JP2001268889A - ゲートドライバ及び電力変換装置 - Google Patents

ゲートドライバ及び電力変換装置

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JP2001268889A JP2000078882A JP2000078882A JP2001268889A JP 2001268889 A JP2001268889 A JP 2001268889A JP 2000078882 A JP2000078882 A JP 2000078882A JP 2000078882 A JP2000078882 A JP 2000078882A JP 2001268889 A JP2001268889 A JP 2001268889A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力素子が誤ってオンの状態を保持している場
合にも、異常動作を解消でき、出力素子の破壊を防止で
きるゲートドライバを提供することを目的としている。 【解決手段】制御入力信号の立ち上がり及び立ち下がり
エッジを検出し、検出したエッジよりオン/オフ信号を
生成し、そのオン/オフ信号によってゲート駆動を行う
状態保持回路4の状態を変化させる方式のゲートドライ
バにおいて、保護動作時オフ信号発生回路6を設け、保
護動作信号が入力されたときに状態保持回路を制御して
出力素子5を強制的にオフさせることを特徴としてい
る。保護動作時オフ信号発生回路によって、出力素子を
強制的にオフさせることができるので、出力素子が誤っ
てオン状態を保持している場合にも、異常動作を解消で
き、出力素子の破壊を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御入力信号に
応答して出力素子をオン/オフ制御するゲートドライ
バ、及びこのゲートドライバと出力素子とを単一のチッ
プ中に集積化した電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のゲートドライバ及び電
力変換装置を示すブロック図である。この回路は、エッ
ジ検出回路1、オン信号発生回路2、オフ信号発生回路
3、状態保持回路4、及び出力素子5等で構成されてお
り、破線で囲んだ部分がゲートドライバ10に相当し、
このゲートドライバ10と出力素子5とで電力変換装置
が構成されている。
【0003】上記エッジ検出回路1には、制御入力信号
と保護動作信号が入力され、制御入力信号の立ち上がり
と立ち下がりのエッジを検出する。上記オン信号発生回
路2は、上記エッジ検出回路1で検出した制御入力信号
の立ち上がりエッジに応答してオン信号を生成し、上記
オフ信号発生回路3は、上記エッジ検出回路1で検出し
た入力信号の立ち下がりエッジに応答してオフ信号を生
成する。上記状態保持回路4には、上記オン信号発生回
路2から出力されるオン信号、及び上記オフ信号発生回
路3から出力されるオフ信号が入力され、これらオン信
号とオフ信号とに基づいて上記出力素子5のゲート状態
を保持する。すなわち、上記状態保持回路4は、オン信
号が入力されたときに上記出力素子5のゲートを駆動し
てオンさせ、オフ信号が入力されるまでオン状態を保持
させる。
【0004】上記のような構成において、図11に示す
ように、エッジ検出回路1によって制御入力信号の立ち
上がりエッジが検出されると(時刻T1)、オン信号発
生回路2からパルス状のオン信号が出力され、出力素子
5のゲートが駆動されてオンする。このオン状態は、上
記状態保持回路4により保持される。また、エッジ検出
回路1によって制御入力信号の立ち下がりエッジが検出
されると(時刻T2)、オフ信号発生回路3からパルス
状のオフ信号が出力され、出力素子5のゲート駆動が停
止されてオフする。このオフ状態が上記状態保持回路4
により保持される。
【0005】一方、エッジ検出回路1によって制御入力
信号の立ち上がりエッジが検出され(時刻T3)、出力
素子5のゲートが駆動されてオンしている状態で、保護
動作信号が立ち上がると、エッジ検出回路1内部で制御
入力信号が立ち下がり、この立ち下がりを検出して、オ
フ信号発生回路3からパルス信号(オフ信号)が出力さ
れ(時刻T4)、出力素子5の駆動が停止されてオフす
る。
【0006】しかしながら、制御入力信号がオフ
(“L”レベル)状態の時に、何らかの要因(ノイズ、
出力部電圧変位等)により出力素子5がオンとなる誤動
作が発生(時刻T5)し、この誤動作に起因して保護動
作信号が立ち上がっても、制御入力信号は元々“L”レ
ベルであるため、制御入力信号の立ち下がりエッジは存
在せず、オフ信号は発生しない(時刻T6)。すなわ
ち、保護動作信号に同期してエッジ検出回路1の内部で
制御入力信号を“L”レベルに固定する構成であるの
で、時刻T6には制御入力信号が“L”レベルであり、
制御入力信号の立ち下がりエッジが発生しない。よっ
て、オフ信号を発生することができない。この結果、本
来オフであるべき出力素子5がオンとなる異常動作を解
消できず、出力素子5がオン状態を維持してしまい、破
壊至ることもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、制御入
力信号の立ち上がりと立ち下がりエッジを検出し、検出
したエッジからオン信号とオフ信号を生成し、そのオン
信号とオフ信号によって出力素子のゲートの駆動状態を
変化させる方式のゲートドライバにおいて、制御入力信
号をオン状態からオフ状態に変化させ、その立ち下がり
エッジを検出することによって出力素子をオフさせる保
護動作においては、制御入力信号がオフの時に、何らか
の要因で出力素子がオンとなると、制御入力信号の立ち
下がりエッジが存在しないためオフ信号が発生せず、異
常動作を解消できずに出力素子が破壊するという問題が
あった。
【0008】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、出力素子が誤っ
てオン状態を保持している場合にも、異常動作を解消で
き、出力素子の破壊を防止できるゲートドライバ及び電
力変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載したゲートドライバは、制御入力信号の立ち上がりエ
ッジと立ち下がりエッジを検出するエッジ検出回路と、
このエッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち上が
りエッジまたは立ち下がりエッジにより、オン信号を生
成するオン信号発生回路と、上記エッジ検出回路で検出
した制御入力信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がり
エッジにより、オフ信号を生成するオフ信号発生回路
と、上記オン信号発生回路から出力されるオン信号に応
答して出力素子を駆動し、上記オフ信号発生回路からオ
フ信号が出力されるまで上記出力素子の駆動状態を保持
する状態保持回路と、保護動作信号に応答してオフ信号
を生成し、前記状態保持回路に供給することにより、上
記出力素子の駆動を停止させる保護動作時オフ信号発生
回路とを具備することを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載したように、請求項
1のゲートドライバにおいて、異常状態を検出する異常
検出回路と、この異常検出回路により異常が検出された
ときに保護動作信号を発生し、前記保護動作時オフ信号
発生回路に供給する保護動作信号発生回路とを更に具備
することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載したように、請求項1のゲ
ートドライバにおいて、前記保護動作時オフ信号発生回
路は、前記制御入力信号がオフレベルのときのみ、前記
保護動作時オフ信号を発生させることを特徴とする。
【0012】更に、この発明の請求項4に記載したゲー
トドライバは、異常状態を検出する異常検出回路と、こ
の異常検出回路により異常が検出されたときに保護動作
信号を発生する保護動作信号発生回路と、ハイサイドの
