JP2001269295A - 掃除機の吸引口装置 - Google Patents

掃除機の吸引口装置

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JP2001269295A
JP2001269295A JP2000083338A JP2000083338A JP2001269295A JP 2001269295 A JP2001269295 A JP 2001269295A JP 2000083338 A JP2000083338 A JP 2000083338A JP 2000083338 A JP2000083338 A JP 2000083338A JP 2001269295 A JP2001269295 A JP 2001269295A
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vacuum cleaner
flexible
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suction
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Satoshi Yonemochi
聡 米持
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除機の吸引管に着脱自在に取り付けられる
吸引口装置の埃吸引効率を向上させる。 【解決手段】 中空部を有してなる本体1と、可撓性材
からなり本体1に複数設けられるフレキシブル管3と、
各フレキシブル管3の先端に設けられるブラシ4と、各
フレキシブル管3をそれぞれ進退方向に移動可能でかつ
回動可能に保持する支持手段10と、各フレキシブル管
3をそれぞれ進出する方向へ付勢する突出手段6と、を
具えて吸引口装置を構成し、被掃除物にブラシ4を圧接
させた際、被掃除物の表面形状に応じて各フレキシブル
管3の突出長さを変化させて効率的な埃の剥離吸引を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、掃除機の吸引管
に着脱自在に設けられる掃除機の吸引口装置に関し、詳
しくは埃を吸引するためのフレキシブル管を複数具えて
なる掃除機の吸引口装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭や職場において使用される掃
除機の多くは、埃を掃除機内へ案内するための蛇腹管
と、その蛇腹管の先端に設けられる吸引管と、を具えて
おりこの吸引管の先端に被掃除物に応じて所望の吸引口
装置を取り付けて使用するようになっている。すなわ
ち、じゅうたん等の床面を掃除するためには幅広の吸引
口を有した吸引口装置を取り付け、家具と壁との間等の
狭い個所を掃除するためには幅の狭い吸引口を有した長
手状の吸引口装置を取り付けて掃除機を使用するのが通
例である。
【0003】そして、掃除機に取り付けられる掃除機の
吸引口装置として今日では図12に示す吸引口装置が提
案され広く一般に使用されている。この吸引口装置は、
中空部を具えた本体1と、この本体1と一体に形成され
掃除機の吸引管14に着脱自在な連結管2と、同方向に
向けて束状になるように本体1に固定される複数のフレ
キシブル管3と、を具えている。そしてフレキシブル管
3は、その先端に埃を流入するための吸引口5を具えて
いて、この吸引口5の近傍にはブラシ4が設けられてい
る。
【0004】この吸引口装置は、被掃除物の表面をフレ
キシブル管3のブラシ4で数回撫でるように払う、ある
いはブラシ4で被掃除物の表面を数回突くようにするこ
とによって被掃除物の表面に付着している埃を被掃除物
から剥離することができ、その埃を吸引口5から瞬時に
吸引することが可能である。
【0005】そしてこの吸引口装置は、束状に複数のフ
レキシブル管3を具えているので、複数のブラシ4を所
定部位に密集させた状態にすることができ、他の吸引口
装置例えば幅の広い吸引口の周縁のみにブラシを具えた
吸引口装置等と比較して被掃除物表面の緻密な掃除が可
能である。また、この吸引口装置の各々のフレキシブル
管3に設けられた吸引口5の内径は数ミリ程と小さく形
成されており、これによって例えば机の引出し内を掃除
する場合においては、この吸引口5よりも大きい鍵、小
銭、筆記具等の種々の小物を誤って吸引してしまうこと
はなく、引出し内の埃のみを容易かつ迅速に吸引するこ
とが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の吸引口装置には次のような不都合がある。すなわち、
今日の電化製品や家具そして装飾品等は加工技術の進歩
によって斬新なデザインが施されその形状は凹凸部や湾
曲面等を有した大変複雑なものとなっている。そしてこ
うした凹凸部や湾曲面に付着した埃を効率的に吸引する
ための器具の提供が望まれている。しかしながら図12
に示す上記従来の吸引口装置は、埃を吸引するためのフ
レキシブル管3が、本体1に対して固定されているので
凹凸部を有してなる被掃除物、あるいは湾曲面を有して
なる被掃除物を掃除する際には、次のような不都合が生
じた。
【0007】図13(a)は、凹凸部を有した被掃除物を
掃除する際の作用を示す図であり、図に示すように従来
