JP2001267827A - 給電部及びアンテナ - Google Patents
給電部及びアンテナInfo
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- JP2001267827A JP2001267827A JP2000072057A JP2000072057A JP2001267827A JP 2001267827 A JP2001267827 A JP 2001267827A JP 2000072057 A JP2000072057 A JP 2000072057A JP 2000072057 A JP2000072057 A JP 2000072057A JP 2001267827 A JP2001267827 A JP 2001267827A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽と、電波を放射する衛星とが食になった
ときの前後数週間の期間でも、太陽光が給電部のカバー
の一点に集中せず、カバーが破損や変形することを防止
する。 【解決手段】 オフセットパラボラ反射鏡のほぼ焦点位
置に一次放射器2が配置され、それの開口部が反射鏡側
を向いている。この一次放射器2に、これと所定角度を
なすようにコンバータ部6が結合されている。一次放射
器2記開口部よりも反射鏡側に寄った位置で、開口部の
全てとコンバータ部6における反射鏡側を向いている部
分の少なくとも一部とをカバー14が覆っている。
ときの前後数週間の期間でも、太陽光が給電部のカバー
の一点に集中せず、カバーが破損や変形することを防止
する。 【解決手段】 オフセットパラボラ反射鏡のほぼ焦点位
置に一次放射器2が配置され、それの開口部が反射鏡側
を向いている。この一次放射器2に、これと所定角度を
なすようにコンバータ部6が結合されている。一次放射
器2記開口部よりも反射鏡側に寄った位置で、開口部の
全てとコンバータ部6における反射鏡側を向いている部
分の少なくとも一部とをカバー14が覆っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパラボラア
ンテナまたはオフセットパラボラアンテナのように反射
鏡を用いたアンテナ及びこのアンテナで使用される給電
部に関する。
ンテナまたはオフセットパラボラアンテナのように反射
鏡を用いたアンテナ及びこのアンテナで使用される給電
部に関する。
【0002】
【従来の技術】パラボラアンテナやオフセットパラボラ
アンテナでは、パラボラ反射鏡またはオフセットパラボ
ラ反射鏡のほぼ焦点位置に給電部が設けられている。こ
の給電部は、反射鏡によって反射された電波が入射する
一次放射器を有し、この一次放射器にコンバータ部が結
合されている。一次放射器は、これに入射した電波を電
気信号に変換し、コンバータ部に供給する。コンバータ
部は、この電気信号を同軸ケーブル等の伝送路によって
伝送可能な周波数に周波数変換する。
アンテナでは、パラボラ反射鏡またはオフセットパラボ
ラ反射鏡のほぼ焦点位置に給電部が設けられている。こ
の給電部は、反射鏡によって反射された電波が入射する
一次放射器を有し、この一次放射器にコンバータ部が結
合されている。一次放射器は、これに入射した電波を電
気信号に変換し、コンバータ部に供給する。コンバータ
部は、この電気信号を同軸ケーブル等の伝送路によって
伝送可能な周波数に周波数変換する。
【0003】一次放射器は電波が入射する開口部を有し
ている。この開口部から雨水等が一次放射器の内部に侵
入することを防止するために、開口部に非常に接近して
合成樹脂製のほぼ平板状のカバーが設けられている。
ている。この開口部から雨水等が一次放射器の内部に侵
入することを防止するために、開口部に非常に接近して
合成樹脂製のほぼ平板状のカバーが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなパラボラア
ンテナやオフセットパラボラアンテナは、衛星放送や衛
星通信を受信するために使用されることがある。この場
合、電波を受信する衛星によっては、太陽と当該衛星と
が重なる食となる時期の前後数週間には、ホーン開口部
のカバーの表面に太陽光が集中する時間帯がある。カバ
ーが合成樹脂製であるので、太陽光の熱によってカバー
が焼けて焦げ付いたり、変形したり、最悪の場合にはカ
バーに孔が開くことがある。カバーに孔が開いた場合、
その後に雨が降ると、その孔から雨水が一次放射器を経
てコンバータ部に浸入し、コンバータ部の故障の一因と
なることがあった。
ンテナやオフセットパラボラアンテナは、衛星放送や衛
