JP2001264381A - 半導体パッケージの検査用ソケット、半導体パッケージの検査システムおよびその制御方法ならびにその記録媒体 - Google Patents

半導体パッケージの検査用ソケット、半導体パッケージの検査システムおよびその制御方法ならびにその記録媒体

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JP2001264381A
JP2001264381A JP2000071106A JP2000071106A JP2001264381A JP 2001264381 A JP2001264381 A JP 2001264381A JP 2000071106 A JP2000071106 A JP 2000071106A JP 2000071106 A JP2000071106 A JP 2000071106A JP 2001264381 A JP2001264381 A JP 2001264381A
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socket
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Yasuhide Senkawa
康秀 千川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体パッケージの温度環境を創出する手段
を有した半導体パッケージの検査用ソケットを提供す
る。また前記の半導体パッケージが実際に使用される温
度環境を創出して、その特性検査を実行する半導体パッ
ケージの検査システムおよびその制御方法を提供する。 【解決手段】 半導体パッケージの検査用ソケットにお
いて、被検試料の加熱手段と測温手段とを設ける。また
半導体パッケージの検査システムにおいて、被検試料の
加熱手段と測温手段を有するソケットを検査装置に搭載
する。また前記の半導体パッケージの検査システムの制
御方法において、特性検査に先だって被検試料を加熱
し、前記の被検試料が所定の温度に到達したことを確認
する。また被検試料を加熱する手順と、前記の被検試料
が所定の温度に到達したことを確認する手順とを、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体パッケー
ジを載置する半導体パッケージの検査用ソケットを提供
する技術に関するものである。また半導体パッケージを
載置してその特性を検査する検査装置と前記の検査装置
を制御する制御装置とより構成する半導体パッケージの
検査システムおよびその制御方法において、当該半導体
パッケージが実際に使用される温度環境を創出して、そ
の特性検査を実行する半導体パッケージの検査システム
およびその制御方法を提供する技術に関するものであ
り、さらに前記の制御の手順を格納したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベアチップと、前記のベアチップを搭載
するキャリア基板とにより構成される半導体パッケージ
の個々の個体の特性を検査する検査システムでは、前記
の半導体パッケージをソケットに載置して、たとえばラ
ンドあるいはホール、リード等の、キャリア基板に備え
る当該半導体パッケージの出力端子部分にコンタクトピ
ンを接触させて電気的な導通をはかり、特定の電気信号
を与えて各ランドより得られた信号を検査する。
【0003】前記のランドにコンタクトピンを接触させ
て電気的な導通をはかるためには、当該半導体パッケー
ジのランドにコンタクトピンを所定の押圧力で押圧する
必要がある。したがって前記の押圧を実行するために、
通常は前記のソケットにおいて適当な加圧機構を備え
る。
【0004】また前記の半導体パッケージを実際に適用
した回路構成では、通電による発熱等によって当該半導
体パッケージの温度が上昇する。したがって前記の個々
の半導体パッケージの特性の検査においても常温におけ
る特性の検査に加えて温度が上昇した状態における検査
(すなわち高温検査)を実施する必要がある。
【0005】従来の技術を適用する半導体パッケージの
検査システムでは、被検試料とする半導体パッケージを
常温で検査した後に高温の雰囲気に放置して、再度特性
検査に供するか、あるいはまた被検試料とする半導体パ
ッケージに熱風を一定時間当てて温度上昇を促すなどの
方策により高温モードによる検査を実行しているが、検
査工程に手作業による要素が混在するため、正確な検査
条件の設定が困難であるばかりでなく設定温度の測定が
困難であり、検査工程の自動化を阻害する要因ともなっ
ていた。
【0006】さらには前記の加熱による被検試料の設定
温度の測定が困難なことと、前記の被検試料を載置する
ソケットも同等の温度に設定しなければ検査時に温度が
変動するなど、正確な検査条件の設定が困難である。
【0007】図19ないし図21に基づいて、従来の技
術を適用した半導体パッケージの検査システムならびに
その制御方法を説明する。
【0008】図19は、従来の技術を適用した半導体パ
ッケージの検査用ソケットの概略の断面を示したもので
ある。
【0009】被検試料とする半導体パッケージ51をソ
ケットベース53に載置し、ソケット蓋52を前記の半
導体パッケージ51の上に載置して固定することによ
り、前記の半導体パッケージ51はソケット蓋52によ
って前記のソケットベース53に押圧される。
【0010】図20および図21に基いて、従来の技術
を適用した半導体パッケージの検査システムで実行する
制御の手順を説明する。
【0011】図20に示すブロック図に基いて、従来の
技術を適用した半導体パッケージの検査システムの構成
を説明する。
【0012】検査装置B05に内蔵する制御部B50は
加圧機構B53を制御する。前記の検査装置B05は、
たとえば前記の図19に示したソケットを備えたもので
あり、前記のソケットを構成するソケットベースおよび
ソケット蓋によって加圧機構B53を構成し、前記の制
御部B50は当該ソケットの固定を確認する。
【0013】制御装置B06に内蔵する演算制御部B6
0は表示部B61に操作ガイドを表示し、操作担当者に
必要な操作内容を提示し、前記の操作担当者は操作部B
62を介して前記の演算制御部B60に指示して検査を
実行させる。
【0014】また処理プログラム部B63は当該検査シ
ステムの制御の手順を実行させる制御プログラムを格納
する。前記の処理プログラム部B63に格納する処理プ
ログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納
して当該制御装置B06に供給される。
【0015】また比較用データ部B64は被検試料とす
る個々の半導体パッケージに発生する出力信号の基準値
となる比較用データを格納する。前記の比較用データ部
B64には個々の仕様による半導体パッケージに対応し
た比較用データが用意される。
【0016】図21に示すフローチャートに基いて、従
来の技術を適用した半導体パッケージの検査システムの
制御の手順を説明する。前記の制御の手順を構成する各
ステップの説明に引用する符号は、図20による。
【0017】ステップS51で演算制御部B60は処理
プログラム部B63より引き出した処理プログラムを起
動させ、ステップS52に進んで当該検査システムの操
作担当者は表示部B61を介して検査対象型格を指定
し、比較用データを指定して比較用データ部B64より
該当する比較用データを引き出す。
【0018】ステップS53で、当該検査システムの操
作担当者は検査の対象とする半導体パッケージを検査装
置B05に備えるソケットに載置して装着する。
【0019】ステップS54で、当該検査システムの操
作担当者は前記のソケットを固定することによって被検
試料である半導体パッケージへの加圧を実行する。
【0020】ステップS55で当該検査システムの操作
担当者が操作部B62を介して指示することにより試験
電圧あるいは試験電流を印加する。
【0021】ステップS56で被検試料である半導体パ
ッケージより出力された信号値を前記の比較用データ部
B64より引き出した比較用データに対応させて比較す
る。
【0022】ステップS57で前記の半導体パッケージ
より出力された信号値が前記の比較用データとの一致を
見れば、ステップS58に進んでソケット蓋(前記の図
19を参照)の固定を解除して加圧を解除し、ステップ
S59に進んで当該被検試料である半導体パッケージを
良品として分類する。
【0023】ステップS60で継続して検査する被検試
料である半導体パッケージがあれば、ステップS53に
戻って新たな検査対象の半導体パッケージを検査装置B
05のソケットに載置して装着する。
【0024】前記のステップS57で前記の半導体パッ
ケージより出力された信号値が前記の比較用データとの
一致を見ることができなければ、ステップS71に進ん
でソケット蓋(前記の図19を参照)の固定を解除して
加圧を解除し、ステップS72に進んで当該被検試料で
ある半導体パッケージを不良品として分類する。
【0025】前記のステップS60で継続して検査する
被検試料である半導体パッケージがなければ、ステップ
S61に進んで終了処理を実行する。
【0026】なお前記のステップS59で良品に分類さ
れた被検試料である半導体パッケージはさらに高温モー
ドによる検査に供するべく、所定の高温雰囲気に置くか
あるいはまた熱風を当てる等の処置により温度を上昇さ
せ、改めて前記のステップS53において当該検査装置
B05のソケットに載置して装着し、以降の手順にした
がって特性の検査を実行する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術を適用した半導体パッケージの検査用ソケットおよ
び半導体パッケージの検査システムでは、次に述べるよ
うな問題点がある。
【0028】常温の状態における特性検査が中心である
ため、実際の使用状況である高温の状態における特性検
査ができない。
【0029】前記の問題点を解消するため、いったん良
品と分類された被検試料である半導体パッケージを高温
の雰囲気に置くかあるいは熱風を当てるなどして当該半
導体パッケージの温度を上昇させて、再度特性検査を実
行する。
【0030】前記の方策を採用することによって高温の
状態における特性検査の実行が可能となるが、設定温度
が不安定になりがちであり、さらに加熱装置においても
設定温度と実際の被検試料の温度との間に差異が生じて
も温度測定困難なため確認困難である。
【0031】また特性検査を実行する際にソケットの温
度が異なると被検試料の温度が下降するなど、設定温度
の維持が困難となりやすい。したがって当該検査工程の
均質な作業品質の実現を阻害する要因となっていた。
【0032】さらには検査工程に人手による移動作業等
が混在するなど、作業工程が複雑化する傾向を持ってい
る。したがって当該検査工程の自動化を阻害する要因と
なっていた。
【0033】これより、半導体パッケージの検査用ソケ
