JP2001264348A - 回転検出センサ - Google Patents

回転検出センサ

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JP2001264348A JP2000070566A JP2000070566A JP2001264348A JP 2001264348 A JP2001264348 A JP 2001264348A JP 2000070566 A JP2000070566 A JP 2000070566A JP 2000070566 A JP2000070566 A JP 2000070566A JP 2001264348 A JP2001264348 A JP 2001264348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酷な環境下で使用されても一対の端子の接
触信頼性及び防水信頼性を向上させることができる回転
検出センサを提供する。 【解決手段】 センサ本体11に回転検出素子14を一
対の端子12,12を介して組み付け、これらをケース
15に収容した回転検出センサ10において、一対の端
子12,12の各基端12aをフード部11cの上端よ
りも外側に突出形成すると共に、各基端12aの全周を
フード部11cの底面11dより突出形成したゴム栓止
め用の各樹脂被覆部11fでフード部11cの上端に対
向する位置まで被覆させ、各樹脂被覆部11fより露出
した各端子12の基端12aに各リード線17の芯線1
7aを接続し、各基端12aと各芯線17aとを、各リ
ード線17を貫通して各樹脂被覆部11fに嵌合される
各ゴム栓19及びフード部11cに嵌合される非可撓性
の防水キャップ18によりそれぞれ被覆自在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
エンジンやミッション等に用いられるギヤの回転数を検
出する回転検出用半導体式ピックアップセンサ等の回転
検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転検出センサとして、図6〜
図9に示す半導体式ピックアップセンサが知られてい
る。この半導体式ピックアップセンサ1は、図6及び図
8に示すように、一対の端子3,3とマグネット4を樹
脂のインサート成形により一体形成した合成樹脂製のセ
ンサ本体2と、このセンサ本体2の脚部2bと一対の端
子3,3の各基端3a側を除く部分及びマグネット4等
を収容して被覆する底有の合成樹脂製で略円筒状のケー
ス7とを備えている。
【0003】センサ本体2は、略円柱状の胴部2aとこ
の胴部2aの下部に一体突出形成された略半円柱状の脚
部2bと上記胴部2aの一側部から横方向に水平に延び
るように一体突出形成された底有で略円筒状のフード部
2cとで側面略L字状になっている。センサ本体2の脚
部2bの下側にはマグネット4をインサート成形してあ
る。また、センサ本体2のフード部2c内にはその底面
2dから外側に一対の端子3,3の各基端3aがそれぞ
れ露出していて、該各基端3aはフード部2cに嵌合さ
れる相手コネクタ8の図示しない一対の雌端子とそれぞ
れ電気的に接続されるようになっている。この各雌端子
には電線Wを接続してある。
【0004】一対の端子3,3はセンサ本体2の略中央
に沿うようにL字状に折り曲げられていて、脚部2bに
沿って露出した該一対の端子3,3の各中央部3bには
ディスクリートタイプのコンデンサ5の一対のリード5
a,5aを半田付けにより接続固定してある。また、一
対の端子3,3の各先端3cには回転検出素子としての
ホールIC6の一対のリード6a,6aを半田付けによ
り接続固定してある。このホールIC6とマグネット4
から成る回転検出素子は、該マグネット4とギヤ(被検
出体)9とで形成される磁気回路の磁束の変化を検出し
て該ギヤ9の回転数を検出するものである。
【0005】合成樹脂製のケース7は、その開口部から
センサ本体2の脚部2bと一対の端子3,3とマグネッ
ト4及びホールIC6が収容される底有で略円筒状の筒
部7aと該筒部7aの上端部から横方向に水平に延びる
