JP2001267791A - トレイ供給装置 - Google Patents

トレイ供給装置

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JP2001267791A
JP2001267791A JP2000081250A JP2000081250A JP2001267791A JP 2001267791 A JP2001267791 A JP 2001267791A JP 2000081250 A JP2000081250 A JP 2000081250A JP 2000081250 A JP2000081250 A JP 2000081250A JP 2001267791 A JP2001267791 A JP 2001267791A
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Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Masato Watanabe
真人 渡邉
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Yamagata Casio Co Ltd
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Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品名を指示するだけでその電子部品を載
置したパレットを装着する全てのトレイ収容棚を表示報
知するトレイ供給装置を提供する。 【解決手段】トレイ供給装置の10段あるトレイ収容棚
のうち部品名「QFP124」の部品が1段、2段及び
3段目のトレイ収容棚に設定され、部品名「SOP2
4」の部品が5段、7段及び9段目のトレイ収容棚に予
め設定されている。オペレータが「QFP124」の部
品のパレットをトレイ供給装置に装着するためにデータ
入装置から「QFP124」を入力すると(S1)、レ
ジスタiが「1」に初期設定され(S2)、その値iが
順次「1」インクリメントされながら、i段目つまり1
段目から10段目まで、部品名「QFP124」と一致
するトレイ収容棚が検索され、一致する全てのトレイ収
容棚のLEDランプが点滅表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在処理中の電子
部品に係わるパレットのトレイ収容段を表示するトレイ
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品を載置・収容したパ
レットを複数のトレイに各々保持して、これらのトレイ
を昇降させ、所望の電子部品をパレットから取り出して
部品搭載装置へ供給するトレイ供給装置がある。
【0003】図5(a) は、そのようなトレイ供給装置の
正面図であり、同図(b) はその側面図、同図(c) は内部
の構成を示すため保護カバーを取り除いて示す図、同図
(d)はトレイとパレットを模式的に示す図である。同図
(a),(b),(c) に示すように、トレイ供給装置1は、駆動
部2と供給ステージ3から成る。駆動部2の正面には、
扉4が配設され、この扉4には窓5及び取っ手6が設け
られている。
【0004】トレイ供給装置1の駆動部2は、下部に駆
動系と制御系を収容した制御台7を備え、この上に制御
台7の駆動系に連結するリフト8が配設されている。リ
フト8には、昇降ボックス9が連結されており、この昇
降ボックス9には、複数のトレイ収容棚が設けられてい
る。各トレイ収容棚は、一対のレールから成るレール棚
であり、トレイ10が両端をレールに滑動自在に支持さ
れて収容される。そして、各トレイ10にはパレット1
1が着脱自在に装着される。これらパレット11にはそ
れぞれ所定の電子部品12が載置・収容されている。ト
レイ10の前端部には、このトレイ10を昇降ボックス
9から出し入れするためのフック13が形成されてい
る。
【0005】図6(a) は、上記のトレイ供給装置1が部
品搭載装置に連結された状態を示す正面図であり、同図