ットおよび半導体パッケージの検査システムにおいて従
来の常温の環境における特性検査に加えて高温環境にお
ける特性検査を実行できる半導体パッケージの検査用ソ
ケットおよび半導体パッケージの検査システムを提供す
ることを、この発明が解決しようとする課題とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0035】1)被検試料となる半導体パッケージを載
置するソケットに、前記の半導体パッケージを加熱する
加熱手段と、前記の加熱を受けた半導体パッケージの到
達する温度を検出する測温手段とを設ける。
【0036】この手段を取ることにより、当該半導体パ
ッケージの検査用ソケットは被検試料となる半導体パッ
ケージの高温モードでの温度環境を創出するという作用
を得る。
【0037】2)前記の測温手段は当該ソケットを構成
するソケットベースおよびソケット蓋のそれぞれに設け
る。
【0038】この手段を取ることにより、ソケットベー
スおよびソケット蓋に設けた測温手段が所定の温度値を
示したことによって前記の半導体パッケージを加熱する
熱量が平衡状態になったことを検出するという作用を得
る。
【0039】3)半導体パッケージの検査システムを構
成する検査装置に加熱手段および測温手段を設けたソケ
ットを装備する。
【0040】この手段を取ることにより、当該半導体パ
ッケージの検査システムは従来の常温の環境下における
特性検査に加えて特定の指定値による高温環境下におけ
る特性検査を実行するという作用を得る。
【0041】4)前記の半導体パッケージの検査システ
ムの制御方法において、常温における半導体パッケージ
の特性を検査した後、引き続き高温モードでの特性検査
を実行する手順を設定する。
【0042】この手段を取ることにより、当該半導体パ
ッケージの検査システムは被検試料となる半導体パッケ
ージをソケットより取り外すことなく高温モードでの特
性検査を実行するという作用を得る。
【0043】5)前記の半導体パッケージの検査システ
ムの制御の手順を規定する処理プログラムをコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に格納する。
【0044】この手段を取ることにより、当該半導体パ
ッケージの検査システムは被検試料の常温の状態での特
性検査に引き続いて高温の状態での特性検査を実行する
手順を装備するという作用を得る。
【0045】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示すような形態
を取る。
【0046】1)被検試料とする半導体パッケージを載
置する半導体パッケージの検査用ソケットにおいて、前
記の被検試料とする半導体パッケージを加熱する加熱手
段と、前記の被検試料とする半導体パッケージの到達す
る温度を検出する測温手段とを備える。
【0047】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは被検試料とする半導体パッケージの検査時の
温度を設定するという作用を得る。
【0048】2)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部およびベース部の両者に、前記の被検
試料とする半導体パッケージの到達する温度を検出する
測温手段を備える。
【0049】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは被検試料とする半導体パッケージを挟持する
位置に測温手段を配するという作用を得る。
【0050】3)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを加熱する加熱手段を備える。
【0051】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱するという作用を得る。
【0052】4)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを加熱する加熱手段と、前記の被検試料とする半
導体パッケージを冷却する冷却手段とを備える。
【0053】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱し、また冷却手段によって
冷却するという作用を得る。
【0054】5)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを押圧する加圧手段を備える。
【0055】6)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する加熱手段を備える。
【0056】7)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する加熱手段と、前記の被検試料とする半導体パッケ
ージを冷却する冷却手段とを備える。
【0057】これらの形態を取ることによって、当該検
査用ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パ
ッケージを押圧した加熱手段によって加熱し、また冷却
手段によって冷却するという作用を得る。
【0058】8)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段は、前記の半導体パッケージのベアチップ部分を
押圧する加圧子と、前記のベアチップ部分を搭載する支
持体部分を押圧する加圧子とを備える。
【0059】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを押圧する際に、前記の半導体パッケージの各部に
加える押圧力を個別に設定するという作用を得る。
【0060】9)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する面状の加熱部を設ける。
【0061】10)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する
加圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージに
接触して加熱および冷却を行なう面状の加熱/冷却部を
設ける。
【0062】これらの形態を取ることによって、当該検
査用ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パ
ッケージを押圧した加熱部によって加熱し、また冷却部
によって冷却するという作用を得る。
【0063】11)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パ
ッケージに接触して押圧する流体バッグと、前記の流体
バッグにあらかじめ設定された温度による流体を流入さ
せる流体ベントとを備える。
【0064】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを前記の流体バッグによって押圧するとともに、前
記の流体バッグに流入させた所定の温度による流体によ
って加熱もしくは冷却を行なうという作用を得る。
【0065】12)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成するベース部に、前記の被検試料とする半導
体パッケージを加熱する加熱手段を備える。
【0066】13)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成するベース部に、前記の被検試料とする半導
体パッケージを加熱する加熱手段と、前記の被検試料と
する半導体パッケージを冷却する冷却手段とを備える。
【0067】この形態を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱し、また冷却手段によって
冷却するという作用を得る。
【0068】14)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムにおいて、
前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
載置するソケットに被検試料を加熱する加熱手段と、前
記の被検試料の到達する温度を検出する測温手段とを備
える。
【0069】15)前記の半導体パッケージの検査シス
テムにおいて、前記の検査装置は、被検試料とする半導
体パッケージを載置するソケットに被検試料を加熱する
加熱手段と、前記の検査装置は、被検試料とする半導体
パッケージを載置するソケットに被検試料を冷却する冷
却手段と、前記の被検試料の到達する温度を検出する測
温手段とを備える。
【0070】これらの形態を取ることによって、当該検
査システムは被検試料とする半導体パッケージの温度設
定を行なうという作用を得る。
【0071】16)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムの制御方法
において、前記の検査装置は、被検試料とする半導体パ
ッケージを載置するソケットに備える加熱手段によって
前記の被検試料を加熱し、前記の被検試料があらかじめ
定める温度に到達した状態における当該被検試料の特性
検査を実行する。
【0072】17)前記の半導体パッケージの検査シス
テムの制御方法において、前記の検査装置は、被検試料
とする半導体パッケージを載置するソケットに備える加
熱手段あるいは冷却手段によって前記の被検試料を加熱
あるいは冷却し、前記の被検試料があらかじめ定める温
度に到達した状態における当該被検試料の特性検査を実
行する。
【0073】18)前記の半導体パッケージの検査シス
テムの制御方法において、前記の検査装置は、被検試料
とする半導体パッケージを載置するソケットにおいて当
該被検試料を挟持する位置に配した測温手段によって、
前記の被検試料の到達した温度を検出する。
【0074】これらの形態を取ることによって、当該検
査システムはその制御方法において被検試料とする半導
体パッケージの特性検査に際して温度設定を行なう手順
を設定するという作用を得る。
【0075】19)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムの制御を実
現するプログラムを格納する記録媒体において、前記の
検査装置があらかじめ定める温度に設定して実行する検
査に先だって被検試料とする半導体パッケージを載置す
るソケットに備える加熱手段あるいは冷却手段によって
前記の被検試料を加熱あるいは冷却する手順と、前記の
被検試料があらかじめ定める温度に到達したことを確認
する手順と、前記の被検試料が前記のあらかじめ定める
温度に到達したことを確認して当該被検試料の特性検査
を実行する手順とを、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体に格納する。
【0076】この形態を取ることによって、当該半導体
