JP2001260465A - プリンタ装置 - Google Patents
プリンタ装置Info
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- JP2001260465A JP2001260465A JP2000069917A JP2000069917A JP2001260465A JP 2001260465 A JP2001260465 A JP 2001260465A JP 2000069917 A JP2000069917 A JP 2000069917A JP 2000069917 A JP2000069917 A JP 2000069917A JP 2001260465 A JP2001260465 A JP 2001260465A
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- JP
- Japan
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- thermal head
- recording paper
- driving
- printer
- ink ribbon
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写型プリンタ置は、サーマルヘッド駆動
機構とサーマルヘッドの放熱機構により小型薄型化の実
現が困難であった。 【解決手段】 長手方向に発熱素子が配列されたサーマ
ルヘッド37の略中間部分から上記長手方向と略垂直な
方向に延出するアーム部38bと、このアーム部38b
の一端部分にはサーマルヘッド37を保持する保持部3
8aと、アーム部38bの他端部分には1つの被駆動部
38eが設けられた略T字形状のヘッド保持部材38
と、駆動源41からの駆動力を受けてヘッド保持部材3
8に設けられた1つの被駆動部38eを駆動する駆動部
材40とからなり、ヘッド保持部材38と駆動部材40
を熱伝導性の良い金属部材にて形成してサーマルヘッド
37からの熱をヘッド保持部材38と駆動部材40を介
して廃熱し、アーム部38bの側方に大型部品を配置し
た可能としたプリンタ装置。
機構とサーマルヘッドの放熱機構により小型薄型化の実
現が困難であった。 【解決手段】 長手方向に発熱素子が配列されたサーマ
ルヘッド37の略中間部分から上記長手方向と略垂直な
方向に延出するアーム部38bと、このアーム部38b
の一端部分にはサーマルヘッド37を保持する保持部3
8aと、アーム部38bの他端部分には1つの被駆動部
38eが設けられた略T字形状のヘッド保持部材38
と、駆動源41からの駆動力を受けてヘッド保持部材3
8に設けられた1つの被駆動部38eを駆動する駆動部
材40とからなり、ヘッド保持部材38と駆動部材40
を熱伝導性の良い金属部材にて形成してサーマルヘッド
37からの熱をヘッド保持部材38と駆動部材40を介
して廃熱し、アーム部38bの側方に大型部品を配置し
た可能としたプリンタ装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型で携帯可能な
熱転写型プリンタ装置に関するものである。
熱転写型プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子カメラで撮像生成したデジタ
ル画像信号、あるいはコンピュータ機器で作成したデジ
タル画像データ(以下、単に画像信号という)をブラウ
ン管や液晶素子等のモニターに表示したり、記録用紙に
画像印刷することが行われている。
ル画像信号、あるいはコンピュータ機器で作成したデジ
タル画像データ(以下、単に画像信号という)をブラウ
ン管や液晶素子等のモニターに表示したり、記録用紙に
画像印刷することが行われている。
【0003】前記デジタル画像信号を記録用紙に印刷す
るプリンタ装置は、薄膜フィルム上に熱溶融性または熱
昇華性の熱転写インクを塗布したインクリボンと記録用
紙とをプラテンローラ上で重ね合わせ、かつ、プラテン
ローラとサーマルヘッドで押圧挟持しながら移送させ、
その移送の間に前記サーマルヘッドに前記画像信号に応
じた発熱電流を加えてインクリボンの熱転写インクを溶
融または昇華させて記録用紙に転写印刷されている。
るプリンタ装置は、薄膜フィルム上に熱溶融性または熱
昇華性の熱転写インクを塗布したインクリボンと記録用
紙とをプラテンローラ上で重ね合わせ、かつ、プラテン
ローラとサーマルヘッドで押圧挟持しながら移送させ、
その移送の間に前記サーマルヘッドに前記画像信号に応
じた発熱電流を加えてインクリボンの熱転写インクを溶
融または昇華させて記録用紙に転写印刷されている。
【0004】一方、動画撮像を主体とするビデオカメラ
や静止画撮像を主体とするデジタルカメラの小型軽量化
が進むにつれて、撮像した場所で撮像画像信号を記録用
紙に印刷する小型の携帯可能なプリンタ装置が望まれる
ようになってきた。
や静止画撮像を主体とするデジタルカメラの小型軽量化
が進むにつれて、撮像した場所で撮像画像信号を記録用
紙に印刷する小型の携帯可能なプリンタ装置が望まれる
ようになってきた。
【0005】プリンタ装置を小型携帯可能とするために
は、装置内に配置するサーマルヘッドの駆動と放熱機構
の小型化と簡素が求められる。このサーマルヘッドの駆
動や放熱機構の例としては、特開平6−982号公報及
び特開平6−47991号公報に開示されている。
は、装置内に配置するサーマルヘッドの駆動と放熱機構
の小型化と簡素が求められる。このサーマルヘッドの駆
動や放熱機構の例としては、特開平6−982号公報及
び特開平6−47991号公報に開示されている。
【0006】前記特開平6−982号公報に開示された
サーマルヘッド駆動機構は、サーマルヘッド91を駆動
する駆動手段の一部であるギア73とこのギア73に固
定された圧力カム72が、当該サーマルヘッド91の長
手方向一端部に配置されている。すなわち、ギア73が
反時計方向に回転すると、圧力カム72の回転に伴いピ
ン100が押し上げられ、アーム102が圧着シャフト
101と共に反時計方向に回動し、軸受け94R,94
Lに回動自在に支持されているサーマルヘッド91をバ
ネ95R,95Lに抗して回動させる構成となってい
る。
サーマルヘッド駆動機構は、サーマルヘッド91を駆動
する駆動手段の一部であるギア73とこのギア73に固
定された圧力カム72が、当該サーマルヘッド91の長
手方向一端部に配置されている。すなわち、ギア73が
反時計方向に回転すると、圧力カム72の回転に伴いピ
ン100が押し上げられ、アーム102が圧着シャフト
101と共に反時計方向に回動し、軸受け94R,94
Lに回動自在に支持されているサーマルヘッド91をバ
ネ95R,95Lに抗して回動させる構成となってい
る。
【0007】又、前記特開平6−47991号公報に開
示されたサーマルヘッドの放熱機構は、サーマルヘッド
3のヘッド基体部3Aと、外装部をなす上カバー1との
間に、ヘッド基体部3Aの熱を上カバー1の方に逃がす
ための熱伝導部12を介設した構成となっている。
示されたサーマルヘッドの放熱機構は、サーマルヘッド
3のヘッド基体部3Aと、外装部をなす上カバー1との
間に、ヘッド基体部3Aの熱を上カバー1の方に逃がす
ための熱伝導部12を介設した構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平6−9
82号公報に開示された従来のプリンタ装置のサーマル
ヘッド91の駆動機構は、前記ギア73に固定された圧
力カム72がサーマルヘッド91の長手方向一端部側に
配置されているので、駆動伝達部である圧力カム72へ
の負担が大きく、耐久性が悪い。又、長手方向一端部側
に駆動伝達機構を設けなければならないので、装置が大
型化してしまう課題がある。
82号公報に開示された従来のプリンタ装置のサーマル
ヘッド91の駆動機構は、前記ギア73に固定された圧
