JP2001270112A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

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JP2001270112A
JP2001270112A JP2000084786A JP2000084786A JP2001270112A JP 2001270112 A JP2001270112 A JP 2001270112A JP 2000084786 A JP2000084786 A JP 2000084786A JP 2000084786 A JP2000084786 A JP 2000084786A JP 2001270112 A JP2001270112 A JP 2001270112A
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pressure generating
recording head
jet recording
ink
generating chamber
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JP2000084786A
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Hajime Mizutani
肇 水谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各圧力発生室間のクロストークを防止すると
共に振動板の変位量の低下を抑えたインクジェット式記
録ヘッド及びインクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12が
複数の隔壁11によって画成される流路形成基板10
と、圧力発生室12の一部を構成する振動板を介して圧
力発生室12に対応する領域に設けられて圧力発生室内
12に圧力変化を生じさせる圧電素子300とを具備す
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、流路形成基板
10の隔壁11に対向する領域には、振動板との間に画
成されて各圧力発生室12の少なくとも幅方向一方側に
連通するスリット部15と、隣接する圧力発生室12の
スリット部15同士を連通する連通路16とを有するこ
とにより、スリット部15内のインクに流動性が生じ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板を介して圧電素子を設けて、圧電素子
の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記
録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力発
生室を高密度で配列した場合、各圧力発生室間の隔壁の
厚さが小さくなることによって隔壁の剛性が不足し、各
圧力発生室間のクロストークが発生するという問題があ
る。
【0008】このような問題を解決するために、例え
ば、縦振動モードの圧電アクチュエータでは、圧力発生
室の振動板側に幅広部を設け、それ以外の部分の圧力発
生室の幅を小さくして隔壁の厚さを大きくする構造が考
えられている。しかし、このような構造では、幅広部内
のインクに流動性がないため、圧電素子の駆動による振
動板の変形を妨げ、十分な変位が得られないという問題
がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、振動板
の変位を阻害することなく各圧力発生室間のクロストー
クを防止したインクジェット式記録ヘッド及びインクジ
ェット式記録装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室が
複数の隔壁によって画成される流路形成基板と、前記圧
力発生室の一部を構成する振動板を介して前記圧力発生
室に対応する領域に設けられて前記圧力発生室内に圧力
変化を生じさせる圧電素子とを具備するインクジェット
式記録ヘッドにおいて、前記流路形成基板の前記隔壁に
対向する領域には、前記振動板との間に画成されて各圧
力発生室の少なくとも幅方向一方側に連通するスリット
部と、隣接する圧力発生室のスリット部同士を連通する
連通路とを有することを特徴とするインクジェット式記
録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、各圧力発生室間の
隔壁の厚さを大きくすることができ、剛性を高めること
ができる。また、連通路によってスリット部を連通する
ことにより、スリット部内のインクに流動性が生じるた
め、圧電素子の駆動による振動板の変位を阻害すること
がない。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記連通路が、各隔壁に対向する領域に複数個設け
られて各スリット部が複数箇所で連通されていることを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0013】かかる第2の態様では、より効果的に、ス
リット部内のインクに流動性が生じる。
【0014】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、前記連通路が前記圧力発生室の長手方向端部近傍に
設けられていることを特徴とするインクジェット式記録
ヘッドにある。
【0015】かかる第3の態様では、振動板の変位量が
比較的大きい圧力発生室の長手方向端部で、振動板の変
位の阻害が防止されるため、振動板の変位量が実質的に
向上する。
【0016】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記連通路は、前記圧力発生室の幅方
向両側で、それぞれ前記圧力発生室の長手方向の異なる
位置に設けられていることを特徴とするインクジェット
式記録ヘッドにある。
【0017】かかる第4の態様では、連通路の位置をず