の吸引口装置によって凹凸部を掃除すると、凸部の表面
11にはブラシ4が当接するものの凹部の底面12およ
び壁面13にはブラシ4が届かず、これら各面に付着し
ている埃が吸引できないという重大な問題が生じる。
【0008】また図13(b)は、凸状の湾曲面を有して
いる被掃除物を掃除する際の作用を示す図であり、図に
示すように従来の吸引口装置によって凸状の湾曲部を掃
除すると、中央部位に位置するフレキシブル管3のブラ
シ4は被掃除物に接触可能であるが、左右両側部に位置
するフレキシブル管3のブラシ4においては掃除物と接
触不可能であり、全てのブラシを利用した能率的な掃除
が行えないという不都合が生じる。なお、凹状の湾曲面
(不図示)を掃除する場合においては、上述とは逆に左右
両側部に位置するフレキシブル管のブラシを被掃除物に
接触させることが可能であるが、中央部位に位置するフ
レキシブル管のブラシを被掃除物へ接触させることが出
来ず、全てのブラシを利用した効率的な掃除を行うこと
は出来なかった。
【0009】また、被掃除物の表面が平坦であった場合
でも、複数のフレキシブル管3の一部しか利用出来ない
ことがある。例えば、掃除機使用者の背丈よりも高い場
所の平坦面を掃除する場合、あるいは家具と壁との間の
手の入らない狭い個所を掃除する場合においては、図1
4(c)に示すように吸引口装置は傾斜した状態で平坦面
に接することになる。しかしながら従来の吸引口装置は
複数のフレキシブル管3が本体1と固定されているの
で、図に示すように複数のフレキシブル管3のうち下方
一部しか平坦面に接触させることができず効率的な埃の
吸引は望めなかった。
【0010】ところで、従来の吸引口装置には次のよう
な問題もある。吸引口装置を使用する際、先端のブラシ
4により被掃除物を数回突くようにしたほうがより埃を
吸引しやすい場合がある。すなわち、埃が強固に被掃除
物に付着していた場合においては、ブラシ4で被掃除物
を撫でるよりもブラシ4を強く被掃除物に当てるほうが
迅速な埃の剥離吸引が行えることがある。しかしながら
従来の吸引口装置はブラシ4を具えたフレキシブル管3
が本体1に対して固定されているので、吸引口装置を被
掃除物へ押し当てる力が直接的に被掃除物に対してかか
ってしまい、例えばガラス細工、障子等の壊れやすい被
掃除物を掃除する際にはこれらを破損してしまう虞があ
る。
【0011】一方、上述の問題とは別に、従来の吸引口
装置を使用する際、吸引口装置を被掃除物の表面に沿っ
て移動させるために強い力が必要となることがある。例
えば図14(d)に示すように複数の突起部22が設けら
れた被掃除物の表面を掃除する際、被掃除物の表面にブ
ラシ4を接触させるようにして吸引口装置を移動させる
と、これら突起部22の側面と、フレキシブル管3の周
面と、が接触することになり、これら両者の間にはいわ
ゆる摩擦抵抗が生じ、これによって吸引口装置の移動が
困難になるという不都合が生じる。そして無理に吸引口
装置を移動させるとフレキシブル管3によって突起部2
2を破損してしまう虞もある。
【0012】また、上記従来の吸引口装置で長時間掃除
を行う場合、ブラシ4により被掃除物を、撫でる、ある
いは突くという往復運動を幾度も繰り返すことになる
が、こうした繰り返し運動は掃除作業を煩雑なものとす
る。すなわち、工場等の職場において従来の吸引口装置
を使用する場合、撫でる、突く等の往復運動を長時間に
渡り毎日行う必要があり、こうした煩雑な作業は生産能
率を低下させる要因ともなっていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたものであり、掃除機の吸
引口装置を、中空部を有してなる本体と、掃除機の吸引
管に着脱自在で、前記本体と掃除機の吸引管とを接続す
る連結管と、可撓性材からなり、その先端部を前記本体
から突出し、後端部を本体内に格納するようにして本体
に複数設けられるフレキシブル管と、前記各フレキシブ
ル管の先端部にそれぞれ設けられるブラシと、前記各フ
レキシブル管をそれぞれ進退方向に移動可能でかつ回動
可能に保持する支持手段と、前記各フレキシブル管にそ
れぞれ設けられフレキシブル管を進出する方向へ付勢す
る突出手段と、を具えて構成し、被掃除物にブラシを圧
接させた際、被掃除物の表面形状に応じて各フレキシブ
ル管の突出長さを変化させて効率的な埃の剥離吸引を可
能にする。
【0014】あるいは、掃除機の吸引口装置を、中空部
を有してなる本体と、掃除機の吸引管に着脱自在で、前
記本体と掃除機の吸引管とを接続する連結管と、可撓性
材からなり、その先端部を前記本体から突出し、後端部
を本体内に格納するようにして本体に複数設けられるフ
レキシブル管と、前記各フレキシブル管の先端部にそれ
ぞれ設けられるブラシと、前記各フレキシブル管をそれ
ぞれ進退方向に移動可能でかつ回動可能に保持する支持
部材と、本体に格納され、フレキシブル管の長手方向へ
進退可能に設けられる昇降部材体と、一端をフレキシブ
ル管に他端を前記昇降部材にそれぞれ当接し、フレキシ
ブル管を進出する方向へ付勢するよう各フレキシブル管
にそれぞれ設けられる突出手段と、前記昇降部材に連結
され、昇降部材を進退させる調節手段と、を具えて構成
し、調節手段により各フレキシブル管の進退距離および
各フレキシブル管の後退抵抗力を調節可能に構成する。
【0015】あるいは、掃除機の吸引口装置を、中空部