星通信を受信するために使用されることがある。この場
合、電波を受信する衛星によっては、太陽と当該衛星と
が重なる食となる時期の前後数週間には、ホーン開口部
のカバーの表面に太陽光が集中する時間帯がある。カバ
ーが合成樹脂製であるので、太陽光の熱によってカバー
が焼けて焦げ付いたり、変形したり、最悪の場合にはカ
バーに孔が開くことがある。カバーに孔が開いた場合、
その後に雨が降ると、その孔から雨水が一次放射器を経
てコンバータ部に浸入し、コンバータ部の故障の一因と
なることがあった。
【0005】本発明は、太陽と衛星とが食になった時期
の前後において、太陽光による破損が生じることを防止
した給電部及びこの給電部を用いたアンテナを提供する
ことを目的とする。
の前後において、太陽光による破損が生じることを防止
した給電部及びこの給電部を用いたアンテナを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様の給電部
では、パラボラ反射鏡またはオフセットパラボラ反射鏡
からなる反射鏡のほぼ焦点位置に一次放射器が配置され
ている。その一次放射器の開口部が前記反射鏡側を向い
ている。この一次放射器の開口部と反対側にコンバータ
部が一次放射器に結合されている。前記一次放射器の前
記開口部よりも前記反射鏡側に寄った位置において、前
記開口部の全てと前記コンバータ部における前記反射鏡
側を向いている部分の少なくとも一部とをカバーが覆っ
ている。
では、パラボラ反射鏡またはオフセットパラボラ反射鏡
からなる反射鏡のほぼ焦点位置に一次放射器が配置され
ている。その一次放射器の開口部が前記反射鏡側を向い
ている。この一次放射器の開口部と反対側にコンバータ
部が一次放射器に結合されている。前記一次放射器の前
記開口部よりも前記反射鏡側に寄った位置において、前
記開口部の全てと前記コンバータ部における前記反射鏡
側を向いている部分の少なくとも一部とをカバーが覆っ
ている。
【0007】この給電部では、カバーが焦点位置よりも
反射鏡側に寄った位置にあるので、太陽と受信しようと
する電波を送信している衛星とが食になっているときの
前後数週間の期間でも、収束されていない太陽光がカバ
ーに当たる。従って、カバーが、熱によって変形や破損
する材質で構成されていても、余り多くの太陽熱がカバ
ーの一点にはかからず、カバーが変形や破損することが
ない。しかも、カバーは、一次放射器の開口部だけでな
く、コンバータ部の少なくとも一部をも覆っているの
で、カバー全体の面積を大きくできる。そのため、カバ
ーの熱容量を大きくすることができ、益々変形や破損が
生じにくい。
反射鏡側に寄った位置にあるので、太陽と受信しようと
する電波を送信している衛星とが食になっているときの
前後数週間の期間でも、収束されていない太陽光がカバ
ーに当たる。従って、カバーが、熱によって変形や破損
する材質で構成されていても、余り多くの太陽熱がカバ
ーの一点にはかからず、カバーが変形や破損することが
ない。しかも、カバーは、一次放射器の開口部だけでな
く、コンバータ部の少なくとも一部をも覆っているの
で、カバー全体の面積を大きくできる。そのため、カバ
ーの熱容量を大きくすることができ、益々変形や破損が
生じにくい。
【0008】前記カバーは、少なくとも一部に反射鏡側
に向かって傾斜している部分を有するものとできる。こ
のように構成すると、雨水等がカバーの傾斜している部
分に当たったとき、速やかに雨水等が落下する。また、
カバーを半球状や半楕円球や角錐台や円錐台のような形
状に形成した場合、このカバーが占める空間を小さくで
きる。
に向かって傾斜している部分を有するものとできる。こ
のように構成すると、雨水等がカバーの傾斜している部
分に当たったとき、速やかに雨水等が落下する。また、
カバーを半球状や半楕円球や角錐台や円錐台のような形
状に形成した場合、このカバーが占める空間を小さくで
きる。
【0009】前記カバーは、前記一次放射器の開口部と
前記コンバータの反射鏡側を向いた部分のほぼ全域を覆
っているものとできる。このように構成すると、一次放
射器だけでなく、コンバータ部のほぼ全域も防水するこ
とができる。なお、コンバータ部及び一次放射器の反射
鏡と反対側の部分も覆うことも可能で、より確実に防水
することができる。さらに、太陽熱がコンバータ部に直
接に加わることを防止できるので、コンバータ部の動作
を安定させることができる。
前記コンバータの反射鏡側を向いた部分のほぼ全域を覆
っているものとできる。このように構成すると、一次放
射器だけでなく、コンバータ部のほぼ全域も防水するこ
