JP2001260485A - 画像記録装置、記憶媒体及びプリンタドライバ並びに用紙種別判別装置 - Google Patents

画像記録装置、記憶媒体及びプリンタドライバ並びに用紙種別判別装置

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JP2001260485A
JP2001260485A JP2000073338A JP2000073338A JP2001260485A JP 2001260485 A JP2001260485 A JP 2001260485A JP 2000073338 A JP2000073338 A JP 2000073338A JP 2000073338 A JP2000073338 A JP 2000073338A JP 2001260485 A JP2001260485 A JP 2001260485A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 両面印刷時に記録速度、画質の低下すること
なく両面印刷可能な画像記録装置を提供する。 【解決手段】 先ず、両面印刷モードが指定されている
か否かを判別し、両面印刷モードが指定されているとき
には、次に専用紙に印刷する専用紙モードが指定されて
いるか否かを判別する。ここで、専用紙モードが指定さ
れているときには、給紙カセットから用紙を給紙する。
このとき、用紙は専用紙面である表面が先に印刷される
状態で給紙されるので、そのまま、専用紙モードで用紙
の専用紙面である表面(一面)に印刷を行う。次に、普
通紙面(裏面)に印刷される状態にして再給紙し、普通
紙モードで用紙の普通紙面である裏面(他面)に印刷を
行い、他面の印刷終了後排紙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は画像記録装置、記憶媒
体及びプリンタドライバ並びに用紙種別判別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 プリンタ、複写装置、ファクシミリ、
プロッタ等の画像記録装置(或いは画像形成装置ともい
う。)として用いられるインクジェット記録装置におい
ては、ヘッドから吐出させたインク滴を用紙に着弾させ
て画像を記録するものであり、インクの乾燥は空気中へ
の蒸発と用紙への浸透によって行われるため、用紙の印
刷面の特性によって画像品質が影響を受ける。
【0003】そのため、従来のインクジェット記録装置
においては、インクの浸透性を高めたコート層を形成し
たコート紙、光沢紙などの専用紙に印刷する専用紙モー
ドと、このようなコート層などを形成していない通常の
普通紙に印刷する普通紙モードとを選択できるようにし
ている。
【0004】ここで、専用紙モードと普通紙モードとの
違いは、インクジェット記録装置によって異なるが、専
用紙は普通紙に比べてインクの浸透性が高いことから、
概ね、専用紙モードの方が普通紙モードに比べて、ヘッ
ド走査速度を速く、パス回数を多く、一度に使用するノ
ズル数を少なく、インク滴体積を少なくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のイン
クジェット記録装置においては片面印刷であったため、
専用紙に専用紙モードで印刷することで高画質画像を得
ることができた。しかしながら、両面印刷可能なインク
ジェット記録装置が提案されており、この場合、片面の
みにコート層を設けたコート紙などの専用紙の両面に専
用紙モードで印刷すると、画質や印刷速度(記録速度)
が低下することがある。
【0006】すなわち、専用紙は一般に普通紙の片面に
コート層を形成したものが多いため、両面印刷では、表
面のコート面には専用紙モードで印刷するとともに、裏
面の普通紙面にも専用紙モードで印刷することになる。
このように、専用紙の裏面の普通紙面に専用紙モードで
印刷すると、上述したように専用紙モードではパス回数
が多かったり、使用するノズル数が少ないために、特に
速度優先の設定では印刷速度が低下することになる。ま
た、専用紙モードでは画像ににじみ対策を講じていない
ので、普通紙面に専用紙モードで印刷するとにじみが発
生して画質が低下する。
【0007】さらに、専用紙モードではインク滴体積を
小さくしているので、普通紙面に専用紙モードで印刷す
ると、画像濃度が低下して画質が低下する。さらにま
た、UCRレベルが専用紙モードと普通紙モードで異な
る場合には、画像の裏写りや裏抜けが発生して画質が低
下する。また、専用紙モードと普通紙モードでは色調が
異なるために色調ズレが発生した画質が低下する。
【0008】そこで、専用紙であっても両面印刷を行う
ときには普通紙モードで印刷することも考えられるが、
専用紙に普通紙モードで印刷すると、普通紙モードはヘ
ッド走査速度を低くしているため、特に画質優先に設定
しているときには著しく印刷速度が遅くなる。また、普
通紙面に専用紙モードで印刷する場合と同様、専用紙モ
ードと普通紙モードでは色調が異なるために色調ズレが
発生した画質が低下する。
【0009】本発明は上記に点に鑑みてなされたもので
あり、記録速度及び画像品質を低下することなく両面印
刷可能な画像記録装置、この画像装置を駆動制御するた
めの記憶媒体及びプリンタドライバ並びに用紙各面の種
別を判別可能な用紙種別判別装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る画像記録装置は、両面印刷可能な画像
記録装置において、用紙の各面を異なる印刷モードで両
面印刷可能な構成としたものである。
【0011】ここで、用紙の各面のいずれか一方を専用
紙に印刷する専用紙モードで、他方を専用紙モード以外
のモードで印刷可能なことが好ましい。
【0012】本発明に係る画像記録装置は、専用紙に印
刷する専用紙モードで両面印刷が指定されているとき、
用紙の各面のいずれか一方を専用紙モードで、他方を予
め定めた専用紙モード以外のモードで印刷する手段を備
えている構成としたものである。
【0013】本発明に係る画像記録装置は、専用紙に印
刷する専用紙モードで両面印刷が指定されているとき、
用紙の各面のいずれか一方を専用紙モードで、他方を指
定された専用紙モード以外のモードで印刷する手段を備
えている構成としたものである。ここで、専用紙モード
以外のモードを指定する手段を備えていることが好まし
い。
【0014】また、これらの画像記録装置においては、
用紙の他方の面を専用紙モード及び専用紙モード以外の
モードのいずれで印刷するかを選択する手段を備えてい
ることが好ましい。さらに、専用紙モード以外のモード
としては普通紙に印刷する普通紙モードとすることがで
きる。
【0015】本発明に係る画像記録装置は、用紙の各面
の種別を判別し、この判別結果に応じた印刷モードで印
刷する手段を備えている構成としたものである。
【0016】ここで、給紙された用紙一枚毎に用紙の各
面の種別を判別することが好ましい。また、用紙の濃度
の検知結果に基づいて用紙の各面の種別を判別すること
ができる。この場合、黒反射板と、白反射板と、光を射
出する発光手段と、反射光を受光する受光手段とを有す
る2つの検知手段を用紙の搬送路を挟んで配置したもの
を用いることができる。さらに、用紙の色の検知結果に
基づいて用紙の各面の種別を検出することができる。さ
らに、予め用紙面の種別に応じた濃度又は色に関する情
報を記憶した手段を備えていることが好ましい。
【0017】本発明に係る画像記録装置は、専用紙モー
ドで両面印刷が指定されているとき、用紙の表裏面を判
別し、この判別結果に基づいて用紙表面を専用紙モード
で、用紙裏面を普通紙に印刷する普通紙モードで印刷す
る手段を備えている構成としたものである。
【0018】ここで、給紙された用紙一枚毎に用紙の表
裏面を判別することが好ましい。また、用紙の濃度の検
知結果に基づいて用紙の表裏面を判別することができ
る。この場合、黒反射板と、白反射板と、光を射出する
発光手段と、反射光を受光する受光手段とを有する2つ
の検知手段を前記用紙の搬送路を挟んで配置したものを
用いることができる。さらに、用紙の色の検知結果に基