(b) は、その側面図である。同図(a),(b) に示すよう
に、トレイ供給装置1が部品搭載装置15に連結される
と、トレイ供給装置1の供給ステージ3が部品搭載装置
15の内部に挿入される。
【0006】部品搭載装置15は、上部手前にタッチパ
ネル14を備え、下部の本体基台16の上方に、前後及
び左右に移動自在な作業塔17を備え、この作業塔17
には上下に移動自在な複数の作業ヘッド18を備えてい
る。その本体基台16には、下部にコンベアベルトを備
えた2本のガイドレール19が配設されており、コンベ
アベルトは、この部品搭載装置15よりもライン上流側
に配置されている装置から前段工程の処理を終えた回路
基板を搬入し、その搬入した回路基板をガイドレール1
9が位置決めする。
【0007】作業塔17の作業ヘッド18は、トレイ供
給装置1の供給ステージ3に引き出されたトレイ10上
のパレット11から所望の電子部品12を吸着して、そ
の吸着した電子部品12を回路基板に自動的に搭載す
る。コンベアベルトは、部品搭載処理を終えた回路基板
を、部品搭載装置15よりもライン下流側に配置されて
いる後段の工程に搬出する。
【0008】このような部品搭載装置15と共同作業を
行うトレイ供給装置1のトレイ収容棚へのパレット11
の装着は、オペレータが行なっているが、通常、パレッ
ト11で供給可能な電子部品12の数は少ないため、一
種類の電子部品12が複数枚のパレット11に載置され
る。そして、それら複数枚のパレット11がそれぞれト
レイ収容棚に装着される。
【0009】例えば、QFP124という電子部品を1
段目から3段目まで3段のトレイ収容棚に収容する揚合
に、オペレータは、1段目から3段目まで3段のトレイ
収容棚に、QFP124という電子部品を載置したパレ
ットを誤り無く装着しなければならない。
【0010】そのためには、オペレータは、部品搭載装
置の表示部や、あらかじめ用意した段取りを指示する段
取り表とパレットとを見比べて、そのパレットを指定さ
れているトレイ収容棚に装着することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トレイ
供給装置には極めて多数の部品を装着しなければならな
いから、その装着を間違わないようにするためのオペレ
ータによる確認作業が頻繁に発生し、そのため装着作業
に時間がかかり過ぎるという問題が発生した。
【0012】また、部品搭載装置が電子部品を回路基板
に搭載していく間に、トレイ供給装置から電子部品が順
次無くなっていく。従来は、パレット上の電子部品が無
くなったとき、品切れの警告報知を行っていたが、パレ
ット上に電子部品が無くなったときに初めて警告報知を
出すのでは、部品搭載装置の部品搭載作業を一旦中断し
て、品切れに対応する新たな電子部品をパレットに載置
して、そのパレットと品切れパレットとの交換を行った
後、部品搭載装置を再び稼動させることになり、これで
は部品搭載装置の稼働率が低下するという問題もあっ
た。
【0013】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
電子部品の品名又は番号等の品番を指示するだけで、そ
の電子部品を載置したパレットを装着するトレイ収容棚
を表示報知するトレイ供給装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
トレイ供給装置の構成を述べる。先ず、請求項1記載の
発明のトレイ供給装置は、トレイ収容段に収容したトレ
イに電子部品を載置したパレットを保持して該パレット
上の上記電子部品を部品搭載装置に供給するトレイ供給
装置であって、上記電子部品の品番を指示する部品指示
手段と、該指示手段により指示された上記電子部品を載
置するパレットのトレイ収容段を記憶する収容段記憶手
段と、上記指示手段により指示された上記電子部品を載
置するパレットのトレイ収容段を表示報知する収容段報
知手段と、を備えて構成される。
【0015】上記収容段報知手段は、例えば請求項2記
載のように、上記部品搭載装置の表示装置により表示報
知するように構成しても良い。次に、請求項3記載の発
