JP2001270545A - 液体充填密閉容器 - Google Patents
液体充填密閉容器Info
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- JP2001270545A JP2001270545A JP2000080663A JP2000080663A JP2001270545A JP 2001270545 A JP2001270545 A JP 2001270545A JP 2000080663 A JP2000080663 A JP 2000080663A JP 2000080663 A JP2000080663 A JP 2000080663A JP 2001270545 A JP2001270545 A JP 2001270545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填された液体の密閉部分からの漏れ及び内
部への外気の侵入の両方を防止する。 【解決手段】 液体18が内部に充填されると共に開口
部3aが栓20で密閉された液体充填密閉容器1におい
て、栓20を容器1内の内圧の変化に応じて軸方向に移
動可能に構成する。
部への外気の侵入の両方を防止する。 【解決手段】 液体18が内部に充填されると共に開口
部3aが栓20で密閉された液体充填密閉容器1におい
て、栓20を容器1内の内圧の変化に応じて軸方向に移
動可能に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体が内部に充填
されると共に開口部が閉塞部材で密閉された液体充填密
閉容器に関する。
されると共に開口部が閉塞部材で密閉された液体充填密
閉容器に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的剛性のある密閉容器に液体を一杯
に充填した場合、充填された液体と密閉容器の材料との
体積膨張率が異なると、周囲の温度変化によって液体の
体積膨張量が容器の体積膨張量を上回って容器内の内圧
が上昇して液体が密閉部分から漏れ出したり、或いは液
体の体積収縮量が容器の体積収縮量を上回って容器の内
圧が減少して該容器内に外気を引き込んでしまう等の問
題が生じる。
に充填した場合、充填された液体と密閉容器の材料との
体積膨張率が異なると、周囲の温度変化によって液体の
体積膨張量が容器の体積膨張量を上回って容器内の内圧
が上昇して液体が密閉部分から漏れ出したり、或いは液
体の体積収縮量が容器の体積収縮量を上回って容器の内
圧が減少して該容器内に外気を引き込んでしまう等の問
題が生じる。
【0003】このような事情から、従来においては、通
常、密閉容器内に圧縮性のある空気(気体)溜まりを残
して液体を充填したり、密閉容器の素材に比較的伸びや
すい材料を用いたり、或いは密閉容器に内圧調整用の別
の容器を連結したりする等の対策を施している。
常、密閉容器内に圧縮性のある空気(気体)溜まりを残
して液体を充填したり、密閉容器の素材に比較的伸びや
すい材料を用いたり、或いは密閉容器に内圧調整用の別
の容器を連結したりする等の対策を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器内
に空気溜まりを残して液体を充填する場合は、空気(気
体)と接触すると性能が劣化したり、固化したりする液
体には不向きである。このような液体の具体例としては
主に電気材料として使用される液体が挙げられ、容器内
に空気が混入すると絶縁破壊や電極腐食を起こしやすく
なる。特に、電気粘性流体を用いたクラッチやブレーキ
の場合は、電気粘性流体が正負の電極が設けられた密閉
容器内に収められているため、容器内に空気が混入した
状態で各電極間に電圧を印加すると、容易に絶縁破壊を
生じてしまう。
に空気溜まりを残して液体を充填する場合は、空気(気
体)と接触すると性能が劣化したり、固化したりする液
体には不向きである。このような液体の具体例としては
主に電気材料として使用される液体が挙げられ、容器内
に空気が混入すると絶縁破壊や電極腐食を起こしやすく
なる。特に、電気粘性流体を用いたクラッチやブレーキ
の場合は、電気粘性流体が正負の電極が設けられた密閉
