JP2001264815A - アクティブマトリクス型液晶表示素子 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示素子

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JP2001264815A
JP2001264815A JP2000081072A JP2000081072A JP2001264815A JP 2001264815 A JP2001264815 A JP 2001264815A JP 2000081072 A JP2000081072 A JP 2000081072A JP 2000081072 A JP2000081072 A JP 2000081072A JP 2001264815 A JP2001264815 A JP 2001264815A
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JP2000081072A
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Ayako Yamaguchi
彩子 山口
Tetsuya Kawamura
哲也 川村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面の異常の原因解析にかかる時間を短
縮してプロセス開発の効率を高め、より高性能なアクテ
ィブマトリクス型液晶表示素子を提供する。 【解決手段】走査電極4と信号電極5とがマトリクス状
に配置されその交点に薄膜トランジスタ2が形成された
アクティブマトリクスアレイ基板26と対向基板との間
に液晶が充填されたアクティブマトリクス型液晶表示素
子である。任意の本数ごと、例えば5本ごとに走査電極
6と信号電極7に接続する表示画素の一部分である薄膜
トランジスタ3の形状を他の表示画素の一部分である薄
膜トランジスタ2の形状と変えて識別可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子は、薄型かつ軽量で
あることにより、OA用、あるいはAV用に限らずあら
ゆる分野で使用されている。
【0003】特に薄膜トランジスタを用いた液晶表示素
子、具体的には、カラーフィルタと透明電極を備えた対
向基板と、走査電極と信号電極とがマトリクス状に配置
されその交点に薄膜トランジスタが形成されたアクティ
ブマトリクスアレイ基板との間に、液晶が充填されたア
クティブマトリクス型液晶表示素子は、階調表示に優れ
ているためカラーディスプレイとしてCRTに迫る性能
を実現しており、更なる高精細化が要求されている。
【0004】このアクティブマトリクス型液晶表示素子
は、点欠陥や表示むらなどの画素単位の不良による表示
画面の異常が発生する場合が多く、このような表示画面
の異常の原因を解析するためには、不良画素のアドレス
の特定を行う必要がある。
【0005】不良画素のアドレスの特定を行う方法とし
ては、現在ではアクティブマトリクスアレイ基板の走査
電極と信号電極の各ラインの端にライン番号を設け、こ
のライン番号を読み取って交点となる不良画素のアドレ
スを特定する方法が採られている。
【0006】そして、不良画素のアドレスが特定された
液晶パネルは、例えば、発煙硝酸に浸積されて対向基板
とアクティブマトリクスアレイ基板に分解される。そし
て、分解されたアクティブマトリクスアレイ基板側の画
素電極(ITO)と平坦化膜が除去され、顕微鏡によっ
て不良画素の検出が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような不良画素
のアドレスの特定方法は、不良画素を識別するための番
号を開口率や表示特性の影響を受ける表示領域内に形成
することは困難であるため、表示領域外に設けられたラ
イン番号だけを頼りに行われる。
【0008】従って、不良画素の特定は非常に困難であ
り、表示画面異常の原因解析には時間がかかる。本発明
は前記問題点を解決し、表示画面の異常の原因解析にか
かる時間を短縮してプロセス開発の効率を高め、より高
性能なアクティブマトリクス型液晶表示素子を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス型液晶表示素子は、任意の本数ごとに表示画素の
一部分の形状を変えたことを特徴とする。
【0010】この本発明によると、不良画素の検出が迅
速に行え、プロセス開発の効率が高められるとともに、
高性能なアクティブマトリクス型液晶表示素子が実現で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載のアクティ
ブマトリクス型液晶表示素子は、走査電極と信号電極と
がマトリクス状に配置されその交点に薄膜トランジスタ
が形成されたアクティブマトリクスアレイ基板と、前記
アクティブマトリクスアレイ基板と対向する対向基板と
の間に液晶が充填されたアクティブマトリクス型液晶表
示素子であって、任意の本数ごとに前記走査電極と信号
