JP2001261050A - 注ぎ出し口形成パウチ - Google Patents

注ぎ出し口形成パウチ

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JP2001261050A JP2000074593A JP2000074593A JP2001261050A JP 2001261050 A JP2001261050 A JP 2001261050A JP 2000074593 A JP2000074593 A JP 2000074593A JP 2000074593 A JP2000074593 A JP 2000074593A JP 2001261050 A JP2001261050 A JP 2001261050A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サイドガセット形式であって、安定して確実に
内容物を取り出し、または詰め替えのできるパウチ形状
を提供する。 【0004】 【解決手段】側シールおよび底シールされたサイドガセ
ットパウチの天部辺縁を通過し、該辺縁に対して傾斜し
た切り取り予定線を予め印刷し、該予定線の内側であっ
て、切り取り予定線と側シール部の内側での接点を通過
し前記切り取り予定線と交叉する交叉線と側シール部と
からなる部分をシールした突出シール部を形成したこと
を特徴とする注ぎ出し口形成パウチであって、サイドガ
セットパウチの上部の側シール部間の巾が他の巾よりも
狭く設けられ、かつ、前記狭い巾で設けられた側シール
部の外側部分が前記狭い巾の形状に追随した形状に断ち
落とされたこと、前記底シール部が舟型シール形状であ
ることを含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注ぎ出し口形成パ
ウチであって、より安定した詰め替え適性を有するサイ
ドガセットパウチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状、顆粒状、粒状物などの流動
性を有する内容物を密封包装する軟包装材料を用いた包
装袋が提案されている。これらの、包装袋は、充填され
る内容物、流通単位、使用方法として一回で出し切る場
合と複数回に分けて小出しする場合とが有る。一回で出
し切る場合に広口の詰め替え容器に移しかえるのか、狭
い口を持つ容器に移しかえるのかによって、包装袋とし
ての形状、注出口の形成方法等が異なる。また複数回に
分けて小出しする場合には、リクローズ性の機能が必要
になる。図7は、従来の技術によるパウチの説明をする
ものであり、(a)は、スタンディングパウチの正面
図、(b)は、X4−X4部の断面図である。(c)は、
サイドガセットパウチの斜視図、(d)は、X5−X5
断面図、(e)は、X6−X6部断面図である。少なくと
も、片面が熱融着性を有する軟包装材料を用いた包装袋
として、図7(a)に示すような、自立性があり、立体
容器としての特徴も兼ね備えた、前面部材3と後面部材
4との熱融着層面同士を対面させて配し、その下部から
2つ折りした底部材を挿入して、周縁をヒートシールし
てなる底部ガセットタイプのスタンディングパウチ、ま
たは、図7(c)に示すように、少なくとも、片面が熱
融着性を有する軟包装材料を用いた包装袋として、図7
(c)、図7(d)および図7(e)に示すような、自
立性があり、立体容器としての特徴も兼ね備えた、前面
部材3と後面部材4との熱融着層面同士を対面させて配
し、その左右から熱融着面を外側にして2つ折りした側
面部材を挿入して、側部および底部をヒートシールして
なるサイドガセットタイプの自立袋等が多く用いられて
いる。しかし、前記スタンディングパウチは、自立性は
良好であるが、充填する内容物の量に対して、その包装
体を正面視した場合に大きなものとなる。また、図7
(b)に示すように、天部は2枚の部材をシールして形
成された袋であるため、スタンディングパウチ50の包
装体を集積する段ボール等のケース内には、デッドスペ
ースを生ずることになる。また、前記スタンディングパ
ウチ50に対して、図7(c)、図7(d)、図7
(e)に示すようなサイドガセットタイプの自立袋60
は、内容物を充填した場合、略ブリック状となり、前記
集積においても、ケース内に生ずるデッドスペースは前
記スタンディングパウチ50よりは改善される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、包装袋に充填さ
れた流動性を有する内容物を他の容器に移しかえるため
の注出口の形成方法は、安定して移し替えができるもの
が要望される。最近は、図8に示すように、スタンディ
ングパウチに合成樹脂製の注出口を装着(a)したり、
サイドガセットパウチに装着したするケースがある。パ
ウチの上縁または隅角部に、例えば、図8(c)に示す
ような、合成樹脂製の注出口57が装着されたパウチが
多く用いられている。該合成樹脂製注出口57を装着し
たパウチから、内容物を取り出すのは、容易であり、ま
た他の容器に移しかえも比較的やりやすい。ところが、
