JP2001261539A - 化粧用または皮膚用サンスクリーン製品 - Google Patents

化粧用または皮膚用サンスクリーン製品

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JP2001261539A
JP2001261539A JP2001040851A JP2001040851A JP2001261539A JP 2001261539 A JP2001261539 A JP 2001261539A JP 2001040851 A JP2001040851 A JP 2001040851A JP 2001040851 A JP2001040851 A JP 2001040851A JP 2001261539 A JP2001261539 A JP 2001261539A
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Peter Hossel
ホッセル ピーター
Thomas Wunsch
ブンシュ トーマス
Reinhold Dieing
ディーング ラインホールド
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 向上した安定性と良好な配合特性を有し、さ
らには良好な官能特性と高い日焼け防止指数(SPF)を示
す、皮膚を保護するための新しいタイプの化粧用および
皮膚科学用組成物の提供。 【解決手段】 (i) (a) N-ビニルイミダゾール類及びジ
アリルアミン類からなる群より選択されるモノマー 0.0
1〜99.99重量%、(b) 中性又は塩基性の水溶性モノマー
0.01〜99.99重量%、(c) 不飽和酸又は不飽和酸無水物
0〜50重量%、(d) 上記(a)、(b)及び(c)と異なる、フ
リーラジカル共重合可能なモノマー 0〜50重量%、(e)
架橋剤として作用する、少なくとも2個のエチレン性不
飽和非共役二重結合を有するモノマー 0〜10重量%、か
らなるモノマー混合物をフリーラジカル溶液重合に付
し、(ii)得られたポリマーを部分的にもしくは完全に四
級化又はプロトン化する、ことにより得られるコポリマ
ー(A)と、無機UVフィルター(B)を含む混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶液重合によって
得られる少なくとも1種のコポリマーと少なくとも1種
の無機UVフィルターとの混合物、ならびに化粧用および
皮膚用サンスクリーン製品を調製するためのその使用に
関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品および皮膚製品中で用いられるサ
ンスクリーンは、ヒトの皮膚に対する太陽光線の有害作
用を防止したり、その有害作用の程度を少なくとも減ず
る役目を果たしている。さらに、こうしたサンスクリー
ンはUV線による分解または劣化から他の成分を保護する
働きもしている。毛髪用化粧品においては、その目的は
UV線によるケラチン繊維への損傷を防止することにあ
る。
【0003】地球の表面に到達する太陽光線には、ある
割合のUV-B線(280〜320 nm)とUV-A線(>320 nm)が含ま
れ、これらは直接可視光線域と接している。ヒトの皮膚
への影響は、特にUV-B線の場合に、日焼けを起こすこと
から明白である。したがって、この産業界では、UV-A線
とUV-B線の両方を吸収する物質が比較的多数提供されて
いる。
【0004】これに関連して、近年では、有機UV吸収剤
と同様に、無機サンスクリーンも化粧品および皮膚科学
において次第に重要性を増してきている。
【0005】適当な無機サンスクリーンフィルターは、
いくつか例を挙げると、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
鉄、それに酸化セリウムである。
【0006】微小顔料、主として微粉砕した二酸化チタ
ンまたは酸化亜鉛は、その高い相溶性と独特の安定性の
ために特にすぐれている。250〜380 nmの広いUV域にわ
たる非常に効果的な保護が二酸化チタンおよび/または
酸化亜鉛により達成され得る。
【0007】しかし、上記の無機フィルターは、化粧品
または皮膚製品の調製に使用するとき、粒子が化粧品配
合物中で沈降することが多い(このことは、皮膚への最
適な適用が保証されないことを意味する)ので、分散の
問題がしばしば生起するという短所を抱えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、向上
した安定性と良好な配合特性を有し、さらには良好な官
能特性と高い日焼け防止指数(SPF)を示す、皮膚を保護
するための新しいタイプの化粧用および皮膚用組成物を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、(A) 少なく
とも1種のコポリマーと、(B) 少なくとも1種の無機UV
フィルターを含む混合物によって達成されることが見い
だされた。前記コポリマーは、下記の工程: (i) (a) 部分的にまたは完全に四級化された形であって
もよい、N-ビニルイミダゾール類およびジアリルアミン
類からなる群より選択される、少なくとも1種のモノマ
ー 0.01〜99.99重量%、好ましくは2〜94.98重量%、よ
り好ましくは10〜70重量%、(b) 上記(a)とは異なる、
少なくとも1種の中性または塩基性の水溶性モノマー
0.01〜99.99重量%、好ましくは5〜97.98重量%、より
好ましくは20〜89.95重量%、(c) 少なくとも1種の不
飽和酸または不飽和酸無水物 0〜50重量%、好ましくは
0〜40重量%、より好ましくは0〜30重量%、(d) 上記
(a)、(b)および(c)とは異なる、少なくとも1種のフリ
ーラジカル共重合可能なモノマー 0〜50重量%、好まし
くは0〜40重量%、より好ましくは0〜30重量%、(e) 架
橋剤として作用する、少なくとも2個のエチレン性不飽
和非共役二重結合を有する少なくとも1種のモノマー 0
〜10重量%、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましく
は0.02〜8重量%、特に好ましくは0.05〜5重量%、から
なるモノマー混合物をフリーラジカルにより開始される
溶液重合に付すこと、(ii)その後、モノマー(a)が四級
化されていないか、部分的にのみ四級化されている場合
には、得られたポリマーを部分的にもしくは完全に四級
化またはプロトン化すること、により得られることを特
徴とする。
【0010】陽イオンポリマーは毛髪化粧品配合物中で
コンディショナーとしてすでに広く使用されている。そ
れらは主として毛髪の湿潤性を改善するものである。さ
らに、陽イオンポリマーは毛髪が静電気を帯びるのを防
止する。
【0011】こうして、例えばEP-A-0 246 580において
は、塩化3-メチル-1-ビニルイミダゾリウムの非架橋ホ
モ-およびコ-ポリマーが化粧品組成物中で使用されてい
る。EP-A-0 544 158および米国特許第4,859,756号に
は、塩化物イオンを含まない四級化されたN-ビニルイミ
ダゾールの非架橋ホモ-およびコ-ポリマーの化粧品中で
の使用が記載されている。また、EP-A-0 715 843には、
四級化N-ビニルイミダゾールとN-ビニルカプロラクタム
とN-ビニルピロリドン、さらに任意成分としての別のコ
モノマー、の非架橋コポリマーを化粧品中で使用するこ
とが開示されている。
【0012】EP-A-0 893 117には、毛髪化粧品中で架橋
された陽イオンコポリマーをコンディショナーとして使
用することが記載されている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の混合物中に存在する成分
(A)は、非架橋または架橋のいずれの陽イオンポリマー
であってもよい。本発明の範囲内においては、架橋され