ように一体突出形成されたフランジ部7bとで側面略L
字状になっている。そして、ケース7の筒部7aの外周
中央には環状凹部7cを形成してあり、該環状凹部7c
にはゴム製のOリング7dを組み付けてある。
【0006】また、図10に示すように、ケース7の筒
部7aの上端面に形成された環状の溶着用突起7eをセ
ンサ本体2の胴部2aの突き合わせ面2eに超音波溶
着、或いは、オービタル振動溶着等の溶着工法で溶着固
定している。さらに、図7に示すように、ケース7のフ
ランジ部7bには取付用の丸孔7fを形成してあり、該
丸孔7fに挿通される図示しないボルト等の締結手段を
介して車体(被取付体)Sに取り付けられる。これによ
り、図6に示すように、半導体式ピックアップセンサ1
のケース7側が自動車のエンジンやミッション等に用い
られるギヤ9に近接される。そして、半導体式ピックア
ップセンサ1のマグネット4及びホールIC6で図6中
矢印A方向に回転するギヤ9の凸部9aと凹部9bの凹
凸が検出されて該ギヤ9の回転数が検出されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の半導体式ピ
ックアップセンサ1では、相手コネクタ8がゴム栓等の
防水機能を有した防水コネクタになっているが、該半導
体式ピックアップセンサ1を、激しい振動や車輪付近の
水のかかる場所等の過酷な環境下で使用した場合に、嵌
合接触したセンサ本体2の一対の端子3,3の各基端3
aと相手コネクタ8の各雌端子との電気的導通性(接触
信頼性)及び防水信頼性の低下が懸念されていた。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、過酷な環境下で使用されても
一対の端子の接触信頼性及び防水信頼性を向上させるこ
とができる回転検出センサを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、セン
サ本体に回転検出素子を一対の端子を介して組み付け、
これら回転検出素子と一対の端子の各基端側を除く部分
とをケースに収容して該ケースで被覆すると共に、該一
対の端子の各基端側を前記センサ本体に形成した略筒状
のフード部内の底面より外側にそれぞれ突出させて成る
回転検出センサにおいて、前記一対の端子の各基端を前
記フード部の上端よりも外側に露出するように突出形成
すると共に、該一対の端子の各基端の全周を前記フード
部の底面より突出形成したゴム栓止め用の樹脂被覆部で
少なくとも該フード部の上端に対向する位置までそれぞ
れ被覆させ、この一対の樹脂被覆部より露出した前記一
対の端子の各基端に一対のリード線の各芯線をそれぞれ
接続し、かつこれら一対の端子の各基端と一対のリード
線の各芯線とを該一対のリード線を貫通して前記ゴム栓
止め用の一対の樹脂被覆部に嵌合される各ゴム栓でそれ
ぞれ被覆自在にすると共に、前記一対のリード線を貫通
して前記フード部に嵌合される非可撓性の防水キャップ
で被覆自在にしたことを特徴とする。
【0010】この回転検出センサでは、センサ本体のフ
ード部内より突出する一対の端子の各基端と該各基端に
接続される一対のリード線の各芯線とを、該一対のリー
ド線を貫通して一対の端子の各基端の全周を被覆したゴ
ム栓止め用の一対の樹脂被覆部に嵌合される各ゴム栓で
被覆自在にすると共に、一対のリード線を貫通してフー
ド部に嵌合される非可撓性の防水キャップで被覆自在に
したので、一対の端子の各基端と一対のリード線の各芯
線との電気的導通性及び防水信頼性が向上し、過酷な環
境下での使用に際しても高性能が常に維持される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の回転検
出センサであって、前記非可撓性の防水キャップの略筒
状の周壁部内に前記一対のゴム栓を収容するゴム栓収容
室をそれぞれ形成し、かつ前記周壁部内の前記一対のゴ
ム栓収容室の周囲に別のゴム栓を嵌合して前記フード部
に前記非可撓性の防水キャップを嵌合する際に、前記別
のゴム栓により前記フード部と前記一対のゴム栓収容室
との間をシール自在にしたことを特徴とする。
【0012】この回転検出センサでは、センサ本体のフ
ード部と防水キャップとの間に隙間が生じてもフード部