電極に接続する表示画素の一部分の形状を他の表示画素
の形状と変えて、他の表示画素と識別可能に構成したこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2記載のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子は、請求項1において、ソース電極
およびドレイン電極のコンタクトホールの形状を任意の
本数ごとに変えて、他の表示画素と識別可能に構成した
ことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3記載のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子は、請求項1において、蓄積容量上
のドレイン電極のコンタクトホールの形状を任意の本数
ごとに変えて、他の表示画素と識別可能に構成したこと
を特徴とする。
【0014】本発明の請求項4記載のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子は、請求項5において、半導体薄膜
の島状のゲート電極の形状を任意の本数ごとに変えて、
他の表示画素と識別可能に構成したことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項5記載のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子は、請求項1において、蓄積容量上
のドレイン電極の形状を任意の本数ごとに変えて、他の
表示画素と識別可能に構成したことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6記載のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子は、請求項1において、表示画素の
形状を上記の複数の組み合わせの形状にして他の表示画
素と識別可能に構成したことを特徴とする。
【0017】以下、本発明の各実施の形態を具体例に基
づき図1〜図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1〜図5は、本発明の(実施の形態
1)を示す。
【0018】この(実施の形態1)では、不良画素を検
出する際の目視検査の作業性を改善するために、図1に
示すように、アクティブマトリクスアレイ基板26の表
示画素の一部分の形状を他の表示画素の形状と変えた点
で従来のものとは異なる。
【0019】具体的には、走査(ゲート)電極4と信号
(ソース)電極5がマトリクス状に配置された基板1a
の外周部には、走査電極4と信号電極5の各ラインの端
に1〜nのライン番号が設けられている。
【0020】従来のアクティブマトリクスアレイ基板2
6では、走査電極4と信号電極5の交点に薄膜トランジ
スタ2が形成されているのみであるが、この(実施の形
態1)では、さらに加えて、任意の本数ごと、ここでは
5本ごとの走査電極6と信号電極7の交点に薄膜トラン
ジスタ2とは一部の形状が異なる薄膜トランジスタ3が
形成されている。
【0021】このように構成されたアクティブマトリク
スアレイ基板26を用いると、画素不良が発生した時の
目視検査において、薄膜トランジスタ3の形成された部
分が図1のように線状に認識でき、縦横の5本おきの区
切りが確認できる。従って、この5本おきの区切りと各
ラインの端に付けられているライン番号とを併用するこ
とで、画素不良の発生箇所のマトリクス番号が迅速に特
定できる。
【0022】図2は、アクティブマトリクスアレイ基板
26と対向基板27との間に液晶28が充填された液晶
表示素子を示す。この液晶表示素子の製造方法を具体例
に基づき説明する。
【0023】アクティブマトリクスアレイ基板26の基
板1aとしては、無アルカリガラス基板(コーニング社
製、型番1737)が用いられ、基板1aの表面には酸
化シリコン薄膜からなる膜厚400nmのアンダーコー
ト8が形成される。
【0024】アンダーコート8の上には、プラズマCV
D法により膜厚50nmの非結晶シリコン薄膜が形成さ
れ、エキシマレーザ光の照射により溶融・結晶化されて
多結晶シリコン薄膜が形成される。この多結晶シリコン
薄膜はトランジスタ部9と蓄積容量部10に加工され、
酸化シリコン薄膜からなる膜厚90nmのゲート絶縁膜
11が形成される。
【0025】ゲート絶縁膜11の上にはフォトレジスト
マスクが設けられ、イオン注入法により第1の不純物が
注入され、高濃度の不純物注入領域(拡散層領域)12
が形成される。第1の不純物注入では、加速電圧80K
V、ドーズ量1×1015/cm2の条件下で燐イオンが
注入される。
【0026】第1の不純物が注入されるとフォトレジス
トマスクが除去され、モリブデンに高融点金属であるタ
ングステンを35%添加した合金からなる膜厚300n
mの走査電極4,6が形成される。
【0027】この走査電極4,6をマスクとして第2の
不純物注入が行われ、低濃度の不純物注入領域(LDD