た陽イオンポリマーがより好ましいものである。
【0014】好適なモノマー(a)は、式I:
【化4】 [式中、基R1〜R3は、相互に独立して、水素、C1-C4-ア
ルキルまたはフェニルである]で表されるN-ビニルイミ
ダゾール誘導体である。
【0015】また、式II:
【化5】 [式中、基R4はC1-C24-アルキルである]で表されるジア
リルアミン類も好適である。
【0016】式Iの化合物の例を下記の表1に示す。
【0017】
【表1】 Me=メチル Ph=フェニル
【0018】使用できる式Iの他のモノマーは、表1に
挙げたメチルで置換された1-ビニルイミダゾールのエチ
ル、プロピルまたはブチル類似体である。
【0019】式IIの化合物の例としては、R4がメチル、
エチル、イソ-またはn-プロピル、イソ-、n-またはt-ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシルであるジアリルアミン類がある。より長鎖の
R4基の例は、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、ペン
タデシル、オクタデシル、イコシル(icosyl)である。
【0020】モノマー(a)はモノマーとして四級化され
た形で使用しても、四級化されていない形で重合しても
よく、後者の場合には得られたコポリマーを四級化また
はプロトン化する。
【0021】式IおよびIIの化合物を四級化するのに適
した試薬は、例えば、アルキル基中に1〜24個の炭素原
子をもつハロゲン化アルキル(例:塩化メチル、臭化メ
チル、ヨウ化メチル、塩化エチル、臭化エチル、塩化プ
ロピル、塩化ヘキシル、塩化ドデシル、塩化ラウリル)
およびハロゲン化ベンジル(特に、塩化ベンジル、臭化
ベンジル)である。その他の適当な四級化試薬は硫酸ジ
アルキル、特に硫酸ジメチルまたは硫酸ジエチルであ
る。また、式IおよびIIの塩基性モノマーの四級化は酸
の存在下でアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシ
ドやプロピレンオキシドを用いて行なうこともできる。
【0022】上記の四級化試薬の一つを用いてモノマー
またはポリマーを四級化するには、当技術分野で公知の
方法を用いることができる。
【0023】コポリマーは完全に四級化しても、部分的
にのみ四級化してもよい。コポリマー中の四級化モノマ
ー(a)の割合は広範に変化し、例えば約20〜100モル%で
ある。好適な四級化試薬は塩化メチル、硫酸ジメチルま
たは硫酸ジエチルである。
【0024】モノマー(a)の好ましい例は、塩化3-メチ
ル-1-ビニルイミダゾリウムおよびメチル硫酸3-メチル-
1-ビニルイミダゾリウム、塩化ジメチルジアリルアンモ
ニウムである。特に好ましいモノマー(a)は塩化3-メチ
ル-1-ビニルイミダゾリウムとメチル硫酸3-メチル-1-ビ
ニルイミダゾリウムである。
【0025】プロトン化に適する試薬は、例えば、無機
酸(例:塩酸、硫酸、リン酸)、モノカルボン酸(例:
ギ酸、酢酸)、ジカルボン酸および多官能性カルボン酸
(例:シュウ酸、クエン酸)、ならびに対応するビニル
イミダゾールまたはジアリルアミンをプロトン化できる
他のすべてのプロトン供与化合物および物質である。プ
ロトン化には水溶性の酸が特に好ましいものである。
【0026】ポリマーのプロトン化は重合後でも混合物
の調製中でも行なうことができるが、通常はその間、生
理学的に適合しうるpHに設定する。
【0027】「プロトン化」とは、ポリマーのプロトン
化可能な基の少なくとも一部、好ましくは20〜100モル
%がプロトン化されて、ポリマーの総電荷が陽イオン性
となることを意味する。
【0028】モノマー(a)と異なる適当なモノマー(b)
は、N-ビニルラクタム類(例:N-ビニルピペリドン、N-
ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム)、N-ビニ
ルアセトアミド、N-メチル-N-ビニルアセトアミド、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N,N-ジメチルアクリ
ルアミド、N-メチロールメタクリルアミド、N-ビニルオ
キサゾリドン、N-ビニルトリアゾール、ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート類(例:ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート)、またはアルキルエチレングリコール(メ
タ)アクリレート(該分子中に1〜50個のエチレングリ
コール単位をもつもの)である。また、ジアルキルアミ
ノアルキル(メタ)アクリレート類およびジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリルアミド類、例えば、N,N'
-ジメチルアミノエチルメタクリレートまたはN-[3-(ジ
メチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドも適してい
る。モノマー(b)としてはN-ビニルラクタム類を使用す
ることがより好ましい。特にN-ビニルピロリドンが好適
である。
【0029】適当なモノマー(c)は、不飽和カルボン酸
および不飽和酸無水物(例:アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸ま
たはそれらの対応する酸無水物)、不飽和スルホン酸
(例:アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸)、な
らびに不飽和酸の塩、例えばアルカリ金属塩またはアン
モニウム塩である。
【0030】適当なモノマー(d)は、(メタ)アクリル
酸のC1-C40-アルキルエステル類(エステルは直鎖、分
枝鎖、または炭素環式のアルコールから誘導される)、
例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、イソブ
チル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレ
ート、ステアリル(メタ)アクリレート、またはアルコ
キシル化脂肪アルコールのエステル類、例えば、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシドもしくはブチレンオキ
シドと反応させたC1-C40-脂肪アルコール、特に3〜150
のエチレンオキシド単位と反応させたC10-C18-脂肪アル
コールである。また、直鎖、分枝鎖、もしくは炭素環式
アルキル基をもつN-アルキル置換アクリルアミド類、例
えば、N-t-ブチルアクリルアミド、N-ブチルアクリルア
ミド、N-オクチルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリ
ルアミドも適している。
【0031】さらに、スチレン、直鎖、分枝鎖、もしく
は炭素環式でありうるC1-C40-カルボン酸のビニルエス
テルおよびアリルエステル(例:酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、ネオノナン酸ビニル、ネオウンデカン酸ビ
ニル、t-ブチル安息香酸ビニル)、アルキルビニルエー
テル類(例:メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、ブチルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテ
ル)も好ましいものである。
【0032】また、アクリルアミド類、例えば、N-t-ブ
チルアクリルアミド、N-ブチルアクリルアミド、N-オク
チルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド、お
よび直鎖、分枝鎖または炭素環式アルキル基(アルキル
