JP2001260894A - ベビーカー用防雨カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱が容易でありながら、乳幼児を風雨など
から充分に保護でき、しかも乳幼児に不快感を与える虞
れがなく、保護者が乳幼児の状態を容易に確認できるよ
うにする。 【解決手段】 上面部(２)の前端縁(６)から前面部(３)
を垂下し、上面部(２)の左右の各側縁(７・８)からそれ
ぞれ左・右側面部(４・５)垂下する。左・右側面部(４
・５)の各前端縁(９・10)は、それぞれ前面部(３)に固
定する。上面部(２)の後端縁(11)と左・右側面部(４・
５)の各後端縁(12・13)とでカバー後端縁(14)を構成
し、このカバー後端縁(14)に固定具(15)を付設する。ベ
ビーカー(20)の日除け(21)の上方に上記上面部(２)を配
置し、固定具(15)でカバー後端縁(14)をベビーカー(20)
のフレーム(22)へ着脱可能に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるバギー形
式のベビーカーに用いられ、風雨などから乳幼児を保護
するためのベビーカー用防雨カバーに関し、詳しくは、
着脱が容易でありながら乳幼児を風雨などから充分に保
護でき、しかも乳幼児に不快感を与える虞れがないう
え、保護者が乳幼児の状態を容易に確認できる、ベビー
カー用防雨カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ベビーカーに乗せた乳幼児を風雨
や雪などから保護する防雨カバーとしては、一般に塩化
ビニル樹脂などの透明シートで構成され、上面部と前後
左右の各側面部とを一体に形成したものがある。これを
ベビーカーに装着する場合は、有蓋角筒状に立体化させ
て下方の開口部からベビーカーへ被せ、上面部と後面部
や左右側面部との間に手押しハンドルを挿通し、上面部
をベビーカーの日除けに乗せることにより行われる。こ
れによりベビーカーの周囲が防雨カバーに覆われ、乳幼
児が風雨等から保護される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来のベビーカー
用防雨カバーは、確実に雨の侵入を防ぐために防水性能
の高い素材で形成されており、次のような問題点があ
る。

【０００４】(1) 通気性に乏しいため内部に空気がこも
り易く、乳幼児が息苦しくなる虞れがある。特に、素材
の樹脂臭が内部こもると一層乳幼児の不快感が高まるこ
とになる。

【０００５】(2) 通気性が乏しいことから、乳幼児の吐
息で防雨カバーの内面に水滴が付着して曇り易い。この
ため、乳幼児にとっては外界の景色が見えなくなり、一
方、ベビーカーを操作する保護者にとっては、乳幼児の
状態が把握できなくなる問題がある。また、乳幼児の周
囲を覆うため、防雨カバーにより音声が遮断され易く、
保護者と乳幼児との間の意思の疎通が困難となる問題も
ある。

【０００６】(3)上記防雨カバーの装着に際しては、防
雨カバーを有蓋角筒状に立体化させて所定個所に手押し
ハンドルを挿通しながら、この立体化した防雨カバーを
ベビーカーに被せなければならず、装着作業が容易でな
い。また、防雨カバーを取り外す場合にあっては、手押
しハンドルから抜き取る作業が容易でないうえ、上面部
と前後左右の側面部とが一体になっているので、コンパ
クトに折りたたむことも容易でない。

【０００７】本発明は上記問題点を解消し、着脱が容易
でありながら、乳幼児を風雨などから充分に保護するこ
とができ、しかも乳幼児に不快感を与える虞れがなく、
保護者が乳幼児の状態を容易に確認できる、ベビーカー
用防雨カバーを提供することを技術的課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、例えば本発明の実施形態を示す図１から図５
に基づいて説明すると、ベビーカー用防雨カバーを次の
ように構成したものである。即ち、ベビーカー(20)の日
除け(21)の上方に配置される上面部(２)と、この上面部
(２)の前端縁(６)から垂下した前面部(３)と、上面部
(２)の左右の各側縁(７・８)からそれぞれ垂下した左・
右側面部(４・５)とからなり、上記左・右側面部(４・
５)は、それぞれ前端縁(９・10)を上記前面部(３)に固
定してなり、上記上面部(２)の後端縁(11)と左・右側面
部(４・５)の各後端縁(12・13)とからなるカバー後端縁
(14)に、このカバー後端縁(14)をベビーカー(20)のフレ
ーム(22)へ着脱可能に連結する固定具(15)を付設したこ
とを特徴とする。

