JP2001261233A - 糸用ワインダのクリーニング装置 - Google Patents

糸用ワインダのクリーニング装置

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JP2001261233A
JP2001261233A JP2000077712A JP2000077712A JP2001261233A JP 2001261233 A JP2001261233 A JP 2001261233A JP 2000077712 A JP2000077712 A JP 2000077712A JP 2000077712 A JP2000077712 A JP 2000077712A JP 2001261233 A JP2001261233 A JP 2001261233A
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winder
air
cleaning
cleaning air
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JP2000077712A
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Hiroshi Mima
博志 美馬
Yasunobu Tanigawa
保伸 谷川
Satoru Kono
覚 河野
Yoichi Nakamura
陽一 中村
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワインダ構成装置で発生した風綿を、糸の走行
に影響を及ぼすことなく積極的に除去すること。 【解決手段】給糸ボビンBを巻取パッケージPに巻き返
す糸用ワインダ1に設けるクリーニング装置であって、
糸道Yに接触又は近接する部位を有するワインダ構成装
置7(4,6)の該部位へ向かって清掃用空気を吹き出
すブラストエア吹出口34(41,53)と、ブラスト
エア吹出口34(41,53)に清掃用空気を供給する
局所清掃用空気供給手段60とを備え、清掃用空気供給
手段60は巻き返しを行わない糸継動作時に清掃用空気
を供給するようにしたこと。局所清掃用空気供給手段6
0は清掃用圧縮空気を供給する対象となる複数の吹出口
を時間の経過に伴い切替えるための切替手段64を設け
たこと。局所清掃用空気供給手段60は、糸道Yから糸
が外れたときに、清掃用圧縮空気を供給するようにした
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給糸ボビンを巻取
パッケージに巻き返す糸用ワインダに関し、詳しくは、
巻き返し時に糸から発生する風綿をワインダ構成装置か
ら除去して、ワインダ構成装置に障害が起こるのを防止
するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡績工場等で使用される糸用ワインダ
は、給糸ボビンから解舒した紡績糸を巻取ドラムで巻き
取って所定のパッケージを形成するものであり、普通、
給糸ボビンから巻取パッケージに至る糸道の途中に、バ
ルーンガイド、ガイドプレート、テンション装置、ワキ
シング装置、糸監視装置等の各種ワインダ構成装置が配
設される。糸用ワインダは、巻取工程の最中、上記ワイ
ンダ構成装置に糸が接触して風綿を発生させる。風綿
は、周囲に飛散・付着して各種装置に障害を発生させる
おそれがあるほか、パッケージ内へ混入,付着によりパ
ッケージ品質を低下させる恐れや、作業環境の塵埃濃度
を高くして、作業者の健康状態に好ましくない影響を与
えるおそれがある。
【0003】従来、風綿を除去するための手段の一つと
して、特開平10−25059号公報には、風綿の吹き
飛ばし方向及び回収方法を改良したクリーニング機構が
記載されている。このクリーニング機構は、糸用ワイン
ダの手前側の上下位置に空気の吹出口を設けると共に、
糸用ワインダ背面側の中間高さ位置に空気の吸込口を設
け、手前上方の吹出口から背面側斜め下方へ向けて、ま
た手前下方の吹出口から背面側斜め上方へ向けて、それ
ぞれ清掃用空気を吹き出すことにより風綿を糸用ワイン
ダの背面側へ運び、上記吸込口で吸引するというもので
ある。かかるクリーニング機構は、糸用ワインダの前方
部から後方部へ向かう清掃用空気の流れを生じさせてい
るので、通路や作業空間となっている糸用ワインダの手
前側領域へ風綿を飛散させず、また風綿の回収能率が良
いので、作業者や他の装置に対し悪影響を及ぼさないと
いう利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、糸用
ワインダは、糸道の途中に、バルーンガイド、ガイドプ
レート、テンション装置、ワキシング装置、糸監視装置
等の各種ワインダ構成装置が配設されている。そして、
