JP2001266716A - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

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JP2001266716A
JP2001266716A JP2000077821A JP2000077821A JP2001266716A JP 2001266716 A JP2001266716 A JP 2001266716A JP 2000077821 A JP2000077821 A JP 2000077821A JP 2000077821 A JP2000077821 A JP 2000077821A JP 2001266716 A JP2001266716 A JP 2001266716A
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sliding
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JP2000077821A
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Takeshi Yamazaki
壮 山崎
Susumu Uchida
將 内田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種の操作が可能であると共に、接点の切換
数が多く、特に、携帯用情報機器等に使用して好適なも
のを提供する。 【解決手段】 本発明の多方向入力装置において、操作
部材9は、十字状の外周位置Z1〜Z4で、中心部を支
点として傾倒動作が可能であると共に、十字状における
左右方向Y1,Y2、或いは上下方向X1,X2にスラ
イド動作が可能となし、操作部材9の傾倒動作時、及び
スライド動作時において接点の切換を行うようにしたた
め、多種の操作が可能でると共に、それに伴い接点の切
換数の多い多方向入力装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電話機等の
携帯用情報機器、或いはリモコン等に使用して好適な多
方向入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入力装置において、一つの操作部
材は、十字状の外周位置で傾倒動作が可能となし、この
傾倒動作で接点の切換を行うものがあるが、接点の切換
数が少ないものであった。従って、このような入力装置
を携帯情報機器等に使用すると、一つの操作部材の操作
で、多種の操作ができず、従って、複数個の入力装置を
使用しなければならず、携帯用情報機器等が大型になる
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の入力装置は、接
点の切換数が少ないという問題がある。また、このよう
な入力装置を携帯情報機器等に使用すると、多種の操作
ができず、従って、複数個の入力装置を使用しなければ
ならず、携帯用情報機器が大型になるという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、多種の操作が可能であ
ると共に、接点の切換数が多く、特に、携帯用情報機器
等に使用して好適な多方向入力装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、複数個の固定接点を設けた絶
縁基体と、前記固定接点に接離して接点の切換を行う可
動接点と、この可動接点を操作する操作部材とを備え、
前記操作部材は、十字状の外周位置で、中心部を支点と
して傾倒動作が可能であると共に、十字状における左右
方向、或いは上下方向にスライド動作が可能となし、前
記操作部材の前記傾倒動作時、及び前記スライド動作時
において接点の切換を行うようにした構成とした。
【0006】また、第2の解決手段として、前記操作部
材は、十字状における左右方向、及び上下方向にスライ
ド動作が可能で、このスライド動作時において接点の切
換を行うようにした構成とした。また、第3の解決手段
として、前記操作部材は、中心部の押圧によって上下動
可能となし、この上下動によって接点の切換を行うよう
にした構成とした。
【0007】また、第4の解決手段として、前記操作部
材の中心部を押圧した状態において、前記操作部材は、