領域)13が形成される。第2の不純物の注入では、加
速電圧80KV、ドーズ量1×1013/cm2の条件下
で燐イオンが注入される。
【0028】次いで、注入した不純物の活性化処理が行
われ、酸化シリコンからなる膜厚400nmの層間絶縁
膜14が形成され、ソース及びドレイン領域上にコンタ
クトホール15、29が開口され、信号電極5及びドレ
イン電極16が形成される。
【0029】その後、ドレイン領域に酸化シリコンから
なる膜厚400nmの最終絶縁膜17が形成され、蓄積
容量10上のドレイン領域にコンタクトホール18が開
口され、透明なポジ型の感光性アルカリ樹脂(富士薬品
工業社製、品名FRV)による平坦化膜19が形成され
る。
【0030】次いで、所定のフォトマスクを用いて紫外
線照射が行なわれ、ドレイン電極16にコンタクトホー
ル18が開口され、画素電極(ITO)20aが形成さ
れてドレイン電極16とのコンタクトが行われる。23
aは配向層である。
【0031】得られたアクティブマトリクスアレイ基板
26には、走査電極4と信号電極5の各ラインの端にラ
イン番号が設けられる。また、走査電極4と信号電極5
の交点に形成された薄膜トランジスタ2の形状と、5本
ごとの走査電極6と信号電極7の交点に形成された薄膜
トランジスタ3の形状とは異なるよう構成されている。
【0032】図3は薄膜トランジスタ2を示し、図4は
薄膜トランジスタ3を示す。なお、従来のアクティブマ
トリクスアレイ基板には、図3に示す薄膜トランジスタ
2のみが形成されているものとする。
【0033】薄膜トランジスタ2は、ソース領域上のコ
ンタクトホール15aとドレイン領域上のコンタクトホ
ール29a、およびドレイン電極16の上に形成された
コンタクトホール18aの形状がいずれも八角形となっ
ている。
【0034】薄膜トランジスタ3は、ソース領域上のコ
ンタクトホール15bとドレイン領域上のコンタクトホ
ール29bの形状が四角形で、ドレイン電極16の上に
形成されたコンタクトホール18bの形状が八角形とな
っている。
【0035】このように薄膜トランジスタ3の一部分の
形状を薄膜トランジスタ2と変えるためには、あらかじ
めマスク設計の段階でマスク形状を変更しておくことに
より、コンタクトホール15a、29aとコンタクトホ
ール15b、29bの最終形状が変わり、検査工程時に
おける識別が可能となる。
【0036】一方、アクティブマトリクスアレイ基板2
6と対向する対向基板27は、基板1bとして無アルカ
リガラス基板(コーニング社製、型番1737)が用い
られ、基板1bに赤や、緑や、青の顔料分散タイプでス
トライプ配列のカラーフィルタ層21が形成され、フォ
トリソグラフィでブラックマトリクス層22が形成され
る。
【0037】基板1bの表面には透明電極としてのイン
ジウム・錫・オキサイドで画素電極20bが形成され、
対向基板27が得られる。23bは配向膜である。上記
のアクティブマトリクスアレイ基板26と対向基板27
の表面には、ポリイミドのγ−ブチロラクトンの5%溶
液が印刷され、250℃で硬化された後、レーヨン布を
用いた回転ラビング法による配向処理が行われて配向層
23a、23bが形成される。
【0038】対向基板27の画素電極(ITO)20b
の周辺部には、ガラスファイバが1.0重量%混入され
た熱硬化型シール樹脂(三井東圧化学社製、品名ストラ
クトボンド)が印刷され、アクティブマトリクスアレイ
基板26には樹脂ビーズが100〜200個/mm2
割合で散布されて両基板が貼り合わされて150℃の温
度で加熱され、シール樹脂が硬化される。
【0039】アクティブマトリクスアレイ基板26と対
向基板27との間には、液晶28としてフッ素エステル
系のネマティック液晶が真空注入され、紫外線硬化性樹
脂で封口された後、紫外線光が照射されて紫外線硬化性
樹脂が硬化され、液晶セル24が形成される。
【0040】液晶セル24の表面には偏光フィルム25
a,25bが貼付され、液晶表示素子が得られる。得ら
れた液晶表示素子に表示画面の異常が発生した場合に
は、その原因を解析するために、不良画素のアドレスの
特定が行われる。
【0041】不良画素の検査工程は従来と同じである
が、この(実施の形態1)では、アクティブマトリクス
アレイ基板26の全面に形成された5本ごとの走査電極
6、信号電極7に接続される薄膜トランジスタ3の形状
の一部分を、他の走査電極4、信号電極5に接続される
薄膜トランジスタ2の形状と変えているため、薄膜トラ
ンジスタ3による行と列の区切りを参照しながら検査が
行える。
【0042】従って、不良画素の特定を容易に行うこと
ができ、アクティブマトリクスアレイ基板の全面に同じ
形状の薄膜トランジスタが形成されたものよりも、その
検査時間を飛躍的に短縮できる。
【0043】また、上記説明では、従来例を示す薄膜ト
ランジスタ2のコンタクトホール15a、29aの形状
を八角形として、薄膜トランジスタ3のコンタクトホー
ル15b、29bの形状を四角形としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、薄膜トランジスタ2のコ