力カム72がサーマルヘッド91の長手方向一端部側に
配置されているので、駆動伝達部である圧力カム72へ
の負担が大きく、耐久性が悪い。又、長手方向一端部側
に駆動伝達機構を設けなければならないので、装置が大
型化してしまう課題がある。
【0009】又、上記特開平6−47991号公報に開
示されたサーマルヘッドの放熱機構は、サーマルヘッド
3のヘッド基体部3Aから外装部をなす上カバー1に熱
を逃がすための熱伝導部材12を設けるためのスペース
が必要となり、装置の高さ方向の厚さを確保しなければ
ならず大型化してしまう課題がある。
示されたサーマルヘッドの放熱機構は、サーマルヘッド
3のヘッド基体部3Aから外装部をなす上カバー1に熱
を逃がすための熱伝導部材12を設けるためのスペース
が必要となり、装置の高さ方向の厚さを確保しなければ
ならず大型化してしまう課題がある。
【0010】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
ので、サーマルヘッドの駆動系に負担をかけることなく
小型で熱伝導性の良い携帯型プリンタを提供することを
目的としている。
ので、サーマルヘッドの駆動系に負担をかけることなく
小型で熱伝導性の良い携帯型プリンタを提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタ装置
は、長手方向に発熱素子が配列されたサーマルヘッド
と、上記サーマルヘッドの略中間部分から上記長手方向
と略垂直な方向に延出するアーム部を有していて、当該
アーム部の一端部分には当該サーマルヘッドを保持する
保持部が形成され、当該アーム部の他端部分には1つの
被駆動部が設けられたヘッド保持部材と、駆動源からの
駆動力を受けて、上記ヘッド保持部材に設けられた1つ
の被駆動部を駆動する駆動部材とを具備したことを特徴
とする。
は、長手方向に発熱素子が配列されたサーマルヘッド
と、上記サーマルヘッドの略中間部分から上記長手方向
と略垂直な方向に延出するアーム部を有していて、当該
アーム部の一端部分には当該サーマルヘッドを保持する
保持部が形成され、当該アーム部の他端部分には1つの
被駆動部が設けられたヘッド保持部材と、駆動源からの
駆動力を受けて、上記ヘッド保持部材に設けられた1つ
の被駆動部を駆動する駆動部材とを具備したことを特徴
とする。
【0012】本発明のプリンタ装置の上記被駆動部又は
駆動部材の一方の端部には、カムフォロワが形成され、
他方には当該カムフォロワを駆動するカムが形成されて
いることを特徴とする。
駆動部材の一方の端部には、カムフォロワが形成され、
他方には当該カムフォロワを駆動するカムが形成されて
いることを特徴とする。
【0013】本発明のプリンタ装置の上記カムフォロワ
及びカムは、熱伝導性の良い金属部材によって形成さ
れ、上記サーマルヘッドからの熱を当該カムフォロワ及
びカムによってプリンタ装置の本体へ逃がすようにした
ことを特徴とする。
及びカムは、熱伝導性の良い金属部材によって形成さ
れ、上記サーマルヘッドからの熱を当該カムフォロワ及
びカムによってプリンタ装置の本体へ逃がすようにした
ことを特徴とする。
【0014】本発明のプリンタ装置の上記アーム部は、
上記保持部が上記サーマルヘッドの長手方向と平行に延
びた平行部分と当該平行部分と垂直な方向に延びた垂直
部分とによって形成されたT字形状を呈していることを
特徴とする。
上記保持部が上記サーマルヘッドの長手方向と平行に延
びた平行部分と当該平行部分と垂直な方向に延びた垂直
部分とによって形成されたT字形状を呈していることを
特徴とする。
【0015】本発明のプリンタ装置の上記T字形状の一
部を形成する垂直部分の一方側又は他方側には、上記駆
動源であるモータ、該モータからの駆動力を上記駆動部
材に伝達する駆動機構及びコンデンサが配置されている
ことを特徴とする。
部を形成する垂直部分の一方側又は他方側には、上記駆
動源であるモータ、該モータからの駆動力を上記駆動部
材に伝達する駆動機構及びコンデンサが配置されている
ことを特徴とする。
【0016】本発明のプリンタ装置により、サーマルヘ
ッドを保持する保持部の略中央部で駆動するようにした
ために、駆動系カムに必要以上の負担を掛けることもな
く駆動力を左右に均等分散させることができ、又、駆動
系カムを介してサーマルヘッドからの熱を廃熱するので
放熱効果に優れており、さらに、サーマルヘッドの保持
部材をT字形状としたことで、その保持部材の側部にモ
ータやコンデンサ等の大型部品が配置可能となり、プリ
ンタ装置の小型薄型化が実現できる。
ッドを保持する保持部の略中央部で駆動するようにした
ために、駆動系カムに必要以上の負担を掛けることもな
く駆動力を左右に均等分散させることができ、又、駆動
系カムを介してサーマルヘッドからの熱を廃熱するので
放熱効果に優れており、さらに、サーマルヘッドの保持
部材をT字形状としたことで、その保持部材の側部にモ
ータやコンデンサ等の大型部品が配置可能となり、プリ
ンタ装置の小型薄型化が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
プリンタ装置の一実施形態の全体構成を示す斜視図で、
図2は本発明に係るプリンタ装置の一実施形態の内部構
成を示す分解斜視図で、図3は本発明に係るプリンタ装
置の一実施形態の内部構成を示す斜視図で、図4は本発
明に係るプリンタ装置の一実施形態に用いるサーマルヘ
ッド保持部材を示す斜視図である。
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
プリンタ装置の一実施形態の全体構成を示す斜視図で、
図2は本発明に係るプリンタ装置の一実施形態の内部構
成を示す分解斜視図で、図3は本発明に係るプリンタ装
置の一実施形態の内部構成を示す斜視図で、図4は本発
明に係るプリンタ装置の一実施形態に用いるサーマルヘ
ッド保持部材を示す斜視図である。
【0018】図1の符号11はプリンタ装置で、全体に
略矩形立方体形状をしており、プリンタ装置11の上部
外装部11aの上面には、各種操作を入力する入力スイ
ッチや操作動作状態を示す表示等の入力動作表示手段1
2が設けられている。プリンタ装置11の正面には、記
録用紙カセット13が着脱され、その記録用紙カセット
13に収納されている記録用紙をプリンタ装置11内に
挿入する記録用紙挿入口14が設けられている。この記
録用紙挿入口14は、前記記録用紙カセット13が装着
されていないときには、記録用紙挿入口用蓋15で覆わ
れるようになっている。また、前記記録用紙カセット1
3は、図示していない複数の記録用紙を収納する収納部
と、その収納部には収納した記録用紙を下面側から上面
側に押し上げる図示していない弾性部材が配置され、前
記収納部に収納された記録用紙の上面側を覆う蓋部材
と、記録用紙カセット13が前記プリンタ装置11の記
録用紙挿入口14に挿入される側の蓋部材が一部切除さ
れた形式で形成された記録用紙引出口が設けられてい
る。この記録用紙引出口は、前記記録用紙挿入口14に
設けられた記録用紙引出ローラ31が嵌合されて、前記
弾性部材で上方に押圧されている記録用紙を前記記録用
紙引出ローラ31に圧着させ、かつ、記録用紙引出ロー
ラ31の回転により、1枚づつプリンタ装置11内に搬
送されるようになっている。
略矩形立方体形状をしており、プリンタ装置11の上部
外装部11aの上面には、各種操作を入力する入力スイ
ッチや操作動作状態を示す表示等の入力動作表示手段1
2が設けられている。プリンタ装置11の正面には、記
録用紙カセット13が着脱され、その記録用紙カセット
13に収納されている記録用紙をプリンタ装置11内に
挿入する記録用紙挿入口14が設けられている。この記
録用紙挿入口14は、前記記録用紙カセット13が装着
されていないときには、記録用紙挿入口用蓋15で覆わ
れるようになっている。また、前記記録用紙カセット1
3は、図示していない複数の記録用紙を収納する収納部