パッケージの検査システムは被検試料とする半導体パッ
ケージの温度環境を設定した特性の検査を実行する手順
を装備するという作用を得る。
【0077】
【実施例】図1ないし図18に基づいて、この発明の代
表的な実施例を説明する。
【0078】図1は、この発明の代表的なひとつの実施
例によるフリップチップタイプの例による半導体パッケ
ージを載置するソケットの構造を示した模式図である。
【0079】テストボード4に搭載するソケットベース
3は、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに電
気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。前記の半導体パッケージ1をソケットベース3に押
圧するソケット蓋2は、前記の半導体パッケージ1を加
熱する加熱子5を備える。
【0080】また前記のソケットベース3およびソケッ
ト蓋2は、それぞれ測温子6aおよび6bを備える。
【0081】すなわち前記のソケットベース3およびソ
ケット蓋2によって固定した半導体パッケージ1は加熱
子5によって所定の温度になるまで加熱される。
【0082】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度とほ
ぼ同等の温度を示しているが、前記の加熱子5の発する
熱量が半導体パッケージ1に伝達されてソケットベース
3に到達すると、測温子6bの検出する温度値が上昇す
る。
【0083】前記の加熱子5の発する熱量がソケット蓋
2、半導体パッケージ1およびソケットベース3に行き
渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出する
温度値は測温子6aの検出する温度値と既知の温度勾配
による特定の温度値を示す。
【0084】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と所定の温度差を持った値を
示したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示
す温度値によって推測可能な値であると判定できる。
【0085】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2、半導体パッケージ1およびソケット
ベース3に行き渡って平衡状態になる前に、前記の半導
体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したがって
あらかじめソケット蓋2、半導体パッケージ1およびソ
ケットベース3に発生する温度勾配を事前の実験等によ
り把握しておけば、ソケット蓋2に備える測温子6aお
よびソケットベース3に備える測温子6bをもとに半導
体パッケージ1の温度を知ることができる。
【0086】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、事前の確
認実験等によって前記の測温子6aの示す温度値より推
測可能な温度値に到達していると判定できる。
【0087】したがって、前記の方法に基づいて確認し
た半導体パッケージ1の温度においてその特性を検査す
れば、当初に設定する温度における特性を把握すること
になる。
【0088】図2は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0089】ここに図2によって示した実施例は、前記
の図1に基づく実施例においてソケット蓋2に冷却子5
aを追加して設けた応用例である。
【0090】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となったソケット蓋2に、たとえば冷却用の熱
媒体を循環させる等の措置によって前記のソケット蓋2
の冷却を促進させ、当該ソケット全体を早期に低温の状
態に復帰させるものである。
【0091】図3は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0092】テストボード4に搭載するソケットベース
3bは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。またソケット蓋2bは前記の半導体パッケージ1を
ソケットベース3bに押圧する押圧子11を有し、前記
の押圧子11は半導体パッケージ1を加熱する加熱子5
および前記の半導体パッケージ1の温度を測定する測温
子6aを備える。
【0093】また前記の押圧子11は前記のソケット蓋
2bに貫通するガイドシャフト11aを持ち、前記のソ
ケット蓋2bをソケットベース3bに固定した際に前記
の押圧子11は前記のソケット蓋2bに貫通するガイド
シャフト11aによって係止されながら押圧ばね12に
よって前記の半導体パッケージ1を押圧する。
【0094】さらに前記のガイドシャフト11aは前記
の半導体パッケージ1を押圧する押圧力を解除した位置
で固定できるロック機構13を持つ。
【0095】すなわち被検試料となる半導体パッケージ
1をソケットベース3bに載置し、前記のロック機構1
3によって押圧力を解除した状態にてソケット蓋2bを
固定し、しかる後に前記のロック機構13を解除して前
記の押圧子11を前記の半導体パッケージ1に押しつけ
る。この操作を実行することによって前記の押圧子11
は前記のソケットベース3bの中で前記の半導体パッケ
ージ1の位置決めが完全に行なわれた後に押圧力を発生
することができ、前記の押圧子11が前記の半導体パッ
ケージ1の位置決め精度を損なうことがない。
【0096】前記のソケットベース3bには測温子6b
を備える。
【0097】すなわち前記のソケットベース3bおよび
押圧子11によって挟持して固定した半導体パッケージ
1は加熱子5によって所定の温度になるまで加熱され
る。
【0098】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度を示
しているが、前記の加熱子5の発する熱量が半導体パッ
ケージ1に伝達されてさらにソケットベース3bに到達
すると、測温子6bの検出する温度値が上昇する。
【0099】前記の加熱子5の発する熱量が押圧子1
1、半導体パッケージ1およびソケットベース3bに行
き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出す
る温度値は測温子6aの検出する温度値と既知の温度勾
配による特定の温度値を示す。
【0100】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と特定の差分を持った値を示
したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示す
温度値によって推定可能な温度値であると判定する。
【0101】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2b、半導体パッケージ1およびソケッ
トベース3bに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケット蓋2b、半導体パッケージ1お
よびソケットベース3bに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2bに備える測
温子6aおよびソケットベース3bに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0102】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と等しい値を示す以前におい
ても、前記の測温子6bの検出する温度値があらかじめ
定める温度値を示したことによって、事前の確認実験等
によって前記の測温子6aの示す温度値より推測可能な
温度値に到達していると判定できる。
【0103】したがって、前記の方法に基づいて確認し
た半導体パッケージ1の温度においてその特性を検査す
れば、当初に設定する温度における特性を把握すること
になる。
【0104】図4は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0105】ここに図4によって示した実施例は、前記
の図3に基づく実施例において押圧子11に冷却子5a
を追加して設けた応用例である。
【0106】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となった押圧子11に、たとえば冷却用の熱媒
体を循環させる等の措置によって前記の押圧子11の冷
却を促進させ、当該ソケット全体を早期に低温の状態に
復帰させるものである。
【0107】図5は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0108】テストボード4に搭載するソケットベース
3cは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。またソケット蓋2cは前記の半導体パッケージ1を
ソケットベース3cに押圧する押圧子11を有し、前記
の押圧子11は半導体パッケージ1を加熱する加熱子5
および前記の半導体パッケージ1の温度を測定する測温
子6aを備える。
【0109】また前記の押圧子11は前記のソケット蓋
2cに備える押圧力調整ねじ14を貫通するガイドシャ
フト11aを持ち、前記のソケット蓋2cをソケットベ
ース3cに固定した際に前記の押圧子11は前記の押圧
力調整ねじ14に貫通するガイドシャフト11aによっ
て係止されながら押圧ばね12によって前記の半導体パ
ッケージ1を押圧する。また前記の押圧力調整ねじ14
を回転させることにより前記の押圧ばね12のたわみ量
を調整することができるので、前記の押圧ばね12によ
り発生する押圧力を調整することが可能となる。
【0110】前記のソケットベース3cには、測温子6
bを備える。
【0111】すなわち前記のソケットベース3cおよび
押圧子11によって挟持して固定した半導体パッケージ
1は加熱子5によって所定の温度になるまで加熱され
る。
【0112】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度を示
しているが、前記の加熱子5の発する熱量が半導体パッ
ケージ1に伝達されてさらにソケットベース3cに到達
すると、測温子6bの検出する温度値が上昇する。
【0113】前記の加熱子5の発する熱量が押圧子1
1、半導体パッケージ1およびソケットベース3cに行
き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出す
る温度値は測温子6aの検出する温度値と特定の関係を
持った温度値を示す。
【0114】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2c、半導体パッケージ1およびソケッ
