JP2001269515A - 冷却塔用浄水装置 - Google Patents

冷却塔用浄水装置

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JP2001269515A JP2000085204A JP2000085204A JP2001269515A JP 2001269515 A JP2001269515 A JP 2001269515A JP 2000085204 A JP2000085204 A JP 2000085204A JP 2000085204 A JP2000085204 A JP 2000085204A JP 2001269515 A JP2001269515 A JP 2001269515A
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頻繁なメンテナンスを必要とせずに冷却水中
の細かい異物を除去すると共に、冷却水の水質劣化を抑
制する冷却塔用浄水装置を提供する。 【解決手段】 建造物の空調用に設けられる冷却塔内の
集水盆4内に設置され、粒状の緑泥片岩が充填され入水
側と出水側が有孔板により仕切られた収容容器33と、
出水側の有孔板から出水する冷却水を集水盆内の前記収
容容器から離れた場所まで導く導水管32とを有し、有
循環ポンプ7により発生した吸引力によって排水口の周
辺の水が集水される集水範囲23内に、導水管の出水口
32aが位置するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物内を空調用
に循環して冷却塔内を落下する空調用冷却水を浄水する
浄水装置に係り、更に詳しくは、空調用冷却塔の集水盆
内に設置された冷却水を浄水する浄水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物内に配設された空調用の配管内を
循環して空調用冷却水は、建造物の屋上等に配置された
冷却塔に一旦集水され、冷却された後で、再び配管に戻
される。冷却塔は、冷却塔本体に導入して冷却した冷却
水を、冷却塔本体から落下させて集水盆内により受ける
構成を備え、集水盆内に落下した冷却水は集水盆と接続
された排水管から配管内へと戻される。この冷却水は、
配管内を循環する過程で、種々の塵埃、異物等を含有し
た状態となり、これらの塵埃等は冷却水の冷却能力の低
下、配管の詰まり、劣化等の原因となる為、冷却塔内に
浄水装置を配置して浄水する必要がある。従来の浄水装
置としては、空調用冷却塔の集水盆内の排水口に設けら
れたストレーナと称する濾過器が一般的であった。この
ストレーナは、フィルタから成る濾過器であり、冷却水
中に混入したフィルタの目よりも大きなゴミや異物等を
除去するためには効果を有しているが、フィルタの目よ
りも小さな異物等については通過させていた。ストレー
ナのフィルタの目を細かくすることにより、細かい異物
を除去することは可能である。しかし、ストレーナによ
り除去された異物は、フィルタの目を詰まらせてしまい
排水能力を低下させるので、例えば、3ヶ月に1度程度
の周期でメンテナンスにより清掃等を行う必要があり、
フィルタの目を細かくすると、頻繁なメンテナンスが必
要になる。従って、フィルタの目を細かくすることには
限界があり、従って、異物除去効果には限界があった。
また、ストレーナは、冷却水の経年変化等による水質の
劣化を全く改善することができず、例えば、機械油の混
入や、酸性雨の混入あるいは都市部の汚染された空気に
直接触れることによる冷却水の酸性化には対処できなか
った。また、ストレーナにより除去できない細かい異物
といえども、その異物の量が増加した場合には、冷却水
の冷却媒体としての機能を低下させてしまうという問題
がある。また、例えば、冷却水に機械油が混入すると、
冷却水の冷却媒体としての特性が変化するので冷却装置
の機能を低下させることになる。また、冷却水が酸性化
すると、冷却水の循環経路各部を酸化させて腐食等の劣
化を早めるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みてなされたものであり、頻繁なメンテナンスを必要