と防水キャップの一対のゴム栓収容室との間をシールす
る別のゴム栓によりフード部と防水キャップとの内部に
水が浸入し難く、万一水が浸入しても防水キャップのゴ
ム栓止め用の各樹脂被覆部及び該各樹脂被覆部に嵌合さ
れる各ゴム栓で一対の端子が別々に仕切られ、該一対の
端子間での浸水によるショートが防止される。これによ
り、回転検出センサの防水信頼性が一段と向上し、該回
転検出センサの出力異常の発生が確実に防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態の半導体式ピッ
クアップセンサを示す側面図、図2は同センサの組み付
け途中の状態を示す断面図、図3は同センサの平面図、
図4は図3中X−X線に沿う断面図、図5は同センサの
センサ本体とケースの組み付け状態を示す側面図であ
る。
【0015】図2,図4に示すように、半導体式ピック
アップセンサ(回転検出センサ)10は、一対の端子1
2,12を樹脂のインサート成形により一体形成した合
成樹脂製のセンサ本体11と、このセンサ本体11の脚
部11bと一対の端子12,12の各基端12a側を除
く部分を収容して被覆する底有の合成樹脂製で略円筒状
のケース15とを備えている。
【0016】センサ本体11は、略円柱状の胴部11a
とこの胴部11aの下部に一体突出形成された略半円柱
状の脚部11bと上記胴部11aの上部に一体突出形成
された底有で略楕円筒状のフード部11cとで略直線状
になっている。このフード部11c内にはその底面11
dから外側に一対の端子12,12の各基端12aがそ
れぞれ露出していて、該各基端12aには後述する一対
のリード線17,17の各芯線17aを接続してある。
【0017】一対の端子12,12の各基端12aと各
中央部12bとの間の部分は樹脂のインサート成形によ
りセンサ本体11の胴部11aと一体になっている。ま
た、図2,図4に示すように、一対の端子12,12の
各基端12aの全周は、センサ本体11のフード部11
cの底面11dより一体突出形成したゴム栓止め用の各
樹脂被覆部11fで該フード部11cの上端に対向する
位置までそれぞれ被覆されている。
【0018】図2,図4に示すように、センサ本体11
の脚部11bに沿って露出した一対の端子12,12の
各中央部12bより下側にはディスクリートタイプのコ
ンデンサ13の一対のリード13a,13aを半田付け
により接続固定してある。また、一対の端子12,12
の各先端12cには回転検出素子としてのホールIC1
4の一対のリード14a,14aを半田付けにより接続
固定してある。このホールIC14は図示しないマグネ
ットを内蔵したものであり、該マグネットとギヤ(被検
出体)9とで形成される磁気回路の磁束の変化を検出し
て該ギヤ9の回転数を検出するものである。
【0019】合成樹脂製のケース15は、その開口部か
らセンサ本体11の脚部11bと一対の端子12,12
の各基端12a側を除く部分とコンデンサ13及びホー
ルIC14が収容される底有で略円筒状の筒部15aと
該筒部15aの上端部から横方向に水平に延びるように
一体突出形成されたフランジ部15bとで側面略L字状
になっている。そして、ケース15の筒部15aの外周
中央には環状凹部15cを形成してあり、該環状凹部1
5cにはゴム製のOリング16を組み付けてある。
【0020】また、図2に示すように、ケース15の筒
部15aの上端面の内周側に形成された環状の溶着用突
起15eをセンサ本体11の胴部11aの下面外周に形
成された突き合わせ面11eに超音波溶着、或いは、オ
ービタル振動溶着等の溶着工法で溶着固定している。さ
らに、ケース15のフランジ部15bには取付用の丸孔
15dを形成してあり、該丸孔15dに挿通される図示
しないボルト等の締結手段を介して車体(被取付体)S
に取り付けられる。これにより、図1に示すように、半
導体式ピックアップセンサ10のケース15側が自動車
のエンジンやミッション等に用いられるギヤ9に近接さ
れるようになっている。
【0021】図2,図4に示すように、センサ本体11
の略円筒状のフード部11c内のゴム栓止め用の一対の
樹脂被覆部11f,11fより外側にそれぞれ突出して