とができる。なお、コンバータ部及び一次放射器の反射
鏡と反対側の部分も覆うことも可能で、より確実に防水
することができる。さらに、太陽熱がコンバータ部に直
接に加わることを防止できるので、コンバータ部の動作
を安定させることができる。
【0010】上述した各給電部のいずれかと、パラボラ
反射鏡またはオフセットパラボラ反射鏡とを組み合わせ
ることによって、一次放射器が破損しにくいパラボラま
たはオフセットパラボラアンテナを実現できる。
反射鏡またはオフセットパラボラ反射鏡とを組み合わせ
ることによって、一次放射器が破損しにくいパラボラま
たはオフセットパラボラアンテナを実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の給電部
は、図1(c)に示すように、ホーン型の一次放射器2
を有している。この一次放射器2は、例えば図2(a)
に示すように反射鏡、例えばオフセットパラボラ反射鏡
4のほぼ焦点位置に配置されている。この一次放射器2
のホーン開口がオフセットパラボラ反射鏡4側を向いて
いる。一次放射器2は、ホーン型のものを使用している
が、この他にホーン部を有しない単なる導波管のみを用
いたものも一次放射器として使用することもある。
は、図1(c)に示すように、ホーン型の一次放射器2
を有している。この一次放射器2は、例えば図2(a)
に示すように反射鏡、例えばオフセットパラボラ反射鏡
4のほぼ焦点位置に配置されている。この一次放射器2
のホーン開口がオフセットパラボラ反射鏡4側を向いて
いる。一次放射器2は、ホーン型のものを使用している
が、この他にホーン部を有しない単なる導波管のみを用
いたものも一次放射器として使用することもある。
【0012】この一次放射器2とオフセットパラボラ反
射鏡4とを有するオフセットパラボラアンテナは、例え
ば衛星放送または衛星通信を受信するためのものであ
る。
射鏡4とを有するオフセットパラボラアンテナは、例え
ば衛星放送または衛星通信を受信するためのものであ
る。
【0013】図1(c)に示すように、一次放射器2の
後方には、これと一体にコンバータ部6が形成されてい
る。このコンバータ部6は、オフセットパラボラ反射鏡
4によって反射されて、一次放射器2に入射した放送衛
星または通信衛星からの電波を一次放射器2に設けたプ
ローブ(図示せず)によって電気信号に変換したもの
を、所定の周波数の第1中間周波信号に周波数変換し、
出力端子8から出力するものである。このコンバータ部
6は、概略直方体状に形成され、一次放射器2に対して
所定の角度、例えば90度をなすように配置されてい
る。このコンバータ部6と一次放射器2からなる給電部
は、いわゆる縦型のものである。なお、コンバータ部6
のパラボラ反射鏡4側の面には、図2(a)に示すよう
に、この給電部をオフセットパラボラ反射鏡4に取り付
けるためのアーム10の取付具12が形成されている。
後方には、これと一体にコンバータ部6が形成されてい
る。このコンバータ部6は、オフセットパラボラ反射鏡
4によって反射されて、一次放射器2に入射した放送衛
星または通信衛星からの電波を一次放射器2に設けたプ
ローブ(図示せず)によって電気信号に変換したもの
を、所定の周波数の第1中間周波信号に周波数変換し、
出力端子8から出力するものである。このコンバータ部
6は、概略直方体状に形成され、一次放射器2に対して
所定の角度、例えば90度をなすように配置されてい
る。このコンバータ部6と一次放射器2からなる給電部
は、いわゆる縦型のものである。なお、コンバータ部6
のパラボラ反射鏡4側の面には、図2(a)に示すよう
に、この給電部をオフセットパラボラ反射鏡4に取り付
けるためのアーム10の取付具12が形成されている。
【0014】このコンバータ部6の背面(反射鏡4と反
対側の面)には、当該平面を完全に覆っている偏平な背
面カバー14が取り付けられている。この背面カバー1
4に正面カバー16が結合されている。この正面カバー
16は、オフセットパラボラ反射鏡4側に突である概略
半球状に形成されている。この正面カバー16は、一次
放射器2のオフセットパラボラ反射鏡4側を向いている
面及びコンバータ部6のオフセットパラボラ反射鏡4側
を向いている面の大部分を覆っている。
対側の面)には、当該平面を完全に覆っている偏平な背
面カバー14が取り付けられている。この背面カバー1
4に正面カバー16が結合されている。この正面カバー
16は、オフセットパラボラ反射鏡4側に突である概略
半球状に形成されている。この正面カバー16は、一次
放射器2のオフセットパラボラ反射鏡4側を向いている
