JP2001269704A - 連続熱間圧延ラインでの後行材の速度制御方法 - Google Patents

連続熱間圧延ラインでの後行材の速度制御方法

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JP2001269704A
JP2001269704A JP2000086600A JP2000086600A JP2001269704A JP 2001269704 A JP2001269704 A JP 2001269704A JP 2000086600 A JP2000086600 A JP 2000086600A JP 2000086600 A JP2000086600 A JP 2000086600A JP 2001269704 A JP2001269704 A JP 2001269704A
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JP
Japan
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speed
roll
steel sheet
succeeding
trailing
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Ritsuo Matsuoka
律雄 松岡
Atsuhiro Tokuda
篤洋 徳田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合機にて先行材と後行材との追い付き制御
を正確に行う連続熱間圧延ラインでの速度制御方法を提
供すること。 【解決手段】 コイルボックスと接合台車待機位置の間
の鋼板搬送ラインの複数箇所に鋼板を速度制御可能なロ
ールを設け、先行鋼板の後端に後行鋼板の先端を順次追
い付かせるように、鋼板搬送ラインに設けたロールを速
度制御する方法において、搬送する鋼板の先端が到達し
てから該先端が速度制御可能な前方ロールに到達するま
で自ロールを速度主幹として制御し、その後方に位置す
る速度制御可能なロールを該自ロールより5%〜1%減
速した状態で速度制御することを特徴とする連続熱間圧
延ラインでの後行材の速度制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続熱間圧延ライ
ンでの後行材の速度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱延鋼板製造プロセスでは、スラ
ブを加熱炉から1本ずつ抽出して粗圧延機により、所定
厚のシートバーに圧延し、このシートバーを仕上圧延機
により所定厚さのストリップに圧延した後コイラーによ
ってコイルに巻取るようになっている。この従来の熱延
鋼板製造プロセスにあっては、圧延材を1本ずつ粗圧延
機および仕上圧延することから、先行の圧延材と後行の
圧延材との間に圧延作業に全く関与しない空間が存在す
るので、生産性が悪く、かつ圧延材の先端部と後端部で
の温度差が生じ製品材質の不均一等の品質面で問題があ
ることから、近年、シートバーを連続的に熱間圧延する
ため、圧延中に走行する先行圧延材の後端部と後行圧延
材の先端部を突き合わせ接合し、この接合されたシート
バーを連続的に圧延する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱間連続圧延
ラインにおいて、前後に連続して搬送される鋼材同士を
接合する工程は、先行材長が長くなるとコイルボックス
での巻取り時間が長くなり、そのため、巻戻し開始時間
が遅れ、先行材後端と後行材先端の距離が大きくなる。
また、先行材の後端の速度は仕上圧延速度、板厚に応じ
て変化するために、先行材後端と後行材先端の距離が変
化する。このように先行材と後行材には変化があり、後
行材の搬送速度を制御して、先行材の後端と後行材の先
端を所定区間内で(接合機のクランプ装置で後行材の先
端をクランプ出来る位置に)確実に追付かせないと、接
合時間が不足して確実な接合が不可能となり、連続化を
中断しなければならない。また、先行鋼板の後端に後行
鋼板の先端が接近した際、両端部の衝突を防止する必要
がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消するべく、発明者らは鋭意開発を進めた結果、接合機
にて先行材と後行材との追い付き制御を正確に行う連続
熱間圧延ラインでの速度制御方法を提供するものであ
る。その発明の要旨とするところは、 (1)コイルボックスと接合台車待機位置の間の鋼板搬
送ラインの複数箇所に鋼板を速度制御可能なロールを設
け、先行鋼板の後端に後行鋼板の先端を順次追い付かせ
るように、鋼板搬送ラインに設けたロールを速度制御す
る方法において、搬送する鋼板の先端が到達してから該
先端が速度制御可能な前方ロールに到達するまで自ロー
ルを速度主幹として制御し、その後方に位置する速度制
御可能なロールを該自ロールより5%〜1%減速した状
態で速度制御することを特徴とする連続熱間圧延ライン
での後行材の速度制御方法。
【0005】(2)鋼板搬送ラインに設けたロールの速
度制御を決定する方法において、先行材の後端速度を仕
上圧延機入側に設けた速度計で検出し、該検出した先行
材後端速度、先行材後端のトラッキング情報から先行材
後端の位置を演算し、一方、後行材先端の速度を検出
し、該検出した後行材先端速度、トラッキング情報から
後行材先端位置を認識し、この後行材先端位置と前記演
算した先行材後端の位置から、その間隔を求め、該間隔
をクランプ出来る距離とするように後行材速度を求め、
前記トラッキング情報で認識した後行材先端位置と各ピ
ンチロールの設置位置情報から後行材先端が通過してい
る該ピンチロールが前記演算した後行材速度となるよう
にすることを特徴とする連続熱間圧延ラインでの後行材
の速度制御方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面に従って
詳細に説明する。図1は本発明に係る連続熱間圧延ライ
ンでのシートバーの速度制御する一実施例を示す概略図
である。図示するように、粗圧延機1において粗圧延さ
れた後行シートバー2はコイルボックス3によってコイ
ル状に巻き取られる。巻き取られたシートバーコイル4
は圧延待ちの間待機する。巻き戻された先行シートバー
5は第1ピンチローラー6を介して接合用シャー7によ
って、先行材の後端と後行材の先端がそれぞれ切断され
て端部形状が整えられる。