容器内に収められているため、容器内に空気が混入した
状態で各電極間に電圧を印加すると、容易に絶縁破壊を
生じてしまう。
【0005】また、密閉容器の素材として伸びやすい材
料を用いた場合は、精密な寸法精度が要求されたり、変
形が嫌われる密閉容器には不向きであり、更には、密閉
容器に内圧調整用の容器を別途に連結する場合は、容器
全体の占めるスペースが大きくなるという問題が発生す
る。本発明はこのような不都合を解消するためになされ
たものであり、周囲の温度変化に対して、充填された液
体の密閉部分からの漏れ及び内部への外気の侵入の両方
を防止することができる液体充填密閉容器を提供するこ
とを目的とする。
料を用いた場合は、精密な寸法精度が要求されたり、変
形が嫌われる密閉容器には不向きであり、更には、密閉
容器に内圧調整用の容器を別途に連結する場合は、容器
全体の占めるスペースが大きくなるという問題が発生す
る。本発明はこのような不都合を解消するためになされ
たものであり、周囲の温度変化に対して、充填された液
体の密閉部分からの漏れ及び内部への外気の侵入の両方
を防止することができる液体充填密閉容器を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る液体充填密閉容器は、液体が内部に
充填されると共に開口部が閉塞部材で密閉された液体充
填密閉容器において、前記閉塞部材を内圧の変化に応じ
て変位可能に構成したことを特徴とする。請求項2に係
る液体充填密閉容器は、請求項1において、前記閉塞部
材が変形可能な蓋であることを特徴とする。
に、請求項1に係る液体充填密閉容器は、液体が内部に
充填されると共に開口部が閉塞部材で密閉された液体充
填密閉容器において、前記閉塞部材を内圧の変化に応じ
て変位可能に構成したことを特徴とする。請求項2に係
る液体充填密閉容器は、請求項1において、前記閉塞部
材が変形可能な蓋であることを特徴とする。
【0007】請求項3に係る液体充填密閉容器は、請求
項2において、前記蓋がダイアフラムであることを特徴
とする。請求項4に係る液体充填密閉容器は、請求項1
において、前記閉塞部材が開口部の開口壁に沿って移動
可能な栓であることを特徴とする。請求項5に係る液体
充填密閉容器は、請求項4において、前記栓が前記開口
壁とゴムまたはエラストマーを介して接することを特徴
とする。
項2において、前記蓋がダイアフラムであることを特徴
とする。請求項4に係る液体充填密閉容器は、請求項1
において、前記閉塞部材が開口部の開口壁に沿って移動
可能な栓であることを特徴とする。請求項5に係る液体
充填密閉容器は、請求項4において、前記栓が前記開口
壁とゴムまたはエラストマーを介して接することを特徴
とする。
【0008】請求項6に係る液体充填密閉容器は、請求
項1〜5のいずれか一項において、充填された液体が空
気と接しないことを特徴とする。請求項7に係る液体充
填密閉容器は、請求項1〜6のいずれか一項において、
前記液体として、外部刺激により粘性が変化する機能性
流体を用いたことを特徴とする。
項1〜5のいずれか一項において、充填された液体が空
気と接しないことを特徴とする。請求項7に係る液体充
填密閉容器は、請求項1〜6のいずれか一項において、
前記液体として、外部刺激により粘性が変化する機能性
流体を用いたことを特徴とする。
【0009】請求項8に係る液体充填密閉容器は、請求
項7において、前記外部刺激が電場及び/又は磁場の印
加であることを特徴とする。請求項9に係る液体充填密
閉容器は、請求項7又は8において、前記機能性流体の
粘性変化を利用して内部に配置された回転体に制動力を
付与することを特徴とする。
項7において、前記外部刺激が電場及び/又は磁場の印
加であることを特徴とする。請求項9に係る液体充填密
閉容器は、請求項7又は8において、前記機能性流体の
粘性変化を利用して内部に配置された回転体に制動力を
付与することを特徴とする。
【0010】ここで、液体充填密閉容器は、例えば体積
膨張率が5×10-5以下で引っ張り伸度数が1%/kg
/cm-2以下の剛直で伸びの少ない材料が用いられ、具
体的には、金属、樹脂、セラミックス等あるいはこれら
の複合体が挙げられる。液体は、自由に流動する水や油