十字状における左右方向、或いは/及び上下方向にスラ
イド動作が可能とした構成とした。また、第5の解決手
段として、前記操作部材は、中立位置から前記スライド
動作が可能で、前記操作部材は、前記スライド動作後に
操作力を解除した時、自動的に前記中立位置に復帰する
ようにした構成とした。
【0008】また、第6の解決手段として、前記操作部
材の前記スライド動作時において、前記操作部材のスラ
イド動作をガイドするガイド手段を設けた構成とした。
また、第7の解決手段として、前記ガイド手段は、前記
操作部材と、この操作部材を挿通するケースの上面壁と
で形成された構成とした。
【0009】また、第8の解決手段として、前記操作部
材の前記スライド動作時において、クリック感を持たせ
るようにしたまた、第9の解決手段として、前記可動接
点は、一つのバネ性ある金属板で形成された構成とし
た。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の多方向入力装置の図面を
説明すると、図1は本発明の多方向入力装置の平面図、
図2は図1の2−2線における断面図、図3は図2の3
−3線における断面図、図4は本発明の多方向入力装置
に係り、絶縁基体と可動接点を組み合わせた状態を示す
平面図、図5は本発明の多方向入力装置に係り、傾倒動
作時における動作説明図、図6は本発明の多方向入力装
置係り、上下動作時における動作説明、図7は本発明の
多方向入力装置に係り、スライド動作時における動作説
明図、図8は本発明の多方向入力装置に係り、絶縁基体
の平面図、図9は本発明の多方向入力装置に係り、固定
接点の状態を示す説明図、図10は本発明の多方向入力
装置に係り、可動接点の平面図、図11は本発明の多方
向入力装置を携帯用情報機器に使用した際の動作を示す
説明図である。
【0011】次に、本発明の多方向入力装置の構成を図
1〜図10に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品等
からなる絶縁基体1は、特に図8に示すように、一面側
に設けられた凹部からなる収納部1aと、収納部1aの
底部1bに設けられ、中心部C1に対して左右と上下に
対称的に配設された矩形状の4個の凹部1c、1dと、
収納部1aの側壁1eに対称的な位置に設けられた一対
の掛け止め部1fとを有する。
【0012】また、絶縁基体1には、図8,図9に示す
ように、複数個の固定接点2,3a〜3d、4a〜4
d、5a、5bが埋設等により取り付けられて、それぞ
れ底部1bの表面から露出すると共に、それぞれの固定
接点2,3a〜3d、4a〜4d,5a、5bは、複数
個の引出部6によって絶縁基体1の外周部に設けられた
複数個の端子部7に導出されている。そして、1個の固
定接点2は、底部1bの中心部C1に位置し、十字型で
形成され、また、4個の固定接点3a、3b、3c、3
dは、固定接点2の外周の近傍で十字状の位置に配置さ
れ、更に、4個の固定接点4a、4b、4c、4dは、
凹部1c、1dの外側の近傍で十字状の位置に設けら
れ、更に又、コモン接点である2個の固定接点5a、5
bは、矩形状を成した2個が互いに直角状態で配置され
ている。
【0013】1個のバネ性ある金属板から打ち抜き、折
り曲げ加工されて形成された可動接点8は、特に図10
に示すように、基部8aの中央部において、両側に孔を
設けて形成された凸状の接点部8bと、接点部8bを中
心として対称的に延びた一対の第1腕部8cと、この第
1腕部8cよりも長く、接点部8bを中心として対称的
に延びた4個の第2腕部8d、8eと、4個の第2腕部
8d、8eの先端部に設けられた凸状の係合部8fと、
4個の第2腕部8d、8eのそれぞれの中間部に設けら
れた接点部8gと、接点部8bを中心として対称的に延
びた一対の第3腕部8hと、この一対の第3腕部8hの
先端部から突出して設けられたバネ部8jと、接点部8
bを中心として対称的な位置で、基部8aの凸部に設け
られた一対の孔8kとを有する。
【0014】そして、この可動接点8は、バネ部8jの
端部が絶縁基体1の掛け止め部1fに掛け止めされて、
中立位置の状態で収納部1a内に収納され、可動接点8
が収納された際、4個の係合部8fは、それぞれ凹部1
c、1dの中央部の位置で係合すると共に、一対の第1
腕部8cの先端部はコモン接点である固定接点5a、5