トベース3cに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケット蓋2c、半導体パッケージ1お
よびソケットベース3cに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2cに備える測
温子6aおよびソケットベース3cに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0115】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0116】したがって、前記の方法に基づいて確認し
た半導体パッケージ1の温度においてその特性を検査す
れば、当初に設定する温度における特性を把握すること
になる。
【0117】また当然のことながら前記の図5に示した
実施例において、前記の図3または図4に示したロック
機構13を適用することによって、前記の図3に基づい
て説明した効果を兼ね備えることができる。
【0118】さらに図面による提示はないが、前記の図
5に示した実施例において、前記の図2あるいは図4に
おけるごとく冷却子を追加して設けることにより、当該
ソケット全体を早期に低温の状態に復帰させることがで
きる。
【0119】図6は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0120】すなわち前記の図6に示した実施例では、
被検試料とする半導体パッケージ1を押圧する押圧子1
1は空圧シリンダ15によって前記の半導体パッケージ
1を押圧する。
【0121】前記の空圧シリンダ15はその駆動に要す
る空圧源を制御することにより、前記の押圧子11の位
置に依存せずにその押圧力を設定することが可能とな
る。
【0122】テストボード4に搭載するソケットベース
3eは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。またソケット蓋2eは前記の半導体パッケージ1を
ソケットベース3eに押圧する押圧子11を有し、前記
の押圧子11は半導体パッケージ1を加熱する加熱子5
および前記の半導体パッケージ1の温度を測定する測温
子6aを備える。
【0123】また前記の押圧子11は前記のソケット蓋
2eに貫通して空圧シリンダ15と係止し、前記の空圧
シリンダ15のピストンが前記の押圧子11を後退させ
た状態で前記のソケット蓋2eをソケットベース3eに
固定し、前記のソケット蓋2eをソケットベースに固定
させた後に前記の空圧シリンダ15のピストンを前進さ
せて前記の押圧子11によって前記の半導体パッケージ
1を押圧する。
【0124】この操作を実行することによって前記の押
圧子11は前記のソケットベース3eの中で前記の半導
体パッケージ1の位置決めが完全に行なわれた後に押圧
力を発生することができ、前記の押圧子11が前記の半
導体パッケージ1の位置決め精度を損なうことがない。
【0125】前記のソケットベース3eには測温子6b
を備える。
【0126】すなわち前記のソケットベース3eおよび
押圧子11によって挟持して固定した半導体パッケージ
1は加熱子5によって所定の温度になるまで加熱され
る。
【0127】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度を示
しているが、前記の加熱子5の発する熱量が半導体パッ
ケージ1に伝達されてさらにソケットベース3eに到達
すると、測温子6bの検出する温度値が上昇する。
【0128】前記の加熱子5の発する熱量が押圧子1
1、半導体パッケージ1およびソケットベース3eに行
き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出す
る温度値は測温子6aの検出する温度値と特定の温度差
を持った温度値を示す。
【0129】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する特定の値を
示したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示
す温度値から推測可能な温度値であると判定する。
【0130】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2e、半導体パッケージ1およびソケッ
トベース3eに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケット蓋2e、半導体パッケージ1お
よびソケットベース3eに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2eに備える測
温子6aおよびソケットベース3eに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0131】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0132】したがって、前記の半導体パッケージ1の
到達した温度値の状態においてその特性を検査すれば、
当初に設定する温度における特性を把握することにな
る。
【0133】図7は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0134】ここに図7によって示した実施例は、前記
の図6に基づく実施例において押圧子11に冷却子5a
を追加して設けた応用例である。
【0135】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となった押圧子11に、たとえば冷却用の熱媒
体を循環させる等の措置によって前記の押圧子11の冷
却を促進させ、当該ソケット全体を早期に低温の状態に
復帰させるものである。
【0136】図8は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0137】すなわち前記の図8に示した実施例では、
被検試料とする半導体パッケージ1を押圧する押圧子1
1dは空圧シリンダ15によって前記の半導体パッケー
ジ1を押圧し、さらに前記の半導体パッケージ1のキャ
リア部分を別個にキャリア押圧子16が押圧する。
【0138】前記の空圧シリンダ15はその駆動に要す
る空圧源を制御することにより前記の押圧子11dの位
置に依存せずにその押圧力を設定することが可能とな
り、さらに前記の半導体パッケージ1のキャリア部分を
別個にキャリア押圧子16が押圧することにより押圧時
にも前記のキャリア部分に過剰な曲げ応力が発生するこ
とを防止することができる。
【0139】テストボード4に搭載するソケットベース
3fは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。またソケット蓋2fは前記の半導体パッケージ1を
ソケットベース3fに押圧する押圧子11dを有し、前
記の押圧子11dは半導体パッケージ1を加熱する加熱
子5および前記の半導体パッケージ1の温度を測定する
測温子6aを備える。
【0140】また前記の押圧子11dは前記のソケット
蓋2fに貫通して空圧シリンダ15と係止し、前記の空
圧シリンダ15のピストンが前記の押圧子11dを後退
させた状態で前記のソケット蓋2fをソケットベース3
fに固定し、前記のソケット蓋2fをソケットベース3
fに固定させた後に前記の空圧シリンダ15のピストン
を前進させて前記の押圧子11dによって前記の半導体
パッケージ1を押圧する。
【0141】さらに前記のソケット蓋2fはキャリア押
圧子16を有し、押圧ばね12aによって前記の半導体
パッケージ1のキャリア部分を押圧する。
【0142】この操作を実行することによって前記の押
圧子11dは前記のソケットベース3fの中で前記の半
導体パッケージ1のベアチップ部分のみを押圧し、キャ
リア部分は別個にキャリア押圧子16が押圧する。
【0143】前記のソケットベース3fには測温子6b
を備える。
【0144】すなわち前記のソケットベース3fおよび
押圧子11dによって挟持して固定した半導体パッケー
ジ1は加熱子5によって所定の温度になるまで加熱され
る。
【0145】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度を示
しているが、前記の加熱子5の発する熱量が半導体パッ
ケージ1に伝達されてさらにソケットベース3fに到達
すると、測温子6bの検出する温度値が上昇する。
【0146】前記の加熱子5の発する熱量が押圧子11
d、半導体パッケージ1およびソケットベース3fに行
き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出す
る温度値は測温子6aの検出する温度値と特定の温度差
を持った値を示す。
【0147】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と特定の温度差を持った値を
示したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示
す温度値より推測可能な温度値であると判定する。
【0148】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2f、半導体パッケージ1およびソケッ
トベース3fに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケット蓋2f、半導体パッケージ1お
よびソケットベース3fに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2fに備える測
温子6aおよびソケットベース3fに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0149】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0150】したがって、前記の半導体パッケージ1の
到達した温度値の状態においてその特性を検査すれば、
当初に設定する温度における特性を把握することにな
る。
【0151】図9は、この発明の代表的な別のひとつの
実施例による半導体パッケージを載置するソケットの構
造を示した模式図である。
【0152】ここに図9によって示した実施例は、前記
の図8に基づく実施例において押圧子11dに冷却子5
aを追加して設けた応用例である。
【0153】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となった押圧子11dに、たとえば冷却用の熱
媒体を循環させる等の措置によって前記の押圧子11d
の冷却を促進させ、当該ソケット全体を早期に低温の状
態に復帰させるものである。
【0154】図10は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0155】テストボード4に搭載するソケットベース