制御入力信号、ローサイドの制御入力信号及び上記保護
動作信号がそれぞれ入力され、ローサイドの制御入力信
号と保護動作信号の状態からハイサイドの制御入力信号
の伝達の可否を判断するハイサイド制御入力信号伝達可
否判定回路と、ハイサイドの制御入力信号、ローサイド
の制御入力信号及び上記保護動作信号がそれぞれ入力さ
れ、ハイサイドの制御入力信号と保護動作信号の状態か
らローサイドの制御入力信号の伝達の可否を判断し、ロ
ーサイド出力素子を駆動するローサイド制御入力信号伝
達可否判定回路と、上記保護動作信号が入力され、保護
動作信号の発生に同期してハイサイドオフ信号を生成す
るためのトリガ信号を生成する保護動作時ハイサイドオ
フ信号生成トリガ信号発生回路と、この保護動作時ハイ
サイドオフ信号生成トリガ信号発生回路から出力される
トリガ信号及び上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判
定回路の出力信号が供給され、ハイサイド制御入力信号
の状態から上記トリガ信号の伝達可否を判断する保護動
作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回
路と、上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路及
び上記保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝
達可否判定回路の出力信号が供給され、ハイサイドの制
御入力信号の立ち下がり及び保護動作時ハイサイドオフ
信号生成トリガ信号の立ち下がりを検出し、オフ信号を
発生する立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回路と、上
記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路の出力信号
が供給され、ハイサイドの制御入力信号の立ち上がりを
検出し、オン信号を発生する立ち上がりエッジ検出オン
信号発生回路と、上記立ち上がりエッジ検出オン信号発
生回路から出力されるオン信号に応答してハイサイド出
力素子を駆動し、上記エッジ検出オフ信号発生回路から
オフ信号が出力されるまで上記ハイサイド出力素子の駆
動状態を保持する状態保持回路とを具備することを特徴
としている。
【0013】この発明の請求項5に記載した電力変換装
置は、ゲートドライバと、このゲートドライバによって
駆動される出力素子とを単一のチップ中に集積化してな
り、上記ゲートドライバは、制御入力信号の立ち上がり
エッジと立ち下がりエッジを検出するエッジ検出回路
と、このエッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち
上がりエッジまたは立ち下がりエッジにより、オン信号
を生成するオン信号発生回路と、上記エッジ検出回路で
検出した制御入力信号の立ち下がりエッジまたは立ち上
がりエッジにより、オフ信号を生成するオフ信号発生回
路と、上記オン信号発生回路から出力されるオン信号に
応答して出力素子を駆動し、上記オフ信号発生回路から
オフ信号が出力されるまで上記出力素子の駆動状態を保
持する状態保持回路と、保護動作信号に応答してオフ信
号を生成し、前記状態保持回路に供給することにより、
上記出力素子の駆動を停止させる保護動作時オフ信号発
生回路とを具備することを特徴としている。
【0014】請求項6に記載したように、請求項5の電
力変換装置において、前記ゲートドライバは、異常状態
を検出する異常検出回路と、この異常検出回路により異
常が検出されたときに保護動作信号を発生し、前記保護
動作時オフ信号発生回路に供給する保護動作信号発生回
路とを更に具備することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載したように、請求項5の電
力変換装置において、前記エッジ検出回路は、前記保護
動作信号が入力されたときに前記制御入力信号の入力を
停止し、前記保護動作時オフ信号発生回路は、前記保護
動作信号が入力されたとき、及び前記エッジ検出回路に
おける制御入力信号の入力が停止されたときに、前記保
護動作時オフ信号を発生させることを特徴とする。
【0016】また、この発明の請求項8に記載した電力
変換装置は、ゲートドライバと、このゲートドライバに
よって駆動されるハイサイド出力素子及びローサイド出
力素子とを単一のチップ中に集積化してなり、異常状態
を検出する異常検出回路と、この異常検出回路により異
常が検出されたときに保護動作信号を発生する保護動作
信号発生回路と、ハイサイドの制御入力信号、ローサイ
ドの制御入力信号及び上記保護動作信号がそれぞれ入力
され、ローサイドの制御入力信号と保護動作信号の状態
からハイサイドの制御入力信号の伝達の可否を判断する
ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路と、ハイサイ
ドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号及び上記
保護動作信号がそれぞれ入力され、ハイサイドの制御入
力信号と保護動作信号の状態からローサイドの制御入力
信号の伝達の可否を判断し、ローサイド出力素子を駆動
するローサイド制御入力信号伝達可否判定回路と、上記
保護動作信号が入力され、保護動作信号の発生に同期し
てハイサイドオフ信号を生成するためのトリガ信号を生
成する保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号発
生回路と、この保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリ
ガ信号発生回路から出力されるトリガ信号及び上記ハイ
サイド制御入力信号伝達可否判定回路の出力信号が供給
され、ハイサイド制御入力信号の状態から上記トリガ信
号の伝達可否を判断する保護動作時ハイサイドオフ信号
生成トリガ信号伝達可否判定回路と、上記ハイサイド制
御入力信号伝達可否判定回路及び上記保護動作時ハイサ
イドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回路の出力信
号が供給され、ハイサイドの制御入力信号の立ち下がり
及び保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号の立
ち下がりを検出し、オフ信号を発生する立ち下がりエッ
ジ検出オフ信号発生回路と、上記ハイサイド制御入力信
号伝達可否判定回路の出力信号が供給され、ハイサイド
の制御入力信号の立ち上がりを検出し、オン信号を発生
する立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路と、上記立
ち上がりエッジ検出オン信号発生回路から出力されるオ
ン信号に応答してハイサイド出力素子を駆動し、上記エ
ッジ検出オフ信号発生回路からオフ信号が出力されるま
で上記ハイサイド出力素子の駆動状態を保持する状態保
持回路とを具備することを特徴としている。
【0017】請求項1のような構成によれば、制御入力
信号の入力が停止されている時に、何らかの原因で出力
素子がオンした場合にも、保護動作信号の入力に応答し
て保護動作時オフ信号発生回路からオフ信号を出力して
出力素子をオフすることができる。よって、出力素子が
誤ってオン状態を保持している場合にも、異常動作を解
消でき、出力素子の破壊を防止できる。
【0018】請求項2のような構成によれば、ゲートド
ライバ内に異常検出回路と保護動作信号発生回路を設け
たので、外付けの回路で異常検出回路や保護動作信号発
生回路を構成する必要がなく、省スペース化、低コスト
化が図れる。
【0019】請求項3のような構成によれば、制御入力
信号がオフレベルのときのみ、保護動作時オフ信号発生
回路からオフ信号が出力されるので、保護動作時オフ信
号発生回路がノイズ等で誤動作しても、出力素子のオン
状態を保つことができ、その都度出力素子をオフにする
ことがなく、本来オンとなるべき出力素子がオフとなる
誤動作を起こすのを防止できる。これによって、イミュ