ワインダ構成装置は、糸道に接触又は近接する部位に、
糸の接触や通過により風綿が発生する。しかるに従来の
クリーニング機構は、清掃用空気が各種ワインダ構成装
置より外側を流れるだけであり、糸の接触や通過により
ワインダ構成装置で発生した風綿を積極的に除去するこ
とは困難であった。また、従来のクリーニング機構にお
いて清掃用空気の流れを常時生じさせるときには、巻き
返し中の糸の走行に影響を及ぼさないように、各種ワイ
ンダ構成装置の外側を流れる清掃用空気の風速を遅くす
る必要があり、ワインダ構成装置で発生した風綿を積極
的に除去することは尚更困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】ワインダ構成装置で発生
した風綿を積極的に除去するために請求項1記載の本発
明が採用した手段は、給糸ボビンを巻取パッケージに巻
き返す糸用ワインダの通路側となる手前側に設けて糸用
ワインダに向かって全体清掃用空気を噴出する送風ノズ
ルと、糸用ワインダの背面側に設けた吸込口とを備えた
クリーニング装置であって、糸道に接触又は近接する部
位を有するワインダ構成装置の該部位へ向かい且つ糸用
ワインダの背面側へ向かう局所清掃用空気を吹き出す吹
出口と、該吹出口に局所清掃用空気を供給する清掃用空
気供給手段とを備えたことを特徴とする糸用ワインダの
クリーニング装置である。
【0006】請求項1記載の本発明にあつては、吹出口
からワインダ構成装置の部位へ向かって清掃用空気が吹
き付けられて風綿を除去するため、糸道に接触又は近接
する部位に風綿を付着・堆積させることもなく、円滑な
糸の走行を確保できる。更に、手前側の送風ノズルから
噴出した全体清掃用空気は、背面側へ向かって糸用ワイ
ンダを通過して吸込口へ吸引され、また吹出口から吹出
した局所清掃用空気は、ワインダ構成装置の部位から除
去した風綿を伴って背面側へ向かい、背面側へ向かう全
体清掃用空気と合流して吸込口へ吸引される。
【0007】なお、請求項1記載の本発明において、前
記ワインダ構成装置に備えたケーシングの内側空間と前
記部位とが連通するときには、該ケーシングに排気口を
開設し、該ケーシングの内側に、該排気口に向かって局
所清掃用空気を吹き出す第2の吹出口を設け、前記清掃
用空気供給手段から第2の吹出口へ清掃用空気を供給す
るようにすることもある。この場合には、ケーシングの
内側空間へ風綿が侵入したとしても、風綿は、第2の吹
出口からケーシングの排気口へ向かって吹き付けられる
清掃用空気に導かれてケーシングの外側へ排出される。
これにより、ケーシングの内側空間に備えられている機
構等の円滑な動きを維持させることができる。
【0008】清掃用空気の供給負荷を軽減するために請
求項2記載の本発明が採用した手段は、複数ある前記ワ
インダ構成装置の各々に対応するように複数の前記吹出
口を備え、清掃用空気供給手段は局所清掃用空気を供給
する対象となる吹出口を時間の経過に伴い切替えるため
の切替手段を備えている請求項1記載の糸用ワインダの
クリーニング装置である。
【0009】請求項2記載の本発明にあつては、清掃用
空気を吹き出す吹出口が、時間の経過に伴い切り換わる
ため、単位時間当たりの清掃用空気量を減らして、清掃
用空気の供給負荷を軽減することができる。
【0010】なお、請求項2記載の本発明において、前
記複数の吹出口に連通する前記清掃用空気供給手段の系
統を複数に分け、清掃用空気を供給する対象となる系統
の切替えを前記切替手段で行うようにすることもある。
この場合には、複数の系統にまとめることにより、清掃
用空気供給手段から複数の吹出口へ至る配管経路の簡略
化ができる。
【0011】清掃時における糸の絡まりを防止するため
に請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記清掃用
空気供給手段は、前記糸道から糸が外れたときに、局所
清掃用空気を供給するようにした請求項1又は2に記載
の糸用ワインダのクリーニング装置である。
【0012】請求項3記載の本発明にあつては、吹出口
からワインダ構成装置の糸道に接触又は近接する部位へ
向かって局所清掃用空気を吹き付けるときには、糸道か
ら糸が外れているため、吹き付けた局所清掃用空気で糸
が踊ることもなく、他の部位に糸を絡ませることもな
い。
【0013】なお、請求項3記載の本発明において、上
方の待機位置から下方の捕捉位置に向かって揺動自在に
設けた中継ぎパイプの先端を、糸切れ時に給糸側の糸を
捕捉するヤーントラップとして機能させ、上方の待機位
置で待機中の中継ぎパイプで捕捉した糸が、中継ぎパイ
プの伏倒揺動に伴って糸道から外れるときには、中継ぎ
パイプの伏倒揺動と前記局所清掃用空気供給手段の局所
清掃用空気の供給とを連動させることもある。中継ぎパ