らすことにより、各圧力発生室間でのインクの流れの干
渉が防止される。
【0018】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記スリット部の前記流路形成基板の
厚さ方向の深さが、0.5〜10μmであることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0019】かかる第5の態様では、圧力発生室の容積
を増加させることなく排除体積の増加が得られるため、
インクの吐出効率が向上する。
【0020】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記流路形成基板には、前記スリット
部と連通される空間である貯留部が設けられていること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0021】かかる第6の態様では、貯留部によって、
より効果的にスリット部内のインクに流動性が生じるた
め、圧電素子の駆動による振動板の変位の阻害がより確
実に防止される。
【0022】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、前記貯留部が、前記圧力発生室を区画する隔壁に対
向する領域に設けられていることを特徴とするインクジ
ェット式記録ヘッドにある。
【0023】かかる第7の態様では、流路形成基板に貯
留部を形成する領域を新たに設け、ヘッドを大型化する
必要がない。
【0024】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記貯留部が、前記スリット部に対向する領域に前
記圧力発生室の長手方向に沿って略スリット状に設けら
れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0025】かかる第8の態様では、圧力発生室等を形
成する際に、比較的容易に形成することができる。
【0026】本発明の第9の態様は、第6〜8の何れか
の態様において、前記流路形成基板には、各圧力発生室
にインクを供給するリザーバが形成されており、該リザ
ーバが前記貯留部を兼ねることを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドにある。
【0027】かかる第9の態様では、スリット部のイン
クに流動性が生じると共に、リザーバから圧力発生室へ
のインク供給が容易となり、圧力発生室へのインク供給
部不足が解消される。
【0028】本発明の第10の態様は、第6〜9の何れ
かの態様において、前記貯留部の少なくとも一部が、可
撓性を有する可撓部材で封止されていることを特徴とす
るインクジェット式記録ヘッドにある。
【0029】かかる第10の態様では、可撓部材によっ
てインクの流動性をさらに向上することができ、より確
実に振動板の変位量が増加する。
【0030】本発明の第11の態様は、第1〜10の何
れかの態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶
基板に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子
の各層が薄膜及びリソグラフィ法により形成されたもの
であることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドに
ある。
【0031】かかる第11の態様では、高密度のノズル
開口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量且つ比
較的容易に製造することができる。
【0032】本発明の第12の態様は、第1〜11の何
れかの態様のインクジェット式記録ヘッドを具備するこ
とを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0033】かかる第12の態様では、ヘッドの特性を
向上したインクジェット式記録装置を実現することがで
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0035】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの1つの
圧力発生室の長手方向における断面構造を示す図であ
る。
【0036】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなる。流路形成基板10としては、通常、150〜3
00μm程度の厚さのものが用いられ、望ましくは18
0〜280μm程度、より望ましくは220μm程度の
厚さのものが好適である。これは、隣接する圧力発生室
間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高くできるから
である。
【0037】この流路形成基板10には、例えば、異方
性エッチングすることにより、複数の隔壁11により区
画された圧力発生室12が幅方向に並設されている。ま
た、各圧力発生室12の長手方向一端部には、各圧力発
生室12の共通のインク室となるリザーバ13が形成さ
れ、各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれイン
ク供給路14を介して連通されている。
【0038】また、流路形成基板10の一方面側には、
例えば、酸化ジルコニウム(ZrO 2)等の絶縁層から
なる、厚さ1〜2μmの弾性膜50が設けられ、その一
方の面で圧力発生室12の一壁面を構成している。な
お、流路形成基板10の他方面側には、弾性膜50と同
様の絶縁層からなり、圧力発生室12等を形成する際の
マスクとなる保護膜55が設けられている。
【0039】また、この流路形成基板10の弾性膜50
側表面の各隔壁11に対応する領域には、各圧力発生室
12に連通するスリット部15が設けられている。ま
た、隣接するスリット部15同士は、これらの幅よりも
狭い幅の連通路16を介してそれぞれ連通している。す
なわち、本実施形態では、各圧力発生室12は、スリッ
