JPH05164169A - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー

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JPH05164169A
JPH05164169A JP35296091A JP35296091A JPH05164169A JP H05164169 A JPH05164169 A JP H05164169A JP 35296091 A JP35296091 A JP 35296091A JP 35296091 A JP35296091 A JP 35296091A JP H05164169 A JPH05164169 A JP H05164169A
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rotor
housing
molded
molding
central shaft
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Masatoshi Oikawa
正敏 及川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ダンパーをロータと、ロータを内包する
ハウジングとの2部材で構成し、面倒で手数がかゝる粘
性流体の充填工程、粘性流体の洩れを防止する組立工程
を排除する。 【構成】 中心軸11を有するロータ10の外に、2色
成形でロータ10を内包するハウジング12を成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直線状ラックや、弧
状ラックによって伝えられる直線的や、旋回的な動き、
又は歯車によって伝えられる回転を静粛にさせるための
回転ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】中心軸を有するロータと、このロータが
内部が回転する皿形ハウジングとを別々に成形し、皿形
ハウジングの底壁内面と、ロータの下面との間にシリコ
ンオイルを介在させ、シリコンオイルの粘性抵抗で上記
した回転その他の動きを静粛化する回転ダンパーは従来
から公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転ダンパ
ーでは組立て工程中にシリコンオイルを充填する工程を
必要とする。そして、充填したシリコンオイルが外に洩
れるのを防止するため、ロータの回転軸にはOリングを
嵌め、又、皿形ハウジングの内周にはそれよりも大径の
Oリングを嵌め、前記中心軸が通る中心孔を備えたキャ
ップを皿形ハウジングに上から被せて固定し、キャップ
の周縁部で大径のOリングを圧縮し、中心孔の回りで中
心軸に嵌めたOリングを圧縮することが必要である。従
って、使用する部品の点数は多くなり、組立てに非常に
手数がかゝる。更に、ハウジングの寸法精度が厳しいた
め、ハウジングを使用機体に固定するためのフランジの
形状のバリエーションも少ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
消するために開発されたのであって、請求項第1項の回
転ダンパーは、プラスチックで2色成形した中心軸を有
するロータと、上記中心軸の先端部を外に突出させてロ
ータを回転可能に内包するハウジングとからなり、上記
ハウジングを軟質材料で成形し、成形後の収縮によって
ハウジングをロータに摩擦接触させたことを特徴とす
る。又、請求項第2項の回転ダンパーは、プラスチック
で2色成形した中心軸を有するロータと、上記中心軸の
先端部を外に突出させてロータを回転可能に内包するハ
ウジングとからなり、上記ロータと、ハウジングの一方
又は双方を成形する際にオイルを混合し、このオイルを
ロータとハウジングとの接触面に滲出させたことを特徴
とする。請求項第3項の回転ダンパーは、プラスチック
で2色成形した中心軸を有するロータと、上記中心軸の
先端部を外に突出させてロータを回転可能に内包するハ
ウジングとからなり、上記ハウジングを軟質材料で成形
し、成形後の収縮によってハウジングをロータに摩擦接
触させると共に、上記ロータと、ハウジングの一方又は
双方を成形する際にオイルを混合し、このオイルをロー
タとハウジングとの接触面に滲出させたことを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、10は中心軸11を
有する円形のロータ、12は上記中心軸11の上端部を
上面壁の中心孔13から外に突出させてロータ10を回
転可能に内包するハウジング、14はハウジングを使用
機体に固定するためのフランジを示す。この回転ダンパ
ーは中心軸11を有するロータ10を予め成形し、この
ロータ10をくるむようにしてハウジング12をプラス
チックで2色成形したものである。
【0006】請求項第1項の回転ダンパーは、ロータ1
0を任意のプラスチック、例えばポリアセタール樹脂で
成形し、このロータの外にハウジング12を適宜の軟質
材料、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマーで2色
成形する。その際、ハウジング12が成形後に収縮する
ことを考慮し、収縮したときにハウジングの内面が円形
のロータの上面、下面及び外周面に摩擦接触するように
寸法を定めて成形する。尚、摩擦力を増加するため、必
要ならばハウジング12を成形する軟質材料には、ステ
アリン酸や、オレイン酸アミドなどのスリップ剤を約3
%混入してもよい。これにより、請求項第1項の回転ダ
ンパーは、ロータを回そうとしてその中心軸11に取付