ニティの向上が図れる。
【0020】また、請求項4の構成では、ハイサイド出
力素子とローサイド出力素子を用いる場合に、異常検出
回路によって異常が検出されたときに、異常動作を起こ
している可能性があるハイサイド出力素子側を確実にオ
フすることができ、異常動作を解消して出力素子の破壊
を効果的に防止できる。
【0021】更に、請求項5乃至請求項8のような構成
によれば、ゲートドライバと出力素子を単一のチップ中
に形成するので、電力変換装置の省スペース化、並びに
低コスト化が図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1は、この発明の第1の実施の
形態に係るゲートドライバ及び電力変換装置を示すブロ
ック図である。この回路は、エッジ検出回路1’、オン
信号発生回路2、オフ信号発生回路3、状態保持回路
4、出力素子5及び保護動作時オフ信号発生回路6等で
構成されている。破線で囲んだ部分がゲートドライバ1
1に相当し、このゲートドライバ11と出力素子5とで
電力変換装置が構成される。
【0023】上記エッジ検出回路1’は、制御入力信号
の立ち上がりと立ち下がりのエッジを検出するものであ
る。上記オン信号発生回路2はエッジ検出回路1’で検
出した制御入力信号の立ち上がり(または立ち下がり)
エッジに応答してオン信号を生成し、上記オフ信号発生
回路3はエッジ検出回路1’で検出した立ち下がり(ま
たは立ち上がり)エッジに応答してオフ信号を生成す
る。上記保護動作時オフ信号発生回路6には、保護動作
信号が入力され、この保護動作信号に応答して保護動作
時に出力素子5を強制的にオフするためのオフ信号を生
成する。上記状態保持回路4には、上記オン信号発生回
路2から出力されるオン信号、上記オフ信号発生回路3
から出力されるオフ信号、及び上記保護動作時オフ信号
発生回路6から出力されるオフ信号がそれぞれ供給さ
れ、これらオン信号とオフ信号とに基づいて上記出力素
子5のゲート状態を保持するようになっている。すなわ
ち、上記状態保持回路4は、オン信号が入力されたとき
に上記出力素子5のゲートを駆動してオンさせ、オフ信
号が入力されるまでオン状態を保持させる。
【0024】次に、上記図1に示したゲートドライバ1
1の動作を図2のタイミングチャートを参照しつつ説明
する。まず、エッジ検出回路1’で、制御入力信号(図
2ではH:オン命令、L:オフ命令を表す)の立ち上が
りエッジと立ち下がりエッジを検出する。立ち上がりエ
ッジを検出した際は、オン信号発生回路2によってオン
信号を生成する。同様に、立ち下がりエッジを検出した
時は、オフ信号発生回路3によってオフ信号を生成す
る。状態保持回路4は、上記オン信号とオフ信号が当該
回路に入力されない限り、出力素子5のゲートの現在の
状態(図2においては、H:ゲートオン、L:ゲートオ
フを表す)を保持する。よって、図2に示すように、時
刻T1に制御入力信号が立ち上がるとオン信号が発生し
て出力素子5がオンし、時刻T2に制御入力信号が立ち
下がるとオフ信号が発生して出力素子5がオフとなる。
以上は、通常の動作である。
【0025】次に、保護動作について説明する。時刻T
3に制御入力信号が立ち上がると、オン信号発生回路2
からオン信号が出力され、状態保持回路4により出力素
子5が駆動されてオンとなる。その後、保護動作信号
(図2においては、H:保護動作時、L:通常動作時を
表す)が時刻T4に入力されると、保護動作時オフ信号
発生回路6でオフ信号が生成されて状態保持回路4に供
給される。これによって、状態保持回路4の状態がゲー
トオフとなり出力素子5がオフする。
【0026】次に、制御入力信号が“L”レベルにある
時刻T5において、ノイズその他の要因で状態保持回路
4の状態がゲートオフからゲートオンに反転した場合の
動作について述べる。時刻T5で出力素子5のゲート駆
動状態が反転し、これを検知して時刻T6に保護動作信
号が発生すると、この保護動作信号に同期して保護動作
時オフ信号発生回路6からオフ信号が出力されて状態保
持回路4の状態がゲートオンからゲートオフに強制的に
反転される。
【0027】以上のように、本実施の形態によれば、出
力素子5が誤ってオン状態を維持している場合にも、保
護動作信号の入力によって確実に出力素子5のゲートを
オフにできるので、異常動作を解消でき、出力素子5の
破壊も防止できる。
【0028】[第2の実施の形態]図3は、この発明の
第2の実施の形態に係るゲートドライバ及び電力変換装
置を示すブロック図である。この回路は、上述した第1
の実施の形態のゲートドライバに、異常検出回路7と保
護動作信号発生回路8を付加したものである。すなわ
ち、破線で囲んだ部分がゲートドライバ12に相当し、
このゲートドライバ12と出力素子5とで電力変換装置
が構成される。
【0029】上記異常検出回路7は、電源電圧の変動、
出力素子5の加熱などの温度の異常、及び過電流などの
出力素子5に流れる電流の異常を検知するものである。
異常検出回路7によって異常が検出されると、保護動作
信号発生回路8から保護動作信号が出力される。そし
て、この保護動作信号に応答して、保護動作時オフ信号
発生回路6からオフ信号が出力される。
【0030】上述した構成において、出力素子5の基本
的な駆動動作、及び保護動作は上記第1の実施の形態と
同様である。上記異常検出回路7と保護動作信号発生回
路8をゲートドライバ12内に設けたことにより、別部
品で異常検出回路と保護動作信号発生回路を構成する必
要がなくなり、ゲートドライバ12並びに電力変換装置
の省スペース化や低コスト化が図れる。
【0031】[第3の実施の形態]図4は、この発明の
第3の実施の形態に係るゲートドライバ及び電力変換装
置を示すブロック図である。このゲートドライバ13
は、基本的には第1の実施の形態と同様に、エッジ検出
回路1、オン信号発生回路2、オフ信号発生回路3、状
態保持回路4、出力素子5及び保護動作時オフ信号発生
回路6’等で構成されている。そして、上記エッジ検出
回路1には、制御入力信号だけでなく保護動作信号が入
力され、上記保護動作時オフ信号発生回路6’には保護
動作信号だけでなく制御入力信号が入力されるようにな
っている。
【0032】上述した構成において、通常時の動作は上
記第1の実施の形態と同様である。そして、制御入力信
号が“H”レベルの時に、保護動作信号が“H”レベル
となると、図10に示した従来のゲートドライバと同様
に、オフ信号発生回路3によってオフ信号を生成し、出
力素子5をオフさせる。これに対し、保護動作時オフ信
号発生回路6’は、制御入力信号が“L”レベルの時に
保護動作信号が“H”レベルになったときのみオフ信号
を生成する。
【0033】上記第1,第2の実施の形態では、保護動
作時オフ信号発生回路6がノイズ等で誤動作した場合
に、その都度出力素子5をオフにしてしまい、本来オン
となるべき出力がオフとなる誤動作を起こす可能性があ
る。しかし、本実施の形態によれば、保護動作時オフ信
号発生回路6’がノイズ等で誤動作しても、制御入力信
号が“H”レベルの時は、出力素子5のオン状態を保つ
ことができるので、イミュニティの向上が図れる。
【0034】[第4の実施の形態]図5は、この発明の
第4の実施の形態に係る電力変換装置を示すブロック図
である。ゲートドライバ11は、上述した第1の実施の
形態と同様に回路構成されており、このゲートドライバ
11と出力素子5とで構成される電力変換装置20が、
単一のチップ中に集積化して形成されている。
【0035】上記ゲートドライバ11及び電力変換装置
20の基本的な動作は、上述した第1の実施の形態と同
じである。
【0036】このような構成の電力変換装置20によれ
ば、ゲートドライバ11と出力素子5とを単一のチップ
中に集積形成するので、省スペース化と低コスト化が図
れる。
【0037】なお、上記第2,第3の実施の形態と同様
な回路構成のゲートドライバ12,13と出力素子5を
単一のチップ中に集積化して電力変換装置を構成しても
良いのは勿論である。
【0038】[第5の実施の形態]図6は、この発明の
第5の実施の形態に係るゲートドライバ及び電力変換装
置を示すブロック図である。この回路は、ハイサイド制