明のトレイ供給装置は、トレイ収容段に収容したトレイ
に電子部品を載置したパレットを保持して該パレット上
の上記電子部品を部品搭載装置に供給するトレイ供給装
置であって、上記電子部品の警告残数を記憶する警告残
数記憶手段と、上記電子部品の総数を記憶する総数記憶
手段と、上記電子部品の残数を計数する計数手段と、上
記電子部品の残数が上記警告残数に達したとき該電子部
品に対応する警告報知を行う警告報知手段と、を備えて
構成される。
【0016】上記警告報知手段は、例えば請求項4記載
のように、上記部品搭載装置の表示装置により警告報知
するように構成しても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
るトレイ供給装置と部品搭載装置との連結状態を模式的
に示す斜視図である。尚、同図に示すトレイ供給装置2
0は、昇降ボックス21と供給ステージ22のみを示し
ており、駆動部の制御台やリフト等の構成は図示を省略
している。また、同図は、1台の部品搭載装置に2台の
トレイ供給装置を連結した場合の例を示している。
【0018】図1において、上記の供給ステージ22に
は、昇降ボックス21の所定のトレイ収容棚から引き出
されたトレイ23が載置され、そのトレイ23上にパレ
ット24が保持されて、そのパレット24上に電子部品
25が載置・収容されている。
【0019】トレイ供給装置20の供給ステージ22
は、部品搭載装置の2本のガイドレール26a及び26
bの手前側の部品供給台29に係合しており、2本のガ
イドレール26a及び26bの向こう側の部品供給台
(不図示)には、多数の部品供給カセットが装着されて
いる。同図には、その部品供給カセットの部品供給口3
1のみを示している。
【0020】部品搭載装置側の2本のガイドレール26
a及び26b間には、回路基板27が位置決めされてお
り、回路基板27の上には、2個の吸着ノズル28によ
ってパレット24上から吸着された2個の電子部品25
が載置されたところを示している。尚、吸着ノズル28
を保持した作業塔や作業ヘッド等の図示は省略してい
る。
【0021】本例におけるトレイ供給装置20の昇降ボ
ックス21の内部には、一対のレールからなる10mm
間隔で10段のトレイ収容棚が形成されている。そし
て、昇降ボックス21のオペレータ作業面(部品搭載装
置に係合する面とは反対側の面)には、トレイ収容棚に
対応する位置に、トレイ収容棚の数だけのLEDランプ
32が配置されている。この昇降ボックス21は、同図
(a) の矢印Aで示すように鉛直に上下移動する。
【0022】トレイ供給装置20の図示を省略した制御
台内には、電子回路基板に搭載された制御装置が収納さ
れている。制御装置は特には図示しないが、コントロー
ラ部とエンジン部からなり、コントローラ部はCPU
(中央演算処理装置)、ROM(読出し専用メモリ)、
EEPROM(再書込み可能な読出し用メモリ)、デー
タ転送回路等を備えて、本体装置の不図示の入力パネル
や部品搭載装置の入力パネル等から入力される処理デー
タを解析して、その解析結果をエンジン部に通知する。
また、トレイ収容棚のパレット24上に収容されている
電子部品25の品番や残量を記憶して、その品番や残量
に係わる表示報知を行うようにエンジン部に通知する。
【0023】エンジン部は、CPUやROM等を備え、
入力側にはコントローラ部からの解析結果データや指令
信号等が入力し、出力側には不図示の複数の各モータに
対応する複数のモータドライバ、そのモータの駆動を各
部に伝達する駆動系を切り替えるクラッチドライバ、セ
ンサ駆動ドライバ、LED駆動ドライバ等が接続されて
いる。
【0024】このエンジン部はコントローラ部からのデ
ータや指令信号等に基づいて各部を駆動制御して、昇降
ボックス21を所望の位置に昇降させ、供給ステージ2
2上に所望のトレイ23を進退させるという一般的なト
レイ供給装置20の動作を行う他に、コントローラ部か
ら表示報知すべき旨の通知を受けて、その通知に対応す
るトレイ収容棚のLEDランプ32を点灯又は点滅させ
る等の処理を行う。
【0025】図2(a) は、オペレータが、部品を収容し