bの中央部に弾接し、また、一対の第3腕部8hの先端
部は底部1bに弾接して、基部8aを上方に付勢してい
る。その結果、接点部8bは固定接点2に対向した状態
で対峙すると共に、4個の接点部8gは、接点部8bよ
りも大きな間隔おいて、固定接点4に対向した状態で対
峙している。また、係合部8fと凹部1c、1dとでク
リック機構Kが構成されている。
【0015】合成樹脂の成型品等からなる操作部材9
は、円板状をなし、表面が球面状の凹部を有する操作部
9aと、操作部9aの外周に設けられた鍔部9bと、操
作部9aの下面の中央部に設けられた1個の突起9c
と、操作部9aの下面から突出し、突起9cを中心とし
て十字状の位置に設けられた4個の作動部9dと、操作
部9aの下面から突出し、突起9cを中心として対称的
に設けられた凸部からなる一対の係止部9eとを有す
る。
【0016】そして、この操作部材9は、可動接点8上
に配置され、一対の係止部9eが一対の孔9kに挿入さ
れた状態で、突起9cが接点部8b上に位置すると共
に、4個の作動部9dがそれぞれ接点部8g上に位置し
た状態となっている。また、操作部材9は、図1に示す
ように、十字状の外周位置Z1〜Z4をそれぞれ押圧す
ると、操作部材9は突起9cを支点として傾倒動作を行
って、それぞれ接点の切換を行い、また、操作部材9
は、図1に示すように、十字状の左右方向Y1,Y2、
及び上下方向X1,X2にスライド動作すると、係止部
9eが可動接点8を引っかけて、可動接点8をスライド
動作させ、それぞれ接点の切換を行い、更に、操作部材
9は、図2に示すように、中央部を矢印方向Wに押圧す
ると、上下動して接点の切換を行うようになっている。
【0017】合成樹脂の成型品等かならる箱形のケース
10は、上面壁10aと、この上面壁10aの四方から
下方に延びる側面壁10bと、上面壁10aの十字状の
位置で、外方に円弧状に凹んだ4個のガイド部10cを
設けた孔10dとを有するそして、このケース10は、
絶縁基体1に被せられて絶縁基体1に取り付けられ、こ
のケース10が取り付けられた際、孔10dには操作部
材9の操作部9aが挿通された状態で、鍔部9bが可動
接点8によって上面壁10aの下面に弾接された状態と
なっている。また、通常の中立位置においては、操作部
9aが孔10dの中央部に位置し、操作部材9をスライ
ド動作した時、円板状の操作部9aの外周がガイド部1
0cにガイドされながら移動して、ガイド手段Gが形成
されている。
【0018】上記のような構成により本発明の多方向入
力装置が形成されており、次に、この多方向入力装置の
動作を説明すると、図1〜図3に示すように、操作部材
9が中立位置にある時は、第1腕部8cが固定接点5
a、5bに接触した状態となっている。この状態におい
て、操作部材9を外周位置Z1で押圧すると、図5に示
すように、操作部材9が突起9cを支点として傾倒動作
して、一つの作動部9dが第2腕部8dを押圧し、そし
て、一つの接点部8gが固定接点3aに接触して、固定
接点3aと固定接点5a、5bを短絡する。そして、こ
の押圧力を解除すると、第2腕部8dのバネ性により操
作部材9が元の状態に押し戻されると共に、短絡状態が
OFFとなる。
【0019】次に、操作部材9を外周位置Z2で押圧す
ると、前述と同様に、操作部材9が突起9cを支点とし
て傾倒動作して、一つの作動部9dが第2腕部8dを押
圧し、そして、一つの接点部8gが固定接点3bに接触
して、固定接点3bと固定接点5a、5bを短絡する。
そして、この押圧力を解除すると、第2腕部8dのバネ
性により操作部材9が元の状態に押し戻されて、自動的
に復帰すると共に、短絡状態がOFFとなる。
【0020】次に、操作部材9を外周位置Z3で押圧す
ると、前述と同様に、操作部材9が突起9cを支点とし
て傾倒動作して、一つの作動部9dが第2腕部8eを押
圧し、そして、一つの接点部8gが固定接点3cに接触
して、固定接点3cと固定接点5a、5bを短絡する。
そして、この押圧力を解除すると、第2腕部8eのバネ
性により操作部材9が元の状態に押し戻されて、自動的
に復帰すると共に、短絡状態がOFFとなる。
【0021】次に、操作部材9を外周位置Z4で押圧す
ると、前述と同様に、操作部材9が突起9cを支点とし
て傾倒動作して、一つの作動部9dが第2腕部8eを押
圧し、そして、一つの接点部8gが固定接点3dに接触
して、固定接点3dと固定接点5a、5bを短絡する。
