JP2001261183A - シート体の搬送装置 - Google Patents

シート体の搬送装置

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JP2001261183A
JP2001261183A JP2000083898A JP2000083898A JP2001261183A JP 2001261183 A JP2001261183 A JP 2001261183A JP 2000083898 A JP2000083898 A JP 2000083898A JP 2000083898 A JP2000083898 A JP 2000083898A JP 2001261183 A JP2001261183 A JP 2001261183A
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roller pair
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JP2000083898A
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English (en)
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健治 ▲高▼田
Kenji Takada
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、可動側ローラ対と固定側ローラ
対との速度差を確実に吸収することを可能にする。 【解決手段】固定基台122に支持されるローラ対10
2aと、可動基台124に支持されるローラ対100b
と、前記ローラ対102a、100bを一体的に回転駆
動する駆動機構126とを備える。駆動機構126は、
単一のモータ160と、ローラ対102aを構成する第
1プーリ部材134と、前記ローラ対100bを構成す
る第2プーリ部材148と、前記モータ160に連結さ
れて前記第1および第2プーリ部材134、148に噛
合し、前記可動基台124が昇降する際に前記第2プー
リ部材148のみを回転させるタイミングベルト168
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート体を搬送路
に沿って搬送するとともに、搬送路長が伸縮可能なシー
ト体の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート
体)として使用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部
と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートに励起光を照射して前記放射線画像情報を光電的
に読み取る読み取り部と、前記放射線画像情報を読み取
り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情
報を消去する消去部とを一体的に組み込み、該蓄積性蛍
光体シートを装置内で循環または往復させる、所謂、ビ
ルトイン方式の放射線画像情報読取装置が採用されてい
る。
【0005】上記の放射線画像情報読取装置では、一般
的に水平方向に沿って移動可能に配置され、患者が臥位
姿勢(横臥姿勢)で載置されるベッド型撮影台を備える
タイプが知られている。この種の撮影台では、患者の乗
り降りの容易性を考慮して昇降可能に構成されることが
望ましく、例えば、油圧駆動される昇降機構を用いるこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放射線画像
情報読取装置内に収容されている蓄積性蛍光体シート
は、通常、複数のローラ対により挟持搬送されている。
このため、固定された装置本体内に設けられている固定
側ローラ対に対し、可動部(撮影台)内に設けられてい
る可動側ローラ対を移動させることにより、前記固定側
ローラ対と前記可動側ローラ対との間の搬送路長を伸縮
させるように構成する必要がある。
【0007】しかしながら、可動側ローラ対では、自転
による蓄積性蛍光体シートの搬送速度に可動部の移動速
度が加わることになり、この可動側ローラ対と固定側ロ
ーラ対との間に速度差が生じてしまう。これにより、可
動側ローラ対と固定側ローラ対との間で蓄積性蛍光体シ
ートを受け渡すことができず、可動部の移動中に前記蓄
積性蛍光体シートの搬送を停止しなければならないとい
う問題がある。
【0008】そこで、可動側ローラ対と固定側ローラ対
とに別々の駆動系を設け、前記可動側ローラ対の移動速
度に応じて該可動側ローラ対の回転速度を変化させるこ
とにより、前記可動側ローラ対と前記固定側ローラ対と
の速度差を吸収する処理が行われている。ところが、こ
の場合、2つのモータが必要になるとともに、可動側ロ
ーラ対の移動が人手によって行われる際には、前記可動
側ローラ対の移動速度を検出して該可動側ローラ対の回
転速度を修正する制御が必要になり、検出構造および制
