JP2017206327A - 繊維機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】各部に吸引流を発生させるための駆動源の低コスト化等が容易で、消費エネルギーを節減することもできる繊維機械を提供する。【解決手段】下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26は、ワインダユニット4で発生した糸屑を吸引して回収する。第1吸引流発生機構40は、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させる負圧用電動モータ42を有する。各ワインダユニット4は、ボビンセット部10に給糸ボビン21を供給するためのマガジン式のボビン供給機構60を備える。マガジン式のボビン供給機構60の複数のポケット部62pには、給糸ボビン21を収容可能である。糸端保持部63は、ポケット部62pに収容された給糸ボビン21の糸端を吸引して保持するとともに発生した糸屑を回収する。第2吸引流発生機構50は、糸端保持部63において、負圧用電動モータ42とは別の負圧用電動モータ52により吸引流を発生させる。【選択図】図2
Description
本発明は、マガジン式のボビン供給機構を備える繊維機械に関する。
従来から、マガジン式のボビン供給機構を備える繊維機械が知られている。特許文献1〜3は、この種の繊維機械である自動ワインダを開示する。
特許文献1の自動ワインダは、糸が解舒されるボビンを保持する給糸部と、解舒された糸を巻取管に巻き取る巻取部と、給糸部にボビンを供給するボビン供給部と、給糸側の糸と巻取側の糸とを糸継ぎする糸継装置と、を備える。ボビン供給部は、複数のボビンを収容可能なマガジンを備える。マガジンは、上下方向の回転軸を中心として回転可能に構成されている。
特許文献1の自動ワインダには、負圧を供給するためのダクトが設けられている。また、マガジンの回転軸が有する軸本体は中空状に形成されており、この軸本体と前記ダクトとが、吸引ホース等を介して接続されている。この構成により、マガジンに収容したボビンの糸端を、軸本体の上端で吸引して保持することができる。このダクトは、空気の吸引により給糸側の糸を捕捉して糸継装置へ案内する案内部材と、空気の吸引により巻取側の糸を捕捉して糸継装置へ案内する案内部材と、に対しても、負圧を供給するように構成されている。
特許文献2に開示されるコップマガジン装置は、気送パイプを介して噴気口に送気することにより、投下準備位置にある管糸の底穴から噴気を作用させ、その口糸を効率良く吸引する構成となっている。
特許文献3に開示される自動ワインダは、マガジンの上部に付設されているサクションヘッドを上下することによって、該サクションヘッド又はサクションパイプに付設された吸引口が開閉するように構成されている。
特許文献4の自動ワインダは、マガジン式のものではないが、負圧を生成するための吸引装置をワインダユニット毎に個別に備え、糸継装置に糸を案内するための吸引案内部材に負圧を供給する構成となっている。
上記特許文献1の構成では、1つのダクトから、マガジンに収容したボビンの糸端を吸引するための負圧と、糸を糸継装置に案内する案内部材が糸端を吸引するための負圧と、を供給していた。そのため、ダクトを介して負圧を供給する負圧源においては、強力な吸引流(負圧)を発生させることが可能な出力が大きい駆動源を使用する必要があり、コストの増大や装置の大型化を招いていた。
また、上記特許文献1の構成では、例えば自動ワインダの全ての巻取ユニットの糸の巻取りを停止させた状態で、各巻取ユニットのマガジンにボビンを供給して糸を保持させたいような場合にも、マガジンだけでなく、糸を糸継装置に案内する案内部材に対して吸引流を必然的に発生させてしまうこととなり、エネルギーの消費の無駄を招いていた。以上で説明したような点において、上記特許文献1の構成には、改善の余地があった。
なお、特許文献2及び3には、糸を糸継装置に案内する案内部材に対してどのような構成で負圧を供給するかが開示されていない。また、特許文献4は、マガジン式のボビン供給機構に関するものではない。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各部に吸引流を発生させるための駆動源の低コスト化及び小型化等が容易で、エネルギーの消費の節減を図ることもできる繊維機械を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の繊維機械が提供される。即ち、この繊維機械は、複数の巻取ユニットと、吸引回収装置と、第1吸引流発生機構と、を備える。前記複数の巻取ユニットは、給糸部に支持された給糸ボビンから糸を解舒してパッケージを形成する。前記吸引回収装置は、前記各巻取ユニットで発生した糸屑を吸引して回収する。前記第1吸引流発生機構は、前記吸引回収装置に吸引流を発生させる第1駆動源を有する。前記各巻取ユニットは、前記給糸部に前記給糸ボビンを供給するためのマガジン式のボビン供給機構を備える。前記マガジン式のボビン供給機構は、複数のポケット部と、糸端保持部と、第2吸引流発生機構と、を備える。前記複数のポケット部には、前記給糸ボビンを収容することができる。前記糸端保持部は、前記ポケット部に収容された前記給糸ボビンの糸端を吸引して保持するとともに発生した糸屑を回収する。前記第2吸引流発生機構は、前記糸端保持部において、前記第1駆動源とは別の第2駆動源により吸引流を発生させる。
これにより、第1吸引流発生機構及び第2吸引流発生機構の駆動源を個別に設けているため、第1駆動源及び第2駆動源としてそれぞれ負荷に応じた出力のものを使用することができる。よって、第1駆動源及び第2駆動源をコンパクトで安価なものとすることができる。また、例えば全ての巻取ユニットの糸の巻取りを停止させた状態でボビン供給機構に給糸ボビンを供給して糸端準備作業を行いたいような場合には、第1駆動源を停止させて第2駆動源だけを駆動させて作業を行うことができる。これにより、消費エネルギーが節減できる。
前記の繊維機械においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1吸引流発生機構は、第1ブロア装置を含んで構成される。前記第2吸引流発生機構は、前記第1ブロア装置とは異なる第2ブロア装置を含んで構成される。
これにより、吸引回収装置用の第1ブロア装置と、マガジン式のボビン供給機構の糸端保持部用の第2ブロア装置とを、個別のブロア装置とすることで、それぞれに適した吸引流(負圧)を発生させることができ、吸引回収装置による糸屑の回収、及び、ボビン供給機構の糸端保持部による糸端の吸引(糸屑の回収)を、必要最低限のエネルギーで行うことができる。よって、消費エネルギーが節減できる。