を有してなる本体と、掃除機の吸引管に着脱自在で、前
記本体と掃除機の吸引管とを接続する連結管と、可撓性
材からなり、その先端部を前記本体から突出し、後端部
を本体内に格納するようにして本体に設けられる複数の
フレキシブル管と、前記各フレキシブル管の先端部にそ
れぞれ設けられるブラシと、前記各フレキシブル管をそ
れぞれ回動可能に保持する支持部材と、本体あるいは連
結管の内側に設けられ流動する吸引風によって回転する
駆動手段と複数のフレキシブル管の後端部を保持する揺
動部材と前記駆動手段の回転運動を揺動運動に変更して
揺動部材へ伝達するクランク手段とを有してなる揺動手
段と、を具えて構成し、吸引口装置の使用時において各
フレキシブル管を振動させ、その先端に設けられたブラ
シによって効率的な埃の剥離吸引を可能に構成する。
【0016】あるいは掃除機の吸引口装置を、中空部を
有してなる本体と、掃除機の吸引管に着脱自在で、前記
本体と掃除機の吸引管とを接続する連結管と、可撓性材
からなり、その先端部を前記本体から突出し、後端部を
本体内に格納するようにして本体に設けられる複数のフ
レキシブル管と、前記各フレキシブル管の先端部にそれ
ぞれ設けられるブラシと、前記各フレキシブル管をそれ
ぞれ進退方向に移動可能でかつ回動可能に保持する支持
部材と、本体あるいは連結管の内側に設けられ、流動す
る吸引風によって回転する駆動手段と複数のフレキシブ
ル管の後端部を保持する揺動部材と前記駆動手段の回転
運動を揺動運動に変更して前記揺動部材へ伝達するクラ
ンク手段とを有してなる揺動手段と、一端をフレキシブ
ル管に、他端を前記揺動部材に当接し、各フレキシブル
管を進出する方向へ付勢する複数の突出手段と、を具え
て構成し、被掃除物にブラシを圧接させた際、被掃除物
の表面形状に応じて各フレキシブル管の突出長さを変化
させ、また被掃除物に当接するブラシを振動させるよう
に構成することによって上記従来の課題を解決しようと
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図面に基づいてこの発明の実施の
形態を説明する。図1はこの発明の請求の範囲第1項に
係る掃除機の吸引口装置の一実施形態を示す一部切欠外
観斜視図であり、図2は図1に示した吸引口装置の断面
図である。
【0018】図において1は本体であり、この本体1は
樹脂材により形成され、その内部には中空部を具えてい
る。そして2は本体1と一体に形成される連結管であ
り、この連結管2は掃除機の吸引管に対して着脱自在と
なっていて本体1と掃除機の吸引管とを連結可能であ
る。
【0019】また、3は可撓性材によって円筒形状に形
成されたフレキシブル管であり、このフレキシブル管3
は、図に示すように先端部を本体1から突出し、後端部
を本体1内に格納するようにして本体1に複数設けられ
ている。そして各フレキシブル管3の先端には吸引口5
が設けられ、後端には流出口5aが設けられており、こ
れらの内径は数ミリ程に形成されている。また、各フレ
キシブル管3の略中央部にはフレキシブル管3の周面か
ら僅かに外方向へ突出する円形のリングからなる係止具
3aがそれぞれ設けられている。また4は、各フレキシ
ブル管3の吸引口5の近傍にそれぞれ設けられたブラシ
であり、このブラシ4は図に示すようにフレキシブル管
3の長手方向に向けて植設されている。
【0020】そして10は支持手段であり、この支持手
段10は、第1支持体7と、第2支持体9と、により構
成されていて、これら各支持体7,9には複数のフレキ
シブル管3を挿通するための円形の孔部7a、9aが各々
形成されている。そして、第1支持体7は本体1の先端
部位に設けられていて、その孔部7aによって各フレキ
シブル管3の略中央部位を滑動可能に保持している。一
方第2支持体9は、本体1の内部に設けられていて、そ
の孔部9aによって各フレキシブル管3の後端部近傍を
滑動可能に保持している。すなわち、第1および第2支
持体7、9からなる支持手段10は、各フレキシブル管
3を図2に示す矢符Yに示す進退方向に移動可能に支持
するとともに、矢符Xに示す方向に回動可能に支持して
いる。
【0021】そして各フレキシブル管3に設けられた前
記係止具3aは、第1および第2支持体7、9の間に位
置するよう設けられ、この係止具3aは第1支持体7の
孔部7aの内径よりも大きく形成され、この孔部7aを通
過不可能となっている。なお、第1および第2支持体
7、9は、フレキシブル管3の吸引口5および流出口5
aを一切遮断することはないのでこれら両者は吸引力に
なんら影響を与えることはない。また、第2支持体9
は、複数の貫通孔9bを具えており、第1および第2支
持体7,9の間に侵入した埃をこの貫通孔9bから流出
することが出来るようになっている。
【0022】一方、6は突出手段であり、この例におい
て突出手段6はスプリングによって構成されていて、図
に示すようにこのスプリング6はその内側にフレキシブ
ル管3の挿通するようにしてフレキシブル管3と連結さ
れている。すなわち、このスプリング6はフレキシブル
管3の外周より僅かに外側に設置スペースを必要とする
のみであり、このスプリング6を設置するに際して隣接
する各フレキシブル管3の間隙を広く確保する必要はな
い。
【0023】そしてこのスプリング6の一端は第2支持
体9の内側壁に、他端は係止具3aに、それぞれ当接す