と、その収納部には収納した記録用紙を下面側から上面
側に押し上げる図示していない弾性部材が配置され、前
記収納部に収納された記録用紙の上面側を覆う蓋部材
と、記録用紙カセット13が前記プリンタ装置11の記
録用紙挿入口14に挿入される側の蓋部材が一部切除さ
れた形式で形成された記録用紙引出口が設けられてい
る。この記録用紙引出口は、前記記録用紙挿入口14に
設けられた記録用紙引出ローラ31が嵌合されて、前記
弾性部材で上方に押圧されている記録用紙を前記記録用
紙引出ローラ31に圧着させ、かつ、記録用紙引出ロー
ラ31の回転により、1枚づつプリンタ装置11内に搬
送されるようになっている。
【0019】プリンタ装置11の図中右側面には、イン
クリボンカセット16をプリンタ装置11内の所定の位
置に挿着するインクリボン挿入口17が設けられてい
る。このインクリボン挿入口17は、インクリボン挿入
口蓋18で覆われるようになっている。前記インクリボ
ンカセット16は、薄膜フィルム上に熱転写用のイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び透明な
オーバーコート用インク(OP)等の複数の色を順次繰
り返して塗布されたインクリボンと、インクリボンを巻
回した図示していない供給リールを収納した供給リール
収納部と、前記インクリボンを巻き取る図示していない
巻き取りリールを収納した巻き取りリール収納部と、及
び前記供給リール収納部と巻き取りリール収納部との間
に張架されたインクリボンが露出され、かつ、後述する
サーマルヘッドが圧着される開口からなっている。前記
インクリボン挿入口17は、インクリボンカセット16
が挿入される略相似形状の開口として、インクリボンカ
セット16の挿入が容易に行われると共に、挿入時の誤
挿入を防止する形状となっている。
クリボンカセット16をプリンタ装置11内の所定の位
置に挿着するインクリボン挿入口17が設けられてい
る。このインクリボン挿入口17は、インクリボン挿入
口蓋18で覆われるようになっている。前記インクリボ
ンカセット16は、薄膜フィルム上に熱転写用のイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び透明な
オーバーコート用インク(OP)等の複数の色を順次繰
り返して塗布されたインクリボンと、インクリボンを巻
回した図示していない供給リールを収納した供給リール
収納部と、前記インクリボンを巻き取る図示していない
巻き取りリールを収納した巻き取りリール収納部と、及
び前記供給リール収納部と巻き取りリール収納部との間
に張架されたインクリボンが露出され、かつ、後述する
サーマルヘッドが圧着される開口からなっている。前記
インクリボン挿入口17は、インクリボンカセット16
が挿入される略相似形状の開口として、インクリボンカ
セット16の挿入が容易に行われると共に、挿入時の誤
挿入を防止する形状となっている。
【0020】プリンタ装置11の図中左側面には、記録
媒体19が挿入される図示していない記録媒体挿入口
と、PCインターフェイスプラグ20が接続される図示
していないPCインターフェイスコネクタと、及びDC
インレットプラグ21が挿入される図示していないDC
インレットコネクタが設けられている。前記記録媒体1
9は図示していないデジタル静止画撮像装置や動画撮像
装置で撮像した画像データを収納記録されている半導体
メモリを内蔵したカード形式の記録媒体で、前記記録媒
体挿入口からプリンタ装置11内に挿入されて、記録媒
体19に記録されている画像データを読み出されるよう
になっている。前記PCインターフェイスプラグ20は
図示していないコンピュータ機器に接続されており、コ
ンピュータ機器で作成されたコンピュータグラフィック
画像データをPCインターフェイスコネクタを介してプ
リンタ装置11に取り込むインターフェイスである。前
記DCインレットプラグ21は、商用交流電源を整流
し、所定の直流電源に変換して、プリンタ装置11の各
種信号処理回路や各種駆動機能を駆動する駆動電源をD
Cインレットコネクタを介して供給するものである。
媒体19が挿入される図示していない記録媒体挿入口
と、PCインターフェイスプラグ20が接続される図示
していないPCインターフェイスコネクタと、及びDC
インレットプラグ21が挿入される図示していないDC
インレットコネクタが設けられている。前記記録媒体1
9は図示していないデジタル静止画撮像装置や動画撮像
装置で撮像した画像データを収納記録されている半導体
メモリを内蔵したカード形式の記録媒体で、前記記録媒
体挿入口からプリンタ装置11内に挿入されて、記録媒
体19に記録されている画像データを読み出されるよう
になっている。前記PCインターフェイスプラグ20は
図示していないコンピュータ機器に接続されており、コ
ンピュータ機器で作成されたコンピュータグラフィック
画像データをPCインターフェイスコネクタを介してプ
リンタ装置11に取り込むインターフェイスである。前
記DCインレットプラグ21は、商用交流電源を整流
し、所定の直流電源に変換して、プリンタ装置11の各
種信号処理回路や各種駆動機能を駆動する駆動電源をD
Cインレットコネクタを介して供給するものである。
【0021】プリンタ装置11の図中背面には、バッテ
リー22が装着されるようになっている。バッテリー2
2の内部には、図示していない充電可能、または充電不
可能な電池が収納され、その収納された電池と接続され
た接点23と前記プリンタ装置11の背面に着脱固定す
るための固定片24a〜24cが設けられている。プリ
ンタ装置11の背面には、前記バッテリー22の接点2
3と接触する図示していない電池接片と、前記固定片2
4a〜24dが係合される図示していない係合片が設け
られている。このバッテリー22は、前記DCインレッ
トプラグ21から駆動電源が供給されていない場合に、
プリンタ装置11の各種駆動電源を供給するものであ
る。
リー22が装着されるようになっている。バッテリー2
2の内部には、図示していない充電可能、または充電不
可能な電池が収納され、その収納された電池と接続され
た接点23と前記プリンタ装置11の背面に着脱固定す
るための固定片24a〜24cが設けられている。プリ
ンタ装置11の背面には、前記バッテリー22の接点2
3と接触する図示していない電池接片と、前記固定片2
4a〜24dが係合される図示していない係合片が設け
られている。このバッテリー22は、前記DCインレッ
トプラグ21から駆動電源が供給されていない場合に、
プリンタ装置11の各種駆動電源を供給するものであ
る。
【0022】なお、前記記録用紙挿入口用蓋15と及び
インクリボン挿入口蓋18の一端部分はプリンタ装置1
1に蝶番または蝶番形状により開閉自在に形成され、他
端部は係止片で係止されるようになっている。
インクリボン挿入口蓋18の一端部分はプリンタ装置1
1に蝶番または蝶番形状により開閉自在に形成され、他
端部は係止片で係止されるようになっている。
【0023】次に、図2〜図4を用いてプリンタ装置1
1の内部構成について説明する。
1の内部構成について説明する。
【0024】まず最初に図2と図3を用いて説明する
と、前記記録用紙挿入口14には、記録用紙カセット1
3が挿着された際に、記録用紙引出口に嵌合して記録用
紙を引き出す記録用紙引出ローラ31が配置されてい
る。この記録用紙引出ローラ31は、左右のシャーシ3
2a、32bに回転自在に軸止され、後述するインクリ
ボン及び記録用紙駆動部49により、記録用紙カセット
13から記録用紙を引出しプリンタ装置11内に供給す
る方向である図中反時計方向に回転する。前記記録用紙
引出ローラ31で記録用紙カセット13から引き出され
た記録紙は、用紙ガイド部材で案内され、かつピンチロ
ーラ33とキャプスタンローラ34によって挟持されて
プリンタ装置11の内部へと搬送される。キャプスタン