づいて用紙の表裏面を判別することができる。
【0019】本発明に係る画像記録装置は、用紙の各面
の種別を判別する手段を備えた構成としたものである。
【0020】ここで、判別する手段は用紙の濃度の検知
結果に基づいて用紙の各面の種別を判別するものとする
ことができる。この場合、用紙の搬送路を挟んで配置さ
れた、黒反射板と、白反射板と、光を射出する発光手段
と、反射光を受光する受光手段とを有する2つの検知手
段の各検知結果に基づいて判別することができる。
【0021】上記本発明に係る各画像記録装置としてイ
ンク滴を吐出するインクジェットヘッドを搭載している
インクジェット記録装置とすることができる。
【0022】本発明に係るプリンタドライバは、両面印
刷可能な画像記録装置を駆動制御するためのプリンタド
ライバであって、用紙の各面の印刷モードを指定する手
段を有する構成としたものである。
【0023】ここで、専用紙モードで両面印刷を指定す
るときに、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モード
で、他方を専用紙モード以外のモードで印刷すること指
定する手段を有することが好ましい。この場合、用紙の
他方の面を普通紙に印刷する普通紙モードで印刷するこ
とを指定することが好ましい。
【0024】本発明に係るコンピュータが読み取り可能
な記憶媒体は、専用紙に印刷する専用紙モードを指定す
るステップと、両面印刷を指定するステップと、専用紙
モードで両面印刷を指定するときに用紙の他方の面を専
用紙モードで印刷するか専用紙モード以外のモードで印
刷するかを指定するステップとを実行するプログラムを
格納した構成としたものである。
【0025】ここで、専用紙モード以外のモードを指定
するときに普通紙に印刷する普通紙モードを指定するこ
とができる。
【0026】本発明に係る用紙種別判別装置は、用紙の
各面の種別を判別する装置であって、黒反射板と、白反
射板と、光を射出する発光手段と、反射光を受光する受
光手段とを有する2つの濃度検知手段を用紙の搬送路を
挟んで配置した構成としたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像記録
装置であるインクジェット記録装置の一例を示す斜視
図、図2は同記録装置を機構部の側面説明図、図3は用
紙種別判別装置の濃度センサ及びその作用説明に供する
模式的説明図、図4は同判別装置の作用説明に供する模
式的説明図である。
【0028】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本
体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能
な給紙手段である給紙カセット(或いは給紙トレイでも
よい。)4を抜き差し自在に装着することができ、ま
た、前面側には手差しトレイ5を開倒自在に装着し、給
紙カセット4から給送される用紙又は手差しトレイ5に
セットされる用紙3を取り込み、印字機構部2によって
所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレ
イ29に排紙する。なお、前面には操作パネル8を配設
している。
【0029】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架した主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とで
キャリッジ13を主走査方向(図2で紙面垂直方向)に
摺動自在に保持し、このキャリッジ13の下面側にはイ
エロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラッ
ク(Bk)の各色のインク滴を吐出するノズルを有する
インクジェットヘッドからなる記録ヘッド14をインク
滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上
側には記録ヘッド14に各色のインクを供給するための
各インクタンク(インクカートリッジ)15を交換可能
に装着している。
【0030】そして、キャリッジ13は、図1に示すよ
うに、主走査モータ17によって回転される駆動プーリ
(ドライブプーリ)18と従動プーリ(アイドラプー
リ)19との間に張装したタイミングベルト20に連結
し、主走査モータ17を駆動制御することでキャリッジ
13を主走査方向に移動させるようにしている。
【0031】また、記録ヘッド14としては、各色のイ
ンク滴を吐出する複数個のヘッドを主走査方向に並べて
配置したものでも、或いは、各色のインク滴を吐出する
ノズルを有する1個のヘッドを用いたものでもよい。ま
た、また、記録ヘッド14としては、圧電素子などの電
気機械変換素子で振動板を変位させて液室内容積を変化
させることでインクを加圧してインク滴を吐出させるも
の、液室内に配設した発熱抵抗体による膜沸騰でバブル
を発生させて液室内インクを加圧してインク滴を吐出さ
せるもの、液室壁面を形成する振動板とこれに対向する
電極を用いて、両者間の静電力で振動板を変位させてイ
ンク滴を吐出させるものなどを用いることができる。
【0032】一方、記録ヘッド14による印写位置(印
刷位置と同義)に対して用紙3を副走査方向に搬送する
ため、搬送ローラ21と搬送従動ローラ22との間に用
紙3を静電吸着して搬送する搬送ベルト23を張装して
配設している。そして、図1に示すように、副走査モー
タ24を配設し、この副走査モータ24に回転を図示し
ないギヤ列を介して搬送ローラ21に伝達することで、
搬送ローラ21を副走査方向に回転させる。
【0033】なお、搬送ローラ21としては、両面印写
時の用紙密着性を確保し、曲率分離をしない直径のも
の、例えば30φ以上のものが好ましく、また、搬送ベ
ルト23としては体積抵抗が109Ωcm〜1012Ωc
mの中抵抗体を用いることが好ましい。
【0034】そして、搬送ベルト23を挟んで記録ヘッ
ド14と対向する位置に印写受け部材26を設けてい
る。また、搬送ローラ21には搬送ベルト23を介して
用紙3の送り角を規定する先端コロ27を押し付けて配
設している。
【0035】一方、給紙カセット4から用紙3を搬送ベ
ルト23上に給紙するため、用紙3を1枚ずつ分離して
給送する給紙コロ31及びフリクションパッド32と、
給送される用紙3を搬送ローラ21に当接させて配設し
た中間コロ33まで案内するガイド部材34を設けてい
る。
【0036】また、手差しトレイ5から用紙3を搬送ベ
ルト23に給紙するため、手差しトレイ5の用紙3をピ
ックアップするピックアップコロ35と、用紙3を給送
するフィードコロ36と、フィードコロ37と、用紙3
を中間コロ33まで案内するガイド部材38とを設けて
いる。
【0037】そして、印写が終了した用紙3を排紙トレ
イ6に排出するため、用紙3を案内するガイド部材41
と、用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ42
と、排紙従動コロ43とを設けている。
【0038】さらに、印写が終了した用紙3を一旦装置
本体1外に排出した後再度搬送ベルト23に給紙して両
面印写を行うために、記録ヘッド4による印写位置を通
過した用紙3を排紙トレイ6と給紙カセット4との間に
向かって斜め下方に案内するガイド部材45を設け、こ
のガイド部材45と排紙側のガイド部材41との入口付
近には、用紙3の排出経路を分岐するための第1分岐爪
46を揺動可能に設けている。
【0039】また、ガイド部材45の終端部付近には、
用紙3を装置本体1外の給紙カセット4の上面(これ
を、再給紙のために用紙が待機する位置、すなわち、両
面印写用紙待機位置とする。)に向けて排出すると共
に、用紙3を再度装置本体1内に送り込むためのスイッ
チバックローラ47及びスイッチバック従動コロ48を
設けている。このスイッチバックローラ47は片面への
印写が終了した用紙3を排出方向に搬送するときには正
転され、用紙3を再給紙するときには逆転されるととも
に、用紙3の排出時に用紙3の排出方向後端部を挟持す