イプの伏倒揺動と局所清掃用空気供給手段の局所清掃用
空気の供給とを連動させることで、糸道から糸が外れた
ときにのみ局所清掃用空気を確実に供給することができ
る。
【0014】糸監視装置の正確なゼロ点調整を行うよう
にするために請求項4記載の本発明が採用した手段は、
前記ワインダ構成装置が糸監視装置の場合には、前記清
掃用空気供給手段は、糸監視装置に形成された糸道から
糸が外れた後で且つ糸監視装置のゼロ点調整を行う前
に、糸監視装置用の前記吹出口に局所清掃用空気を供給
するようにした請求項3に記載の糸用ワインダのクリー
ニング装置である。
【0015】請求項4記載の本発明にあつては、糸監視
装置に形成された糸道から糸が外れた状態で局所清掃用
空気による清掃が行われるため、糸監視装置の糸道に糸
及び風綿の無い状態で正確なゼロ点調整を行うことがで
きる。
【0016】清掃用空気の供給負荷を軽減するために請
求項5記載の本発明が採用した手段は、給糸ボビンを巻
取パッケージに巻き返す糸用ワインダに設けるクリーニ
ング装置であって、糸道に接触又は近接する部位を有す
る複数のワインダ構成装置の各々に設けられ、該部位へ
向かって清掃用空気を吹き出す複数の吹出口と、これら
吹出口に清掃用空気を供給する清掃用空気供給手段とを
備え、清掃用空気供給手段は清掃用空気を供給する対象
となる吹出口を時間の経過に伴い切替えるための切替手
段を備えていることを特徴とする糸用ワインダのクリー
ニング装置である。
【0017】請求項5記載の本発明にあつては、吹出口
からワインダ構成装置の部位へ向かって清掃用空気が吹
き付けられて風綿を除去するため、糸道に接触又は近接
する部位に風綿を付着・堆積させることもなく、円滑な
糸の走行を確保でき、更に清掃用空気を吹き出す吹出口
が、時間の経過に伴い切り換わるため、単位時間当たり
の清掃用空気量を減らして、清掃用空気の供給負荷を軽
減することができる。
【0018】なお、請求項5記載の本発明において、清
掃用空気供給手段は、巻き返しを行わない糸継動作時に
清掃用空気を供給するようにし、糸を巻き返すときに
は、清掃用空気の影響を受けることなく円滑な糸の走行
を確保できるようにすることもある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る糸用ワインダ
のクリーニング装置(以下、「本発明クリーニング装
置」という)を図面に示す実施の形態に基づいて説明す
る。
【0020】図1は、本発明が適用される糸用ワインダ
1の一例を示すものである。この糸用ワインダ1は、下
方部へ供給される給糸ボビンBから解舒した紡績糸を上
方部で巻き取って所定の巻取パッケージPを形成するた
めのものであって、起立状態に支持されたフレーム2
に、糸道Yに沿って、給糸ボビンから解舒される糸が形
成しようとするバルーンを抑制するバルーンガイド3,
糸に所要の張力を付与するテンション装置4,糸切れ時
に上糸(パッケージ側の糸端)と下糸(給糸ボビン側の
糸端)とを繋ぐ糸継装置5,糸にワックスを塗布するワ
キシング装置6,糸の不良部を検出する糸監視装置7,
巻取パッケージPを回転駆動すると共に糸の綾振りを行
う綾振りドラム装置10等が配設されている。更に、糸
継装置5には、下糸を捕捉して糸継装置5へ案内する中
継パイプ8及び上糸を糸継装置5へ導くサクションマウ
ス9が付設されている。中継パイプ8は、巻取中はゴ
ミ,カスをクリーニングするとともに、糸監視装置7の
糸カッターで糸を切断した時、下糸を吸引捕捉するヤー
ントラップ8aと兼用され、糸監視装置7の糸カッター
で切断された下糸を吸引捕捉する上方位置(ヤーントラ
ップとして機能する位置)から給糸ボビン交換後、給糸
ボビンBから吹き上げられた糸を捕捉する下方位置ま
で、矢符A方向へ上下揺動するようになっている。
【0021】前記糸用ワインダ1において糸の巻取を実
行すると、糸が前掲の各装置と接触することによって風
綿が発生するのは従来と同様である。本例では、発生し
た風綿の飛散を抑え各装置や機器類に付着・堆積するの
を防止するための手段として、次のようなクリーニング
機構を備える。糸用ワインダ1の背面側ほぼ中央高さ位
置に吸引ダクト14を設け、これを集綿ブロワー17と
接続する。吸引ダクト14と前記装置類との間には、装
置類の背面側において下方側から吸引ダクト14へ延び
る下部ガイド板11と、上方側から吸引ダクト14へ延
びる上部ガイド板12とが設けられ、上下のガイド板1
1,12の間に吸込口13が形成されている。吸引ダク
ト14の途中には集綿フィルター15が設けられ、該集
綿フィルター15は揺動するフィルタークリーニングノ
ズル16によって定期的に清掃されるようなされてい
る。
【0022】上記集綿ブロワー17の下流側には糸用ワ
インダ1の底部に配設される下部送風ダクト18、及
び、糸用ワインダ1の上方にオーバーハングするように