御が複雑化するという問題が指摘されている。
【0009】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で、可動側ローラ対と固定側ローラ対と
の速度差を確実に吸収することが可能なシート体の搬送
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート体の
搬送装置では、固定側ローラ対と、この固定側ローラ対
との間隔が変更可能な可動側ローラ対とにより、シート
体を挟持して搬送するとともに、前記固定側ローラ対と
前記可動側ローラ対とが駆動機構を介して一体的に回転
駆動される。この駆動機構は、単一のモータを備えてお
り、固定側ローラ対および可動側ローラ対を構成する第
1および第2駆動ローラに第1および第2プーリ部材が
連結されるとともに、前記モータに連結されるタイミン
グベルトが前記第1および第2プーリ部材に噛合してい
る。
【0011】その際、第2プーリ部材のピッチ円直径
が、第2駆動ローラの直径と同一径に設定されるととも
に、モータが停止した状態で可動基台が進退する際に前
記第2プーリ部材のみがタイミングベルトに沿って回転
される。すなわち、タイミングベルトと第2プーリ部材
とがラックとピニオンに相当する動作を行い、第2駆動
ローラの移動量に対応して前記第2プーリ部材が前記タ
イミングベルト上を回転する。
【0012】このため、可動基台が固定基台から離間す
る際には、第2プーリ部材が前記可動基台の移動速度に
応じて一方向に所定の回転速度で回転する一方、前記可
動基台が前記固定基台側に変位する際には、前記第2プ
ーリ部材が該可動基台の移動速度に応じて他方向に所定
の回転速度で回転する。これにより、可動基台の進退時
にシート体が搬送されていても、前記可動基台の移動速
度に応じて可動側ローラ対の回転速度が確実かつ容易に
変化し、前記可動側ローラ対と固定側ローラ対との速度
差を吸収することができる。
【0013】特に、タイミングベルトと第2プーリ部材
とが、ラックとピニオンに相当する機能を有しているだ
けでよく、簡単な構成および制御で、可動側ローラ対と
固定側ローラ対との速度差を確実に吸収することが可能
になる。しかも、駆動機構は、単一のモータを備えるだ
けでよく、この駆動機構の構成が有効に簡素化されると
ともに、経済的である。
【0014】また、タイミングベルトは、第1および第
2プーリ部材間にかつシート体に沿って延在している。
これにより、簡単な構成で、固定側ローラ対と可動側ロ
ーラ対との相対的な回転速度を同調させることができ、
可動基台の進退時にもシート体を前記固定側ローラ対と
前記可動側ローラ対との間で円滑かつ確実に受け渡すこ
とが可能になる。
【0015】さらにまた、タイミングベルトのテンショ
ンを調整するテンション調整機構が設けられている。こ
のテンション調整機構は、可動基台に設けられ前記タイ
ミングベルトの端部をループ状に保持して移動可能な端
部保持部材を備えており、この端部保持部材に第1ワイ
ヤ部材、スプリングおよび第2ワイヤ部材が直列的に接
続されるとともに、前記第2ワイヤ部材は、前記可動基
台の下部側に設けられた第1ローラから固定基台の上部
側に設けられた第2ローラに係合して前記固定基台に固
定される。
【0016】そこで、可動基台が固定基台から離間する
際に、第1ローラが第2ローラに近接し、前記第2ワイ
ヤ部材が前記可動基台の移動量の略2倍の長さだけ該可
動基台側に繰り出される。従って、可動基台が固定基台
に対して比較的大きな距離にわたって進退する際にも、
テンション付与用スプリングが必要以上に伸ばされるこ
とがなく、タイミングベルトのテンションを所望の状態
に確実に維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート体の搬送装置が組み込まれる放射線画像情報読取
装置10の概略斜視説明図であり、図2は、前記放射線
画像情報読取装置10の内部構成の概略説明図である。
【0018】放射線画像情報読取装置10は、床面(設
置面)12上に配置される装置本体14と、被写体、例
えば、患者が、直接、臥位姿勢(横臥姿勢)で載置され
る撮影台16と、前記撮影台16を前記装置本体14に
対して昇降させる昇降機構18とを備える。装置本体1
4は、昇降機構18を収容する第1本体部20と、この
第1本体部20とは個別に構成される第2本体部22と
を備えるとともに、前記第2本体部22にコントローラ
24およびスイッチ部26が接続されている。
【0019】図2および図3に示すように、昇降機構1
8は、第1本体部20の一端側(第2本体部22から離
間する側)に支軸28a、28bを介して揺動自在に支
持される第1揺動アーム30a、30bと、前記第1本
体部20の他端側(第2本体部22に近接する側)に支
軸32a、32bを介して揺動自在に支持される第2揺
動アーム34a、34bとを備える。第1揺動アーム3
0a、30bと第2揺動アーム34a、34bの略中央
部には、連結軸36a、36bが装着されるとともに、
前記第1揺動アーム30a、30bおよび前記第2揺動