たパレットをトレイ供給装置20のトレイ収容棚に装着
する際に用いる段取り表の一例を示す図であり、同図
(b) は、その段取り表を用いてパレットをトレイ供給装
置20に装着していく際の、装着すべきパレットに対応
するトレイ収容棚の位置を表示報知する処理動作のフロ
ーチャートである。
【0026】尚、同図(a) の段取り表には、上からトレ
イ収容棚の段番号が1、2、3、・・・、10と記述さ
れており、その右横に、その段番号のトレイ収容棚に装
着すべきパレットに載置される電子部品の部品名が記述
されている。この例では、全てのトレイ収容棚に電子部
品(つまりその電子部品が載置されているパレット、以
下同様)を収容するのではなく、2種類の電子部品をそ
れぞれ3段の棚に分けて収容する例を示している。すな
わち1段目、2段目及び3段目のトレイ収容棚には部品
名が「QFP124」の電子部品を収容し、5段目、7
段目及び9段目のトレイ収容棚には部品名が「SOP2
4」の電子部品を収容するように指定されている。
【0027】このような段取り表は、電子部品の自動搭
載作業を実行する部品搭載装置の制御プログラムに係わ
るデータとして作成されるものであり、部品搭載装置の
制御装置は部品搭載処理を行うプログラムのパラメータ
の1つとして図2(a) に示す段取り表と同様のデータを
RAMの所定の領域に記憶しており、また、トレイ供給
装置20の制御装置にも部品供給処理を行うプログラム
のパラメータの1つとして同様に図2(a) に示す段取り
表のデータがRAMの所定の領域に記憶されている。
【0028】図3(a),(b) は、上記トレイ供給装置20
における昇降ボックス21のオペレータ作業面を簡略に
示す図であり、10個のトレイ収容棚(不図示)のトレ
イ23(図1参照)に収容されているパレット24と、
それら10個のトレイ収容棚に対応して配置された10
個のLEDランプ32を示している。ハッチングで示す
LEDランプ32は点滅表示していることを表わし、白
丸で示すLEDランプ32は消灯していることを表して
いる。
【0029】上記の図2(a),(b) 及び図3(a),(b) を用
いてオペレータがトレイ供給装置20に所定のパレット
24を装着する際の処理動作を以下に説明する。尚、こ
の処理では、トレイ供給装置の制御装置で処理しても良
く、又は部品搭載装置の制御装置で処理するようにして
も良い。部品搭載装置の制御装置で処理する場合は、処
理結果をトレイ供給装置の制御装置に通知してLEDラ
ンプ32の点灯表示を行わせるようにすればよい。
【0030】先ず、オペレータが、所定の電子部品を載
置した新しいパレット24をトレイ供給装置20に装着
するため、部品搭載装置のタツチパネル(図6(a),(b)
に示すタッチパネル14参照)から、そのパレット24
に載置・収容されている電子部品の部品名である例えば
「QFP124」を選択入力する(図2(b) のステップ
S1)。尚、上記の選択入力には、トレイ供給装置20
にタッチパネルが装備されているときは、そのタッチパ
ネルを使用してもよい。
【0031】制御装置は、内蔵のレジスタ(またはRA
Mのレジスタ領域)iに「1」を初期設定し(ステップ
S2)、続いて、そのi段目のトレイ収容棚に装着され
るべき部品名を、RAMの所定領域から読み出し、上記
選択入力された部品名「QFP124」と一致するか否
かを判別する(ステップS3)。
【0032】この処理では、制御装置のRAMの所定領
域には、図2(a) の段取り表と同一のデータが記憶され
ている。したがってi段目つまり最初は1段目のトレイ
収容棚に収容されるべき電子部品の部品名は「QFP1
24」である。したがってオペレータの選択入力した部
品名「QFP124」と一致する(S3がYes)。そ
して、このように部品名が一致したときは、そのi段目
つまり最初は1段目のトレイ収容棚に対応するLEDラ
ンプ32を点滅表示する(ステップS4)。
【0033】続いてレジスタiを「1」インクリメント
して(ステップS5)、そのレジスタiの値iが、トレ
イ収容棚の最大段数「10」以下であるか否かを判別し
(ステップS6)、まだ、レジスタiの値iが最大段数
