JP2001263128A - エンジンの混合気制御装置 - Google Patents
エンジンの混合気制御装置Info
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Abstract
混合気に与える影響を抑え、エンジン空燃比の適合を図
ること。 【解決手段】混合気制御装置12は、エンジン11の燃
焼室18に供給される可燃混合気を制御する。本装置1
2は、吸気通路24及び絞り弁25を含むスロットルボ
ディ26に対して燃料供給用のインジェクタ35、燃料
ポンプ、燃料フィルタ、燃料圧力調整器及び電子制御装
置(ECU)64をアッセンブリとしてユニット化した
ものである。ECU64に内蔵されたメモリには、この
アッセンブリ毎に予め試験的に求められた燃料噴射量に
係るバラツキに対する修正値が記憶される。ECU64
は、燃料噴射量の制御に際して、メモリに記憶された修
正値に基づいて燃料噴射量を修正するようになってい
る。
Description
輪車等の車両に使用されるエンジンに係り、そのエンジ
ンの燃焼室に供給される燃料と空気との混合気を制御す
るようにしたエンジンの混合気制御装置に関する。
れる混合気制御装置として、燃料噴射装置を用いたもの
がある。この種の装置として、吸気通路を含むスロット
ルボディと、吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
燃料噴射弁に燃料を圧送供給する燃料ポンプと、燃料噴
射弁に供給される燃料圧力を調整するプレッシャレギュ
レータと、供給される燃料中の異物を除去する燃料フィ
ルタと、燃料噴射弁から噴射される燃料量を制御する電
子制御装置とを基本構成として備えたものがある。
射弁、燃料ポンプ、プレッシャレギュレータ、燃料フィ
ルタ及び電子制御装置等の部品は、通常、車両の各部位
に個別に組み付けられる。特に、燃料ポンプとプレッシ
ャレギュレータは、通常は燃料タンクに内蔵される。一
方、スロットルボディ、燃料噴射弁、燃料ポンプ、プレ
ッシャレギュレータ及び燃料フィルタ等の燃料系部品の
それぞれには、燃料流量に関する多少の流量バラツキが
存在する。従って、個々のエンジンにおいては、各燃料
系部品に関する流量バラツキが互いに累積されることに
なり、その結果として、個々のエンジンの間で空燃比の
バラツキが発生するという問題があった。このため、こ
の空燃比バラツキを抑えるために、各燃料系部品の加工
に高い精度が要求されることになった。
による不具合を部品の加工精度を高めることで全面的に
補うことは難しかった。そこで、従来は、例えば、エン
ジンの製造過程で、エンジン組立完了後にエンジンがラ
ッピング台上に載せられ、所定の負荷を連結した状態で
ならし運転が行われることがあった。このとき、エンジ
ンの燃料噴射量やエンジン出力を測定すると共に、その
燃料噴射量やエンジン出力が所定の設定値となるように
調整が行われる。
のような試運転に係るエンジン出力の自動調整装置が開
示される。この自動調整装置は、電子制御装置により燃
料噴射量を制御するようにしたエンジンを所定条件下で
試運転する。このときのエンジン出力をトルクセンサで
検出し、その検出値と目標値との偏差を演算により求
め、その演算された偏差値を電子制御装置の不揮発性メ
モリに予め記憶させておく。その後の運転では、この偏
差値に基づいて燃料噴射量を修正するようにする。即
ち、エンジンの運転時に、エンジン回転速度、アクセル
開度等の値に基づいて燃料噴射量を演算すると共に、そ
の演算値を上記偏差値に基づいて修正する。このように
修正された燃料噴射量の値に基づいてエンジンの燃料噴
射量制御を実行することにより、個々のエンジンの特性
に応じて燃料噴射量のバラツキを抑えるようにしてい
る。
報の装置では、エンジンの出力トルクに基づいて燃料噴
射量を修正しているので、燃料系部品の流量バラツキや
エンジンのフリクションバラツキ等の複数要因が総合的
に修正されることになり、空燃比としての適合が不充分
となり、エンジンのエミッションが悪化するおそれがあ
った。又、従来公報の装置では、エンジンのアッセンブ
リで検査のための試運転を行うことから、検査設備が大
型化するという問題もあった。
であって、その目的は、燃料噴射弁及び燃料供給用機器
における燃料流量のバラツキが混合気に与える影響を抑
え、エンジン空燃比の適合を図ることを可能したエンジ
ンの混合気制御装置を提供することにある。
に、請求項1に記載の発明は、エンジンの燃焼室に供給
される燃料と空気との混合気を制御するようにした混合
気制御装置であって、燃焼室に接続される吸気通路とそ
の吸気通路に設けられたスロットルバルブとを含むスロ
ットルボディと、吸気通路に燃料を噴射するための燃料
噴射弁と、燃料噴射弁に燃料を圧送供給するための燃料