パウチに合成樹脂製の注出口57を装着すると、容器と
してのコストが上昇し、また、合成樹脂性注出口を装着
する工程のために、容器としての生産性が低下する。そ
こで、合成樹脂製の注出口を装着していないパウチに液
状商品を充填したものが販売されている。これらの液体
を充填したパウチから内容物である液体を取り出すため
に、通常パウチの隅角部を切り取って開口部を形成する
が、パウチの隅角部を適当に斜めカットして開口部とす
ると、開口部形状、および注ぎだし口形状は一定せず、
詰め替えの場合等においては、受け容器のそとに零すこ
とがあった。そこで、パウチの一部に狭い巾の液導部を
形成し、該液導部の中間部をカットすることにより、狭
口の開口部を形成する方法が提案されているが、このよ
うな注出口では意外に注出し難いものである。そのた
め、前記液導部を成形により導管として成形する等の加
工がされることがあるが、工程として煩雑である。自立
性があり、集積包装における効率のよい形状を有し立体
容器としての特徴も兼ね備えたパウチであって、他の容
器、特に受け口の小さな容器への詰め替えが容易に、か
つ、安定してできるパウチの出現が要望されていた。本
発明の目的は、サイドガセット形式であって、安定して
確実に内容物を取り出し、または詰め替えのできるパウ
チ形状を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、側シールおよ
び底シールされたサイドガセットパウチの天部辺縁を通
過し、該辺縁に対して傾斜した切り取り予定線を予め印
刷し、該予定線の内側であって、切り取り予定線と側シ
ール部の内側での接点を通過し前記切り取り予定線と交
叉する交叉線と側シール部とからなる部分をシールした
突出シール部を形成したことを特徴とする注ぎ出し口形
成パウチであって、サイドガセットパウチの上部の側シ
ール部間の巾が他の巾よりも狭く設けられ、かつ、前記
狭い巾で設けられた側シール部の外側部分が前記狭い巾
の形状に追随した形状に断ち落とされたこと、前記底シ
ール部が舟型シール形状であることを含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の注ぎ出し口形成パウチ
は、柔軟な積層体から形成された密封性および自立性を
有し、内容物の取り出しが安定してできるパウチであ
る。以下図面等を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明の注ぎ出し口形成パウチを説明し、(a)は、注ぎ
出し口を形成した状態の斜視図、(b)は、G1からの
矢視拡大図であり、(c)はX1−X 1部断面図である。
図2は、本発明の注ぎ出し口形成パウチにおける突出シ
ール部を説明する図であり、(a)は、パウチの平面
図、(b)は、Y1部の拡大図、(c)は、X2−X2
の断面図である。図3は、本発明の注ぎ出し口形成パウ
チの別の実施例を示す充填前パウチの平面図である。図
4は、サイドガセットパウチの構造と製袋方法とを説明
するものであり、(a)は、斜視図、(b)は、X3
3部断面図である。 図5は、本発明の注ぎ出し口形
成パウチに用いるパウチの材質を構成する積層体の断面
図である。図6は、本発明の注ぎ出し口形成パウチを説
明する実施例と比較例を示し、(a)は、実施例、
(b)(c)(d)は比較例である。
【0006】本発明者らは、前記課題に対し、柔軟な材
料から形成され、自立性を有するパウチに内容物を充填
し密封した内容物を、使用時に安定して取り出し、また
は他の容器への詰め替えが可能な方法について、鋭意研
究の結果、サイドガセットパウチの切り取り予定線の設
定と、該予定線と側シール部とが交叉する部位に以下に
示すようなシール部を形成することによって課題を解決
できることを見出し、本発明を完成するに到った。本発
明の注ぎ出し口形成パウチにおける注ぎ出し口は、図1
(a)に示す通り、パウチに印刷された切り取り予定線
を鋏等により切断し、パウチの隅角部を取り去ると、サ
イドガセットパウチのガセット部の上部が開口し、該開
口部の側面部材の上部図1(a)に示すような、液体を
他の容器に注ぎ易くする注ぎ出し口を三角形状に形成す
ることができる。
【0007】本発明にけるパウチとしては、サイドガセ
ットパウチであって、図面等を参照して詳細に説明す
る。
【0008】サイドガセットパウチパウチは、図7
(c)に示すように、内容物を収納した時に立方体、ま
たは直方体に近い形となり、集積包装の際や、店頭での
陳列の際には、極めて効率の良い包装形態といえるサイ
ドガセットパウチである。また、サイドガセットパウチ
は自立袋としての特性も有する。即ち内容物を収納して
自立させた時における水平断面形状は、正方形または長
方形であり、その際の縦、横の長さ比が1に近づく程自
立安定性を示す。
【0009】このようなサイドガセットパウチを液体な
どの流動性物質からなる内容物を包装し、前記内容物を
取り出し利用する際に、他の容器に移し替える、いわゆ
る詰め替え容器として用いるときに、例えば、パウチの