基はR4について上述した意味であり得る)をもつN-アル
キル置換アクリルアミド類も適している。
【0033】架橋作用を有するモノマー(e)は、分子中
に少なくとも2個のエチレン性不飽和非共役二重結合を
有する化合物である。
【0034】適当な架橋剤は、例えば、少なくとも2価
のアルコールのアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、アリルエーテルまたはビニルエーテルである。親
アルコールのOH基は全部または一部がエーテル化または
エステル化される。しかし、架橋剤は少なくとも2個の
エチレン性不飽和基を含むものである。
【0035】親アルコールの例は2価アルコール、例え
ば、1,2-エタンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-
プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジ
オール、2,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ブ
ト-2-エン-1,4-ジオール、1,2-ペンタンジオール、1,5-
ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,6-ヘキサ
ンジオール、1,10-デカンジオール、1,2-ドデカンジオ
ール、1,12-ドデカンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、3-メチルペンタン-1,5-ジオール、2,5-ジメチル-1,
3-ヘキサンジオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタン
ジオール、1,2-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘ
キサンジオール、1,4-ビス(ヒドロキシメチル)シクロ
ヘキサン、モノネオペンチルグリコールヒドロキシピバ
レート、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル) プロパン、
2,2-ビス[4-(2-ヒドロキシプロピル)フェニル]プロパ
ン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコー
ル、3-チオペンタン-1,5-ジオール、さらには分子量が
それぞれ200〜10,000のポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールおよびポリテトラヒドロフランで
ある。エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドのホ
モポリマーと同様に、エチレンオキシドやプロピレンオ
キシドのブロックコポリマーまたはエチレンオキシド基
とプロピレンオキシド基が組み込まれているコポリマー
を使用することも可能である。2個より多いOH基をもつ
親アルコールの例は、トリメチロールプロパン、グリセ
ロール、ペンタエリトリトール、1,2,5-ペンタントリオ
ール、1,2,6-ヘキサントリオール、トリエトキシシアヌ
ル酸、ソルビタン、糖類(例:スクロース、グルコー
ス、マンノース)である。当然のことながら、エチレン
オキシドまたはプロピレンオキシドと反応させた後の多
価アルコールをそれぞれ対応するエトキシレートまたは
プロポキシレートとして使用することも可能である。ま
た、多価アルコールを最初にエピクロルヒドリンと反応
させて、対応するグリシジルエーテルに変換することも
できる。
【0036】その他の適当な架橋剤はビニルエステル
類、または1価の不飽和アルコールとエチレン性不飽和
C3-C6-カルボン酸(例:アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマル酸)とのエステル類であ
る。上記アルコールの例としては、アリルアルコール、
1-ブテン-3-オール、5-ヘキセン-1-オール、1-オクテン
-3-オール、9-デセン-1-オール、ジシクロペンテニルア
ルコール、10-ウンデセン-1-オール、シンナミルアルコ
ール、シトロネロール、クロチルアルコール、またはシ
ス-9-オクタデセン-1-オールがある。しかし、1価の不
飽和アルコールを多塩基カルボン酸(例:マロン酸、酒
石酸、トリメリット酸、フタル酸、テレフタル酸、クエ
ン酸、コハク酸)でエステル化することも可能である。
その他の適当な架橋剤は、不飽和カルボン酸(例:オレ
イン酸、クロトン酸、ケイ皮酸)と上記の多価アルコー
ルとのエステルである。
【0037】また、モノマー(e)として適しているもの
は、少なくとも2個の二重結合をもつ直鎖もしくは分枝
鎖の線状または環状の脂肪族または芳香族炭化水素(脂
肪族炭化水素の場合には、非共役二重結合でなければな
らない)、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエ
ン、1,7-オクタジエン、1,9-デカジエン、4-ビニル-1-
シクロヘキセン、トリビニルシクロヘキサン、または分
子量が200〜20,000のポリブタジエンである。
【0038】その他の好適な架橋剤は少なくとも2官能
性アミンのアクリルアミド、メタクリルアミドおよびN-
アリルアミンである。このようなアミンとしては、例え
ば、1,2-ジアミノメタン、1,2-ジアミノエタン、1,3-ジ
アミノプロパン、1,4-ジアミノブタン、1,6-ジアミノヘ
キサン、1,12-ドデカンジアミン、ピペラジン、ジエチ
レントリアミン、またはイソホロンジアミンがある。ま
た、アリルアミンと不飽和カルボン酸(例:アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸)または上
記のような少なくとも二塩基性のカルボン酸とのアミド
も適している。
【0039】他の適当な架橋剤はトリアリルアミンおよ
びトリアリルモノアルキルアンモニウム塩、例えば、塩
化トリアリルメチルアンモニウムもしくはメチル硫酸ト
リアリルメチルアンモニウムである。
【0040】他の適当な架橋剤は尿素誘導体、少なくと
も2官能性のアミド、シアヌレートまたはウレタンのN-
ビニル化合物、例えば、尿素、エチレン尿素、プロピレ
ン尿素、またはタルトラミド(酒石酸ジアミド)のN-ビ
ニル化合物(例:N,N'-ジビニルエチレン尿素、N,N'-ジ
ビニルプロピレン尿素)である。
【0041】さらなる適当な架橋剤はジビニルジオキサ
ン、テトラアリルシラン、またはテトラビニルシランで
ある。
【0042】モノマー混合物に可溶性の架橋剤を使用す
ることがより好適である。
【0043】特に好ましい架橋剤は、例えば、ペンタエ
リトリトールトリアリルエーテル、メチレンビスアクリ
ルアミド、トリアリルアミンおよびトリアリルアルキル
アンモニウム塩、ジビニルイミダゾール、N,N'-ジビニ
ルエチレン尿素、多価アルコールとアクリル酸またはメ
タクリル酸との反応生成物、エチレンオキシドおよび/
またはプロピレンオキシドおよび/またはエピクロルヒ
ドリンと反応させた多価アルコールまたはポリアルキレ
ンオキシドのメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エ
ステルである。
【0044】最も好ましい架橋剤は、ペンタエリトリト
ールトリアリルエーテル、メチレンビスアクリルアミ
ド、N,N'-ジビニルエチレン尿素、トリアリルアミン、
およびグリコール、ブタンジオール、トリメチロールプ
ロパンもしくはグリセロールのアクリル酸エステル、ま
たはエチレンオキシドおよび/またはエピクロルヒドリ
ンと反応させたグリコール、ブタンジオール、トリメチ
ロールプロパンもしくはグリセロールのアクリル酸エス
テルである。
【0045】モノマー(a)〜(e)はそれぞれを別個に使用
しても、同じグループの他のモノマーとの混合物として