るために所定のタイミングで停止される。
【0040】さらに、スイッチバックローラ47及びス
イッチバック従動コロ48の用紙排出方向上流側には、
用紙3の搬送経路を装置本体1外への排出経路と再度用
紙3を装置本体1内に再給紙する経路とに切り替える第
2分岐爪49を揺動自在に配設し、スイッチバックロー
ラ47の逆方向回転で装置本体1内に送り込まれる用紙
3を搬送ベルト23に給送するために、用紙3を案内す
るガイド部材51と、用紙3を搬送する両面中継ローラ
52及び両面中継ローラ従動コロ53と、搬送ローラ2
1に従動して用紙3を中間コロ33まで送り込む搬送ロ
ーラ従動コロ54とを設けている。
【0041】さらに、給紙ローラ31から搬送ローラ2
1に至る用紙搬送路の途中には、給紙された用紙3の濃
度を検知するための本発明に係る用紙種別判別装置或い
は本発明に係る画像記録装置における検知手段となる用
紙種別センサ60を配置している。
【0042】この用紙種別センサ60は、図3及び図4
にも示すように、濃度検知手段である濃度センサ61、
62とを有している。これらの濃度センサ61、62
は、保持部材64の用紙搬送路側に、搬送される用紙に
対して光を射出する発光素子65と、黒色をした黒反射
板66と、用紙からの反射光を受光する受光素子67
と、白色をした白反射板68と、用紙に対して光を射出
する発光素子65とを順次直列的に配設したものであ
る。
【0043】これらの濃度センサ61、62は、図5に
示すように、用紙搬送方向と直交する方向の用紙の略中
央部に対応する位置に配置し、かつ、図示しないソレノ
イドなどの駆動源によって用紙搬送路に対して進退可能
に配設している。また、濃度センサ61は両面印刷で先
に印刷される側或いは片面印刷で印刷される側の面を検
知し、濃度センサ62は両面印刷で後に印刷される側或
いは片面印刷で印刷されない側の面を検知する側に配置
している。なお、用紙種別センサ60としては、濃度セ
ンサに代えて、用紙面の色を検知する色センサを用いる
こともできる。
【0044】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図6を参照して説明する。この制御部
は、用紙の各面の種別を判別する手段、所要の印刷モー
ドでの印刷を制御する手段などを兼ねたマイクロコンピ
ュータ(以下、「CPU」と称する。)70と、必要な
固定情報を格納したROM71と、ワーキングメモリ等
として使用するRAM72と、画像情報を処理したデー
タを格納する画像メモ73と、パラレル入出力(PI
O)ポート74と、入力バッファ75と、ゲートアレー
(GA)或いはパラレル入出力(PIO)ポート76
と、ヘッド駆動回路77及びドライバ78、79、80
等を備えている。
【0045】ここで、ホスト100のプリンタドライバ
101からはケーブル又はネットワークを介して、印刷
(記録、印写も同義で用いる)する画像情報、各面の印
刷モードが専用紙モードか普通紙モードかを指定する情
報、両面印刷を指定する情報などがPIOポート74に
転送され、また、PIOポート74を介して所要の情報
をホスト100側に送出する。また、図1に示す操作パ
ネル8からの印刷モードを指定する(例えばデフォルト
値は普通紙モードで、専用紙モードに指定するときのみ
選択指定する)情報などの各種指定或いは選択情報、前
述した濃度センサ61及び濃度センサ62からの各検知
信号、キャリッジ13のホームポジション(基準位置)
を検知するホームポジションセンサ等の各種センサから
の信号等の入力及び操作パネル8側に対する表示情報等
の情報の送出もPIOポート74を通じて行う。
【0046】また、ヘッド駆動回路77は、PIOポー
ト76を介して与えられる各種データ及び信号に基づい
て、記録ヘッド(インクジェットヘッド)14の各ノズ
ルに対応するアクチュエータ手段(圧電素子等の電気機
械変換素子、或いは発熱抵抗体等の電気熱変換素子、若
しくは振動板又は対向電極など)に対して画像情報に応
じた駆動波形を印加する。なお、駆動波形としては、矩
形パルス、三角波形、その他sin(サイン)波形等の
形状を用いることができる。
【0047】さらに、ドライバ78は、PIOポート7
6を介して与えられる駆動データに応じて主走査モータ
17を駆動制御してキャリッジ13を主走査方向に走査
させ、副走査モータ25を駆動制御して搬送ローラ21
を用紙搬送方向(副走査方向)に回転させる。また、ド
ライバ79は、スイッチバックローラ47を回転させる
モータ81、第1分岐爪46を揺動させるソレノイド8
2及び第2分岐爪49を揺動させるソレノイド83を各
々駆動制御する。さらに、ドライバ80は、濃度センサ
61を用紙搬送路に対して進退させるソレノイド84及
び濃度センサ61を用紙搬送路に対して進退させるソレ
ノイド85をそれぞれ駆動制御する。
【0048】次に、このインクジェット記録装置の両面
印刷(両面印写)動作について図7をも参照して説明す
る。図7を参照して、両面印刷が指示されたときには、
第1分岐爪46を両面印刷側に切り替え、第2分岐爪4
9を排出側に切り替え、スイッチバックローラ47を正
転(用紙を装置外に排出する方向に回転)させる。ま
た、給紙コロ31を回転駆動して給紙カセット4から用
紙3を給送させることで、用紙3は搬送ローラ21の搬
送ベルト23に送り込まれ、搬送ベルト23に静電吸着
されて副走査方向に搬送され、ここで、キャリッジ13
を主走査方向に移動させながら記録ヘッド14のアクチ
ュエータ手段を記録画像に応じて駆動することによっ
て、用紙3の一面に所要の画像を印刷する。
【0049】この記録ヘッド14による印写が終了した
用紙3は、第1分岐爪46が両面印刷側に切り替わって
いるので、ガイド部材45に案内されてスイッチバック
ローラ47及びスイッチバック従動コロ48間に送り込
まれ、これらのスイッチバックローラ47及びスイッチ
バック従動コロ48で搬送されて装置本体1外に排出さ
れる。このとき、スイッチバックローラ47及びスイッ
チバック従動コロ48間に用紙3の後端部が位置したタ
イミングでスイッチバックローラ47を停止し、用紙3
の後端部を挟持した状態にする。
【0050】次いで、第1分岐爪46を排紙側に切替
え、第2分岐爪49を再給紙側に切替えた後、スイッチ
バックローラ47を逆転し、中間ローラ51を駆動する
ことで、スイッチバックローラ47及びスイッチバック
従動コロ48間で端部を挟持していた用紙3をガイド部
材51で案内しながら、中間ローラ51で搬送ベルト2
3に再給紙する。この場合、用紙3を再給紙するときの
紙送り線速は搬送ベルト23の線速と略同速になるよう
に設定している。これによって、用紙3が搬送ベルト2
3に印写面である表面を擦られない状態で搬送ベルト2
3に密着させながら給紙することができる。
【0051】このようにして再給紙された用紙3は搬送
ベルト23で搬送されながら、記録ヘッド14によって
他面に画像が印写され、記録ヘッド14による印写が終
了した用紙3は第1分岐爪46を経て排紙側のガイド部
材41に案内されて、排紙ローラ42及び排紙コロ43
間で搬送されて排紙トレイ6に排紙される。
【0052】このように用紙の一面に印写した後、用紙
の少なくとも一部を一旦装置本体外に排出する開放系と
することによって、記録ヘッド(記録手段)が1個で済
むとともに、装置本体内の構成が簡単になり、また両面
印写のためのインク滴の乾燥時間を稼ぐことができて、
印写品質を向上させることができる。この場合、用紙の
印写面を装置本体外に排出することで、インク滴が付着
した印写面を装置本体外で乾燥させることができ、印写
品質を向上することができる。
【0053】また、両面印写のために用紙をスイッチバ
ック方式で反転して再給紙することで、両面印写を行な
うための構成が簡単になると共に、インク乾燥時間を確
保しつつ、他の処理を行なうことも可能になる。さら
に、両面印写のために用紙をインクジェットヘッドによ
る印写位置よりも下方に排出することによって、インク
滴が付着して重くなっている用紙を安定して両面印写待
機位置に排出することができる。この場合、両面印写待
機位置は用紙をセットする給紙トレイや給紙カセットな