露出した一対の端子12,12の各基端12aには、一
対のリード線17,17の各芯線17aを溶接によりそ
れぞれ接続してある。さらに、これら一対の端子12,
12の各基端12aと一対のリード線17,17の各芯
線17aは、一対のリード線17,17を貫通してフー
ド部11cに嵌合される合成樹脂製の防水キャップ18
及び一対のリード線17,17を貫通してゴム栓止め用
の各樹脂被覆部11fに嵌合される各ゴム栓19でそれ
ぞれ被覆されるようになっている。尚、この一対のリー
ド線17,17は車両側の図示しない制御用コントロー
ラに接続されている。
【0022】図1〜図4に示すように、合成樹脂製(非
可撓性)の防水キャップ18は、肉厚で平面略矩形状の
天井壁部18aと、この天井壁部18aより下方に延び
る略楕円筒状の周壁部18bとを備えている。防水キャ
ップ18の天井壁部18aの中央には一対の電線貫通孔
18c,18cをそれぞれ形成してある。
【0023】また、防水キャップ18の周壁部18b内
のゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部11f,11fに対
向する位置には、円筒状のゴム栓収容室18dをそれぞ
れ一体突出形成してある。この一対のゴム栓収容室18
d,18dは各電線貫通孔18cに連通していると共
に、周壁部18bの下端より外側に少し突出している。
そして、各ゴム栓収容室18d内には各樹脂被覆部11
fに圧入により嵌合される略円筒状で周面上側が凹凸状
のゴム栓19が収容されるようになっている。
【0024】さらに、防水キャップ18の周壁部18b
内の一対のゴム栓収容室18d,18dの周囲には、略
楕円筒状の別のゴム栓20を嵌め込んである。これによ
り、センサ本体11のフード部11cに防水キャップ1
8を嵌合する際に、防水キャップ18の周壁部18bの
内周面とゴム栓20との間にフード部11cが嵌め込ま
れ、該ゴム栓20によりフード部11cと一対のゴム栓
収容室18d,18dとの間がシールされるようになっ
ている。尚、このフード部11cと防水キャップ18の
嵌合状態は、フード部11cの外周面に一体突出形成さ
れた係止部11gと該係止部11gに係止される防水キ
ャップ18に一体突出形成された可撓性の係合部18e
とでロックされるようになっている。
【0025】以上実施形態の半導体式ピックアップセン
サ10は、図2に示すように、センサ本体11のフード
部11c内のゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部11f,
11fより外に露出した一対の端子12,12の各基端
12aに、一対のリード線17,17の各芯線17aを
直接溶接にてそれぞれ接続し、その後、図4に示すよう
に、一対のリード線17,17を貫通した防水キャップ
18をフード部11cに嵌合させて組み付ける。この
際、図4に示すように、一対の端子12,12の各基端
12aの全周の下側を被覆するゴム栓止め用の各樹脂被
覆部11fに、防水キャップ18の押圧により一対のリ
ード線17,17を貫通した各ゴム栓19が圧入により
嵌合されて各樹脂被覆部11fと各ゴム栓19とが一体
となった状態で半導体式ピックアップセンサ10が完成
する。この完成時に、図4に示すように、各ゴム栓19
は防水キャップ18の各ゴム栓収容室18d内に収容さ
れると共に、各ゴム栓19の上端部が電線貫通孔18c
より僅かに外側に突出する。また、防水キャップ18の
周壁部18bの内周面とゴム栓20との間にセンサ本体
11のフード部11cが嵌め込まれ、該ゴム栓20によ
りフード部11cと一対のゴム栓収容室18d,18d
との間がシールされる。
【0026】そして、この半導体式ピックアップセンサ
10のフランジ部15bをボルト等の締結手段を介して
車体Sに取り付け、図1に示すように、半導体式ピック
アップセンサ10の樹脂製ケース15側を自動車のエン
ジンやミッション等に用いられるギヤ9に近接させる。
これにより、半導体式ピックアップセンサ10のホール
IC14で図1中矢印A方向に回転するギヤ9の凸部9
aと凹部9bの凹凸が検出されて該ギヤ9の回転数が検
出され、ギヤ9の回転数が制御用コントローラにより制