使用してもよい。
【0046】ポリマーを製造するには、それ自体公知の
フリーラジカル開始溶液重合法により、好ましくは水性
媒体中で、特に好ましくは他の溶媒を添加せずに水中で
行なう。
【0047】重合反応は通常20〜150℃の温度で大気圧
または自家発生圧力のもとに実施される。温度は一定に
維持してもよいし、例えば転化率を上げる目的で、連続
的にもしくは断続的に上昇させてもよい。
【0048】フリーラジカル重合に使用できる開始剤
は、そのために常用されている水溶性または水不溶性の
過酸化(ペルオクソ)化合物および/またはアゾ化合物
であり、例えば、ペルオクソ二硫酸のアルカリ金属塩も
しくはアンモニウム塩、過酸化ジベンゾイル、過ピバル
酸t-ブチル、過-2-エチルヘキサン酸t-ブチル、過酸化
ジ-t-ブチル、t-ブチルヒドロペルオキシド、アゾビス
イソブチロニトリル、アゾビス(2-アミジノプロパン)二
塩酸塩、または2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリ
ル)がある。また、開始剤混合物やレドックス開始剤系
も適しており、例えば、アスコルビン酸/硫酸鉄(II)/
ペルオクソ二硫酸ナトリウム、t-ブチルヒドロペルオキ
シド/二亜硫酸ナトリウム、t-ブチルヒドロペルオキシ
ド/ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウムがある。
開始剤の使用量は常用量であってよく、例えば、重合す
べきモノマーの量に基づいて0.05〜5重量%または0.05
〜3モル%とする。
【0049】重合反応の結果、固形分が5〜40重量%、
好ましくは5〜35重量%、特に好ましくは7〜20重量%で
ある溶液が得られる。固形分を増加させるために、該溶
液を蒸留によって部分的にまたは完全に脱水してもよ
い。
【0050】製造された架橋または非架橋ポリマーは、
皮膚化粧品用途または皮膚科学的用途において直接使用
することができる。ポリマーは単離せずに、その溶液の
形で直接使用することが好ましい。
【0051】本発明に従って用いられるコポリマーの分
子量およびK値は、重合条件(例えば、重合時間、重合
温度、開始剤の濃度)の選択および架橋剤の含有量によ
り、それ自体公知であるように広い範囲内で変化しう
る。好適なポリマーのK値は30〜350、好ましくは50〜3
50の範囲である。
【0052】K値は、Fikentscher, Cellulosechemie,
Vol. 13, pp. 58-64 (1932) に従って、0.5モルの塩化
ナトリウム溶液中のポリマー濃度を0.1%として25℃で
測定される。架橋度が高い場合には、そのポリマーのK
値を測定することができない。
【0053】本発明の混合物中で用いる無機UVフィルタ
ーは、例えば、水に不溶性または難溶性の金属酸化物お
よび/または他の金属化合物をベースとした無機顔料で
あり、好ましくは、チタン(TiO2)、亜鉛(ZnO)、鉄(例:
Fe2O3)、ジルコニウム(ZrO2)、ケイ素(SiO2)、マンガン
(例:MnO)、アルミニウム(Al2O3)、セリウム(例:Ce
2O3)、対応する金属の混合酸化物、および前記酸化物の
混合物である。顔料はより好ましくはTiO2またはZnO、
さらに好ましくはZnOをベースとするものであり、特にE
P-A-585 239に記載されるような、平均粒径が0.2μm未
満で、20ppm未満の鉛、3ppm未満の砒素、15ppm未満のカ
ドミウム、1ppm未満の水銀を含むZnO粒子である。
【0054】無機顔料は疎水形態のもの、すなわち撥水
するように表面処理されたものが有利である。この表面
処理には、顔料に疎水性の薄層、特にシリコーンの層を
それ自体公知の方法で施すことが含まれる。
【0055】そのような一方法は、例えば、下記の式: n TiO2 + m(RO)3Si-R' → nTiO2 (surf.) (式中、nおよびmは、所望どおりに用いられる化学量論
的パラメーターであり、RおよびR'は、所望の有機基で
ある)の反応に従って疎水表面層を製造することから成
る。例を挙げると、DE-A-33 14 742と同様に製造される
疎水化顔料である。
【0056】好ましい実施形態においては、金属酸化物
を式III:
【化6】 (式中、相互に独立して、R5はC1-C12-アルキル、好ま
しくはオクチル、ブチルまたはエチルであり、R6はメチ
ルまたはエチルであり、aは4〜12、好ましくは4〜8の数
値である)で表されるシリコーンにより被覆する。これ
らのシリコーン被覆金属酸化物の製造および性質に関し
ては、米国特許第5,756,788号を参照のこと。
【0057】本発明の混合物中の無機UVフィルターの割
合は、該混合物の固形分に基づいて0.1〜99.9重量%、
好ましくは10〜95重量%、特に好ましくは30〜90重量%
とする。
【0058】また、本発明の混合物に別の油溶性および
/または水溶性の有機UV-Aおよび/またはUV-Bフィルタ
ーを添加することが有利である。有機フィルター物質の
総量は、該混合物の固形分に基づいて、例えば1〜300重
量%、好ましくは10〜250重量%、特に好ましくは50〜2
00重量%とする。
【0059】有機フィルター物質の例を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】併用できる他のサンスクリーンは、とりわ
け、WO 94/05645およびEP-A-0 444323に記載される以下
の化合物である。
【0062】
【化7】
【0063】本発明による活性成分の組合せと併用しう
る上記のUVフィルターのリストは、当然のことながら、
限定を意味するものではない。
【0064】本発明による混合物は化粧品および皮膚製
品を調製するための出発原料として適している。
【0065】それゆえに、本発明はまた、単独で、また
はUV域で吸収する化合物(化粧品および医薬品のために
それ自体公知である)と共に、太陽光線からヒトの皮膚
または毛髪を保護するための化粧品および皮膚製品中の
光安定性UVフィルターとして上記の混合物を使用するこ
とに関する。
【0066】スキンケア組成物、サンスクリーン、にき
び防止薬、ファンデーション、マスカラ、口紅、アイシ
ャドウ、コールペンシル、アイライナー、ほほ紅、白粉
およびまゆ墨において使用することが好適である。
【0067】本発明はさらに、太陽光線からヒトの皮膚
または毛髪を保護するための、上記の混合物を含む化粧
用および皮膚用のサンスクリーン製品に関する。
【0068】スキンケアまたはサンスクリーン製品は特
に、W/O型またはO/W型スキンクリーム、日中用および夜
用クリーム、アイクリーム、フェイスクリーム、しわ防
止クリーム、保湿クリーム、美白クリーム、ビタミンク
リーム、スキンローション、ケアローション、および保
湿ローションの形態でありうる。
【0069】化粧品および皮膚製品において、本発明に
よる混合物は特定の効果を示すことができる。無機UVフ
ィルター(成分B)のUV線吸収/反射特性に加えて、ポ
リマー(成分A)は特に皮膚の保湿およびコンディショ
ニングに寄与し、皮膚の触感を改善する。本発明のポリ
マーを添加することにより、ある種の配合物では皮膚へ
の適合性がかなり改善される。
【0070】ポリマー(A)はさらに、化粧品および皮膚
製品(特に、顔料である無機UV吸収剤を含む乳液)の安
定化にも影響を及ぼす。
【0071】本発明による混合物の更なる利点は、化粧
品および皮膚製品において比較的高いSPFが得られるこ
とである。同量の無機UVフィルター(B)を使用する場合
は、陽イオンポリマー(A)の添加によりSPFが、成分(A)
を含まない製品と比べて、少なくとも1.1〜3.0倍、好ま
しくは1.1〜2.0倍、特に好ましくは1.2〜1.5倍増加す
る。
【0072】本発明による混合物は、皮膚化粧品および
皮膚製品中に、該製品の総重量に基づいて約0.001〜30
重量%、好ましくは0.01〜25重量%、より好ましくは0.