どの給紙手段の上面とすることで、両面印写のために別
途専用のトレイを設ける必要がなくなって、構成が簡単
になる。また、排紙トレイ6に一旦排紙して、排紙ロー
ラ42をスイッチバックローラとして機能させることも
できる。
【0054】次に、このインクジェット記録装置におけ
る用紙の面種別及び表裏面の判別処理の一例について図
8及び図9を参照して説明する。なお、本明細書におい
て、用紙の「表面」及び「裏面」という用語は、表裏面
を区別可能な用紙において表面とされる面、裏面とされ
る面を指すものとして使用する。また、用紙の「一面」
とは両面印刷で先に印刷される面若しくは片面印刷で印
刷される面を、用紙の「他面」とは両面印刷で後に印刷
される面若しくは片面印刷で印刷されない面を指すもの
として使用する。
【0055】図8を参照して、制御部は、ソレノイド8
4、85を駆動制御して図3に示すように濃度センサ6
1が用紙3から離れ、濃度センサ62が用紙3に接触す
る位置に移動させる。そして、濃度センサ61の発光素
子65を発光させ、このときの用紙3の一面からの反射
光を受光する受光素子67からの検知信号を取り込み、
次いで濃度センサ61の発光素子69を発光させ、この
ときの用紙3からの反射光を受光する受光素子67から
の検知信号を取り込む。
【0056】したがって、濃度センサ61からはバック
が黒反射板66であるときの用紙3の一面からの反射光
に応じた検知信号と、バックが白反射板68であるとき
の用紙3の一面からの反射光に応じた検知信号とが得ら
れるので、これらの各検知信号に基づいて用紙3の一面
の濃度を検知できる。ここで、バックが黒反射板66で
あるときの濃度を「バックブラック濃度」、バックが白
反射板68であるときの濃度を「バックホワイト濃度」
といい、また、この濃度センサ61の検知信号に基づい
て得られる濃度を「表濃度」という。
【0057】次に、ソレノイド84、85を駆動制御し
て図4に示すように濃度センサ61が用紙3に接触し、
濃度センサ62が用紙3から離れる位置に移動する。そ
して、濃度センサ62の発光素子65を発光させ、この
ときの用紙3の他面からの反射光を受光する受光素子6
7からの検知信号を取り込み、次いで濃度センサ62の
発光素子69を発光させ、このときの用紙3からの反射
光を受光する受光素子67からの検知信号を取り込む。
【0058】したがって、濃度センサ62からもバック
が黒反射板66であるときの用紙3の一面からの反射光
に応じた検知信号と、バックが白反射板68であるとき
の用紙3の一面からの反射光に応じた検知信号とが得ら
れるので、これらの各検知信号に基づいて用紙3の他面
のバックブラック濃度及びバックホワイト濃度が得られ
る。なお、この濃度センサ62の検知信号に基づいて得
られる濃度を「裏濃度」という。
【0059】ここで、濃度センサ61、62からの検知
信号で得られる各種用紙の各面におけるバックブラック
濃度及びバックホワイト濃度は、例えば図9に示すよう
になる。なお、図中ではバックブラック濃度の領域(濃
度エリア)を実線で、バックホワイト濃度の領域(濃度
エリア)を破線で表わしている。また、両面コート紙及
び普通紙についても表面、裏面という用語を用いている
が、これは区別をするための説明上のものである。
【0060】同図に示す例では片面のみにコート層が形
成された片面コート紙のコート層面を表面とし、コート
層が形成されていない面を裏面とすると、片面コート紙
では表面のバックブラック濃度及びバックホワイト濃度
がいずれも裏面のバックブラック濃度及びバックホワイ
ト濃度より高くなる。これに対して、両面コート紙及び
普通紙ではいずれも両面のバックブラック濃度及びバッ
クホワイト濃度は略同じであるので、両面でバックブラ
ック濃度及びバックホワイト濃度に差があるか否かで片
面コート紙かそうでないかを判別できる。また、両面コ
ート紙ではバックブラック濃度とバックホワイト濃度の
差(これを「(B−W)」で表記する。)が普通紙の
(B−W)より小さいので、この(B−W)を判別する
ことで両面コート紙と普通紙とを判別できる。
【0061】そこで、図8に戻って、制御部は、濃度セ
ンサ61から得られた表濃度と検知センサ62から得ら
れた裏濃度とを比較して、表濃度>裏濃度であれば、当
該用紙3はコート紙で一面がコート層であると判別し、
また、表濃度<裏濃度であれば、当該用紙3はコート紙
で他面がコート層であると判別する。さらに、表濃度=
裏濃度であれば、(B−W)が大きいか否かを判別し、
(B−W)が大きくなければ、当該用紙3はコート紙で
両面がコート層であると特定し、(B−W)が大きけれ
ば、当該用紙3は普通紙であると判別する。
【0062】この場合、片面コート紙のように用紙上コ
ート層のある面を表面と、コート層のない面を裏面とす
る場合には、濃度センサ61から得られた表濃度と濃度
センサ62から得られた裏濃度とを比較することによっ
て、当該コート紙の表面と裏面とを判別することがで
き、コート層のある面にのみ印刷したり、あるいはセッ
トされた用紙の表裏面が逆になっていることをホスト1
00側に転送して表示したりすることもできるようにな
る。
【0063】すなわち、上述した用紙種別センサ60を
用いることによって、給紙された用紙の種別(片面コー
ト紙、両面コート紙、普通紙の別)、用紙の面種別(コ
ートありの面、コートなしの面の別)を検出することが
できるとともに、片面コート紙の表裏面も検出すること
もできる。
【0064】次に、このインクジェット記録装置におけ
る用紙の面種別及び表裏面の判別処理の他の例について
図10及び図11を参照して説明する。なお、図11図
は図9と同様な説明図である。この例では、図11に示
すようにコート紙として2種類のコート紙1とコート紙
2とを判別できるようにしたものである。コート紙1と
コート紙2とでは、コート紙2の方がコート紙1よりも
コート層のある面(表面)の濃度が高く、また、コート
紙1の方がコート紙2よりもバックブラック濃度とバッ
クホワイト濃度の差(B−W)の差が大きいので、いず
れかを比較することによってコート紙のいずれであるか
を判別できる。
【0065】そこで、例えば図10に示すように、表濃
度と裏濃度を比較し、表濃度>裏濃度であれば、コート
紙であると判別できるので、次にバックブラック濃度と
バックホワイト濃度の差(B−W)が大きいか否かを判
別し、(B−W)の差が大きいときにはコート紙1で表
(濃度センサ61で検知している面)がコート層である
と特定し、(B−W)の差が大くないときにはコート紙
2で表がコート層であると判別する。
【0066】また、表濃度<裏濃度であれば、コート紙
であると判別できるので、次にバックブラック濃度とバ
ックホワイト濃度の差(B−W)が大きいか否かを判別
し、(B−W)の差が大きいときにはコート紙1で裏
(濃度センサ62で検知している面)がコート層である
と判別し、(B−W)の差が大くないときにはコート紙
2で裏がコート層であると判別する。
【0067】なお、表濃度=裏濃度のときには図8で説
明したと同様にして両面コート紙か普通紙かを判別す
る。
【0068】次に、このインクジェット記録装置におけ
る用紙の面種別及び表裏面の判別処理の更に他の例につ
いて図12及び上記図11を参照して説明する。ここで
は、図11のような各用紙ごとのバックブラック濃度及
びバックホワイト濃度をROM72に予め格納してお
く。そして、図12に示すように各濃度センサ61、6
2からの検知信号を取り込んで、当該用紙3のバックブ
ラック濃度及びバックホワイト濃度を得て、検知した濃
度と予め格納している濃度データとを比較して、該当す
る濃度を有する用紙種別を判別しし、更に判別した用紙
についてバックブラック濃度及びバックホワイト濃度か
ら表裏面若しくは面種別を判別する。
【0069】したがって、予め各種の用紙についてバッ
クブラック濃度及びバックホワイト濃度を測定して、こ
れを記憶しておくことにより、より多くの種類の用紙に
ついて、用紙種別(片面コート紙、両面コート紙、普通
紙の別など)、用紙の面種別(コートありの面、コート
なしの面、コートの種類の別など)、表裏面を判別する
ことができる。なお、上記各例においては、専用紙とし