供給用機器と、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を
制御するための電子制御装置と、スロットルボディ、燃
料噴射弁、燃料供給用機器及び電子制御装置がアッセン
ブリとしてユニット化されて設けられることと、電子制
御装置に設けられ、燃料噴射量のバラツキを修正するた
めの修正値を記憶するメモリとを備えたことを趣旨とす
る。
ィ、燃料噴射弁、燃料供給用機器及び電子制御装置がア
ッセンブリとしてユニット化されて設けられることか
ら、スロットルバルブを介して吸気通路を流れる空気流
量特性と、燃料供給用機器及び燃料噴射弁を介して吸気
通路へ噴射される燃料噴射量特性とが個々のアッセンブ
リで決定され異なることになる。従って、個々のアッセ
ンブリについて吸気通路への燃料噴射量を調整すると共
に、吸気通路における空気流量を調整することにより、
吸気通路で形成される混合気の特性を、エンジン本体と
は別に個々のアッセンブリ毎に調整することが可能にな
る。そして、個々のアッセンブリ毎に燃料噴射量に係る
バラツキについて検査を行い、そのバラツキから求めら
れる修正値をメモリに記憶しておくことが可能になる。
従って、燃料噴射量の制御に際して、電子制御装置がメ
モリに記憶された修正値を参照することにより、当該ア
ッセンブリにおける燃料噴射量に係るバラツキが個別に
修正され、混合気の特性の標準化が図られるようにな
る。
載の発明は、請求項1に記載の発明において、吸気通路
における吸気状態を検出するための吸気状態検出器がア
ッセンブリにユニット化されて設けられ、電子制御装置
は、少なくとも前記検出される吸気状態に基づいて燃料
噴射量を制御することを趣旨とする。
の発明の作用に加え、個々のアッセンブリ毎に吸気状態
検出器の検出バラツキに関する検査を行い、そのバラツ
キから求められる修正値をメモリに記憶しておくことが
可能になる。従って、燃料噴射量の制御に際して、電子
制御装置がメモリに記憶された修正値を参照することに
より、当該アッセンブリにおいて吸気状態検出器の検出
バラツキに起因した燃料噴射量に係るバラツキが個別に
修正され、混合気の特性の標準化が図られるようにな
る。
載の発明は、エンジンの燃焼室に供給される燃料と空気
との混合気を制御するようにした混合気制御システムで
あって、燃焼室に接続される吸気通路とその吸気通路に
設けられたスロットルバルブとを含むスロットルボディ
と、吸気通路に燃料を噴射するための燃料噴射弁と、燃
料噴射弁に燃料を圧送供給するための燃料供給用機器
と、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を制御するた
めの電子制御装置と、スロットルボディ、燃料噴射弁、
燃料供給用機器及び電子制御装置がアッセンブリとして
ユニット化されて設けられることと、アッセンブリ毎に
予め試験的に求められた燃料噴射量に係るバラツキに対
する修正値を記憶するために電子制御装置に設けられた
メモリと、電子制御装置は、燃料噴射量の制御に際して
記憶された修正値に基づいて燃料噴射量を修正すること
とを備えたことを趣旨とする
ィ、燃料噴射弁、燃料供給用機器及び電子制御装置がア
ッセンブリとしてユニット化されて設けられることか
ら、スロットルバルブを介して吸気通路を流れる空気流
量特性と、燃料供給用機器及び燃料噴射弁を介して吸気
通路へ噴射される燃料噴射量特性とが個々のアッセンブ
リで決定され異なることになる。従って、個々のアッセ
ンブリについて吸気通路への燃料噴射量を調整すると共
に、吸気通路における空気流量を調整することにより、
吸気通路で形成される混合気の特性を、エンジン本体と
は別に個々のアッセンブリ毎に調整することが可能にな
る。又、電子制御装置には、アッセンブリ毎に予め試験
的に求められた燃料噴射量に係るバラツキに対する修正
値が記憶される。そして、電子制御装置は、燃料噴射量
の制御に際して、メモリに記憶された修正値に基づいて
燃料噴射量を修正することから、当該アッセンブリにお
ける燃料噴射量に係るバラツキが個別に修正され、混合
気の特性の標準化が図られるようになる。
明の「エンジンの混合気制御装置」及び「エンジンの混
合気制御システム」を小型自動二輪車のエンジンに具体
化した第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
た混合気制御装置12の概略構成を示す。エンジン11
は、シリンダブロック13と、シリンダヘッド14とを
備える。シリンダブロック13には、互いに連結された
ピストン15、コンロッド16及びクランクシャフト1
7等が設けられる。シリンダヘッド14は、燃焼室18
に可燃混合気を吸入させる吸気ポート19、同ポート1
9を開閉する吸気バルブ20、燃焼室18から燃焼ガス
を排出させる排気ポート21、同ポート21を開閉する