御入力信号伝達可否判定回路21、立ち下がりエッジ検
出オフ信号発生回路22、立ち上がりエッジ検出オン信
号発生回路23、状態保持回路24、ハイサイド出力素
子25、ローサイド制御入力信号伝達可否判定回路2
6、ローサイド出力素子27、異常検出回路28、保護
動作信号発生回路29、保護動作時ハイサイドオフ信号
生成トリガ信号発生回路32及び保護動作時ハイサイド
オフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回路33等で構成
されている。破線で囲んだ部分がゲートドライバ30に
相当し、このゲートドライバ30とハイサイド出力素子
25及びローサイド出力素子27とで電力変換装置31
が構成される。この電力変換装置31は、単一のチップ
中に集積化して形成されている。
【0039】出力素子がハイサイドとローサイドに分か
れている電力変換装置31では、ハイサイド出力素子2
5に対してのみ、立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回
路22、立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路23及
び状態保持回路24を要する。なぜなら、ローサイド出
力素子27は接地されているので、制御入力信号がリア
ルタイムで反映されているからである。
【0040】上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定
回路21には、ハイサイドの制御入力信号、ローサイド
の制御入力信号及び上記保護動作信号発生回路29から
出力される保護動作信号がそれぞれ入力され、ローサイ
ドの制御入力信号と保護動作信号の状態からハイサイド
の制御入力信号の伝達の可否を判断する。また、上記ロ
ーサイド制御入力信号伝達可否判定回路26には、ハイ
サイドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号及び
上記保護動作信号がそれぞれ入力され、ハイサイドの制
御入力信号と保護動作信号の状態からローサイドの制御
入力信号の伝達の可否を判断し、ローサイド出力素子2
7を駆動する。
【0041】上記保護動作時ハイサイドオフ信号生成ト
リガ信号発生回路32には、上記保護動作信号発生回路
29から出力される保護動作信号が入力され、保護動作
信号の発生に同期してハイサイドオフ信号を生成するた
めのトリガ信号を生成する。このトリガ信号及び上記ハ
イサイド制御入力信号伝達可否判定回路21の出力信号
は、上記保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号
伝達可否判定回路33に供給され、ハイサイド制御入力
信号の状態から上記トリガ信号の伝達可否を判断し、上
記立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回路22に供給す
る。
【0042】また、上記立ち下がりエッジ検出オフ信号
発生回路22には、上記ハイサイド制御入力信号伝達可
否判定回路21の出力信号が供給され、ハイサイド制御
入力信号の立ち下がりエッジを検出し、オフ信号を発生
して状態保持回路24に供給する。この状態保持回路2
4は、立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路23オン
信号が供給されたときに、ハイサイド出力素子25のゲ
ートを駆動してオンさせ、上記立ち下がりエッジ検出オ
フ信号発生回路22からオフ信号が供給されるまで上記
ゲート駆動状態を保持する。
【0043】そして、異常検出回路28によって、電源
電圧の変動、ハイサイド出力素子25及び/またはロー
サイド出力素子27の加熱などの温度の異常、及び過電
流などのハイサイド出力素子25及び/またはローサイ
ド出力素子27に流れる電流の異常が検知されると、保
護動作信号発生回路29から保護動作信号が出力され
る。ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路21によ
って、ローサイドの制御入力信号と上記保護動作信号の
状態からハイサイドの制御入力信号の伝達を停止させ、
ハイサイド出力素子25のゲート駆動を停止してオフさ
せる。また、ローサイド制御入力信号伝達可否判定回路
26によって、ハイサイドの制御入力信号と上記保護動
作信号の状態からローサイドの制御入力信号の伝達を停
止させ、ローサイド出力素子27をオフさせる。
【0044】このような構成によれば、制御入力信号が
オフ状態(“L”レベル)の時に、何らかの原因でハイ
サイド出力素子25がオンしたときに、たとえハイサイ
ド制御入力信号が“L”レベルで立ち下がりエッジが存
在しなくとも、保護動作信号の入力に応答して保護動作
時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回路
33からトリガ信号を出力して立ち下がりエッジ検出オ
フ信号発生回路22を制御することによりハイサイド出
力素子25をオフすることができる。よって、出力素子
がハイサイドとローサイドに分かれている場合に、ハイ
サイド出力素子25が誤ってオン状態を保持している場
合にも異常動作を解消でき、ハイサイド出力素子25の
破壊を防止できる。
【0045】また、ゲートドライバ30内に異常検出回
路28と保護動作信号発生回路29を設けたので、外付
けの回路で異常検出回路や保護動作信号発生回路を構成
する必要がなく、省スペース化、低コスト化が図れる。
【0046】更に、ゲートドライバ30とハイサイド出
力素子25及びローサイド出力素子27を単一のチップ
中に形成するので、電力変換装置31の省スペース化、
並びに低コスト化も図れる。
【0047】[第6の実施の形態]図7乃至図9はそれ
ぞれ、この発明の第6の実施の形態に係るゲートドライ
バ及び電力変換装置について説明するための図である。
図7は概略構成を示すブロック図、図8は図7に示した
回路における保護動作信号発生回路と保護動作時ハイサ
イドオフ信号生成トリガ信号発生回路の具体的な構成例
を示す回路図、図9は図7に示した回路におけるハイサ
イド制御入力信号伝達可否判定回路、保護動作時ハイサ
イドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回路、立ち下
がりエッジ検出オフ信号発生回路、立ち上がりエッジ検
出オン信号発生回路、及びローサイド制御入力信号伝達
可否判定回路の具体的な構成例を示す回路図である。
【0048】この第6の実施の形態は、3相駆動の例を
示しており、各相の出力素子がローサイドとハイサイド
に分かれている。図7に示すように、保護動作信号発生
回路40には、ハイサイド制御入力信号HU,HV,H
Wとローサイド制御入力信号LX,LY,LZ、チップ
温度検知回路41の出力信号、電源電圧検知回路42の
出力信号及び過電流検知回路43の出力信号等が供給さ
れる。上記チップ温度検知回路41は、チップの温度を
検知して過熱状態を判定するものである。上記電源電圧
検知回路42は、電源電圧の低下を検知するものであ
る。また、上記過電流検知回路43は、出力素子に流れ
る過電流を検知するものである。これらの検知回路4
1,42,43は、異常検出回路として働く。
【0049】上記各検知回路41,42,43によって
チップ温度の上昇や電源電圧の低下、あるいは出力素子
に流れる過電流等の異常状態が検知されると、上記保護
動作信号発生回路40から保護動作信号が出力される。
この保護動作信号は、保護動作時ハイサイドオフ信号生
成トリガ信号発生回路44、ハイサイド制御入力信号伝
達可否判定回路45,46,47、及びローサイド制御
入力信号伝達可否判定回路48,49,50にそれぞれ
供給される。
【0050】上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定
回路45には、上記保護動作信号に加えてハイサイド制
御入力信号HUとローサイド制御入力信号LXが入力さ
れる。上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路4