てコート紙を判別する場合について説明した、専用紙と
して光沢紙を判別する場合、光沢紙とコート紙を判別す
る場合にも同様に適用することができる。また、濃度セ
ンサ61、62に代えて、色センサを用いた場合でも、
検知した色によって用紙種別(片面コート紙、両面コー
ト紙、普通紙の別など)、用紙の面種別(コートありの
面、コートなしの面、コートの種類の別など)、表裏面
を判別することができる。
【0070】次に、このインクジェット記録装置におけ
る印刷処理の第一例について図13を参照して説明す
る。ここでの処理においては、専用紙モードが指定され
るときには、ユーザーによって片面がコート面或いは光
沢面(これらを「専用紙面」という。)の専用紙が専用
紙面(これを「表面」とする。)が先に印刷され、コー
ト面或いは光沢面でない面(これを「普通紙面」とい
い、「裏面」する。)が後に印刷される状態で給紙カセ
ット4にセットされるものとする。
【0071】同図を参照して、先ず、両面印刷モードが
指定されているか否かを判別し、両面印刷モードが指定
されているときには、次に専用紙に印刷する専用紙モー
ドが指定されているか否かを判別する。ここで、専用紙
モードが指定されているときには、給紙カセット4から
用紙3を給紙する。このとき、用紙3は専用紙面である
表面が先に印刷される状態で給紙されるので、そのま
ま、専用紙モードで用紙3の専用紙面である表面(一
面)に印刷を行う。
【0072】そして、用紙3の表面(一面)への印刷が
終了すれば、次に用紙3を前述した図7で説明したよう
にして、普通紙面(裏面)に印刷される状態にして再給
紙し、普通紙モードで用紙3の普通紙面である裏面(他
面)に印刷を行い、他面の印刷終了後排紙する。
【0073】このようにして、専用紙モードで両面印刷
が指定されたときには、専用紙面には専用紙モードで印
刷し、普通紙面には普通紙モードで印刷するので、紙面
の特性に応じた適切な印刷モードで印刷でき、紙面の特
性と印刷モードの不適合による記録速度の低速化、画像
の滲み、低濃度化、裏写り、裏抜け、色調のズレなどの
画像品質の低下を招くことなく記録を行うことができ
る。
【0074】次に、このインクジェット記録装置におけ
る印刷処理の第二例について図14を参照して説明す
る。ここでの処理においては、専用紙モードが指定され
るときには、ユーザーによって用紙は専用紙面を一面に
して給紙カセット4にセットされ、且つ、用紙の他面を
専用紙モードで印刷するか普通紙モードで印刷するかが
操作パネル8或いはホスト100のプリンタドライバ1
01を用いて選択指定されるものとする。
【0075】同図を参照して、先ず、両面印刷モードが
指定されているか否かを判別し、両面印刷モードが指定
されているときには、次に専用紙に印刷する専用紙モー
ドが指定されているか否かを判別する。ここで、専用紙
モードが指定されているときには、給紙カセット4から
用紙3を給紙する。このとき、用紙3は専用紙面が先に
印刷される状態で給紙されるので、そのまま、専用紙モ
ードで用紙3の専用紙面である一面に印刷を行う。
【0076】そして、用紙3の一面への印刷が終了すれ
ば、次に用紙3を他面に印刷される状態にして再給紙
し、他面の印刷モードとして専用紙モードが指定或いは
選択されているか否かを判別する。ここで、他面の印刷
モードが専用紙モードであれば、専用紙モードで用紙3
の他面に印刷を行い、普通紙モードであれば、普通紙モ
ードで用紙3の他面に印刷を行い、他面の印刷終了後排
紙する。
【0077】このようにして、専用紙モードで両面印刷
が指定されたときには、専用紙面には専用紙モードで印
刷し、普通紙面には普通紙モードで印刷するので、紙面
の特性に応じた適切な印刷モードで印刷でき、紙面の特
性と印刷モードの不適合による記録速度の低速化、画像
の滲み、低濃度化、裏写り、裏抜け、色調のズレなどの
画像品質の低下を招くことなく記録を行うことができ
る。そして、一面に専用紙モードで印刷するときに、他
面を普通紙モードで印刷するか専用紙モードで印刷する
かの指定或いは選択に応じて印刷するので、両面コート
紙のような両面とも専用紙面である用紙は両面とも専用
紙モードで印刷することができ、画像品質の低下を招く
ことがない。
【0078】次に、このインクジェット記録装置におけ
る印刷処理の第三例について図15を参照して説明す
る。ここでの処理においては、専用紙モードが指定され
るときには、ユーザーによって片面が専用紙面の専用紙
が給紙カセット4にセットされるものとする。何れの面
が専用紙面(表面)であるかについては特定されていな
い。
【0079】同図を参照して、先ず、両面印刷モードが
指定されているか否かを判別し、両面印刷モードが指定
されているときには、次に専用紙に印刷する専用紙モー
ドが指定されているか否かを判別する。ここで、専用紙
モードが指定されているときには、給紙カセット4から
用紙3を給紙し、前述したような用紙判別処理(用紙表
裏面判別処理)を行って給紙された用紙3の一面が表面
(専用紙面)か裏面(普通紙面)かを検出判別する。
【0080】このとき、給紙された用紙3の一面が専用
紙面である場合には、専用紙モードで用紙3の専用紙面
である表面(一面)に印刷を行い、用紙3の表面(一
面)への印刷が終了すれば、次に用紙3を普通紙面(裏
面)に印刷される状態にして再給紙し、普通紙モードで
用紙3の普通紙面である裏面(他面)に印刷を行い、他
面の印刷終了後排紙する。
【0081】このとき、給紙された用紙3の一面が普通
紙面である場合には、普通紙モードで用紙3の普通紙面
である裏面(一面)に印刷を行い、用紙3の裏面(一
面)への印刷が終了すれば、次に用紙3を専用紙面(表
面)に印刷される状態にして再給紙し、専用紙モードで
用紙3の専用紙面である表面(他面)に印刷を行い、他
面の印刷終了後排紙する。
【0082】このようにして、専用紙モードで両面印刷
が指定されたときには、用紙の表裏面を判別し、表面に
は専用紙モードで印刷し、裏面には普通紙モードで印刷
するので、紙面の特性に応じた適切な印刷モードで印刷
でき、紙面の特性と印刷モードの不適合による記録速度
の低速化、画像の滲み、低濃度化、裏写り、裏抜け、色
調のズレなどの画像品質の低下を招くことなく記録を行
うことができるとともに、片面コート紙のような表裏面
のある専用紙がセットされる場合に表裏面のセットの仕
方に係わらずに紙面種別に応じた適切な印刷モードで印
刷できる。
【0083】次に、このインクジェット記録装置におけ
る印刷処理の第四例について図16を参照して説明す
る。ここでの処理においては、専用紙モードが指定され
るときには、ユーザーによって専用紙が給紙カセット4
にセットされるものとする。何れの面が専用紙面(表
面)であるか、或いは片面コート紙か両面コート紙かに
ついては特定されていない。
【0084】同図を参照して、先ず、両面印刷モードが
指定されているか否かを判別し、両面印刷モードが指定
されているときには、次に専用紙に印刷する専用紙モー
ドが指定されているか否かを判別する。ここで、専用紙
モードが指定されているときには、給紙カセット4から
用紙3を給紙し、前述したような用紙判別処理を行って
一面が専用紙面か否かを判別する。
【0085】このとき、一面が専用紙面であれば、専用
紙モードで用紙3の専用紙面である一面に印刷を行い、
一面が専用紙面でなければ(普通紙面あれば)、普通紙
モードで用紙3の普通紙面である一面に印刷を行う。
【0086】そして、用紙3の一面への印刷が終了すれ
ば、次に用紙3を他面が印刷される状態にして再給紙
し、他面が専用紙面か否かを判別し、他面が専用紙面で
あれば、専用紙モードで用紙3の専用紙面である他面に
印刷を行い、他面が専用紙面でなければ(普通紙面あれ
ば)、普通紙モードで用紙3の普通紙面である他面に印
刷を行って、他面の印刷終了後排紙する。
【0087】このようにして、専用紙モードで両面印刷
が指定されたときには、用紙の面種別を検知して、専用
紙面には専用紙モードで印刷し、普通紙面には普通紙モ
ードで印刷するので、紙面の特性に応じた適切な印刷モ
ードで印刷でき、紙面の特性と印刷モードの不適合によ