等の他に、外力をかけないと流動しないグリースやクリ
ーム状のものを用いることができる。
膨張率が5×10-5以下で引っ張り伸度数が1%/kg
/cm-2以下の剛直で伸びの少ない材料が用いられ、具
体的には、金属、樹脂、セラミックス等あるいはこれら
の複合体が挙げられる。液体は、自由に流動する水や油
等の他に、外力をかけないと流動しないグリースやクリ
ーム状のものを用いることができる。
【0011】閉塞部材は、充填された液体の体積変化に
応じて変化する密閉容器の内圧を調整する手段であり、
液漏れ及び外気侵入を防止する役割を果たす。蓋として
は、例えばフレキシブルで変形可能なダイアフラム、シ
ート、蛇腹等を用いることが可能である。機能性流体と
は、レオロジー的特性、例えば粘性や弾性が電場や磁場
等の外部刺激により大きく変化し、その変化が瞬間的で
かつ可逆的であるものをいい、例えば、電場により変化
する電気粘性流体(ER流体)、磁場により変化する磁
気粘性流体(MR流体)、電場にも磁場にも応答して変
化する電気磁気粘性流体(EMR流体)等が挙げられ
る。
応じて変化する密閉容器の内圧を調整する手段であり、
液漏れ及び外気侵入を防止する役割を果たす。蓋として
は、例えばフレキシブルで変形可能なダイアフラム、シ
ート、蛇腹等を用いることが可能である。機能性流体と
は、レオロジー的特性、例えば粘性や弾性が電場や磁場
等の外部刺激により大きく変化し、その変化が瞬間的で
かつ可逆的であるものをいい、例えば、電場により変化
する電気粘性流体(ER流体)、磁場により変化する磁
気粘性流体(MR流体)、電場にも磁場にも応答して変
化する電気磁気粘性流体(EMR流体)等が挙げられ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である電気粘性流体を用いたブレーキ装置を説明す
るための説明的断面図、図2は栓の取付部の変形例を示
す断面図、図3及び図4はダイヤフラムの取付例を示す
断面図である。
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である電気粘性流体を用いたブレーキ装置を説明す
るための説明的断面図、図2は栓の取付部の変形例を示
す断面図、図3及び図4はダイヤフラムの取付例を示す
断面図である。
【0013】図1において符号1は両端部(左右端部)
にそれぞれ樹脂製端板2,3を有する円筒状の樹脂製容
器であり、該容器1内にはロータシャフト4が二個の金
属製軸受5,6を介して回転可能に支持されている。図
において左側の大きめの軸受5は左端板2のシャフト貫
通孔2aに取り付けられ、外輪が左端板2にネジ止めさ
れた外輪押え8によって軸方向に押され、内輪がシャフ
ト4に螺合された内輪押え10によって軸方向に押され
ている。
にそれぞれ樹脂製端板2,3を有する円筒状の樹脂製容
器であり、該容器1内にはロータシャフト4が二個の金
属製軸受5,6を介して回転可能に支持されている。図
において左側の大きめの軸受5は左端板2のシャフト貫
通孔2aに取り付けられ、外輪が左端板2にネジ止めさ
れた外輪押え8によって軸方向に押され、内輪がシャフ
ト4に螺合された内輪押え10によって軸方向に押され
ている。
【0014】また、容器1内には二重円筒状の溝11,
12を有する金属製の固定電極13が内蔵され、ロータ
シャフト4には固定電極13の溝11,12に所定の間
隙を介して挿入される金属製の二重円筒電極(回転体)
16が同心に嵌合固定されて一体回転可能とされてい
る。固定電極13の溝11,12と二重円筒電極16と
の間の間隙、及び二重円筒電極16の基板17と容器1
の右端板3との間の間隙には電気粘性流体18が充填さ
れている。
12を有する金属製の固定電極13が内蔵され、ロータ
シャフト4には固定電極13の溝11,12に所定の間
隙を介して挿入される金属製の二重円筒電極(回転体)
16が同心に嵌合固定されて一体回転可能とされてい
る。固定電極13の溝11,12と二重円筒電極16と
の間の間隙、及び二重円筒電極16の基板17と容器1
の右端板3との間の間隙には電気粘性流体18が充填さ
れている。
【0015】充填された電気粘性流体18は固定電極1
3とロータシャフト4との間に介在されたOリング19