面及びコンバータ部6のオフセットパラボラ反射鏡4側
を向いている面の大部分を覆っている。
【0015】この正面カバー16における一次放射器2
と対向する部分は、一次放射器2の開口部からかなり離
れて位置するように、正面カバー16の直径が選択され
ている。即ち、オフセットパラボラ反射鏡4の焦点位置
からかなり離れた位置に、正面カバー16における一次
放射器2と対向する部分は位置している。これによっ
て、食の時期に、太陽光は正面カバー16の一点に集束
せず、正面カバー16の表面に拡散されている。この正
面カバー16の中心は、一次放射器2の中心とほぼ同一
平面に位置するが、一次放射器2の中心からコンバータ
部6側に寄った位置にある。正面カバー16や背面カバ
ー14は、例えば熱が加わると変形や破損しやすい合成
樹脂によって製造されている。このような樹脂は、主に
コストの面から採用されている。
と対向する部分は、一次放射器2の開口部からかなり離
れて位置するように、正面カバー16の直径が選択され
ている。即ち、オフセットパラボラ反射鏡4の焦点位置
からかなり離れた位置に、正面カバー16における一次
放射器2と対向する部分は位置している。これによっ
て、食の時期に、太陽光は正面カバー16の一点に集束
せず、正面カバー16の表面に拡散されている。この正
面カバー16の中心は、一次放射器2の中心とほぼ同一
平面に位置するが、一次放射器2の中心からコンバータ
部6側に寄った位置にある。正面カバー16や背面カバ
ー14は、例えば熱が加わると変形や破損しやすい合成
樹脂によって製造されている。このような樹脂は、主に
コストの面から採用されている。
【0016】このように構成された給電部を備えるオフ
セットパラボラアンテナでは、太陽と放送衛星または通
信衛星とが食の関係にある前後数週間には、太陽からの
太陽光がオフセットパラボラ反射鏡4で反射され、正面
カバー16にあたる。
セットパラボラアンテナでは、太陽と放送衛星または通
信衛星とが食の関係にある前後数週間には、太陽からの
太陽光がオフセットパラボラ反射鏡4で反射され、正面
カバー16にあたる。
【0017】ここで、正面カバー16における一次放射
器2に対応する部分は、一次放射器2とはかなり離れた
位置、即ちオフセットパラボラ反射鏡4の焦点位置から
かなり離れた位置にあるので、図2(a)に示すように
太陽光は、正面カバー16上では収束せず、図2(b)
に黒く塗りつぶして示すように比較的広い範囲に当た
る。もし、一次放射器2のホーン開口部に非常に接近し
てカバーを設けたなら、太陽光はほぼ一点に収束する。
この正面カバー16上では、上述したように比較的広い
範囲に太陽光が当たっているので、単位面積当たりに加
えられる熱量は、一次放射器2のホーン開口部に接近し
てカバーを設けた場合と比較して、非常に小さくなる。
従って、正面カバー16が熱によって変形したり、破損
することがないので、後に雨が降っても、ホーン開口部
からコンバータ部6の内部に浸水することがない。
器2に対応する部分は、一次放射器2とはかなり離れた
位置、即ちオフセットパラボラ反射鏡4の焦点位置から
かなり離れた位置にあるので、図2(a)に示すように
太陽光は、正面カバー16上では収束せず、図2(b)
に黒く塗りつぶして示すように比較的広い範囲に当た
る。もし、一次放射器2のホーン開口部に非常に接近し
てカバーを設けたなら、太陽光はほぼ一点に収束する。
この正面カバー16上では、上述したように比較的広い
範囲に太陽光が当たっているので、単位面積当たりに加
えられる熱量は、一次放射器2のホーン開口部に接近し
てカバーを設けた場合と比較して、非常に小さくなる。
従って、正面カバー16が熱によって変形したり、破損
することがないので、後に雨が降っても、ホーン開口部
からコンバータ部6の内部に浸水することがない。
【0018】仮に、ホーン開口部のみを覆い、且つホー
ン開口部からかなり離れた位置に太陽光を受ける面を持
つ例えば円筒状のカバーを設けることも考えられる。し
かし、これでは、その表面積は、ホーン開口部とコンバ
ータ部6のオフセットパラボラ反射鏡4側の面とを覆っ
ている場合の表面積と比較して、非常に小さい。従っ
て、その熱容量が小さく、比較的容易に変形や破損する
ことがある。ところが、この給電部では、正面カバー1
6の表面積が大きいので、その熱量が大きく、破損や変
形を生じにくい。
ン開口部からかなり離れた位置に太陽光を受ける面を持
つ例えば円筒状のカバーを設けることも考えられる。し
かし、これでは、その表面積は、ホーン開口部とコンバ
ータ部6のオフセットパラボラ反射鏡4側の面とを覆っ
ている場合の表面積と比較して、非常に小さい。従っ