の「10」以下であれば(S6がYes)、ステップS
3に戻って、ステップS3〜S6を繰り返す。
【0034】これにより、オペレータが選択入力した部
品名「QFP124」のデータ入力に対して、3段目ま
でが、ステップS3において部品名が一致すると順次判
別されて、ステップS4において、対応するLEDラン
プ32が点滅表示される。
【0035】制御装置は、引き続きステップS5でレジ
スタiを「1」インクリメントしながら上記のステップ
S3に戻るということを繰り返し、4段目以降は、RA
Mの所定領域から読み出した部品名が「無し」又は「S
OP24」であるため、オペレータから選択入力された
部品名「QFP124」とは一致しないので(S3がN
o)、直ちにステップS5に進むということを繰り返し
て、ステップS4の処理は行わない。
【0036】したがって、4段目以降のLEDランプ3
2は消灯したままとなり、レジスタiの値iが最大段数
の「10」を超えるとステップS6の判別で「No」と
なり、処理を終了する。
【0037】図3(a) は、そのように3段目までのLE
Dランプ32が点滅表示され、4段目以降のLEDラン
プ32が消灯したままの状態を示している。オペレータ
はこのLEDランプ32が点滅している1段目から3段
目までのトレイ収容棚に部品名「QFP124」の電子
部品を載置したパレット24を装着すればよいことにな
り、パレットの装着作業を容易に進めることができる。
【0038】次に、オペレータが、上記同様にタッチパ
ネルから他の部品名、例えば「SOP24」を選択入力
すると(再びステップS1)、レジスタiの値が「1」
に初期設定され(ステップS2)、ステップS3〜S6
が繰り返される。4段目までは、RAMの所定領域から
読み出した部品名が「QFP124」又は「無し」であ
るため、オペレータから選択入力された部品名「SOP
24」とは一致しないので(S3がNo)、直ちにステ
ップS5に進むということを繰り返し、ステップS4の
処理は行わず、1段目〜4段目のLEDランプ32は点
滅せず消灯したままとなる。
【0039】制御装置は、引き続きステップS5でレジ
スタiを「1」インクリメントしながら上記のステップ
S3に戻るということを繰り返す。そして、5段目でR
AMの所定領域から読み出した部品名が「SOP24」
であるので、オペレータから選択入力された部品名「S
OP24」と一致する(S3がYes)。したがって5
段目に対応するLEDランプ32を点滅表示させて(ス
テップS4)、ステップS5、S6から、ステップS3
に戻ること繰り返し、6段目ではステップS4の処理を
行わず、7段目ではステップS4の処理を行い、8段目
ではステップS4の処理を行わず、9段目ではステップ
S4の処理を行い、10段目ではステップS4の処理を
行わず、次にレジスタiの値iが最大段数「10」を超
えるため処理を終了する。
【0040】図3(b) は、そのように4段目までのLE
Dランプ32が消灯表示され、以降は5段目、7段目、
9段目と1段置きにLEDランプ32が点灯表示された
状態を示している。この場合も、オペレータはそのLE
Dランプ32が点滅している5段目、7段目及び9段目
のトレイ収容棚に部品名「SOP24」の電子部品を載
置したパレット24を装着すればよいことになり、パレ
ットの装着作業を容易に進めることができる。
【0041】続いて、部品搭載装置による電子部品の搭
載作業中における電子部品の品切れ警告報知について説
明する。本例では、パレット上の電子部品が無くなって
から品切れの警告報知を行うのではなく、パレット上に
電子部品が未だ有るうちに無くなりそうだと警告報知す
る。
【0042】図4(a) は、警告報知処理用として制御装
置のRAMのデータ領域に予め記憶されているデータ構
成の一例を示す図であり、同図(b) は、そのデータを用
いてトレイ供給装置20の電子部品の品切れ警告報知を
行う処理動作のフローチャートである。
【0043】同図(a) に示すように、RAMのデータ領
域の部品名欄には「QFP124」及び「SOP24」
が記憶されている。また、これらの部品名に対応する総