アーム34a、34bの揺動先端部は、撮影台16を構
成する昇降基台38の底部に係合されている。
【0020】第1揺動アーム30a、30bには、支軸
28a、28bに近接して複数の油圧アクチュエータ、
例えば、第1および第2油圧シリンダ40a、40bが
装着されており、この第1および第2油圧シリンダ40
a、40bから延在するロッド42a、42bが、取り
付け部材44a、44bを介して第2揺動アーム34
a、34bの上端側に連結されている。第1および第2
油圧シリンダ40a、40bは、後述する油圧ユニット
46により制御される。
【0021】昇降基台38と第1本体部20の上部に
は、防塵および遮光機能を有する蛇腹部材48が伸縮自
在に固着される。図1に示すように、昇降基台38に
は、第1本体部20の短手方向(矢印X方向)および前
記矢印X方向に直交する矢印Y方向(長手方向)に進退
自在な天板部52が配設される。
【0022】天板部52の矢印X方向両側部に沿って線
状のタッチスイッチ54が固着される。このタッチスイ
ッチ54は、天板部52をロックするための図示しない
ロック手段をON/OFF制御するものであり、前記タ
ッチスイッチ54が押圧されている間、前記天板部52
のロック作用が解除されている。天板部52には、タッ
チスイッチ54の外方に位置してカバー部材56が設け
られている。
【0023】図2に示すように、昇降基台38には、蓄
積性蛍光体シートSに被写体の放射線画像情報を一旦記
録する撮影部80が設けられる一方、装置本体14に
は、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射
線画像情報を光電的に読み取る読み取り部82と、読み
取り後の前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画
像情報を消去する消去部84と、放射線画像情報読取装
置10内で、例えば、3枚の前記蓄積性蛍光体シートS
を循環させる循環搬送系86とが組み込まれる。
【0024】図4に示すように、蓄積性蛍光体シートS
は、その両側部に設けられた耳部Sa、Sbのみを挟持
されて循環搬送されるものであり、この蓄積性蛍光体シ
ートSの裏面側には補強板88a、88bが固定されて
いる。
【0025】撮影部80は、図2に示すように、蓄積性
蛍光体シートSを撮影位置に位置決めするための位置決
め部材90と、この撮影部80に前記蓄積性蛍光体シー
トSを保持するための支点92を介して揺動自在な押さ
え板94とを備える。撮影部80の出入口近傍には、循
環搬送系86を構成するローラ対100aが配置されて
おり、このローラ対100aから所定間隔だけ離間して
ローラ対100bが設けられる。ローラ対100a、1
00bは、昇降基台38に支持されてこの昇降基台38
と一体的に昇降する。
【0026】第1本体部20内には、循環搬送系86を
構成するローラ対102aと複数のローラ対102bと
が配置されるとともに、第2本体部22内に前記循環搬
送系86とは独立したローラ対104が配置される。ロ
ーラ対100a、100b、102a、102bおよび
104は、蓄積性蛍光体シートSの耳部Sa、Sbのみ
を挟持して搬送するように構成されている。
【0027】循環搬送系86は、撮影部80から鉛直方
向に延在する鉛直搬送路106と、この鉛直搬送路10
6の下端から水平方向に延在してローラ対104に至る
水平搬送路108と、このローラ対104により進行方
向が180゜だけ変更された後、読み取り部82を通過
して消去部84の先方まで延在する傾斜搬送路110
と、この傾斜搬送路110の先端で進行方向を180゜
だけ変更させた後、スイッチバックを行って鉛直搬送路
106に連なるスイッチバック搬送路112とを備えて
いる。スイッチバック搬送路112には、正逆回転可能
なローラ対114が配置される。
【0028】鉛直搬送路106は、撮影台16が昇降す
ることによってローラ対100b、102間の搬送路長
が伸縮可能であり、この鉛直搬送路106に本実施形態
に係る搬送装置120が組み込まれる。図5および図6
に示すように、搬送装置120は、第1本体部20に固
定される固定基台122に回転自在に支持される固定側
ローラ対であるローラ対102aと、昇降基台38に固
定されて前記固定基台122に対し進退可能な可動基台
124に回転自在に支持され、前記ローラ対102aと
の間隔が変更可能な可動側ローラ対であるローラ対10
0bと、前記ローラ対102a、100bを一体的に回
転駆動する駆動機構126とを備える。
【0029】図7および図8に示すように、固定基台1
22には、ローラ対102aを構成する第1駆動ローラ
128と、この第1駆動ローラ128に進退可能な第1
ニップローラ130とが回転自在に支持されるととも
に、前記第1駆動ローラ128には、第1駆動歯車13
2と第1プーリ部材134とが同軸的に連結される。第
1駆動ローラ128は、蓄積性蛍光体シートSの耳部S
aのみを挟持するように、その軸方向の長さが設定され
るとともに、前記第1駆動ローラ128の直径と第1プ