6には、上記保護動作信号に加えてハイサイド制御入力
信号HVとローサイド制御入力信号LYが入力される。
上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路47に
は、上記保護動作信号に加えてハイサイド制御入力信号
HWとローサイド制御入力信号LZが入力される。一
方、上記ローサイド制御入力信号伝達可否判定回路48
には、上記保護動作信号に加えてローサイド制御入力信
号LXとハイサイド制御入力信号HUが入力される。上
記ローサイド制御入力信号伝達可否判定回路49には、
上記保護動作信号に加えてローサイド制御入力信号LY
とハイサイド制御入力信号HVが入力される。上記ロー
サイド制御入力信号伝達可否判定回路50には、上記保
護動作信号に加えてローサイド制御入力信号LZとハイ
サイド制御入力信号HWが入力される。
【0051】上記各ハイサイド制御入力信号伝達可否判
定回路45,46,47の出力信号はそれぞれ、保護動
作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回
路51,52,53に供給される。これら保護動作時ハ
イサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否判定回路5
1,52,53にはそれぞれ、上記保護動作時ハイサイ
ドオフ信号生成トリガ信号生成回路44の出力信号が供
給されている。上記回路51の出力信号は立ち下がりエ
ッジ検出オフ信号発生回路54と立ち上がりエッジ検出
オン信号発生回路57に供給され、上記回路52の出力
信号は立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回路55と立
ち上がりエッジ検出オン信号発生回路58に供給され、
上記回路53の出力信号は立ち下がりエッジ検出オフ信
号発生回路56と立ち上がりエッジ検出オン信号発生回
路59に供給される。上記立ち下がりエッジ検出オフ信
号発生回路54の出力信号UHOFFと立ち上がりエッ
ジ検出オン信号発生回路57の出力信号UHONは、状
態保持回路60に供給される。上記立ち下がりエッジ検
出オフ信号発生回路55の出力信号VHOFFと立ち上
がりエッジ検出オン信号発生回路58の出力信号VHO
Nは、状態保持回路61に供給される。更に、上記立ち
下がりエッジ検出オフ信号発生回路56の出力信号WH
OFFと立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路59の
出力信号WHONは、状態保持回路62に供給される。
そして、これら状態保持回路60,61,62の出力信
号で、各ハイサイド出力素子63,64,65が駆動さ
れるようになっている。
【0052】一方、上記各ローサイド制御入力信号伝達
可否判定回路48,49,50の出力信号で各ローサイ
ド出力素子66,67,68が駆動される。これらロー
サイド出力素子66,67,68には、過電流を検出す
るためのセンス用素子が設けられており、このセンス用
素子の出力が上記過電流検知回路43に供給されて過電
流が流れているか否かが検知される。
【0053】上記保護動作信号発生回路40は、図8に
示すように、ノアゲート70〜73、ナンドゲート74
〜78、インバータ79〜85、キャパシタ86,87
及び抵抗88,89等から構成されている。上記ノアゲ
ート70の入力端には、ハイサイド制御入力信号HU,
HV,HWが供給され、上記ノアゲート71の入力端に
は、ローサイド制御入力信号LX,LY,LWが供給さ
れる。上記各ノアゲート70,71の出力信号は、ナン
ドゲート74の両入力端に供給され、このナンドゲート
74の出力信号がナンドゲート75の一方の入力端に供
給される。このナンドゲート75の他方の入力端には、
図示しない内部電源回路からパワーオンリセット信号が
供給される。上記ナンドゲート75の出力信号は、イン
バータ79を介してナンドゲート76の一方の入力端に
供給される。このナンドゲート76の出力信号は、ナン
ドゲート77の一方の入力端に供給される。上記ナンド
ゲート77の他方の入力端には過電流検知回路43の出
力信号がインバータ80を介して供給される。上記ナン
ドゲート77の出力端には、抵抗88の一端が接続され
ている。この抵抗88の他端には、インバータ82の入
力端が接続される。また、この抵抗88の他端と接地点
間には、キャパシタ86が接続されている。上記インバ
ータ82の出力信号は、インバータ83を介して上記ナ
ンドゲート76の他方の入力端に供給されるとともに、
インバータ84を介してノアゲート73の一方の入力端
に供給される。ナンドゲート78の一方の入力端には上
記パワーオンリセット信号が供給され、他方の入力端に
は電源電圧検知回路42の出力信号がインバータ81を
介して供給される。このナンドゲート78の出力信号
は、ノアゲート72の一方の入力端に供給される。この
ノアゲート72の他方の入力端には、チップ温度検知回
路41の出力信号が供給される。上記ノアゲート72の
出力端には、抵抗89の一端が接続されている。この抵
抗89の他端には、インバータ85の入力端が接続され
る。また、この抵抗89の他端と接地点間には、キャパ
シタ87が接続されている。上記インバータ85の出力
信号は、上記ノアゲート73の他方の入力端に供給され
る。そして、このノアゲート73の出力端から保護動作
信号が出力される。
【0054】また、保護動作時ハイサイドオフ信号生成
トリガ信号発生回路44は、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ90、Nチャネル型MOSトランジスタ91、抵
抗92、キャパシタ93及びノアゲート94等から構成
されている。上記ノアゲート73から出力される保護動
作信号は、上記MOSトランジスタ90,91のゲート
とノアゲート94の一方の入力端に供給される。上記M
OSトランジスタ90のソースとバックゲートは、電源
Vd1に接続され、ドレインは抵抗92の一端に接続さ
れる。上記MOSトランジスタ91のドレインは、抵抗
92の他端とノアゲート94の他方の入力端に接続さ
れ、ソースとバックゲートは接地されている。上記キャ
パシタ93は、上記MOSトランジスタ91のソース、
ドレイン間に接続されている。そして、上記ノアゲート
94の出力信号が、当該保護動作時ハイサイドオフ信号
生成トリガ信号発生回路44の出力信号(トリガ信号)
として、各保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信
号伝達可否判定回路51,52,53に供給される。
【0055】図9に示す如く、ハイサイド制御入力信号
伝達可否判定回路45は、インバータ100〜102と
ノアゲート103で構成されている。上記インバータ1
00の入力端には、ハイサイド制御入力信号HUが供給
され、このインバータ100の出力信号は、ノアゲート
103の第1の入力端に供給される。上記インバータ1
01の入力端には、保護動作信号(ノアゲート73の出
力信号)が供給され、このインバータ101の出力信号
は、上記ノアゲート103の第2の入力端に供給され
る。このノアゲート103の第3の入力端には、ローサ
イド制御入力信号LXが供給され、その出力がインバー
タ102の入力端に供給される。
【0056】同様に、ハイサイド制御入力信号伝達可否
判定回路46は、インバータ104〜106とノアゲー
ト107で構成されている。上記インバータ104の入
力端には、ハイサイド制御入力信号HVが供給され、こ
のインバータ104の出力信号は、ノアゲート107の
第1の入力端に供給される。上記インバータ105の入
力端には、保護動作信号が供給され、このインバータ1
05の出力信号は、上記ノアゲート107の第2の入力
端に供給される。このノアゲート107の第3の入力端
には、ローサイド制御入力信号LYが供給され、その出
力がインバータ106の入力端に供給される。
【0057】また、ハイサイド制御入力信号伝達可否判
定回路47は、インバータ108〜110とノアゲート
111で構成されている。上記インバータ108の入力