【0007】次に、先行シートバー5は接合させるべく
先行シートバー5と後行シートバー2とを接合区間にお
いて接合台車での接合機8によって接合する。この接合
作業は仕上圧延機9までの一定距離区間で完了し、仕上
圧延機9によって連続的に圧延される。なお、符号11
は速度計V1 、V2 からの速度パターン演算部であり、
12はその速度指令部である。このような連続熱間圧延
ラインにおいて、後行材を先行材に追い付かせるために
接合用シャー7と接合機8の間に第2ピンチローラー1
0を設け、この第2ピンチローラー10を次のように制
御する。
【0008】図2は、本発明に係る速度パターン演算部
での速度制御システムを示す図であり、この図に示すよ
うに、先行材の後端の速度を下記(1)〜(4)の手順
で演算し・制御し、その演算速度に応じて先行材移送速
度(第2ピンチローラーの速度)を制御して、接合機の
追付き区間内で前記先行材後端と後行材先端をクランプ
装置でクランプ出来る状態に位置させる。
【0009】(1)先行材の後端の速度を仕上圧延機入
側に設けた速度計V1 (レーザー式)で検出する。この
検出した先行材後端速度、接合用シャー7にて後端を切
断した際の切断完了情報、または、接合用シャーの出側
に設けた材料検出センサの後端検出情報などのトラッキ
ング情報から先行材後端の位置を演算する。 (2)後行材の先端の速度をシャーの出側Aに設けた速
度計V2 で検出する。この検出した後行材先端速度、コ
イルボックス4巻戻し開始情報、または接合用シャー7
にて先端を切断した際の切断完了情報、または接合用シ
ャー7の出側に設けた材料検出センサの先端検出情報な
どのトラッキング情報から後行材の先端位置を確認し
て、この後行材先端位置と前記演算した先行材後端の位
置からその間隔(距離)を求める。
【0010】(3)前記接合機の追付き区間前、所定位
置までの間で間隔を所定距離(クランプ出来る距離)と
するような後行材の速度Vを求める。(4)トラッキン
グ情報で認識した後行材の先端位置と第1ピンチロール
と第2ピンチロールの各ピンチロールの設置位置情報か
ら該後行材の先端が通過しているピンチロールを求め、
このピンチロールが前記演算した後行材の速度Vとなる
ように制御指令を出力する。また、このピンチロールよ
り上流側第1ピンチロールに前記演算した後行材の速度
Vより5%〜1%低い速度制御指令を出力する。
【0011】このように後行材の搬送速度制御すること
により、先行材の後端と後行材の先端を所定区間内で確
実に追付かせる。一方、先行鋼板の後端と後行鋼板の先
端の衝突を防止する。この場合速度主幹を鋼板先端位置
に応じて移動する理由は、押す制御であると鋼板が薄い
場合はループを発生する可能性があるためで、引張り制
御にて行う。なお、ピンチロールより上流側ピンチロー
ルに演算した後行材Vより5%〜1%低い速度制御指令
を行うのは、ピンチロールと鋼板との間のスリップの発
生による鋼板表面疵の発生を防止するためであり、5%
を超えるとピンチロールと鋼板との間にスリップが発生
し、鋼板表面疵の発生が生じる。また、1%未満である
と上記ループが発生する可能性があるためである。この
ようにして、シートバーとの追い付き制御を正確に図る
ことにより、安定した連続圧延操業が可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により連続熱
間圧延ラインでの速度制御をピンチロールによって可変
速運転するように構成したので、先行シートバーと後行
シートバーとの速度差があっても接合に対応した速度と
なり、安定した連続圧延が可能となる、工業上極めて優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続熱間圧延ラインでのシートバ
ーの速度制御する一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明に係る速度パターン演算部での速度制御
システムを示す図である。
【符号の説明】
1 粗圧延機 2 後行シートバー 3 コイルボックス 4 シートバーコイル 5 先行シートバー 6 第1ピンチローラー 7 接合用シャー 8 接合機 9 仕上圧延機 10 第2ピンチローラー 11 速度パターン演算部 12 速度指令部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボックスと接合台車待機位置の間
    の鋼板搬送ラインの複数箇所に鋼板を速度制御可能なロ
    ールを設け、先行鋼板の後端に後行鋼板の先端を順次追
    い付かせるように、鋼板搬送ラインに設けたロールを速
    度制御する方法において、搬送する鋼板の先端が到達し
    てから該先端が速度制御可能な前方ロールに到達するま
    で自ロールを速度主幹として制御し、その後方に位置す
    る速度制御可能なロールを該自ロールより5%〜1%減
    速した状態で速度制御することを特徴とする連続熱間圧
    延ラインでの後行材の速度制御方法。
  2. 【請求項2】 鋼板搬送ラインに設けたロールの速度制
    御を決定する方法において、先行材の後端速度を仕上圧
    延機入側に設けた速度計で検出し、該検出した先行材後
    端速度、先行材後端トラッキング情報から先行材後端の
    位置を演算し、一方、後行材先端の速度を検出し、該検
    出した後行材先端速度、トラッキング情報から後行材先
    端位置を認識し、この後行材先端位置と前記演算した先
    行材後端の位置から、その間隔を求め、該間隔をクラン
    プ出来る距離とするように後行材速度を求め、前記トラ
    ッキング情報で認識した後行材先端位置と各ピンチロー
    ルの設置位置情報から後行材先端が通過している該ピン
    チロールが前記演算した後行材速度となるようにするこ
    とを特徴とする連続熱間圧延ラインでの後行材の速度制
    御方法。
JP2000086600A 2000-03-27 2000-03-27 連続熱間圧延ラインでの後行材の速度制御方法 Withdrawn JP2001269704A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104624677A (zh) * 2014-12-26 2015-05-20 山东钢铁股份有限公司 一种热轧钢材生产线用除鳞控制方法及装置

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Effective date: 20070605