ーリ部材134のピッチ円直径とが同一径に設定され
る。
【0030】第1ニップローラ130は、蓄積性蛍光体
シートSの幅寸法よりも長尺な回転軸136の一端に固
定されており、この第1ニップローラ130は、第1駆
動ローラ128と同様に、蓄積性蛍光体シートSの耳部
Saのみを挟持するように、その軸方向の長さが設定さ
れる。回転軸136の一端側には、第1ニップローラ1
30を第1駆動ローラ128側に付勢するスプリング1
38と、第1駆動歯車132に噛合する第1従動歯車1
40とが設けられる。
【0031】回転軸136の他端側には、第1ニップロ
ーラ130aと歯車140aとが同軸的に設けられると
ともに、この第1ニップローラ130は、スプリング1
38aを介して第1駆動ローラ128aに摺接する。第
1駆動ローラ128aには、歯車140aに噛合する歯
車132aが同軸的に固着される。
【0032】可動基台124には、同様に、ローラ対1
00bを構成する第2駆動ローラ142と、第2ニップ
ローラ144とが回転自在に支持される。第2駆動ロー
ラ142には、第2駆動歯車146と第2プーリ部材1
48とが同軸的に連結されるとともに、この第2駆動ロ
ーラ142の直径と前記第2プーリ部材148のピッチ
円直径とが同一径に設定されている。
【0033】図7に示すように、回転軸150の一端
に、第2ニップローラ144と第2従動歯車152が固
着されており、前記第2従動歯車152が第2駆動歯車
146に噛合する一方、前記第2ニップローラ144
は、スプリング154を介して第2駆動ローラ142に
摺接する。回転軸150の他端には、第2ニップローラ
144aと歯車152aとが固着されており、前記第2
ニップローラ144aがスプリング154aを介して第
2駆動ローラ142aに摺接する。この第2駆動ローラ
142aには、歯車152aに噛合する歯車146aが
連結される。
【0034】図5乃至図7に示すように、駆動機構12
6は、固定基台122に装着される単一のモータ160
を備え、このモータ160の駆動軸160aには、ベル
ト・プーリ手段162を介して減速機164に連結され
る。この減速機164に設けられた駆動プーリ166に
タイミングベルト168が噛合するとともに、前記タイ
ミングベルト168は第1および第2プーリ部材13
4、148に噛合する。タイミングベルト168は、第
1および第2プーリ部材134、148間にかつ蓄積性
蛍光体シートSに沿って延在しており、このタイミング
ベルト168は、固定基台122および可動基台124
に設けられている複数のプーリ170に外周面を支持さ
れ、テンション調整機構172により前記可動基台12
4の昇降時におけるテンションの調整が行われる。
【0035】テンション調整機構172は、可動基台1
24に固着されて水平方向に延在するフレーム部材17
4を備え、このフレーム部材174には上下に互いに平
行に配設されるガイドバー176a、176bが設けら
れる。ガイドバー176a、176bには、タイミング
ベルト168の端部をループ状に保持して移動可能な端
部保持手段178が配設される。この端部保持手段17
8は、ガイドバー176a、176bに係合して進退自
在なスライドベース180と、このスライドベース18
0に回転自在に支持されてタイミングベルト168に噛
合するプーリ部材182とを備える。
【0036】スライドベース180には、第1ワイヤ部
材184の一端が連結され、この第1ワイヤ部材184
は、フレーム部材174に支持されたローラ186a、
186bに係合して前記フレーム部材174と同一方向
に延在した後、テンション付与用スプリング188の一
端に連結される。このスプリング188の他端には、第
2ワイヤ部材190の一端が連結され、前記第2ワイヤ
部材190は、可動基台124の上下両端側に設けられ
る上部可動ローラ192および下部可動ローラ(第1ロ
ーラ)194に係合した後に上方に延在し、固定基台1
22の上部側に設けられた固定ローラ(第2ローラ)1
96に係合して前記固定基台122の上部側にピン19
8を介して固定される。
【0037】図2に示すように、循環搬送系86には3
枚の蓄積性蛍光体シートSが存在しており、この蓄積性
蛍光体シートSの3つの待機位置として、撮影部80の
セット位置である第1待機位置ST1と、水平搬送路1
08に配置される第2待機位置ST2と、消去部84に
配置される第3待機位置ST3とが設けられる。
【0038】読み取り部82は、第2本体部22内に設
けられており、蓄積性蛍光体シートSを水平方向(矢印
A方向)に副走査搬送する副走査搬送手段220と、副
走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに励起光
としてレーザ光Lを略鉛直方向に照射して主走査するレ
ーザ光照射手段(励起光照射手段)222と、このレー
ザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから生
じる輝尽発光光を光電的に読み取る第1および第2集光