御される。
【0027】このように、センサ本体11のフード部1
1c内のゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部11f,11
fより露出した一対の端子12,12の各基端12aに
一対のリード線17,17の各芯線17aを直接溶接で
それぞれ接続し、かつこれら一対の端子12,12の各
基端12aと一対のリード線17,17の各芯線17a
とをゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部11f,11fに
嵌合される各ゴム栓19でそれぞれ密閉状態で被覆自在
にすると共に、該一対のリード線17,17を貫通して
フード部11cに別のゴム栓20を介して隙間なく嵌合
される防水キャップ18で更に被覆自在にしたので、一
対の端子12,12の各基端12aと一対のリード線1
7,17の各芯線17aとの電気的導通性(接触信頼
性)及び防水信頼性を向上させることができ、過度の振
動や車輪付近の水のかかる場所等の過酷な環境下での使
用に際しても半導体式ピックアップセンサ10は高性能
を常に維持することができる。
【0028】特に、防水キャップ18の略筒状の周壁部
18b内に一対のゴム栓19,19を収容する各ゴム栓
収容室18dをそれぞれ一体突出形成し、かつ該周壁部
18b内の一対のゴム栓収容室18d,18dの周囲に
ゴム栓20を嵌合し、センサ本体11のフード部11c
に防水キャップ18を嵌合する際に、ゴム栓20により
フード部11cと一対のゴム栓収容室18d,18dと
の間をシール自在にしたので、センサ本体11のフード
部11cと防水キャップ18の周壁部18bの下面との
間に隙間が生じてもゴム栓20によりその内部に水が浸
入し難く、万一水が浸入してもゴム栓止め用の各樹脂被
覆部11f及び該各樹脂被覆部11fに嵌合される各ゴ
ム栓19で一対の端子12,12を別々に確実に仕切る
ことができ、該一対の端子12,12間での浸水による
ショートを確実に防止することができる。これにより、
半導体式ピックアップセンサ10の防水信頼性をより一
段と向上させることができると共に、一対の端子12,
12の出力異常の発生を確実に防止することができ、高
品質の半導体式ピックアップセンサ10を低コストで提
供することができる。
【0029】また、センサ本体11のフード部11cに
防水キャップ18を嵌合する際に、ゴム栓止め用の各樹
脂被覆部11fにより各ゴム栓19が一対のゴム栓収容
室18d,18d内に自動的に収容されるため、半導体
式ピックアップセンサ10の組み付け作業性を向上させ
ることができ、低コスト化をより一段と図ることができ
る。
【0030】尚、前記実施形態によれば、一対の端子の
各基端と一対のリード線の各芯線とは直接溶接で接続す
るようにしたが、半田付け等の他の接続手段により接続
するようにしてもよい。また、自動車のエンジンやミッ
ション等に用いられるギヤの凹凸をホールICで検出し
て該ギヤの回転数を制御用コントローラで制御する半導
体式ピックアップセンサについて説明したが、被検出体
は自動車のエンジンやミッション等に用いられるギヤに
限られるものではなく、他の被検出体の回転を検出する
回転検出センサに前記実施形態を適用できることは勿論
である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、センサ本体のフード部内より突出する一対の端
子の各基端と該各基端に接続される一対のリード線の各
芯線とを、該一対のリード線を貫通して一対の端子の各
基端の全周を被覆したゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部
に嵌合される各ゴム栓で被覆自在にすると共に、一対の
リード線を貫通してフード部に嵌合される非可撓性の防
水キャップで被覆自在にしたので、一対の端子の各基端
と一対のリード線の各芯線との電気的導通性及び防水信
頼性を向上させることができ、過酷な環境下での使用に
際しても高性能を常に維持することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、非可撓性の防水