るようになっていてこれにより各フレキシブル管3を進
出する方向(図2において下方)へ向けて付勢している。
なお、スプリング6は第2支持体9および係止具3aに
接しているのみであり、このスプリング6によってフレ
キシブル管3の回動が妨げられてしまうことはない。ま
た必要であればスプリング6と、第2支持体9および係
止具3aと、の各接触部位に潤滑油を塗布しておいても
良い。
【0024】この掃除機の吸引口装置は、常には図1お
よび図2に示すようにスプリング6によって係止具3a
と第1支持体7とを当接させた状態、換言すれば各フレ
キシブル管3を突出させた状態で待機しており、使用時
においてブラシ4を被掃除物に圧接させると、その作用
によってスプリング6を収縮させ、被掃除物の形状に応
じてそれぞれのフレキシブル管3の突出長さを自在に変
化させる。これによって従来の吸引口装置では不可能で
あった凹凸面に付着した埃の剥離吸引も可能となる。
【0025】図3はこの発明に係る吸引口装置によって
凹凸面の掃除を行う際の作用を示す図である。凹凸面に
この吸引口装置のブラシ4を接触させると、まず凸部1
1の表面にブラシ4が当たり、これより更に吸引口装置
を下降させると、凸部11の表面に接する各フレキシブ
ル管3のスプリング6は図に示すようにそれぞれ収縮す
る。これによって凹部に対向するブラシ4はフレキシブ
ル管3とともに凹部内に挿入して凹部の表面12に到達
することができる。そしてこの凹部表面12の埃の剥離
吸引が可能となる。
【0026】また、凹部の壁面13を掃除する場合に
は、図4(a)に示すように凹部壁面13に向けて吸引口
装置を傾斜させて吸引口装置を壁面13方向へ移動すれ
ば各フレキシブル管3の各スプリング6が各々収縮し、
それぞれのフレキシブル管3が個別にその突出長さを変
化させる。これによって凹部壁面13に対向するフレキ
シブル管3のブラシ4は凹部の壁面13へ当接可能とな
り、この凹部壁面13の埃の剥離吸引が行える。
【0027】また凸状の湾曲面を有した被掃除物を掃除
する場合であっても、図4(b)に示すように、吸引口装
置を被掃除物へ押し付けることによって、各フレキシブ
ル管3の突出長さは凸状の湾曲面に応じるようにそれぞ
れ個別に変化し、それぞれのブラシ4を被掃除物の表面
に接触させることが出来、全てのブラシ4を利用した効
率的な埃の剥離吸引が可能となる。
【0028】一方、掃除機使用者の背丈よりも高い個所
や、家具と壁との間の手の入らない狭い個所等の平坦面
を掃除するに際し、平坦面に対して吸引口装置が傾斜し
て接触した場合であっても、この発明に係る吸引口装置
は、図5(c)に示すように各フレキシブル管3の突出長
さがそれぞれ平坦面に適応するよう変化するので、複数
のフレキシブル管3を有効に利用した効率的な掃除が可
能となる。
【0029】なお、この吸引口装置の被掃除物への圧接
状態を解除すれば、各フレキシブル管3は、各スプリン
グ6によってそれぞれ図1および図2に示す待機位置に
復帰することは無論であり、フレキシブル管3の突出長
さが変化した場合であっても、埃の吸引力になんら支障
をきたすことがないこともまた無論である。
【0030】一方、この吸引口装置のブラシ4で被掃除
物を突くようにして掃除を行う場合、各フレキシブル管
3にそれぞれ設けられた各スプリング6はその圧力によ
って適宜に収縮し、被掃除物への直接的な衝撃を吸収緩
和して壊れやすい被掃除物の破損等を防止可能である。
【0031】ところで、この吸引口装置の各フレキシブ
ル管3は、上述のようにそれぞれ回動可能に支持されて
いるので、突起部を有した被掃除物の表面の掃除が容易
に行える。すなわち、図5(d)に示すように吸引口装置
を被掃除物の表面に沿って移動させて掃除を行う際、被
掃除物の突起部22の側面とフレキシブル管3の周面と
が接触した場合であっても、各々のフレキシブル管3は
突起部22を回避するようにそれぞれ適宜の方向に回動
することになる。これによって突起部22とフレキシブ
ル管3との間の摩擦抵抗は緩和軽減され吸引口装置の移
動が楽になり掃除作業は容易かつ迅速に行える。また、
フレキシブル管3と突起部22との衝撃を緩和すること
でフレキシブル管3による突起部22の破損を防止する
ことも可能となる。
【0032】次に図6に基づいてこの発明の請求の範囲
第2項に係る掃除機の吸引口装置の実施形態を説明す
る。なお、図1ないし図5で説明した掃除機の吸引口装
置と同一個所には同一の符号を付して重複説明は省略す
る。図6は掃除機の吸引口装置の一実施形態を示す断面
図であり、この吸引口装置は複数のフレキシブル管3の
進退距離および後退抵抗を変化させるための手段が設け
られている。
【0033】図において7bは支持部材であり、この支
持部材7bは本体1の先端部位に固定されていて各フレ
キシブル管3を滑動可能に挿通する複数の円形の孔部を
具えている。そしてこの支持部材7bはこれら複数の円
形孔部によって各フレキシブル管3をそれぞれ進退可能
で、かつ回動可能に保持している。
【0034】また15は昇降部材であり、この昇降部材
15は、第1昇降部材15aと、第2昇降部材15b
と、からなっている。第1昇降部材15aは各フレキシ
ブル管3を挿通する複数の孔部を具え、その孔部によっ
て各フレキシブル管3の後端部近傍を保持している。そ
してこの第1昇降部材15aは、本体1とは無固定の状