前記の繊維機械においては、前記第2ブロア装置は、前記複数の巻取ユニットの前記糸端保持部に吸引流を分配して発生させる分配ブロアダクトを備えることが好ましい。
これにより、1つの第2駆動源で発生させた吸引流を、複数のマガジン式のボビン供給機構の糸端保持部に分配することができる。
前記の繊維機械においては、前記第1ブロア装置は、前記複数の巻取ユニットの前記吸引回収装置に吸引流を分配して発生させる吸引ブロアダクトを備えるように構成することができる。
これにより、第1駆動源を駆動することにより、複数の巻取ユニットの吸引回収装置に一括で吸引流を発生させることができる。しかも、マガジン式のボビン供給機構の糸端保持部用の第2駆動源とは別に第1駆動源が設けられているので、全ての巻取ユニットの糸の巻取りを停止させている間は第1駆動源を停止させても、ボビン供給機構に給糸ボビンを供給する時に行う糸端準備作業には支障が出ないようにすることができる。よって、消費エネルギーが節減できる。
前記の繊維機械においては、前記第1ブロア装置は、前記各巻取ユニットにそれぞれ備えられるように構成することもできる。
これにより、個々の巻取ユニットごとに、糸の糸継ぎを行っているか否かに応じて吸引回収装置での吸引流の発生及びその停止を切り換えることができ、それぞれの第1ブロア装置に備えられる第1駆動源を駆動させる期間を短く抑えることができ、消費エネルギーが節減できる。しかも、マガジン式のボビン供給機構の糸端保持部用の第2駆動源とは別に第1駆動源が設けられているので、前記糸端準備時等のように糸端保持部だけに吸引流を発生させればそれで足りるような場合でも従来のように吸引回収装置に吸引流を発生させてしまうことがなくなり、消費エネルギーが節減できる。
前記の繊維機械においては、前記第2吸引流発生機構は、圧縮空気が供給されることにより吸引流を発生させるエアサッカーを含んで構成されることが好ましい。
これにより、空気を噴射することにより生ずる空気の流れによって、エアサッカーの第1流路入口孔から第1流路出口孔に向かう吸引流を発生させて確実に糸端を保持することができる。取扱いの容易な圧縮空気を使用することにより、第2吸引流発生機構の構成を簡素化できる。
前記の繊維機械においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記エアサッカーにより吸引された糸屑を収集する糸屑収集ボックスが備えられる。前記糸屑収集ボックスは前記第1吸引流発生機構のダクトに接続される。また、前記糸屑収集ボックスを前記第1吸引流発生機構の前記ダクトに対し連通又は不通状態とする開閉部材が設けられる。
これにより、エアサッカーで吸い込んだ糸屑を、糸屑収集ボックスに収集し、適時に開閉部材を開くことにより第1吸引流発生機構のダクト内に吸引することができる。よって、繊維機械で発生した糸屑を所定の箇所(第1吸引流発生機構の吸引側)に収集することができる。
前記の繊維機械においては、前記エアサッカーにおける吸引流の発生及び停止を切り換える切換装置が備えられることが好ましい。
これにより、各マガジン式のボビン供給機構のエアサッカーについて、対応する切換装置を切り換えることにより、個別に、吸引流を発生させたり、吸引流を停止させたりすることができる。よって、個々のボビン供給機構において給糸ボビンを供給して糸端準備をする時や、給糸ボビン交換時にだけ、吸引流を発生させることができ、消費エネルギーが節減できる。
前記の繊維機械には、前記の糸屑収集ボックスが備えられることが好ましい。
これにより、エアサッカーで吸い込んだ糸屑を糸屑収集ボックスに収集し、後でまとめて回収することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
初めに、第1実施形態の繊維機械である自動ワインダ1の概要について図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る自動ワインダ1の全体的な構成を示す外観斜視図である。本実施形態の自動ワインダ(繊維機械)1は、図1に示すように、並べて配置された複数のワインダユニット(巻取ユニット)4と、複数のワインダユニット4の並べられた方向の一端に配置されたブロアボックス7と、機台制御装置8と、を備えている。
初めに、第1実施形態の繊維機械である自動ワインダ1の概要について図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る自動ワインダ1の全体的な構成を示す外観斜視図である。本実施形態の自動ワインダ(繊維機械)1は、図1に示すように、並べて配置された複数のワインダユニット(巻取ユニット)4と、複数のワインダユニット4の並べられた方向の一端に配置されたブロアボックス7と、機台制御装置8と、を備えている。
各ワインダユニット4は、正面視で左右一側に設けられたユニットフレーム5と、このユニットフレーム5の側方に設けられた巻取作業部6と、を備えている。ユニットフレーム5の内部には、巻取作業部6の各部を制御するユニット制御部(図略)が配置されている。機台制御装置8はこのユニット制御部と通信可能に構成されており、機台制御装置8によって複数のワインダユニット4の動作を集中的に管理することが可能となっている。
次に、図2を参照して、ワインダユニット4について詳細に説明する。図2は、ワインダユニット4の模式的な側面図である。ワインダユニット4は、給糸ボビン21の糸を解舒して巻取ボビン22に巻き取ってパッケージ29を形成するための装置である。以下、このワインダユニット4の各部について説明する。
ワインダユニット4の巻取作業部6は、ボビンセット部(給糸部)10と、綾振ドラム24と、を備える。
ボビンセット部10は、糸20を解舒するための給糸ボビン21を、所定の位置で保持することが可能に構成されている。
綾振ドラム24は、巻取ボビン22に接触した状態で図略の電動モータ等によって回転駆動されることにより、給糸ボビン21から解舒された糸20を所定の幅でトラバースしながら巻取ボビン22に巻き取ることができるように構成されている。
図1及び図2に示すように、ワインダユニット4の正面側には、オペレータが給糸ボビン21を供給するためのマガジン式のボビン供給機構60が備えられている。ボビン供給機構60は、複数(具体的には、9つ)のポケット部62pが形成されたマガジンカン62等を備え、オペレータがこのポケット部62pに給糸ボビン21を供給できるようになっている。ボビンセット部10に既にセットされている給糸ボビン21から糸20が全て解舒されて、空の給糸ボビンが図略の排出機構によって排出されると、ボビン供給機構60にストックされた給糸ボビン21がボビンセット部10にセットされる(給糸ボビン交換)。なお、ボビン供給機構60の詳細な構成については後述する。