ト部15及び連通路16を介してそれぞれ連通してい
る。
【0040】一方、流路形成基板10の表面に設けられ
た保護膜55上には、各圧力発生室12のインク供給路
14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設された
ノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介し
て固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さ
が例えば、0.1〜1mmで、線膨張係数が300℃以
下で、例えば2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガ
ラスセラミックス、又は不錆鋼などからなる。ノズルプ
レート20は、一方の面で流路形成基板10の一面を全
面的に覆い、シリコン単結晶基板を衝撃や外力から保護
する補強板の役目も果たす。また、ノズルプレート20
は、流路形成基板10と熱膨張係数が略同一の材料で形
成するようにしてもよい。この場合には、流路形成基板
10とノズルプレート20との熱による変形が略同一と
なるため、熱硬化性の接着剤等を用いて容易に接合する
ことができる。
【0041】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口21は数十μmの直径で精度よく形成する必要
がある。
【0042】また、流路形成基板10の表面に設けられ
た弾性膜50上には、厚さが例えば、約0.5μmの下
電極膜60と、厚さが例えば、約1μmの圧電体層70
と、厚さが例えば、約0.1μmの上電極膜80とが、
後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を
構成している。ここで、圧電素子300は、下電極膜6
0、圧電体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。
一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通
電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室
12毎にパターニングして構成する。そして、ここでは
パターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70
から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが
生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下
電極膜60を圧電素子300の共通電極とし、上電極膜
80を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回
路や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの
場合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成
されていることになる。また、ここでは、圧電素子30
0と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる弾性
膜とを合わせて圧電アクチュエータと称する。
【0043】ここで、本実施形態のインクジェット式記
録ヘッドの製造工程、特に、流路形成基板10に圧力発
生室12等を形成する工程及びこの圧力発生室12に対
応する領域に圧電素子300を形成する工程について説
明する。なお、図3〜図5は、圧力発生室12の長手方
向の断面図である。
【0044】まず、図3(a)に示すように、流路形成
基板10となるシリコン単結晶板の一方面側から、例え
ば、酸化シリコン等からなる所定形状のマスクを用いて
異方性エッチングすることにより圧力発生室12の列が
形成される領域にスリット部15を形成すると共に、圧
力発生室12の長手方向端部に対応する領域に連通路1
6を形成する。
【0045】次に、図3(b)に示すように、流路形成
基板10に形成されたスリット部15及び連通路16に
犠牲層100を充填する。例えば、本実施形態では、流
路形成基板10の全面に亘って犠牲層100をスリット
部15及び連通路16の深さと略同一厚さで形成した
後、スリット部15以外の犠牲層100をケミカル・メ
カニカル・ポリッシュ(CMP)により除去することに
より形成した。
【0046】このような犠牲層100の材料は、特に限
定されないが、例えば、ポリシリコン又はリンドープ酸
化シリコン(PSG)等を用いればよく、本実施形態で
は、エッチングレートが比較的速いPSGを用いた。
【0047】なお、犠牲層100の形成方法は特に限定
されず、例えば1μm以下の超微粒子をヘリウム(H
e)等のガスの圧力によって高速で基板に衝突させるこ
とにより成膜するいわゆるガスデポジション法あるいは
ジェットモールディング法と呼ばれる方法を用いてもよ
い。この方法では、スリット部15及び連通路16に対
応する領域のみに犠牲層100を部分的に形成すること
ができる。
【0048】次に、図3(c)に示すように、流路形成
基板10の両面にそれぞれ弾性膜50及び保護膜55を
形成する。例えば、本実施形態では、流路形成基板10
の両面にジルコニウム層を形成後、500〜1200℃
の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウムからなる弾性膜
50及び保護膜55とした。
【0049】次に、各圧力発生室12に対応して弾性膜
50上に圧電素子300を形成する。
【0050】圧電素子300を形成する工程としては、
まず、図4(a)に示すように、弾性膜50上にスパッ
タリングで下電極膜60を形成する。この下電極膜60
の材料としては、白金、イリジウム等が好適である。こ
れは、スパッタリング法やゾル−ゲル法で成膜する後述
の圧電体層70は、成膜後に大気雰囲気下又は酸素雰囲