態で設けられ本体1内において上下方向に移動可能とな
っている。
【0035】そして6は突出手段としてのスプリングで
あり、このスプリング6は一端をフレキシブル管3の係
止具3aに、他端を第1昇降部材15aに、それぞれ当接
するように設けられている。また、第2昇降部材15b
は、H字形状をなした薄板状の部材からなっていてフレ
キシブル管3の進退方向と同方向に形成されるラック部
を具えている。そしてこの第2昇降部材15bは、本体
1の壁面に形成された不図示の溝部に両端部位を係合し
フレキシブル官3の進退方向に移動可能となっている。
【0036】一方、16は調節手段であり、この調節手
段16は、前記第2昇降部材15bのラック部に歯合す
るピニオン16aと、このピニオン16aと軸Pにより連
結され本体1の外側に設けられるレバー16bと、によ
りなっている。なお、ピニオン16aおよび第2昇降部
材15bは、数ミリ程度の厚みで形成されており、本体
1内部を流動する吸引風を妨げるものではない。
【0037】この吸引口装置は、レバー16bを矢符に
示す反時計方向に回すことによって昇降部材15をフレ
キシブル管3の先端方向(図において下方)へ移動させる
ことができる。これによってスプリング6を収縮させ、
各フレキシブル管3の進退距離および各フレキシブル管
3の後退抵抗の調節が可能となる。そして、この調節手
段16を最も強く調整した場合には各フレキシブル管3
をそれぞれ進退不能状態で、かつ回動不能状態にする、
換言すれば図12に示した従来の吸引口装置と同様の状
態にすることができる。
【0038】この吸引口装置は、被掃除物の材質や埃の
付着状態に適応するよう調節手段16を操作して最も適
した状態で掃除を行うことが出来る。例えば、強固に付
着している埃を剥離吸引するためには、調節手段16を
操作して各フレキシブル管3の後退抵抗を比較的強く調
節し、ブラシ4で被掃除物を突くようにする。また、壊
れやすい被掃除物を掃除する際は、調節手段16により
各フレキシブル管3の後退抵抗を最も弱く調節して、吸
引口装置と被掃除物との衝撃を和らげるようにする等、
掃除の条件を変更することが可能である。
【0039】次に図7および図8に基づいてこの発明の
請求の範囲第3項に係る掃除機の吸引口装置の実施形態
を説明する。なお、図1ないし図5で説明した掃除機の
吸引口装置および図6で説明した掃除機の吸引口装置と
同一個所には同一の符号を付して重複説明は省略する。
【0040】図7は吸引口装置の一実施形態を示す断面
図である。図において20は揺動手段であり、この揺動
手段20は駆動手段17と、揺動部材18と、クランク
手段19と、により構成されている。駆動手段17は、
軸部から放射状に設けられる複数の羽根を具えていてそ
の軸部を中心として連結管2内において回転可能に設置
されている。すなわち、この駆動手段17は吸引口装置
の使用時において連結管2内を流動する吸引風を複数の
羽根で受けて回転可能となっている。
【0041】また、揺動手段18は板状の部材からな
り、この揺動部材18は本体1の内径よりも小さく形成
され、複数のフレキシブル管3の後端部を挿通する複数
の孔部を具えている。そしてこの揺動部材18は、揺動
部材18の上下各面に接する保持部18aによって上下
方向への移動が阻止されている。
【0042】そして複数のフレキシブル管3は、この揺
動部材18と接する係合部3bと、支持部材7bと接する
係合部3cと、がそれぞれ設けられていてこれら各係合
部によって進退方向への移動が阻止されている。なお、
各フレキシブル管3はいずれの部材とも固定されていな
いので、図2の矢符Xに示すように回動可能である。
【0043】一方、クランク手段19は金属棒によって
形成されていて、このクランク手段19の一端は前記駆
動手段17の中心部を貫通して駆動手段17と固定さ
れ、他端は支持部材7bの中心部に設けられた貫通孔に
回転可能に挿入されている。すなわち、このクランク手
段19は駆動手段17とともに回転可能となっている。
そして前記揺動部材18は中央部にクランク手段19を
挿通する貫通孔を具えており、またクランク手段19
は、揺動部材18の貫通孔と接する部位に回転中心部位
置から僅かに外側(図においては右側)に向けて形成され
る折曲カム部を具えている。
【0044】次にこの吸引口装置の使用時における作用
を図8により説明する。なお吸引口装置の動きを詳細に
説明するため、図面においては2本のフレキシブル管3
のみを記載する。吸引口装置の使用時において各フレキ
シブル管3の先端から吸引された空気は本体1および連
結管2を通過する。これによって連結管2内に設置され
た駆動手段17がクランク手段19とともに回転し、ク
ランク手段19の折曲カム部は二点鎖線と実線とで示す
ようにその位置を変化させ、駆動手段17の回転運動を
揺動部材18へ伝達する。これによって揺動部材18は
本体1内で水平方向に揺動することになる。そして、こ
の揺動部材18に後端部を保持されている各フレキシブ
ル管3は、支持部材7bを中心にして所定角度傾斜した
状態となりブラシ4を具えた先端部は矢符に示すように
回転する。なお、揺動部材18の動きを円滑にするため
に揺動部材18とクランク手段19との間にベアリング
等を設けても良い。
【0045】この吸引口装置は、掃除機の吸引力を利用
してブラシ4を揺動するよう構成したので、ブラシ4を