そして、この押圧力を解除すると、第2腕部8eのバネ
性により操作部材9が元の状態に押し戻されて、自動的
に復帰すると共に、短絡状態がOFFとなる。このよう
に、操作部材9を外周位置Z1〜Z4で押圧して、傾倒
動作を行わせることにより、それぞれの傾倒動作で接点
の切換を行うことができる。
【0022】次に、図2で示すような中立位置で、操作
部材9を矢印方向Wに押圧すると、図6に示すように、
操作部材9の突起9cが接点部8bを押圧し、そして、
接点部8bが固定接点2に接触して、固定接点2と固定
接点5a、5bを短絡する。この時、作動部9dによっ
て接点部8gも押されるが、接点部8bと固定接点部2
と間隔が接点部8gと固定接点3a〜3dよりも小さい
ため、接点部8gが固定接点3a〜3dに接触しないよ
うになっている。そして、この押圧力を解除すると、第
1腕部8cと第2腕部8d、8eのバネ性により操作部
材9が元の状態に押し戻されて、自動的に復帰すると共
に、短絡状態がOFFとなる。このように操作部材9を
上下動することによって、接点の切換を行うことができ
る。
【0023】次に、図1〜図3に示すような中立位置
で、操作部材9を右方向Y1にスライド動作すると、操
作部9aがガイド手段Gによりガイドされながら右方向
Y1にスライド動作すると共に、図7に示すように、操
作部材9は、係止部9eで可動接点8を引っかけて、可
動接点8を伴ってバネ部8jの撓みによるバネ性に抗し
て移動する。この時、一対の第2腕部8eに設けられた
係合部8fが凹部1dからクリック感を持って抜け出る
と共に、もう一方の一対の第2腕部8dに設けられた係
合部8fは、凹部1cの一端まで移動した状態となる。
【0024】また、この時、凹部1dから抜き出た一方
の係合部8fは、固定接点4cに接触すると共に、固定
接点5aから第1腕部8cが離れるが、固定接点5bの
端部には、第1腕部8cが移動して接触状態が保たれ、
その結果、固定接点4cと固定接点5bが短絡状態とな
る。そして、スライド力を解除すると、バネ部8jのバ
ネ性によって、可動接点8と操作部材9が元の状態に押
し戻されて、自動的に復帰すると共に、短絡状態がOF
Fとなる。
【0025】次に、図1〜図3に示すような中立位置
で、操作部材9を左方向Y2にスライド動作すると、上
述と同じ原理により、操作部9aがガイド手段Gにより
ガイドされながら左方向Y2にスライド動作すると共
に、操作部材9は、係止部9eで可動接点8を引っかけ
て、可動接点8を伴ってバネ部8jの撓みによるバネ性
に抗して移動する。この時、一対の第2腕部8eに設け
られた係合部8fが凹部1dからクリック感を持って抜
け出ると共に、もう一方の一対の第2腕部8dに設けら
れた係合部8fは、凹部1cの他端まで移動した状態と
なる。
【0026】また、この時、凹部1dから抜き出た一方
の係合部8fは、固定接点4dに接触すると共に、固定
接点5aから第1腕部8cが離れるが、固定接点5bの
他端部には、第1腕部8cが移動して接触状態が保た
れ、その結果、固定接点4dと固定接点5bが短絡状態
となる。そして、スライド力を解除すると、バネ部8j
のバネ性によって、可動接点8と操作部材9が元の状態
に押し戻されて、自動的に復帰すると共に、短絡状態が
OFFとなる。
【0027】次に、図1〜図3に示すような中立位置
で、操作部材9を下方向X1にスライド動作すると、上
述と同じ原理により、操作部9aがガイド手段Gにより
ガイドされながら下方向X1にスライド動作すると共
に、操作部材9は、係止部9eで可動接点8を引っかけ
て、可動接点8を伴ってバネ部8jの撓みによるバネ性
に抗して移動する。この時、一対の第2腕部8dに設け
られた係合部8fが凹部1cからクリック感を持って抜
け出ると共に、もう一方の一対の第2腕部8eに設けら
れた係合部8fは、凹部1dの一端まで移動した状態と
なる。
【0028】また、この時、凹部1cから抜き出た一方
の係合部8fは、固定接点4aに接触すると共に、固定
接点5bから第1腕部8cが離れるが、固定接点5aの
端部には、第1腕部8cが移動して接触状態が保たれ、
その結果、固定接点4aと固定接点5aが短絡状態とな
る。そして、スライド力を解除すると、バネ部8jのバ
ネ性によって、可動接点8と操作部材9が元の状態に押
し戻されて、自動的に復帰すると共に、短絡状態がOF
Fとなる。
【0029】次に、図1〜図3に示すような中立位置
