JP2001270674A - 自走式エレベータ装置 - Google Patents

自走式エレベータ装置

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JP2001270674A
JP2001270674A JP2000088474A JP2000088474A JP2001270674A JP 2001270674 A JP2001270674 A JP 2001270674A JP 2000088474 A JP2000088474 A JP 2000088474A JP 2000088474 A JP2000088474 A JP 2000088474A JP 2001270674 A JP2001270674 A JP 2001270674A
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JP
Japan
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self
hoisting
elevator device
propelled elevator
fixed
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JP2000088474A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kikawa
弘 木川
Takashi Yumura
敬 湯村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行安定性に優れた自走式エレベータ装置を
提供する。 【解決手段】 昇降路12に沿って昇降する昇降体12
に巻胴式巻上機38を取り付けた自走式エレベータ装置
10において、巻上ロープ46は、昇降路12の頂部1
4に固定した巻き車18,20に巻き掛け、一端側を巻
胴式巻上機38の巻胴44に固定し、他端側を昇降体2
2に固定した。また、巻上ロープの一端側と他端側は、
昇降体22の重心52を挟んで配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路に沿って昇
降する昇降体に巻胴式巻上機を取り付けた自走式エレベ
ータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロープ式エレベータ装置は、通常、昇降
路の頂部に巻上機や電動機等を設置するための機械室を
備えている。そのため、建物の高さが高くなり、建物の
建築コストが高くなるだけでなく、建物周辺地域への日
照にも影響を及ぼすという問題がある。そこで、従来、
昇降体に直接巻胴式巻上機を取り付けることで機械室を
不要とした自走式エレベータ装置が、例えば、特開昭5
5−80666号公報に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から提案
されている自走式エレベータ装置は、停電時の補助運行
装置として利用すること目的としており、本来の運搬機
能を満足できるものでない。すなわち、従来の自走式エ
レベータ装置では、乗心地、走行安定性、ロープ寿命、
保守点検の容易性等に対する十分な配慮がなされていな
いのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の自走式エレベ
ータ装置は、昇降路に沿って昇降する昇降体に巻胴式巻
上機を取り付けた自走式エレベータ装置において、巻上
ロープは、上記昇降路の頂部に固定した返し車に巻き掛
け、一端側を上記巻胴式巻上機の巻胴綱車に固定し、他
端側を上記昇降体に固定したことを特徴とする。
【0005】また、請求項2のエレベータ装置は、上記
巻上ロープの一端側と他端側は、上記昇降体の重心を挟
んで配置されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は、実施の形態1にかかる自走式エレベータ装置を
示す。この自走式エレベータ装置10において、建物に
形成された昇降路12の頂部14には、固定梁16が固
定されており、この固定梁16に2つの返し車18、2
0が固定されている。また、昇降路12には、乗客等を
運搬するための昇降体22が所定の軌道を昇降できるよ
うにレール13が配置されている。
【0007】昇降体22は、エレベータかご24と、こ
のエレベータかご24の外側に配置された補強枠26を
有する。補強枠26は、エレベータかご24の両側部に
沿って上下方向に配置された垂直部材28と、エレベー
タかご24の天井部30に配置され、2つの垂直部材2
8の上端部を連結する上梁32と、エレベータかご24
の底部34に配置され、2つの垂直部材28の下端部を
連結する下梁36とからなる。また、上梁32の両端に
は上部ガイドシュー33が固定され、下梁36の両端に
は下部ガイドシュー37が固定される。レール13に
は、上部ガイドシュー33と下部ガイドシュー36が係
合され、昇降体22はレール13に沿って昇降すること
が可能となる。
【0008】エレベータかご24の下には、巻胴式巻上
機38が配置されている。この巻胴式巻上機38は取付
脚40、42により下梁36に固定されている。巻胴式
巻上機38はまた、巻胴44と電動機及び減速機を含む
駆動部(図示せず)とを備えており、巻胴44に巻上ロ
ープ46の一端側が固定されている。
【0009】エレベータかご24の上には、綱止め部材
48が配置されている。この綱止め部材48は上梁32
に固定されている。また、綱止め部材48は、圧縮ばね
50を備えている。そして、一端を巻胴44に固定され
た巻上ロープ46は、2つの返し車18、20に巻き架