端には、ハイサイドの制御入力信号HWが供給され、こ
のインバータ108の出力信号は、ノアゲート111の
第1の入力端に供給される。上記インバータ109の入
力端には、保護動作信号が供給され、このインバータ1
09の出力信号は、上記ノアゲート111の第2の入力
端に供給される。このノアゲート111の第3の入力端
には、ローサイド制御入力信号LZが供給され、その出
力がインバータ110の入力端に供給される。
【0058】上記保護動作時ハイサイドオフ信号生成ト
リガ信号伝達可否判定回路51は、ナンドゲート12
0,121で構成されている。ナンドゲート120の一
方の入力端にはインバータ100の出力信号が供給さ
れ、他方の入力端には上記保護動作時ハイサイドオフ信
号生成トリガ信号発生回路44から出力されるトリガ信
号(ノアゲート94の出力信号)が供給される。このナ
ンドゲート120の出力信号は、ナンドゲート121の
一方の入力端に供給される。このナンドゲート121の
他方の入力端には、上記インバータ102の出力信号が
供給される。
【0059】同様に、上記保護動作時ハイサイドオフ信
号生成トリガ信号伝達可否判定回路52は、ナンドゲー
ト122,123で構成されている。ナンドゲート12
2の一方の入力端にはインバータ104の出力信号が供
給され、他方の入力端には上記トリガ信号が供給され
る。このナンドゲート122の出力信号は、ナンドゲー
ト123の一方の入力端に供給される。このナンドゲー
ト123の他方の入力端には、上記インバータ106の
出力信号が供給される。
【0060】更に、上記保護動作時ハイサイドオフ信号
生成トリガ信号伝達可否判定回路53は、ナンドゲート
124,125で構成されている。ナンドゲート124
の一方の入力端にはインバータ108の出力信号が供給
され、他方の入力端には上記トリガ信号が供給される。
このナンドゲート124の出力信号は、ナンドゲート1
25の一方の入力端に供給される。このナンドゲート1
25の他方の入力端には、上記インバータ110の出力
信号が供給される。
【0061】上記立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回
路54は、Pチャネル型MOSトランジスタ130、N
チャネル型MOSトランジスタ131、抵抗132、キ
ャパシタ133及びノアゲート134で構成されてい
る。上記MOSトランジスタ130のソースは電源Vd
1に接続され、ドレインは抵抗132の一端に接続さ
れ、ゲートは上記ナンドゲート121の出力端に接続さ
れる。上記MOSトランジスタ131のドレインは上記
抵抗132の他端に接続され、ソースは接地され、ゲー
トは上記ナンドゲート121の出力端に接続される。上
記キャパシタ133は、上記MOSトランジスタ131
のドレイン、ソース間に接続される。上記ノアゲート1
34の一方の入力端は上記ナンドゲート121の出力端
に接続され、他方の入力端は上記抵抗132の他端に接
続される。そして、このノアゲート134の出力信号U
HOFFが状態保持回路60に供給される。
【0062】同様に、上記立ち下がりエッジ検出オフ信
号発生回路55は、Pチャネル型MOSトランジスタ1
35、Nチャネル型MOSトランジスタ136、抵抗1
37、キャパシタ138及びノアゲート139で構成さ
れている。上記MOSトランジスタ135のソースは電
源Vd1に接続され、ドレインは抵抗137の一端に接
続され、ゲートは上記ナンドゲート123の出力端に接
続される。上記MOSトランジスタ136のドレインは
上記抵抗137の他端に接続され、ソースは接地され、
ゲートは上記ナンドゲート123の出力端に接続され
る。上記キャパシタ138は、上記MOSトランジスタ
136のドレイン、ソース間に接続される。上記ノアゲ
ート139の一方の入力端は上記ナンドゲート123の
出力端に接続され、他方の入力端は上記抵抗137の他
端に接続される。そして、このノアゲート139の出力
信号VHOFFが状態保持回路61に供給される。
【0063】また、上記立ち下がりエッジ検出オフ信号
発生回路56は、Pチャネル型MOSトランジスタ14
0、Nチャネル型MOSトランジスタ141、抵抗14
2、キャパシタ143及びノアゲート144で構成され
ている。上記MOSトランジスタ140のソースは電源
Vd1に接続され、ドレインは抵抗142の一端に接続
され、ゲートは上記ナンドゲート125の出力端に接続
される。上記MOSトランジスタ141のドレインは上
記抵抗142の他端に接続され、ソースは接地され、ゲ
ートは上記ナンドゲート125の出力端に接続される。
上記キャパシタ143は、上記MOSトランジスタ14
1のドレイン、ソース間に接続される。上記ノアゲート
144の一方の入力端は上記ナンドゲート125の出力
端に接続され、他方の入力端は上記抵抗142の他端に
接続される。そして、このノアゲート144の出力信号
WHOFFが状態保持回路62に供給される。
【0064】上記立ち上がりエッジ検出オン信号発生回
路57は、Pチャネル型MOSトランジスタ145、N
チャネル型MOSトランジスタ146、抵抗147、キ
ャパシタ148及びノアゲート149で構成されてい
る。上記MOSトランジスタ145のソースは電源Vd
1に接続され、ドレインは抵抗147の一端に接続さ
れ、ゲートは上記インバータ102の出力端に接続され
る。上記MOSトランジスタ146のドレインは上記抵
抗147の他端に接続され、ソースは接地され、ゲート
は上記インバータ102の出力端に接続される。上記キ
ャパシタ148は、上記MOSトランジスタ146のド
レイン、ソース間に接続される。上記ノアゲート149
の一方の入力端は上記インバータ102の出力端に接続
され、他方の入力端は上記抵抗147の他端に接続され
る。そして、このノアゲート149の出力信号UHON
が状態保持回路60に供給される。
【0065】同様に、上記立ち上がりエッジ検出オン信
号発生回路58は、Pチャネル型MOSトランジスタ1
50、Nチャネル型MOSトランジスタ151、抵抗1
52、キャパシタ153及びノアゲート154で構成さ
れている。上記MOSトランジスタ150のソースは電
源Vd1に接続され、ドレインは抵抗152の一端に接
続され、ゲートは上記インバータ106の出力端に接続
される。上記MOSトランジスタ151のドレインは上
記抵抗152の他端に接続され、ソースは接地され、ゲ
ートは上記インバータ106の出力端に接続される。上
記キャパシタ153は、上記MOSトランジスタ151
のドレイン、ソース間に接続される。上記ノアゲート1
54の一方の入力端は上記インバータ106の出力端に
接続され、他方の入力端は上記抵抗152の他端に接続
される。そして、このノアゲート154の出力信号VH
ONが状態保持回路61に供給される。
【0066】更に、上記立ち上がりエッジ検出オン信号
発生回路59は、Pチャネル型MOSトランジスタ15
5、Nチャネル型MOSトランジスタ156、抵抗15
7、キャパシタ158及びノアゲート159で構成され
ている。上記MOSトランジスタ155のソースは電源
Vd1に接続され、ドレインは抵抗157の一端に接続
され、ゲートは上記インバータ110の出力端に接続さ
れる。上記MOSトランジスタ156のドレインは上記
抵抗157の他端に接続され、ソースは接地され、ゲー
トは上記インバータ110の出力端に接続される。上記
キャパシタ158は、上記MOSトランジスタ156の
ドレイン、ソース間に接続される。上記ノアゲート15
9の一方の入力端は上記インバータ110の出力端に接
続され、他方の入力端は上記抵抗157の他端に接続さ
れる。そして、このノアゲート159の出力信号WHO
Nが状態保持回路62に供給される。
【0067】上記ローサイド制御入力信号伝達可否判定
回路48は、インバータ160、ノアゲート161、抵
抗162、キャパシタ163及びナンドゲート164で
構成されている。上記ノアゲート161の一方の入力端
にはハイサイド制御入力信号HUが供給され、他方の入
力端にはローサイド制御入力信号LXが上記インバータ
160を介して供給される。上記ノアゲート161の出
力端には抵抗162の一端が接続され。この抵抗162