1〜20重量%、特に好ましくは1〜15重量%の量で存在す
る。
【0073】本発明の混合物および適当な溶剤に加え
て、皮膚化粧品は化粧品中で常用される添加剤、例え
ば、乳化剤、防腐剤、芳香油、化粧品用活性成分(例:
フィタントリオール、ビタミンA、EおよびC、レチノ
ール、ビザボロール、パンテノール)、漂白剤、着色
剤、色味剤、日焼け促進剤(例:ジヒドロキシアセト
ン)、コラーゲン、タンパク質加水分解物、安定剤、pH
調整剤、色素、塩類、増粘剤(thickener)、ゲル形成
剤、増粘剤(bodying agent)、シリコーン油、保湿剤、
再脂肪化剤(refatting agent)および他の化粧品用添加
剤を含んでいてもよい。
【0074】適当な溶剤としては、特に水と、炭素原子
数1〜6の低級モノアルコールもしくはポリオールまた
はそれらの混合物を挙げることができる。好適なモノア
ルコールまたはポリオールはエタノール、イソプロパノ
ール、プロピレングリコール、グリセロールおよびソル
ビトールである。
【0075】さらに酸化防止剤を含むことが一般的に好
ましい。本発明によれば、化粧品および/または皮膚科
学の分野で常用されているかまたは適している酸化防止
剤はどれも好適である。
【0076】酸化防止剤は有利には以下の化合物からな
る群より選択される。すなわち、アミノ酸類(例:グリ
シン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)および
それらの誘導体、イミダゾール類(例:ウロカニン酸)
およびそれらの誘導体、ペプチド類、例えば、D,L-カル
ノシン、D-カルノシン、L-カルノシンおよびそれらの誘
導体(例:アンセリン)、カロテノイド類、カロテン類
(例:α-カロテン、β-カロテン、リコペン)およびそ
れらの誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リポ酸
およびその誘導体(例:ジヒドロリポ酸)、アウロチオ
グルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール
類(例:チオレドキシン、グルタチオン、システイン、
シスチン、シスタミンおよびそのグリコシル、N-アセチ
ル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルおよび
ラウリル、パルミトイル、オレイル、γ-リノレイル、
コレステリルおよびグリセリルエステル)およびそれら
の塩、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリル
チオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およびその
誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレ
オチド、ヌクレオシドおよび塩)、および極めて低い許
容量(例えば、pmol〜μmol/kg)のスルホキシイミン化
合物(例:ブチオニンスルホキシイミン、ホモシステイ
ンスルホキシイミン、ブチオニンスルホン類、ペンタ
-、ヘキサ-、ヘプタチオニンスルホキシイミン)、さら
には(金属)キレート化剤(例:α-ヒドロキシ脂肪
酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α
-ヒドロキシ酸(例:クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フ
ミン酸、胆汁酸、胆汁エキス、ビリルビン、ビリベルジ
ン、EDTA、EGTAおよびその誘導体、不飽和脂肪酸および
それらの誘導体(例:γ-リノレン酸、リノール酸、オ
レイン酸)、葉酸およびその誘導体、フルフリリデンソ
ルビトールおよびその誘導体、ユビキノンおよびユビキ
ノールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよびその誘
導体(例:アスコルビルパルミテート、アスコルビルリ
ン酸Mg、アスコルビルアセテート)、トコフェロール類
および誘導体(例:ビタミンEアセテート)、ビタミン
Aおよびその誘導体(ビタミンAパルミテート)、ベン
ゾイン樹脂のコニフェリルベンゾエート、ルチン酸およ
びその誘導体、α-グリコシルルチン、フェルラ酸、フ
ルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノルジヒ
ドログアヤク酸、ノルジヒドログアイアレチン酸、トリ
ヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マ
ンノースおよびその誘導体、亜鉛およびその誘導体
(例:ZnO、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例:セ
レノメチオニン)、スチルベン類およびその誘導体
(例:スチルベンオキシド、トランス-スチルベンオキ
シド)、ならびに本発明に適している前記活性成分の誘
導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌ
クレオシド、ペプチドおよび脂質)である。
【0077】製品中に含まれる前記酸化防止剤(1種以
上の化合物)の量は、該製品の全重量に基づいて、好ま
しくは0.001〜30重量%、より好ましくは0.05〜20重量
%、特に1〜10重量%とする。
【0078】このような配合物中で常用される増粘剤
は、架橋ポリアクリル酸およびその誘導体、多糖類、例
えば、キサンタンガム、寒天、アルギン酸塩またはチロ
ース(Tylose)、カルボキシメチルセルロースまたはヒド
ロキシカルボキシメチルセルロース、脂肪アルコール、
モノグリセリドおよび脂肪酸、ポリビニルアルコールお
よびポリビニルピロリドンである。
【0079】本発明による混合物は、明確な性質が決め
られるのであれば、慣用のポリマーと混合することもで
きる。
【0080】適当な慣用のポリマーの例としては、陰イ
オン、陽イオン、両性および中性ポリマーがある。
【0081】陰イオンポリマーの例は、アクリル酸およ
びメタクリル酸のホモ-およびコポリマーまたはそれら
の塩、アクリル酸とアクリルアミドのコポリマーまたは
それらの塩、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム
塩、水溶性または水分散性ポリエステル、ポリウレタン
およびポリ尿素である。特に好ましいポリマーは、アク
リル酸t-ブチルとアクリル酸エチルとメタクリル酸のコ
ポリマー(例:Luvimer(登録商標)100P)、アクリル酸
エチルとメタクリル酸のコポリマー(例:LuvimerMA
E)、N-t-ブチルアクリルアミドとアクリル酸エチルと
アクリル酸のコポリマー(例:Ultrahold(登録商標)8、
strong)、酢酸ビニルとクロトン酸と任意に他のビニル
エステルのコポリマー(例:Luviset(登録商標)grade
s)、無水マレイン酸コポリマー(場合によりアルコー
ルと反応させたもの)、陰イオンポリシロキサン(例え
