JP2001261553A - 経口投与製剤 - Google Patents
経口投与製剤Info
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Abstract
め、保存安定性が著しく改善されるとともに、製剤の製
造効率も改善された、S配置のベポスタチンを高光学純
度で含むベポスタチン製剤を提供する。 【解決手段】 ベポスタチン又はその薬理的に許容しう
る塩に、マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混合物
から選択される賦形剤、及びポリエチレングリコールを
配合した経口投与固形製剤。
Description
く、製造しやすい、ベポタスチン製剤に関する。
〔4−〔(4−クロロフェニル)(2−ピリジル)メト
キシ〕ピペリジノ〕ブタン酸〕は、式(I):
性を有し、アナフィラキシー性気道狭窄、喘息又はアレ
ルギー性鼻炎等の治療薬として優れた薬剤である。しか
し、その光学異性体であって絶対配置がR配置である化
合物との間では、薬理活性や安全性が異なり、代謝速度
や、タンパク結合率も異なること、そして絶対配置がS
配置である本化合物が、R配置の化合物と比較して顕著
に高い薬理活性を示すことが知られている(特開平2−
25465号公報及び特開平10−237070号公
報)。
タスチンは、その吸湿性のため不安定であることも知ら
れており、ベポタスチンを、通常この分野で汎用されて
いる賦形剤や結合剤等の添加剤を用いて製剤化すると、
添加剤中の水分によってベポタスチンがラセミ化しやす
い。このため、S配置のベポタスチンを高光学純度で含
み、しかもベポタスチンがラセミ化することがない製剤
の開発が求められていた。
チン又はその薬理的に許容しうる塩に、賦形剤としてマ
ンニトール、白糖、乳糖、又はこれらの混合物;結合剤
としてポリエチレングリコール;の組み合わせを配合し
て製剤化すると、ベポタスチン又はその薬理的に許容し
うる塩のラミセ化が著しく抑制される結果、保存安定性
が著しく改善されるとともに、製剤の製造効率も改善さ
れることを見出し、本発明を完成するに至った。
その薬理的に許容しうる塩に、マンニトール、白糖、乳
糖及びこれらの混合物から選択される賦形剤、並びにポ
リエチレングリコールを配合した経口投与用固形製剤に
関する。
合されるベポタスチン又はその薬理的に許容しうる塩
は、上述の特開平2−25465号公報及び特開平10
-237070号公報に記載された公知の化合物であ
り、これらの文献に記載された方法により合成すること
ができる。
ンの薬理学的に許容しうる塩としては、薬理学的に許容
しうるいかなる酸との付加塩も使用することができる
が、なかでも無機酸の付加塩(硫酸塩、塩酸塩、リン酸
塩など)、及び有機酸の付加塩(コハク酸塩、マレイン
酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安
息香酸塩など)が好ましく、ベンゼンスルホン酸(ベシ
ル酸)の付加塩、及び安息香酸の付加塩が特に好まし
い。
ル、白糖、乳糖又はこれらの混合物である賦形剤として
は、製剤に通常使用されるグレードのものであればいか
なるものも使用することができる。
ングリコールとしては、平均分子量約1,000〜2
0,000、特に約4,000〜6,000のポリエチ
レングリコールが好ましい。
合量としては、固形製剤の全体重量に対して以下の量を
好ましく配合することができる:ベポタスチン又はその
薬理的に許容しうる塩:約1〜30重量%、特に約2〜
20重量%;マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混