排気バルブ22、両バルブ20,22を開閉駆動する動
弁機構23等を備える。
は、エンジン11の燃焼室18に供給される燃料と空気
との可燃混合気を制御するためのものである。混合気制
御装置12は、吸気通路24と、同通路24に設けられ
たスロットルバルブ25とを含むスロットルボディ26
と、そのボディ26に対して複数の燃料供給用機器をユ
ニット化して設けるためのボディケース27とを備え
る。スロットルボディ26及びボディケース27は互い
に樹脂により一体成形される。吸気通路24の出口24
aには、樹脂製の吸気マニホールド28が接続され、同
マニホールド28を介して吸気通路24が吸気ポート1
9に接続される。吸気マニホールド28は吸気通路24
と共に一連の吸気通路を構成する。
ボディ26の正面図を示す。図3に、図2の上面図を示
し、図4に図3の4−4線に沿った断面図を示す。スロ
ットルバルブ25は、吸気通路24に対して垂直に移動
するピストンバルブである。スロットルボディ26に
は、吸気通路24に垂直に連通するシリンダ29が一体
成形され、そのシリンダ29にスロットルバルブ25が
摺動可能に組み込まれる。シリンダ29の開口部には、
蓋32が装着される。スロットルバルブ25に設けられ
たスプリング30は、吸気通路24が閉じられる方向へ
スロットルバルブ25を付勢する。スロットルバルブ2
5に連結されたワイヤ31は、運転者に操作されるハン
ドル(図示しない)に連結される。蓋32に一体成形さ
れたワイヤガイド32aはワイヤ31を案内するための
ものである。このワイヤ31が引っ張られることによ
り、スロットルバルブ25がスプリング30の付勢力に
抗して吸気通路24を開く方向へ移動する。これによ
り、吸気通路24に外気が取り込まれる。
ルブ25を迂回するバイパス通路33が吸気通路24に
付随して形成される。同じく、スロットルボディ26に
は、アイドル・スピード・コントロール・バルブ(IS
Cバルブ)34が熱カシメにより固定される。このIS
Cバルブ34はバイパス通路33を開閉するために電気
的に制御されるものである。スロットルバルブ25の全
閉時、即ち、エンジン11のアイドル運転時に、ISC
バルブ34が制御されることにより、エンジン11に供
給される吸気量が微調節される。
には、燃料噴射弁(インジェクタ)35が設けられる。
即ち、吸気マニホールド28の入口近傍に形成された装
着孔28aには、インジェクタ35が装着される。この
インジェクタ35は、電気的に制御されることにより、
吸気マニホールド28の通路内に燃料を噴射するもので
ある。そして、吸気通路24から吸気マニホールド28
へ流れた空気の中にインジェクタ35から燃料が噴射さ
れることにより、燃料と空気とにより可燃混合気が形成
され、その混合気が、吸気バルブ20が開かれるタイミ
ングで燃焼室18に取り込まれる。
ケース27の前面を示す。図6には、図5の左側面図を
示す。図7には、図6の7−7線に沿った断面図を示
し、図8には、図6の8−8線に沿った部分断面図を示
す。図9には、図7の9−9線に沿った拡大断面図を示
す。図5,6に示すように、ボディケース27は、外観
から分かるように、ケース本体36と、そのケース本体
36の下面に固定されたロアカバー37と、ケース本体
36の側面に形成された第1の開口部38と、その開口
部38を閉鎖するためのプラグ39と、ケース本体36
の前面に形成された第2の開口部40と、その開口部4
0を閉鎖するためのフロントカバー41と、ケース本体
36の側面に設けられた電気配線用のコネクタ43とを
備える。プラグ39は樹脂より形成され、燃料出口とし
て一体成形されたアウトレットパイプ39aを含む。同
じくロアカバー37は樹脂より形成され、燃料入口とし
て一体成形されたインレットパイプ37aを含む。図1
に示すように、これらインレットパイプ37a及びアウ
トレットパイプ39aは、自動二輪車に設けられた燃料
タンク44に配管45,46を介して接続される。イン
レットパイプ37aは、燃料タンク44からの燃料をボ
ディケース27の中へ導入するためのものである。アウ
トレットパイプ39aは、ボディケース27から燃料を
導出するためのものである。ここで、自動二輪車におい
て、インレットパイプ37aはアウトレットパイプ39
aより低い位置に配置される。
内部には、燃料供給用機器としての燃料ポンプ61、燃
料フィルタ62及びプレッシャレギュレータ63と、電
子制御装置(ECU)64とが収容され固定される。上
記機器61〜63は略円柱形をなす。ECU64は箱形
をなす。図7に示すように、燃料フィルタ62とプレッ
シャレギュレータ63は互いにカシメられて一体化され
る。一体化された燃料フィルタ62及びプレッシャレギ
ュレータ63と、燃料ポンプ61とは、互いに直交する
ように配置される。この配置状態で、燃料ポンプ61の
吐出口61aは、燃料フィルタ62の導入口62aに対