3dは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。またソケット蓋2dは前記の半導体パッケージ1を
ソケットベース3bに押圧する押圧子11bを有し、前
記の押圧子11bは半導体パッケージ1を加熱する面状
加熱部5dを設け、前記の半導体パッケージ1の温度を
測定する測温子6aを備える。
【0156】また前記の押圧子11bは前記のソケット
蓋2dに貫通するガイドシャフト11aを持ち、前記の
ソケット蓋2bをソケットベース3bに固定した際に前
記の押圧子11は前記のソケット蓋2bに貫通するガイ
ドシャフト11aによって係止されながら押圧ばね12
によって前記の半導体パッケージ1を押圧する。
【0157】さらに前記のガイドシャフト11aは前記
の半導体パッケージ1を押圧する押圧力を解除した位置
で固定できるロック機構13を持つ。
【0158】すなわち被検試料となる半導体パッケージ
1をソケットベース3dに載置し、前記のロック機構1
3によって押圧力を解除した状態にてソケット蓋2dを
固定し、しかる後に前記のロック機構13を解除して前
記の押圧子11bを前記の半導体パッケージ1に押しつ
ける。この操作を実行することによって前記の押圧子1
1bは前記のソケットベース3dの中で前記の半導体パ
ッケージ1の位置決めが完全に行なわれた後に押圧力を
発生することができ、前記の押圧子11が前記の半導体
パッケージ1の位置決め精度を損なうことがない。
【0159】前記のソケットベース3bには測温子6b
を備える。
【0160】すなわち前記のソケットベース3bおよび
押圧子11によって挟持して固定した半導体パッケージ
1は直接接触する面状加熱部5dによって所定の温度に
なるまで加熱される。
【0161】前記の面状加熱部5dは、たとえば電気抵
抗線を面状に編み上げたものあるいは印刷抵抗体、パル
スヒータまたはペルチエ素子等によって実現される。
【0162】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は面状加熱部5dの温
度を示しているが、前記の面状加熱部5dの発する熱量
が半導体パッケージ1に伝達されてさらにソケットベー
ス3dに到達すると、測温子6bの検出する温度値が上
昇する。
【0163】前記の面状加熱部5dの発する熱量が押圧
子11d、半導体パッケージ1およびソケットベース3
bに行き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの
検出する温度値は測温子6aの検出する温度値と特定の
温度勾配による値を示す。
【0164】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と特定の差分を持った値を示
したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示す
温度値より推測可能な温度値であると判定する。
【0165】あるいはまた、前記の面状加熱部5dの発
する熱量がソケット蓋2d、半導体パッケージ1および
ソケットベース3dに行き渡って平衡状態になる前に、
前記の半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。
したがってあらかじめソケット蓋2d、半導体パッケー
ジ1およびソケットベース3dに発生する温度分布を事
前の実験等により把握しておけば、ソケット蓋2dに備
える測温子6aおよびソケットベース3dに備える測温
子6bをもとに半導体パッケージ1の温度を知ることが
できる。
【0166】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0167】したがって、前記の方法に基づいて確認し
た半導体パッケージ1の温度においてその特性を検査す
れば、当初に設定する温度における特性を把握すること
になる。
【0168】図11は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0169】前記の図11に示す実施例は、前記の図1
0に示す実施例において面状加熱冷却部5fを適用した
ものである。
【0170】前記の面状加熱冷却部5fは、たとえば表
裏反転したペルチエ素子を適当な形状に配列し、加熱機
能部分と冷却機能部分とを交互に配置することによって
実現される。
【0171】前記の面状加熱冷却部5fは、加熱機能部
分によって高温となったソケット蓋2eに、冷却機能部
分によって前記のソケット蓋2dの冷却を促進させ、当
該ソケット全体を早期に低温の状態に復帰させるもので
ある。
【0172】図12は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0173】テストボード4に搭載するソケットベース
3aは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。前記の半導体パッケージ1をソケットベース3aに
押圧するソケット蓋2aは、前記の半導体パッケージ1
を加熱する加熱子5を備える。
【0174】また前記のソケット蓋2aには良好な熱伝
導性を有する弾性体10を有し、前記のソケット蓋2a
が前記の半導体パッケージ1を押圧する押圧力は前記の
弾性体10を介して前記の半導体パッケージ1を前記の
ソケットベース3aに押しつける。これより、前記のソ
ケット蓋2aが前記の半導体パッケージ1を押圧する押
圧力は、前記の弾性体10によって偏ることなく均等に
押圧するので、被検試料となる前記の半導体パッケージ
1のランドに電気的な接続を行うコンタクトピンに均等
に接触することが可能となる。
【0175】また前記のソケットベース3aおよびソケ
ット蓋2aは、それぞれ測温子6aおよび6bを備え
る。
【0176】すなわち前記のソケットベース3aおよび
ソケット蓋2aによって固定した半導体パッケージ1は
加熱子5によって所定の温度になるまで加熱される。
【0177】前記の測温子6aの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度を示
しているが、前記の加熱子5の発する熱量が前記の弾性
体10を介して半導体パッケージ1に伝達されてさらに
ソケットベース3に到達すると、測温子6bの検出する
温度値が上昇する。
【0178】前記の加熱子5の発する熱量がソケット蓋
2a、半導体パッケージ1およびソケットベース3aに
行き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの検出
する温度値は測温子6aの検出する温度値との間に特定
の温度勾配を示す。
【0179】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と特定の温度差を持った値を
示したことによって、前記の測温子6bの検出する温度
値は測温子6aの検出する温度値と既知の温度勾配によ
る特定の温度値に達したと判定する。
【0180】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケット蓋2a、半導体パッケージ1およびソケッ
トベース3aに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケット蓋2a、半導体パッケージ1お
よびソケットベース3aに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2aに備える測
温子6aおよびソケットベース3aに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0181】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0182】したがって、前記の半導体パッケージ1の
到達した温度値の状態においてその特性を検査すれば、
当初に設定する温度における特性を把握することにな
る。
【0183】図13は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0184】ここに図13によって示した実施例は、前
記の図12に基づく実施例においてソケット蓋2aに冷
却子5aを追加して設けた応用例である。
【0185】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となったソケット蓋2aに、たとえば冷却用の
熱媒体を循環させる等の措置によって前記のソケット蓋
2aの冷却を促進させ、当該ソケット全体を早期に低温
の状態に復帰させるものである。
【0186】図14は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0187】テストボード4に搭載するソケットベース
3kは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。前記の半導体パッケージ1をソケットベース3kに
押圧するソケット蓋2kは、熱媒体となる流体を封止す
る流体バッグ10aと前記の流体バッグ10aに熱媒体
となる流体を流入および排出させる通路となる流体ベン
ト10bとを備える。
【0188】前記のソケット蓋2kに備える流体バッグ
10aは半導体パッケージ1を前記のソケットベース3
kに押しつける。これより、前記のソケット蓋2kが前
記の半導体パッケージ1を押圧する押圧力は、前記の流
体バッグ10aによって偏ることなく均等に押圧するの
で、被検試料となる前記の半導体パッケージ1のランド
に電気的な接続を行うコンタクトピンに均等に接触する
ことが可能となる。
【0189】また前記のソケットベース3kおよびソケ
ット蓋2kは、それぞれ測温子6aおよび6bを備え
る。
【0190】すなわち前記のソケットベース3kおよび
ソケット蓋2kによって固定した半導体パッケージ1
は、前記の流体バッグ10aに封止された所定の温度の
熱媒体の流体によって加熱される。
【0191】前記の測温子6aの検出する温度値は、流
体バッグ10aに封止された所定の温度の熱媒体の流体
による加熱を開始した当初は前記の熱媒体の流体の温度
を示しているが、前記の熱媒体の流体の発する熱量が半
導体パッケージ1に伝達されてさらにソケットベース3
kに到達すると、測温子6bの検出する温度値が上昇す
る。
【0192】前記の熱媒体の流体の発する熱量がソケッ
ト蓋2k、半導体パッケージ1およびソケットベース3
kに行き渡って平衡状態になると、前記の測温子6bの
検出する温度値は測温子6aの検出する温度値と特定の
温度差を持った値を示す。
【0193】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値が測
温子6aの検出する温度値と特定の差分を持った値を示
したことによって、前記の測温子6aおよび6bの示す
温度値から推測可能な温度値であると判定する。
【0194】あるいはまた、前記の熱媒体の流体の発す
る熱量がソケット蓋2k、半導体パッケージ1およびソ