数欄にはそれぞれ「60」及び「11」が記憶されてい
る。そして、それらの総数欄に対応する警告数欄にはそ
れぞれ「4」及び「8」が記憶されている。
【0044】先ず、部品搭載装置によりトレイ供給装置
20から所望の電子部品、例えば部品名が「QFP12
4」の電子部品を取り出し、その電子部品の回路基板へ
の搭載を開始する(ステップS101)。
【0045】続いて、いま搭載処理した電子部品の総数
から「1」を減算する(ステップS102)。例えば、
いま搭載処理した電子部品が「QFP124」であれば
図4(a) に示すデータ領域の部品名欄の「QFP12
4」に対応する総数欄の値「60」から「1」を減算し
て残数を「59」とする。
【0046】次に、いま減算した総数欄の残数が警告数
以下であるか否かを判別する(ステップS103)。部
品名欄の「QFP124」に対応する警告数欄のデータ
は「4」であるので、上記減算した総数欄の残数「5
9」は未だ警告数以下ではない(S103がNo)。し
たがって、この場合は直ちに処理を終了する。
【0047】上記の処理を電子部品がトレイ供給装置2
0から取り出される毎に繰り返して、やがて、例えば部
品名欄「QFP124」の総数欄の残数が「4」となる
と、ステップS3で、いま減算した総数欄の残数が警告
数以下になったと判別し(S103がYes)、この場
合はレジスタiの値iを「1」に初期設定して(ステッ
プS104)、ステップS105〜S108の処理をレ
ジスタiの値iがトレイ収容棚の最大段数「10」を超
えるまで繰り返す。
【0048】このステップS105〜S108の処理
は、図2(b) の処理のステップS3〜S6までの処理
と、「該部品名(いま搭載処理された部品名)」と「入
力された部品名」とが異なるだけで同一の処理である。
これにより、いま搭載処理されて総数欄の残数が「4」
となった部品名「QFP124」の電子部品収納用の全
てのトレイ収容棚、すなわち図3(a) に示した1段目か
ら3段目までのトレイ収容棚に対応するLEDランプ3
2が点滅表示される。
【0049】オペレータは、その点滅表示を見て、当該
電子部品の新しいパレットを用意し、1段目から3段目
までのトレイ収容棚のうちで電子部品が空になっている
パレットを探して、その空のパレットと新しいパレット
とを直ちに交換することができる。すなわち、部品名
「QFP124」の電子部品を収納した全てのパレット
が完全に空になる前に、当該電子部品をトレイ供給装置
20に補充することができる。
【0050】部品名が「SOP24」の場合も同様に、
総数欄の残数が「8」になると、ステップS3で、その
残数が警告数「8」以下になったと判別して、ステップ
S104〜S108を最大段数まで繰り返して、部品名
「SOP24」の電子部品収納用の全てのトレイ収容
棚、すなわち図3(b) に示した5段目、7段目及び9段
目のトレイ収容棚に対応するLEDランプ32が点滅表
示される。
【0051】この場合もオペレータは、その点滅表示を
見て、当該電子部品の新しいパレットを用意し、5段
目、7段目又は9段目のトレイ収容棚のうちで電子部品
が空になっているパレットを探して、その空のパレット
と新しいパレットとを直ちに交換することができる。す
なわち、部品名「SOP24」の電子部品を収納した全
てのパレットが完全に空になる前に、当該電子部品をト
レイ供給装置20に補充することができる。
【0052】尚、LEDは部品毎に、LEDの点滅周期
を変えたり、デューティ比を変更、つまり輝度を変更し
て表示させるようにしてもよい。そうすると、オペレー
タは、遠方からLEDの点滅状態を見ただけで、どのト
レイ収容棚の何という部品名の電子部品が品切れになり
そうだと、直ちに判断することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、制御部が複数のトレイ収容棚の番号とそのトレイ
収容棚に収容すべき電子部品の名称とを予め記憶して、
入力された電子部品の名称に対応するトレイ収容棚のL
EDランプを点滅表示させるので、オペレータは当該電
子部品のパレットをLEDランプが点滅表示されている