隅角部を切り落として開口部を形成するだけでは、その
開口部形状は安定した形を形成しないことが多かった。
そこで、本発明者らは、サイドガセットパウチを安定し
た詰め替えができる方法について鋭意研究の結果、切り
取り線の設定と後述する突出シール部を設けることによ
って、内容物の注ぎ出し口を常に一定の形状に形成し得
ることを見出し本発明を完成するに到った。
【0010】サイドガセットパウチは、図4(a)図4
(b)に示すように、少なくとも、片面が熱融着性を有
する積層体を用い、前面部材、後面部材の前記熱融着面
同士を対面させて配し、熱融着面を外側にして折線7で
2つ折りした側面部材5、6を、前面部材3、後面部材
4の左右から前記折線7を中側にして挿入し、その左右
の側端部をヒートシールして側シール部8を形成した筒
状体とし、さらに、底部をヒートシールして底シール部
9を形成することによりサイドガセットパウチ1とする
ことができる。前記筒状体は、同一の複合フィルムを合
掌シールして筒状に成形してもよく、また、インフレー
ション法等によって得られるチューブ状のフィルムを用
い、左右にガセット部を形成し、側シール部を形成し底
シール部を形成してもよい。
【0011】次に、前記三角形状の注ぎ出し口を形成す
る方法について説明する。前記突出シール部は、図2
(a)、図2(b)および図2(c)に示すように、側
シールおよび底シールされたサイドガセットパウチP0
の天部辺縁を通過し、該辺縁に対して傾斜した切り取り
予定線11を予め印刷し、製袋工程のヒートシール時
に、図2(b)に示すように前記予定線11の内側であ
って、切り取り予定線11と側シール部8の内側とでの
交点14を通過し前記切り取り予定線11と交叉する交
叉線13と側シール部8とからなる部分を、ヒートシー
ルして突出シール部12を形成するものである。なお、
前記交叉線の交叉角度は、切り取り予定線11に対し、
90°±20°、また、突出シール部12は、交叉線1
3の交点14からの距離rを適当な距離とし、rの先端
から側シール部側に向う縁部から略三角形状に形成する
ことができる、本発明においては、rは2〜20mmの
範囲が適当である。
【0012】以上に説明した突出シール部12を設けた
サイドガセットパウチに内容物を充填し、天部をヒート
シールして密封し、取り出しのために、切り取り予定線
を鋏で切りとって開口して、該開口部2を傾けて内容物
を取り出そうとすると、該開口部2に、図1(b)に示
すような、側面部材5の上部が稜線17を形成して、注
ぎ出し口16を形成する。注ぎ出し口16の稜線17
は、図2(a)および図2(b)に示すように、前記突
出シール部12の交叉線13に沿って形成される。突出
シール部12が存在しないと、前記稜線17が形成され
ないか、または、安定した形状にならず、内容物の取り
出しが安定しない。また、注ぎ出し口16の断面形状
は、図1(c)に示すように、三角樋の形状となり、取
り出しする液体を細流とすることができ、移し替える容
器の口部が小さくても、安心して注入できるものとな
る。
【0013】本発明の注ぎ出し口形成パウチPに用いる
サイドガセットパウチは、図3に示すように、その上部
の側シール部間の巾が他の巾よりも狭く設けられ、か
つ、前記狭い巾で設けられた側シール部の外側部分が前
記狭い巾の形状に追随した形状に断ち落とされたもので
あることがより好ましい。前記間隔を狭くすることによ
り、切り取り予定線を鋏で切って、開口部を形成して
も、液がこぼれ出る心配がない。
【0014】また、本発明の注ぎ出し口形成パウチに用
いるサイドガセットパウチは、図3に示すように、底シ
ール部9を舟型シール形状とすることが望ましい。底シ
ールは、密封性に関しては直線シールでもよいが、舟形
シールとして、底部隅角部のシール部の外側を断ち落と
しまたは抜き落としとすることが好ましく、隅角部を断
ち落とし、または抜き落としをすることによってパウチ
を自立させた際に底の直線シール部での反発力が弱ま
り、自立性がよくなる。
【0015】次に、本発明の注ぎ出し口形成パウチに用
いるパウチパウチの材質について説明する。先ず、本発
明のサイドガセットパウチを形成する各面の部材として
は、インフレーション法等により、製膜されるチューブ
状の単層フィルムを用いることもできるが、主にプラス
チックを主体とする積層体が用いられる。前記積層体と
しては、少なくとも、図5(a)に示すように、基材層
と熱融着層とからなるものとし、通常、図5(b)に示
すように、基材層21と熱融着層24との間にバリア層
22を設けた3層(接着層を除く、以下同じ)とする
か、または、図5(c)に示すように、基材層21、バ
リア層22、中間層23、熱融着層24の4層としても
よく、あるいは、さらに、複数層を積層してもよい。
【0016】まず、サイドガセットパウチ1の各面部材
を構成する積層体20の基材層21としては、サイドガ
セットパウチを構成する基本素材となることから、機械
的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成
樹脂を用いることができ、例えば、ポリエステル系、ポ
リアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、
ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、
これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸フィル
ムあるいは1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィ
ルム等のいずれも使用することができ、フィルムの厚さ
としては基本素材としての強度、剛性などについて必要
最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎると熱
融着或いは易引裂処理等の加工不良等を生ずることがあ
り、また、コストが上昇するという欠点がある。 基材
層21が薄すぎると強度、剛性等が低下して好ましくな
い。本発明においては、上記のような理由から基材層の
厚みとしては12〜30μm程度が適当である。また、前記
合成樹脂製のフィルムは、必要に応じてポリ塩化ビニリ
デンが塗工されたフィルムやアルミニウムや酸化珪素、
酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジル
コニウム等の蒸着層が形成されたフィルムとしてバリア
性を有する構成としてもよい。また、前記基材層21
は、通常外面層として用いられるため、その裏面(中間
層23あるいは熱融着層24を貼り合わせる面)に印刷
されることが多いために印刷適性も求められる。基材層
21としては、剛性があり、前記印刷を含めた加工性な
どの良さから、1軸方向または2軸方向に延伸した延伸
フィルムが好適に用いられる。
【0017】また、サイドガセットパウチ1を構成する
積層体20の熱融着層24としては、積層体20を製袋
する際に、熱融着により密封、封止できるものであれば
よく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエ
チレン、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンー
α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
アイオノマー樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体、エ
チレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタク
リル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる
樹脂ないしはこれらをシート化したシートを使用するこ
とができる。特に前記メタロセン系触媒を用いて重合し
たエチレンーα・オレフィン共重合体は、分子量分布の
幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシ
ール性や熱間シール性に優れており、本発明における
前、後面フィルム、側面フィルムにおけるフィルムの重
なりの差による段差に起因するシール不良防止には適し
た素材である。熱融着層24の厚さとしては30〜500 μ
mが適当である。熱融着層24としての厚さが30μm未
満の場合、密封性不良となるおそれがあり、かつ、シー
ル強度が不足し、落下衝撃等において破袋することがあ
る。また、熱融着層24の厚さが 500μmを超えると、
熱融着に時間がかかり、作業性の低下となり、また易開
封加工が困難となる。
【0018】本発明においては、前記基材層21と熱融
着層24との間にバリア層22を設けてもよく、前記バ
リア22は通常、前記基材層21と熱融着層22とだけ
では包装袋および自立袋としてのバリア性の機能を十分
に果たすことができない場合等に設けられる。また、サ
イドガセットパウチとしての、バリア性の向上、強度、
剛性などを向上させる等の目的で、バリア層と熱融着層
との間に中間層23を設けてもよい。前記バリア層22
または中間層23の機能としては、気体遮断性(ガスバ
リア性)、機械的強靱性、剛性、耐屈曲性、耐突き刺し
性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐薬品性等であり、
包装袋および自立袋として要求されるこれらの最終的な
機能は中間層23を設けることによって達成するもので
ある。該バリア層および/または中間層23として用い
られる素材としては、例えばアルミニウム、鉄、銅、錫
等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポ
リビニルアルコール、エチレンープロピレン共重合体、
エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体のケン化物等
のフィルムあるいはこれらにポリ塩化ビニリデンを塗工
したフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化ア
ルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウ
ム等の蒸着を施したフィルムあるいはポリ塩化ビニリデ
ン等のフィルムなどを用いることができる。また、これ
ら素材の一種ないしはそれ以上を組み合わせて使用する
ことができる。なお、上記中間層33の厚さとしては、
包装袋および自立袋として要求される機能を満たすこと
ができれば良いのであって、必要に応じて適宜に選ぶこ
とができる。
【0019】また、本発明の注ぎ出し口形成パウチ部材
を構成する前記積層体20は、前記基材層21、バリア
層22、中間層23、熱融着層24、等を必要に応じて
周知のドライラミネーション、Tダイ押出し法等を適宜
用いて貼り合わせることにより得ることができる。前記
Tダイ押出し法を用いる場合にあっては、接着性を向上
させる目的で被押出側フィルム等に必要に応じてアンカ
ーコート剤を予め塗工してもよい。
【0020】本発明のサイドガセットパウチ形成するフ
ィルムの具体的な構成例について説明する。本発明のサ
イドガセットパウチは、インフレーション法等によって
製膜されるチューブ状のフィルムから製袋することもで
きるが、少なくとも片面がヒートシール性を有する積層
体を用いることが望ましい。前述のように、前後、左右
のそれぞれの方向において、それぞれの熱融着を有する
面が相対する状態に配される4枚から構成される。そし
て、袋は、それらの内面同士のヒートシールにより製袋
される。従って、袋を形成するフィルムは、その材質構
成としては、少なくも片面が熱融着性を有するもので、
用いられるフィルムは、どの部位においても同一構成の
ものを用いることができる。そのフィルムとしては、主
にプラスチックを主体とする積層体が用いられるが、特
に限定されず、各種パウチに用いられている公知の積層
体はいずれも使用できる。これらの中から、包装する内
容物の種類と充填量、充填後の加熱処理の有無等使用条
件に応じて適するものを自由に選択して使用することが
できる。本発明のサイドガセットパウチとして好ましく
使用できる積層体20の構成の具体例として以下のよう
なものが挙げられる。 (1) 0N/AD/LLDPE(#) (2) ON/AC/HDPE/LLDPE> (#) (3) ON・ SiOX /AC/<HDPE/LLDPE> (#) (4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE(#) (5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/ S-PE(#) (6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/CPP(#) (7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE(#) (8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/ S-PE(#) (9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP(#) (10) PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP(#)
【0021】尚、上記材質構成例を略号にて記載した
が、略号はそれぞれ次の材質または層を示す。ON: 2軸
延伸ナイロンフィルム、AD: 接着剤、 LLDPE: 線状低密
度ポリエチレン、 AL:アルミニウム箔、 O-HDPE:高密度
ポリエチレンの1軸延伸フィルム、LDPE: 低密度ポリエ
チレン、O-PP: ポリプロピレンの1軸延伸フィルム、S-
PE:メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン−α・
オレフィン共重合体、PET:2軸延伸ポリエステルフィル
ム、 CPP: 未延伸ポリプロピレンフィルム、 SiOX :シ
リカ蒸着層、 AC:アンカーコート、 EVOH:エチレン・酢
酸ビニル共重合体のけん化物であり、また< > は共押
出しを示す。また、アンカーコートは、押出しコーティ
ングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基
材フィルム側に予めコーティングするものでプライマー
コートの一種である。そして、アルミニウム箔、シリカ
蒸着層、EVOHフィルムなどは、ガスバリア性を付与
するために積層するものである。
【0022】また、熱融着層24としては、LLDPEフィ
ルムとCPP フィルムの2種類の例を挙げたが、LLDPE フ
ィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば
界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優
れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、こ
れらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
【0023】熱融着層24には上記のほか、充填される
内容物に応じて、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチ
レン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エス
テル共重合体、アイオノマー、ポリエステル樹脂、メタ
ロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィ
ン共重合体なども適宜選択して使用することができる。
【0024】次に、本発明のサイドガセットパウチ1の
製造方法を説明する。少なくとも片面が熱融着性を有す
る積層体を用い、図4(a)または図4(b)に示すよ
うに、前面および後面部材2、3を前記熱融着面同士を
対面する状態に配し、その両側部から側面部材4、5を
その熱融着面を外側として2つ折りし、その折り目7を
内側として、前記前面部材3、後面部材4の間に挿入し
て、その側壁端縁を熱接着して側壁シール部8を形成
し、次に底部に底シール部9(舟型シール)を形成し
て、液体内容物であっても漏れない底部を形成する。
【0025】本発明のサイドガセットパウチに内容物を
充填密封するには、パウチの上辺を未シール部とし、充
填に際しては、該未シール部を開口して、形成される開
口部に充填ノズルを挿入し、所定量の内容物を充填後、
前記ノズルをパウチ外に引上げ、上辺の未シール部をヒ
ートシールしてパウチを密封する。
【0026】
【実施例】本発明の注ぎ出し口形成パウチについて、実
施例により更に具体的に説明する。実施例、比較例とも
に、サイドガセットパウチであって、その形状は図5の
通りである。以下の寸法は共通とした。包装材料は、全
ての部材とも PET12/AD/AL9/AD/ON15/AD/L
LDPE40 [略号 PET:2軸延伸ナイロンフィルム、ON:2軸
延伸ナイロンフィルム、AD: 接着剤、 LLDPE: 線状低密
度ポリエチレン、 AL:アルミニウム箔、 PET:2軸延
伸ポリエステルフィルム、なお、略号の後の数字は、各
層の厚さμmを示す。充填前のパウチの正面図(図6)
における パウチ巾m:90mm パウチ高さl:244mm: ガセット折り込み巾(片側)n:35mm 切り取り予定線:パウチ上縁の中心から2cm右側を通
過し、上縁に対し30°の角度で左側辺に到るように予
め印刷により設けた。 内容物:水400mlを充填 [実施例1]サイドガセットパウチとしては、図6(a)
に示す通り、左右の側シール部8の間隔は上部において
巾狭くし、底シール部9は、舟形シールとした。突出シ
ール部12の形成の形成は、切り取り予定線と側シール
部の内縁との交点を通過し、切り取り予定線11と直角
をなす交叉線13とにおいて、切り取り予定線11と側
シール部8の内縁とにより挟まれる領域を三角形状にヒ
ートシールして突出シール部12を形成した。 [比較例1]図6(b)に示すように、突出シール部を設
けないこと以外は実施例1と同じ条件とした。 [比較例2]図6(c)に示すように、左右の側シール間
隔は上部を同巾とし、底部は舟形シールシールとした。 [比較例3]図6(d)左右の側シール間隔は上部下部と
もに同巾とし、底シール部はフラットシールとした。 <評価方法> 1)注ぎ出し性 各検体の切り取り予定線から角隅部をきりとって開口部
を形成し、パウチを開口部側に傾斜させて液を取り出す
際の、注ぎ出し口の形成、液を注ぐ際の注ぎ出し易さを
チェックした。 2)自立性 各検体に内容物を充填密封して水平面に自立させた。そ
して自立の安定性、転倒の有無等をチェックした。 <結果>実施例1は、注ぎ出し口の形成が検体全て一定
の形状となり、液の取り出しも三角形状の注ぎ出し口の
先端から細流れとなって出る。ところが、比較例1で
は、、注ぎ出し口の形成が不定形の形状となり、液の取
り出しも三角形状の両脇からの流れ出しが見られ、乱流
に近い状態で流れでる。但し実施例1、比較例1とも
に、自立性は同じで、転倒することはなかった。比較例
2は、注ぎ出し口の形成が比較例1よりも更に不安定な
状態となり、取り出し時の三角形状の両脇からの流れ出
しがさらにひどくなった。自立性は、実施例1、比較例
1と同じであった。比較例3は、注ぎ出し口の形成、液
の取り出しともに比較例2と同様に不安定であった。更
に自立性においては、極めて不安定であり、静置状態で
100検体中30個が転倒した。
【0027】
【発明の効果】本発明の注ぎ出し口形成パウチは、サイ
ドガセットパウチであるために、内容物の収納効率が良
く、本発明の指定の切り取り線に沿って、開口部を形成
すれば、突出シール部の存在により、ガセット部が自然
に広がる際に、液の注ぎ口が、確実に嘴状に形成され
る。内容物の取り出しや他の容器への移し替えの際、前
記嘴状の注ぎ口の断面形状が三角状となっているため、
内容物である液は、細流として注ぎ出すことができる。