配設される上部送風ダクト19が接続され、各ダクト1
8,19の末端に全体清掃用空気を噴出させる送風ノズ
ル20,21が設けられている。下部送風ノズル20の
空気噴出方向は、糸が巻き取られている給糸ボビンBの
下部から空気を吹き上げる形式とするため、糸用ワイン
ダ1の手前側下方から吸引ダクト14の吸込口13へ向
かって吹き上げるように設定されている。他方、上部送
風ノズル21の空気噴出方向は、糸用ワインダ1の機台
上部を掃除するために、糸用ワインダ1の手前側上方か
ら吸引ダクト14の吸込口13へ向かって吹き下ろすよ
うに設定されている。上部送風ノズル21は、回動ジョ
イント22を介して上部送風ダクト19に取着され、一
定の角度範囲内で清掃用空気の噴出方向を変更できるよ
うに構成されている。
【0023】前記の如く構成されるクリーニング機構
は、集綿ブロワー17を運転することにより、吸引ダク
ト14の吸込口13から空気の吸引を開始すると同時
に、上下の送風ダクト18,19へ空気を送給し、送風
ノズル20,21から空気を噴出させる。上部送風ノズ
ル21から噴出する全体清掃用空気は、主として糸継装
置5や、ワキシング装置6、糸監視装置7、綾振りドラ
ム装置10等において発生する風綿を吸込口13へ向か
って送導し、周囲に拡散するのを抑える。また上部送風
ノズル21を揺動させながら空気を噴出させることによ
り、糸用ワインダ1の広範囲に渡って風綿の付着を防止
することもできる。他方、下部送風ノズル20から噴出
する全体清掃用空気は、主として給糸ボビンBで糸が解
舒される際に給糸ボビンB及びバルーンガイド3で発生
する風綿、並びにテンション装置4で糸に張力を付与す
る際に発生する風綿を吸込口13へ向かって吹き送る。
また上部送風ノズル21の噴出空気によって落下してき
た風綿をも吸込口13へ送導する。なお、一般に風綿の
発生量は糸用ワインダ1の下半部の方が多いので、下部
送風ノズル20の風量を、上部送風ノズル21よりも大
きく設定することが望ましい。
【0024】上下の送風ノズル20,21から噴出する
全体清掃用空気は、吸込口13から吸引されて吸引ダク
ト14内を流動し、集綿ブロワー17で上下の送風ダク
ト18,19へ送給されたのち、再び送風ノズル20,
21から噴出されるという、循環気流を形成する。この
循環気流は、糸用ワインダ1の手前側から背面側への流
れであるから、風綿が作業者に悪影響を及ぼすおそれが
ない。循環気流で搬送される風綿は、吸引ダクト14の
途中に設けた風綿フィルター15によって捕捉され、除
去される。
【0025】ところで、前述のバルーンガイド3、テン
ション装置4、糸継装置5、ワキシング装置6、糸監視
装置7等の各種ワインダ構成装置にあっては、糸道に接
触又は近接する部位に、糸との接触や通過によって発生
した風綿が付着・堆積し、その機能を低下させるおそれ
がある。殊にワインダ構成装置の入り込んだ当該部位や
ケーシング内側に侵入した風綿は、前述した糸用ワイン
ダ1の手前側に配置した送風ノズル20,21より噴出
させる全体清掃用空気で除去することが難しい。そこで
糸用ワインダー1は、糸道に接触又は近接する部位やケ
ーシング内側に存在する風綿を、糸の走行に影響を及ぼ
すことなく積極的に除去できるようにするために、ワイ
ンダ構成装置の当該部位やケーシング内側へ向かって局
所清掃用空気を吹き付ける構造も併せて採用した。しか
も、全体清掃用空気の流れを乱さないようにするため、
局所清掃用空気を全体清掃用空気の流れに沿って、即ち
糸用ワインダ1の手前側から背面側へ吹き付けるように
している。
【0026】ワインダ構成装置であるバルーンガイド
3、テンション装置4、糸継装置5、ワキシング装置
6、糸監視装置7及び綾振りドラム装置10の夫々は、
図2乃至図4に示す如く、フレーム2に対して分離可能
に接合できるようにユニット化され、フレーム2の所定
位置に位置決め具27及びボルト28を用いて接合固定
するようになっている。各種ワインダ構成装置は、フレ
ーム2に向かう左右方向(矢符D方向)に沿って移動し
て、分離・接合される。該位置決め具27は、ピン27
aとピン孔27bとの組合せからなる。ボルト28は、
前記ワインダ構成装置に予め回転自在に取り付けられ、
フレーム2側の雌ネジ29にレンチ30(図4及び図7
参照)を用いて螺着される。なお、上記綾振りドラム装
置10は、フレーム2に軸支されて強制回転駆動される
とともに綾振り溝を有する綾振ドラム10aと、ドラム
カバー10bと、巻取パツケージPを支持するためのク
レードル10cとからなる。
【0027】フレーム2側との間で対となるカム機構2
4を備えたワインダ構成装置(例えば、テンション装置
4、ワキシング装置6)は、フレーム2に接合固定する
ことにより、フレーム2側の原動節24aとワインダ構