巻取作業部6は、ボビンセット部10と綾振ドラム24との間の糸20の走行経路中に各種の装置を備えている。具体的に説明すると、糸20の走行経路に配置されている主要な装置として、ボビンセット部10側から綾振ドラム24側へ向かって順に、解舒補助装置12と、テンション付与装置13と、糸継装置14と、糸品質測定装置15と、が配置されている。
解舒補助装置12は、給糸ボビン21から解舒される糸20が振り回されて給糸ボビン21上部に形成されるバルーンに対し、可動部材を接触させ、当該バルーンの大きさを適切に制御することによって糸20の解舒を補助する。
テンション付与装置13は、走行する糸20に所定のテンションを付与する。本実施形態のテンション付与装置13は、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式に構成されている。可動側の櫛歯は、櫛歯同士が噛合せ状態又は解放状態になるように、ロータリ式のソレノイドにより回動可能に構成されている。
糸品質測定装置15は、糸20の太さを監視することにより、糸20に生じるスラブ等の欠陥(以下、糸欠陥と呼ぶことがある。)を検出するように構成されている。また、糸品質測定装置15よりも糸道の上流側(下方)には、当該糸品質測定装置15が糸欠陥を検出したときに直ちに糸20を切断するためのカッタ39が配置されている。
糸継装置14は、糸品質測定装置15が糸欠陥を検出してカッタ39で糸20を切断する糸切断時、給糸ボビン21から解舒中の糸20の糸切れ時、又は給糸ボビン21の交換時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ29側の上糸とを糸継ぎするものである。本実施形態の糸継装置14は、図略のコンプレッサからの圧縮空気が供給されることにより糸の撚り合わせ等が行われて糸継ぎが行われる形式のものである。
糸継装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の下糸を吸引捕捉して案内する下糸案内パイプ(吸引回収装置)25と、パッケージ29側の上糸を吸引捕捉して案内する上糸案内パイプ(吸引回収装置)26と、が設けられている。下糸案内パイプ25の先端には吸引口32が形成され、上糸案内パイプ26の先端にはサクションマウス(吸引口)34が備えられている。後に詳述するように、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26は、配管48,49及び吸引ブロアダクト46等を介して、負圧源としての第1ブロア装置41に接続されている。これにより、吸引口32及びサクションマウス34に吸引流を発生させることができるようになっている。
この構成で、給糸ボビン21の交換時等においては、下糸案内パイプ25の吸引口32が下方へ回動して下糸を吸引捕捉し、その後、軸33を中心にして上方へ回動することで糸継装置14まで下糸を案内する。また、これと略同時に、上糸案内パイプ26のサクションマウス34が、逆転駆動されるパッケージ29から解舒される上糸を吸引捕捉し、その後、軸35を中心として下方へ回動することで糸継装置14まで上糸を案内する。そして、糸継装置14において下糸と上糸の糸継ぎが行われる。なお、糸継ぎ時に発生した糸屑は、吸引口32及びサクションマウス34から吸引されて回収される。
以上の構成で、自動ワインダ1の各ワインダユニット4は、ボビンセット部10に支持された給糸ボビン21から糸20を解舒して巻取ボビン22に巻き取って、所定長のパッケージ29を形成することができる。
次に、図3を参照して、マガジン式のボビン供給機構60について詳細に説明する。ボビン供給機構60は、マガジン保持部61と、マガジンカン62と、糸端保持部63と、給糸ボビン案内部64と、ボビン受け板65と、を主として備えている。
マガジン保持部61は、マガジンカン62を保持するものであり、ワインダユニット4の下部から正面上方向に延出している。マガジン保持部61の先端にはマガジンカン62が取り付けられている。
マガジンカン62は、複数の給糸ボビン21をストック可能な円柱形状の部材である。マガジンカン62には、複数のポケット部62pが円周上に等間隔に並べて配置されており、それぞれのポケット部62pには給糸ボビン21を傾斜姿勢で収容(セット)することができる。マガジンカン62は、図略の駆動機構によって間欠的な回転送り駆動が可能に構成されている。
糸端保持部63は、糸端準備時等にポケット部62pに収容された給糸ボビン21の糸端を吸引して保持(捕捉)するものである。また、糸端保持部63は、給糸ボビン21の糸端を捕捉しているときに発生した糸屑を回収することができる。後に詳述するように、糸端保持部63は、図2等に示す配管58及び分配ブロアダクト56等を介して、第1ブロア装置41とは別の負圧源である第2ブロア装置51に接続されている。これにより、糸端保持部63の上端の吸引口に吸引流を発生させることができるようになっている。
給糸ボビン案内部64は、マガジンカン62から落下してきた給糸ボビン21を斜めに落下させて、ボビンセット部10まで案内するように構成されている。
ボビン受け板65は、ポケット部62pに収容された複数の給糸ボビン21の下端を受け止める円板状のものである。ボビン受け板65の、給糸ボビン案内部64の上方に臨む位置には、給糸ボビン21が通過可能な切欠部(図略)が形成されている。マガジンカン62がボビン受け板65に対して間欠的に回転して、マガジンカン62のポケット部62pに収容された給糸ボビン21の1つが前記切欠部の上方に達すると、給糸ボビン21が当該切欠部を介して給糸ボビン案内部64に落下する。これにより、給糸ボビン21がボビンセット部10にセットされる。
このとき、給糸ボビン21の糸端は、糸端保持部63により保持されているので、マガジンカン62から落下してボビンセット部10にセットされることにより、糸端は解舒された(上方に延びた)状態になる。この状態で、糸端は、ワインダユニット4が備える図示しないレバーにより寄せられて、下糸案内パイプ25の吸引口32の近傍まで案内され、図示しない適宜のカッタで切断され、当該下糸案内パイプ25によって捕捉される。また、これと略同時に、給糸ボビン21から引き出されている余分な糸端は、糸屑として糸端保持部63に吸引される。この後、給糸ボビン21の糸端が下糸案内パイプ25によって糸継装置14に案内され、上述したような糸継ぎが行われる。糸継装置14による糸継ぎが完了した後、ボビンセット部10にセットされた給糸ボビン21から糸20が解舒されて当該糸20の巻取りが再開される。