して凹凸の関係で嵌め込まれ、互いに直接的に接続され
る。この接続部分は、Oリング(図示しない)によりシ
ールされる。
4からの燃料を高圧で吐出するためのものであり、電気
的に駆動される。燃料フィルタ62は、燃料ポンプ61
から吐出される燃料に含まれる異物を除去するためのも
のである。プレッシャレギュレータ63は、燃料ポンプ
61から吐出される燃料圧力を所定レベルに調整するた
めのものであり、この調整で生じた余剰燃料はアウトレ
ットパイプ39aを通じて導出される。
ンジェクタ35等を制御するものである。ECU64
は、CPU81と、ROM82、RAM83及びバック
アップRAM84等のメモリと、圧力センサ69とを内
蔵する。CPU81は、ROM82に予め記憶された制
御プログラムに基づいてインジェクタ35による燃料噴
射制御等を実行する。圧力センサ69は、燃料噴射制御
のために吸気通路24における吸気負圧を吸気状態とし
て検出するためのものであり、本発明の吸気状態検出器
に相当する。ケース本体36には、圧力センサ69に対
応して吸気通路24に連通する導圧孔36aが形成され
る。この導圧孔36aは、スロットルバルブ25の下流
側の吸気通路24で発生する吸気負圧を圧力センサ69
へ導くためのものである。
料を供給するための燃料供給口57を含む。一方、ロア
カバー37は、インレットパイプ37aから導入された
燃料を燃料ポンプ61へ流すための燃料通路37bと、
燃料ポンプ61の下面に係合して同ポンプ61を押さえ
るための突起37cとを含む。
により、インレットパイプ37aからボディケース27
に導入された燃料は。燃料通路37bを通って燃料ポン
プ61の吸入口61bより吸入される。そして、燃料ポ
ンプ61で昇圧され吐出口61aから吐出される燃料
は、燃料フィルタ62で清浄化され、プレッシャレギュ
レータ63で圧力調整された上で燃料供給口57からイ
ンジェクタ35へ供給される。プレッシャレギュレータ
63で生じた余剰燃料は、アウトレットパイプ39aか
ら導出される。
図を示す。図11には、スロットルボディ26及びボデ
ィケース27の断面図を示す。図10に示すように、ケ
ース本体36は、その内部に各機器61〜64の外形に
整合した形状を有する第1の凹部65、第2の凹部66
及び第3の凹部67を含む。第1の開口部38は、一体
化された燃料フィルタ62及びプレッシャレギュレータ
63を第1の凹部65へ出し入れするためのものであ
る。同様に、ケース本体36は、その下面に燃料ポンプ
61を出し入れするための第3の開口部58を含む。
は、第3の凹部67の一部に隣接して配置される給電用
端子70を含む。この給電用端子70は、燃料ポンプ6
1が第3の凹部67に嵌め込まれることにより、同ポン
プ61に設けられた電極端子71に整合して接続される
ものである。この他、第2の凹部66には、ECU64
の電極端子(図示略)に接続される電極端子72等が予
め設けられる。
一体成形された配管キャップ73を含む。この配管キャ
ップ73は、燃料供給口57に連通する燃料通路73a
を有する。図4に示すように、この配管キャップ73
は、吸気マニホールド28に装着されるインジェクタ3
5の頭部を内包すると共に、燃料供給口57に供給され
る燃料をインジェクタ35へ流すためのものである。配
管キャップ73には、インジェクタ35の電極端子に接
続される配線74が予め設けられる。
ケース27の内部に収容固定するには、最初に、ケース
本体36の内部に第1の開口部38を通じて燃料フィル
タ62及びプレッシャレギュレータ63を挿入し、それ
らを第1の凹部65に嵌め込む。その後、第1の開口部
38にプラグ39を固定することにより、同開口部38
を閉鎖する。ここで、プラグ39を固定するために熱板
溶着を採用することができる。次に、ケース本体36の
内部に第3の開口部58を通じて燃料ポンプ61を挿入
し、同ポンプ61を第3の凹部67に嵌め込む。これと
同時に、燃料ポンプ61の吐出口61aを燃料フィルタ
62の導入口62aに嵌め込んで接続すると共に、同ポ
ンプ61の電極端子71を給電用端子70に接続する。
その後、ロアカバー37をケース本体36の下面に固定
することにより、第3の開口部58を閉鎖する。ここで
も、ロアカバー37を固定するために熱板溶着を採用す
ることができる。この固定状態で、ロアカバー37の突
起37cが燃料ポンプ61の下面を押さえることによ
り、同ポンプ61が強固に保持される。次に、第2の開
口部40を通じて第2の凹部66にECU64を嵌め込
むと共に、ECU64の電極端子を対応する電極端子7
2等に接続する。その後、フロントカバー41をケース
本体36の前面に固定することにより、第2の開口部4
0を閉鎖する。ここでも、フロントカバー41を固定す
るために熱板溶着を採用することができる。この実施の