【０００９】上記上面部と前面部と左右側面部とからな
る防雨カバーは、立体化させても背面部と底面部を有し
ないことから、ベビーカーの前方乃至上方から上面部を
日除けへ簡単に載せることで装着される。そして、カバ
ー後端縁に付設した固定具でベビーカーのフレームへ連
結することにより確りと固定される。また、上記ベビー
カーに装着された防雨カバーは、固定具での連結を解除
して前方乃至上方へ移動させることにより取り外され
る。この取り外された防雨カバーは背面部と底面部とを
有しないため、簡単に折り畳むことができ、コンパクト
に収納される。

【００１０】上記ベビーカーに装着された防雨カバー
は、背面が開放されていることから内部が充分に換気さ
れ、カバー内面への水滴の付着が抑制される。また、開
放されている背面側を通じて乳幼児と保護者の間で音声
が充分に伝わり、防雨カバーにより遮断される虞れが無
い。しかも、防雨カバーの背面側が開放されているもの
の、ベビーカーの背面には背凭れ部があるうえ、通常、
ベビーカーを操作する保護者が位置するため、この背面
から雨が侵入する虞れは少なく、乳幼児は風雨等から充
分に保護される。

【００１１】上記固定具はカバー後端縁をベビーカーの
フレームへ着脱可能に連結できるものであればよく、特
定の構造に限定されない。例えば、その両端に上記カバ
ー後端縁へ固定する係止部が形成された固定ベルトから
なり、少なくとも一方の係止部が上記カバー後端縁に対
して着脱可能に構成された固定ベルトで構成することが
できる。この場合、カバー後端縁に一端を固定した固定
ベルトをベビーカーのフレームの外側へ回したのち、こ
の固定ベルトの他端をカバー後端縁に固定することで防
雨カバーがベビーカーに連結される。

【００１２】雨風が強い場合には、開放されている背面
側から雨が侵入して乳幼児が濡れる虞れがある。この場
合には、ベビーカーの背面を覆う背面部を設けて、この
背面部を上記カバー後端縁へ着脱可能に固定し、この背
面部の上端縁と上記上面部の後端縁との間に開口部を形
成するのが好ましい。上記背面部は、前記固定具ととも
にカバー後端縁に固定してもよいが、この固定具の少な
くとも一部に代えて、上記背面部を上記カバー後端縁へ
固定することにより、上記カバー後端縁をベビーカーの
フレームへ着脱可能に連結するように構成してもよい。

【００１３】上記防雨カバーを構成する材料は防水性素
材であればよく、特に材質には限定されないが、少なく
とも上記前面部と左・右側面部とを透明材料で構成する
と、乳幼児が外部を眺めることができ、また、保護者が
内部を確認できるので、より好ましい。

【００１４】なお、上記ベビーカーは、一人用に限定さ
れず、乳幼児を左右に並べて乗せる二人用や三人用など
のベビーカーにも用いることができ、この場合は、上面
部の後端縁の中間部に、ベビーカーのフレームへ連結す
る固定具を付設すると、防雨カバーをベビーカーへ確り
と連結できるので、より好ましい。

【００１５】

【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図１から図５は本発明の実施形態を示し、
図１は二人用ベビーカーに装着した状態の防雨カバーの
一部破断斜視図、図２は防雨カバーの展開図、図３は固
定具である固定ベルトの平面図、図４は防雨カバーに背
面部を固定する場合の斜視図、図５は防雨カバーの折畳
み方を説明する平面図である。

【００１６】図１に示すように、このベビーカー用防雨
カバー(１)は、塩化ビニル樹脂製の透明シートで形成さ
れたそれぞれ略矩形の上面部(２)と前面部(３)と左・右
側面部(４・５)とからなる。上記前面部(３)は上面部
(２)の前端縁(６)から一連に垂下され、左・右側面部
(４・５)はそれぞれ上面部(２)の左右の各側縁(７・８)
から一連に垂下されており、この左・右側面部(４・５)
の各前端縁(９・10)が上記前面部(３)に固定されて、全
体として背面と底面とが開放された立体形状に形成され
ている。