とせずに冷却水中の細かい異物を除去すると共に、冷却
水の水質劣化を抑制する冷却塔用浄水装置を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、空調用の冷却塔の下方に配置されて冷却塔から落下
してくる冷却水を受け止め収容するとともに排水口から
外部へ排水する集水盆集の内部に設置される浄水装置で
あって、前記浄水装置は、粒状の緑泥片岩を収容すると
ともに少なくとも入水側と出水側に夫々開口を備えた収
容容器と、該収容容器の入水側開口と出水側開口に夫々
取り付けられた有孔板と、を備え、前記排水口の周辺の
冷却水が集水される集水範囲内に、前記導水管の出水側
の有孔板が位置するように構成したことを特徴とする。
これによれば、冷却水の循環ポンプによる負圧を利用す
ることにより、冷却水が集水盆内に設置される浄水装置
中を通過するように構成し、冷却水を浄水するために粒
状の緑泥片岩を用いた。このため、頻繁なメンテナンス
を必要とせずに冷却水中の細かい異物を除去すると共
に、冷却水の水質劣化を抑制することができる。請求項
2の発明は、空調用の冷却塔の下方に配置されて冷却塔
から落下してくる冷却水を受け止め収容するとともに排
水口から外部へ排水する集水盆集の内部に設置される浄
水装置であって、前記浄水装置は、粒状の緑泥片岩を収
容するとともに少なくとも入水側と出水側に夫々開口を
備えた収容容器と、該収容容器の入水側開口と出水側開
口に夫々取り付けられた有孔板と、出水側の有孔板から
の出水を導入して前記排水口へ向けて出水する導水管
と、を備え、前記排水口の周辺の冷却水が集水される集
水範囲内に、前記導水管の出水口が位置するように構成
したことを特徴とする。これによれば、浄水装置の筐体
を集水盆内の排水口から離れた位置に設置できるため、
排水口の集水範囲外に浄水装置の筐体を設置することに
より、排水口の集水能力を低下させず、排水口から離れ
た部位の冷却水を留まらせることなしに浄水することが
できる。
【0005】請求項3に記載の発明は、前記冷却塔用浄
水装置は、複数の収容容器を有すると共に、前記導水管
が、前記複数の収容容器の出水側の各有孔板から出水す
る冷却水を各々前記集水範囲内に導くように構成される
ことを特徴とする。これによれば、浄水装置を集水盆内
に複数個設置できるため、浄水能力を増強させると共
に、集水盆内の冷却水の留まる部位を減少させることが
できる。請求項4記載の発明は、前記集盆内の適所に水
中ポンプを配置して前記導水管の出水口からの出水能力
を高めたことを特徴とする。これによれば、集盆内での
冷却水の滞留を防止して循環量を高めることができる。
請求項5記載の発明は、空調用の冷却塔の下方に配置さ
れて冷却塔から落下してくる冷却水を受け止め収容する
とともに排水管により外部へ排水する集水盆の外部に設
置される浄水装置であって、前記浄水装置は、前記集水
盆の内部から外部へ引き出された排水管に連通接続され
た管体と、管体内部に配置されたパンチングメタル板か
ら成る中空の収容容器と、から成り、該収容容器はその
中空内部に粒状の緑泥片岩を収容するとともに、少なく
とも入水側と出水側のパンチングメタル面が排水管内の
流路内に位置していることを特徴とする。これによれ
ば、集水盆の外に浄化装置を配置できるので、設置が簡
単であり、メンテナンスも容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態に
係る浄水装置が設置される冷却塔の概略構成を説明する
図である。図1に示す冷却塔1は、設置面50上に立設
された支持部材3により支持された冷却塔本体2と、そ
の冷却塔本体2の下部にやはり支持部材3により支持さ
れた集水盆4とを備えていて、冷却塔本体2には入水管
5が接続され、集水盆4には配水管6が接続される。冷
却塔本体2内には、冷却水中の過熱量を置換するラジエ
ータ13が設けられており、ラジエータ13の上部に配
置されると共に入水管5に接続されたシャワーパイプ1
2からラジエータ13に冷却水が散布される。また、不