と容器1の右端板3に形成された開口部3aを閉塞する
栓(閉塞部材)20によってシールされており、これに
より、電気粘性流体18が容器1内に密閉状態で一杯に
充填されている。そして、ロータシャフト4が二重円筒
電極16と一体に回転している状態で、容器1の外周壁
に取り付けられて固定電極13に導通する高電圧用電極
端子21及び外輪押さえ8に取り付けられて軸受5、ロ
ータシャフト4を介して二重円筒電極16に導通する低
電圧用電極端子22から容器1内の電気粘性流体18に
電圧を印加することにより、該電気粘性流体18の粘性
が変化し、二重円筒電極16ひいてはロータシャフト4
に制動力が付与されるようになっている。
3とロータシャフト4との間に介在されたOリング19
と容器1の右端板3に形成された開口部3aを閉塞する
栓(閉塞部材)20によってシールされており、これに
より、電気粘性流体18が容器1内に密閉状態で一杯に
充填されている。そして、ロータシャフト4が二重円筒
電極16と一体に回転している状態で、容器1の外周壁
に取り付けられて固定電極13に導通する高電圧用電極
端子21及び外輪押さえ8に取り付けられて軸受5、ロ
ータシャフト4を介して二重円筒電極16に導通する低
電圧用電極端子22から容器1内の電気粘性流体18に
電圧を印加することにより、該電気粘性流体18の粘性
が変化し、二重円筒電極16ひいてはロータシャフト4
に制動力が付与されるようになっている。
【0016】ここで、この実施の形態では、容器1の右
端板3の開口部3aを閉塞する栓20を、右端板3に設
けたガイドピン23に沿って軸方向に移動可能に取り付
けている。ガイドピン23は右端板3に外側から取り付
けられた止め板24に取り付けられており、この止め板
24は栓20の軸方向外方への必要以上の移動を規制す
るようになっている。また、栓20にはOリング(ゴム
またはエラストマー)25が装着されており、従って、
栓20はOリング25を介して開口部3aの内周壁に接
するようになっている。
端板3の開口部3aを閉塞する栓20を、右端板3に設
けたガイドピン23に沿って軸方向に移動可能に取り付
けている。ガイドピン23は右端板3に外側から取り付
けられた止め板24に取り付けられており、この止め板
24は栓20の軸方向外方への必要以上の移動を規制す
るようになっている。また、栓20にはOリング(ゴム
またはエラストマー)25が装着されており、従って、
栓20はOリング25を介して開口部3aの内周壁に接
するようになっている。
【0017】このようにこの実施の形態では、容器1の
右端板3の開口部3aを閉塞する栓20を軸方向に移動
可能に取り付けているので、周囲の温度変化による容器
1内の電気粘性流体18の体積変化に応じて栓4が軸方
向に移動して、容器1内の内圧を自動的に調整すること
ができ、この結果、固定電極13とロータシャフト4と
の間のOリング19や栓20に装着されたOリング25
から電気粘性流体18が外部に漏れ出したり、或いは容
器1内に外気が侵入するのを防止することができ、長期
間安定して作動するブレーキ装置を提供することができ
る。
右端板3の開口部3aを閉塞する栓20を軸方向に移動
可能に取り付けているので、周囲の温度変化による容器
1内の電気粘性流体18の体積変化に応じて栓4が軸方
向に移動して、容器1内の内圧を自動的に調整すること
ができ、この結果、固定電極13とロータシャフト4と
の間のOリング19や栓20に装着されたOリング25
から電気粘性流体18が外部に漏れ出したり、或いは容
器1内に外気が侵入するのを防止することができ、長期
間安定して作動するブレーキ装置を提供することができ
る。
【0018】なお、上記実施の形態では、液体充填密閉
容器として、電気粘性流体を用いたブレーキ装置を例に
採ったが、これに限定されず、他の液体充填密閉容器に
本発明を適用してもよいのは勿論である。また、上記実
施の形態では、栓20にOリング25を装着した場合を
例に採ったが、必ずしもこのようにする必要はなく、開
口部3aの内周壁との間のシール性を確保できる限りに
おいて金属、樹脂、セラミックス等で形成された栓のみ
を用いても良く、また、栓の形状も開口部3aの形状に
あわせて多角柱、円柱等とすることができ、更には、ネ