形態で、プラグ39、フロントカバー41及びロアカバ
ー37は、それぞれ対応する第1〜3の開口部39,4
0,58を閉鎖するためのものであり、それぞれ蓋部材
に相当する。
スロットルボディ26,インジェクタ35、燃料ポンプ
61,燃料フィルタ62、プレッシャレギュレータ63
及びECU64等の機器がアッセンブリとしてユニット
化されて設けられる。
置12は、エンジン11に組み付けられる前に基本特性
が検査される。この特性検査は、インジェクタン35か
ら所定の要求噴射量だけ燃料を噴射させるためにインジ
ェクタ35を所定の噴射信号に基づいて試験的に制御し
たときに、インジェクタ35から実際に噴射される実噴
射量を計測し、その計測値の要求噴射量の値に対する偏
差値を噴射量バラツキとして調べるものである。この特
性検査は、測定される噴射量バラツキを解消して混合気
制御装置12の個々のアッセンブリで形成される混合気
の特性を標準化させるために行われるものである。
をフローチャートに示す。先ず、第1工程では、混合気
制御装置12を所定の流量計に取り付ける。第2工程で
は、その取り付け状態において外部より所定の噴射信号
をインジェクタ35へ供給する。この噴射信号は、所定
の要求噴射量を得るための要求噴射時間に相当するもの
である。第3工程では、上記のように供給された噴射信
号に基づいてインジェクタ35から噴射される燃料量を
流量計により計測する。そして、第4工程では、上記流
量計の計測値から燃料噴射量のバラツキ(噴射量バラツ
キ)を計算する。
13に示すグラフを参照して説明する。このグラフは、
噴射信号としてインジェクタ35に供給される「要求噴
射時間(インジェクタ35への通電時間を意味す
る。)」に対し、インジェクタ35から噴射される「噴
射量」の関係を示すものである。このグラフで、一点鎖
線は「要求噴射時間」に対する理想的な噴射量の関係を
示す「理想噴射量直線L0」を示すものである。一方、
実線は噴射量バラツキを含む「実噴射量近似直線L1」
を示すものである。この噴射量バラツキの計算では、
「実噴射量近似直線L1」の一次式を計算することにな
る。即ち、このグラフに示すように、ある値Aの要求噴
射時間Tに対する要求噴射量の設定値は、理想噴射量直
線L0から「B」となる。このとき、流量計から得られ
る補正無しの噴射量の計測値が「C」であるとする。従
って、要求噴射量の設定値Bに対する補正無し噴射量の
値Cの偏差値は「Δq」となる。又、設定値Bの要求噴
射量を得るためには、値Aの要求噴射時間Tを偏差値Δ
tだけ補正して補正後の要求噴射時間T1を得る必要が
ある。この補正後の要求噴射時間T1を得るために、実
噴射量近似直線L1の一次式を求める必要がある。その
ために、同直線L1上の二つの検査点P1及び検査点P
2を求める。これら検査点P1,P2は、ある値A1の
要求噴射時間Tに対する噴射量の設定値a及び測定値q
1と、ある値A2の要求噴射時間Tに対する噴射量の設
定値b及び測定値q2を求めることにより得られる。そ
して、これらの値a,b,q1,q2から、実噴射量近
似直線L1に関する以下のような一次式(1)が得られ
る。 (b−a)Y=(q2−q1)X+b・q1−a・q2 …(1) このように一次式(1)が噴射量バラツキとして得られ
る。
ツキから、燃料噴射量の修正値を計算する。この修正値
は、上記計算された実噴射量近似直線L1の一次式
(1)から、下記の計算式(2)に示す補正後の要求噴
射時間T1を求めることにより得られる。 T1={k1・T・(b−a)−b・q1+a・q2}/(q2−q1) …(2)
正値を、混合気制御装置12のECU64のバックアッ
プRAM84に記憶させる。即ち、上記のように得られ
た計算式(2)を修正値としてバックアップRAM84
に記憶させるのである。このように、バックアップRA
M84には、混合気制御装置12の個々のアッセンブリ
毎に予め試験的に求められた燃料噴射量に係るバラツキ
に対する修正値としての計算式(2)が記憶される。
了することにより、エンジン11に組み付けられる前の
混合気制御装置12の製造を完了する。
射量制御を実行する際、燃料噴射量を算出するための使
用される。即ち、エンジン11の運転時に、ECU64
は、圧力センサ69で検出される吸気負圧の値と、エン
ジン11に別途設けられた回転速度センサ(図示略)で
検出されるエンジン回転速度の値とに基づき、所定の関
数データ(噴射量マップ)を参照することにより要求噴
射時間Tの値を算出する。そして、ECU64は、バッ
クアップRAM84から上記計算式(2)を読み出し、
上記算出された要求噴射時間Tの値を同計算式(2)に
当てはめることにより、補正後の実噴射時間T1の値を
算出することになる。つまり、ECU64は、燃料噴射
量の制御に際してバックアップRAM84に記憶された
修正値に基づいて燃料噴射量を修正するのである。