被掃除物に接触させるのみの簡単な作業によって被掃除
物に付着している埃を剥離吸引することが可能となる。
また、手動では不可能であるブラシ4の微細な動きや敏
速な動きが実現出来、極めて効率的な埃の剥離吸引が可
能となる。
【0046】そしてこの吸引口装置は、特に工場等の職
場においての利用に適している。すなわち、長時間にわ
たり毎日吸引口装置を使用する工場等においては、ブラ
シ4で被掃除物を繰り返し撫でるという煩雑な作業を省
略することができ、作業能率を向上させることが出来
る。なお、この吸引口装置も図1ないし図5で示した吸
引口装置と同様に各フレキシブル管3が回動可能となっ
ているので、突起部を有した被掃除物の掃除も容易行え
る。(図5(d)参照)
【0047】次に図9および図10に基づいてこの発明
の請求の範囲第4項に係る掃除機の吸引口装置の実施形
態を説明する。なお、図1ないし図5で説明した掃除機
の吸引装置、図7および図8で説明した掃除機の吸引口
装置と同一個所には同一の符号を付して重複説明は省略
する。
【0048】図9は掃除機の吸引口装置の一実施形態を
示す断面図である。この吸引口装置は、複数のフレキシ
ブル管3にそれぞれ突出手段としてスプリング6が設け
られている。そして各スプリング6の一端は揺動手段2
0の揺動部材18に、他端は各フレキシブル3に固定さ
れる係止具3aに、それぞれ当接していて常には各フレ
キシブル管3を進出する方向へ付勢している。なお、こ
れら各フレキシブル管3は、後退する方向への移動を阻
止する部位を有していないので、スプリング6を収縮す
れば後退方向への移動は可能となっている。そして各フ
レキシブル管3の後端部の近傍は揺動部材18に保持さ
れ、揺動部材18はクランク手段19により駆動手段1
7と連結されている。
【0049】次にこの吸引口装置の使用時における作用
を図10により説明する。なお吸引口装置の動きを詳細
に説明するため、図面においては2本のフレキシブル管
3のみを記載する。吸引口装置の使用時において各フレ
キシブル管3の先端から吸引された空気は駆動手段17
を通過して駆動手段17を回転させる、これによって揺
動部材18が上述のように揺動する。そしてこの揺動部
材18に後端部を保持された各フレキシブル管3は、支
持部材7bを中心にしてその先端部を回転するようにし
て揺動する。
【0050】ところで、各フレキシブル管3はスプリン
グ6によって常には突出した状態で待機しているが、ブ
ラシ4を被掃除物に接触させた際、その被掃除物の形状
に応じて各スプリング6を収縮させてその突出長さを変
化させる。すなわち、図に示すような段差のある被掃除
物を掃除する際、段差上面側に位置する右側のフレキシ
ブル管3は、段差に対応するようスプリング6を収縮さ
せて段差上面の掃除を可能にする。なお、フレキシブル
管3が後退すると、支持部材7bからブラシ4までの距
離が変化するのでブラシ4の回転半径が僅かに小さくな
るが、それぞれのフレキシブル管3は、それぞれの位置
で回転して被掃除物に付着している埃を効率的に剥離吸
引することが出来る。
【0051】要約すればこの吸引口装置は、被掃除物の
形状に応じて各フレキシブル管3の突出長さを変化させ
て全てのブラシ4を被掃除物に接触可能とし、更に各ブ
ラシ4を掃除機の吸引力を利用して揺動可能としたの
で、極めて効率的にかつ容易迅速に被掃除物の埃の剥離
吸引が実現出来る。なお被掃除物の表面が湾曲していた
場合であっても、あるはい平坦面に対して吸引口装置を
傾斜させた状態で接触させた場合であっても、各フレキ
シブル管3は被掃除物に応じてそれぞれ突出長さを変化
させて全てのブラシ4を被掃除物へ接触可能(図4(b)、
図5(c)参照)であり、更にその各部位においてブラシ4
を揺動させることが出来る。
【0052】また、この吸引口装置もそれぞれのフレキ
シブル管3が回動自在に設けられているので、突起部を
有した被掃除物を掃除する場合であっても容易な掃除が
可能である。(図5(d)参照)
【0053】一方、図11はフレキシブル管3を揺動す
る揺動手段の他の構成例を示す断面図である。次に図1
1に基づいてこの揺動手段の説明をする。なお、図では
揺動手段の重要部位のみを示し吸引口装置を構成する他
の部材の記載は省略する。この揺動手段20は、駆動手
段17と、クランク棒8と、揺動部材18と、切換手段
21と、により構成されている。
【0054】駆動手段17は複数の羽根を具え連結管2
内において回転可能となっていて、クランク棒8はこの
駆動手段17に連結され、駆動手段17とともに回転可
能となっている。そしてクランク棒8は、一端を保持腕
8dに、他端を支持部材7bに、それぞれ挿通するように
して設けられていて、駆動手段17とともに上下方向に
移動可能となっている。また、このクランク棒8は、回
転中心部位置から外側(図においては右側)に向けて形成
される複数の折曲カム部8a、8b、8cを具えていて、
これら各折曲カム部はクランク棒8の回転中心部位置か
らの距離がそれぞれ異なっている。なおこの例において
は図に示すように、折曲カム部8aから折曲カム部8cに
向かうにしたがい回転中心部位置から距離をおくように
形成されている。
【0055】一方、切換手段21は、クランク棒8を回
転可能に支持する保持腕21aと、この保持腕21aと連
結され本体1の外側に設けられたツマミ部21bと、に
より構成されている。そしてこの切換手段21はツマミ