ジやボール等を用いることも可能である。但し、栓が開
口部3aの内周壁とゴムまたはエラストマーを介して接
するようにした方が、シール性及び容器1内の圧力変化
による栓の移動を確保する点で好ましく、また、栓と開
口部の内周壁との間に介在されるゴムまたはエラストマ
ーは、上記実施の形態のようにリング状のものを用いる
ことがより好ましい。なお、リング状のゴムまたはエラ
ストマーは、容器1中に充填される液体の体積膨張・収
縮の変化の度合いに応じて、開口部の内周壁と接する面
積をリング状のゴムまたはエラストマーの径あるいは設
置する個数によって調整することができる。
容器として、電気粘性流体を用いたブレーキ装置を例に
採ったが、これに限定されず、他の液体充填密閉容器に
本発明を適用してもよいのは勿論である。また、上記実
施の形態では、栓20にOリング25を装着した場合を
例に採ったが、必ずしもこのようにする必要はなく、開
口部3aの内周壁との間のシール性を確保できる限りに
おいて金属、樹脂、セラミックス等で形成された栓のみ
を用いても良く、また、栓の形状も開口部3aの形状に
あわせて多角柱、円柱等とすることができ、更には、ネ
ジやボール等を用いることも可能である。但し、栓が開
口部3aの内周壁とゴムまたはエラストマーを介して接
するようにした方が、シール性及び容器1内の圧力変化
による栓の移動を確保する点で好ましく、また、栓と開
口部の内周壁との間に介在されるゴムまたはエラストマ
ーは、上記実施の形態のようにリング状のものを用いる
ことがより好ましい。なお、リング状のゴムまたはエラ
ストマーは、容器1中に充填される液体の体積膨張・収
縮の変化の度合いに応じて、開口部の内周壁と接する面
積をリング状のゴムまたはエラストマーの径あるいは設
置する個数によって調整することができる。
【0019】更に、上記実施の形態では、比較的厚肉の
端板3に栓20を取り付けた場合を例に採ったが、栓の
取付部が薄肉壁の場合は、図2に示すように、薄肉壁に
円筒状の延出部30を設けて、該延出部30内に栓20
を軸方向に移動可能に取り付けるようにしてもよい。な
お、図2では栓20に二個のOリング25を装着した例
を示している。
端板3に栓20を取り付けた場合を例に採ったが、栓の
取付部が薄肉壁の場合は、図2に示すように、薄肉壁に
円筒状の延出部30を設けて、該延出部30内に栓20
を軸方向に移動可能に取り付けるようにしてもよい。な
お、図2では栓20に二個のOリング25を装着した例
を示している。
【0020】更に、上記実施の形態では、閉塞部材とし
て栓を例に採ったが、これに代えて、エラストマー製の
ダイヤフラム等の蓋を用いて容器の開口部3aを密閉す
るようにしてもよい。図3に比較的厚肉の壁の場合のダ
イヤフラム40の取付例を、図4に比較的薄肉の壁の場
合のダイヤフラム41の取付例を示す。いずれの場合も
ダイヤフラム40,41を止め具42,43を用いて取
り付けるのが好ましい。止め具42,43の材料は特に
制限はないが密閉容器と同じ材料であるほうが密閉性の
面から好ましい。
て栓を例に採ったが、これに代えて、エラストマー製の
ダイヤフラム等の蓋を用いて容器の開口部3aを密閉す
るようにしてもよい。図3に比較的厚肉の壁の場合のダ
イヤフラム40の取付例を、図4に比較的薄肉の壁の場
合のダイヤフラム41の取付例を示す。いずれの場合も
ダイヤフラム40,41を止め具42,43を用いて取
り付けるのが好ましい。止め具42,43の材料は特に
制限はないが密閉容器と同じ材料であるほうが密閉性の
面から好ましい。
【0021】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、周囲の温度変化に対して、充填された液体の
密閉部分からの漏れ及び内部への外気の侵入の両方を防
止することができるという効果が得られる。
によれば、周囲の温度変化に対して、充填された液体の
密閉部分からの漏れ及び内部への外気の侵入の両方を防
止することができるという効果が得られる。
【図1】図1は本発明の実施の形態の一例である電気粘
性流体を用いたブレーキ装置を説明するための説明的断
面図である。
性流体を用いたブレーキ装置を説明するための説明的断
面図である。
【図2】栓の取付部の変形例を示す断面図である。