て、その熱容量が小さく、比較的容易に変形や破損する
ことがある。ところが、この給電部では、正面カバー1
6の表面積が大きいので、その熱量が大きく、破損や変
形を生じにくい。
【0019】また、正面カバー16は、ホーン開口だけ
でなくコンバータ部6も覆っているので、コンバータ部
6に対する防水機能を果たす上に、太陽光が直接にコン
バータ部6に当たることを防止しているので、コンバー
タ部6が極度に昇温することを防止でき、コンバータ部
6が安定した動作をする。
でなくコンバータ部6も覆っているので、コンバータ部
6に対する防水機能を果たす上に、太陽光が直接にコン
バータ部6に当たることを防止しているので、コンバー
タ部6が極度に昇温することを防止でき、コンバータ部
6が安定した動作をする。
【0020】また、正面カバー16は、オフセットパラ
ボラ反射鏡4側を向いて突に形成されているので、即ち
オフセットパラボラ反射鏡4側に向かって傾斜している
部分を有している。従って、雨水等が正面カバー16に
付着しても、速やかに落下する。さらに、正面カバー1
6が半球状に形成されているので、例えば一辺の長さが
半球の直径と同じ立方体を正面カバーとして使用した場
合と比較して、占有空間が小さく、設置スペースが小さ
い。
ボラ反射鏡4側を向いて突に形成されているので、即ち
オフセットパラボラ反射鏡4側に向かって傾斜している
部分を有している。従って、雨水等が正面カバー16に
付着しても、速やかに落下する。さらに、正面カバー1
6が半球状に形成されているので、例えば一辺の長さが
半球の直径と同じ立方体を正面カバーとして使用した場
合と比較して、占有空間が小さく、設置スペースが小さ
い。
【0021】第2の実施の形態は、図3(a)、(b)
に示すように、背面カバー14aも、正面カバー16と
ほぼ同一の直径を有する概略半球状のものとした以外、
第1の実施の形態と同様に構成されている。同等部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。背面カバー
14aも半球状であるので、正面カバー16及び背面カ
バー14aによって構成されるカバーがほぼ球状とな
り、外観が良好となる。
に示すように、背面カバー14aも、正面カバー16と
ほぼ同一の直径を有する概略半球状のものとした以外、
第1の実施の形態と同様に構成されている。同等部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。背面カバー
14aも半球状であるので、正面カバー16及び背面カ
バー14aによって構成されるカバーがほぼ球状とな
り、外観が良好となる。
【0022】上記2つの実施形態では、正面カバー16
として、半球状のものを示したが、これに限ったもので
はなく、半楕円球状のものや、円板状や小判状のものを
使用することもできる。或いは、円錐台状のもの角錐台
状のものを使用することもできる。さらに、半球状や半
楕円球状の場合、全体が滑らかに湾曲したものとなる
が、三角形や六角形状のような多角形を多数組み合わせ
て、概略半球状や半楕円球状とすることもできる。ま
た、上記の2つの実施の形態では、コンバータ部6の大
部分も正面カバー16によって覆ったが、コンバータ部
6のうち一次放射器2に近い部分のみを覆うように構成
してもよい。また、上述したような各形状の正面カバー
のうちいずれかの中心部よりも下側の部分で一次放射器
の開口部を覆うように正面カバーを配置してもよい。上
記2つの実施形態では、反射鏡としてオフセットパラボ
ラ反射鏡を使用したが、パラボラ反射鏡を使用すること
もできる。
として、半球状のものを示したが、これに限ったもので
はなく、半楕円球状のものや、円板状や小判状のものを
使用することもできる。或いは、円錐台状のもの角錐台
状のものを使用することもできる。さらに、半球状や半
楕円球状の場合、全体が滑らかに湾曲したものとなる
が、三角形や六角形状のような多角形を多数組み合わせ
て、概略半球状や半楕円球状とすることもできる。ま
た、上記の2つの実施の形態では、コンバータ部6の大
部分も正面カバー16によって覆ったが、コンバータ部
6のうち一次放射器2に近い部分のみを覆うように構成
してもよい。また、上述したような各形状の正面カバー
のうちいずれかの中心部よりも下側の部分で一次放射器
の開口部を覆うように正面カバーを配置してもよい。上
記2つの実施形態では、反射鏡としてオフセットパラボ
ラ反射鏡を使用したが、パラボラ反射鏡を使用すること
もできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、太陽と