で、操作部材9を上方向X2にスライド動作すると、上
述と同じ原理により、操作部9aがガイド手段Gにより
ガイドされながら上方向X2にスライド動作すると共
に、操作部材9は、係止部9eで可動接点8を引っかけ
て、可動接点8を伴ってバネ部8jの撓みによるバネ性
に抗して移動する。この時、一対の第2腕部8dに設け
られた係合部8fが凹部1cからクリック感を持って抜
け出ると共に、もう一方の一対の第2腕部8eに設けら
れた係合部8fは、凹部1dの他端まで移動した状態と
なる。
【0030】また、この時、凹部1cから抜き出た一方
の係合部8fは、固定接点4bに接触すると共に、固定
接点5bから第1腕部8cが離れるが、固定接点5aの
他端部には、第1腕部8cが移動して接触状態が保た
れ、その結果、固定接点4bと固定接点5aが短絡状態
となる。そして、スライド力を解除すると、バネ部8j
のバネ性によって、可動接点8と操作部材9が元の状態
に押し戻されて、自動的に復帰すると共に、短絡状態が
OFFとなる。このように、操作部材9を左右方向Y
1,Y2と上下方向X1,X2にスライド動作すること
により、それぞれ接点の切換を行うようになっている。
【0031】また、本発明の多方向入力装置は、操作部
材9の中央部を矢印方向Wに押圧した状態、即ち、図6
の状態において、左右方向Y1,Y2、及び上下方向X
1,X2へのスライド動作が可能となっており、そし
て、それぞれ左右方向Y1,Y2、及び上下方向X1,
X2にスライド動作した時は、前述と同様の動作が行わ
れて、それぞれ操作されるものである。本発明の多方向
入力装置は、上述したような多種の操作を行うことによ
って、接点の切換数を多く行うようになっている。な
お、前記実施例では、操作部材9が左右方向と上下方向
にスライド動作するようにしたもので説明したが、左右
方向、或いは上下方向の何れか一方でも良い。
【0032】次に、このような多方向入力装置を携帯用
情報機器に使用した場合を例に、図11に基づいて説明
すると、携帯用情報機器には本発明の多方向入力装置が
組み込まれると共に、携帯用情報機器の正面には、ディ
スプレー11が設けられている。そして、携帯用情報機
器には、文字情報が蓄積されて、この文字情報をディス
プレー11によって表示すると共に、多方向入力装置で
文字情報の編集を行うようにしたもので説明する。
【0033】このように、多方向入力装置をを編集用と
して使用した場合について説明すると、図11に示すよ
うに、ディスプレー11には文字情報が表示された状態
となっていると共に、所定の位置にカーソル12が位置
した状態となっている。そして、編集のために、カーソ
ル12を移動するには、先ず、操作部材9を外周位置Z
1で傾倒動作すると、カーソル12が矢印P1方向に移
動して、下方の行方向に移動する。
【0034】また、操作部材9を外周位置Z2で傾倒動
作すると、カーソル12が矢印P2方向に移動して、上
方の行方向に移動し、更に、操作部材9を外周位置Z3
で傾倒動作すると、カーソル12が矢印P3方向に移動
して、下方の文字に移動し、更に又、操作部材9を外周
位置Z4で傾倒動作すると、カーソル12が矢印P4方
向に移動して、上方の文字に移動するようになり、この
ような操作によりカーソル12の位置を選定する。そし
て、しなる後、操作部材9を矢印方向Wに押圧して、操
作部材9を上下動すると、カーソル12の位置が決定さ
れるようになる。
【0035】次に、文字情報のコピーを行うには、先
ず、操作部材9を下方向X1にスライド動作すると、カ
ーソル12が矢印P1方向に移動、即ち、下方の行方向
へのコピー範囲が指定できる。また、操作部材9を上方
向X2にスライド動作すると、カーソル12が矢印P2
方向に移動、即ち、上方の行方向へのコピー範囲が指定
でき、更に、操作部材9を右方向Y1にスライド動作す
ると、カーソル12が矢印P3方向に移動、即ち、下方
の文字へのコピー範囲が指定でき、更に又、操作部材9
を左方向Y2にスライド動作すると、カーソル12が矢
印P4方向に移動、即ち、上方の文字へのコピー範囲が
指定できるようになり、このような操作によりコピー範
囲を指定する。
【0036】そして、しなる後、操作部材9を矢印方向
Wに押圧して、操作部材9を上下動すると、カーソル1
2のコピー範囲が決定されるようになる。次に、外周位
置Z1〜Z4で操作部材9を傾倒動作させて、カーソル