ローラ34は後述するキャプスタン駆動部47によって
図中時計方向と反時計方向に回転駆動する。ピンチロー
ラ33は後述するサーマルヘッド及びピンチローラ駆動
部40により前記キャプスタンローラ34に対して押圧
及び離間方向に移動すると共に、キャプスタンローラ3
4の回転に従動して回転する。前記ピンチローラ33と
キャプスタンローラ34で挟持搬送された記録用紙はプ
ラテンローラ35に搬送される。このプラテンローラ3
5は、前記左右シャーシ32aと32bに回転自在に軸
止されている。
と、前記記録用紙挿入口14には、記録用紙カセット1
3が挿着された際に、記録用紙引出口に嵌合して記録用
紙を引き出す記録用紙引出ローラ31が配置されてい
る。この記録用紙引出ローラ31は、左右のシャーシ3
2a、32bに回転自在に軸止され、後述するインクリ
ボン及び記録用紙駆動部49により、記録用紙カセット
13から記録用紙を引出しプリンタ装置11内に供給す
る方向である図中反時計方向に回転する。前記記録用紙
引出ローラ31で記録用紙カセット13から引き出され
た記録紙は、用紙ガイド部材で案内され、かつピンチロ
ーラ33とキャプスタンローラ34によって挟持されて
プリンタ装置11の内部へと搬送される。キャプスタン
ローラ34は後述するキャプスタン駆動部47によって
図中時計方向と反時計方向に回転駆動する。ピンチロー
ラ33は後述するサーマルヘッド及びピンチローラ駆動
部40により前記キャプスタンローラ34に対して押圧
及び離間方向に移動すると共に、キャプスタンローラ3
4の回転に従動して回転する。前記ピンチローラ33と
キャプスタンローラ34で挟持搬送された記録用紙はプ
ラテンローラ35に搬送される。このプラテンローラ3
5は、前記左右シャーシ32aと32bに回転自在に軸
止されている。
【0025】前記右シャーシ32aには、前記インクリ
ボンカセット16が挿入されるインクリボン挿入口17
が穿設されており、前記プラテンローラ35の図中上方
にインクリボンカセット16の開口が位置するようにガ
イド挿入される。前記インクリボンカセット16がイン
クリボン挿入口17からプリンタ装置11内に挿入され
て、前記プラテンローラ35の上方にインクリボンカセ
ット16の開口が位置すると、前記インクリボンカセッ
ト16の供給リール収納部と巻き取りリール収納部内に
設けた供給及び巻き取りリールは、左シャーシ32bに
配置されたリール軸36a,36bに嵌合する。このリ
ール軸36a,36bは後述するインクリボン及び記録
用紙駆動部49によって、インクリボンを供給リールか
ら巻き取りリールへと供給する。
ボンカセット16が挿入されるインクリボン挿入口17
が穿設されており、前記プラテンローラ35の図中上方
にインクリボンカセット16の開口が位置するようにガ
イド挿入される。前記インクリボンカセット16がイン
クリボン挿入口17からプリンタ装置11内に挿入され
て、前記プラテンローラ35の上方にインクリボンカセ
ット16の開口が位置すると、前記インクリボンカセッ
ト16の供給リール収納部と巻き取りリール収納部内に
設けた供給及び巻き取りリールは、左シャーシ32bに
配置されたリール軸36a,36bに嵌合する。このリ
ール軸36a,36bは後述するインクリボン及び記録
用紙駆動部49によって、インクリボンを供給リールか
ら巻き取りリールへと供給する。
【0026】前記プラテンローラ35の上方には、サー
マルヘッド37が配置されており、このサーマルヘッド
37はプラテンローラ35の長手方向と平行して配置さ
れ、プラテンローラ35に密着及び離間方向に後述する
サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40によって駆
動制御され、サーマルヘッド37とプラテンローラ35
が密着時には記録用紙とインクリボンカセット16のイ
ンクリボンが密着挟持され、前記サーマルヘッド37と
プラテンローラ35が離間すると、前記記録用紙とイン
クリボンの密着挟持が解除され、かつ、インクリボンカ
セット16をインクリボン挿入口17から挿着または挿
脱が可能となる。
マルヘッド37が配置されており、このサーマルヘッド
37はプラテンローラ35の長手方向と平行して配置さ
れ、プラテンローラ35に密着及び離間方向に後述する
サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40によって駆
動制御され、サーマルヘッド37とプラテンローラ35
が密着時には記録用紙とインクリボンカセット16のイ
ンクリボンが密着挟持され、前記サーマルヘッド37と
プラテンローラ35が離間すると、前記記録用紙とイン
クリボンの密着挟持が解除され、かつ、インクリボンカ
セット16をインクリボン挿入口17から挿着または挿
脱が可能となる。
【0027】前記サーマルヘッド37は、サーマルヘッ
ド37の長手方向に平行して形成されたサーマルヘッド
保持部38aに取付固定されている。このサーマルヘッ
ド保持部38aの略中間部分から前記長手方向と略垂直
な方向に延出した弓形状に湾曲させたアーム部38bか
らなる略T字形状のサーマルヘッド保持部材38によ
り、前記サーマルヘッド37が前記記録用紙とインクリ
ボンの搬送方向と直交する方向に取り付け固定されてい
る。このサーマルヘッド保持部材38のアーム部38b
の他端は、回転軸38cで前記左右シャーシ32a、3
2bに回動自在に軸止されている。このサーマルヘッド
保持部材38は回転軸38cを中心に弾性部材38dで
サーマルヘッド37が前記プラテンローラ35から離間
するように張力が与えられている。このサーマルヘッド
保持部材38のアーム部38bの他端の弓形状に湾曲さ
せた頂点38d付近には、カムフォロワ38eからなる
被駆動部が設けられており、このカムフォロワ38eに
は、後述するサーマルヘッド及びピンチローラ駆動部4
0によって、前記サーマルヘッド保持部材38を弾性部
材38dの張力に反して、回転軸38cを中心にプラテ
ンローラ35に前記サーマルヘッド37を密着させる動
作を行うようになっている。
ド37の長手方向に平行して形成されたサーマルヘッド
保持部38aに取付固定されている。このサーマルヘッ
ド保持部38aの略中間部分から前記長手方向と略垂直
な方向に延出した弓形状に湾曲させたアーム部38bか
らなる略T字形状のサーマルヘッド保持部材38によ
り、前記サーマルヘッド37が前記記録用紙とインクリ
ボンの搬送方向と直交する方向に取り付け固定されてい
る。このサーマルヘッド保持部材38のアーム部38b
の他端は、回転軸38cで前記左右シャーシ32a、3
2bに回動自在に軸止されている。このサーマルヘッド
保持部材38は回転軸38cを中心に弾性部材38dで
サーマルヘッド37が前記プラテンローラ35から離間
するように張力が与えられている。このサーマルヘッド
保持部材38のアーム部38bの他端の弓形状に湾曲さ
せた頂点38d付近には、カムフォロワ38eからなる
被駆動部が設けられており、このカムフォロワ38eに
は、後述するサーマルヘッド及びピンチローラ駆動部4
0によって、前記サーマルヘッド保持部材38を弾性部
材38dの張力に反して、回転軸38cを中心にプラテ
ンローラ35に前記サーマルヘッド37を密着させる動
作を行うようになっている。
【0028】前記記録用紙がピンチローラ33とキャプ
スタンローラ34で挟持されてプラテンローラ35に搬
送され、かつ、前記サーマルヘッド保持部材38を駆動
して、サーマルヘッド37とプラテンローラ35との間
で前記インクリボンと密着されると、サーマルヘッド3
7は供給される画像信号の基で発熱し、その発熱により
インクリボンのインクが記録用紙に熱転写される。その
インクが熱転写されたインクリボンは巻き取りリールに
巻き取られると共に、インクが熱転写された記録用紙
は、記録用紙ガイド部材39に案内されてプリンタ装置
11の後方へと搬送される。この記録用紙ガイド部材3