部21bを図において上下方向に移動させることで、ク
ランク棒8を駆動手段17とともに上下方向に移動する
ことが出来るようになっている。すなわち、この切換手
段21を操作することで、揺動部材18と、クランク棒
8に形成された複数の折曲カム部のいずれかと、を係合
させることが出来、揺動部材18の揺動幅を変化させる
ことが可能である。換言すれば、この切換手段21の操
作により被掃除物に応じて複数のフレキシブル管3(不
図示)の揺動幅を切換ることが可能である。また、図に
示すようにいずれの折曲カム部も揺動部材18とは係合
しない状態にすれば、複数のフレキシブル管3を停止状
態にすることも可能である。
【0056】ところで、切換手段21を具えてなるこの
揺動手段20は、図7および図8に示した掃除機の吸引
口装置そして図9および図10に示した掃除機の吸引口
装置のいずれにも設置可能であることは無論である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る掃除
機の吸引口装置は、可撓性材からなる複数のフレキシブ
ル管をそれぞれ進退可能に設けたので被掃除物にブラシ
を圧接させた際、被掃除物の形状に応じて各フレキシブ
ル管の突出長さを適宜に変化させることが出来、全ての
ブラシを利用した効率的な埃の捕捉吸引が実現可能とな
る。
【0058】また、複数のフレキシブル管をそれぞれ回
動可能に設けたので被掃除物とフレキシブル管とが接触
した際、フレキシブル管を適宜の方向へ回動回避させる
ことが出来、吸引口装置の移動を容易にするとともに被
掃除物の破損を防止することが可能となる。
【0059】また、ブラシを具えた複数のフレキシブル
管を掃除機の吸引力を利用して振動するよう構成したの
で、人力によらず被掃除物に付着している埃を剥離する
ことが出来、作業を容易かつ迅速なものとすることが可
能となる。そして、手動では不可能であったブラシの微
細な動きや敏速な動きが実現出来、極めて効率的な埃の
剥離吸引が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求の範囲第1項に係る掃除機の吸
引口装置の一実施形態を示す一部切欠外観斜視図であ
る。
【図2】図1に示した掃除機の吸引口装置の断面図であ
る。
【図3】図1に示した掃除機の吸引口装置によって凹凸
のある被掃除物を掃除する際の作用を示す断面図であ
る。
【図4】図1に示した掃除機の吸引口装置の使用時にお
ける作用を示す図で、図(a)は凹凸面を有する被掃除物
を掃除する際の、図(b)は凸状の湾曲面を掃除する際
の、作用を示す説明図である。
【図5】図1に示す掃除機の吸引口装置の使用時におけ
る作用を示す図で、図(c)は傾斜した吸引口装置により
平坦面を掃除する際の作用を、図(d)は突起部を具えた
被掃除物の表面を掃除する際の作用を示す説明図であ
る。
【図6】この発明の請求の範囲第2項に係る掃除機の吸
引口装置の一実施形態を示す断面図である。
【図7】この発明の請求の範囲第3項に係る掃除機の吸
引口装置の一実施形態を示す断面図である。
【図8】図7に示した吸引口装置の使用時における作用
を示す説明図である。
【図9】この発明の請求の範囲第4項に係る掃除機の吸
引口装置の一実施形態を示す断面図である。
【図10】図9に示した吸引口装置の使用時における作
用を示す説明図である。
【図11】切換手段を有してなる揺動手段の重量部位を
示す断面図である。
【図12】複数のフレキシブル管を具えた従来の掃除機
の吸引口装置を示す外観斜視図である。
【図13】図12に示した従来の掃除機の吸引口装置の
作用を示す図で、図(a)は凹凸面のある被掃除物を掃除
する際の作用を、図(b)は凸状の湾曲面を掃除する際の
作用を示す説明図である。
【図14】図12に示した従来の掃除機の吸引口装置の
作用を示す図で、図(c)は傾斜した吸引口装置により平
坦面を掃除する際の作用を示す図、図(d)は突起部を具
えた被掃除物の表面を掃除する際の作用を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 連結管 3 フレキシブル管 4 ブラシ 6 突出手段(スプリング) 7a 支持部材 8 クランク棒 10 支持手段 15 昇降部材 16 調節手段 17 駆動手段 18 揺動部材 19 クランク手段 20 揺動手段 21 切換手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機の吸引管の先端に着脱自在に取り
    付けられる掃除機の吸引口装置であって、 中空部を有してなる本体と、 掃除機の吸引管に着脱自在で、前記本体と掃除機の吸引
    管とを接続する連結管と、 可撓性材からなり、その先端部を前記本体から突出し、
    後端部を本体内に格納するようにして本体に複数設けら
    れるフレキシブル管と、 前記各フレキシブル管の先端部にそれぞれ設けられるブ
    ラシと、 前記各フレキシブル管をそれぞれ進退方向に移動可能で
    かつ回動可能に保持する支持手段と、 前記各フレキシブル管にそれぞれ設けられフレキシブル
    管を進出する方向へ付勢する突出手段と、 を具えて構成し、被掃除物にブラシを圧接させた際、被
    掃除物の表面形状に応じて各フレキシブル管の突出長さ
    を変化させて効率的な埃の剥離吸引を可能にしたことを