ば、カルボキシ官能性のもの)、ビニルピロリドンとア
クリル酸t-ブチルとメタクリル酸のコポリマー(例:Lu
viskol(登録商標)VBM)、アクリル酸とメタクリル酸と
疎水性モノマー(例えば、(メタ)アクリル酸のC4-C30
-アルキルエステル、C4-C30-アルキルビニルエステル、
C4-C30-アルキルビニルエーテル、ヒアルロン酸)のコ
ポリマーである。
【0082】さらに、別の適当なポリマーは中性ポリマ
ーであり、例えば、ポリビニルピロリドン、N-ビニルピ
ロリドンと酢酸ビニルおよび/またはプロピオン酸ビニ
ルのコポリマー、ポリシロキサン、ポリビニルカプロラ
クタム、N-ビニルピロリドン含有コポリマー、ポリエチ
レンイミンおよびその塩、ポリビニルアミンおよびその
塩、セルロース誘導体、ポリアスパラギン酸塩およびそ
の誘導体である。
【0083】特定の性質を設定するために、該製品はシ
リコーン化合物に基づくコンディショニング物質をさら
に含むことができる。適当なシリコーン化合物は、例え
ば、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサ
ン、ポリアリールアルキルシロキサン、ポリエーテルシ
ロキサン、またはシリコーン樹脂である。
【0084】本発明による混合物は化粧品や皮膚製品に
おいて使用され、それらの製造は当業者に公知の慣用法
に従って行なわれる。
【0085】そのような配合物は有利にはエマルジョン
の形態をしており、油中水(W/O)型または水中油(O/W)型
エマルジョンが好ましい。しかしながら、本発明によれ
ば、他のタイプの配合物、例えば、水性分散液、ゲル、
オイル、オレオゲル、W/O/W型またはO/W/O型などの多相
エマルジョン、無水軟膏または軟膏基剤などを選択する
ことも可能であり、ある場合には有利ですらある。本発
明に従って使用するエマルジョンは公知の方法で調製さ
れる。
【0086】本発明による混合物に加えて、エマルジョ
ンは慣用の成分、例えば脂肪アルコール、脂肪酸エステ
ル、特に脂肪酸トリグリセリド、脂肪酸、ラノリンおよ
びその誘導体、天然または合成オイルもしくはワック
ス、そして水の存在下では乳化剤を含むことができる。
【0087】エマルジョンの型に特有の添加剤の選択お
よび適当なエマルジョンの調製は、例えば、Schrader,
Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika [化粧品の
基剤および配合物], Huthig Buch Verlag, Heidelberg,
2nd Edition, 1989, thirdpartに記載されており、こ
れを参照により本明細書中に含めるものとする。
【0088】こうして、本発明により使用されるスキン
クリームは例えばW/O型エマルジョンの形態でありう
る。この型のエマルジョンは、適当な乳化剤系を用いて
油相または脂肪相中に水相が乳化されたものである。
【0089】この型のエマルジョン中に含まれる乳化剤
系の濃度は、エマルジョンの全重量に対して、約4〜35
重量%の範囲である。脂肪相がエマルジョンの全重量に
対して約20〜60重量%を構成し、水相が約20〜70重量%
を構成する。乳化剤はこの型のエマルジョンにおいて常
用されているものである。それらは、例えば、C12-C1 8-
ソルビタン脂肪酸エステル;ヒドロキシステアリン酸と
C12-C30-脂肪アルコールとのエステル;C12-C18-脂肪酸
とグリセロールまたはポリグリセロールとのモノ-およ
びジエステル;エチレンオキシドとプロピレングリコー
ルとの縮合物;オキシプロピレン化/オキシエチレン化
C12-C20-脂肪アルコール;多環式アルコール、例えばス
テロール;高分子量の脂肪族アルコール、例えばラノリ
ン;オキシプロピレン化/ポリグリセロール化アルコー
ルとイソステアリン酸マグネシウムとの混合物;ポリオ
キシエチレン化またはポリオキシプロピレン化脂肪アル
コールのコハク酸エステル;およびマグネシウム、カル
シウム、リチウム、亜鉛またはアルミニウムラノレート
と水素化ラノリンまたはラノリンアルコールとの混合物
から選択される。
【0090】エマルジョンの脂肪相中に存在しうる適当
な脂肪成分としては、炭化水素油、例えばパラフィン
油、パーセリン油、パーヒドロスクアレン、およびこれ
らの油中の微晶質ワックスの溶液;動物油または植物
油、例えば甘扁桃油、アボカド油、カロフィラム油(cal
ophylum oil)、ラノリンおよびその誘導体、ヒマシ油、
ゴマ油、オリーブ油、ホホバ油、カリテ油(karite oi
l)、ホプロステサス油(hoplostethus oil)、鉱油(大気
圧下での蒸留開始点が約250℃で、蒸留終点が410℃であ
るもの、例えばワセリン油);飽和または不飽和脂肪酸
のエステル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ブチル
またはセチルなどのミリスチン酸アルキル、ステアリン
酸ヘキサデシル、パルミチン酸エチルまたはイソプロピ
ル、オクタン酸またはデカン酸のトリグリセリドおよび
リシノール酸セチルがある。
【0091】また、脂肪相は他の油に可溶性のシリコー
ン油、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサンおよびシリコーングリコールコポリマ
ー、脂肪酸および脂肪アルコールを含むことができる。
【0092】油の保留を促進するために、ワックス、例
えばカルナバ蝋、カンデリラ蝋、蜜蝋、微晶質ワック
ス、オゾケライトワックス、およびオレイン酸、ミリス
チン酸、リノール酸およびステアリン酸のCa、Mgおよび
Al塩を使用することも可能である。
【0093】これらの油中水型エマルジョンを調製する
には、一般的に、装填容器に脂肪相と乳化剤を加える。
次いで、これらを70〜75℃の温度で加熱し、油溶性成分
を加え、攪拌しながら、同一温度に予め加熱して水溶性
成分を溶解しておいた水を加える。この混合物を所望の
細かさのエマルジョンが得られるまで攪拌し、その後放
置して、必要ならば穏やかに攪拌しながら、室温へと冷
却させる。
【0094】本発明によるケアエマルジョンはO/W型エ
マルジョンの形であってもよい。通常、このタイプのエ
マルジョンは油相、水相中の油相を安定化させる乳化
剤、および通常は増粘させた形の水相を含む。
【0095】本発明による製品のO/W型エマルジョンの
水相は、場合により、以下の成分を含む: ・ アルコール、ジオールまたはポリオール、およびそ
のエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノー
ル、プロピレングリコール、グリセロール、エチレング
リコールモノエチルエーテル; ・ 慣用の増粘剤またはゲル形成剤、例えば、架橋ポリ
アクリル酸およびその誘導体、多糖類(例:キサンタン
ガム、アルギン酸塩)、カルボキシメチルセルロースま
たはヒドロキシカルボキシメチルセルロース、脂肪アル
コール、ポリビニルアルコール、およびポリビニルピロ
リドン。
【0096】調製を行なうには、油相を約80℃で溶融す