【００１７】上記上面部(２)の後端縁(11)と左・右側面
部(４・５)の各後端縁(12・13)とからなるカバー後端縁
(14)には、上面部(２)の後端縁(11)の中間部と、上面部
(２)と左・右側面部(４・５)との接続部の後端縁と、左
・右側面部(４・５)の後端縁(12・13)の下部とにそれぞ
れ固定具である固定ベルト(15)を付設してある。

【００１８】図２に示すように、上記防雨カバー(１)は
１枚の塩化ビニル樹脂製シート(16)から形成される。即
ち、図２において、上記シート(16)は前面部(３)の上辺
に上面部(２)が連設され、前面部(３)の左右にそれぞれ
左・右側面部(４・５)が連設されている。上記上面部
(２)の左右側縁(７・８)と左右側面部(４・５)の上辺に
はそれぞれ縫代(17)が形成されており、この縫代(17)を
縫製することにより上面部(２)と左・右側面部(４・５)
とが互いに固定される。なお、この実施形態では縫製や
連設により各面部を互いに固定したが、溶着や他の固定
手段で互いに固定してもよい。上記縫製による固定の前
または後に、上面部(２)上辺と左・右側面部(４・５)外
側辺の端縁が折り返され、この部分に上記固定ベルト(1
5)の端部を固定する係合部(18)が設けられている。な
お、この係合部(18)は本実施形態ではスナップボタンが
用いられるが、他の係合具であってもよい。

【００１９】一方、上記固定ベルト(15)は、図３に示す
ように、塩化ビニル樹脂の帯状体からなり、両端にそれ
ぞれ係止部(19・19)が形成されている。なお、上記固定
ベルト(15)のうち、上記カバー後端縁(14)の下部に付設
したものは、防雨カバー(１)の外面側に固定される係止
部(19)が着脱不能に構成されており、内面側に固定され
る係止部(19)が着脱可能に構成されている。その他の固
定ベルト(15)は、両端の各係止部(19・19)がそれぞれカ
バー後端縁(14)へ着脱可能に固定される。

【００２０】上記防雨カバー(１)をベビーカー(20)へ装
着する場合は、防雨カバー(１)を立体化させたのち、ベ
ビーカー(20)の前方乃至上方から操作して上面部(２)を
ベビーカー(20)の日除け(21)に載せる。次いで一方の端
部が上記カバー後端縁(14)に固定された各固定ベルト(1
5)をベビーカー(20)のフレーム(22)の周囲に回し、この
固定ベルト(15)の他方の端部の係止部(19)をカバー後端
縁(14)に設けた係合部(18)に係合させる。これにより、
カバー後端縁(14)がベビーカー(20)のフレーム(22)に確
りと連結され、防雨カバー(１)の装着が完了する。ベビ
ーカー(20)に乗った乳幼児は、上方と前方と左・右両側
方とがそれぞれ防雨カバー(１)で覆われ、背面は背凭れ
部(23)と保護者により雨風などから保護される。

【００２１】風雨が強い場合、上記背面を開放した防雨
カバー(１)では背面からの雨の侵入を充分に防止できな
い場合がある。この場合は、図４に示すように、背面部
(24)を防雨カバー(１)の上記カバー後端縁(14)に装着す
る。即ち、この図４では、図面を簡略にするためベビー
カーの図示を省略しているが、前記図１と同様に上面部
(２)をベビーカーの日除けに載せる。次いでカバー後端
縁(14)の下部の固定ベルト(15)を除く他の固定ベルトを
取り外し、カバー後端縁(14)の各係合部(18)に背面部(2
4)の各係止部(19)をそれぞれ固定する。

【００２２】上記背面部(24)は、上端縁(25)の左右両端
と中間部にそれぞれＶ字形の開口部(26)が形成してあ
り、この開口部(26)からベビーカーの手押しハンドル(2
7)を突出させて、開口部(26)両横の係止部(19)をカバー
後端縁(14)の係合部(18)に固定する。この装着状態では
背面部(24)と上面部(２)の間に上記開口部(26)が形成さ
れるので、防雨カバー(１)内が充分に換気され、また乳
幼児と保護者の間で音声が遮断されることがなく、意思
の疎通を充分に図ることができる。