【図3】ダイヤフラムの取付例を示す断面図である。
【図4】ダイヤフラムの取付部の変形例を示す断面図で
ある。
ある。
1…容器 2…左端板 3…右端板 3a…開口部 4…ロータシャフト 5,6…軸受 11,12…二重円筒状の溝 13…固定電極 16…二重円筒電極(回転体) 18…電気粘性流体 19…Oリング 20…栓(閉塞部材) 21…高電圧用電極端子 22…低電圧用電極端子 23…ガイドピン 24…止め板 25…Oリング(ゴムまたはエラストマー)
Claims (9)
- 【請求項1】 液体が内部に充填されると共に開口部が
閉塞部材で密閉された液体充填密閉容器において、前記
閉塞部材を内圧の変化に応じて変位可能に構成したこと
を特徴とする液体充填密閉容器。 - 【請求項2】 前記閉塞部材が変形可能な蓋であること
を特徴とする請求項1に記載の液体充填密閉容器。 - 【請求項3】 前記蓋がダイヤフラムであることを特徴
とする請求項2に記載の液体充填密閉容器。 - 【請求項4】 前記閉塞部材が開口部の開口壁に沿って
移動可能な栓であることを特徴とする請求項1記載の液
体充填密閉容器。 - 【請求項5】 前記栓が前記開口壁とゴムまたはエラス
トマーを介して接することを特徴とする請求項4記載の
液体充填密閉容器。 - 【請求項6】 充填された液体が空気と接しないことを
特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体充
填密閉容器。 - 【請求項7】 前記液体として、外部刺激により粘性が
変化する機能性流体を用いたことを特徴とする請求項1
〜6のいずれか一項に記載の液体充填密閉容器。 - 【請求項8】 前記外部刺激が電場及び/又は磁場の印
加であることを特徴とする請求項7記載の液体充填密閉
容器。 - 【請求項9】 前記機能性流体の粘性変化を利用して内
部に配置された回転体に制動力を付与することを特徴と
する請求項7又は8記載の液体充填密閉容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000080663A JP2001270545A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液体充填密閉容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000080663A JP2001270545A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液体充填密閉容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001270545A true JP2001270545A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18597739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000080663A Withdrawn JP2001270545A (ja) | 2000-03-22 | 2000-03-22 | 液体充填密閉容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001270545A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007515697A (ja) * | 2003-05-13 | 2007-06-14 | ナショナル ユニバーシティ オブ シンガポール | ダンパシステム |
WO2012039260A1 (ja) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | カヤバ工業株式会社 | リニアアクチュエータ |
-
2000
- 2000-03-22 JP JP2000080663A patent/JP2001270545A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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