系224、226とを備える。
【0039】副走査搬送手段220は、互いに同期して
回転駆動される第1および第2ローラ対228、230
を備える。第1集光系224は、蓄積性蛍光体シートS
の記録面上のレーザ光Lの照射位置に主走査線に沿って
配置される第1光ガイド232aと、この第1光ガイド
232aの上部に装着される第1フォトマルチプライヤ
234aとを備える。第2集光系226は、蓄積性蛍光
体シートSの裏面側に主走査線に沿って配置される第2
光ガイド232bと、この第2光ガイド232bの端部
に装着される第2フォトマルチプライヤ234bとを備
える。
【0040】消去部84は、蓄積性蛍光体シートSの記
録面側に配置される第1消去ユニット240aと、前記
蓄積性蛍光体シートSの裏面側に配置される第2消去ユ
ニット240bとを備える。第1および第2消去ユニッ
ト240a、240b内には、それぞれ消去用光源24
2a、242bが配置されている。
【0041】図1に示すように、コントローラ24は、
複数のランプを有するランプ群260とディスプレイ2
62と切り替えキー付き撮影サイズ表示ランプ群263
とが設けられた操作パネル264を備えている。図示し
ないコンソールの操作によって電源がONされる際や、
撮影サイズが選択される際に、ランプ群260、263
にこれらの情報が表示されるとともに、このコンソール
で登録された患者のID番号や患者名、あるいは撮影メ
ニュー等が、前記ディスプレイ262に表示される。
【0042】スイッチ部26は、撮影台16を構成する
天板部52を水平方向に移動させるためのロック解除用
の第1フットスイッチ270と、前記撮影台16を下降
させるための下降用の第2フットスイッチ272と、前
記撮影台16を上昇させるための上昇用の第3フットス
イッチ274と、前記撮影台16の昇降動作を強制的に
停止させるための緊急停止用の第4フットスイッチ27
6とを備える。天板部52の上方には、X線照射手段2
82が配置されている。
【0043】このように構成される放射線画像情報読取
装置10の動作について、以下に説明する。
【0044】まず、患者のID番号や氏名等のID情報
を記録したIDカードが作成され、このIDカードが図
示しないコンソールで読み取られる。このコンソールで
は、患者の胸部や腹部等の撮影部位および撮影メニュー
の選択が行われる。さらに、必要に応じて撮影サイズの
選択が行われ、次いで、被写体である患者を撮影台16
上に載置させる。
【0045】その際、患者の状態、身長の大小、あるい
は車椅子やストレッチャー等の搬送形態によって撮影台
16の高さ位置(矢印Z方向)の調整が行われる。具体
的には、操作者が第2フットスイッチ272を踏むこと
により、昇降機構18を構成する油圧ユニット46を介
して第1および第2油圧シリンダ40a、40bが駆動
される(図3参照)。このため、第1および第2油圧シ
リンダ40a、40bのロッド42a、42bが内方に
移動し、このロッド42a、42bに取り付け部材44
a、44bを介して連結されている第2揺動アーム34
a、34bが、支軸32a、32bを支点にして下方向
に揺動する。
【0046】第2揺動アーム34a、34bには、連結
軸36a、36bを介して第1揺動アーム30a、30
bが連結されており、前記第2揺動アーム34a、34
bが下方向に揺動する際に、前記第1揺動アーム30
a、30bが支軸28a、28bを支点に下方向に揺動
する。これにより、昇降基台38が下方向に移動して撮
影台16が下降する。
【0047】一方、操作者が第3フットスイッチ274
を踏むと、油圧ユニット46を介して第1および第2油
圧シリンダ40a、40bが上記とは逆方向に駆動され
る。このため、第1揺動アーム30a、30bおよび第
2揺動アーム34a、34bに支持されている昇降基台
38が上方に移動し、撮影台16が上昇する。
【0048】このように、撮影台16は、患者が天板部
52に乗り易いように高さ位置が調整される。そして、
患者が天板部52上に臥位姿勢(横臥姿勢)で横たわっ
た状態で、操作者は、第2フットスイッチ272または
第3フットスイッチ274を選択的に操作し、天板部5
2の高さを作業し易い高さ位置に調整する。
【0049】撮影台16が、操作者が作業し易いように
高さ位置が調整されると、この操作者は、第1フットス
イッチ270を操作し、あるいは、天板部52に設けら
れているタッチスイッチ54をONし続けることによ
り、前記天板部52のロックが解除される。
【0050】そこで、例えば、操作者がタッチスイッチ
54を押し続けた状態で天板部52を前後左右(矢印X
方向および矢印Y方向)にスライドさせ、患者の撮影部
位がX線照射手段282による照射枠に入るように前記
患者の高さ位置を調整する。そして、患者の撮影部位の
位置決めが行われた後、タッチスイッチ54から手を離
すことにより、天板部52が移動不能にロックされる。
【0051】次に、X線照射手段282が駆動され、患
者の放射線画像情報が撮影部80に配置されている蓄積
性蛍光体シートSに記録(撮影)される。その際、他の