9は、プリンタ装置11の後方では略円弧状の搬送経路
を形成する略円弧状部39aを有して記録用紙をプリン
タ装置11の図中上面側に搬送案内する形状としてい
る。
スタンローラ34で挟持されてプラテンローラ35に搬
送され、かつ、前記サーマルヘッド保持部材38を駆動
して、サーマルヘッド37とプラテンローラ35との間
で前記インクリボンと密着されると、サーマルヘッド3
7は供給される画像信号の基で発熱し、その発熱により
インクリボンのインクが記録用紙に熱転写される。その
インクが熱転写されたインクリボンは巻き取りリールに
巻き取られると共に、インクが熱転写された記録用紙
は、記録用紙ガイド部材39に案内されてプリンタ装置
11の後方へと搬送される。この記録用紙ガイド部材3
9は、プリンタ装置11の後方では略円弧状の搬送経路
を形成する略円弧状部39aを有して記録用紙をプリン
タ装置11の図中上面側に搬送案内する形状としてい
る。
【0029】つまり、記録用紙に印刷する際には、前記
キャプスタンローラ34を回転させて記録用紙の始端か
ら前記サーマルヘッド37でインクリボンに塗布されて
いる最初の塗料イエロー(Y)を熱転写させつつ前記記
録用紙ガイド部材39に案内され、記録用紙の終端まで
印刷搬送される。イエロー(Y)の印刷が終了すると、
前記キャプスタンローラ34を逆回転させ、記録用紙を
記録用紙挿入口14の排出方向へと搬送し、記録用紙の
始端から再度キャプスタンローラ33で記録用紙を印刷
方向に搬送し、記録用紙に次の塗料マゼンタ(M)を熱
転写させつつ前記記録用紙ガイド部材39に案内されて
搬送する。このような熱転写動作を塗料シアン(C)、
及び透明なオーバーコート用インク(OP)を順次繰り
返して行い、前記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及
びシアン(C)の三原色によりカラー印刷が行われる。
このように、前記記録用紙にサーマルヘッド37で各塗
料の熱転写以降の搬送経路を略円弧状としたことにより
プリンタ装置11の奥行き寸法の短縮化が可能となる。
キャプスタンローラ34を回転させて記録用紙の始端か
ら前記サーマルヘッド37でインクリボンに塗布されて
いる最初の塗料イエロー(Y)を熱転写させつつ前記記
録用紙ガイド部材39に案内され、記録用紙の終端まで
印刷搬送される。イエロー(Y)の印刷が終了すると、
前記キャプスタンローラ34を逆回転させ、記録用紙を
記録用紙挿入口14の排出方向へと搬送し、記録用紙の
始端から再度キャプスタンローラ33で記録用紙を印刷
方向に搬送し、記録用紙に次の塗料マゼンタ(M)を熱
転写させつつ前記記録用紙ガイド部材39に案内されて
搬送する。このような熱転写動作を塗料シアン(C)、
及び透明なオーバーコート用インク(OP)を順次繰り
返して行い、前記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及
びシアン(C)の三原色によりカラー印刷が行われる。
このように、前記記録用紙にサーマルヘッド37で各塗
料の熱転写以降の搬送経路を略円弧状としたことにより
プリンタ装置11の奥行き寸法の短縮化が可能となる。
【0030】また、前記記録用紙ガイド部材39の略円
弧状部39aの内周側には、前記サーマルヘッド保持部
材38のカムフォロワ38eを駆動するサーマルヘッド
及びピンチローラ駆動部40が配置されている。このサ
ーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40は、駆動源で
ある第1のモータ41とこの第1のモータ41の回転駆
動を減速伝達する歯車群42aとこの歯車群42aで減
速伝達された回転力を前記サーマルヘッド保持部材38
のカム38eに伝達する第1のカムフォロワ42bと、
前記ピンチローラ33をキャプスタンローラ34に圧接
または離間方向に動作させるレバー43a、43bを揺
動させる第2のカムフォロワ42cが同軸に形成された
駆動部材42から構成されている。なお、前記サーマル
ヘッド及びピンチローラ駆動部40は、背面シャーシ3
2cに配置され、そのシャーシ32cは前記記録用紙ガ
イド部材39の略円弧状部39aの内周側に配置されて
前記左右シャーシ32a,32bで挟持固定されてい
る。
弧状部39aの内周側には、前記サーマルヘッド保持部
材38のカムフォロワ38eを駆動するサーマルヘッド
及びピンチローラ駆動部40が配置されている。このサ
ーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40は、駆動源で
ある第1のモータ41とこの第1のモータ41の回転駆
動を減速伝達する歯車群42aとこの歯車群42aで減
速伝達された回転力を前記サーマルヘッド保持部材38
のカム38eに伝達する第1のカムフォロワ42bと、
前記ピンチローラ33をキャプスタンローラ34に圧接
または離間方向に動作させるレバー43a、43bを揺
動させる第2のカムフォロワ42cが同軸に形成された
駆動部材42から構成されている。なお、前記サーマル
ヘッド及びピンチローラ駆動部40は、背面シャーシ3
2cに配置され、そのシャーシ32cは前記記録用紙ガ
イド部材39の略円弧状部39aの内周側に配置されて
前記左右シャーシ32a,32bで挟持固定されてい
る。
【0031】前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動
部40の第2のカム42cは、前記左右シャーシ32a
と32bに回転自在に軸止された回転軸50に設けられ
たカム51を駆動する。さらに、この回転軸50の両端
部に一端が固定された長形の固定片50a,50bが設
けられ、この固定片50a,50bの他端には、前記レ
バー43a,43bの一端が回動ピンで転結されてい
る。このレバー43a,43bは、前記キャプスタンロ
ーラ34の近傍まで前記記録用紙ガイド部材39と略平
行に延在させ、その他端にはくの字形状の駆動腕52
a,52bの一端が回動自在に軸止されている。この駆
動腕52a,52bの中央部分は前記左右シャーシ32
a,32bに回動自在に軸止され、さらに、この駆動腕
52a,52bの他端には前記ピンチローラ33の軸3
3aが回動自在に軸止されている。なお、レバー43
a,43bと駆動腕52a,52bの軸止点には、弾性
体52cでピンチローラ33をキャプスタンローラ34
に圧接する方向に弾性力が付与されている。
部40の第2のカム42cは、前記左右シャーシ32a
と32bに回転自在に軸止された回転軸50に設けられ
たカム51を駆動する。さらに、この回転軸50の両端
部に一端が固定された長形の固定片50a,50bが設
けられ、この固定片50a,50bの他端には、前記レ
バー43a,43bの一端が回動ピンで転結されてい
る。このレバー43a,43bは、前記キャプスタンロ
ーラ34の近傍まで前記記録用紙ガイド部材39と略平
行に延在させ、その他端にはくの字形状の駆動腕52
a,52bの一端が回動自在に軸止されている。この駆
動腕52a,52bの中央部分は前記左右シャーシ32
a,32bに回動自在に軸止され、さらに、この駆動腕
52a,52bの他端には前記ピンチローラ33の軸3
3aが回動自在に軸止されている。なお、レバー43
a,43bと駆動腕52a,52bの軸止点には、弾性
体52cでピンチローラ33をキャプスタンローラ34
に圧接する方向に弾性力が付与されている。
【0032】前記キャプスタンローラ34、プラテンロ
ーラ35、及び記録用紙ガイド部材39とプリンタ装置
11の底面外装11bとの間には、第1の回路基板44
が配置され、前記記録用紙ガイド部材39の略円弧状部
39aとプリンタ装置11の背面外装との間には、第2
の回路基板45が配置されている。前記第1の回路基板
44は、主としてサーマルヘッド36に供給する画像信
号の処理回路や記録媒体19から画像データを読み取り
処理する回路、及び前記PCインターフェイスプラグ2