次に、自動ワインダ1の各部に吸引流を発生させるために当該自動ワインダ1に備えられる構成について、主として図2、図4及び図5を参照して詳細に説明する。
本実施形態の自動ワインダ1は、各部(吸引が必要な箇所)に吸引流を発生させるための構造として、第1吸引流発生機構40と、第2吸引流発生機構50と、を主として備えている。以下では、これらの吸引流発生機構について詳細に説明する。
図4に示す第1吸引流発生機構40は、各ワインダユニット4で発生した糸屑(ボビン供給機構60で発生した糸屑を除く。)を吸引して回収するために、各部に吸引流を発生させるものである。具体的には、第1吸引流発生機構40は、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させることができる。この第1吸引流発生機構40は、第1ブロア装置41と、フィルタ44と、ダストケース45と、吸引ブロアダクト46と、を備える。第1ブロア装置41、フィルタ44、及びダストケース45は、ブロアボックス7内に収容される。
第1ブロア装置41は、負圧用電動モータ42と、ファン43と、を備える。負圧用電動モータ42は、負圧を発生させる駆動源(第1駆動源)である。ファン43は、負圧用電動モータ42の出力軸に固定されている。このファン43が負圧用電動モータ42によって回転駆動されると、図4に示す矢印の方向の吸引流(空気流)が形成される。フィルタ44は、この吸引流においてファン43のすぐ上流側に設けられる。ダストケース45は、フィルタ44を収容するように設けられる。吸引流により流れて来た糸屑は、フィルタ44で捕捉され、ダストケース45に収集されるようになっている。オペレータは、ダストケース45に集められた糸屑を定期的に回収する。
吸引ブロアダクト46は、ファン43の回転により発生した負圧力をワインダユニット4のそれぞれに分配するためのものであり、図5に示すように断面が多角形である長い筒状の部材である。図4に示すように、吸引ブロアダクト46の長手方向の一端は、ダストケース45に接続(連通)されている。吸引ブロアダクト46は、自動ワインダ1の背面側で横向きに延びるように配置されている。
図2に示すように、各ワインダユニット4の下糸案内パイプ25の吸引口32は配管48を介して、上糸案内パイプ26のサクションマウス34は配管49を介して、それぞれ吸引ブロアダクト46に接続されている。詳述すると、吸引ブロアダクト46には図5に示すように、第1開口46aが、吸引ブロアダクト46の長手方向に、ワインダユニット4の幅方向の長さと同じ間隔をあけて複数形成されている。また、第2開口46bが、吸引ブロアダクト46の長手方向にワインダユニット4の幅方向の長さと同じ間隔をあけて複数形成されている。第1開口46aには、下糸案内パイプ25から延びる配管48が連結される。第2開口46bには、上糸案内パイプ26から延びる配管49が連結される。
この構成により、糸継時等に発生した糸屑等は、下糸案内パイプ25又は上糸案内パイプ26の内部を通って、配管48,49を経て、吸引ブロアダクト46内に吸引される。吸引ブロアダクト46の内部に入った糸屑は、当該吸引ブロアダクト46の内部を図4の矢印の方向(第1ブロア装置41配置側)に流れて、フィルタ44によって捕捉される。これにより、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26等において発生した糸屑等がダストケース45内に集められる。
このように、本実施形態の第1ブロア装置41は、自動ワインダ1の全てのワインダユニット4の下糸案内パイプ25と上糸案内パイプ26とに吸引流を発生させているので、自動ワインダ1の一部のワインダユニット4だけが糸20の巻取りを行っているような場合でも、負圧用電動モータ42は駆動(稼動)している状態とされる。言い換えれば、自動ワインダ1が有する全てのワインダユニット4での糸20の巻取りが停止されない限り、負圧用電動モータ42の駆動を停止することができない。
図4に示す第2吸引流発生機構50は、各ワインダユニット4のマガジン式のボビン供給機構60で発生した糸屑を吸引して回収するために、各ワインダユニット4の糸端保持部63に吸引流を発生させるものである。この第2吸引流発生機構50は、第2ブロア装置51と、フィルタ54と、ダストケース55と、分配ブロアダクト56と、を主として備えている。第2ブロア装置51、フィルタ54、及びダストケース55は、ブロアボックス7内に収容される。
第2ブロア装置51は、負圧用電動モータ52と、ファン53と、を備える。負圧用電動モータ52は、負圧を発生させる駆動源(第2駆動源)である。ファン53は、負圧用電動モータ52の出力軸に固定されている。このファン53が負圧用電動モータ52によって回転駆動されると、図4に示す矢印の方向の吸引流(空気流)が形成される。フィルタ54は、この吸引流においてファン53のすぐ上流側に設けられる。ダストケース55は、フィルタ54を収容するように設けられる。吸引流により流れて来た糸屑は、フィルタ54で捕捉され、ダストケース55に収集されるようになっている。オペレータは、ダストケース55に集められた糸屑を定期的に回収する。
分配ブロアダクト56は、ファン53の回転により発生した吸引流をワインダユニット4のそれぞれに分配するためのものであり、図5に示すように断面が長方形である長い筒状の部材である。分配ブロアダクト56の長手方向の一端は、ダストケース55に接続(連通)されている。分配ブロアダクト56は、吸引ブロアダクト46と平行に配置され、自動ワインダ1の背面側で横向きに延びている。
図2に示すように、各ワインダユニット4のボビン供給機構60の糸端保持部63は、配管58を介して、分配ブロアダクト56に接続されている。詳述すると、分配ブロアダクト56には図5に示すように、第3開口56aが、分配ブロアダクト56の長手方向に所定の間隔をあけて(各ワインダユニット4に対応する位置に)複数形成されている。第3開口56aには、糸端保持部63から延びる配管58が連結される。
なお、本実施形態では、各第3開口56aと各糸端保持部63との間に、板部材の開閉機構により構成されるシャッター57が設けられている。シャッター57は、第2吸引流発生機構50の一部をなしている。このシャッター57は、前記ユニット制御部又は機台制御装置8での制御により開閉することができる。
この構成により、糸端保持部63により給糸ボビン21の糸端を保持しているときに発生した糸屑等は、糸端保持部63の内部を通って、配管58を経て分配ブロアダクト56内に吸引される。分配ブロアダクト56に入った糸屑は、分配ブロアダクト56の内部を図4の矢印の方向に流れて、フィルタ54によって捕捉される。これにより、糸端保持部63において発生した糸屑等がダストケース55内に集められる。