合物から選択される賦形剤:約5〜95重量%、特に約
45〜85重量%;並びにポリエチレングリコール:約
2〜40重量%、特に約5〜20重量%。
要に応じて、製剤に通常使用する賦形剤、崩壊剤、滑沢
剤などの各種添加剤を配合することができる。特に結晶
セルロース又はカルボキシメチルセルロースを賦形剤と
して更に配合することができるが、なかでも結晶セルロ
ースを好ましく配合することができる。その配合量は、
固形製剤の全体重量に対して、結晶セルロース又はカル
ボキシメチルセルロース約1〜30重量%、好ましくは
約5〜20重量%である。
(デンプン、ソルビトール、リン酸カルシウム、硫酸カ
ルシウムなど)を約10〜25重量%、滑沢剤(タル
ク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸、ワックスなど、特にステアリン酸マ
グネシウム)を約0.1〜4重量%添加して使用しても
よい。また、必要に応じて固形製剤において使用しうる
添加剤はすべて好適に使用することができる。これらの
添加剤としては、界面活性剤;香料;着色料;甘味料;
矯味剤;及び溶解補助剤などを挙げることができる。こ
れらの添加剤の種類、添加量、添加の時期は、製剤技術
の分野における通常の知識で判断することができる。
用固形製剤としては、錠剤、顆粒剤、細粒剤、及び散剤
並びにこれらを充てんしたカプセル剤などの各種経口投
与用剤型を挙げることができるが、なかでも錠剤を好ま
しく挙げることができる。
粒剤、及び散剤などの剤型である本発明の固形製剤は、
通例用いられる製剤技術により調製することができる。
例を挙げると、ベポタスチン又はその薬理的に許容しう
る塩に、マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混合物
から選択される賦形剤、並びにポリエチレングリコール
を配合して造粒することにより造粒物を調製し、必要で
あれば更に結晶セルロース又はカルボキシメチルセルロ
ース、及び崩壊剤、滑沢剤などを加え、所望の剤型に成
形することによって調製することができる。また、他の
賦形剤を更に併用する場合は、ベポタスチン又はその薬
理的に許容しうる塩に、マンニトール、白糖、乳糖又は
これらの混合物を配合する際に、他の賦形剤も添加し、
造粒すればよい。
式造粒法、又は乾式造粒法を挙げることができ、加熱造
粒法及び湿式造粒法では撹拌造粒機、高速撹拌造粒機、
流動層造粒機、転動流動層造粒機を、また、乾式造粒法
では乾式造粒機等を使用することができる(それぞれの
造粒法については、「製剤学テキスト、改稿版」、一番
ケ瀬尚監修、廣川書店発行を参照)。なかでも、加熱造
粒法による造粒する方法を好ましく挙げることができ
る。
チン又はその薬理的に許容しうる塩、マンニトール、白
糖、乳糖又はこれらの混合物、及びポリエチレングリコ
ールを混合し、約50〜90℃、好ましくは約60〜8
5℃の加熱温度で加熱造粒した後に、冷却する。
チン又はその薬理的に許容しうる塩、マンニトール、白
糖、乳糖又はこれらの混合物を、ポリエチレングリコー
ル含有溶液を用い、市販の造粒装置を用いる慣用の方法
で湿式造粒し、乾燥する。造粒時に使用するポリエチレ
ングリコール溶液の溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、水又はこれらの混合物を用いることができる。
式造粒機を用い、慣用の方法で調製する。
の剤型に応じ、望ましい粒度となるよう、市販の粉砕機
などを用いて粉砕する。
粒法で得られた造粒物を、粒度が約50〜1,500μ
m、好ましくは約100〜800μmになるように粉砕す
る。次いで、必要に応じて結晶セルロース、カルボキシ