けたピニオンを介して伝えられる外の動きを、ロータ1
0と、成形後に収縮してロータに接触する軟質材料のハ
ウジング12との間の摩擦力で静粛化する。そして、使
用機体に固定するためのフランジ14はハウジング12
と一体の軟質材料であるため、ハウジングの底壁中には
フランジ14の内部に達する金属板15をインサートモ
ールドし、補強することが好ましい(図3参照)。
【0007】請求項第2項の回転ダンパーは、ロータ1
0を、ペレットにシリコンオイルが混入した、例えばシ
リコン混入タイプのポリアセタール樹脂で成形し、ロー
タの外に2色成形するハウジング12は同様にシリコン
混入タイプの他の適宜な樹脂で成形してもよいし、シリ
コン混入タイプの樹脂で成形するのはロータとハウジン
グのどちらか一方で、他方はシリコンを混入していない
樹脂で成形してもよい。尚、ロータ成形用の樹脂と、ハ
ウジング成形用の樹脂の一方又は双方に、ステアリ酸
や、オレイン酸アミドなどのスリップ剤を適量混合し、
摩擦力を高めてもよい。これにより請求項第2項の回転
ダンパーは、ロータ10と、ハウジング12との間の間
隙は、その双方、又は一方から滲出するシリコンオイル
の油膜で満たされ、ロータを回そうとしてその中心軸1
1に取付けたピニオンを介して伝えられる外の動きを上
記シリコンオイルの油膜の粘性抵抗で静粛化する。
【0008】又、請求項第3項の回転ダンパーは、ロー
タ10を、ペレットにシリコンオイルが混入し、このロ
ータの外にハウジング12を適宜の軟質材料、例えばオ
レフィン系熱可塑性エラストマーで2色成形する。その
際、ハウジング12が成形後に収縮することを考慮し、
収縮したときにハウジングの内面が円形のロータの上
面、下面及び外周面に摩擦接触するように寸法を定めて
成形する。尚、摩擦力を増加するため、必要ならばハウ
ジング12を成形する軟質材料には、ステアリン酸や、
オレイン酸アミドなどのスリップ剤を約3%混入しても
よい。これにより、請求項第3項の回転ダンパーは、ロ
ータを回そうとしてその中心軸1に取付けたピニオンを
介して伝えられる外の動きを、ロータ10と、成形後に
収縮してロータと接触する軟質材料のハウジングとの間
の摩擦力、及びロータと、ハウジングとの接触部に滲出
したロータからのシリコンオイルの粘性抵抗との双方で
静粛化する。そして、使用機体に固定するためのフラン
ジ14はハウジング12と一体の軟質材料であるため、
ハウジングの底壁中にはフランジ14の内部に達する金
属板15をインサートモールドし、補強することが好ま
しい(図3参照)。
【0009】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明の回転ダ
ンパーはロータと、ロータを内包したハウジングとの二
部品からなり、2色成形によって製造されるため、シリ
コンオイルなど粘性流体の充填工程、その洩れ止めの対
策を講じる必要がない。このため生産性が頗る高い。
又、ハウジングのフランジ形状のバリエーションが容易
に作られ、使用機体に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形したロータの斜視図である。
【図2】ロータの外にハウジングを2色成形した回転ダ
ンパーの斜視図である。
【図3】回転ダンパーの断面図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 ロータの中心軸 12 ハウジング 14 ハウジング固定用のフランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックで2色成形した中心軸を有
    するロータと、上記中心軸の先端部を外に突出させてロ
    ータを回転可能に内包するハウジングとからなり、上記
    ハウジングを軟質材料で成形し、成形後の収縮によって
    ハウジングをロータに摩擦接触させたことを特徴とする
    回転ダンパー。
  2. 【請求項2】 プラスチックで2色成形した中心軸を有
    するロータと、上記中心軸の先端部を外に突出させてロ
    ータを回転可能に内包するハウジングとからなり、上記
    ロータと、ハウジングの一方又は双方を成形する際にオ
    イルを混合し、このオイルをロータとハウジングとの接
    触面に滲出させたことを特徴とする回転ダンパー。
  3. 【請求項3】 プラスチックで2色成形した中心軸を有
    するロータと、上記中心軸の先端部を外に突出させてロ
    ータを回転可能に内包するハウジングとからなり、上記
    ハウジングを軟質材料で成形し、成形後の収縮によって
    ハウジングをロータに摩擦接触させると共に、上記ロー
    タと、ハウジングの一方又は双方を成形する際にオイル
    を混合し、このオイルをロータとハウジングとの接触面
    に滲出させたことを特徴とする回転ダンパー。
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WO1996000858A1 (de) * 1994-06-30 1996-01-11 Sidler Gmbh & Co. Vorrichtung mit einem gehäuse
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EP2759391A1 (de) * 2013-01-24 2014-07-30 Wincor Nixdorf International GmbH Rotationsdämpfer

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