ケットベース3kに行き渡って平衡状態になる前に、前
記の半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。し
たがってあらかじめソケット蓋2k、半導体パッケージ
1およびソケットベース3kに発生する温度勾配を事前
の実験等により把握しておけば、ソケット蓋2kに備え
る測温子6aおよびソケットベース3kに備える測温子
6bをもとに半導体パッケージ1の温度を知ることがで
きる。
【0195】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6bの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0196】したがって、前記の半導体パッケージ1の
到達した温度値の状態においてその特性を検査すれば、
当初に設定する温度における特性を把握することにな
る。
【0197】前記の流体バッグ10aに低温の熱媒体の
流体を流体ベントより流入させ、前記のソケット全体を
冷却する。
【0198】図15は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0199】テストボード4に搭載するソケットベース
3gは、被検試料となる半導体パッケージ1のランドに
電気的な接続を行うコンタクトピン(図示せず)を備え
る。前記のソケットベース3gは、前記の半導体パッケ
ージ1を加熱する加熱子5を備える。
【0200】また前記のソケットベース3およびソケッ
ト蓋2は、それぞれ測温子6aおよび6bを備える。
【0201】すなわち前記のソケットベース3およびソ
ケット蓋2によって固定した半導体パッケージ1は加熱
子5によって所定の温度になるまで加熱される。
【0202】前記の測温子6bの検出する温度値は、加
熱子5による加熱を開始した当初は加熱子5の温度とほ
ぼ同等の温度を示しているが、前記の加熱子5の発する
熱量が半導体パッケージ1に伝達されてソケット蓋2g
に到達すると、測温子6aの検出する温度値が上昇す
る。
【0203】前記の加熱子5の発する熱量がソケットベ
ース3g、半導体パッケージ1およびソケット蓋2gに
行き渡って平衡状態になると、前記の測温子6aの検出
する温度値は測温子6bの検出する温度値と特定の差分
を持った値を示す。
【0204】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6aの検出する温度値が測
温子6bの検出する温度値と特定の差分を持った値を示
したことによって、前記の測温子6bの検出する温度値
は測温子6aの検出する温度値と既知の温度勾配による
特定の温度値に達したと判定できる。
【0205】あるいはまた、前記の加熱子5の発する熱
量がソケットベース3g、半導体パッケージ1およびソ
ケット蓋2gに行き渡って平衡状態になる前に、前記の
半導体パッケージ1の温度が所定の温度になる。したが
ってあらかじめソケットベース3g、半導体パッケージ
1およびソケット蓋2gに発生する温度勾配を事前の実
験等により把握しておけば、ソケット蓋2gに備える測
温子6aおよびソケットベース3gに備える測温子6b
をもとに半導体パッケージ1の温度を知ることができ
る。
【0206】これより、当該半導体パッケージ1の到達
した温度値は、前記の測温子6aの検出する温度値があ
らかじめ定める温度値を示したことによって、前記の測
温子6bの検出する温度値は測温子6aの検出する温度
値と既知の温度勾配による特定の温度値に達したと判定
できる。
【0207】したがって、前記の方法に基づいて確認し
た半導体パッケージ1の温度においてその特性を検査す
れば、当初に設定する温度における特性を把握すること
になる。
【0208】図16は、この発明の代表的な別のひとつ
の実施例による半導体パッケージを載置するソケットの
構造を示した模式図である。
【0209】ここに図16によって示した実施例は、前
記の図15に基づく実施例においてソケットベース3g
に冷却子5aを追加して設けた応用例である。
【0210】前記の冷却子5aは、前記の加熱子5によ
って高温となったソケットベース3gに、たとえば冷却
用の熱媒体を循環させる等の措置によって前記のソケッ
トベース3gの冷却を促進させ、当該ソケット全体を早
期に低温の状態に復帰させるものである。
【0211】また前記の図1ないし図16に基づいて説
明したごとく、被検試料である当該半導体パッケージを
挟持する位置に測温子を配することによって前記の半導
体パッケージが到達した温度値を把握することが可能で
ある。さらに事前の評価実験を実行すれば、加熱子ある
いは冷却子から被検試料である当該半導体パッケージを
挟持する位置に測温子を配することによって前記の半導
体パッケージが到達した温度値を把握することが可能と
なる。ことがわかる
【0212】図17および図18に基づいて、この発明
の代表的な実施例を適用した半導体パッケージの検査シ
ステムが実行する制御の手順を説明する。
【0213】図17に示すブロック図に基づいて、当該
半導体パッケージの検査システムの概要を説明する。検
査装置B01に備えるソケット部に配した加熱/冷却機
構B11、測温機構B12および加圧機構B13は、制
御部B10によって駆動される。
【0214】前記の検査装置B01に備えるソケット部
に配した加熱/冷却機構B11、測温機構B12および
加圧機構B13の詳細は、既に説明したごとく図1ない
し図16による。
【0215】制御装置B02に内蔵する演算制御部B2
0は、操作部B22を介して操作担当者に必要な情報を
開示し、表示部B21を介して入力する操作担当者の指
示に基づいて制御の手順を実行する。
【0216】また当該検査システムが実行する制御の手
順を規定する処理プログラムは、コンピュータ読み取り
可能な記録媒体に格納して当該制御装置B02にインス
トールされ、処理プログラム部B23に格納する。
【0217】また個別の半導体パッケージの検査に供す
る個別の比較用データは比較用データ部B24に格納さ
れる。
【0218】図18に示すフローチャートに基づいて、
当該半導体パッケージの検査システムが実行する制御の
手順を説明する。制御の手順の各ステップの説明に引用
する符号は、図17による。
【0219】ステップS01で制御装置B02は処理プ
ログラム部B23より該当する処理プログラムを引き出
して起動し、ステップS02に進んで当該検査システム
の操作担当者は表示部B21を介して検査対象型格を指
定し、比較用データを指定して比較用データ部B24よ
り該当する比較用データを引き出す。
【0220】ステップS03で、当該検査システムの操
作担当者は検査の対象とする半導体パッケージを検査装
置B01に備えるソケットに載置して装着する。
【0221】ステップS04で、当該検査システムの操
作担当者は前記のソケットに備える加圧機構B13を用
いて被検試料となる半導体パッケージを加圧する。
【0222】ステップS05で前記の半導体パッケージ
に試験電圧あるいは試験電流を当該半導体パッケージの
仕様に合わせて印加し、ステップS06に進んで前記の
半導体パッケージの出力値である信号値を、前記の比較
用データ部B24より引き出した比較用データと対応さ
せて比較する。
【0223】ステップS07で前記の半導体パッケージ
より出力された信号値が前記の比較用データとの一致を
見れば当該被検試料である半導体パッケージを良品と判
定し、ステップS08に進んで高温モードによる試験温
度を設定する。
【0224】ステップS09で、加熱機構B11を駆動
して前記の半導体パッケージの温度を上昇させる。前記
の加熱機構B11により半導体パッケージの温度を上昇
させる機構は、既に説明したごとく図1ないし図16に
よる。
【0225】ステップS10で前記の測温機構を構成す
る1個もしくは2個の測温子の示す温度値を確認するこ
とによって当該半導体パッケージの温度が所定の温度に
上昇したと判定し、ステップS11に進んで再び前記の
半導体パッケージに試験電圧を印加する。
【0226】ステップS12で前記の半導体パッケージ
の出力値である信号値を、前記の比較用データ部B24
より引き出した比較用データと対応させて比較する。
【0227】ステップS13で前記の半導体パッケージ
より出力された信号値が前記の比較用データとの一致を
見れば当該被検試料である半導体パッケージを良品と判
定し、ステップS14に進んで加圧機構B13を解除し
て前期の半導体パッケージを取り出し、ステップS15
に進んで常温における特性および指定する高温における
特性のいずれにおいても良好な特性値を示した良品とし
て分類する。
【0228】ステップS16で半導体パッケージの検査
を続行する場合は、ステップS03に戻って継続して検
査に供する半導体パッケージをソケットに装着する。
【0229】前記のステップS16で半導体パッケージ
の検査を終了する場合は、ステップS17に進んで当該
半導体パッケージの検査システムの終了処理を実行す
る。
【0230】また前記のステップS07で前記の半導体
パッケージより出力された信号値が前記の比較用データ
との一致を見ることのなかった場合は、ステップS21
に進んで加圧機構を解除して当該半導体パッケージを取
り出し、ステップS22に進んで常温のモードにおいて
十分な特性値を得ることのできなかった不良品として分
類する。
【0231】また前記のステップS13で前記の半導体
パッケージより出力された信号値が前記の比較用データ
との一致を見ることのなかった場合は、ステップS21
に進んで加圧機構を解除して当該半導体パッケージを取
り出し、ステップS22に進んで高温モードにおいて十
分な特性値を得ることのできなかった不良品として分類
する。
【0232】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0233】1)被検試料とする半導体パッケージを載
置する半導体パッケージの検査用ソケットにおいて、前
記の被検試料とする半導体パッケージを加熱する加熱手
段と、前記の被検試料とする半導体パッケージの到達す
る温度を検出する測温手段とを備える。
【0234】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは被検試料とする半導体パッケージの検査時の
温度を常温モードと高温モードとに設定を切り換えると
いう効果を得る。
【0235】2)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部およびベース部の両者に、前記の被検
試料とする半導体パッケージの到達する温度を検出する
測温手段を備える。
【0236】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは被検試料とする半導体パッケージを挟持する
位置に測温手段を配することにより、前記の被検試料と
する半導体パッケージの温度を確実に把握できるという
効果を得る。