図示の駆動源により駆動される冷却ファン11により、
ラジエータ13中には強制的に空気が流れるので、熱量
の置換効率が上昇している。集水盆4内には、排水管6
の排水口22が配置され、排水口22には冷却水中のゴ
ミ等をフィルタで濾過する濾過器であるストレーナ21
が取り付けられている。排水管6の途中には、不図示の
駆動源により駆動されるポンプ7が取り付けられてお
り、冷却水を強制的に循環させている。従って、ストレ
ーナ21の周辺には、ポンプ7にて吸い込むことにより
生成される負圧によってストレーナ21に向けて冷却水
が集水される集水範囲23が形成される。本実施形態の
浄水装置30の浄水装置本体31の一側壁には導水管3
2が貫通配置されており、浄水装置本体31は、例えば
集水盆4の底面4aに着座するように配置されるととも
に、導水管32の出水口32aが集水範囲23内に位置
するように延びて配置される。
【0007】図2は、図1のA−A断面図である。図2
に示すように、本実施形態では2個の浄水装置本体31
を導水管32で接続し、それらから排出される冷却水を
集水範囲23内に導いている。導水管32の出水口32
aが集水範囲23に配置されて、出水口32aに負圧が
発生することにより、2個の浄水装置本体31の内部に
も負圧が発生して冷却装置本体31は周辺から冷却水を
集水することができる。図3は、本実施形態の浄水装置
本体31の概略構成を示した斜視図である。浄水装置本
体31内にはさらに粒状の緑泥片岩を収納する収容容器
33を有しており、収容容器33の上面33aは浄水器
本体31の外部に露出して開口していると共に該開口部
には入水側有孔板34を有している。入水側有孔板34
は、パンチング等により多数の孔が開けられた板であ
り、その孔は、粒状の緑泥片岩の粒径よりも小さく、孔
から粒状の緑泥片岩が流出しないように形成されるもの
である。また、入水側有孔板34に設けられる孔はパン
チングによる孔でなく網目であっても良い。この入水側
有孔板34からは、冷却水と共に、図1に示した冷却水
上面25に浮かんだゴミや冷却水中を浮遊するゴミが取
り込まれる。また、収容容器33の下面33bは、上面
33aと同様に開口しているが、その開口が浄水装置本
体31の内部になるように配置される。そしてその開口
部には出水側有孔板35を有している。出水側有孔板3
5は、入水側有孔板34と同様にパンチング等により粒
状の緑泥片岩の粒径よりも小さい多数の孔が開けられた
板である。また、出水側有孔板35に設けられる孔も網
目であっても良い。また、浄水装置本体31の内部に
は、導水管32の入水口32bが配置される。出水側有
孔板35から排出された冷却水が入水口32bから集水
されて、導水管32に送り込まれる。その際、導水管3
2の入水口32bには、出水口32aに発生している負
圧がそのまま発生しているので、周辺の冷却水を集水す
ることができる。なお、例えば、図4の例に示すよう
に、浄水装置本体31内に水中ポンプ36を配置して出
水側有孔板35からの出水を効率よく導水管32内に導
くようにしてもよい。或は浄水装置本体31の外部に位
置する導水管32の適所に水中ポンプ36を配置して積
極的に出水側有孔板35側からの出水を吸引するように
してもよい。この場合吸水パイプ37から吸引した冷却
水を導水管32に導く。
【0008】次に、図5は本発明の他の実施形態に係る
冷却塔用浄水装置の構成説明図であり、図1と同一部分
については同一符号を付して重複した説明は省略する
が、集水盆4内に浄水装置を配置せずに、集水盆4内の
ストレーナ21から集水盆4外へ引き出される排水管6
の適所(ポンプ7の上流側)に浄水装置40を接続配置
した構成が特徴的である。即ち、この浄水装置40はポ
ンプ7とストレーナ21との間に位置する排水管6に接
続したカラム41であり、ストレーナ21を経て排出さ
れてきた排水をこのカラム内41に設けた浄水機構によ
って浄化する。図6(a) はカラム41の構成を示す正面
半断面図、(b) はカートリッジの構成図である。カラム
41は、排水管6に接続される管体42と、その内部に
着脱自在に装着されるカートリッジ43等から成り、管