る。水溶性成分を温水に溶かし、ゆっくりとかき混ぜな
がら油相に加える。次いで混合物をホモジナイズし、冷
えるまで攪拌する。
【0097】
【実施例】A ポリマーの製造 製造例1 攪拌型装置に水400gと塩化ジメチルジアリルアンモニウ
ム溶液(濃度65%)46gを装填した。この初期装填物に、N-
ビニルピロリドン270gとN,N'-ジビニルエチレン尿素0.6
gからなる供給物1を10%だけ添加した。この混合物を窒
素流中で攪拌しながら60℃に加熱し、供給物1の残部を
3時間かけて加え、水100g中の2,2'-アゾビス(2-アミジ
ノプロパン)二塩酸塩0.9gからなる供給物2を4時間か
けて加えた。3時間後、この混合物を水700gで希釈し、
さらに1時間攪拌した。次いで、水30g中の2,2'-アゾビ
ス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩1.5gを加え、この混合
物を60℃でさらに2時間攪拌した。これにより、固形分
が20.9%で、K値が80.3である無色の高粘性ポリマー溶
液が得られた。
【0098】製造例2 攪拌型装置に、N-ビニルピロリドン200g、塩化ジメチル
ジアリルアンモニウム溶液(濃度65%)77g、N,N'-ジビニ
ルエチレン尿素1.13gおよび水440gからなる供給物1を3
00gだけ装填した。この混合物を窒素流中で攪拌しなが
ら60℃に加熱した。供給物1の残部を2時間かけて加
え、水100g中の2,2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)二
塩酸塩0.75gからなる供給物2を4時間かけて加えた。
供給物1の添加が完了したとき、反応混合物を水1620g
で希釈した。供給物2の添加が完了したとき、混合物を
60℃でさらに1時間攪拌し、次いで水65g中の2,2'-アゾ
ビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩1.25gを加え、この
混合物をさらに1時間攪拌した。これにより、固形分が
10.2%で、K値が80である無色の高粘性ポリマー溶液が
得られた。
【0099】製造例3 攪拌型装置に水130gと塩化3-メチル-1-ビニルイミダゾ
リウム48gを装入し、この混合物を攪拌しながら窒素流
下で60℃に加熱した。その後、N-ビニルピロリドン192
g、N,N'-ジビニルエチレン尿素0.48gおよび水450gから
なる供給物1を3時間かけて加え、水80g中の2,2'-アゾ
ビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩1.44gからなる供給
物2を4時間かけて加えた。その後、混合物60℃でさら
に1時間攪拌した。混合物を攪拌可能にしておくため
に、それを必要に応じて合計2100gの水で希釈した。こ
れにより、固形分が8.2%で、K値が105である無色の高
粘性ポリマー溶液が得られた。
【0100】製造例4 水716gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン180g、メチル
硫酸3-メチル-1-ビニルイミダゾリウム20g、N,N'-ジビ
ニルエチレン尿素0.32gおよび水25gからなる供給物1を
2時間かけて加え、水60g中の2,2'-アゾビス(2-アミジ
ノプロパン)二塩酸塩0.6gからなる供給物2を3時間か
けて加えた。供給物1の添加が完了したとき、反応混合
物を水1000gで希釈した。供給物2の添加後、混合物を7
0℃でさらに3時間攪拌した。これにより、固形分が11.
0%で、K値が86である無色の高粘性ポリマー溶液が得ら
れた。
【0101】製造例5 水440gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン180g、メチル
硫酸3-メチル-1-ビニルイミダゾリウム20g、N,N'-ジビ
ニルエチレン尿素0.30gおよび水25gからなる供給物1を
2時間かけて加え、水60g中の2,2'-アゾビス(2-アミジ
ノプロパン)二塩酸塩0.6gからなる供給物2を3時間か
けて加えた。供給物2の添加後、混合物を70℃でさらに
3時間攪拌した。反応混合物を攪拌可能にしておくため
に、それを必要に応じて合計1275gの水で希釈した。こ
れにより、固形分が11.3%で、K値が105である無色の高
粘性ポリマー溶液が得られた。
【0102】製造例6 水650gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン225g、メチル
硫酸2,3-ジメチル-1-ビニルイミダゾリウム25g、N,N'-
ジビニルエチレン尿素0.25gおよび水580gからなる供給
物1を3時間かけて加え、水100g中の2,2'-アゾビス(2-
アミジノプロパン)二塩酸塩0.7gからなる供給物2を4
時間かけて加えた。供給物1の添加が完了したとき、反
応混合物を水835gで希釈した。供給物2の添加後、混合
物をさらに1時間攪拌し、次いで水77g中の2,2'-アゾビ
ス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩1.25gを計量して加え
た。この混合物を70℃でさらに2時間攪拌した。これに
より、固形分が10.4%で、K値が106である無色の高粘性
ポリマー溶液が得られた。
【0103】製造例7 水650gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン225g、メチル
硫酸2,3-ジメチル-1-ビニルイミダゾリウム25g、N,N'-
ジビニルエチレン尿素0.375gおよび水580gからなる供給
物1を3時間かけて加え、水100g中の2,2'-アゾビス(2-
アミジノプロパン)二塩酸塩0.7gからなる供給物2を4
時間かけて加えた。供給物1の添加が完了したとき、反
応混合物を水1135gで希釈した。供給物2の添加後、混
合物をさらに1時間攪拌し、次いで水77g中の2,2'-アゾ
ビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩1.25gを計量して加
えた。この混合物を70℃でさらに2時間攪拌した。これ
により、固形分が9.2%で、K値が92である無色の高粘性
ポリマー溶液が得られた。
【0104】製造例8 水440gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン144g、メチル
硫酸3-メチル-1-ビニルイミダゾリウム16g、テトラエチ
レングリコールジアクリレート1.4gおよび水100gからな
る供給物1を2時間かけて加え、水50g中の2,2'-アゾビ
ス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩0.8gからなる供給物2
を3時間かけて加えた。供給物2の添加後、混合物を70
℃でさらに3時間攪拌した。反応混合物を攪拌可能にし
ておくために、それを必要に応じて合計1200gの水で希