キャップの略筒状の周壁部内に一対のゴム栓を収容する
ゴム栓収容室をそれぞれ形成し、かつ該周壁部内の一対
のゴム栓収容室の周囲に別のゴム栓を嵌合してセンサ本
体のフード部に非可撓性の防水キャップを嵌合する際
に、別のゴム栓によりフード部と一対のゴム栓収容室と
の間をシール自在にしたので、センサ本体のフード部と
防水キャップとの間に隙間が生じても別のゴム栓により
その内部に水が浸入し難く、万一水が浸入してもゴム栓
止め用の各樹脂被覆部及び該各樹脂被覆部に嵌合される
各ゴム栓で一対の端子を別々に仕切ることができ、該一
対の端子間での浸水によるショートを確実に防止するこ
とができる。これにより、回転検出センサの防水信頼性
をより一段と向上させることができると共に、出力異常
の発生を確実に防止することができ、高品質の回転検出
センサを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体式ピックアップセ
ンサを示す側面図である。
【図2】上記半導体式ピックアップセンサの組み付け途
中の状態を示す断面図である。
【図3】上記半導体式ピックアップセンサの平面図であ
る。
【図4】図3中X−X線に沿う断面図である。
【図5】上記半導体式ピックアップセンサのセンサ本体
とケースの組み付け状態を示す側面図である。
【図6】従来の半導体式ピックアップセンサの側面図で
ある。
【図7】上記従来の半導体式ピックアップセンサの平面
図である。
【図8】図7中Z−Z線に沿う断面図である。
【図9】上記従来の半導体式ピックアップセンサの使用
状態を示す側面図である。
【図10】上記従来の半導体式ピックアップセンサのセ
ンサ本体と樹脂製ケースとの溶着を説明する要部の拡大
断面図である。
【符号の説明】
10 半導体式ピックアップセンサ(回転検出センサ) 11 センサ本体 11c フード部 11d 底面 11f,11f 一対の樹脂被覆部 12,12 一対の端子 12a 基端 14 ホールIC(回転検出素子) 17,17 一対のリード線 17a 芯線 18 非可撓性の防水キャップ 18d ゴム栓収容室 19 ゴム栓 20 別のゴム栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体に回転検出素子を一対の端子
    を介して組み付け、これら回転検出素子と一対の端子の
    各基端側を除く部分とをケースに収容して該ケースで被
    覆すると共に、該一対の端子の各基端側を前記センサ本
    体に形成した略筒状のフード部内の底面より外側にそれ
    ぞれ突出させて成る回転検出センサにおいて、 前記一対の端子の各基端を前記フード部の上端よりも外
    側に露出するように突出形成すると共に、該一対の端子
    の各基端の全周を前記フード部の底面より突出形成した
    ゴム栓止め用の樹脂被覆部で少なくとも該フード部の上
    端に対向する位置までそれぞれ被覆させ、この一対の樹
    脂被覆部より露出した前記一対の端子の各基端に一対の
    リード線の各芯線をそれぞれ接続し、かつこれら一対の
    端子の各基端と一対のリード線の各芯線とを該一対のリ
    ード線を貫通して前記ゴム栓止め用の一対の樹脂被覆部
    に嵌合される各ゴム栓でそれぞれ被覆自在にすると共
    に、前記一対のリード線を貫通して前記フード部に嵌合
    される非可撓性の防水キャップで被覆自在にしたことを
    特徴とする回転検出センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転検出センサであっ
    て、 前記非可撓性の防水キャップの略筒状の周壁部内に前記
    一対のゴム栓を収容するゴム栓収容室をそれぞれ形成
    し、かつ前記周壁部内の前記一対のゴム栓収容室の周囲
    に別のゴム栓を嵌合して前記フード部に前記非可撓性の
    防水キャップを嵌合する際に、前記別のゴム栓により前
    記フード部と前記一対のゴム栓収容室との間をシール自
    在にしたことを特徴とする回転検出センサ。
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