気下で600〜1000℃程度の温度で焼成して結晶化
させる必要があるからである。すなわち、下電極膜60
の材料は、このような高温、酸化雰囲気下で導電性を保
持できなければならず、殊に、圧電体層70としてチタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた場合には、酸化鉛
の拡散による導電性の変化が少ないことが望ましく、こ
れらの理由から白金、イリジウムが好適である。
【0051】次に、図4(b)に示すように、圧電体層
70を成膜する。例えば、本実施形態では、金属有機物
を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲ
ル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物からな
る圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて
形成した。圧電体層70の材料としては、PZT系の材
料がインクジェット式記録ヘッドに使用する場合には好
適である。なお、この圧電体層70の成膜方法は、特に
限定されず、例えば、スパッタリング法又はMOD法
(有機金属熱塗布分解法)等のスピンコート法により成
膜してもよい。
【0052】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法もしくはMOD法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前
駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高圧処理法にて
低温で結晶成長させる方法を用いてもよい。
【0053】何れにしても、このように成膜された圧電
体層70は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層70は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.2〜5μmであ
る。
【0054】次に、図4(c)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0055】次いで、図5(a)に示すように、圧電体
層70及び上電極膜80のみをエッチングして圧電素子
300のパターニングを行う。また、本実施形態では、
同時に保護膜55をパターニングして、各圧力発生室1
2等に対向する領域に貫通孔55aを形成する。
【0056】次に、図5(b)に示すように、流路形成
基板10の弾性膜50とは反対側の面から、保護膜55
をマスクとして犠牲層100に達するまで異方性エッチ
ング、例えば、ウェットエッチングすることにより圧力
発生室12、リザーバ13及びインク供給路14を形成
する。
【0057】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0058】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給路14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0059】その後、図5(c)に示すように、圧力発
生室12を介してウェットエッチング又は蒸気によるエ
ッチングによってスリット部15及び連通路16内の犠
牲層100を除去する。本実施形態では、犠牲層100
の材料として、PSGを用いているため、弗酸水溶液に
よってエッチングした。なお、ポリシリコンを用いた場
合には、弗酸及び硝酸の混合水溶液、あるいは水酸化カ
リウム水溶液によってエッチングすることができる。
【0060】以上のような工程で、圧力発生室12、ス
リット部15及び連通路16等が形成される。なお、以
上説明した一連の膜形成及び異方性エッチングでは、一
枚のウェハ上に多数のチップを同時に形成し、プロセス
終了後、図1に示すような一つのチップサイズの流路形
成基板10毎に分割する。また、分割した流路形成基板
10を、ノズルプレート20と接着して一体化し、イン
クジェット式記録ヘッドとする。その後、図示しないホ
ルダー等に固定し、キャリッジに搭載されてインクジェ
ット式記録装置に組み込まれる。
【0061】また、このように製造された本実施形態の
インクジェット式記録ヘッドは、図示しない外部インク
供給手段からリザーバ13にインクを取り込み、リザー
バ13からノズル開口21に至るまで内部をインクで満
たした後、図示しない外部の駆動回路を介して出力され
た記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれ
の圧電素子300、すなわち下電極膜60と上電極膜8
0との間に電圧を印加し、弾性膜50、下電極膜60及
び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力
発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク
滴が吐出する。
【0062】このように製造された本実施形態のインク
ジェット式記録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図を
図6に示す。なお、図6(b)は(a)のB−B’断面
図であり、図6(c)は(b)のC−C’断面図であ
る。
【0063】図6に示すように、本実施形態では、各圧
力発生室12の幅方向両側の隔壁11には、スリット部
15が、例えば、0.5〜10μmの深さで形成され、
圧電素子300の外側まで延設されている。また、各ス
リット部は、その長手方向の一部、本実施形態では、圧
力発生室12の長手方向両端部に対応する部分に設けら
れた連通路16を介してそれぞれ連通している。すなわ
ち、並設された圧力発生室12同士が、スリット部15
及び連通路16を介してそれぞれ連通している。勿論、
全ての圧力発生室12が連通していなくてもよい。
【0064】なお、各圧力発生室12に対応する領域に
は、下電極層60、圧電体層70及び上電極層80から