蓄積性蛍光体シートSは、第2および第3待機位置ST
2、ST3に配置されている。
【0052】撮影処理後の蓄積性蛍光体シートSは、循
環搬送系86を構成するローラ対100aの回転作用下
に、その耳部Sa、Sbが挟持されて撮影部80から取
り出され、ローラ対100b、102aに挟持されて
(図4参照)、鉛直搬送路106から水平搬送路108
に受け渡される。さらに、蓄積性蛍光体シートSは、図
2に示すように、複数のローラ対102bの回転作用下
に第1本体部20から第2本体部22に搬送され、ロー
ラ対104を通って上方に180゜だけ搬送方向が変更
された後、読み取り部82を構成する副走査搬送手段2
20に送られる。
【0053】副走査搬送手段220では、図示しないモ
ータの駆動作用下に、第1および第2ローラ対228、
230が同期して回転駆動され、蓄積性蛍光体シートS
は、この第1および第2ローラ対228、230に耳部
Sa、Sbを挟持されて矢印A方向に副走査搬送され
る。その際、レーザ光照射手段222からレーザ光Lが
導出され、蓄積性蛍光体シートSの記録面に照射されて
主走査が行われる。
【0054】これにより、蓄積性蛍光体シートSの記録
面側から発せられる輝尽発光光が第1集光系224によ
り光電的に読み取られるとともに、透明なベース面を透
過して前記蓄積性蛍光体シートSの裏面側から発せられ
る輝尽発光光が第2集光系226により光電的に読み取
られる。
【0055】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シートS
は、第2本体部22から第1本体部20側に搬送され、
傾斜搬送路110に沿って消去部84側に送られる。こ
の消去部84では、第1および第2消去ユニット240
a、240bを構成する消去用光源242a、242b
を介して蓄積性蛍光体シートSの両面に消去光が照射さ
れ、前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情
報の消去処理が迅速に行われる。
【0056】消去処理後の蓄積性蛍光体シートSは、傾
斜搬送路110から下方向に略180゜だけ搬送方向を
変更されてスイッチバック搬送路112に送られる。こ
のスイッチバック搬送路112を構成するローラ対11
4が逆回転されることにより、蓄積性蛍光体シートS
は、前記スイッチバック搬送路112から鉛直搬送路1
06に受け渡され、ローラ対100a、100bを介し
て撮影部80に再度配置される。
【0057】この場合、本実施形態では、撮影台16が
昇降動作を行って鉛直搬送路106の搬送路長が伸縮し
ている際にも、蓄積性蛍光体シートSを装置本体14内
で搬送させることができる。すなわち、図9に示すよう
に、撮影台16が上昇する際には、可動基台124に装
着されているローラ対100bは、矢印Z1方向に移動
する。ここで、ローラ対100bを構成する第2駆動ロ
ーラ142には、第2プーリ部材148が連結されると
ともに、この第2プーリ部材148がタイミングベルト
168に噛合している。
【0058】一方、ローラ対102aを構成する第1駆
動ローラ128には、タイミングベルト168に噛合す
る第1プーリ部材134が連結される。このローラ対1
02a側には、減速機164に連結されたモータ160
が配置されており、前記ローラ対102a側の負荷がロ
ーラ対100b側の負荷よりも大きくなるように設定さ
れている。このため、ローラ対100bが矢印Z1方向
に移動すると、このローラ対100bを構成する第2プ
ーリ部材148がタイミングベルト168に沿って矢印
B1方向に回転する。
【0059】第2駆動ローラ142には、第2駆動歯車
146が連結されており、この第2駆動歯車146に噛
合する第2従動歯車152を介して第2ニップローラ1
44が矢印B2方向に回転する。さらに、第2ニップロ
ーラ144が一端に固着されている回転軸150の他端
には、第2ニップローラ144aが固着されており、歯
車152a、146aを介して前記第2ニップローラ1
44aおよび第2駆動ローラ142aが第2ニップロー
ラ144および第2駆動ローラ142と同一方向に回転
する。
【0060】一方、ローラ対100bが下方向(矢印Z
2方向)に移動する際には、第2プーリ部材148がタ
イミングベルト168に沿って矢印C1方向に回転する
とともに、第2ニップローラ144が矢印C2方向に回
転する。
【0061】このように、本実施形態では、ローラ対1
02a側の負荷をローラ対100b側の負荷よりも大き
く設定するとともに、タイミングベルト168と第2プ
ーリ部材148とがラックとピニオンに相当する機能を
有している。このため、可動基台124が昇降する際
に、第2駆動ローラ142と第2ニップローラ144と
は、ローラ対100bの移動距離に対応して機械的に回
転している。
【0062】ここで、第2駆動ローラ142の直径と第
2プーリ部材148のピッチ円直径とが同一径に設定さ
れており、ローラ対100bの移動距離とローラ対10
0bの回転による蓄積性蛍光体シートSの相対搬送距離
とを一致させることができる。これにより、モータ16