このように、本実施形態の自動ワインダ1では、第1吸引流発生機構40の駆動源(負圧用電動モータ42)と、第2吸引流発生機構50の駆動源(負圧用電動モータ52)とを、個別に設けている。このように負圧の生成を複数の駆動源で分担することにより、負圧用電動モータ42及び負圧用電動モータ52として、それぞれ負荷に応じた出力のものを使用することができる。これにより、負圧用電動モータ42及び負圧用電動モータ52をコンパクトで安価なものとすることができる。更に、上記のようにそれぞれの目的に応じた仕様の負圧用電動モータ42,52を用いることで、従来のような出力の大きな電動モータが不要となり、自動ワインダ1全体として見たときのコストも抑えることができる。
また、駆動源を個別に設けることで、負圧の生成を互いに独立して制御することが容易である。即ち、例えば自動ワインダ1の全てのワインダユニット4の糸20の巻取りを停止させた状態でボビン供給機構60に給糸ボビン21を供給して糸端準備作業を行いたいような場合には、負圧用電動モータ42を停止させて負圧用電動モータ52だけを駆動(稼動)させて作業を行うことができる。これにより、消費エネルギーの節減を図ることができる。
また、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させるための第1ブロア装置41と、ボビン供給機構60の糸端保持部63に吸引流を発生させるための第2ブロア装置51とを、個別のブロア装置としているので、それぞれに適した吸引流(負圧)を発生させることができ、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26による糸屑の回収、並びにボビン供給機構60の糸端保持部63による糸端の吸引(糸屑の回収)を、効率良く行うことができる。即ち、上糸案内パイプ26では通常、パッケージ29の幅方向全ての領域から糸20を吸引する必要があるので強い負圧力が必要となるが、糸端保持部63ではオペレータが給糸ボビン21から糸20を引き出してから吸引させているので強い負圧力は不要である。本実施形態では、上記のような事情を考慮して、各ブロア装置で発生させる負圧が適宜のものとなるように(負圧用電動モータを含めて)構成することができ、それにより消費エネルギーの節減を図ることができる。
また、第2ブロア装置51は、ファン53の回転により発生する吸引流を、複数のワインダユニット4のボビン供給機構60の糸端保持部63に分配する。これにより、1つのファン53の回転により発生した負圧で複数の糸端保持部63に吸引流を発生させることができ、第2吸引流発生機構50の構成を簡素化することができる。
また、各マガジン式のボビン供給機構60の糸端保持部63について、対応するシャッター57を開閉することにより、個別に、吸引流を発生させたり、吸引流を停止させたりすることができる。よって、給糸ボビン21を供給して糸端準備等を行う対象のボビン供給機構60にだけ吸引流を発生させることができ、従って吸引流を分配する先を必要なものだけに制限することができ、これによっても消費エネルギーを節減することができる。
以上に説明したように、本実施形態の自動ワインダ1は、複数のワインダユニット4と、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26と、第1吸引流発生機構40と、を備えている。複数のワインダユニット4は、ボビンセット部10に支持された給糸ボビン21から糸20を解舒してパッケージ29を形成する。下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26は、ワインダユニット4で発生した糸屑を吸引して回収する。第1吸引流発生機構40は、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させる負圧用電動モータ42を有する。各ワインダユニット4は、ボビンセット部10に給糸ボビン21を供給するためのマガジン式のボビン供給機構60を備える。マガジン式のボビン供給機構60は、複数のポケット部62pと、糸端保持部63と、第2吸引流発生機構50と、を備える。複数のポケット部62pには、給糸ボビン21を収容することができる。糸端保持部63は、ポケット部62pに収容された給糸ボビン21の糸端を吸引して保持するとともに発生した糸屑を回収する。第2吸引流発生機構50は、糸端保持部63において、負圧用電動モータ42とは別の負圧用電動モータ52により吸引流を発生させる。
これにより、第1吸引流発生機構40及び第2吸引流発生機構50の駆動源(負圧用電動モータ)を個別に設けているため、負圧用電動モータ42及び負圧用電動モータ52としてそれぞれ必要な負荷に応じた出力の電動モータを使用することができる。よって、負圧用電動モータ42及び負圧用電動モータ52をコンパクトで安価なものとすることができる。また、例えば全てのワインダユニット4の糸20の巻取りを停止させた状態でボビン供給機構60に給糸ボビン21を供給して糸端準備作業を行いたいような場合には、負圧用電動モータ42を停止させて負圧用電動モータ52だけを駆動させて作業を行うことができる。これにより、消費エネルギーが節減できる。
また、本実施形態の自動ワインダ1においては、第1吸引流発生機構40は、第1ブロア装置41を含んで構成される。第2吸引流発生機構50は、第1ブロア装置41とは異なる第2ブロア装置51を含んで構成される。
これにより、吸引回収装置用(下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26用)の第1ブロア装置41と、マガジン式のボビン供給機構60の糸端保持部63用の第2ブロア装置51とを、個別のブロア装置とすることで、それぞれに適した吸引流(負圧)を発生させることができる。この結果、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26による糸屑の回収、及び、ボビン供給機構60の糸端保持部63による糸端の吸引(糸屑の回収)を、必要最低限のエネルギーで行うことができる。よって、消費エネルギーが節減できる。
また、本実施形態の自動ワインダ1においては、第2ブロア装置51は、複数のワインダユニット4の糸端保持部63に吸引流を分配して発生させる分配ブロアダクト56を備える。
これにより、1つの負圧用電動モータ52で発生させた吸引流を、複数のマガジン式のボビン供給機構60の糸端保持部63に分配することができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1には、各ワインダユニット4の糸端保持部63における吸引流の発生及び停止を切り換えるシャッター57が備えられる。