る記録速度の低速化、画像の滲み、低濃度化、裏写り、
裏抜け、色調のズレなどの画像品質の低下を招くことな
く記録を行うことができるとともに、片面が専用紙面で
ある専用紙や両面が専用紙面である専用紙のいずれが用
いられても紙面種別に応じた適切な印刷モードで印刷で
きる。
【0088】次に、このインクジェット記録装置におけ
る印刷処理の第五例について図17を参照して説明す
る。この例は両面印刷が指定されたときには自動的に紙
面の種別に応じた印刷を行うものであり、同図を参照し
て、先ず、両面印刷モードが指定されているか否かを判
別し、両面印刷モードが指定されているときには、給紙
カセット4から用紙3を給紙し、前述したような用紙判
別処理を行って給紙された用紙3の各面の種別を判別す
る。
【0089】そして、用紙3の一面が専用紙面か否かを
判別して、一面が専用紙面であれば、専用紙モードで用
紙3の専用紙面である一面に印刷を行い、一面が専用紙
面でなければ(普通紙面あれば)、普通紙モードで用紙
3の普通紙面である一面に印刷を行う。
【0090】そして、用紙3の一面への印刷が終了すれ
ば、次に用紙3を他面が印刷される状態にして再給紙
し、他面が専用紙面か否かを判別し、他面が専用紙面で
あれば、専用紙モードで用紙3の専用紙面である他面に
印刷を行い、他面が専用紙面でなければ(普通紙面あれ
ば)、普通紙モードで用紙3の普通紙面である他面に印
刷を行って、他面の印刷終了後排紙する。
【0091】このようにして、両面印刷が指定されたと
きには、自動的に用紙の面種別を検知して、専用紙面に
は専用紙モードで印刷し、普通紙面には普通紙モードで
印刷するので、紙面の特性に応じて容易に最適な印刷モ
ードで印刷でき、紙面の特性と印刷モードの不適合によ
る記録速度の低速化、画像の滲み、低濃度化、裏写り、
裏抜け、色調のズレなどの画像品質の低下を招くことな
く記録を行うことができるとともに、専用紙モードで印
刷するか否かの指定も不要なり、印刷操作が簡単にな
る。
【0092】次に、本発明に係るホスト100のプリン
タドライバ101の実施形態について説明する。なお、
この実施形態は、画像記録装置側で両面印刷が可能な場
合の例である。また、このプリンタドライバ101は、
画像記録装置に対して、プリンタケーブル、回線(一般
加入電話網、専用回線、ローカルエリアネットワーク、
LANなどを含む)を介して、データを与えるホスト装
置、或いは複写、ファクシミリ、プリンタ等を含む複合
機の場合には複合機それ自体の記憶手段に格納保持され
るものであり、記憶媒体或いはネットワークを介して、
ホスト装置或いは複合機にインストールされるものであ
る。
【0093】そこで、プリンタドライバの指定処理の第
一例について図18を参照して説明する。先ず、印刷プ
ロパティ画面を表示し、両面印刷が指定されたか否かを
判別し、両面印刷が指定されたときには印刷モードを設
定するための印刷モード設定画面を表示して、指定され
た印刷モードを取り込む。ここで、印刷モードの設定
は、各面毎に専用紙モードか普通紙モードかを設定す
る。この場合、一頁ごとに設定できるようにしてもよ
く、或いは一面及び他面を一括して専用紙モードか普通
紙モードかを設定できるようにしても良い。
【0094】このように用紙の各面の印刷モードを個別
的に設定できることにより、用紙面種別に応じた最適な
印刷モードで印刷させることが可能になり、紙面の特性
に応じて容易に最適な印刷モードで印刷でき、紙面の特
性と印刷モードの不適合による記録速度の低速化、画像
の滲み、低濃度化、裏写り、裏抜け、色調のズレなどの
画像品質の低下を招くことなく記録を行うことができ
る。
【0095】次に、プリンタドライバ101の指定処理
の第二例について図19を参照して説明する。先ず、印
刷プロパティ画面を表示し、両面印刷が指定されたか否
かを判別し、両面印刷が指定されたときには、専用紙モ
ードが指定されているか否かを判別し、専用紙モードが
指定されているときには、一面を専用紙モードで印刷
し、他面を普通紙モードで印刷する指定をする。
【0096】このように両面印刷で専用紙モードが指定
されたときには、自動的に一面を専用紙モード、他面を
普通紙モードに指定することにより、印刷する文書につ
いて各面毎に印刷モードを指定する処理が不要になっ
て、操作性が向上する。
【0097】次に、プリンタドライバ101の指定処理
の第三例について図20を参照して説明する。先ず、印
刷プロパティ画面を表示し、両面印刷が指定されたか否
かを判別し、両面印刷が指定されたときには、専用紙モ
ードが指定されているか否かを判別し、専用紙モードが
指定されているときには、他面の印刷モードを指定する
画面を表示し、他面の印刷モードとして指定された印刷
モード(専用紙モード、普通紙モード)を取り込む。
【0098】このように両面印刷で専用紙モードが指定
されたときには、他面の印刷モードを専用紙モード及び
普通紙モードのいずれかを選択できるようにすること
で、片面コート紙と両面コート紙が用いられる場合で
も、各面の種別に対応した印刷モードを指定することが
できる。
【0099】これらの各指定処理におけるステップを実
行するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶
媒体に格納しておき、これを読み出してホストにインス
トールすることで、画像記録装置に用紙の面種別や表裏
面の特性に応じた印刷モードで印刷することが可能にな
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
記録装置によれば、用紙の各面を異なる印刷モードで両
面印刷可能な構成としたので、用紙の面の特性に応じた
印刷モードでの印刷でき、両面印刷時の記録速度の低下
や画像品質の低下を抑制することが可能になる。
【0101】ここで、用紙の各面のいずれか一方を専用
紙に印刷する専用紙モードで、他方を専用紙モード以外
のモードで印刷可能とすることで、片面のみの専用紙を
用いたときの両面印刷時の記録速度の低下や画像品質の
低下を抑制することが可能になる。
【0102】本発明に係る画像記録装置によれば、専用
紙に印刷する専用紙モードで両面印刷が指定されている
とき、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モードで、他
方を予め定めた専用紙モード以外のモードで印刷する手
段を備えているので、片面のみの専用紙を用いた両面印
刷時の記録速度の低下や画像品質の低下を抑制すること
ができる。
【0103】本発明に係る画像記録装置によれば、専用
紙に印刷する専用紙モードで両面印刷が指定されている
とき、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モードで、他
方を指定された専用紙モード以外のモードで印刷する手
段を備えているので、片面のみの専用紙を用いた両面印
刷時の記録速度の低下や画像品質の低下を抑制すること
ができる。ここで、専用紙モード以外のモードを指定す
る手段を備えていることで、専用紙の他方の面を適切な
印刷モードで印刷することができる。
【0104】また、これらの画像記録装置において、用
紙の他方の面を専用紙モード及び専用紙モード以外のモ
ードのいずれで印刷するかを選択する手段を備えること
により、両面専用紙を用いる場合でも適切な印刷モード
で印刷することができる。さらに、専用紙モード以外の
モードを普通紙に印刷する普通紙モードとすることによ
り、一般的な片面専用紙に対して適切な印刷モードで印
刷することができる。
【0105】本発明に係る画像記録装置によれば、用紙
の各面の種別を判別し、この判別結果に応じた印刷モー
ドで印刷する手段を備えているので、用紙の面の特性に
応じた最適な印刷モードで印刷できて、両面印刷時の記
録速度の低下や画像品質の低下を抑制することができ
る。
【0106】ここで、給紙された用紙一枚毎に用紙の各
面の種別を判別することによって、確実に用紙の面の特
性に応じた最適な印刷モードで印刷できて、両面印刷時
の記録速度の低下や画像品質の低下を抑制することがで
きる。
【0107】また、用紙の濃度の検知結果に基づいて用