12をコピーしたい位置に合わせて、操作部材9を矢印
方向Wに押圧して、操作部材9を上下動すると、指定さ
れたコピー範囲が所望の位置でコピーされるようにな
る。
【0037】また、コピー位置の指定方法としては、上
記の方法の他に、操作部材9を矢印方向Wに押圧して、
カーソル12のコピー範囲を決定した後、この操作部材
9を押圧した状態で、操作部材9を左右方向Y1,Y
2,上下方向X1、X2にスライド動作させて、カーソ
ル12をコピーしたい位置に合わせて、しかる後、操作
部材9の押圧を解除することにより、指定されたコピー
範囲が所望の位置でコピーされるようにしても良い。
【0038】また、上記例では、多方向入力装置を編集
用に使用したもので説明したが、その他の機能に使用し
ても良い。なお、本発明の多方向入力装置は、カメラ、
携帯用電話機、或いは携帯用の音響機器等に使用しても
良い。
【0039】
【発明の効果】本発明の多方向入力装置において、操作
部材9は、十字状の外周位置Z1〜Z4で、中心部を支
点として傾倒動作が可能であると共に、十字状における
左右方向Y1,Y2、或いは上下方向X1,X2にスラ
イド動作が可能となし、操作部材9の傾倒動作時、及び
スライド動作時において接点の切換を行うようにしたた
め、多種の操作が可能でると共に、それに伴い接点の切
換数の多い多方向入力装置を提供できる。そして、この
ような多方向入力装置を携帯用情報機器等に使用する
と、一つの操作部材9で多種の操作ができて、小型で、
操作性の良好なものを提供できるものである。
【0040】また、操作部材9は、十字状における左右
方向Y1,Y2、及び上下方向X1,X2にスライド動
作が可能で、このスライド動作時において接点の切換を
行うようにしたため、一つの操作部材9で、一層、多種
の操作ができると共に、接点の切換数が多く、小型で、
操作性の良好なものを提供できる。
【0041】また、操作部材9は、中心部の押圧によっ
て上下動可能となし、この上下動によって接点の切換を
行うようにしたため、一つの操作部材9で、更に一層、
多種の操作ができると共に、接点の切換数が多く、小型
で、操作性が良く、且つ、使いかっての良いものを提供
できる。
【0042】また、操作部材9の中心部を押圧した状態
において、操作部材9は、十字状における左右方向Y
1,Y2、或いは/及び上下方向X1,X2にスライド
動作が可能としたため、多種の操作ができて、操作性が
良好で、使いかっての良いものを提供できる。
【0043】また、操作部材9は、中立位置からスライ
ド動作が可能で、操作部材9は、スライド動作後に操作
力を解除した時、自動的に前記中立位置に復帰するよう
にしたため、その操作性が良好となり、使いかっての良
いものを提供できる。
【0044】また、操作部材9のスライド動作時におい
て、操作部材9のスライド動作をガイドするガイド手段
Gを設けたため、操作部材9は正確な位置に移動でき
て、操作の確実なものを提供できる。
【0045】また、ガイド手段Gは、操作部材9と、こ
の操作部材9を挿通するケース10の上面壁10aとで
形成されたため、その構成が簡単で、別部品を必要とせ
ず、安価で、生産性の良好なものを提供できる。
【0046】また、操作部材9のスライド動作時におい
て、クリック感を持たせるようにしたため、スライド操
作時において、操作が完了したことが感知できて、操作
性の良いものを提供できる。また、可動接点8は、一つ
のバネ性ある金属板で形成されたため、部品点数が少な
く、安価で、生産性の良好なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向入力装置の平面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図2の3−3線における断面図。
【図4】本発明の多方向入力装置に係り、絶縁基体と可
動接点を組み合わせた状態を示す平面図。
【図5】本発明の多方向入力装置に係り、傾倒動作時に
おける動作説明図。
【図6】本発明の多方向入力装置係り、上下動作時にお
ける動作説明。
【図7】本発明の多方向入力装置に係り、スライド動作
時における動作説明図。
【図8】本発明の多方向入力装置に係り、絶縁基体の平
面図。
【図9】本発明の多方向入力装置に係り、固定接点の状
態を示す説明図。
【図10】本発明の多方向入力装置に係り、可動接点の
平面図。
【図11】本発明の多方向入力装置を携帯用情報機器に