置12は、バックアップRAM84に予め記憶された修
正値を、エンジン11における実際の燃料噴射量制御に
適用することにより、燃焼室18に供給される混合気を
制御するようにした混合気制御システムを構成してい
る。
制御装置12及び混合気制御システムによれば、スロッ
トルボディ26、インジェクタ35、燃料ポンプ61、
燃料フィルタ62、プレッシャレギュレータ63及びE
CU64等がアッセンブリとしてユニット化されて設け
られる。このことから、スロットルバルブ25を介して
吸気通路24を流れる空気流量の特性と、燃料ポンプ6
1、燃料フィルタ62、プレッシャレギュレータ63及
びインジェクタ35を介して吸気マニホールド28へ噴
射される燃料噴射量の特性とが、個々のアッセンブリ毎
に決定され異なることになる。従って、混合気制御装置
12の個々のアッセンブリについて、吸気マニホールド
28へ噴射される燃料噴射量を調整すると共に、吸気通
路24及び吸気マニホールド28における空気流量を調
整することにより、吸気マニホールド28で形成される
混合気の特性を、エンジン11の本体とは別に混合気制
御装置12の個々のアッセンブリ毎に調整することが可
能になる。このため、混合気制御装置12によれば、エ
ンジン単位で検査のための試運転を行うようにした従来
装置と異なり、検査設備を小型化することができるよう
になる。
混合気制御システムでは、ECU64のバックアップR
AM84に、個々のアッセンブリ毎に予め試験的に求め
られた噴射量バラツキに対する修正値として、補正後の
要求噴射量T1を算出する計算式(2)が記憶される。
そして、エンジン11の運転時において、ECU64
は、燃料噴射量の制御に際して、バックアップRAM8
4に記憶された計算式(2)に基づいて要求燃料噴射量
を修正するようにしている。従って、アッセンブリとし
ての混合気制御装置12における噴射量バラツキが個別
に修正され、混合気の特性の標準化が図られるようにな
る。このため、燃料系部品であるインジェクタ35、燃
料ポンプ61、燃料フィルタ62、プレッシャレギュレ
ータ63における燃料流量のバラツキを吸収することが
でき、そのバラツキの混合気に与える影響を抑えること
ができ、もってエンジン空燃比を要求空燃比に精度良く
適合させることができるようになる。つまり、スロット
ルバルブ25及び各機器35,61〜64の品質バラツ
キや性能バラツキを考慮した上で混合気の特性を調整す
ることができ、アッセンブリとしての混合気制御装置1
2の性能及び品質の管理を図ることができるようにな
る。
ルクに基づいて燃料噴射量を修正することから、燃料系
部品の流量バラツキとエンジンのフリクションバラツキ
が総合的に修正されることになり、空燃比の適合が不充
分でエンジンのエミッションを悪化させるおそれがあっ
た。これに対し、本実施の形態の混合気制御装置12及
び混合気制御システムによれば、燃料系部品の燃料流量
バラツキを修正するために混合気の特性のみを調整して
いるので、燃料噴射量の修正を空燃比の適合に直接反映
させることができる。その意味で、空燃比の適合を精度
良く行うことができ、エンジン11のエミッションの改
善を図ることができるようになる。
れば、各機器61〜64の取り付けや取り外しの作業性
が良く、防水性、防塵性及び耐衝撃性の良いユニット化
を実現することができる。又、スロットルボディ26と
ケース本体36とが樹脂により一体成形され、樹脂製の
吸気マニホールド28が使用されることから、アッセン
ブリとしての本装置12の軽量化を図ることができる。
この意味で、混合気制御装置12の自動二輪車に対する
取り付け及び取り外しの作業性を向上させることがで
き、自動二輪車の軽量化にも寄与することができる。
れば、スロットルボディ26に対して燃料ポンプ61と
プレッシャレギュレータ63を一体に取り扱うことが可
能となり、これらを燃料タンク44等の別部材に固定す
る構造を必要としない。このため、燃料タンク44の外
観を損ねることがなく、同装置12を含めた車両設計上
の自由度を高めることができる。更に、両機器61,6
3を燃料タンク44に収容しない分だけ燃料タンク44
を小型化することができる。更に、燃料ポンプ61がボ
ディケース27の内部に収容されることから、アイドル
運転時における燃料ポンプ61の騒音を低減させること
ができる。
れば、燃料ポンプ61がボディケース27に嵌め込まれ
るだけで同ポンプ61の電極端子71が給電用端子70
に接続されることから、燃料ポンプ61に関する配線接
続の手間が省略される。同様に。ECU64がボディケ
ース27に嵌め込まれるだけでECU64の電極端子が
対応する電極端子72に接続されることから、ECU6
4に関する配線接続の手間が省略される。この結果、電
気配線等に関する部品点数や組み付け工数を削減するこ
とができ、燃料ポンプ61及びECU64のスロットル