の他端はナンドゲート164の一方の入力端に接続され
る。また、上記抵抗162の他端と接地点間には、キャ
パシタ163が接続されている。上記ナンドゲート16
4の他方の入力端には、保護動作信号が供給され、この
ナンドゲート164の出力端からローサイド出力素子6
6を駆動する信号ULDRVが出力される。
【0068】同様に、上記ローサイド制御入力信号伝達
可否判定回路49は、インバータ165、ノアゲート1
66、抵抗167、キャパシタ168及びナンドゲート
169で構成されている。上記ノアゲート166の一方
の入力端にはハイサイド制御入力信号HVが供給され、
他方の入力端にはローサイド制御入力信号LYが上記イ
ンバータ165を介して供給される。上記ノアゲート1
66の出力端には抵抗167の一端が接続され。この抵
抗167の他端はナンドゲート169の一方の入力端に
接続される。また、上記抵抗167の他端と接地点間に
は、キャパシタ168が接続されている。上記ナンドゲ
ート169の他方の入力端には、保護動作信号が供給さ
れ、このナンドゲート169の出力端からローサイド出
力素子67を駆動する信号VLDRVが出力される。
【0069】また、上記ローサイド制御入力信号伝達可
否判定回路50は、インバータ170、ノアゲート17
1、抵抗172、キャパシタ173及びナンドゲート1
74で構成されている。上記ノアゲート171の一方の
入力端にはハイサイド制御入力信号HWが供給され、他
方の入力端にはローサイド制御入力信号LZが上記イン
バータ170を介して供給される。上記ノアゲート17
1の出力端には抵抗172の一端が接続され。この抵抗
172の他端はナンドゲート174の一方の入力端が接
続される。また、上記抵抗172の他端と接地点間に
は、キャパシタ173が接続されている。上記ナンドゲ
ート174の他方の入力端には、保護動作信号が供給さ
れ、このナンドゲート174の出力端からローサイド出
力素子68を駆動する信号WLDRVが出力される。
【0070】本実施の形態のゲートドライバ及び電力変
換装置は、上記図6に示した第5の実施の形態の回路を
3相駆動に拡張したものであり、基本的な動作は第5の
実施の形態と実質的に同様である。
【0071】上記のような構成によれば、3相駆動で且
つ出力素子がハイサイドとローサイドに分かれている場
合にも、ハイサイド制御入力信号がオフの時に何らかの
原因で出力素子がオンしたときに、保護動作信号の入力
に応答して保護動作時オフ信号発生回路からオフ信号を
出力して出力素子をオフすることができる。よって、ハ
イサイド出力素子63,64,65が誤ってオン状態を
保持している場合に、異常動作を解消でき、ハイサイド
出力素子63,64,65の破壊を防止できる。
【0072】また、ゲートドライバ内にチップ温度検知
回路41、電源電圧検知回路42、過電流検知回路4
3、保護動作信号発生回路40を設けたので、外付けの
回路を付加する必要がなく、省スペース化、低コスト化
が図れる。
【0073】更に、ゲートドライバとハイサイド出力素
子63,64,65及びローサイド出力素子66,6
7,68を単一のチップ中に形成すれば、電力変換装置
の省スペース化、並びに低コスト化も図れる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、出力素子が誤ってオン状態を保持している場合に
も、異常動作を解消でき、出力素子の破壊を防止できる
ゲートドライバ及び電力変換装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図2】図1に示したゲートドライバ及び電力変換装置
の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図4】この発明の第3の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図5】この発明の第4の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図6】この発明の第5の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図7】この発明の第6の実施の形態に係るゲートドラ
イバ及び電力変換装置を示すブロック図。
【図8】図7に示した回路における保護動作信号発生回
路と保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号発生
回路の具体的な構成例を示す回路図。
【図9】図7に示した回路におけるハイサイド制御入力
信号伝達可否判定回路、保護動作時ハイサイドオフ信号
生成トリガ信号伝達可否判定回路、立ち下がりエッジ検
出オフ信号発生回路、立ち上がりエッジ検出オン信号発
生回路、及びローサイド制御入力信号伝達可否判定回路
の具体的な構成例を示す回路図。
【図10】従来のゲートドライバ及び電力変換装置を示
すブロック図。
【図11】図10に示したゲートドライバ及び電力変換
装置の動作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1,1’…エッジ検出回路 2…オン信号発生回路 3…オフ信号発生回路 4,24,60,61,62…状態保持回路 5…出力素子 6,6’…保護動作時オフ信号発生回路 7,28…異常検出回路 8,29…保護動作信号発生回路 11,12,13,30…ゲートドライバ 20,31…電力変換装置 21,45,46,47…ハイサイド制御入力信号伝達
可否判定回路 22,54,55,56…立ち下がりエッジ検出オフ信
号発生回路 23,57,58,59…立ち上がりエッジ検出オン信
号発生回路 25,63,64,65…ハイサイド出力素子 26,48,49,50…ローサイド制御入力信号伝達
可否判定回路 27,66,67,68…ローサイド出力素子 28…異常検出回路 29,40…保護動作信号発生回路 32,44…保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ
信号発生回路 33,51,52,53…保護動作時ハイサイドオフ信
号生成トリガ信号伝達可否判定回路 41…チップ温度検知回路 42…電源電圧検知回路 43…過電流検知回路
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Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御入力信号の立ち上がりエッジと立ち
    下がりエッジを検出するエッジ検出回路と、 このエッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち上が
    りエッジまたは立ち下がりエッジにより、オン信号を生
    成するオン信号発生回路と、 上記エッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち下が
    りエッジまたは立ち上がりエッジにより、オフ信号を生
    成するオフ信号発生回路と、 上記オン信号発生回路から出力されるオン信号に応答し
    て出力素子を駆動し、上記オフ信号発生回路からオフ信
    号が出力されるまで上記出力素子の駆動状態を保持する
    状態保持回路と、 保護動作信号に応答してオフ信号を生成し、前記状態保
    持回路に供給することにより、上記出力素子の駆動を停
    止させる保護動作時オフ信号発生回路とを具備すること
    を特徴とするゲートドライバ。
  2. 【請求項2】 異常状態を検出する異常検出回路と、こ
    の異常検出回路により異常が検出されたときに保護動作
    信号を発生し、前記保護動作時オフ信号発生回路に供給
    する保護動作信号発生回路とを更に具備することを特徴
    とする請求項1に記載のゲートドライバ。
  3. 【請求項3】 前記保護動作時オフ信号発生回路は、前
    記制御入力信号がオフレベルのときのみ、前記保護動作
    時オフ信号を発生させることを特徴とする請求項1に記
    載のゲートドライバ。