0が接続されるPCインターフェイスコネクタ20aを
介して、コンピュータ機器からの画像データを処理する
回路等が搭載されている。前記第2の回路基板45は、
主として前記DCインレットプラグ21が接続されるコ
ネクタまたは前記バッテリー22の接点23が接続され
る前記電池接片等が配置され、供給される駆動電力を基
に、前記第1の回路基板44の各種回路の駆動電力及び
前記各種駆動部の駆動電力等の電源回路が搭載されてい
る。なお、前記第1と第2の回路基板44,45に搭載
される回路は前述の回路に限定されるものではなく、必
要に応じて搭載される回路内容を入れ替えることも可能
である。
ーラ35、及び記録用紙ガイド部材39とプリンタ装置
11の底面外装11bとの間には、第1の回路基板44
が配置され、前記記録用紙ガイド部材39の略円弧状部
39aとプリンタ装置11の背面外装との間には、第2
の回路基板45が配置されている。前記第1の回路基板
44は、主としてサーマルヘッド36に供給する画像信
号の処理回路や記録媒体19から画像データを読み取り
処理する回路、及び前記PCインターフェイスプラグ2
0が接続されるPCインターフェイスコネクタ20aを
介して、コンピュータ機器からの画像データを処理する
回路等が搭載されている。前記第2の回路基板45は、
主として前記DCインレットプラグ21が接続されるコ
ネクタまたは前記バッテリー22の接点23が接続され
る前記電池接片等が配置され、供給される駆動電力を基
に、前記第1の回路基板44の各種回路の駆動電力及び
前記各種駆動部の駆動電力等の電源回路が搭載されてい
る。なお、前記第1と第2の回路基板44,45に搭載
される回路は前述の回路に限定されるものではなく、必
要に応じて搭載される回路内容を入れ替えることも可能
である。
【0033】次に、プリンタ装置11の図中左側側面に
は、前記記録用紙ガイド部材39の略円弧状部39aの
内側に前記キャプスタンローラ34を駆動する第2のモ
ータ46が設けられ、この第2のモータ46の駆動軸は
前記左シャーシ32bから貫通させ、この駆動軸に取り
付けられた歯車を含む複数の歯車とベルトからなるキャ
プスタンローラ駆動部47によって所定の回転数に減速
制御される。この所定回転数に減速制御された回転駆動
力は、キャプスタンローラ34の軸34aが固定された
歯車によってキャプスタンローラ34を回転駆動する。
は、前記記録用紙ガイド部材39の略円弧状部39aの
内側に前記キャプスタンローラ34を駆動する第2のモ
ータ46が設けられ、この第2のモータ46の駆動軸は
前記左シャーシ32bから貫通させ、この駆動軸に取り
付けられた歯車を含む複数の歯車とベルトからなるキャ
プスタンローラ駆動部47によって所定の回転数に減速
制御される。この所定回転数に減速制御された回転駆動
力は、キャプスタンローラ34の軸34aが固定された
歯車によってキャプスタンローラ34を回転駆動する。
【0034】さらに、前記左シャーシ32bの外側面に
は、第3のモータ48が配置され、この第3のモータ4
8の回転軸に取り付けられた歯車と他の複数の歯車を組
み合わせて前記リール軸36a,36bと前記記録用紙
引出ローラ31を回転駆動させるインクリボン及び記録
用紙引出駆動部49が設けられている。このインクリボ
ン及び記録用紙引出駆動部49により、前記リール軸3
6a,36bに嵌合した前記インクリボンカセット16
の供給リール収納部と巻き取りリール収納部に配置され
ている供給と巻き取りリールを所定の回転速度で駆動し
て、インクリボンを供給リールから巻き取りリールへと
搬送し、かつ、前記記録用紙引出ローラ31を所定の回
転速度で回転駆動させて、記録用紙挿入口14に挿着さ
れた記録用紙カセット13から記録用紙を引き出して、
前記ピンチローラ33とキャプスタンローラ34へと搬
送させる。
は、第3のモータ48が配置され、この第3のモータ4
8の回転軸に取り付けられた歯車と他の複数の歯車を組
み合わせて前記リール軸36a,36bと前記記録用紙
引出ローラ31を回転駆動させるインクリボン及び記録
用紙引出駆動部49が設けられている。このインクリボ
ン及び記録用紙引出駆動部49により、前記リール軸3
6a,36bに嵌合した前記インクリボンカセット16
の供給リール収納部と巻き取りリール収納部に配置され
ている供給と巻き取りリールを所定の回転速度で駆動し
て、インクリボンを供給リールから巻き取りリールへと
搬送し、かつ、前記記録用紙引出ローラ31を所定の回
転速度で回転駆動させて、記録用紙挿入口14に挿着さ
れた記録用紙カセット13から記録用紙を引き出して、
前記ピンチローラ33とキャプスタンローラ34へと搬
送させる。
【0035】次に、前記サーマルヘッド及びピンチロー
ラ駆動部40を介して前記サーマルヘッド保持部材38
の前記プラテンローラ35との密着及び離間動作と、ピ
ンチローラ33のキャプスタンローラ34との密着及び
離間動作を説明する。
ラ駆動部40を介して前記サーマルヘッド保持部材38
の前記プラテンローラ35との密着及び離間動作と、ピ
ンチローラ33のキャプスタンローラ34との密着及び
離間動作を説明する。
【0036】前記第1のモータ41の回転駆動は、歯車
群42aを介して第1と第2のカムフォロワ42b,4
2cに伝達され、前記第1のカムフォロワ42bは前記
サーマルヘッド保持部材38のカムフォロワ38eを図
中時計方向に押圧して、回転軸38cを中心にサーマル
ヘッド保持部材38を図中反時計方向に回動させて、サ
ーマルヘッド37をプラテンローラ35に密着させると
共に、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
の第2のカムフォロワ42cも図中時計方向に回動し、
カム51との接触状態が解除され、前記弾性体52cで
レバー43a,4b,固定片50a、50b及び駆動腕
52a,52bが図中左方向に摺動移動し、駆動腕52
a,52bが固定軸を中心にして時計方向に回動しピン
チローラ33をキャプスタンローラ34に密着させる。
群42aを介して第1と第2のカムフォロワ42b,4
2cに伝達され、前記第1のカムフォロワ42bは前記
サーマルヘッド保持部材38のカムフォロワ38eを図
中時計方向に押圧して、回転軸38cを中心にサーマル
ヘッド保持部材38を図中反時計方向に回動させて、サ
ーマルヘッド37をプラテンローラ35に密着させると
共に、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
の第2のカムフォロワ42cも図中時計方向に回動し、
カム51との接触状態が解除され、前記弾性体52cで
レバー43a,4b,固定片50a、50b及び駆動腕
52a,52bが図中左方向に摺動移動し、駆動腕52
a,52bが固定軸を中心にして時計方向に回動しピン
チローラ33をキャプスタンローラ34に密着させる。
【0037】次に、前記第1のモータ41を逆回転させ
ると、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
は逆の回転駆動を行い、前記サーマルヘッド保持部材3
8はプラテンローラ35から、ピンチローラ33はキャ
プスタンローラ34から離間する方向に回動する。
ると、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
は逆の回転駆動を行い、前記サーマルヘッド保持部材3
8はプラテンローラ35から、ピンチローラ33はキャ
プスタンローラ34から離間する方向に回動する。
【0038】次に、前記左シャーシ32bの外側面に設
けられたキャプスタンローラ駆動部47とインクリボン
及び記録用紙駆動部49の動作について説明する。
けられたキャプスタンローラ駆動部47とインクリボン
及び記録用紙駆動部49の動作について説明する。
【0039】前記キャプスタンローラ34は、前記第2
のモータ46の正転逆転により、キャプスタンローラ駆