電波を放射する衛星とが食になったときの前後数週間の
期間でも、太陽光がカバーの一点に集中せず、カバーが
破損や変形することがない給電部及びこの給電部を用い
たアンテナを実現することができる。
電波を放射する衛星とが食になったときの前後数週間の
期間でも、太陽光がカバーの一点に集中せず、カバーが
破損や変形することがない給電部及びこの給電部を用い
たアンテナを実現することができる。
【図1】本発明による給電部の第1実施形態の斜視図、
正面図及び部分破断側面図である。
正面図及び部分破断側面図である。
【図2】図1の給電部を備えたオフセットパラボラ反射
鏡への太陽光の当たる状態及び第1の給電部への太陽光
の当たる状態を示す図である。
鏡への太陽光の当たる状態及び第1の給電部への太陽光
の当たる状態を示す図である。
【図3】本発明による給電部の第2実施形態の斜視図及
び側面図である。
び側面図である。
2 一次放射器 4 オフセットパラボラ反射鏡(反射鏡) 6 コンバータ部 16 16a 正面カバー(カバー)
Claims (4)
- 【請求項1】 パラボラ反射鏡またはオフセットパラボ
ラ反射鏡からなる反射鏡のほぼ焦点位置に配置され、開
口部が前記反射鏡側を向いている一次放射器と、 この一次放射器の前記開口部と反対側に結合されている
コンバータ部と、 前記一次放射器の前記開口部よりも前記反射鏡側に寄っ
た位置で、前記開口部の全てと前記コンバータ部におけ
る前記反射鏡側を向いている部分の少なくとも一部とを
覆っているカバーとを、具備する給電部。 - 【請求項2】 請求項1記載の給電部において、前記カ
バーは少なくとも一部に前記反射鏡側に向かって傾斜し
ている部分を有する給電部。 - 【請求項3】 請求項1記載の給電部において、前記カ
バーは、前記一次放射器の開口部と前記コンバータの反
射鏡側を向いた部分のほぼ全域を覆っている給電部。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の給電部と、
パラボラ反射鏡またはオフセットパラボラ反射鏡を備え
たアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072057A JP2001267827A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 給電部及びアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072057A JP2001267827A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 給電部及びアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001267827A true JP2001267827A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18590530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072057A Withdrawn JP2001267827A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 給電部及びアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001267827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009004736A1 (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Kenjiro Sakimura | 無指向性回転式レーダー反射器 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072057A patent/JP2001267827A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009004736A1 (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Kenjiro Sakimura | 無指向性回転式レーダー反射器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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