成装置側の従動節24bとを伝動状態にする。また、フ
レーム2側との間で対となる配線用コネクター25を備
えたワインダ構成装置(例えば、テンション装置4、糸
継装置5、ワキシング装置6、糸監視装置7、綾振りド
ラム装置10のドラムカバー10b)は、フレーム2に
接合固定することにより、フレーム2側のコネクター2
5aとワインダ構成装置側のコネクター25bとを通電
状態にする。更に、フレーム2側との間で対となる局所
清掃用空気用配管継手26を備えたワインダ構成装置
(例えば、バルーンガイド3、テンション装置4、糸継
装置5、ワキシング装置6、糸監視装置7及び綾振りド
ラム装置10のドラムカバー10b)は、フレーム2に
接合固定することにより、フレーム2側の継手26aと
ワインダ構成装置側の継手26bとを通気状態にする。
【0028】前記糸監視装置7は、図5及び図6に示す
如く、手前側を開口すると共に奥側に糸道Yを上下方向
へ貫通させた平面略V状の案内ブロック31と、案内ブ
ロック31に組み込まれて糸道Yの静電容量の変化を検
知する検知ヘッド32と、検知ヘッド32で検知した静
電容量の変化を計測する測定器33と、案内ブロック3
1及び案内ブロック31に形成されている糸道Yへ向か
って局所清掃用空気を吹き出すブラストエア吹出口34
とを備えている。糸監視装置7は、糸カッターを併設
し、測定器33の計測した値が許容範囲から外れたとき
に、切断信号を糸カッターへ出力して不良糸を切断して
巻き取りパツケージPに巻き込まないようにしてある。
上記案内ブロック31は、前記配管継手26bから延設
した空気通路35を設け、空気通路35の分岐路35
a,35aの各上下両端部にブラストエア吹出口34が
開口されている。各ブラストエア吹出口34は、案内ブ
ロック31及び検知ヘッド32の糸道Yが貫通するスリ
ット状の内側空間31a,32aへ向かって左右上下か
ら局所清掃用空気を吹き出し、内側空間31a,32a
を形成する内側壁面31b,32bに付着している風綿
を除去するようにしてある。更に、左右上方のブラスト
エア吹出口34,34は、斜め下方へ局所清掃用空気を
吹き出すようにしてあり、吹き付けた局所清掃用空気を
内側空間31a,32aの下方へ向かって進むようにし
てある。各ブラストエア吹出口34から吹き出した局所
清掃用空気で除去した風綿は、全体清掃用空気と共に前
記吸込口13(図1参照)へ吸い込まれる。これら各ブ
ラストエア吹出口34からの局所清掃用空気は、糸用ワ
インダ1の手前側から背面側に向かって吹き付けられる
ようになっている。
【0029】前記糸監視装置7において各ブラストエア
吹出口34から局所清掃用空気を吹き出す時期は、糸監
視装置7に形成した糸道Yから糸が外れた後で且つ糸監
視装置7のゼロ点調整を行う前である。これにより、糸
監視装置7は、糸道Yに糸及び風綿の無い状態で正確な
ゼロ点調整を行うことができる。
【0030】前記糸監視装置7は、静電容量の変化で糸
の太さ等を監視する静電容量方式以外に、図示は省略し
たが、糸道Yに向かって投光した検知用光を受光し、受
光する光の変化で糸の太さ等を監視する光方式に変更す
ることもある。
【0031】前記テンション装置4は、図7及び図8に
示す如く、固定側の糸挟具37と揺動側の糸挟具38と
を備え、両糸挟具37,38を櫛状に形成してある。テ
ンション装置4は、固定側の糸挟具37の櫛目内へ揺動
する糸挟具38の各櫛部を侵入させるようにして両糸挟
具37,38を交差させることで、上下方向に延びる糸
道Yをジクザグ状態にし、このジクザグ状態の糸道Yを
通過する糸と各櫛部とを摩擦接触させて糸に適度の張力
を発生させるようにしてある。テンション装置4は、ケ
ーシング39の外側で両糸挟具37,38を交差させ、
ケーシング39の内側に糸挟具38を揺動させる機構
(図示略)を内蔵してある。ケーシング39は、背面側
に排気口となる開口部39aを形成すると共に、手前側
の側壁部に糸挟具38を配置するための開口部39bを
形成してある。
【0032】前記テンション装置4は、ケーシング39
を形成する手前側の壁部40に、前記配管継手26bか
ら延設した空気通路35と、空気通路35に連通するブ
ラストエア吹出口41,42とが設けられている。第1
のブラストエア吹出口41は、上下方向に沿って適宜個
数が設けられ、両糸挟具37,38の交差箇所に向かっ
て局所清掃用空気を吹き出すことで、両糸挟具37,3
8に付着している風綿を櫛先方向へ向かって吹き飛ばす
ようにしてある。ブラストエア吹出口41から吹き出し
た局所清掃用空気は、除去した風綿と共に背面側へ向か
って進み、最終的に前記吸込口13(図1参照)へ吸い
込まれる。第2のブラストエア吹出口42は、ケーシン
グ39の内側に向かって局所清掃用空気を吹き出し、ケ
ーシング39の開口部39b等を介して内側に侵入した
風綿を吹き飛ばして除去するようにしてある。ブラスト