体42は例えば、円筒状の第1の部分43と、テーパ状
の第2の部分44とをネジ等により連結した構成を有
し、適宜のジョイント手段45により排水管6と接続さ
れる。第1の部分43内には円筒状のカートリッジ43
を収容する空所が設けられており、その外周には内部と
連通する排水バルブ46が配置されている。図6(b) に
示すカートリッジ43は、ステンレス板等を中空筒状に
構成した本体47と、本体47の適所に配置されたパン
チングメタルから成る円筒状の収容容器48と、を有す
る。本体47は軸方向に貫通した構成を有する。また、
円筒状の収容容器48は、本体47を寸断する形で組み
込まれ、パンチングメタルから成る周面48aが露出し
ている。また、収容容器の軸方向両端面は本体47を貫
通する中心穴内に露出している。この収容容器48はパ
ンチングメタル製の板材を円筒状に加工したものであ
り、その内部には粒状の緑泥片岩が所要量収容される。
収容容器48の入水側と出水側のパンチングメタル面4
8b,48cは、排水管6(本体47)内を通過する冷
却水の流路内に位置して、全ての冷却水を強制通過させ
るように構成されている。なお、収容容器はパンチング
メタルに限らずメッシュであってもよいが、本明細書に
おいてパンチングメタルとはメッシュその他の小孔を備
えた状態を含む概念である。従って、ポンプ7の吸引力
によってストレーナ21を経て排水管6へ吸引された集
水盆4内の冷却水は、浄水装置40内に導かれてカート
リッジ43内を通過する際に収容容器48内を強制的に
通過させられる。この際、収容容器48内に収容した緑
泥片岩がその浄化作用によって異物類を除去するので、
収容容器48を通過して下流側へ流れる冷却水は十分に
浄化された状態となっている。この実施形態によれば、
集水盆の外に浄化装置を配置できるので、設置が簡単で
あり、メンテナンスも容易となる。
【0009】収容容器33中に収納される粒状の緑泥片
岩は、本発明者による以前の特許出願:特願平10-26688
9号及び特願平11-324675号等に詳しく説明したように、
岩質が泥岩質であり、例えば、三波変成岩に含まれてい
る。三波変成岩は広域変成岩であり、広域変成岩は、地
殻の偏圧下にて変成作用が行われて鉱物組成の異なる薄
層が片状に形成される。また、地殻の偏圧下にて広域変
成岩の片状の薄層には無数に発達した劈開が生成され、
その劈開に沿って再結晶作用が行われる。結晶の成長方
向は、劈開に平行方向であるか、地殻の偏圧方向であ
る。この劈開及び再結晶により、緑泥片岩中には貫通孔
が無数に形成されるため、緑泥片岩は0.7μm〜40
μm程度の微粉末にしても貫通孔が維持される多孔質形
状となる。この貫通孔はフィルタとしての濾過機能の他
に広い表面積で吸着する機能及び微生物のコロニーとし
ての機能を有している。また、緑泥片岩は、2価鉄と3
価鉄とを約3:1の比率で含んでおり、炭素を媒介とし
て酸化作用と還元作用を反復することができる。2価鉄
が酸化されて3価鉄が生成される際には、マイナスイオ
ンが発生すると共に周囲の物質(例えば酸素を含む水
等)から酸素を奪って、周囲の物質を還元させると考え
られる。また、緑泥片岩は、3価鉄が2価鉄に還元され
る際に電気エネルギーを発生し、電流が流れることから
磁気(磁力線)を発生させる。この磁力線は、水の分子
のクラスタ規模を大きくするので、油分と水分との分離
度を高めることができる。従って、緑泥片岩は、水の浄
水作用及び酸化防止作用を有しており、一般的な粒状の
岩石にない効果を有している。すなわち、緑泥片岩は、
上記した微生物のコロニーとしての機能、マイナスイオ
ン、磁気効果等の総合的な効果により、長期的に水の浄
化を実施することができる。また、緑泥片岩の粒径につ
いては、細かい方が水と緑泥片岩との接触面積が増加す
るため、水の浄水及び酸化防止効果が優れていることが
判明しているが、あまり細かいと、水の流体抵抗を増加
させてしまい流量が減るため、逆に浄水及び酸化防止効
果を減少させてしまう。このため、例えば、粒径として
は、0.5mm以上かつ10mm以下が効果的である。
また、緑泥片岩は軟質であるため、一部の細粒や粉末状