【００２３】上記防雨カバー(１)が不要となった場合
は、背面部(24)や固定ベルト(15)の係止部(19)をカバー
後端縁(14)から外してベビーカー(20)のフレーム(22)と
の連結を解除し、防雨カバー(１)をベビーカー(20)の上
方乃至前方へ移動させて取り外す。この取り外された防
雨カバー(１)は、背面と底面が開放されているため、図
５に示すように、上面部(２)を前面部(３)に重ねること
で簡単に平面化する。そしてこの状態から、前面部(３)
の左右側縁上の仮想線(28・28)に沿って山折りした後、
上面部(２)の後端縁(11)上の仮想線(29)に沿って山折り
することにより、上面部(２)と前面部(３)の上半部との
間がポケットとなる状態に折り畳まれる。このポケット
状部分には、前記取り外された固定ベルト(15)や背面部
(24)を折り畳んで収容することができる。また、このポ
ケット状部分の開口部分には上面部(２)の後端縁(11)が
位置していることから、この後端縁(11)に設けた前記係
合部(18)へ固定ベルト(15)の係止部(19)を固定すること
により、この固定ベルト(15)をベビーカー(20)の手押し
ハンドル(27)へ掛ける等、簡単に持ち運ぶことができ
る。

【００２４】なお、上記実施形態では２人用のベビーカ
ーに用いる場合について説明したが、本発明のベビーカ
ー用防雨カバーは３人用や１人用のベビーカーにも適用
できることは言うまでもない。また、上記実施形態の防
雨カバーは、塩化ビニル樹脂製シートで形成したが、防
水性があれば他の素材を使用することができる。さらに
シートの透明性も、乳幼児の視覚を妨げず、保護者から
も乳幼児を充分に確認できるものであれば、例えば前面
部や側面部の裾部分、上面部や背面部等に模様などを付
したものであってもよい。

【００２５】

【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。

【００２６】(１) 立体化させても背面部と底面部を有
しないことから、ベビーカーの前方乃至上方から上面部
を日除けへ載せ、固定具でベビーカーのフレームへ連結
するだけで簡単にベビーカーへ装着し固定することがで
きるうえ、固定具による連結を解除するだけで簡単に取
り外すことができ、ベビーカーへの着脱操作を極めて容
易に行うことができる。しかも収納時は簡単に折り畳ん
でコンパクトにすることができ、持ち運びなども容易に
行うことができる。

【００２７】(２) ベビーカーに装着された防雨カバー
は、乳幼児の上面と前面と左右両側面を覆っており、一
方、開放されている背面は背凭れ部があるうえ、通常、
ベビーカーを操作する保護者が位置するため、この背面
から雨が侵入する虞れは少なく、乳幼児を風雨から充分
に保護することができる。

【００２８】(３) 防雨カバーは背面側が開放されてお
り、内部が充分に換気されるので、乳幼児が息苦しさを
感じる虞れがないうえ、乳幼児の吐息でカバー内面に水
滴が付着して曇ることが抑制されるので、乳幼児が外界
の景色を充分に眺めることができ、乳幼児に不快感を与
える虞れがない。

【００２９】(４) 防雨カバーが乳幼児の吐息で曇る虞
れがなく、ベビーカーを操作する保護者が乳幼児の状態
を容易に確認することができる。しかも、背面側を通じ
て乳幼児と保護者の間で音声が充分に伝わることから、
意思の疎通も容易に図ることができる。

【００３０】(５) 上記固定具が、その両端に上記左・
右側面部の後端縁へ固定する係止部が形成された固定ベ
ルトからなり、少なくとも一方の係止部が上記左・右側
面部の後端縁に対して着脱可能に構成されている場合、
固定ベルトに適切な長さの余裕を設けることにより、こ
れをベビーカーのフレームの外側へ回して固定するだけ
で防雨カバーをベビーカーに確りと且つ簡単に連結する
ことができ、風が吹き込んでも防雨カバーが吹き飛ばさ
れる虞れがない。

【００３１】(６) ベビーカーの背面を覆う背面部を設
けて、この背面部を上記カバー後端縁へ着脱可能に固定
し、この背面部の上端縁と上記上面部の後端縁との間に
開口部を形成した場合には、風雨が強くなった場合でも
背面からの風雨が上記背面部で確実に遮蔽され、乳幼児
が雨に濡れる虞れがなく、しかも、上記開口部を介して
防雨カバー内を充分に換気できるうえ、保護者と乳幼児
との間で意志の疎通を容易に図ることができる。