  4. 【請求項4】 異常状態を検出する異常検出回路と、 この異常検出回路により異常が検出されたときに保護動
    作信号を発生する保護動作信号発生回路と、 ハイサイドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号
    及び上記保護動作信号がそれぞれ入力され、ローサイド
    の制御入力信号と保護動作信号の状態からハイサイドの
    制御入力信号の伝達の可否を判断するハイサイド制御入
    力信号伝達可否判定回路と、 ハイサイドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号
    及び上記保護動作信号がそれぞれ入力され、ハイサイド
    の制御入力信号と保護動作信号の状態からローサイドの
    制御入力信号の伝達の可否を判断し、ローサイド出力素
    子を駆動するローサイド制御入力信号伝達可否判定回路
    と、 上記保護動作信号が入力され、保護動作信号の発生に同
    期してハイサイドオフ信号を生成するためのトリガ信号
    を生成する保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信
    号発生回路と、 この保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号発生
    回路から出力されるトリガ信号及び上記ハイサイド制御
    入力信号伝達可否判定回路の出力信号が供給され、ハイ
    サイド制御入力信号の状態から上記トリガ信号の伝達可
    否を判断する保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ
    信号伝達可否判定回路と、 上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路及び上記
    保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否
    判定回路の出力信号が供給され、ハイサイドの制御入力
    信号の立ち下がり及び保護動作時ハイサイドオフ信号生
    成トリガ信号の立ち下がりを検出し、オフ信号を発生す
    る立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回路と、 上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路の出力信
    号が供給され、ハイサイドの制御入力信号の立ち上がり
    を検出し、オン信号を発生する立ち上がりエッジ検出オ
    ン信号発生回路と、 上記立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路から出力さ
    れるオン信号に応答してハイサイド出力素子を駆動し、
    上記エッジ検出オフ信号発生回路からオフ信号が出力さ
    れるまで上記ハイサイド出力素子の駆動状態を保持する
    状態保持回路とを具備することを特徴とするゲートドラ
    イバ。
  5. 【請求項5】 ゲートドライバと、このゲートドライバ
    によって駆動される出力素子とを単一のチップ中に集積
    化してなり、 上記ゲートドライバは、 制御入力信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを
    検出するエッジ検出回路と、 このエッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち上が
    りエッジまたは立ち下がりエッジにより、オン信号を生
    成するオン信号発生回路と、 上記エッジ検出回路で検出した制御入力信号の立ち下が
    りエッジまたは立ち上がりエッジにより、オフ信号を生
    成するオフ信号発生回路と、 上記オン信号発生回路から出力されるオン信号に応答し
    て出力素子を駆動し、上記オフ信号発生回路からオフ信
    号が出力されるまで上記出力素子の駆動状態を保持する
    状態保持回路と、 保護動作信号に応答してオフ信号を生成し、前記状態保
    持回路に供給することにより、上記出力素子の駆動を停
    止させる保護動作時オフ信号発生回路とを具備すること
    を特徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲートドライバは、異常状態を検出
    する異常検出回路と、この異常検出回路により異常が検
    出されたときに保護動作信号を発生し、前記保護動作時
    オフ信号発生回路に供給する保護動作信号発生回路とを
    更に具備することを特徴とする請求項5に記載の電力変
    換装置。
  7. 【請求項7】 前記保護動作時オフ信号発生回路は、前
    記制御入力信号がオフレベルのときのみ、前記保護動作
    時オフ信号を発生させることを特徴とする請求項5に記
    載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 ゲートドライバと、このゲートドライバ
    によって駆動されるハイサイド出力素子及びローサイド
    出力素子とを単一のチップ中に集積化してなり、 異常状態を検出する異常検出回路と、 この異常検出回路により異常が検出されたときに保護動
    作信号を発生する保護動作信号発生回路と、 ハイサイドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号
    及び上記保護動作信号がそれぞれ入力され、ローサイド
    の制御入力信号と保護動作信号の状態からハイサイドの
    制御入力信号の伝達の可否を判断するハイサイド制御入
    力信号伝達可否判定回路と、 ハイサイドの制御入力信号、ローサイドの制御入力信号
    及び上記保護動作信号がそれぞれ入力され、ハイサイド
    の制御入力信号と保護動作信号の状態からローサイドの
    制御入力信号の伝達の可否を判断し、ローサイド出力素
    子を駆動するローサイド制御入力信号伝達可否判定回路
    と、 上記保護動作信号が入力され、保護動作信号の発生に同
    期してハイサイドオフ信号を生成するためのトリガ信号
    を生成する保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信
    号発生回路と、 この保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号発生
    回路から出力されるトリガ信号及び上記ハイサイド制御
    入力信号伝達可否判定回路の出力信号が供給され、ハイ
    サイド制御入力信号の状態から上記トリガ信号の伝達可
    否を判断する保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ
    信号伝達可否判定回路と、 上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路及び上記
    保護動作時ハイサイドオフ信号生成トリガ信号伝達可否
    判定回路の出力信号が供給され、ハイサイドの制御入力
    信号の立ち下がり及び保護動作時ハイサイドオフ信号生
    成トリガ信号の立ち下がりを検出し、オフ信号を発生す
    る立ち下がりエッジ検出オフ信号発生回路と、 上記ハイサイド制御入力信号伝達可否判定回路の出力信
    号が供給され、ハイサイドの制御入力信号の立ち上がり
    を検出し、オン信号を発生する立ち上がりエッジ検出オ
    ン信号発生回路と、 上記立ち上がりエッジ検出オン信号発生回路から出力さ
    れるオン信号に応答してハイサイド出力素子を駆動し、
    上記エッジ検出オフ信号発生回路からオフ信号が出力さ
    れるまで上記ハイサイド出力素子の駆動状態を保持する
    状態保持回路とを具備することを特徴とする電力変換装
    置。
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