釈した。これにより、固形分が8.5%で、K値が95である
無色の高粘性ポリマー溶液が得られた。
【0105】製造例9 水550gを攪拌型装置に入れ、攪拌しながら窒素流下で60
℃に加熱した。次に、N-ビニルピロリドン102g、メチル
硫酸3-メチル-1-ビニルイミダゾリウム26g、トリアリル
アミン0.8gおよび水100gからなる供給物1を2時間かけ
て加えた。この反応混合物に水50g中の2,2'-アゾビス(2
-アミジノプロパン)二塩酸塩0.6gからなる供給物2を3
時間かけて加えた。供給物2の添加後、混合物を70℃で
さらに3時間攪拌した。反応混合物を攪拌可能にしてお
くために、それを必要に応じて合計1000gの水で希釈し
た。これにより、固形分が7.0%で、K値が102である淡
黄色の高粘性ポリマー溶液が得られた。
【0106】B 応用例 応用例1: サンスクリーンクリームA 最初に、下記の処方例に従って本発明による油中水型ク
リームエマルジョン(サンスクリーンクリームA)を調
製した。
【0107】
【表3】 SPF:20(Parfuem. Kosmet. (1994), 75(12), 856に記
載されるColipa法により測定)
【0108】比較例1: サンスクリーンクリームB
(ポリマーの添加なし)
【表4】 SPF:15(Parfuem. Kosmet. (1994), 75(12), 856に記
載されるColipa法により測定)
【0109】応用例2: サンスクリーンクリームC 最初に、下記の処方例に従って本発明による油中水型ク
リームエマルジョン(サンスクリーンクリームC)を調
製した。
【0110】
【表5】 この配合物はコロイド的に安定していた。
【0111】
【0112】比較例2: サンスクリーンクリームD
(ポリマーの添加なし)
【表6】 この配合物はコロイド的に不安定であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ブンシュ ドイツ連邦共和国 67346 スペイヤー, セント.‐クララ‐クロスター‐ヴェッグ 12 (72)発明者 ラインホールド ディーング ドイツ連邦共和国 67105 シファースタ ット,ドロッセルシュトラーセ 5エー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 少なくとも1種のコポリマーと、
    (B) 少なくとも1種の無機UVフィルターを含む混合物で
    あって、該コポリマーが下記の工程: (i) (a) 部分的にまたは完全に四級化された形であって
    もよい、N-ビニルイミダゾール類およびジアリルアミン
    類からなる群より選択される、少なくとも1種のモノマ
    ー 0.01〜99.99重量%、 (b) 上記(a)とは異なる、少なくとも1種の中性または
    塩基性の水溶性モノマー 0.01〜99.99重量%、 (c) 少なくとも1種の不飽和酸または不飽和酸無水物 0
    〜50重量%、 (d) 上記(a)、(b)および(c)と異なる、少なくとも1種
    のフリーラジカル共重合可能なモノマー 0〜50重量%、 (e) 架橋剤として作用する、少なくとも2個のエチレン
    性不飽和非共役二重結合を有する少なくとも1種のモノ
    マー 0〜10重量%、からなるモノマー混合物をフリーラ
    ジカルにより開始される溶液重合に付すこと、 (ii)その後、モノマー(a)が四級化されていないか、部
    分的にのみ四級化されている場合には、得られたポリマ
    ーを部分的にもしくは完全に四級化するか、またはプロ
    トン化すること、により得られることを特徴とする、上
    記混合物。
  2. 【請求項2】 コポリマー(A)が水中での溶液重合によ
    り得られる、請求項1記載の混合物。
  3. 【請求項3】 0.01〜10重量%のモノマー(e)を用い
    る、請求項1または2記載の混合物。
  4. 【請求項4】 工程(ii)によるプロトン化が前記混合物
    の調製中に起こる、請求項1〜3のいずれか1項記載の
    混合物。
  5. 【請求項5】 用いるモノマー(a)が、式I: 【化1】 [式中、基R1〜R3は、相互に独立して、水素、C1-C4-ア
    ルキルまたはフェニルである]で表される少なくとも1
    種のN-ビニルイミダゾール誘導体である、請求項1〜4
    のいずれか1項記載の混合物。
  6. 【請求項6】 用いるモノマー(a)が、式II: 【化2】 [式中、基R4はC1-C24-アルキルである]で表される少な
    くとも1種のジアリルアミン誘導体である、請求項1〜
    4のいずれか1項記載の混合物。
  7. 【請求項7】 用いるモノマー(b)が少なくとも1種のN
    -ビニルラクタムである、請求項1〜6のいずれか1項
    記載の混合物。
  8. 【請求項8】 無機UVフィルター(B)として、二酸化チ
    タン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸
    化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化マンガンおよび酸化
    鉄からなる群より選択される微粉砕金属酸化物少なくと
    も1種を含む、請求項1〜7のいずれか1項記載の混合
    物。
  9. 【請求項9】 無機UVフィルター(B)として、二酸化チ
    タンおよび酸化亜鉛からなる群より選択される疎水化金
    属酸化物少なくとも1種を含む、請求項8記載の混合
    物。
  10. 【請求項10】 金属酸化物が、式III: 【化3】 [式中、相互に独立して、R5はC1-C12-アルキルであり、
    R6はメチルまたはエチルであり、aは4〜12の数値であ
    る]で表されるシリコーンにより被覆されている、請求
    項9記載の混合物。
  11. 【請求項11】 無機UVフィルターの比率が0.1〜99.9
    重量%である、請求項1〜10のいずれか1項記載の混
    合物。
  12. 【請求項12】 少なくとも1種の有機UVAおよび/ま
    たはUVBフィルターを含む、請求項1〜11のいずれか
    1項記載の混合物。
  13. 【請求項13】 化粧品および皮膚製品を調製するため
    の請求項1〜12のいずれか1項記載の混合物の使用。
  14. 【請求項14】 単独で、または化粧品および皮膚製品
    用のそれ自体公知のUV域で吸収する化合物と共に、太陽
    光線からヒトの皮膚または毛髪を保護するための化粧品
    および皮膚製品中の光安定性UVフィルターとしての請求
    項13記載の使用。
  15. 【請求項15】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    混合物を含む、太陽光線からヒトの皮膚または毛髪を保
    護するための化粧用および皮膚用サンスクリーン製品。
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