紙の各面の種別を判別することで、用紙の面種別に応じ
た印刷モードで印刷できる。この場合、黒反射板と、白
反射板と、光を射出する発光手段と、反射光を受光する
受光手段とを有する2つの検知手段を用紙の搬送路を挟
んで配置したものを用いることで、より正確に用紙の面
種別を判別することができる。さらに、用紙の色の検知
結果に基づいて用紙の各面の種別を判別することで、用
紙の面種別に応じた印刷モードで印刷できる。さらに、
予め用紙面の種別に応じた濃度又は色に関する情報を記
憶した手段を備えていることで、より多種類の用紙の面
種別を正確に判別することができ、用紙の面種別に応じ
た適切な印刷モードで印刷できる。
【0108】本発明に係る画像記録装置によれば、専用
紙モードで両面印刷が指定されているとき、用紙の表裏
面を判別し、この判別結果に基づいて用紙表面を専用紙
モードで、用紙裏面を普通紙に印刷する普通紙モードで
印刷する手段を備えているので、片面専用紙の各面の特
性に応じた適切な印刷モードで印刷できて、両面印刷時
の記録速度の低下や画像品質の低下を抑制することがで
きる。
【0109】ここで、給紙された用紙一枚毎に用紙の表
裏面を判別することで、確実に用紙の面の特性に応じた
最適な印刷モードで印刷できて、両面印刷時の記録速度
の低下や画像品質の低下を抑制することができる。ま
た、用紙の濃度の検知結果に基づいて用紙の表裏面を判
別することで、用紙の表裏面に応じた印刷モードで印刷
できる。この場合、黒反射板と、白反射板と、光を射出
する発光手段と、反射光を受光する受光手段とを有する
2つの検知手段を用紙の搬送路を挟んで配置したものを
用いることで、より正確に用紙の表裏面を判別できる。
さらに、用紙の色の検知結果に基づいて用紙の表裏面を
判別することで、用紙の表裏面に応じた印刷モードで印
刷できる。
【0110】本発明に係る画像記録装置によれば、用紙
の各面の種別を判別する手段を備えたので、用紙の各面
の種別に応じた印刷モードで印刷することが可能にな
り、記録速度及び画像品質の低下を招くことない両面印
刷を行うことが可能になる。
【0111】ここで、用紙の濃度の検知結果に基づいて
用紙の各面の種別を判別するものとすることで、簡単に
用紙の各面の種別を判別できる。この場合、用紙の搬送
路を挟んで配置した、黒反射板と、白反射板と、光を射
出する発光手段と、反射光を受光する受光手段とを有す
る2つの検知手段の検知結果に基づいて判別することに
より、より正確に用紙の各面の種別を判別することがで
きる。
【0112】上記本発明に係る各画像記録装置としてイ
ンク滴を吐出するインクジェットヘッドを搭載している
インクジェット記録装置とすることで、低騒音で高画像
品質の画像を記録することができる。
【0113】本発明に係るプリンタドライバによれば、
両面印刷可能な画像記録装置を駆動制御するためのプリ
ンタドライバであって、用紙の各面の印刷モードを指定
する手段を有する構成としたので、用紙の各面の種別に
応じた印刷モードで印刷することが可能になり、用紙の
面種別と印刷モードの齟齬による記録速度の低下や画像
品質の低下を防止することが可能になる。
【0114】ここで、専用紙モードで両面印刷を指定す
るときに、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モード
で、他方を専用紙モード以外のモードで印刷すること指
定する手段を有することで、片面専用紙に対する両面印
刷時の記録速度の低下や画像品質の低下を防止すること
が可能になる。この場合、用紙の他方の面を普通紙に印
刷する普通紙モードで印刷することを指定することによ
り、簡単な操作で片面専用紙に対する両面印刷時の記録
速度の低下や画像品質の低下を防止することが可能にな
る。
【0115】本発明に係るコンピュータが読み取り可能
な記憶媒体によれば、専用紙に印刷する専用紙モードを
指定するステップと、両面印刷を指定するステップと、
専用紙モードで両面印刷を指定するときに用紙の他方の
面を専用紙モードで印刷するか専用紙モード以外のモー
ドで印刷するかを指定するステップとを実行するプログ
ラムを格納したので、用紙の各面の種別に応じた印刷モ
ードで印刷することが可能になり、用紙の面種別と印刷
モードの齟齬による記録速度の低下や画像品質の低下を
防止することが可能になる。
【0116】ここで、専用紙モード以外のモードを指定
するときに普通紙に印刷する普通紙モードを指定するこ
とで、簡単な操作で片面専用紙に対する両面印刷時の記
録速度の低下や画像品質の低下を防止することが可能に
なる。
【0117】本発明に係る用紙種別判別装置によれば、
黒反射板と、白反射板と、光を射出する発光手段と、反
射光を受光する受光手段とを有する2つの濃度検知手段
を用紙の搬送路を挟んで配置した構成としたので、用紙
の各面の種別を正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置であるインクジェッ
ト記録装置の斜視説明図
【図2】同記録装置の機構部の側面説明図
【図3】同記録装置における濃度センサを説明する説明
【図4】同濃度センサの作用説明に供する説明図
【図5】同濃度センサの配置位置を説明する説明図
【図6】同記録装置の制御部の概要を示すブロック図
【図7】同記録装置の両面印刷動作の説明に供するフロ
ー図
【図8】用紙判別処理の第一例の説明に供するフロー図
【図9】同第一例の説明に供する濃度分布の説明図
【図10】用紙判別処理の第二例の説明に供するフロー
【図11】同第二例の説明に供する濃度分布の説明図
【図12】用紙判別処理の第三例の説明に供するフロー
【図13】印刷処理の第一例を説明するフロー図
【図14】印刷処理の第二例を説明するフロー図
【図15】印刷処理の第三例を説明するフロー図
【図16】印刷処理の第四例を説明するフロー図
【図17】印刷処理の第五例を説明するフロー図
【図18】本発明に係るプリンタドライバの指定処理の
第一例を説明するフロー図
【図19】本発明に係るプリンタドライバの指定処理の
第二例を説明するフロー図
【図20】本発明に係るプリンタドライバの指定処理の
第三例を説明するフロー図
【符号の説明】
1…装置本体、2…印写機構部、3…用紙、4…給紙カ
セット、6…排紙トレイ、13…キャリッジ、14…ヘ
ッド、21…搬送ローラ、23…搬送ベルト、42…排
紙ローラ、46…第1分岐爪、47…スイッチバックロ
ーラ、49…第2分岐爪、60…用紙種別センサ、6
1、62…濃度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EA09 EB13 EB45 EB47 EC80 FA02 FA10 2C061 AP03 AP04 AQ05 AR01 AR03 AS11 HH03 HH08 HJ10 HK07 HK11 HM05 HN02 HN20 2C087 AA15 AC07 BB10 CA03 CB12 DA02 9A001 HH23 HH34 JJ35 KK42

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面印刷可能な画像記録装置において、
    用紙の各面を異なる印刷モードで印刷可能なことを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像記録装置におい
    て、前記用紙の各面のいずれか一方を専用紙に印刷する
    専用紙モードで、他方を専用紙モード以外のモードで印
    刷可能なことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 両面印刷可能な画像記録装置において、
    専用紙に印刷する専用紙モードで両面印刷が指定されて
    いるとき、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モード
    で、他方を予め定めた専用紙モード以外のモードで印刷
    する手段を備えていることを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 両面印刷可能な画像記録装置において、