【0237】3)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを加熱する加熱手段を備える。
【0238】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱するので、前記の被検試料
である半導体パッケージを取り外すことなくその検査環
境の温度を切り換えることができるという効果を得る。
【0239】4)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを加熱する加熱手段と、前記の被検試料とする半
導体パッケージを冷却する冷却手段とを備える。
【0240】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱し、また冷却手段によって
冷却するので、前記の被検試料である半導体パッケージ
を取り外すことなくその検査環境の温度を迅速に切り換
えることができるという効果を得る。
【0241】5)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パッ
ケージを押圧する加圧手段を備える。
【0242】6)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する加熱手段を備える。
【0243】7)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する加熱手段と、前記の被検試料とする半導体パッケ
ージを冷却する冷却手段とを備える。
【0244】これらの手段を取ることによって、当該検
査用ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パ
ッケージを押圧した加熱手段によって加熱し、また冷却
手段によって冷却するので、前記の被検試料である半導
体パッケージを取り外すことなくその検査環境の温度を
迅速に切り換えることができるという効果を得る。
【0245】8)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段は、前記の半導体パッケージのベアチップ部分を
押圧する加圧子と、前記のベアチップ部分を搭載する支
持体部分を押圧する加圧子とを備える。
【0246】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを押圧する際に前記の半導体パッケージの各部に加
える押圧力を個別に設定するので、当該半導体パッケー
ジの各部に偏った応力を発生させずに押圧を行なうとい
う効果を得る。
【0247】9)前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
トを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する加
圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
熱する面状の加熱部を設ける。
【0248】10)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成する蓋部に備える前記の被検試料を押圧する
加圧手段に、前記の被検試料とする半導体パッケージに
接触して加熱および冷却を行なう面状の加熱/冷却部を
設ける。
【0249】これらの手段を取ることによって、当該検
査用ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パ
ッケージを押圧した加熱部によって加熱し、また冷却部
によって冷却するので、前記の被検試料である半導体パ
ッケージを取り外すことなくその検査環境の温度を迅速
に切り換えることができるという効果を得る。
【0250】11)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成する蓋部に、前記の被検試料とする半導体パ
ッケージに接触して押圧する流体バッグと、前記の流体
バッグにあらかじめ設定された温度による流体を流入さ
せる流体ベントとを備える。
【0251】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを前記の流体バッグによって押圧するとともに、前
記の流体バッグに流入させた所定の温度による流体によ
って加熱もしくは冷却を行なうので、前記の被検試料で
ある半導体パッケージを取り外すことなくその検査環境
の温度を迅速に切り換えることができるという効果を得
る。
【0252】12)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成するベース部に、前記の被検試料とする半導
体パッケージを加熱する加熱手段を備える。
【0253】13)前記の半導体パッケージの検査用ソ
ケットにおいて、前記の半導体パッケージの検査用ソケ
ットを構成するベース部に、前記の被検試料とする半導
体パッケージを加熱する加熱手段と、前記の被検試料と
する半導体パッケージを冷却する冷却手段とを備える。
【0254】この手段を取ることによって、当該検査用
ソケットは装着状態にある被検試料である半導体パッケ
ージを加熱手段によって加熱し、また冷却手段によって
冷却するので、前記の被検試料である半導体パッケージ
を取り外すことなくその検査環境の温度を迅速に切り換
えることができるという効果を得る。
【0255】14)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムにおいて、
前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
載置するソケットに被検試料を加熱する加熱手段と、前
記の被検試料の到達する温度を検出する測温手段とを備
える。
【0256】15)前記の半導体パッケージの検査シス
テムにおいて、前記の検査装置は、被検試料とする半導
体パッケージを載置するソケットに被検試料を加熱する
加熱手段と、前記の検査装置は、被検試料とする半導体
パッケージを載置するソケットに被検試料を冷却する冷
却手段と、前記の被検試料の到達する温度を検出する測
温手段とを備える。
【0257】これらの手段を取ることによって、当該検
査システムは被検試料とする半導体パッケージの温度設
定を行なうので、前記の被検試料である半導体パッケー
ジを取り外すことなくその検査環境の温度を迅速に切り
換えることができるという効果を得る。
【0258】16)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムの制御方法
において、前記の検査装置は、被検試料とする半導体パ
ッケージを載置するソケットに備える加熱手段によって
前記の被検試料を加熱し、前記の被検試料があらかじめ
定める温度に到達した状態における当該被検試料の特性
検査を実行する。
【0259】17)前記の半導体パッケージの検査シス
テムの制御方法において、前記の検査装置は、被検試料
とする半導体パッケージを載置するソケットに備える加
熱手段あるいは冷却手段によって前記の被検試料を加熱
あるいは冷却し、前記の被検試料があらかじめ定める温
度に到達した状態における当該被検試料の特性検査を実
行する。
【0260】18)前記の半導体パッケージの検査シス
テムの制御方法において、前記の検査装置は、被検試料
とする半導体パッケージを載置するソケットにおいて当
該被検試料を挟持する位置に配した測温手段によって、
前記の被検試料の到達した温度を検出する。
【0261】これらの手段を取ることによって、当該検
査システムはその制御方法において被検試料とする半導
体パッケージの特性検査に際して温度設定を行なう手順
を設定するので、前記の被検試料である半導体パッケー
ジを取り外すことなくその検査環境の温度を迅速に切り
換えることができるという効果を得る。
【0262】19)半導体パッケージを載置して検査す
る検査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とよ
り構成する半導体パッケージの検査システムの制御を実
現するプログラムを格納する記録媒体において、前記の
検査装置があらかじめ定める温度に設定して実行する検
査に先だって被検試料とする半導体パッケージを載置す
るソケットに備える加熱手段あるいは冷却手段によって
前記の被検試料を加熱あるいは冷却する手順と、前記の
被検試料があらかじめ定める温度に到達したことを確認
する手順と、前記の被検試料が前記のあらかじめ定める
温度に到達したことを確認して当該被検試料の特性検査
を実行する手順とを、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体に格納する。
【0263】この手段を取ることによって、当該半導体
パッケージの検査システムは被検試料とする半導体パッ
ケージの温度環境を設定した特性の検査を実行する手順
を装備するという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図2】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図3】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図4】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図5】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図6】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図7】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図8】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図9】この発明の代表的な実施例による原理説明図。
【図10】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図11】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図12】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図13】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図14】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図15】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図16】この発明の代表的な実施例による原理説明
図。
【図17】この発明の代表的な実施例によるブロック
図。
【図18】この発明の代表的な実施例によるフローチャ
ート。