動部47を介して正転逆転する。このとき、前記ピンチ
ローラ33が前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動
部40の駆動により、キャプスタンローラ34に密着さ
れており、このキャプスタンローラ34の正転で記録用
紙がプリント方向に搬送され、逆転で記録用紙が排紙方
向に搬送される。
のモータ46の正転逆転により、キャプスタンローラ駆
動部47を介して正転逆転する。このとき、前記ピンチ
ローラ33が前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動
部40の駆動により、キャプスタンローラ34に密着さ
れており、このキャプスタンローラ34の正転で記録用
紙がプリント方向に搬送され、逆転で記録用紙が排紙方
向に搬送される。
【0040】前記インクリボン及び記録用紙駆動部49
は、第3のモータ48の駆動回転がインクリボン及び記
録用紙駆動部49を介して、リール軸36a,36bと
記録用紙引出ローラ31に伝達されて、インクリボンカ
ートリッジ16のインクリボンをプリント方向に搬送
し、かつ、記録用紙を記録用紙カセット13から引き出
し、プリント方向に搬送する。
は、第3のモータ48の駆動回転がインクリボン及び記
録用紙駆動部49を介して、リール軸36a,36bと
記録用紙引出ローラ31に伝達されて、インクリボンカ
ートリッジ16のインクリボンをプリント方向に搬送
し、かつ、記録用紙を記録用紙カセット13から引き出
し、プリント方向に搬送する。
【0041】前記サーマルヘッド保持部材38を図4を
用いて詳述すると、このサーマルヘッド保持部材38
は、熱伝導性の優れた金属部材で形成されている。さら
に、サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40(図2
乃至図3参照)も熱伝導性の優れた金属部材で形成され
ている。前記サーマルヘッド保持部材38のヘッド保持
部38aに保持固定されるサーマルヘッド37は、複数
の発熱素子が長手方向に配置されており、その複数の発
熱素子をプリントする画像に応じた信号の基で、発熱と
廃熱を繰り返している。また、このサーマルヘッド37
から前記インクリボンに与える熱の温度により、熱転写
させる原色の明度が制御されるようになっている。この
ため、サーマルヘッド37の発熱素子が発熱して、イン
クリボンのインクを熱転写後速やかに廃熱冷却する必要
があり、その廃熱冷却が不十分であると、インクリボン
から転写される色の明度に誤差が生じて、所望の色彩明
度の画像のプリントができない。そこで、サーマルヘッ
ド37の発熱は、熱伝導性の優れた金属部材で形成した
サーマルヘッド保持部材38のサーマルヘッド保持部3
8a、アーム部38b、カム38e及び軸38cを介し
て左右シャーシ52a,52bへと伝導されて廃熱され
る。又、サーマルヘッド保持部材38のカム38eを介
して、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
の第1のカムフォロワ42dと歯車群42aにも伝導さ
れ、この第1のカムフォロワ38eと歯車群42aを熱
伝導性の優れた金属部材で形成されているため背面シャ
ーシ32cへと伝導されて廃熱される。なお、前記サー
マルヘッド保持部材38の図中表面に放熱用の凹部38
fを複数形成して、表面面積を大きくすることで、さら
なる廃熱が可能となる。
用いて詳述すると、このサーマルヘッド保持部材38
は、熱伝導性の優れた金属部材で形成されている。さら
に、サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40(図2
乃至図3参照)も熱伝導性の優れた金属部材で形成され
ている。前記サーマルヘッド保持部材38のヘッド保持
部38aに保持固定されるサーマルヘッド37は、複数
の発熱素子が長手方向に配置されており、その複数の発
熱素子をプリントする画像に応じた信号の基で、発熱と
廃熱を繰り返している。また、このサーマルヘッド37
から前記インクリボンに与える熱の温度により、熱転写
させる原色の明度が制御されるようになっている。この
ため、サーマルヘッド37の発熱素子が発熱して、イン
クリボンのインクを熱転写後速やかに廃熱冷却する必要
があり、その廃熱冷却が不十分であると、インクリボン
から転写される色の明度に誤差が生じて、所望の色彩明
度の画像のプリントができない。そこで、サーマルヘッ
ド37の発熱は、熱伝導性の優れた金属部材で形成した
サーマルヘッド保持部材38のサーマルヘッド保持部3
8a、アーム部38b、カム38e及び軸38cを介し
て左右シャーシ52a,52bへと伝導されて廃熱され
る。又、サーマルヘッド保持部材38のカム38eを介
して、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40
の第1のカムフォロワ42dと歯車群42aにも伝導さ
れ、この第1のカムフォロワ38eと歯車群42aを熱
伝導性の優れた金属部材で形成されているため背面シャ
ーシ32cへと伝導されて廃熱される。なお、前記サー
マルヘッド保持部材38の図中表面に放熱用の凹部38
fを複数形成して、表面面積を大きくすることで、さら
なる廃熱が可能となる。
【0042】又、前記サーマルヘッド保持部材38は、
サーマルヘッド保持部38aの長手方向略中間部から垂
直方向にアーム部38bを延出させて、略T字形状とし
たことにより、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆
動部40の第1のモータ41、又はキャプスタンローラ
駆動部47の第2のモータ46(図2乃至図3参照)が
アーム部38bの一方側の空間部に配置可能となる。
サーマルヘッド保持部38aの長手方向略中間部から垂
直方向にアーム部38bを延出させて、略T字形状とし
たことにより、前記サーマルヘッド及びピンチローラ駆
動部40の第1のモータ41、又はキャプスタンローラ
駆動部47の第2のモータ46(図2乃至図3参照)が
アーム部38bの一方側の空間部に配置可能となる。
【0043】さらに、前記サーマルヘッド37には、画
像信号に基づいて発熱素子を所定の温度に昇温するため
に高電圧を生成供給する電解コンデンサ53が用いられ
ている。この電解コンデンサ53を前記アーム部38b
の他方の空間部に配置することが可能となる。
像信号に基づいて発熱素子を所定の温度に昇温するため
に高電圧を生成供給する電解コンデンサ53が用いられ
ている。この電解コンデンサ53を前記アーム部38b
の他方の空間部に配置することが可能となる。
【0044】以上述べたように、サーマルヘッド保持部
材38は、長手方向に発熱素子が配置されたサーマルヘ
ッド37を保持するサーマルヘッド保持部38aの略中
間部分から垂直方向に延出させたアーム部38bからな
る略T字形状とし、そのアーム部38bの他端頂点38
dにカムフォロワ38eを配置した被駆動を形成し、そ
の被駆動部に対して、第1のモータ41の回転駆動によ
りサーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40のカムフ
ォロワ42bを介して、前記サーマルヘッド37をプラ
テンローラ35との密着離間の動作を行うようにした。
これにより、前記サーマルヘッド保持部材38が図中上
下動してプラテンローラ35との密着と離間動作のスト
ロークは最小範囲で行うことができ、かつ、前記アーム
部38bをサーマルヘッド保持部38aの略中間部分に
設けたことにより、アーム部38bからサーマルヘッド
保持部38aに加わる図中下方向のプラテンローラ35
への密着力はサーマルヘッド保持部38aで分散され
て、サーマルヘッド37とプラテンローラ35は長手方
向に均一に密着力が生じる。さらに、サーマルヘッド保
持部材38をT字形状としたことにより、アーム部38
bの両側の空間部に第1又は第2のモータ41,42又