トレイ収容棚に装着するだけでよく、これにより、パレ
ット装着作業が容易になって段取り作業の能率が向上す
る。
【0054】また、制御部が複数のトレイ収容棚に収容
されている電子部品の数量と警告残数を予め記憶して、
搭載作業の実行により減量して警告残数となった電子部
品の全てのトレイ収容棚のLEDランプを点滅表示させ
るので、オペレータは全てのパレットが完全に空になる
前に当該電子部品の新しいパレットを用意して空のパレ
ットと交換することができ、これにより、部品搭載装置
の搭載作業を中断する必要が無くなり、したがって、部
品搭載装置の稼動効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるトレイ供給装置と部品搭
載装置との連結状態を模式的に示す斜視図である。
【図2】(a) はパレットをトレイ収容棚に装着する際に
用いられる段取り表の一例を示す図、(b) は装着すべき
パレットに対応するトレイ収容棚の位置を表示報知する
処理動作のフローチャートである。
【図3】(a),(b) はトレイ供給装置における昇降ボック
スのオペレータ作業面を簡略に示す図である。
【図4】(a) は警告報知処理用として予め記憶される制
御装置のRAMの所定領域のデータ構成の一例を示す
図、(b) はトレイ供給装置の電子部品の品切れ警告報知
を行う処理動作のフローチャートである。
【図5】(a) は従来のトレイ供給装置の正面図、(b) は
その側面図、(c) は内部の構成を示すため保護カバーを
取り除いて示す図、(d) はトレイとパレットを模式的に
示す図である。
【図6】(a) は従来のトレイ供給装置が部品搭載装置に
連結された状態を示す正面図、(b) はその側面図であ
る。
【符号の説明】
1 トレイ供給装置 2 駆動部 3 供給ステージ 4 扉 5 窓 6 取っ手 7 制御台 8 リフト 9 昇降ボックス 10 トレイ 11 パレット 12 電子部品 13 フック 14 タッチパネル 15 部品搭載装置 16 本体基台 17 作業塔 18 作業ヘッド 19 ガイドレール 20 トレイ供給装置 21 トレイ収容部 22 供給ステージ 23 トレイ 24 パレット 25 電子部品 26a、26b ガイドレール 27 回路基板 28 吸着ノズル 29 部品供給台 31 部品供給カセットの部品供給口 32 LEDランプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ収容段に収容したトレイに電子部
    品を載置したパレットを保持して該パレット上の前記電
    子部品を部品搭載装置に供給するトレイ供給装置であっ
    て、 前記電子部品の品番を指示する部品指示手段と、 該指示手段により指示された前記電子部品を載置するパ
    レットのトレイ収容段を記憶する収容段記憶手段と、 前記指示手段により指示された前記電子部品を載置する
    パレットのトレイ収容段を表示報知する収容段報知手段
    と、 を備えることを特徴とするトレイ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記収容段報知手段は、前記部品搭載装
    置の表示装置により表示報知することを特徴とする請求
    項1記載のトレイ供給装置。
  3. 【請求項3】 トレイ収容段に収容したトレイに電子部
    品を載置したパレットを保持して該パレット上の前記電
    子部品を部品搭載装置に供給するトレイ供給装置であっ
    て、 前記電子部品の警告残数を記憶する警告残数記憶手段
    と、 前記電子部品の総数を記憶する総数記憶手段と、 前記電子部品の残数を計数する計数手段と、 前記電子部品の残数が前記警告残数に達したとき該電子
    部品に対応する警告報知を行う警告報知手段と、 を備えることを特徴とするトレイ供給装置。
  4. 【請求項4】 前記警告報知手段は、前記部品搭載装置
    の表示装置により警告報知することを特徴とする請求項
    3記載のトレイ供給装置。
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