ボディ26に対する取り付け及び取り外しの作業性を向
上させることができる。しかも、ECU64がボディケ
ース27に設けられて上記のように配線接続されると共
に、ECU64と電気的関連性を有する燃料ポンプ61
及びインジェクタ35が同じボディケース27に対して
互いに隣接して設けられることから、電気配線の短縮化
を図ることもできる。
ンジンの混合気制御装置」及び「エンジンの混合気制御
システム」を小型自動二輪車のエンジンに具体化した第
2の実施の形態を図面に従って説明する。尚、本実施の
形態で、前記実施の形態と同一の部材、部品については
同一の番号を付して説明を省略し、以下には異なった点
を中心に説明する。
様、吸気通路24及び吸気マニホールド28の吸気負圧
を検出するための圧力センサ69が混合気制御装置12
のアッセンブリにユニット化されて設けられる。そし
て、ECU64は、圧力センサ69で検出される吸気負
圧及回転速度センサで検出されるエンジン回転速度の値
に基づいて燃料噴射量を制御するようになっている。こ
こで、本実施の形態の混合気制御装置12及び混合気制
御システムは、特性検査等の内容の点で第1の実施の形
態と異なる。具体的には、この実施の形態の形態では、
圧力センサ69の測定値に基づいて燃料噴射量の制御を
修正する点で第1の実施の形態の特性検査と異なる。
をフローチャートに示す。先ず、第1工程では、混合気
制御装置12を所定の測定器に取り付ける。第2工程で
は、その取り付け状態において吸気通路24に規定負圧
を印加する。この規定負圧は、予め設定された噴射量マ
ップから所定の要求噴射量を得るために必要な吸気負圧
の値に相当するものである。第3工程では、印加された
規定負圧の値をECU64に内蔵された圧力センサ69
により計測する。そして、第4工程では、上記圧力セン
サ69による計測値から吸気負圧のバラツキを計算す
る。
15に示すグラフを参照して説明する。このグラフは、
規定負圧として吸気通路24に印加される「絶対圧」に
対し、圧力センサ69の測定値である「出力値」の関係
を示すものである。このグラフで、一点鎖線は「絶対
圧」に対する理想的な出力値の関係を示す「理想出力特
性直線L2」を示すものである。一方、実線は吸気負圧
バラツキを含む「実噴射量近似直線L3」を示すもので
ある。この吸気負圧バラツキの計算では、「実噴射量近
似直線L3」の一次式を計算することになる。即ち、こ
のグラフに示すように、ある値Dの絶対圧に対する補正
後の出力値は、理想出力特性直線L2から「E」とな
る。このとき、圧力センサ69から得られるセンサの読
み取り値が「F」であるとする。従って、補正後の出力
値Eに対するセンサ読み取り値Fの偏差値は「ΔV」と
なる。又、値Fのセンサ読み取り値に対応する絶対圧の
値は、値Dの絶対圧を偏差値Δpだけ補正して補正後の
絶対圧を得る必要がある。この補正後の絶対圧を得るた
めに、実噴射量近似直線L3の一次式を求める必要があ
る。そのために、同直線L3上の二つの検査点P3及び
検査点P4を求める。これら検査点P3,P4は、値D
1の絶対圧に対する出力値c及び測定値V1と、値D2
の絶対圧に対する出力値d及び測定値V2を求めること
により得られる。そして、これらの値c,d,V1,V
2から、実噴射量近似直線L3に関する以下のような一
次式(3)が得られる。 (d−c)Y=(V2−V1)X+d・V1−c・V2 …(3) このように一次式(3)が吸気負圧バラツキとして得ら
れる。
ラツキから、燃料噴射量の修正値を計算する。この修正
値は、上記計算された実噴射量近似直線L3の一次式
(3)から、下記の計算式(4)に示す補正後の要求噴
射時間V0を求めることにより得られる。 V0=k2{(d−c)・V−d・V1+c・V2}/(V2−V1) …(4)
正値を、混合気制御装置12のECU64のバックアッ
プRAM84に記憶させる。即ち、上記のように得られ
た計算式(4)を修正値としてバックアップRAM84
に記憶させるのである。このように、バックアップRA
M84には、混合気制御装置12の個々のアッセンブリ
毎に予め試験的に求められた燃料噴射量に係るバラツキ
に対する修正値としての計算式(4)が記憶される。
了することにより、エンジン11に組み付けられる前の
混合気制御装置12の製造を完了する。
射量制御を実行する際、燃料噴射量を算出するための使
用される。即ち、エンジン11の運転時に、ECU64
は、圧力センサ69で検出される吸気負圧の値と、回転
速度センサで検出されるエンジン回転速度の値とに基づ
き、所定の噴射量マップを参照することにより要求噴射
時間Vの値を算出する。そして、ECU64は、バック
アップRAM84から上記計算式(4)を読み出し、上
記算出された要求噴射時間Vの値を同計算式(4)に当
てはめることにより、補正後の実噴射時間V0の値を算