ンタクトホール15a、29aの形状を四角形として、
薄膜トランジスタ3のコンタクトホール15b、29b
の形状を八角形としてもよい。
【0044】あるいは、図5に示すように、薄膜トラン
ジスタ3のコンタクトホール15c、29cの形状は四
角形として、ドレイン電極16上のコンタクトホール1
8cの形状を四角形にしてもよく、さらには、図3に示
す薄膜トランジスタ2の15a、29a、18aの形状
をいずれも四角形として、薄膜トランジスタ3のコンタ
クトホール18cを八角形としてもよい。
【0045】また、上記説明では、薄膜トランジスタ2
のコンタクトホール15a、29a,18aの形状を八
角形とし、薄膜トランジスタ3のコンタクトホール15
b、29bを四角形、コンタクトホール18bを八角形
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、薄
膜トランジスタ2と薄膜トランジスタ3のコンタクトの
有効面積が同じ、すなわち画素の一部分の形状を変更す
る前後のコンタクト性能を劣化させないものであればよ
い。
【0046】このように上記の構成によると、表示画面
の異常の原因解析にかかる時間を短縮でき、プロセス開
発の効率を高め、より高性能なアクティブマトリクス型
液晶表示素子が実現できる。
【0047】(実施の形態2)図6は、本発明の(実施
の形態2)を示す。この(実施の形態2)では、5本ご
との走査電極6の一部分の形状を他の走査電極4の形状
とは異なるようにした点で異なるが、それ以外の基本的
な構成は上記(実施の形態1)と同様である。
【0048】すなわち、図6に示す5本ごとの走査電極
6には、信号電極7に平行な島状部6aが形成されてお
りこの島状部6aはエッジが角になっている矩形状に形
成されているが、図3に示す走査電極4の信号電極5に
平行な島状部4aはエッジが落とされた矩形状となって
いる。
【0049】このような構成によっても、アクティブマ
トリクスアレイ基板26の走査電極4と5本ごとの走査
電極6との形状が異なり、他の表示画素との識別が容易
となる。
【0050】なお、上記説明では、走査電極6の島状部
6aのエッジを角にし、走査電極4の島状部4aのエッ
ジを落とした構成としたが、逆であっても同様の効果が
得られる。
【0051】(実施の形態3)図7は、本発明の(実施
の形態3)を示す。この(実施の形態3)では、薄膜ト
ランジスタ3のドレイン電極16の一部分の形状を、他
のドレイン電極16の形状とは異なるようにした点で異
なるが、それ以外の基本的な構成は上記(実施の形態
1)と同様である。
【0052】すなわち、図7に示す薄膜トランジスタ3
のドレイン電極16は、矩形状に形成されているが、図
3に示す薄膜トランジスタ2のドレイン電極16は、エ
ッジが落とされた矩形状となっている。
【0053】このような構成によっても、アクティブマ
トリクスアレイ基板26の表示画素の一部を構成する薄
膜トランジスタ2と薄膜トランジスタ3の一部分の形状
が異なり、他の表示画素との識別が容易となる。
【0054】なお、上記説明では、薄膜トランジスタ3
のドレイン電極16を矩形状にし、薄膜トランジスタ2
の矩形状のドレイン電極16のエッジを落とした構成と
したが、逆であっても同様の効果が得られる。
【0055】また、その形状も矩形状とそのエッジを落
としたものに限定されるものではなく、両者の区別がつ
くものであればどのような形状であってもよい。なお、
上記各実施の形態では、表示画素の形状を変える走査電
極6と信号電極7の本数を5本ごとと設定したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、さらに10本ご
と、100本ごとの変更を加えても良く、検査しやすい
ようその本数は任意に設定できる。
【0056】また、上記各実施の形態では、薄膜トラン
ジスタ2と一部分の形状を変更した薄膜トランジスタ3
に形成されるコンタクトホールとして、ソース領域上の
コンタクトホール15a〜15c、ドレイン領域上のコ
ンタクトホール29a〜29c、蓄積容量上のコンタク
トホール18a〜18cを形成した例を挙げたが、これ
らのコンタクトホールの面積は、画素の一部分の形状を
変更する前後のコンタクト性能を劣化させないものであ
ればよい。従って、薄膜トランジスタ2と薄膜トランジ
スタ3のコンタクトの有効面積が同じであれば、形成さ
れるコンタクトホールの数も特に限定されるものではな
い。
【0057】このように表示画素の形状は、任意の本数
ごとに走査電極と信号電極に接続する表示画素の一部分
の形状を他の表示画素の形状と変えて、他の表示画素と
識別可能に構成したものであれば特に限定されるもので
はなく、ソース電極およびドレイン電極のコンタクトホ
ールの形状を変える、蓄積容量上のドレインのコンタク
トホールの形状を変える、半導体薄膜の島状のゲート電
極の形状を変える、あるいは蓄積容量上のドレイン電極
の形状を変える、さらにはこれらの幾つかを組み合わせ