メチルセルロースなどを添加し、所望であれば滑沢剤又
は/及び崩壊剤を更に加え、約0.5ton/cm2〜4ton/c
m2、好ましくは約0.8ton/cm2〜2ton/cm2の打錠圧で
打錠する。
製する方法、及び該方法によって調製した造粒物に、所
望により結晶セルロース又はカルボキシメチルセルロー
スを添加し、打錠することにより、錠剤を調製する方法
にも関する。
要であれば、適当な皮膜を用いてフィルムコーティング
層を形成することもできる。皮膜の成分としては、コー
ティング剤であるフィルム形成性の高分子化合物単独、
又はフィルム形成性の高分子化合物及び遮光成分を配合
したものを使用できる。フィルム形成性の高分子化合物
としては、水溶性高分子物質、疎水性高分子物質、胃溶
性高分子物質、腸溶性高分子物質などを単独で使用する
ことができるが、2種類以上を適宜組み合わせて使用す
ることもできる。水溶性高分子物質としては、例えば、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースを挙げることがで
きる。また、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル
・メタアクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチルコ
ポリマー〔例えば、オイドラギッドRS(商品名、レー
ムファーマ)〕等の疎水性高分子;ポリビニルアセター
ルジエチルアミノアセテート〔例えば、AEA三共(商
品名、三共)〕、メタアクリル酸メチル・メタアクリル
酸ブチル・メタアクリル酸ジメチルアミノエチルコポリ
マー〔例えば、オイドラギッドE(商品名、レームファ
ーマ)〕等の胃溶性高分子;ヒドロキシプロピルメチル
セルロースアセテートサクシネート〔例えば、信越AQ
OAT(商品名、信越化学)〕、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースフタレート〔例えば、HPMCP(商品
名、信越化学)〕、セルロースアセテートフタレート
〔例えば、CAP(商品名、和光純薬)〕、カルボキシ
メチルエチルセルロース〔例えば、CMEC(商品名、
フロイント産業)〕、メタアクリル酸・メタアクリル酸
メチルコポリマー〔例えば、オイドラギットS(商品
名、レームファーマ)〕、メタアクリル酸・アクリル酸
エチルコポリマー〔例えば、オイドラギットL(商品
名、レームファーマ)〕等の腸溶性高分子を挙げること
もできる。また遮光成分としては、酸化チタンを使用す
ることができる。フィルムコーティング層を形成する際
には、必要であれば、ポリエチレングリコールなどの可
塑剤;合成ケイ酸アルミニウム及び含水二酸化ケイ素な
どの凝集防止剤;黄色三二酸化鉄などの着色剤;隠蔽
剤;タルク、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤な
どを皮膜成分として更に添加することもできる。
には、フィルムコーティング層の配合成分であるコーテ
ィング剤、遮光剤、可塑剤、滑沢剤、凝集防止剤などの
上述した成分、及び必要であればその他の配合成分を、
適量の溶媒に溶解又は分散させてコーティング溶液と
し、これを打錠しておいた錠剤に噴霧コーティングす
る。コーティング溶液の溶媒としては、コーティング
剤、特に水溶性高分子(例えば、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース)を他の成分と共に溶解できるもの、例
えば、精製水;メタノール、エタノールなどのアルコー
ル類;及びアセトンなどを挙げることができる。精製水
及びエタノールが好ましい。またフィルムコーティング