【００３２】(７) 前記固定具の少なくとも一部に代え
て、上記背面部を上記カバー後端縁へ固定することによ
り、上記カバー後端縁をベビーカーのフレームへ着脱可
能に連結した場合、固定具と背面部との一方をカバー後
端縁へ選択的に固定することができ、この場合にはカバ
ー後端縁に固定具や背面部を固定するための係合部を共
用できるので安価に実施することができる。

【００３３】(８) 少なくとも上記前面部と左・右側面
部を透明材料で構成した場合には、乳幼児が外部を眺め
ることができ、また、保護者が内部を確認できるので、
より好ましい。

【００３４】(９) 複数の乳幼児を左右に並べて乗せる
複数人用ベビーカーに用いる場合、上面部の後端縁の中
間部に上記固定具を付設すると、幅の広い複数人用ベビ
ーカーであっても防雨カバーの上面部をベビーカーへ確
りと固定できるので、より好ましい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す、二人用ベビーカーに
装着した状態の防雨カバーの一部破断斜視図である。

【図２】防雨カバーの展開図である。

【図３】固定具である固定ベルトの平面図である。

【図４】防雨カバーに背面部を固定する場合の斜視図で
ある。

【図５】防雨カバーの折畳み方を説明する平面図であ
る。

【符号の説明】

１…ベビーカー用防雨カバー、２…上面部、３…前面
部、４…左側面部、５…右側面部、６…上面部の前端
縁、７…上面部の左側縁、８…上面部の右側縁、９…左
側面部の前端縁、10…右側面部の前端縁、11…上面部の
後端縁、12…左側面部の後端縁13…右側面部の後端縁、
14…カバー後端縁、15…固定ベルト(固定具)、19…固定
ベルトの係止部、20…ベビーカー、21…日除け、22…ベ
ビーカーのフレーム、24…背面部、25…背面部の上端
縁、26…開口部。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベビーカー(20)の日除け(21)の上方に配
   置される上面部(２)と、この上面部(２)の前端縁(６)か
   ら垂下した前面部(３)と、上面部(２)の左右の各側縁
   (７・８)からそれぞれ垂下した左・右側面部(４・５)と
   からなり、 上記左・右側面部(４・５)は、それぞれ前端縁(９・10)
   を上記前面部(３)に固定してなり、 上記上面部(２)の後端縁(11)と左・右側面部(４・５)の
   各後端縁(12・13)とからなるカバー後端縁(14)に、この
   カバー後端縁(14)をベビーカー(20)のフレーム(22)へ着
   脱可能に連結する固定具(15)を付設したことを特徴とす
   る、ベビーカー用防雨カバー。
2. 【請求項２】 上記固定具(15)が、その両端に上記カバ
   ー後端縁(14)へ固定する係止部(19)が形成された固定ベ
   ルトからなり、少なくとも一方の係止部(19)が上記カバ
   ー後端縁(14)に対して着脱可能に構成された、請求項１
   に記載のベビーカー用防雨カバー。
3. 【請求項３】 ベビーカー(20)の背面を覆う背面部(24)
   を設けて、この背面部(24)を上記カバー後端縁(14)へ着
   脱可能に固定し、この背面部(24)の上端縁(25)と上記上
   面部(２)の後端縁(11)との間に開口部(26)を形成した、
   請求項１または請求項２に記載のベビーカー用防雨カバ
   ー。
4. 【請求項４】 前記固定具(15)の少なくとも一部に代え
   て、上記背面部(24)を上記カバー後端縁(14)へ固定する
   ことにより、上記カバー後端縁(14)をベビーカー(20)の
   フレーム(22)へ着脱可能に連結した、請求項３に記載の
   ベビーカー用防雨カバー。
5. 【請求項５】 少なくとも上記前面部と左・右側面部
   (４・５)とがそれぞれ透明材料で構成された、請求項１
   から請求項４のいずれか１項に記載のベビーカー用防雨
   カバー。
6. 【請求項６】 複数の乳幼児を左右に並べて乗せる複数
   人用ベビーカー(20)に用いられ、上面部(２)の後端縁(1
   1)の中間部に上記固定具(15)を付設した、請求項１から
   請求項５のいずれか１項に記載のベビーカー用防雨カバ
   ー。