出することになる。つまり、ECU64は、燃料噴射量
の制御に際してバックアップRAM84に記憶された修
正値に基づいて燃料噴射量を修正するのである。
置12は、バックアップRAM84に予め記憶された修
正値を、エンジン11における実際の燃料噴射量制御に
適用することにより、燃焼室18に供給される混合気を
制御するようにした混合気制御システムを構成してい
る。
形態と同様、燃料噴射量の制御に際して、ECU64が
バックアップRAM84に記憶された修正値を参照する
ことにより、本装置12のアッセンブリにおいて、圧力
センサ69に関連した検出バラツキに起因した燃料噴射
量に係るバラツキが個別に修正され、混合気の特性の標
準化が図られるようになる。この結果、インジェクタ3
5、燃料ポンプ61、燃料フィルタ62及びプレッシャ
レギュレータ63における燃料流量のバラツキを吸収す
ることができ、そのバラツキの混合気に与える影響を抑
えることができ、もってエンジン空燃比を要求空燃比に
うまく適合させることができるようになる。
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
点P1,P2又は検査点P3,P4を定めて実噴射量近
似直線L1,L3を求めるようにしたが、二つの検査点
のうち一方の点を架空の点としてもよい。
(2)又は計算式(4)をバックアップRAM84に記
憶させて燃料噴射量の制御に使用するようにした。これ
に対して、計算式(2),(4)の代わりに、計算した
係数をバックアップRAM84に記憶させて燃料噴射量
制御に使用するようにしてもよい。
ブをスロットルバルブ25として設けたが、バタフライ
バルブをスロットルバルブとして設けてもよい。
射弁及び燃料供給用機器における燃料流量のバラツキが
混合気に与える影響を抑えることができ、これによって
エンジン空燃比の適合を図ることができる。併せて、混
合気の特性検査のための設備を小型化することができる
という効果を発揮する。
に記載の発明と同様の効果をうることができる。
に記載の発明と同様の効果をうることができる。
給装置を示す概略構成図である。
す正面図である。
る。
前面を示す図である。
る。
ある。
ある。
を示す断面図である。
フローチャートである。
るグラフである。
る作業手順を示すフローチャートである。
るグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの燃焼室に供給される燃料と空
気との混合気を制御するようにした混合気制御装置であ
って、 前記燃焼室に接続される吸気通路とその吸気通路に設け
られたスロットルバルブとを含むスロットルボディと、 前記吸気通路に燃料を噴射するための燃料噴射弁と、 前記燃料噴射弁に燃料を圧送供給するための燃料供給用
機器と、 前記燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を制御するた
めの電子制御装置と、 前記スロットルボディ、前記燃料噴射弁、前記燃料供給
用機器及び前記電子制御装置がアッセンブリとしてユニ
ット化されて設けられることと、 前記電子制御装置に設けられ、前記燃料噴射量のバラツ
キを修正するための修正値を記憶するメモリとを備えた
ことを特徴とするエンジンの混合気制御装置。 - 【請求項2】 前記吸気通路における吸気状態を検出す
るための吸気状態検出器が前記アッセンブリにユニット
化されて設けられ、前記電子制御装置は、少なくとも前
記検出される吸気状態に基づいて前記燃料噴射量を制御
することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの混合
気制御装置。 - 【請求項3】 エンジンの燃焼室に供給される燃料と空
気との混合気を制御するようにした混合気制御システム
であって、 前記燃焼室に接続される吸気通路とその吸気通路に設け
られたスロットルバルブとを含むスロットルボディと、 前記吸気通路に燃料を噴射するための燃料噴射弁と、 前記燃料噴射弁に燃料を圧送供給するための燃料供給用
機器と、 前記燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量を制御するた
めの電子制御装置と、 前記スロットルボディ、前記燃料噴射弁、前記燃料供給
用機器及び前記電子制御装置がアッセンブリとしてユニ
ット化されて設けられることと、 前記アッセンブリ毎に予め試験的に求められた燃料噴射
量に係るバラツキに対する修正値を記憶するために前記
電子制御装置に設けられたメモリと、 前記電子制御装置は、前記燃料噴射量の制御に際して前
記記憶された修正値に基づいて前記燃料噴射量を修正す
ることとを備えたことを特徴とするエンジンの混合気制
御システム。
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