層を形成するのに使用するコーティング装置としては、
流動層コーティング装置、遠心流動層コーティング装
置、パンコーティング装置などを使用することができ
る。
の皮膜率は、被覆されていない錠剤の全体重量に対し
て、約2〜10重量%であるのが好ましい。
下の組成を有する製剤を好ましく挙げることができる: (1)ベポタスチン又はその薬理的に許容しうる塩に、
マンニトール、ポリエチレングリコール及び結晶セルロ
ースを配合した経口投与用錠剤(これは、ベポタスチン
又はその薬理的に許容しうる塩に、マンニトール及びポ
リエチレングリコールを加えて造粒し、これに結晶セル
ロースを加えて打錠することによって調製することがで
きる);及び(2)ベポタスチン又はその薬理的に許容
しうる塩に、白糖、ポリエチレングリコール及び結晶セ
ルロースを配合した経口投与用錠剤(これは、ベポタス
チン又はその薬理的に許容しうる塩に、白糖及びポリエ
チレングリコールを加えて造粒し、これに結晶セルロー
スを加えて打錠することによって調製することができ
る)。
瓶密栓(乾燥剤なし)で、6カ月間保存し、ベポタスチ
ン対掌体の増加量をキラルな高速液体クロマトグラフィ
ー法(充填剤:信和化工ULTRON ES−OVM)
で測定した結果、本発明の製剤中でのベポタスチン対掌
体の増加量は、いずれも0.4%以下であった。この結
果より、本発明の固形製剤においては、ベポタスチンの
ラセミ化はごくわずかであり、ベポタスチンが安定に長
期間保存され、変性しないことが確認された。
ち、錠剤については製造時の摩損率を打錠時の原料と打
錠後の錠剤の重量差から算出したところ、1%未満であ
り、スティッキング、キャッピング等の打錠障害の発生
率が低いことと併せ、本発明の固形製剤は、良好な製造
効率で調製することができることも確認された。
施例により詳細に説明するが、本発明は、これらに限定
されるものではない。
する。
MV製乳糖)83重量部及びポリエチレングリコール6
000(平均分子量6,000、三洋化成工業製マクロ
ゴール6000)8.8重量部を高速撹拌造粒機(FUKA
E POWTEC製HIGH SPEED MIXER)に入れ、外浴温度70℃
にて加熱造粒する。造粒物を室温まで冷却し、20メッ
シュのJIS標準篩で処理し、篩を通過したものに結晶
セルロース(旭化成工業製結晶セルロース PH10
2)11重量部及びステアリン酸マグネシウム2.2重
量部を加えて混合する。混合物を回転式打錠機(直径7
mm、菊水製作所製クリーンプレスコレクト)で圧縮成形
(打錠圧0.6ton/杵)することにより、1錠当たり
110mgの素錠を得る。
白糖(ケイ・エス製 精製白糖)87重量部、及びポリ
エチレングリコール6000(平均分子量6,000、
三洋化成工業製マクロゴール6000)10重量部を高
速撹拌造粒機(FUKAE POWTEC製HIGH SPEED MIXER)に入
れ、外浴温度70℃にて加熱造粒する。造粒物を室温ま
で冷却し、20メッシュのJIS標準篩で処理し、篩を
通過したものに結晶セルロース(旭化成工業製 結晶セ
ルロースPH102)12重量部及びステアリン酸マグ
ネシウム1重量部を加えて混合する。混合物を回転式打
錠機(直径7mm、菊水製作所製 クリーンプレスコレク
ト)で圧縮成形(打錠圧0.6ton/杵)することによ
り、1錠当たり120mgの素錠を得る。 (2)80%エタノール56重量部にヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース(HPMC)(信越化学工業製 H
PMC−TC−5EW)3重量部、ポリエチレングリコ
ール6000(平均分子量6,000、三洋化成工業製
マクロゴール6000)0.6重量部、及びタルク1.