なる圧電素子300が設けられ、圧電素子300のスリ
ット部15に対向する領域が実質的な駆動部である圧電
体能動部320となっている。
【0065】このような構成では、各圧力発生室12間
の隔壁11の幅を広くでき剛性を十分高くすることがで
きるため、クロストークを防止してインク吐出特性を向
上することができる。また、本実施形態では、スリット
部15及び連通路16の深さを比較的浅く形成している
ため、隔壁11の剛性を低下させることなく、クロスト
ークを確実に防止することができる。
【0066】また、各スリット部15は、連通路16を
介してそれぞれ連通しているため、スリット部15内の
インクに流動性が生じ、圧電素子300の駆動によって
振動板が変形する際にスリット部15内にインクが停滞
するのを防止できる。すなわち、スリット部15内のイ
ンクが振動板の変位を妨げることがなく、インク吐出特
性を良好に保持することができる。さらに、スリット部
15を設けることにより、圧力発生室12の容積を増加
させることなく、すなわち、インクのコンプライアンス
を増加することなく、圧電素子300の駆動によるイン
クの排除体積の増加が得られるため、インク吐出効率を
向上することができる。
【0067】また、本実施形態では、連通路16を圧力
発生室12の長手方向両端部に対応する領域に設けるよ
うにしたので、圧力発生室12の長手方向端部近傍で、
インクに効果的に流動性が生じ、圧電素子300の駆動
による振動板の変形がより容易となる。
【0068】なお、これらスリット部15及び連通路1
6は、上述のように比較的浅く形成されているため流路
抵抗が比較的大きいため、スリット部15内のインクの
流れが隣接する圧力発生室12のインク吐出に影響を及
ぼす虞はない。
【0069】また、本実施形態では、連通路16を圧力
発生室12の長手方向両端部に対応する領域にそれぞれ
設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、図7
に示すように、複数の連通路16を圧力発生室12の長
手方向に略等間隔で設けるようにしてもよい。なお、こ
の場合、圧力発生室12の両側の連通路16を、それぞ
れ圧力発生室12の長手方向の位置をずらしておくこと
が好ましい。これにより、隣接する圧力発生室12間
で、インクの流れが干渉するのをより確実に防止するこ
とができる。
【0070】(実施形態2)図8は、実施形態2に係る
インクジェット式記録ヘッドの要部平面図及び断面図で
ある。なお、図8(b)は(a)のD−D’断面図であ
り、図8(c)は(b)のE−E’断面図である。
【0071】本実施形態は、流路形成基板10に、スリ
ット部15に連通して一定量のインク等を貯留する空間
である貯留部17をさらに設けた例であり、図8に示す
ように、本実施形態では、周壁11の連通路16に対向
する領域に、貯留部17が圧力発生室12の長手方向に
沿って略スリット形状に形成され、連通路16を介して
各スリット部15に連通するようにした以外、実施形態
1と同様である。
【0072】このような構成では、貯留部17によっ
て、スリット部15内のインクにより大きな流動性が生
じるため、より確実にインク吐出特性を良好に保持する
ことができる。
【0073】なお、貯留部17には、予めインクを溜め
ておくようにしてもよいし、空気を残留させておいても
よい。何れにしても、スリット部15内のインクに流動
性が生じ、良好なインク吐出特性が保持される。
【0074】また、このような貯留部17の形成方法
は、特に限定されないが、例えば、圧力発生室12と同
様に、保護膜55をマスクとして、異方性エッチング等
により形成することができる。
【0075】(実施形態3)図9は、実施形態3に係る
インクジェット式記録ヘッドの要部平面図及び断面図で
ある。なお、図9(b)は(a)のF−F’断面図であ
る。
【0076】本実施形態は、図9に示すように、貯留部
17を隔壁11内に設ける替わりに、圧力発生室12の
長手方向周壁に対向する領域に、流路形成基板10の厚
さ方向の一部を除去することにより形成し、溝部18を
介して連通路16と連通するようにした以外は、実施形
態2と同様である。
【0077】このような構成としても、勿論、上述の実
施形態と同様の効果が得られる。
【0078】なお、本実施形態では、貯留部17は、弾
性膜50によって封止されているが、これに限定され
ず、例えば、貯留部17に対向する領域を可撓性を有す
る可撓性膜等で封止するようにしてもよい。これによ
り、スリット部15内のインクに、さらに大きな流動性
が生じ、スリット部15内のインクの停滞が確実に防止
される。
【0079】なお、本実施形態では、貯留部17を各隔
壁11毎にそれぞれ1つ設けるようにしたが、これに限
定されず、例えば、各スリット部15毎に設けるように
してもよいし、例えば、複数のスリット部15に共通す
るようにしてもよい。
【0080】また、例えば、各圧力発生室12にインク
を供給するリザーバ13が貯留部17を兼ねるようにし
てもよく、このような構成では、上述の効果に加えて、
さらにリザーバ13から圧力発生室12へのインクの供
給不足を解消することができる。
【0081】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0082】例えば、上述の実施形態では、スリット部
15を圧力発生室の幅方向両側に設けるようにしたが、
これに限定されず、例えば、スリット部15を圧力発生
室12の幅方向端部から長手方向端部側に連続的に設け
るようにしてもよい。また、例えば、スリット部15を
圧力発生室12の幅方向一方側のみに設けるようにして
もよい。何れにしても、連通路を介して隣接するスリッ
ト部同士を連通することにより、上述の実施形態と同様
の効果が得られる。
【0083】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図10
は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図
である。