これにより、各マガジン式のボビン供給機構60の糸端保持部63について、対応するシャッター57を開閉することにより、個別に、吸引流を発生させたり、吸引流を停止させたりすることができる。よって、個々のボビン供給機構60において給糸ボビン21を供給して糸端準備をする時や、給糸ボビン交換時にだけ、吸引流を発生させることができ、消費エネルギーが節減できる。
また、本実施形態の自動ワインダ1においては、第1吸引流発生機構40は、複数のワインダユニット4の下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に第1ブロア装置41からの吸引流を分配して発生させる吸引ブロアダクト46を備える。
これにより、負圧用電動モータ42を駆動することにより、複数のワインダユニット4の下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に一括で吸引流を発生させることができる。しかも、マガジン式のボビン供給機構60の糸端保持用の負圧用電動モータ52とは別に負圧用電動モータ42が設けられているので、全てのワインダユニット4の糸20の巻取りを停止させている間は負圧用電動モータ42を停止させても、ボビン供給機構60に給糸ボビン21を供給する時に行う糸端準備作業に支障が出ないようにすることができる。よって、エネルギーの消費が節減できる。
<第2実施形態>
以下では、第2実施形態に係る自動ワインダ(繊維機械)1について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係る自動ワインダ1の、マガジン式のボビン供給機構60の周辺の構成を示す模式的な部分断面側面図である。図7は、エアサッカー71の詳細な構成を示す拡大断面図である。なお、以下の説明において、上記実施形態と同一又は類似の構成については、上記実施形態と同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
以下では、第2実施形態に係る自動ワインダ(繊維機械)1について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係る自動ワインダ1の、マガジン式のボビン供給機構60の周辺の構成を示す模式的な部分断面側面図である。図7は、エアサッカー71の詳細な構成を示す拡大断面図である。なお、以下の説明において、上記実施形態と同一又は類似の構成については、上記実施形態と同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
第2実施形態に係る自動ワインダ1は、空気を噴射孔71cから噴射することにより、第1流路入口孔71dから第1流路出口孔71eに向かう空気の流れを発生させて、この空気の流れにより糸端保持部63に吸引流を発生させる第2吸引流発生機構50xを備えている。
第2吸引流発生機構50xには、エアサッカー71と、バルブ72と、糸屑収集ボックス73と、シャッター74とが主として備えられている。以下では、この第2吸引流発生機構50xについて、図6及び図7を参照して詳細に説明する。なお、エアサッカー71と、バルブ72と、糸屑収集ボックス73と、シャッター74とは、個々のボビン供給機構60に備えられる。
エアサッカー71には、繊維工場などに設けられているコンプレッサ75で生成された圧縮された空気が供給される。エアサッカー71では、この圧縮された空気を噴射孔71cから解放することにより吸引流を発生させることができる。本実施形態のエアサッカー71の断面が図7に詳細に示されており、エアサッカー71は略円柱形状を有し、その軸線に沿って、吸引流を発生させるための第1流路71aが円柱状に形成される。当該エアサッカー71には、第1流路71aを取り囲むように、圧縮吸気を供給するための第2流路71bが円筒状に形成される。この第2流路71bと、図6に示すコンプレッサ75とが、適宜の配管76を介して接続されている。
エアサッカー71には、第1流路71aと第2流路71bとを接続するように複数の噴射孔71cが形成される。当該噴射孔71cは、第1流路71aに近づくにつれて糸端保持部63の吸引口から離れるように傾斜している。この構成で、第2流路71bに供給された圧縮空気が噴射孔71cを通って第1流路71aの中に噴射されると、公知のベルヌーイ効果によって、エアサッカー71の第1流路71aには第1流路入口孔71dから第1流路出口孔71eに向かう(図6の矢印の方向に向かう)吸引流(空気流)が発生する。
図6に示すように、エアサッカー71への圧縮空気の供給経路の中途部には、エアサッカー71の第2流路71bに圧縮空気を供給するか否かを切り換える電磁弁としてのバルブ72が備えられる。言い換えれば、バルブ72は、エアサッカー71における吸引流の発生及び停止を切り換えるものであり、従って、糸端保持部63における吸引流の発生及び停止を切り換えるものである。バルブ72は、前記ユニット制御部又は機台制御装置8での制御により開閉することができる。
糸屑収集ボックス73は、エアサッカー71の作用により吸引された糸屑を収集するものである。本実施形態の糸屑収集ボックス73は、エアサッカー71を挟んで糸端保持部63の吸引口とは反対側に備えられる。本実施形態の糸屑収集ボックス73は円筒形状の部材であり、その上流側の端はエアサッカー71の吸引流の出口に接続されている。糸屑収集ボックス73は、配管58を介して、第1吸引流発生機構40の吸引ブロアダクト46と接続されている。また、この糸屑収集ボックス73には、エアサッカー71から噴出された空気を逃がすための図示しないフィルタが設けられている。
シャッター74は、糸屑収集ボックス73を吸引ブロアダクト46に対して連通又は不通状態とする開閉部材である。本実施形態のシャッター74は、オペレータによってスライドさせることにより、糸屑収集ボックス73の下流側の端を閉塞する位置と、当該糸屑収集ボックス73の下流側の端を開放する位置と、に切換え可能に構成されている。
図6に示すコンプレッサ75は、電動モータ77を駆動することにより空気を圧縮することができるように構成されている。本実施形態では、この電動モータ77が、糸端保持部63に吸引流を発生させるための駆動源(第2駆動源)に相当する。このコンプレッサ75としては、工場に設けられた各繊維機械共通の大型のコンプレッサが一般的に採用されるが、これに限るものではなく、自動ワインダ1専用に設けたコンプレッサを採用することとしても良い。また、コンプレッサ75は、個々のボビン供給機構60に備えられても良いし、複数のボビン供給機構60で共通で用いられても良い。