のものは、冷却水の循環経路に流出するが、それらも浄
水及び酸化防止効果を有していることから、循環経路中
に付着したスケール等を除去することができる。
【0010】このように本実施形態では、冷却水の循環
ポンプによる負圧を利用することにより、冷却水が集水
盆内に設置される浄水装置中を通過するように構成し、
冷却水を浄水するために粒状の緑泥片岩を用いたので、
頻繁なメンテナンスを必要とせずに冷却水中の細かい異
物を除去すると共に、冷却水の水質劣化を抑制すること
ができる。また、本実施形態の冷却塔用浄水装置は、出
水側の有孔板から出水する冷却水を集水盆内の収容容器
から離れた場所まで導く導水管を有すると共に、該導水
管の出水口が前記集水範囲内に位置するように前記集水
盆内に設置したので、浄水装置の筐体を集水盆内の排水
口から離れた位置に設置できるため、排水口の集水範囲
外に浄水装置の筐体を設置することにより、排水口の集
水能力を低下させず、排水口から離れた部位の冷却水を
留まらせることなしに浄水することができる。また、本
実施形態の冷却塔用浄水装置は、複数の収容容器を有す
ると共に、導水管が、複数の収容容器の出水側の各有孔
板から出水する冷却水を各々集水範囲内に導くように構
成したので、浄水装置を集水盆内に複数個設置でき、浄
水能力を増強させると共に、集水盆内の冷却水の留まる
部位を減少させることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、冷却水の循環ポンプによる負圧を利用す
ることにより、冷却水が集水盆内に設置される浄水装置
中を通過するように構成し、冷却水を浄水するために粒
状の緑泥片岩を用いたので、頻繁なメンテナンスを必要
とせずに冷却水中の細かい異物を除去すると共に、冷却
水の水質劣化を抑制することができる。請求項2の発明
によれば、冷却塔用浄水装置は、出水側の有孔板から出
水する冷却水を集水盆内の収容容器から離れた場所まで
導く導水管を有すると共に、導水管の出水口が集水範囲
内に位置するように集水盆内に設置したので、浄水装置
の筐体を集水盆内の排水口から離れた位置に設置できる
ため、排水口の集水範囲外に浄水装置の筐体を設置する
ことにより、排水口の集水能力を低下させず、排水口か
ら離れた部位の冷却水を留まらせることなしに浄水する
ことができる。請求項3の発明によれば、前記冷却塔用
浄水装置は、複数の収容容器を有すると共に、導水管
が、複数の収容容器の出水側の各有孔板から出水する冷
却水を各々集水範囲内に導くように構成したので、浄水
装置を集水盆内に複数個設置できるため、浄水能力を増
強させると共に、集水盆内の冷却水の留まる部位を減少
させることができる。ことができる。請求項4の発明に
よれば、浄水装置本体内の水を排水管に導くための導水
管内に入り込む出水の量を増大させるために、集水盆内
の適所に水中ポンプを設けたので、冷却水の滞留を防止
して循環量を高めることができる。請求項5の発明によ
れば、集水盆から外部へ引き出される排水管の途中に浄
水装置を連通接続するので、集水盆の外に浄化装置を配
置でき、設置が簡単であり、メンテナンスも容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る浄水装置の設置される冷却
塔の概略構成を説明する図である。
【図2】図1のA−A断面を上部から見た断面図であ
る。
【図3】本実施形態の浄水装置本体の概略構成を示した
斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態の浄水装置の構成説明図
である。
【図5】本発明の他の実施形態を説明する為の全体図。
【図6】図5に示した浄水装置の詳細構成図。
【符号の説明】
1 冷却塔、2 冷却塔本体、3 支持部材、4 集水
盆、4a 底面、5入水管、6 排水管、7 ポンプ、
11 冷却ファン、12 シャワーパイプ、13 ラジ
エータ、21 ストレーナ、22 排水口、23 集水
範囲、25冷却水上面、30 浄水装置、31 浄水装
置本体、32 導水管、32a 出水口、32b 入水
口、33 収容容器、33a 上面、33b 下面、3