【0084】図10に示すように、インクジェット式記
録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、
インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが
着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び
1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付け
られたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0085】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、隔壁の
幅を広くして剛性を十分高くすることができ、クロスト
ークを防止することができる。また、スリット部には連
通路を介してそれぞれ連通されているため、スリット部
内のインクに流動性が生じ、圧電素子の駆動によって振
動板が変形する際にスリット部内にインクが停滞するの
を防止できる。すなわち、スリット部内のインクが振動
板の変位を妨げるのを防止でき、インク吐出特性を良好
に保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの変形例を示す平面図である。
【図8】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図である。
【図9】本発明の実施形態3に係るインクジェット式記
録ヘッドの要部を示す平面図及び断面図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るインクジェット式
記録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 13 リザーバ 14 インク供給路 15 スリット部 16 連通路 17 貯留部 20 ノズルプレート 21 ノズル開口 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 300 圧電素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室が複数
    の隔壁によって画成される流路形成基板と、前記圧力発
    生室の一部を構成する振動板を介して前記圧力発生室に
    対応する領域に設けられて前記圧力発生室内に圧力変化
    を生じさせる圧電素子とを具備するインクジェット式記
    録ヘッドにおいて、 前記流路形成基板の前記隔壁に対向する領域には、前記
    振動板との間に画成されて各圧力発生室の少なくとも幅
    方向一方側に連通するスリット部と、隣接する圧力発生
    室のスリット部同士を連通する連通路とを有することを
    特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連通路が、各隔
    壁に対向する領域に複数個設けられて各スリット部が複
    数箇所で連通されていることを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記連通路が前記圧
    力発生室の長手方向端部近傍に設けられていることを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記連
    通路は、前記圧力発生室の幅方向両側で、それぞれ前記
    圧力発生室の長手方向の異なる位置に設けられているこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記ス
    リット部の前記流路形成基板の厚さ方向の深さが、0.
    5〜10μmであることを特徴とするインクジェット式
    記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記流
    路形成基板には、前記スリット部と連通される空間であ
    る貯留部が設けられていることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記貯留部が、前記
    圧力発生室を区画する隔壁に対向する領域に設けられて
    いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記貯留部が、前記
    スリット部に対向する領域に前記圧力発生室の長手方向
    に沿って略スリット状に設けられていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8の何れかにおいて、前記流
    路形成基板には、各圧力発生室にインクを供給するリザ
    ーバが形成されており、該リザーバが前記貯留部を兼ね
    ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9の何れかにおいて、前記
    貯留部の少なくとも一部が、可撓性を有する可撓部材で
    封止されていることを特徴とするインクジェット式記録
    ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記圧力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチング
    により形成され、前記圧電素子の各層が薄膜及びリソグ
    ラフィ法により形成されたものであることを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れかのインクジェ
    ット式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジ
    ェット式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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