    専用紙に印刷する専用紙モードで両面印刷が指定されて
    いるとき、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モード
    で、他方を指定された専用紙モード以外のモードで印刷
    する手段を備えていることを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像記録装置におい
    て、前記専用紙モード以外のモードを指定する手段を備
    えていることを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の画像
    記録装置において、前記用紙の各面の他方を専用紙モー
    ド及び専用紙モード以外のモードのいずれで印刷するか
    を選択する手段を備えていることを特徴とする画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の画像
    記録装置において、前記専用紙モード以外のモードが普
    通紙に印刷する普通紙モードであることを特徴とする画
    像記録装置。
  8. 【請求項8】 両面印刷可能な画像記録装置において、
    用紙の各面の種別を判別し、この判別結果に応じた印刷
    モードで印刷する手段を備えていることを特徴とする画
    像記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像記録装置におい
    て、給紙された用紙一枚毎に各面の種別を判別すること
    を特徴とする画像記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の画像記録装置
    において、前記用紙の濃度の検知結果に基づいて用紙の
    各面の種別を判別することを特徴とする画像記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像記録装置にお
    いて、黒反射板と、白反射板と、光を射出する発光手段
    と、反射光を受光する受光手段とを有する2つの検知手
    段を前記用紙の搬送路を挟んで配置し、各検知手段の検
    知結果に基づいて用紙の各面の種別を判別することを特
    徴とする画像記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項8又は9に記載の画像記録装置
    において、前記用紙の色の検知結果に基づいて用紙の各
    面の種別を判別することを特徴とする画像記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至12のいずれかに記載の
    画像記録装置において、予め用紙面の種別に応じた濃度
    又は色に関する情報を記憶した手段を備えていることを
    特徴とする画像記録装置。
  14. 【請求項14】 専用紙に印刷する専用紙モードを有
    し、両面印刷可能な画像記録装置において、専用紙モー
    ドで両面印刷が指定されているとき、用紙の表裏面を判
    別し、この判別結果に応じて用紙表面を前記専用紙モー
    ドで、用紙裏面を普通紙に印刷する普通紙モードで印刷
    する手段を備えていることを特徴とする画像記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の画像記録装置にお
    いて、給紙された用紙一枚毎に用紙の表裏面を判別する
    ことを特徴とする画像記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載の画像記録
    装置において、前記用紙の濃度の検知結果に基づいて用
    紙の表裏面を判別することを特徴とする画像記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の画像記録装置にお
    いて、黒反射板と、白反射板と、光を射出する発光手段
    と、反射光を受光する受光手段とを有する2つの検知手
    段を前記用紙の搬送路を挟んで配置し、各検知手段の検
    知結果に基づいて用紙の表裏面を判別することを特徴と
    する画像記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項14又は15に記載の画像記録
    装置において、前記用紙の色の検知結果に基づいて用紙
    の表裏面を判別することを特徴とする画像記録装置。
  19. 【請求項19】 両面印刷が可能な画像記録装置におい
    て、用紙の各面の種別を判別する手段を備えていること
    を特徴とする画像記録装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の画像記録装置にお
    いて、前記判別する手段は用紙の濃度の検知結果に基づ
    いて用紙の各面の種別を判別することを特徴とする画像
    記録装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の画像記録装置にお
    いて、前記判別する手段は、前記用紙の搬送路を挟んで
    配置された、黒反射板と、白反射板と、光を射出する発
    光手段と、反射光を受光する受光手段とを有する2つの
    検知手段の各検知結果に基づいて用紙の各面の種別を判
    別することを特徴とする画像記録装置。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至21のいずれかに記載の
    画像記録装置において、インク滴を吐出するインクジェ
    ットヘッドを搭載していることを特徴とする画像記録装
    置。
  23. 【請求項23】 両面印刷可能な画像記録装置を駆動制
    御するためのプリンタドライバであって、用紙の各面の
    印刷モードを指定する手段を有することを特徴とするプ
    リンタドライバ。
  24. 【請求項24】 専用紙に印刷する専用紙モードを有す
    る両面印刷可能な画像記録装置を駆動制御するためのプ
    リンタドライバであって、専用紙モードで両面印刷を指
    定するときに、用紙の各面のいずれか一方を専用紙モー
    ドで、他方を専用紙モード以外のモードで印刷すること
    指定する手段を有することを特徴とするプリンタドライ
    バ。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のプリンタドライバ
    において、前記用紙の他面を普通紙に印刷する普通紙モ
    ードで印刷することを指定することを特徴とするプリン
    タドライバ。
  26. 【請求項26】 専用紙に印刷する専用紙モードを指定
    するステップと、両面印刷を指定するステップと、専用
    紙モードで両面印刷を指定するときに用紙のいずれか一
    方の面を専用紙モードで印刷するか専用紙モード以外の
    モードで印刷するかを指定するステップとを実行するプ
    ログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶
    媒体。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の記憶媒体におい
    て、前記専用紙モード以外のモードを指定するときに普
    通紙に印刷する普通紙モードを指定することを特徴とす
    るコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  28. 【請求項28】 用紙の各面の種別を判別する用紙種別
    判別装置であって、黒反射板と、白反射板と、光を射出
    する発光手段と、反射光を受光する受光手段とを有する
    2つの濃度検知手段を前記用紙の搬送路を挟んで配置し
    たことを特徴とする用紙種別判別装置。
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