0が停止した状態でローラ対100bが昇降すると、こ
のローラ対100bが蓄積性蛍光体シートS上を転動す
るだけで、前記蓄積性蛍光体シートSが昇降することが
ない。
【0063】そこで、例えば、図9に示すように、モー
タ160を介して減速機164が矢印D方向に回転駆動
されると、タイミングベルト168が矢印E方向に周回
走行し、ローラ対102a、100bを介して蓄積性蛍
光体シートSが鉛直搬送部106に沿って矢印Z1方向
に搬送される。その際、撮影台16を上昇(矢印Z1方
向)させようとすると、ローラ対100bが、図9中、
二点鎖線の位置から実線の位置に移動し、前記ローラ対
100bとローラ対102aとの間の搬送路長が長くな
る。
【0064】この場合、タイミングベルト168が矢印
E方向に周回走行されているため、ローラ対100bを
構成する第2駆動ローラ142とローラ対102aを構
成する第1駆動ローラ128とが同期して矢印C1方向
に回転している。そして、ローラ対100bが矢印Z1
方向に移動すると、タイミングベルト168に対して第
2プーリ部材148が矢印B1方向に回転し、第2駆動
ローラ142の矢印C1方向への回転速度が低下する。
【0065】これにより、本実施形態では、ローラ対1
00bの移動速度に対応して第2駆動ローラ142の回
転速度が低下し、ローラ対102aと前記ローラ対10
0bとの間で速度差が生ずることがない。従って、撮影
台16を昇降させている間に、ローラ対102aからロ
ーラ対100bに蓄積性蛍光体シートSを円滑かつ確実
に受け渡すことが可能になり、作業性が有効に向上する
という効果が得られる。
【0066】特に、駆動機構126では、単一のモータ
160を備えるだけでよく、この駆動機構126の構成
が簡素化するとともに、ローラ対100bの移動速度に
対する回転速度の同調は、タイミングベルト168と第
2プーリ部材148とのラックとピニオンに相当する機
械的かつ簡単な構成によって確実になされる。このた
め、前記ローラ対100bの移動速度を検出するための
センサや、この移動速度から該ローラ対100bを駆動
制御する複雑な制御系が不要になる。
【0067】一方、図9に示すように、タイミングベル
ト168が矢印E方向に周回走行している間に、ローラ
対100bが矢印Z2方向(下方向)に移動する際に
は、第2プーリ部材148が前記タイミングベルト16
8に対して矢印C1方向に回転し、第2駆動ローラ14
2の回転速度が増加する。これにより、ローラ対102
aに対するローラ対100bの相対回転速度を同調させ
ることができ、蓄積性蛍光体シートSを前記ローラ対1
02aから前記ローラ対100bに円滑かつ確実に受け
渡すことが可能になる。
【0068】なお、蓄積性蛍光体シートSを撮影部80
から取り出して読み取り部82側に搬送する際には、タ
イミングベルト168が矢印E方向とは反対方向に周回
走行されている。従って、上記と同様に、撮影台16の
昇降を行っている場合であっても、蓄積性蛍光体シート
Sをローラ対100bからローラ対102aに円滑かつ
確実に受け渡すことができる。
【0069】また、本実施形態では、テンション調整機
構172が設けられており、撮影台16が比較的大きな
距離だけ昇降する際にも、タイミングベルト168に必
要以上に大きなテンションを付与することがない。すな
わち、図9に示すように、可動基台124が矢印Z1方
向(鉛直上方向)に距離Hだけ移動すると、タイミング
ベルト168の端部をループ状に保持している端部保持
手段178を構成するスライドベース180がローラ対
100b側(矢印F方向)に引張される。
【0070】さらに、この可動基台124に設けられて
いる下部可動ローラ194が矢印Z1方向に移動するこ
とにより、この下部可動ローラ194に係合する第2ワ
イヤ部材190が長さ2H分だけ矢印Z1方向に繰り出
される。このため、第2ワイヤ部材190の長さ2H分
に対応して、スライドベース180が矢印F方向に距離
Hだけ移動するとともに、このスライドベース180に
第1ワイヤ部材184を介して係合するスプリング18
8が矢印G方向(矢印F方向とは逆方向)に距離Hだけ
移動する。
【0071】これにより、可動基台124が最下端位置
から最上端位置間のいずれの位置に配置されていても、
スプリング188によるタイミングベルト168のテン
ションが常に一定値に維持され、前記タイミングベルト
168の寿命低下等を確実に回避することができるとい
う利点がある。特に、可動基台124の移動距離が相当
に長尺化しても、スプリング188が必要以上に引張さ
れることがなく、タイミングベルト168に対し一定の
テンションを確実に付与することが可能になるととも
に、テンション調整機構172全体の構成を簡素化する
ことができる。
【0072】なお、本実施形態では、蓄積性蛍光体シー
トSが装置本体14内で循環されるビルトイン方式の放
射線画像情報読取装置10を例示して説明したが、これ
に限定されるものではなく、シート体としては、画像が
直接記録される写真感光フイルム等であってもよく、こ