このような構成により、第2実施形態の自動ワインダ1においては、エアサッカー71によって吸引流を発生させることにより、糸端保持部63の吸引口において確実に、複数の給糸ボビン21の糸20の糸端を吸引して保持することができる。なお、圧縮空気を噴射してベルヌーイ効果により吸引するために必要なコストは、ファンの回転によって吸引させるために必要なコストよりも少なくできることがあり、この場合は、本実施形態のように構成することが特に有利である。
また、第2実施形態の自動ワインダ1においては、バルブ72を開閉することにより、個々の糸端保持部63の内部に吸引流を発生させるか否かを簡単に切り換えることができる。これにより、1つ1つのボビン供給機構60において吸引流を発生させるか否かを切り換えることができ、例えばボビン供給機構60において給糸ボビン21を供給して糸端準備をする時や、給糸ボビン交換時にだけ、対応する糸端保持部63に吸引流を作用させることができ、エネルギーの浪費を低減できる。
また、第2実施形態の自動ワインダ1においては、シャッター74が閉まった状態で糸端保持部63による糸20の保持を行うことにより、糸端保持部63で発生した糸屑を糸屑収集ボックス73内に溜めることができる。そして、糸屑収集ボックス73内にある程度の糸屑が溜まったときに、オペレータがシャッター74を開くことにより、溜まった糸屑を第1吸引流発生機構40の吸引ブロアダクト46内に吸引することができる。これにより、第1吸引流発生機構40で吸い込んだ糸屑も、第2吸引流発生機構50xで吸い込んだ糸屑も、まとめてダストケース45内に収集することができる。また、このようにある程度の糸屑をまとめてから吸引ブロアダクト46に吸い込むことより、負圧用電動モータ42を駆動(稼動)させる時間を削減することができる。
以上に説明したように、第2施形態の自動ワインダ1においては、第2吸引流発生機構50xは、圧縮空気が供給されることにより吸引流を発生させるエアサッカー71を含んで構成される。
これにより、空気を噴射することにより生ずる空気の流れによって、エアサッカー71の第1流路入口孔71dから第1流路出口孔71eに向かう吸引流を発生させて確実に糸端を保持することができる。よって、複数本(例えば、8本)の糸端を同時に吸引することの多い糸端保持部63において、エアサッカー71によって吸引流を発生させて確実に糸端を保持することができる。また、取扱いの容易な圧縮空気を使用することにより、第2吸引流発生機構50xの構成を簡素化できる。
また、第2実施形態の自動ワインダ1には、エアサッカー71における吸引流の発生及び停止を切り換える切換装置としてのバルブ72が備えられる。
これにより、バルブ72を切り換えることにより、エアサッカー71において吸引流を発生させたり、吸引流を停止させたりすることができる。よって、個々のボビン供給機構60において給糸ボビン21を供給して糸端準備をする時や、給糸ボビン交換時にだけ、吸引流を作用させることができ、エネルギーの消費が節減できる。
また、第2実施形態の自動ワインダ1には、エアサッカー71により吸引された糸屑を収集する糸屑収集ボックス73が備えられる。糸屑収集ボックス73は第1吸引流発生機構40の吸引ブロアダクト46に接続される。また、自動ワインダ1には、糸屑収集ボックス73を第1吸引流発生機構40の吸引ブロアダクト46に対し連通又は不通状態とする開閉部材としてのシャッター74が設けられる。
これにより、エアサッカー71で吸い込んだ糸屑を、糸屑収集ボックス73に収集し、適時にシャッター74を開くことにより第1吸引流発生機構40の吸引ブロアダクト46内に吸引することができる。よって、自動ワインダ1で発生した糸屑を所定の箇所(第1吸引流発生機構40の吸引側)に収集することができる。
また、本実施形態の自動ワインダ1には、糸屑収集ボックス73が備えられる。
これにより、エアサッカー71で吸い込んだ糸屑を糸屑収集ボックスに収集し、後でまとめて回収することができる。
<第3実施形態>
以下では、第3実施形態に係る自動ワインダ(繊維機械)1について、図8を参照して説明する。図8は、第3実施形態に係る自動ワインダ1に備えられるワインダユニット4の模式的な部分断面側面図である。
以下では、第3実施形態に係る自動ワインダ(繊維機械)1について、図8を参照して説明する。図8は、第3実施形態に係る自動ワインダ1に備えられるワインダユニット4の模式的な部分断面側面図である。
第3実施形態に係る自動ワインダ1は、第1実施形態とは異なる構成の第1吸引流発生機構40xを備えている。
第1吸引流発生機構40xは、個々のワインダユニット4に備えられており、ブロア装置81と、フィルタ84と、ダストケース85と、を備える。ブロア装置81は、負圧用電動モータ82と、ファン83と、を主として備えている。
負圧用電動モータ82は、負圧を発生させる駆動源である。ファン83は、この負圧用電動モータの出力軸に固定されている。このファン83が回転駆動されると、図8に示す矢印の方向の吸引流(空気流)が形成される。フィルタ84は、この吸引流においてファン83のすぐ上流側に設けられる。ダストケース85は、フィルタ84を収容するように設けられる。吸引流に乗って下糸案内パイプ25又は上糸案内パイプ26の内部を流れて来た糸屑は、フィルタ84で捕捉され、ダストケース85に収容されるようになっている。オペレータは、ダストケース85に収集された糸屑を定期的に回収する。
この構成により、糸継時等に発生した糸屑は、下糸案内パイプ25又は上糸案内パイプ26の内部を通って、ダストケース85内に吸引されて、フィルタ84に捕捉される。これにより、糸継時等に発生した糸屑等がダストケース85内に集められる。
このように、第3実施形態の自動ワインダ1に備えられるブロア装置81は、個々のワインダユニット4において糸継ぎの際に下糸案内パイプ25と上糸案内パイプ26とに吸引流を発生させるものである。そのため、自動ワインダ1を構成するワインダユニット4のうち、糸20の糸継ぎを行っている一部のワインダユニット4についてだけ、下糸案内パイプ25と上糸案内パイプ26とに吸引流を発生させることができる。即ち、糸20の糸継ぎを行っていない一部のワインダユニット4に対応するブロア装置81は停止させておくことができ、必要最小限のブロア装置81のみを稼動させることができる。よって、消費エネルギーが節減できる。
なお、この第3実施形態の自動ワインダ1において、個々の糸端保持部63に吸引流を発生させる構成は、図2及び図4に示すような第2吸引流発生機構50としても良いし、図6に示すような第2吸引流発生機構50xとしてもよい。これらの何れの構成とした場合においても、糸端保持部63で糸20の捕捉を行っていて糸20の巻取りは停止しているような場合に、無駄に下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させることがなくなり、消費エネルギーが節減できる。