従って、移し替えする対象の容器の受け部が小さくと
も、安定して移し替えができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注ぎ出し口形成パウチを説明し、
(a)は、注ぎ出し口を形成した状態の斜視図、(b)
は、G1からの矢視拡大図であり、(c)はX1−X1
断面図である。
【図2】本発明の注ぎ出し口形成パウチのにこうおける
突出シール部を説明する図であり、(a)は、パウチの
平面図、(b)は、Y1部の拡大図、(c)は、X2−X
2部の断面図である。
【図3】本発明の注ぎ出し口形成パウチの別の実施例を
示す充填前パウチの平面図である。
【図4】サイドガセットパウチの構造と製袋方法とを説
明するものであり、(a)は、斜視図、(b)は、X3
−X3部断面図である。
【図5】本発明の注ぎ出し口形成パウチに用いるパウチ
の材質を構成する積層体の断面図である。
【図6】本発明の注ぎ出し口形成パウチを説明する実施
例と比較例を示し、(a)は、実施例、(b)(c)
(d)は比較例である。
【図7】従来の技術によるパウチの説明をするものであ
り、(a)は、スタンディングパウチの正面図、(b)
は、X4−X4部の断面図である。(c)は、サイドガセ
ットパウチの斜視図、(d)は、X5−X5部断面図、
(e)は、X6−X6部断面図である。
【図8】パウチに合成樹脂製の注出口が装着された例を
示し、(a)は、スタンディングパウチに装着した例、
(b)は、サイドガセットパウチに装着した例である。
【符号の説明】
P 注ぎ出し口形成パウチ 1 サイドガセットパウチ 2 開口部 3 前面部材 4 後面部材 5 側面部材 6 側面部材 7 折り線 8 側シール部 9 底シール部 10 天シール部 11 切り取り予定線 12 突出シール部 13 (切り取り予定線との)交叉線 14 交点 15 充填辺 16 注ぎ出し口 17 稜線 18 中折れ線 19 注出口端縁 20 積層体 21 基材層 22 バリア層 23 中間層 24 ヒートシール層 25 接着層 50 スタンディングパウチ 51 前面部材 52 後面部材 53 底部材 54 側シール部 55 底シール部 57 合成樹脂製注出口 60 サイドガセットパウチ 61 前面部材 62 後面部材 63 側面部材 64 側面部材 65 側シール部 66 折れ返し部 67 合成樹脂製注出口 68 フランジ 69 接着基部 70 筒部 71 筒部 72 ねじ 73 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 敬隆 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岡田 孝夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA13 BA17 BA18 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA38 BA46 BA54 BA60 BB03 BC08 BC18 EA23 EA30 FA04 FA05 FA06 GA01 GA06 HA06 HB05 HM01 HN05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側シールおよび底シールされたサイドガセ
    ット袋の天部辺縁を通過し、該辺縁に対して傾斜した切
    り取り予定線を予め印刷し、該予定線の内側であって、
    切り取り予定線と側シール部の内側での接点を通過し前
    記切り取り予定線と交叉する交叉線と側シール部とから
    なる部分をシールした突出シール部を形成したことを特
    徴とする注ぎ出し口形成パウチ。
  2. 【請求項2】サイドガセットパウチ上部の側シール部間
    の巾が他の巾よりも狭く設けられ、かつ、前記狭い巾で
    設けられた側シール部の外側部分が前記狭い巾の形状に
    追随した形状に断ち落とされたことを特徴とする請求項
    1に記載の注ぎ出し口形成パウチ。
  3. 【請求項3】前記底シール部が舟型シール形状であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の注ぎ出
    し口形成パウチ。
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JP2017109778A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 フジモリプラケミカル株式会社 ガゼット袋
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JP2020117251A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社タキガワ・コーポレーション・ジャパン ポケット付きサイドガゼット袋

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