の種のシート体を挟持して搬送するローラ対間の搬送路
長が伸縮可能な種々の搬送装置に適用することができ
る。
【0073】
【発明の効果】本発明に係るシート体の搬送装置では、
固定側ローラ対に対して可動側ローラ対が進退する際
に、この可動側ローラ対を構成する第2プーリ部材がタ
イミングベルトに沿って回転し、前記可動側ローラ対の
移動による前記可動側ローラ対と前記固定側ローラ対と
の速度差を吸収することができる。これにより、可動側
ローラ対が移動している際にも、シート体を前記可動側
ローラ対と固定側ローラ対との間で円滑かつ確実に受け
渡すとともに、構成の簡素化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート体の搬送装置が
組み込まれる放射線画像情報読取装置の概略斜視説明図
である。
【図2】前記放射線画像情報読取装置の内部構成を示す
概略説明図である。
【図3】前記放射線画像情報読取装置を構成する装置本
体と撮影台の内部構成を示す斜視図である。
【図4】蓄積性蛍光体シートの斜視図である。
【図5】前記搬送装置の斜視説明図である。
【図6】前記搬送装置の側部説明図である。
【図7】前記搬送装置の要部斜視説明図である。
【図8】前記搬送装置を構成するローラ対の一部分解斜
視説明図である。
【図9】前記搬送装置の動作説明図である。
【図10】可動基台が上昇した際の側面説明図である。
【符号の説明】
10…放射線画像情報読取装置 12…床面 14…装置本体 16…撮影台 18…昇降機構 20、22…本体
部 24…コントローラ 26…スイッチ部 38…昇降基台 40a、40b…
油圧シリンダ 46…油圧ユニット 52…天板部 80…撮影部 82…読み取り部 84…消去部 86…循環搬送系 100a、100b、102a、102b、104、1
14、228、230…ローラ対 106…鉛直搬送路 120…搬送装置 122…固定基台 124…可動基台 128、128a、142、142a…駆動ローラ 130、130a、144、144a…ニップローラ 132…駆動歯車 134、148、
182…プーリ部材 138、188…スプリング 140、152…
従動歯車 160…モータ 168…タイミン
グベルト 172…テンション調整機構 178…端部保持
手段 184、190…ワイヤ部材 192…上部可動
ローラ 194…下部可動ローラ 196…固定ロー
ラ 220…副走査搬送手段 222…レーザ光
照射手段 224、226…集光系 S…蓄積性蛍光体
シート Sa、Sb…耳部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体をローラ対により挟持して搬送す
    るとともに、ローラ対間の搬送路長が伸縮可能なシート
    体の搬送装置であって、 固定基台に回転自在に支持される固定側ローラ対と、 前記固定基台に対して進退可能な可動基台に回転自在に
    支持され、前記固定側ローラ対との間隔が変更可能な可
    動側ローラ対と、 前記固定側ローラ対と前記可動側ローラ対とを一体的に
    回転駆動する駆動機構と、 を備え、 前記駆動機構は、単一のモータと、 前記固定側ローラ対を構成する第1駆動ローラに連結さ
    れる第1プーリ部材と、 前記可動側ローラ対を構成する第2駆動ローラに連結さ
    れるとともに、前記第2駆動ローラの直径と同一径のピ
    ッチ円直径に設定される第2プーリ部材と、 前記モータに連結されて前記第1および第2プーリ部材
    に噛合し、該モータが停止した状態で前記可動基台が進
    退する際に前記第2プーリ部材のみを回転させるタイミ
    ングベルトと、 を備えることを特徴とするシート体の搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の搬送装置において、前記タ
    イミングベルトは、前記第1および第2プーリ部材間に
    かつ前記シート体に沿って延在することを特徴とするシ
    ート体の搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の搬送装置におい
    て、前記タイミングベルトのテンションを調整するテン
    ション調整機構を備え、 前記テンション調整機構は、前記可動基台に設けられ、
    前記タイミングベルトの端部をループ状に保持して移動
    可能な端部保持手段と、 前記端部保持手段に一端が連結され、他端がテンション
    付与用スプリングに連結される第1ワイヤ部材と、 前記スプリングに一端が連結され、前記可動基台の下部
    側に設けられた第1ローラから前記固定基台の上部側に
    設けられた第2ローラに係合した後に、他端が該固定基
    台に固定される第2ワイヤ部材と、 を備えるとともに、 前記可動基台が前記固定基台から離間する際に前記第1
    ローラが前記第2ローラに近接することを特徴とするシ
    ート体の搬送装置。
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