JP2001268892A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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圭一 廣瀬
Mikio Yamazaki
幹夫 山崎
Kunio Miyazawa
邦夫 宮澤
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Origin Electric Co Ltd
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(57)【要約】 【課題】 蓋部を具備する密閉型の電源装置において、
電源装置の前面(蓋側の面)から電源ユニットを抜き差
しできるようにすることによって、電源ユニットの増設
や保守を容易にすることを目的とする。 【解決手段】 蓋部を具備する密閉型の筐体と、上記筐
体に収納される1つ以上の電源ユニットと、上記電源ユ
ニットのコネクタと接続するコネクタと、上記電源ユニ
ットなどを互いに接続する配線とを具備し、上記筐体の
蓋部と反対側に設けられている配線用バックボードとを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋部を具備する密
閉型の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓋部を具備する密閉型の電源装置
として、その筐体に1つの電源ユニットの配線を固定実
装して内蔵されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蓋部を具備する密閉型
の電源装置の設置の初期段階では、その筐体に内蔵する
電源ユニットが少ないユニット数で足りているが、負荷
需要の増加に伴い、内蔵電源ユニットを増設する必要が
ある。この場合、各電源ユニット同士を配線する必要が
生じ、ケーブルで接続することが考えられるが、配線数
が増加するに従って、ケーブルが占めるスペースが多く
なり、電源ユニットの収容効率が低下するため、装置が
大型となるとともに、配線工数が増大するという問題が
ある。また、保守のため各電源ユニットを取り外す際、
電源装置の構造上、電源装置の前面よりのみの作業とな
り、配線が複雑であり、通電状態での作業である活線作
業であるので、電源ユニットの取り外しが容易でないと
いう問題がある。
【0004】本発明は、蓋部を具備する密閉型の電源装
置において、電源装置の前面(蓋側の面)から電源ユニ
ットを抜き差しできるようにすることによって、電源ユ
ニットの増設や保守が容易である電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、蓋部
を具備する密閉型の筐体と、上記筐体に収納される1つ
以上の電源ユニットと、上記電源ユニットのコネクタと
接続されるコネクタを具備し、上記筐体の蓋部と反対側
に設けられている配線用バックボードとを有する電源装
置である。
【0006】また、請求項2の発明は、蓋部を具備し、
良熱伝導性の材料からなる密閉型の筐体と、上記筐体の
内壁から突出してなる熱伝導性の突部と、上記筐体に収
容される電源ユニットのそれぞれに設けられる放熱板
と、上記突部と上記放熱板との間に設けられ、良熱伝導
性を具備するアダプタと、上記アダプタと上記放熱板と
の間に設けられる弾性熱伝導体と、上記電源ユニットの
それぞれに設けられているコネクタと、上記電源ユニッ
トのコネクタと接続されるコネクタを具備する配線用バ
ックボードとを有する電源装置である。
【0007】また、請求項3の発明は、上記配線用バッ
クボードが、上記アダプタに固定されている電源装置で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例である電源装置AS1の全体を示す図である。
【0009】電源装置AS1は、D/D(DC/DCコ
ンバータ)ユニット、RF(整流器)ユニットのいずれ
か、またはそれらを組み合わせたものである。なお、電
源ユニットとは、D/D(DC/DCコンバータ)ユニ
ットおよびRF(整流器)ユニットの総称をいう。
【0010】図1(1)は、電源装置AS1の正面図を
示し、図1(2)は、電源装置AS1の側面図を示し、
図1(3)は、電源装置AS1の平面図を示す。
【0011】図2は、電源ユニットU1、U2、U3を
有する電源装置AS1の詳細を示す断面図である。
【0012】図3は、電源装置AS1の一部分を示す斜
視図である。
【0013】電源装置AS1は、蓋部20を有する密閉