ることによって、他の表示画素との識別が可能となる。
【0058】また、薄膜トランジスタとしてポリシリコ
ンTFTを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、アモルファスシリコンTFTや二
端子素子(MIMおよび薄膜ダイオードなど)などを用
いても同様の効果が得られる。
【0059】また、アクティブマトリクス型液晶表示素
子は、透過型だけでなく反射型のものを用いてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明のアクティブマトリ
クス型液晶表示素子によれば、任意の本数ごとに走査電
極と信号電極に接続する表示画素の一部分の形状を他の
表示画素の形状と変えたアクティブマトリクスアレイ基
板を用いることで、点欠陥や表示むらなどの画素単位の
不良による表示画面の異常が発生した場合の検査工程
で、問題が発生した箇所の表示画素と他の表示画素とを
容易に識別でき、表示画面の異常の原因解析にかかる時
間を短縮でき、作業性が改善され、プロセス開発の効率
が高まり、より高性能なアクティブマトリクス型液晶表
示素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)におけるアクティブ
マトリクスアレイ基板の構成図
【図2】本発明の(実施の形態1)における液晶表示素
子の断面図
【図3】図2の符号2で示す薄膜トランジスタの平面図
【図4】図2の符号3で示す薄膜トランジスタの平面図
【図5】図4とは別の例を示す図2の符号3で示す薄膜
トランジスタの平面図
【図6】本発明の(実施の形態2)における符号3で示
す薄膜トランジスタの平面図
【図7】本発明の(実施の形態3)における符号3で示
す薄膜トランジスタの平面図
【符号の説明】
2 薄膜トランジスタ 3 一部分の形状を変えた薄膜トランジスタ 4 走査(ゲート)電極 5 信号(ソース)電極 6 5本ごとの走査(ゲート)電極 7 5本ごとの信号(ソース)電極 15a〜15c ソース領域上のコンタクトホール 29a〜19c ドレイン領域上のコンタクトホール 16 ドレイン電極 18a〜18c 蓄積容量上のコンタクトホール
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査電極と信号電極とがマトリクス状に配
    置されその交点に薄膜トランジスタが形成されたアクテ
    ィブマトリクスアレイ基板と、前記アクティブマトリク
    スアレイ基板と対向する対向基板との間に液晶が充填さ
    れたアクティブマトリクス型液晶表示素子であって、 任意の本数ごとに前記走査電極と信号電極に接続する表
    示画素の一部分の形状を他の表示画素の形状と変えて他
    の表示画素と識別可能に構成したアクティブマトリクス
    型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】ソース電極およびドレイン電極のコンタク
    トホールの形状を任意の本数ごとに変えて他の表示画素
    と識別可能に構成した請求項1記載のアクティブマトリ
    クス型液晶表示素子。
  3. 【請求項3】蓄積容量上のドレイン電極のコンタクトホ
    ールの形状を任意の本数ごとに変えて他の表示画素と識
    別可能に構成した請求項1記載のアクティブマトリクス
    型液晶表示素子。
  4. 【請求項4】半導体薄膜の島状のゲート電極の形状を任
    意の本数ごとに変えて他の表示画素と識別可能に構成し
    た請求項1記載のアクティブマトリクス型液晶表示素
    子。
  5. 【請求項5】蓄積容量上のドレイン電極の形状を任意の
    本数ごとに変えて他の表示画素と識別可能に構成した請
    求項1記載のアクティブマトリクス型液晶表示素子。
  6. 【請求項6】表示画素の形状を、請求項2から請求項5
    に記載の複数の組み合わせの形状にして他の表示画素と
    識別可能に構成した請求項1記載のアクティブマトリク
    ス型液晶表示素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266236A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Seiko Epson Corp 電気光学装置用基板の製造方法及び電気光学装置の製造方法
KR101374972B1 (ko) * 2006-06-29 2014-03-17 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
JP2020512583A (ja) * 2017-03-13 2020-04-23 武漢華星光電技術有限公司Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd フォトマスク構造及びcoa型アレイ基板

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