エア吹出口42から吹き出した局所清掃用空気は、ケー
シング39の内側及び背面側の開口部39aを通過す
る。除去した風綿は、全体清掃用空気と共に前記吸込口
13(図1参照)へ吸い込まれる。ブラストエア吹出口
41,42からの局所清掃用空気は、糸用ワインダ1の
手前側から背面側に向かって吹き出される。
【0033】前記テンション装置4において各ブラスト
エア吹出口41から局所清掃用空気を吹き出す時期は、
テンション装置4に形成した糸道Yから糸が外れた後で
ある。これにより、テンション装置4においては、吹き
付けた局所清掃用空気で糸が踊ることもなく、他の部位
に糸を絡ませることもない。
【0034】前記ワキシング装置6は、ケーシング44
と、ケーシング44を貫通して片持ち状に軸支された回
転軸45と、ケーシング44の内側に配置されて回転軸
45を駆動するモータ−46と、ケーシング44の外側
で回転軸45に着脱自在に挿着される円筒状のワックス
Wと、回転軸45と共に回転してワックスWの内側端面
Waをバネ付勢47するキャップ状の押圧具48と、ワ
ックスWを押圧具48側へ寄せる寄せ具49と、ワック
スWを回転軸45の先端45a側へ押し出す押出具50
とを備えている。ワックスWは、バネ付勢49する押圧
具48と寄せ具49とで挟持される。また糸巻取工程の
際の糸道Yは、ワックスWの内側端面Waと押圧具48
とで挟まれるように設定される。
【0035】前記ワキシング装置6は、ケーシング44
を形成する手前側の壁部51に、配管継手26bから延
設した空気通路52と、空気通路52に連通するブラス
トエア吹出口53,54とが設けられている。第1のブ
ラストエア吹出口53は、上下方向に沿って適宜個数が
設けられ、ワックスWと押圧具48とで挟まれる糸道Y
に向かって局所清掃用空気を吹き出すことで、ワックス
Wと押圧具48との境界部に付着している風綿やワック
ス粕を吹き飛ばすようにしてある。ブラストエア吹出口
53から吹き出した局所清掃用空気は、除去した風綿や
ワックス粕と共に背面側へ向かって進む。最終的に風綿
やワックス粕は、前記吸込口13(図1参照)へ吸い込
まれる。第2のブラストエア吹出口54は、ケーシング
44の内側に向かって局所清掃用空気を吹き出し、ケー
シング44の内側に侵入した風綿を吹き飛ばして除去す
ようにしてある。ブラストエア吹出口54から吹き出し
た局所清掃用空気は、ケーシング44の内側及び背面側
の排気口である開口部44aを通過する。除去した風綿
は、全体清掃用空気と共に前記吸込口13(図1参照)
へ吸い込まれる。ブラストエア吹出口54からの局所清
掃用空気は、糸用ワインダ1の手前側から背面側に向か
って吹き出される。
【0036】前記回転軸45は、空気通路52に連通す
る中空路55と、中空路55に連通するブラストエア吹
出口56,57とが設けられてブラストエア吹出口5
6,57から押圧具48の軸寄りの内側及び押圧具48
の外側に向かって局所清掃用空気を吹き出すようにして
ある。
【0037】前記ワキシング装置6において各ブラスト
エア吹出口53,54,56,57から局所清掃用空気
を吹き出す時期は、回転軸45の先端側へワックスWを
押出具48で押し出して、ワックスWと押圧具48との
間に形成した隙間から糸が外れた後である。これによ
り、ワキシング装置6においては、吹き付けた局所清掃
用空気で糸が踊ることもなく、他の部位に糸を絡ませる
こともない。
【0038】なお、ワインダ構成装置であるバルーンガ
イド3及び糸継装置5は、図示は省略したが、前記糸監
視装置7等と同様に、糸道に接触又は近接する部位へ向
かって局所清掃用空気を吹き出すブラストエア吹出口を
備え、ブラストエア吹出口と配管継手26bとを空気通
路で連通してある。また、綾振りドラム装置10のドラ
ムカバー10bは、図示は省略したが、パツケージ品質
監視センサーを備え、糸道に接触又は近接するパツケー
ジ品質監視センサーの部位へ向かって局所清掃用空気を
吹き出すブラストエア吹出口を備え、ブラストエア吹出
口と配管継手26bとを空気通路で連通してある。
【0039】前記フレーム2は、図3に示す如く、ワイ
ンダ構成装置であるバルーンガイド3、テンション装置
4、糸継装置5、ワキシング装置6及び糸監視装置7の
各ブラストエア吹出口並びに綾振りドラム装置10に備
えられているパツケージ品質監視センサーの部位へ向か
って局所清掃用空気を吹き出す各ブラストエア吹出口へ
局所清掃用空気を供給する局所清掃用空気供給手段60
が設けられている。該局所清掃用空気供給手段60は、
前記ワインダ構成装置に対応して複数の前記配管継手2
6のコネクター26a(図4参照)とコンプレッサー等
からなる局所清掃用空気発生装置66とを連通する空気
配管62と、空気配管62の途中に設けた開閉弁63及
び切替弁64とを備えている。空気配管62は、切替え