型筐体10に配線用バックボードBB、D/Dユニット
U1、RFユニットU2、RFユニットU3等を有し、
配線用バックボードBBは、蓋部20とは反対側に設け
られている。
【0014】配線用バックボードBBには、透孔CH1
1が設けられ、また、コネクタCN11を具備してい
る。そして、スペーサSP11、アダプタAD1に設け
られたネジ孔TH11をボルトBT11で挿通すること
によって、配線用バックボードBBが、アダプタAD1
に固定されている。
【0015】また、アダプタAD1に設けられた透孔C
H12、筐体10の内壁に設けられた突部11a、11
bに設けられたネジ孔TH12をボルトBT12で挿通
することによって、アダプタAD1が筐体10に固定さ
れている。
【0016】すなわち、配線用バックボードBBが、ア
ダプタAD1に固定され、突部11aと突部11bとの
間を橋絡するL字状の金属片のようなアダプタAD1
が、突部11a、11bに固定されるので、筐体10の
内壁と電源ユニットU1との間に配線用バックボードB
Bを設けることができる。
【0017】一方、D/DユニットU1が回路基板UB
1と放熱板UF1とを有し、回路基板UB1には、配線
用バックボードBBに設けられたコネクタCN11と接
続されるコネクタCN12が設けられている。
【0018】そして、筐体10の蓋部20を開いて、D
/DユニットU1を挿入すると、コネクタCN11と、
コネクタCN12を接続することができる。また、放熱
板UF1とアダプタAD1との間にエラストマES1が
挟みこまれる。なお、エラストマES1は、弾性があっ
て熱伝導性の良いものである。
【0019】上記構成は、D/DユニットU1について
説明したものであるが、RFユニットU2、RFユニッ
トU3についても、D/DユニットU1と同様に構成さ
れ、電源ユニットの挿入によってコネクタが接続され
る。
【0020】なお、配線用バックボードBBに設けられ
たコネクタCN11、CN21、CN31は、電源ユニ
ットU1、U2、U3を互いに接続する配線を具備して
いる。
【0021】ここで配線用バックボードBBは、電源ユ
ニット用コネクタCN11、CN21、CN31…と、
必要に応じて外部信号用コネクタ(図示せず)と、それ
らの間を接続する配線を有するものであり、必要に応じ
て共通機能を与える電気回路などを構成する電子回路部
品、配線を備える。
【0022】次に、電源装置AS1の動作について説明
する。
【0023】電源ユニットU1のコネクタCN12は、
コネクタCN11、配線用バックボードBB、スペーサ
SP11、アダプタAD1を介して、筐体10に固定さ
れるから、D/DユニットU1を筐体10の一方向(筐
体10の開口部)から挿入するだけでコネクタCN11
とコネクタCN12とが接続される。また、D/Dユニ
ットU1を一方向に引き出すだけで、コネクタCN11
とコネクタCN12とが離れる。
【0024】上述のように、コネクタCN12がCN1
1に接続されるとき、D/DユニットU1の放熱板UF
1にエラストマES1が当接するので、発熱素子EL1
1、EL12から発生した熱が放熱板UF1、エラスト
マES1、アダプタAD1を介して、筐体10に伝えら
れ、筐体10が大気等によって冷却されることによっ
て、発熱素子EL11、EL12の冷却が良好に行われ
る。
【0025】従って、放熱性が確保され、ケーブル接続
がなくなるので、電源ユニットの収容効率が上がり、電
源装置を小型化でき、配線工数が減少する。また、電源
装置SA1の前面から電源ユニットU1を抜き差しでき
るので、D/DユニットU1の保守が容易になる。特
に、電源装置AS1が高所に設置されている場合、保守
作業が容易なので、活線作業における保守作業の安全性
も確保される。
【0026】また、エラストマES1をアダプタAD1
に貼り付けるか、またはエラストマES1を放熱板UF
1に貼り付けることによって、D/DユニットU1を取
り外した際、エラストマES1の脱落を防止することが
でき、D/DユニットU1を電源装置AS1に挿入する
作業が一層容易になる。
【0027】なお、D/DユニットU1について上記動
作と効果を説明したが、RFユニットU2、U3につい
ても同様の動作と効果を奏する。
【0028】また、エラストマES1の代わりに、発砲
ウレタン樹脂をコア材として外側に銅の編組線をかぶせ
たものや、スプリング形状を有するリン青銅などのよう
な弾性熱伝導体を採用することができる。
【0029】また、上記実施例において、配線用バック
ボードBBが1枚であることを想定しているが、電源ユ
ニットの数が多くなった場合や、筐体の形状等によっ
て、配線用バックボードBBを2枚以上としてもよい。