使用した際の動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 絶縁基体 1a 収納部 1b 底部 1c 凹部 1d 凹部 1e 側壁 1f 掛け止め部 2 固定接点 3a〜3d 固定接点 4a〜4d 固定接点 5a 固定接点 5b 固定接点 6 引出部 7 端子部 8 可動接点 8a 基部 8b 接点部 8c 第1腕部 8d 第2腕部 8e 第2腕部 8f 係合部 8g 接点部 8h 第3腕部 8j バネ部 8k 孔 9 操作部材 9a 操作部 9b 鍔部 9c 突起 9d 作動部 9e 係止部 10 ケース 10a 上面壁 10b 側面壁 10c ガイド部 10d 孔 11 ディスプレー 12 カーソル C1 中心部 K クリック機構 G ガイド手段 Z1〜Z4 外周位置 Y1 右方向 Y2 左方向 X1 下方向 X2 上方向 W 矢印方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の固定接点を設けた絶縁基体と、
    前記固定接点に接離して接点の切換を行う可動接点と、
    この可動接点を操作する操作部材とを備え、前記操作部
    材は、十字状の外周位置で、中心部を支点として傾倒動
    作が可能であると共に、十字状における左右方向、或い
    は上下方向にスライド動作が可能となし、前記操作部材
    の前記傾倒動作時、及び前記スライド動作時において接
    点の切換を行うようにしたことを特徴とする多方向入力
    装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は、十字状における左右方
    向、及び上下方向にスライド動作が可能で、このスライ
    ド動作時において接点の切換を行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の多方向入力装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、中心部の押圧によって
    上下動可能となし、この上下動によって接点の切換を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1,又は2記載の
    多方向入力装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材の中心部を押圧した状態に
    おいて、前記操作部材は、十字状における左右方向、或
    いは/及び上下方向にスライド動作が可能としたことを
    特徴とする請求項3記載の多方向入力装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部材は、中立位置から前記スラ
    イド動作が可能で、前記操作部材は、前記スライド動作
    後に操作力を解除した時、自動的に前記中立位置に復帰
    するようにしたことを特徴とする請求項1から4の何れ
    かに記載の多方向入力装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部材の前記スライド動作時にお
    いて、前記操作部材のスライド動作をガイドするガイド
    手段を設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか
    に記載の多方向入力装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド手段は、前記操作部材と、こ
    の操作部材を挿通するケースの上面壁とで形成されたこ
    とを特徴とする請求項6記載の多方向入力装置。
  8. 【請求項8】 前記操作部材の前記スライド動作時にお
    いて、クリック感を持たせるようにしたことを特徴とす
    る請求項1から7の何れかに記載の多方向入力装置。
  9. 【請求項9】 前記可動接点は、一つのバネ性ある金属
    板で形成されたことを特徴とする請求項1から8の何れ
    かに記載の多方向入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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