22 2022-10-11 Penumbra Foundation Photographic color image using black and while emulsion

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US822532A (en) * 1904-11-22 1906-06-05 Auguste Lumiere Photographic plate for color photography.
US3728116A (en) * 1971-06-15 1973-04-17 Gaf Corp Instant access one-layer color photography
US4971869A (en) 1989-06-19 1990-11-20 Polaroid Corporation Color encoding photographic film
GB9512364D0 (en) 1995-06-17 1995-08-16 Kodak Ltd Photographic silver halide materials
JPH11223721A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Konica Corp カラーフィルター、ハロゲン化銀写真感光材料、画像形成方法、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法、ハロゲン化銀写真感光材料の露光方法、及び資源回収方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019189A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子及びその製造方法
JP4684029B2 (ja) * 2005-07-06 2011-05-18 パナソニック株式会社 固体撮像素子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
GB0006940D0 (en) 2000-05-10
EP1136882A2 (en) 2001-09-26
US6365304B2 (en) 2002-04-02
EP1136882A3 (en) 2002-05-08
US20010038956A1 (en) 2001-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001271036A (ja) カラーフィルターアレイの製造方法
US6326108B2 (en) Random color filter array
US6387577B2 (en) Film with random color filter array
JPH09160188A (ja) 正確な色記録を達成する写真要素
US6599668B2 (en) Process for forming color filter array
US6607873B2 (en) Film with color filter array
EP0915374B1 (en) Image forming method
US6602656B1 (en) Silver halide imaging element with random color filter array
JP2001174958A (ja) 画像記録用カラーフィルム
US5574659A (en) Dye transfer prints utilizing digital technology
JPH06208183A (ja) スキャンニング検索可能スペクトル像記録生成用写真要素及びそれを使用して像を抽出する方法
JPS6325651A (ja) 多色レ−ザ−記録法
JPH09179246A (ja) 凝集色素含有写真要素
JP2000089409A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2002023327A (ja) イオン交換された還元剤を含んでなる写真要素
DE60119243T2 (de) Laufbildfilmelement
US20240126159A1 (en) Photographic color image using black and white emulsion
US6746830B2 (en) Silver halide photosensitive material and image-forming method using heat-responsive-discolorable coloring composition
GB2294777A (en) Photographic colour material
JPH0675169B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS63202739A (ja) 再現性の良好なハロゲン化銀カラ−写真感光材料
US20020160323A1 (en) Method of preparing co-precipitated microcrystalline dye dispersions and layers coated therewith in materials
JPS5878148A (ja) 多色記録媒体
JPH04285950A (ja) 画像形成方法
JP2002072434A (ja) 処理部材、画像形成方法およびデジタル画像情報作製方法