以上に説明したように、第3実施形態の自動ワインダ1においては、ブロア装置81は各ワインダユニット4にそれぞれ備えられている。
これにより、個々のワインダユニット4ごとに、糸20の糸継ぎを行っているか否かに応じて下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26での吸引流の発生及びその停止を切り換えることができ、それぞれのブロア装置81に備えられる負圧用電動モータを駆動させる期間を短く抑えることができ、消費エネルギーが節減できる。しかも、マガジン式のボビン供給機構60の糸端保持部63用の電動モータ(負圧用電動モータ52又は電動モータ77)とは別に、ブロア装置81用の負圧用電動モータ82が設けられているので、前記糸端準備時等のように糸端保持部63だけに吸引流を発生させればそれで足りるような場合でも従来のように下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26に吸引流を発生させてしまうことがなくなり、消費エネルギーが節減できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の第3実施形態では、個々のワインダユニット4にブロア装置81が設けられるものとした。しかしながら、必ずしもこれに限るものではなく、例えば60台並べて配置されたワインダユニット4を12台ごとのグループに分割し、それぞれのグループ毎に、前記吸引回収装置に吸引流を分配するための1つの第1吸引流発生機構40(1つの第1ブロア装置41、1つの負圧用電動モータ42)が設けられるものとしてもよい。このように構成した場合にも、吸引流を発生させることが必要なワインダユニット4が属するグループに対応するブロア装置のみを稼動させて、それ以外のブロア装置は停止させておくことができ、消費エネルギーが節減できる。
上記の実施形態では、吸引回収装置は、下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26であるものとしたが、これに限るものではなく、それ以外の糸屑が発生し易い部位からも糸屑を回収する構成としてもよい。また、上記で示した各吸引流発生機構は、糸屑だけではなく、繊維屑も、吸引流によって回収する構成としてもよい。
上記の第2実施形態で示したエアサッカー71の構成は例示に過ぎず、例えばこれに代えて、あらゆる公知の構成のエアサッカーを適用することができる。
自動ワインダ1が、図4等に示す分配ブロアダクト56と、図6に示すエアサッカー71と、の両方を備え、エアサッカー71で発生させた吸引流により糸屑収集ボックス73に回収した糸屑を、シャッター74及びシャッター57を開くことで適時に分配ブロアダクト56内に吸引する構成としてもよい。
上記の第1実施形態の第2吸引流発生機構50には、シャッター57が各ワインダユニットに対応するように備えられるものとしたが、必ずしもこれに限るものではなく、シャッター57を備えない構成としてもよい。
1 自動ワインダ(繊維機械)
10 ボビンセット部(給糸部)
4 ワインダユニット(糸巻取ユニット)
21 給糸ボビン
25 下糸案内パイプ(吸引回収装置)
26 上糸案内パイプ(吸引回収装置)
40 第1吸引流発生機構
42 負圧用電動モータ(第1駆動源)
50 第2吸引流発生機構
52 負圧用電動モータ(第2駆動源)
60 マガジン式のボビン供給機構
62p ポケット部
63 糸端保持部
10 ボビンセット部(給糸部)
4 ワインダユニット(糸巻取ユニット)
21 給糸ボビン
25 下糸案内パイプ(吸引回収装置)
26 上糸案内パイプ(吸引回収装置)
40 第1吸引流発生機構
42 負圧用電動モータ(第1駆動源)
50 第2吸引流発生機構
52 負圧用電動モータ(第2駆動源)
60 マガジン式のボビン供給機構
62p ポケット部
63 糸端保持部
Claims (9)
- 給糸部に支持された給糸ボビンから糸を解舒してパッケージを形成する複数の巻取ユニットと、
前記各巻取ユニットで発生した糸屑を吸引して回収する吸引回収装置と、
前記吸引回収装置に吸引流を発生させる第1駆動源を有する第1吸引流発生機構と、
を備えた繊維機械であって、
前記各巻取ユニットは、前記給糸部に前記給糸ボビンを供給するためのマガジン式のボビン供給機構を備え、
前記マガジン式のボビン供給機構は、
前記給糸ボビンを収容することができる複数のポケット部と、
前記ポケット部に収容された前記給糸ボビンの糸端を吸引して保持するとともに発生した糸屑を回収する糸端保持部と、
前記糸端保持部において、前記第1駆動源とは別の第2駆動源により吸引流を発生させる第2吸引流発生機構と、
を備えることを特徴とする繊維機械。 - 請求項1に記載の繊維機械であって、
前記第1吸引流発生機構は、第1ブロア装置を含んで構成され、
前記第2吸引流発生機構は、前記第1ブロア装置とは異なる第2ブロア装置を含んで構成されることを特徴とする繊維機械。 - 請求項2に記載の繊維機械であって、
前記第2ブロア装置は、前記複数の巻取ユニットの前記糸端保持部に吸引流を分配して発生させる分配ブロアダクトを備えることを特徴とする繊維機械。 - 請求項2又は3に記載の繊維機械であって、
前記第1ブロア装置は、前記複数の巻取ユニットの前記吸引回収装置に吸引流を分配して発生させる吸引ブロアダクトを備えることを特徴とする繊維機械。 - 請求項2又は3に記載の繊維機械であって、
前記第1ブロア装置は、前記各巻取ユニットにそれぞれ備えられていることを特徴とする繊維機械。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載の繊維機械であって、
前記第2吸引流発生機構は、圧縮空気が供給されることにより吸引流を発生させるエアサッカーを含んで構成されることを特徴とする繊維機械。 - 請求項6に記載の繊維機械であって、
前記エアサッカーにより吸引された糸屑を収集する糸屑収集ボックスが備えられ、
前記糸屑収集ボックスは前記第1吸引流発生機構のダクトに接続され、
前記糸屑収集ボックスを前記第1吸引流発生機構の前記ダクトに対し連通又は不通状態とする開閉部材が設けられることを特徴とする繊維機械。 - 請求項6又は7に記載の繊維機械であって、
前記エアサッカーにおける吸引流の発生及び停止を切り換える切換装置が備えられることを特徴とする繊維機械。 - 請求項7に記載の繊維機械に備えられる糸屑収集ボックス。
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