【図19】従来の技術の代表的な実施例による原理説明
図。
【図20】従来の技術の代表的な実施例によるブロック
図。
【図21】従来の技術の代表的な実施例によるフローチ
ャート。
【符号の説明】
1:半導体パッケージ 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2
k:ソケット蓋 3、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3
k:ソケットベース 4:テストボード 5:加熱子 5a:冷却子 5d:面状加熱部 5f:面状加熱冷却部 6a、6b:測温子 10:弾性体 10a:流体バッグ 10b:流体ベント 11、11b:押圧子 11a:ガイドシャフト 12:押圧ばね 13:ロック機構 14:押圧力調整ねじ 15:空圧シリンダ 16:キャリア押圧子

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検試料とする半導体パッケージを載置す
    る半導体パッケージの検査用ソケットにおいて、 前記の被検試料とする半導体パッケージを加熱する加熱
    手段と、前記の被検試料とする半導体パッケージの到達
    する温度を検出する測温手段とを備えることを特徴とす
    る、 半導体パッケージの検査用ソケット。
  2. 【請求項2】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部およびベース部の両者に、前記の被検試料とする半導
    体パッケージの到達する温度を検出する測温手段を備え
    ることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  3. 【請求項3】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加熱す
    る加熱手段を備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  4. 【請求項4】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加熱す
    る加熱手段と、 前記の被検試料とする半導体パッケージを冷却する冷却
    手段とを備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  5. 【請求項5】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に、前記の被検試料とする半導体パッケージを押圧す
    る加圧手段を備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  6. 【請求項6】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に備える前記の被検試料を押圧する加圧手段に、前記
    の被検試料とする半導体パッケージを加熱する加熱手段
    を備えることを特徴とする、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  7. 【請求項7】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に備える前記の被検試料を押圧する加圧手段に、前記
    の被検試料とする半導体パッケージを加熱する加熱手段
    と、 前記の被検試料とする半導体パッケージを冷却する冷却
    手段とを備えることを特徴とする、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  8. 【請求項8】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に備える前記の被検試料を押圧する加圧手段は、前記
    の半導体パッケージのベアチップ部分を押圧する加圧子
    と、前記のベアチップ部分を搭載する支持体部分を押圧
    する加圧子とを備えることを特徴とする、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  9. 【請求項9】前記の半導体パッケージの検査用ソケット
    において、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に備える前記の被検試料を押圧する加圧手段に、前記
    の被検試料とする半導体パッケージを加熱する面状の加
    熱部を設けることを特徴とする、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  10. 【請求項10】前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
    トにおいて、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に備える前記の被検試料を押圧する加圧手段に、前記
    の被検試料とする半導体パッケージに接触して加熱およ
    び冷却を行なう面状の加熱/冷却部を設けることを特徴
    とする、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  11. 【請求項11】前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
    トにおいて、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成する蓋
    部に、前記の被検試料とする半導体パッケージに接触し
    て押圧する流体バッグと、 前記の流体バッグにあらかじめ設定された温度による流
    体を流入させる流体ベントとを備えることを特徴とす
    る、 請求項5に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  12. 【請求項12】前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
    トにおいて、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成するベ
    ース部に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
    熱する加熱手段を備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  13. 【請求項13】前記の半導体パッケージの検査用ソケッ
    トにおいて、 前記の半導体パッケージの検査用ソケットを構成するベ
    ース部に、前記の被検試料とする半導体パッケージを加
    熱する加熱手段と、 前記の被検試料とする半導体パッケージを冷却する冷却
    手段とを備えることを特徴とする、 請求項1に記載の、半導体パッケージの検査用ソケッ
    ト。
  14. 【請求項14】半導体パッケージを載置して検査する検
    査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とより構
    成する半導体パッケージの検査システムにおいて、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットに被検試料を加熱する加熱手段と、前
    記の被検試料の到達する温度を検出する測温手段とを備
    えることを特徴とする、 半導体パッケージの検査システム。
  15. 【請求項15】前記の半導体パッケージの検査システム
    において、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットに被検試料を加熱する加熱手段と、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットに被検試料を冷却する冷却手段と、 前記の被検試料の到達する温度を検出する測温手段とを
    備えることを特徴とする、 請求項14に記載の、半導体パッケージの検査システ
    ム。
  16. 【請求項16】半導体パッケージを載置して検査する検
    査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とより構
    成する半導体パッケージの検査システムの制御方法にお
    いて、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットに備える加熱手段によって前記の被検
    試料を加熱し、前記の被検試料があらかじめ定める温度
    に到達した状態における当該被検試料の特性検査を実行
    することを特徴とする、 半導体パッケージの検査システムの制御方法。
  17. 【請求項17】前記の半導体パッケージの検査システム
    の制御方法において、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットに備える加熱手段あるいは冷却手段に
    よって前記の被検試料を加熱あるいは冷却し、前記の被
    検試料があらかじめ定める温度に到達した状態における
    当該被検試料の特性検査を実行することを特徴とする、
    請求項16に記載の、半導体パッケージの検査システム
    の制御方法。
  18. 【請求項18】前記の半導体パッケージの検査システム
    の制御方法において、 前記の検査装置は、被検試料とする半導体パッケージを
    載置するソケットにおいて当該被検試料を挟持する位置
    に配した測温手段によって、前記の被検試料の到達した
    温度を検出することを特徴とする、 請求項16に記載の、半導体パッケージの検査システム
    の制御方法。
  19. 【請求項19】半導体パッケージを載置して検査する検
    査装置と、前記の検査装置を制御する制御装置とより構
    成する半導体パッケージの検査システムの制御を実現す
    るプログラムを格納する記録媒体において、 前記の検査装置があらかじめ定める温度に設定して実行
    する検査に先だって、被検試料とする半導体パッケージ
    を載置するソケットに備える加熱手段あるいは冷却手段
    によって前記の被検試料を加熱あるいは冷却する手順
    と、 前記の被検試料があらかじめ定める温度に到達したこと
    を確認する手順と、 前記の被検試料が前記のあらかじめ定める温度に到達し
    たことを確認して、当該被検試料の特性検査を実行する
    手順とを格納したことを特徴とする、 コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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