    特徴とする掃除機の吸引口装置。
  2. 【請求項2】 掃除機の吸引管の先端に着脱自在に取り
    付けられる掃除機の吸引口装置であって、 中空部を有してなる本体と、 掃除機の吸引管に着脱自在で、前記本体と掃除機の吸引
    管とを接続する連結管と、 可撓性材からなり、その先端部を前記本体から突出し、
    後端部を本体内に格納するようにして本体に複数設けら
    れるフレキシブル管と、 前記各フレキシブル管の先端部にそれぞれ設けられるブ
    ラシと、前記各フレキシブル管をそれぞれ進退方向に移
    動可能でかつ回動可能に保持する支持部材と、本体に格
    納され、フレキシブル管の長手方向へ進退可能に設けら
    れる昇降部材体と、 一端をフレキシブル管に他端を前記昇降部材にそれぞれ
    当接し、フレキシブル管を進出する方向へ付勢するよう
    各フレキシブル管にそれぞれ設けられる突出手段と、 前記昇降部材に連結され、昇降部材を進退させる調節手
    段と、 を具えて構成し、調節手段により各フレキシブル管の進
    退距離および各フレキシブル管の後退抵抗力を調節可能
    にしたことを特徴とする掃除機の吸引口装置。
  3. 【請求項3】 掃除機の吸引管の先端に着脱自在に取り
    付けられる掃除機の吸引口装置であって、 中空部を有してなる本体と、 掃除機の吸引管に着脱自在で、前記本体と掃除機の吸引
    管とを接続する連結管と、 可撓性材からなり、その先端部を前記本体から突出し、
    後端部を本体内に格納するようにして本体に設けられる
    複数のフレキシブル管と、 前記各フレキシブル管の先端部にそれぞれ設けられるブ
    ラシと、 前記各フレキシブル管をそれぞれ回動可能に保持する支
    持部材と、本体あるいは連結管の内側に設けられ、流動
    する吸引風によって回転する駆動手段と、複数のフレキ
    シブル管の後端部を保持する揺動部材と、前記駆動手段
    の回転運動を揺動運動に変更して揺動部材へ伝達するク
    ランク手段と、を有してなる揺動手段と、 を具えて構成し、吸引口装置の使用時において各フレキ
    シブル管を振動させ、その先端に設けられたブラシによ
    って効率的な埃の剥離吸引を可能にしたことを特徴とす
    る掃除機の吸引口装置。
  4. 【請求項4】 掃除機の吸引管の先端に着脱自在に取り
    付けられる掃除機の吸引口装置であって、 中空部を有してなる本体と、 掃除機の吸引管に着脱自在で、前記本体と掃除機の吸引
    管とを接続する連結管と、 可撓性材からなり、その先端部を前記本体から突出し、
    後端部を本体内に格納するようにして本体に設けられる
    複数のフレキシブル管と、 前記各フレキシブル管の先端部にそれぞれ設けられるブ
    ラシと、 前記各フレキシブル管をそれぞれ進退方向に移動可能で
    かつ回動可能に保持する支持部材と、 本体あるいは連結管の内側に設けられ、流動する吸引風
    によって回転する駆動手段と、複数のフレキシブル管の
    後端部を保持する揺動部材と、前記駆動手段の回転運動
    を揺動運動に変更して前記揺動部材へ伝達するクランク
    手段と、を有してなる揺動手段と、 一端をフレキシブル管に、他端を前記揺動部材に当接
    し、各フレキシブル管を進出する方向へ付勢する複数の
    突出手段と、 を具えて構成し、被掃除物にブラシを圧接させた際、被
    掃除物の表面形状に応じて各フレキシブル管の突出長さ
    を変化させ、また被掃除物に当接するブラシを振動させ
    ることによって効果的な埃の剥離吸引を可能にしたこと
    を特徴とする掃除機の吸引口装置。
  5. 【請求項5】前記揺動手段を、本体あるいは連結管の内
    側に設けられ、流動する吸引風によって回転する駆動手
    段と、複数の折曲カム部を具え、前記駆動手段により回
    転するクランク棒と、前記クランク棒を挿通する孔部を
    具え、前記各フレキシブル管の後端部近傍を保持する揺
    動部材と、前記クランク棒を回転可能に保持し、クラン
    ク棒の複数の折曲カム部と揺動部材の孔部との位置関係
    を変更する切換手段と、により構成し、切換手段の操作
    によって各フレキシブル管の揺動幅を変更可能にしたこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4いずれか記載の
    掃除機の吸引口装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101046172B1 (ko) * 2009-07-31 2011-07-04 주식회사 성우하이텍 헤밍 금형용 파티클 제거장치
KR101139241B1 (ko) 2009-07-31 2012-05-14 주식회사 성우하이텍 프레스 금형용 파티클 제거장치
CN110403521A (zh) * 2019-08-10 2019-11-05 徐州新南湖科技有限公司 一种吸尘器吸尘头
CN112971596A (zh) * 2019-12-17 2021-06-18 宁波方太厨具有限公司 清扫头装置

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