けられ、圧縮ばね50に他端が連結されている。
【0010】これら返し車18、20、巻胴式巻上機3
8、及び圧縮ばね50の位置は、巻上ロープ46の一端
側に作用する荷重と他端側に作用する荷重が、昇降体2
2の重心52を挟んでほぼ釣り合うように決定されてい
る。具体的に、本実施の形態では、図面上、巻胴式巻上
機38に連結された巻上ロープ46の一端側に作用する
荷重は重心52の右側、圧縮ばね50に連結された巻上
ロープ46の他端側に作用する荷重は重心52の左側に
位置している。
【0011】このため、巻胴44の回転により昇降体2
2が昇降する際、常に、重心を挟む左右の荷重が釣り合
っており、偏荷重による昇降体22の揺れや振動が極め
て少ない。したがって、昇降体22に偏心モーメントが
発生せず、レール13とガイドシュー33、37との間
に生じる水平反力が非常に小さく、レール13やガイド
シュー33、37に損傷を与える危険が少ない。そのた
め、レール13やガイドシュー33、37に過度の剛性
を与える必要がない。また、昇降体22の安定した昇降
動作、快適な乗心地が得られる。
【0012】また、エレベータ装置10では、巻上ロー
プ46の両端で昇降体22を支持する、いわゆる2:1
ローピング方式を採用しているので、1:1ローピング
方式のエレベータ装置に比べて巻上ロープ46に作用す
る荷重が半分になり、巻上ロープ46の耐久性が向上
し、巻上ロープ46に必要な強度が半減する。また、巻
胴式巻上機38の電動機として小型低能力の電動機を利
用できるので、巻胴式巻上機38も小型化できる。さら
に、巻胴式巻上機38の小型化により、この巻胴式巻上
機の保守点検も容易になる。
【0013】実施の形態2 図2は、実施の形態2にかかる自走式エレベータ装置を
示す。この自走式エレベータ装置110は、巻胴式巻上
機38と、圧縮ばね50を、補強枠26の上梁32に取
り付けた点で、実施の形態1と異なる。本実施の形態1
の自走式エレベータ装置110も、上述した自走式エレ
ベータ装置10と同様に2:1ローピング方式を採用
し、巻上ロープ46の両端を昇降体22の重心52を挟
んで配置しているので、実施の形態1のエレベータ装置
10と同一の作用効果が得られる。
【0014】また、本実施の形態2のエレベータ装置1
10では、巻胴式巻上機38を昇降体22の天井部30
に取り付けているので、巻胴式巻上機38の保守点検が
容易である。
【0015】さらに、実施の形態1のエレベータ装置1
0では、エレベータかご24の開閉扉側を前部とした場
合、巻上ロープ46の一端側と他端側を重心52の前後
に位置させているが、実施の形態2のエレベータ装置1
10では、図示するように、巻上ロープ46の一端側と
他端側を、重心52を挟んで左右に配置することもでき
る。すなわち、実施の形態2のエレベータ装置110
は、巻胴式巻上機38、返し車18,20等の配置を必
要に応じて選択できるという別の利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の自走式エレベータ装置は2:1ローピング方式を採用
しているので、1:1ローピング方式のエレベータ装置
に比べて巻上ロープに作用する荷重が半分になり、巻上
ロープの耐久性が向上し、巻胴式巻上機が小型化でき、
巻胴式巻上機の保守点検が容易になる。
【0017】また、本発明の自走式エレベータ装置、巻
上ロープの一端側に作用する荷重と他端側に作用する荷
重が、昇降体の重心を挟んでほぼ釣り合うように決定で
きるので、昇降体の安定した昇降動作、快適な乗心地が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる自走式エレベータ装置
の側面図。
【図2】 実施の形態2にかかる自走式エレベータ装置
の側面図。
【符号の説明】
10,110 エレベータ装置、 12 昇降路、 1
8,20 返し車、22 昇降体、 24 エレベータ
かご、 38 巻胴式巻上機、 44 巻胴、 46
巻上ロープ、 52 重心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に沿って昇降する昇降体に巻胴式
    巻上機を取り付けた自走式エレベータ装置において、巻
    上ロープは、上記昇降路の頂部に固定した返し車に巻き
    掛け、一端側を上記巻胴式巻上機の巻胴に固定し、他端
    側を上記昇降体に固定したことを特徴とする自走式エレ
    ベータ装置。
  2. 【請求項2】 上記巻上ロープの一端側と他端側は、上
    記昇降体の重心を挟んで配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の自走式エレベータ装置。
JP2000088474A 2000-03-28 2000-03-28 自走式エレベータ装置 Pending JP2001270674A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131317A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Matsushita Electric Works Ltd エレベータ装置
CN104302569A (zh) * 2012-05-16 2015-01-21 奥的斯电梯公司 用于电梯系统的滑轮

Cited By (3)

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JP4501636B2 (ja) * 2004-11-04 2010-07-14 パナソニック電工株式会社 エレベータ装置
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