手段である切替弁64より下流側を、二つの系統M,N
に分岐してあり、系統Mを介してドラム装置10のドラ
ムカバー10b、糸監視装置7、ワキシング装置6及び
糸継装置5の各ブラストエア吹出口へ高圧の局所清掃用
圧縮空気を供給できるようにすると共に、系統Nを介し
てテンション装置4及びバルーンガイド3の各ブラスト
エア吹出口に高圧の局所清掃用圧縮空気を供給できるよ
うにしてある。更に、系統Nは、給糸ボビンBに糸を吹
き上げるための空気を供給する吹上空気供給口65へ連
通しており、局所清掃用空気を吹上用空気として供給す
るようにしてある。
【0040】前記糸用ワインダ1は、給糸ボビンBの糸
を巻取パッケージPに巻き返す動作時に、前記ワインダ
構成装置の糸道Yに接触又は近接する部位へ局所清掃用
空気を吹き付けると、糸を切断させたり糸の円滑な走行
を阻害して巻取パッケージPの品質を低下させることが
ある。更に、糸切断等で糸用ワインダ1が停止している
ときであっても前記ワインダ構成装置の糸道Yに糸が残
留しているときに、ワインダ構成装置の糸道Yに接触又
は近接する部位へ高圧の局所清掃用空気を吹き付けた場
合には、吹き付けた局所清掃用空気で糸道から外れた糸
が踊り、他の部位に糸を絡ませる不都合を招くことにな
る。そこで、上記局所清掃用空気供給手段60は、巻き
返しを行わない糸継動作中の中継パイプ8の動作時であ
って、ワインダ構成装置の糸道Yから糸が外れたときを
清掃時間帯とし、この清掃時間帯に弁操作具67で開閉
弁63を開弁して局所清掃用空気発生装置66から各ブ
ラストエア吹出口へ高圧の局所清掃用圧縮空気を供給す
るようにしてある。
【0041】清掃時間帯に複数の各吹出口の全てへ同時
に高圧の清掃用空気を供給するときには、清掃用空気発
生装置66の空気供給負荷が大きくなる。そこで、局所
清掃用空気供給手段60は、前述の如く空気配管62の
切替弁64より下流側を二つの系統M,Nに分岐すると
共に、弁操作具68で切替弁64を交互に切り換えるこ
とで二つの系統M,Nへ局所清掃用圧縮空気を供給する
タイミングを切り替え、単位時間当たりに消費する高圧
の局所清掃用圧縮空気量を減らして、局所清掃用空気発
生装置66の供給負荷を軽減している。
【0042】前記開閉弁63を操作する板カム機構等か
らなる弁操作具67及び切替弁64を操作する揺動リン
ク機構等からなる弁操作具68は、連動して動作するよ
うになっている。板カム機構からなる弁操作具67は、
開閉弁63を開弁するための突起m,nの部分と、開閉
弁63を閉弁するための突起の無い部分とを備え、局所
清掃用空気清掃を行わない巻取動作中は閉弁状態となっ
ており、中継動作に入ると一定速度で回転して清掃時間
帯に突起m,nで開閉弁64を開弁する。揺動リンク機
構等からなる弁操作具68は、弁操作具67の突起mで
開閉弁63を開弁しているときには、空気配管62の経
路Mへ局所清掃用圧縮空気を供給するように切替弁64
を操作し、操作作具67の突起nで開閉弁63を開弁し
ているときには、空気配管62の経路Nへ局所清掃用圧
縮空気を供給するように切替弁64を操作するようにし
てある。
【0043】前記糸監視装置7の検知に基づき不良糸を
糸カッターで切断したときには、切断された下糸の先端
は、待機中の前記中継パイプ8(ヤーントラップ8a)
で吸引捕捉され、その後に下方へ伏倒揺動する中継パイ
プ8でテンション装置4の下方入口側へ移動して、前記
糸監視装置7、ワキシング装置6、糸継装置5及びテン
ション装置4の各糸道Yから外れる。この各糸道Yから
下糸が外れるときを、前記清掃時間帯とする。なお、糸
道Yから下糸が外れる順番は、上方の糸監視装置7の糸
道Yから下方のテンション装置4の糸道Yへ向かう順で
ある。そのため、前記中継パイプ8の伏倒揺動と前記局
所清掃用空気供給手段60の弁操作具67,68とを連
動させて、前記空気配管62の二つの系統M,Nのう
ち、最初に経路Mへ局所清掃用圧縮空気を供給し、その
後で経路Nへ局所清掃用圧縮空気を供給するように構成
することも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明クリーニング装置
は、吹出口から吹出してワインダ構成装置の風綿を除去
した局所清掃用空気と送風ノズルから噴出して糸用ワイ
ンダを通過する全体清掃用空気とがともに背面側へ向か
うため、両空気が円滑に合流して吸込口へ吸引される。
その結果、風綿を確実に回収することにより、風綿が糸
用ワインダの前方側へ飛散するのを防止して、作業者の
作業環境を良好にする。請求項2及び5記載の本発明ク
リーニング装置は、単位時間当たりの清掃用空気量を減
らして、清掃用空気の供給負荷を軽減することができる
ため、清掃用空気発生装置の小型化及びランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0045】請求項3記載の本発明クリーニング装置