4入水側有孔板、35 出水側有孔板、50 設置面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/70 F28F 25/04 3/10 B01D 35/02 F F28C 1/02 29/08 510B F28F 25/04 510C 520A 530A 540A 35/02 A Fターム(参考) 4D003 AA01 AB13 BA02 CA02 CA10 DA08 DA14 DA18 EA01 EA06 EA19 EA23 EA25 FA06 4D024 AA09 AA10 AB06 BA05 BB01 BC01 CA02 DB03 DB11 DB14 DB22 4D050 AA08 AB07 BA10 BD02 CA06 CA11 CA15 CA17 4D061 DA05 DB05 DB09 DB18 DC01 EA18 EC01 EC04 EC19 ED20 FA13 FA15 FA17 4D064 AA01 AA05 BA25 BA29 BA35 BA40 BC11 BC21 BC26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用の冷却塔の下方に配置されて冷却
    塔から落下してくる冷却水を受け止め収容するとともに
    排水管により外部へ排水する集水盆の内部に設置される
    浄水装置であって、 前記浄水装置は、粒状の緑泥片岩を収容するとともに少
    なくとも入水側と出水側に夫々開口を備えた収容容器
    と、該収容容器の入水側開口と出水側開口に夫々取り付
    けられた有孔板と、を備え、 前記排水管の排水口の周辺の冷却水が集水される集水範
    囲内に、前記導水管の出水側の有孔板が位置するように
    構成したことを特徴とする冷却塔用浄水装置。
  2. 【請求項2】 空調用の冷却塔の下方に配置されて冷却
    塔から落下してくる冷却水を受け止め収容するとともに
    排水管により外部へ排水する集水盆の内部に設置される
    浄水装置であって、 前記浄水装置は、粒状の緑泥片岩を収容するとともに少
    なくとも入水側と出水側に夫々開口を備えた収容容器
    と、該収容容器の入水側開口と出水側開口に夫々取り付
    けられた有孔板と、出水側の有孔板からの出水を導入し
    て前記排水口へ向けて出水する導水管と、を備え、 前記排水口の周辺の冷却水が集水される集水範囲内に、
    前記導水管の出水口が位置するように構成したことを特
    徴とする冷却塔用浄水装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却塔用浄水装置は、複数の収容容
    器を有すると共に、前記導水管が、前記複数の収容容器
    の出水側の各有孔板から出水する冷却水を各々前記集水
    範囲内に導くように構成されることを特徴とする請求項
    1または2に記載の冷却塔用浄水装置。
  4. 【請求項4】 前記集盆内の適所に水中ポンプを配置し
    て前記導水管の出水口からの出水能力を高めたことを特
    徴とする請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の冷
    却塔用浄水装置。
  5. 【請求項5】 空調用の冷却塔の下方に配置されて冷却
    塔から落下してくる冷却水を受け止め収容するとともに
    排水管により外部へ排水する集水盆の外部に設置される
    浄水装置であって、 前記浄水装置は、前記集水盆の内部から外部へ引き出さ
    れた排水管に連通接続された管体と、管体内部に配置さ
    れたパンチングメタル板から成る中空の収容容器と、か
    ら成り、 該収容容器はその中空内部に粒状の緑泥片岩を収容する
    とともに、少なくとも入水側と出水側のパンチングメタ
    ル面が排水管内の流路内に位置していることを特徴とす
    る冷却塔用浄水装置。
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