8重量部を加え、分散させて、コーティング溶液を調製
する。 (3)(1)で得られた1錠当たり120mgの素錠を通
気乾燥式コーティング装置(パウレック社製ドリアコー
タ)に入れ、(2)で得られたコーティング溶液をスプ
レーすることにより、フィルムコーティング錠(被膜
率:4.5重量%、コーティング錠重量:125.4mg
/錠)を得る。
部、マンニトール(協和発酵工業製 D−マンニトー
ル)45.6重量部を混合し、撹拌造粒機(ダルトン製
万能混合撹拌機)に入れ、これにポリエチレングリコー
ル6000(平均分子量6,000、三洋化成工業製マ
クロゴール6000)5.3重量部を含む59%エタノ
ール140mlを加えて練合する。練合物を20メッシュ
のJIS標準篩で処理し、篩を通過したものを45℃で
5時間乾燥する。乾燥後、結晶セルロース(旭化成工業
製 結晶セルロースPH102)6重量部及びステアリ
ン酸マグネシウム0.6重量部を加えて混合する。混合
物を回転式打錠機(直径6mm、菊水製作所製クリーンプ
レスコレクト)で圧縮成形(打錠圧0.6ton/杵)す
ることにより、1錠当たり60mgの素錠を得る。 (2)精製水40重量部にヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース(信越化学工業製 HPMC−TC−5EW)
2重量部、ポリエチレングリコール6000(平均分子
量6,000、三洋化成工業製マクロゴール6000)
0.4重量部及びタルク1.2重量部を加え、分散させ
て、コーティング溶液を調製する。 (3)実施例2(3)と同様に処理することにより、フ
ィルムコーティング錠(被膜率:6.0重量%、コーテ
ィング錠重量:63.6mg/錠)を得る。
剤、結合剤及び滑沢剤を実施例1又は実施例2(1)と
同様に処理することにより、素錠を調製する。なお、下
記表中のCMCは、カルボキシメチルセルロースであ
り、カルメロースNS−300(商品名、、五徳薬品
製)を使用する。
グ溶液を調製し、実施例2(2)又は実施例3(2)と
同様に処理することにより、それぞれのフィルムコーテ
ィング層を有する錠剤を調製する。なお、下記表中の含
水二酸化ケイ素としてはカープレックス(商品名、塩野
義製薬製)を、ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテートとしてはAEA三共(商品名、三共製)を、ま
たアミノアルキルメタクリレートコポリマーEとしては
オイドラギットE(商品名、レームファーマ製)を使用
する。
スチンのラセミ化がごくわずかであり、ベポタスチンが
安定に長期間保存され、変性せず、更に良好な製造効率
で調製することができるという効果を有する。
Claims (13)
- 【請求項1】 ベポタスチン又はその薬理的に許容しう
る塩に、マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混合物
から選択される賦形剤、並びにポリエチレングリコール
を配合した経口投与用固形製剤。 - 【請求項2】 固形製剤の全体重量に対して以下の量:
ベポタスチン又はその薬理的に許容しうる塩:1〜30
重量%;マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混合物
から選択される賦形剤:5〜95重量%;並びにポリエ
チレングリコール:2〜40重量%を配合した、請求項
1記載の経口投与用固形製剤。 - 【請求項3】 結晶セルロースを更に配合した、請求項
1又は2記載の経口投与用固形製剤。 - 【請求項4】 結晶セルロースの配合量が、固形製剤の
全体重量に対して1〜30重量%である、請求項3記載
の経口投与用固形製剤。 - 【請求項5】 錠剤である、請求項1〜4のいずれか1
項記載の経口投与用固形製剤。 - 【請求項6】 ベポタスチン又はその薬理的に許容しう
る塩に、マンニトール、ポリエチレングリコール及び結
晶セルロースを配合した経口投与用錠剤。 - 【請求項7】 ベポタスチン又はその薬理的に許容しう
る塩に、白糖、ポリエチレングリコール及び結晶セルロ
ースを配合した経口投与用錠剤。 - 【請求項8】 フィルムコーティング層を更に有する、
請求項5〜7のいずれか1項記載の経口投与用錠剤。 - 【請求項9】 フィルムコーティング層の皮膜率が、被
覆されていない錠剤の全体重量に対して2〜10重量%
である、請求項8記載の経口投与用錠剤。 - 【請求項10】 ベポタスチン又はその薬理的に許容し
うる塩に、マンニトール、白糖、乳糖及びこれらの混合
物から選択される賦形剤、並びにポリエチレングリコー
ルを配合して造粒することにより、造粒物を調製する方
法。 - 【請求項11】 加熱造粒法により造粒する、請求項1
0記載の方法。 - 【請求項12】 請求項10又は11記載の方法で調製
した造粒物に、結晶セルロース又はカルボキシメチルセ
ルロースを添加し、打錠することにより、錠剤を調製す
る方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の方法で調製した錠剤
に、フィルムコーティング層を形成することにより、コ
ーティング錠を調製する方法。
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