は、吹き付けた清掃用空気で糸を他の部位に絡ませるこ
とがないため、糸用ワインダの円滑な操業を確保するこ
とができる。請求項4記載の本発明クリーニング装置
は、糸監視装置の糸道に糸及び風綿の無い状態で正確な
ゼロ点調整を行うことができ、糸用ワインダの円滑な操
業を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明クリーニング装置が配設された糸用ワイ
ンダの一例の構成を概略的に示す側面断面図である。
【図2】糸用ワインダを構成する各種ワインダ構成装置
を分解して示す正面図である。
【図3】図中左側に本発明クリーニング装置が配設され
た糸用ワインダの正面図を示し、図中右側に本発明クリ
ーニング装置を構成する局所清掃用空気供給手段の配管
系統を示すものである。
【図4】糸用ワインダを構成する各種ワインダ構成装置
とフレームとの接合部の分離状態を拡大して示す正面断
面図である。
【図5】ワインダ構成装置である糸監視装置を示す斜視
図である。
【図6】糸監視装置の要部を拡大して示す部分断面した
平面図である。
【図7】ワインダ構成装置であるテンション装置を示す
斜視図である。
【図8】テンション装置を拡大して示す部分断面した平
面図である。
【図9】ワインダ構成装置であるワキシング装置を示す
斜視図である。
【図10】ワキシング装置を拡大して示す部分断面した
平面図である。
【符号の説明】
B…給糸ボビン、P…巻取パッケージ、Y…糸道、1…
糸用ワインダ、7(4,6)…ワインダ構成装置、13
…吸込口、20,21…送風ノズル、34(41,5
3)…吹出口、60…局所清掃用空気供給手段、64…
切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 覚 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内 (72)発明者 中村 陽一 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3F056 AA05 AB02 AC00 4L056 AA45 BG04 BG15 BG16 BG45 DA01 EB17 EB28 FB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給糸ボビンを巻取パッケージに巻き返す糸
    用ワインダの通路側となる手前側に設けて糸用ワインダ
    に向かって全体清掃用空気を噴出する送風ノズルと、糸
    用ワインダの背面側に設けた吸込口とを備えたクリーニ
    ング装置であって、糸道に接触又は近接する部位を有す
    るワインダ構成装置の該部位へ向かい且つ糸用ワインダ
    の背面側へ向かう局所清掃用空気を吹き出す吹出口と、
    該吹出口に局所清掃用空気を供給する清掃用空気供給手
    段とを備えたことを特徴とする糸用ワインダのクリーニ
    ング装置。
  2. 【請求項2】複数ある前記ワインダ構成装置の各々に対
    応するように複数の前記吹出口を備え、清掃用空気供給
    手段は局所清掃用空気を供給する対象となる吹出口を時
    間の経過に伴い切替えるための切替手段を備えている請
    求項1記載の糸用ワインダのクリーニング装置。
  3. 【請求項3】前記清掃用空気供給手段は、前記糸道から
    糸が外れたときに、局所清掃用空気を供給するようにし
    た請求項1又は2に記載の糸用ワインダのクリーニング
    装置。
  4. 【請求項4】前記ワインダ構成装置が糸監視装置の場合
    には、前記清掃用空気供給手段は、糸監視装置に形成さ
    れた糸道から糸が外れた後で且つ糸監視装置のゼロ点調
    整を行う前に、糸監視装置用の前記吹出口に局所清掃用
    空気を供給するようにした請求項3に記載の糸用ワイン
    ダのクリーニング装置。
  5. 【請求項5】給糸ボビンを巻取パッケージに巻き返す糸
    用ワインダに設けるクリーニング装置であって、糸道に
    接触又は近接する部位を有する複数のワインダ構成装置
    の各々に設けられ、該部位へ向かって清掃用空気を吹き
    出す複数の吹出口と、これら吹出口に清掃用空気を供給
    する清掃用空気供給手段とを備え、清掃用空気供給手段
    は清掃用空気を供給する対象となる吹出口を時間の経過
    に伴い切替えるための切替手段を備えていることを特徴
    とする糸用ワインダのクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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