【0030】また、筐体10、アダプタAD1、AD
2、AD3、放熱板UF1、UF2、UF3の材質とし
て、熱伝導性の良いアルミニウム合金を採用したり、ま
たは、熱伝導性が良いものであればマグネシウム合金や
銅合金等を採用してもよい。
【0031】さらに上記実施例は、3つの電源ユニット
が存在する場合について説明したが、電源ユニットの数
が1つ以上であれば上記実施例を適用することができ
る。
【0032】なお、電源ユニットの数が1つの場合で
も、配線用バックボードBBに、外部信号用のコネクタ
や端子台を実装することにより、電源ユニットを前面か
ら抜き差しできるので、保守が容易となる。
【0033】
【発明の効果】発明によれば、蓋部を具備する密閉型の
電源装置において、電源装置の前面(蓋側の面)から電
源ユニットを抜き差しできるので、電源ユニットの増設
や保守が容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電源装置AS1の全体
を示す図である。
【図2】電源ユニットU1、U2、U3を有する電源装
置AS1の詳細を示す断面図である。
【図3】電源装置AS1の一部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…筐体、 11a、11b、12b、13a…突部、 20…蓋、 AD1…アダプタ BB…配線用バックボード、 CN11、CN12、CN21、CN22、CN31、
CN32…コネクタ、 EL11、EL12…発熱素子、 ES1…エラストマ、 AS1…電源装置、 U1…DC/DC(DC−DCコンバータ)ユニット、 U2、U3…RF(整流器)ユニット、 UF1、UF2…放熱板、 UB1、UB2…回路基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 愛郎 東京都豊島区高田1丁目18番1号 オリジ ン電気株式会社内 (72)発明者 廣瀬 圭一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山崎 幹夫 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮澤 邦夫 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内 Fターム(参考) 5H006 HA06 HA42 5H730 AA00 AA13 BB81 ZZ01 ZZ05 ZZ07 5H740 PP04 PP05 PP07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋部を具備する密閉型の筐体と;上記筐
    体に収納される1つ以上の電源ユニットと;上記電源ユ
    ニットのコネクタと接続されるコネクタとを具備し、上
    記筐体の蓋部と反対側に設けられている配線用バックボ
    ードと;を有することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 蓋部を具備し、良熱伝導性の材料からな
    る密閉型の筐体と;上記筐体の内壁から突出してなる熱
    伝導性の突部と;上記筐体に収容される電源ユニットの
    それぞれに設けられる放熱板と;上記突部と上記放熱板
    との間に設けられ、良熱伝導性を具備するアダプタと;
    上記アダプタと上記放熱板との間に設けられる弾性熱伝
    導体と;上記電源ユニットのそれぞれに設けられている
    コネクタと;上記電源ユニットのコネクタと接続される
    コネクタを具備する配線用バックボードと;を有するこ
    とを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記配線用バックボードは、上記アダプタに固定されて
    いることを特徴とする電源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184912A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Omron Corp 電源装置
WO2013076952A1 (ja) * 2011-11-22 2013-05-30 パナソニック株式会社 電力変換装置
JP2014096431A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Sanken Electric Co Ltd 配線基板

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