は電解コンデンサ53等の形状が大型な部品を配置可能
となる。この結果、プリンタ装置11の高さ方向及び奥
行き方向の形状寸法を小型薄型にすることが可能とな
る。
材38は、長手方向に発熱素子が配置されたサーマルヘ
ッド37を保持するサーマルヘッド保持部38aの略中
間部分から垂直方向に延出させたアーム部38bからな
る略T字形状とし、そのアーム部38bの他端頂点38
dにカムフォロワ38eを配置した被駆動を形成し、そ
の被駆動部に対して、第1のモータ41の回転駆動によ
りサーマルヘッド及びピンチローラ駆動部40のカムフ
ォロワ42bを介して、前記サーマルヘッド37をプラ
テンローラ35との密着離間の動作を行うようにした。
これにより、前記サーマルヘッド保持部材38が図中上
下動してプラテンローラ35との密着と離間動作のスト
ロークは最小範囲で行うことができ、かつ、前記アーム
部38bをサーマルヘッド保持部38aの略中間部分に
設けたことにより、アーム部38bからサーマルヘッド
保持部38aに加わる図中下方向のプラテンローラ35
への密着力はサーマルヘッド保持部38aで分散され
て、サーマルヘッド37とプラテンローラ35は長手方
向に均一に密着力が生じる。さらに、サーマルヘッド保
持部材38をT字形状としたことにより、アーム部38
bの両側の空間部に第1又は第2のモータ41,42又
は電解コンデンサ53等の形状が大型な部品を配置可能
となる。この結果、プリンタ装置11の高さ方向及び奥
行き方向の形状寸法を小型薄型にすることが可能とな
る。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明のプリンタ装置
は、サーマルヘッドが取り付け固定されたサーマルヘッ
ド保持部材を略中央部で駆動するようにしたので、この
サーマルヘッド保持部材を駆動する駆動系に必要以上の
負担を掛けることなく駆動力を長手方向に複数の発熱素
子を設けたサーマルヘッドに均一に分散させることがで
きる。また、サーマルヘッドの駆動ストロークを最小範
囲に設定可能となる。さらに、略T字形状のサーマルヘ
ッド保持部材のアーム部の両側部にモータや電解コンデ
ンサ等の大型部品を効率良く配置可能となり、プリンタ
装置の薄型化と小型化が実現可能となった。
は、サーマルヘッドが取り付け固定されたサーマルヘッ
ド保持部材を略中央部で駆動するようにしたので、この
サーマルヘッド保持部材を駆動する駆動系に必要以上の
負担を掛けることなく駆動力を長手方向に複数の発熱素
子を設けたサーマルヘッドに均一に分散させることがで
きる。また、サーマルヘッドの駆動ストロークを最小範
囲に設定可能となる。さらに、略T字形状のサーマルヘ
ッド保持部材のアーム部の両側部にモータや電解コンデ
ンサ等の大型部品を効率良く配置可能となり、プリンタ
装置の薄型化と小型化が実現可能となった。
【0046】又、サーマルヘッドの発熱をサーマルヘッ
ド保持部材と駆動系を介して廃熱することにより冷却効
率が向上する。
ド保持部材と駆動系を介して廃熱することにより冷却効
率が向上する。
【図1】本発明に係るプリンタ装置の一実施形態の全体
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図2】本発明に係るプリンタ装置の一実施形態の内部
構成を示す分解斜視図。
構成を示す分解斜視図。
【図3】本発明に係るプリンタ装置の一実施形態の内部
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図4】本発明に係るプリンタ装置の一実施形態に用い
るサーマルヘッド保持部材を示す斜視図。
るサーマルヘッド保持部材を示す斜視図。
11…プリンタ装置 12…入力動作表示手段 13…記録用紙カセット 14…記録用紙挿入口 15…記録用紙挿入口蓋 16…インクリボンカセット 17…インクリボン挿入口 18…インクリボン挿入口蓋 19…記録媒体 20…PCインターフェイスプラグ 21…DCインレットプラグ 22…バッテリー 23…接点 24…固定片 31…記録用紙引出ローラ 32…シャーシ 33…ピンチローラ 34…キャプスタンローラ 35…プラテンローラ 36…リール軸 37…サーマルヘッド 38…サーマルヘッド保持部材 39…記録用紙ガイド部材 40…サーマルヘッド及びピンチローラ駆動部 41…第1のモータ 42…歯車群 43…レバー 44…第1の印刷基板 45…第2の印刷基板 46…第2のモータ 47…キャプスタンローラ駆動部 48…第3のモータ 49…インクリボン及び記録用紙駆動部 50…回転軸 51…カム 52…駆動片 53…電解コンデンサ
Claims (5)
- 【請求項1】 長手方向に発熱素子が配列されたサーマ
ルヘッドと、 上記サーマルヘッドの略中間部分から上記長手方向と略
垂直な方向に延出するアーム部を有していて、当該アー
ム部の一端部分には当該サーマルヘッドを保持する保持
部が形成され、当該アーム部の他端部分には1つの被駆
動部が設けられたヘッド保持部材と、 駆動源からの駆動力を受けて、上記ヘッド保持部材に設
けられた1つの被駆動部を駆動する駆動部材と、 を具備したことを特徴とするプリンタ装置。 - 【請求項2】上記被駆動部又は駆動部材の一方の端部に
は、カムフォロワが形成され、他方には当該カムフォロ
ワを駆動するカムが形成されていることを特徴とする請
求項1記載のプリンタ装置。 - 【請求項3】 上記カムフォロワ及びカムは、熱伝導性
の良い金属部材によって形成され、上記サーマルヘッド
からの熱を当該カムフォロワ及びカムによってプリンタ
装置の本体へ逃がすようにしたことを特徴とする請求項
2記載のプリンタ装置。 - 【請求項4】 上記アーム部は、上記保持部が上記サー
マルヘッドの長手方向と平行に延びた平行部分と当該平
行部分と垂直な方向に延びた垂直部分とによって形成さ
れたT字形状を呈していることを特徴とする請求項2記
載のプリンタ装置。 - 【請求項5】 上記T字形状の一部を形成する垂直部分
の一方側又は他方側には、上記駆動源であるモータ、該
モータからの駆動力を上記駆動部材に伝達する駆動機構
及びコンデンサが配置されていることを特徴とする請求
項4記載のプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069917A JP2001260465A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069917A JP2001260465A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001260465A true JP2001260465A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18588717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000069917A Pending JP2001260465A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001260465A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155101A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Tohoku Ricoh Co Ltd | サーマルプリンタのヘッド加圧機構 |
JPH07246752A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-09-26 | Sato:Kk | サーマルプリンタ装置 |
JPH08332753A (ja) * | 1995-06-07 | 1996-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サーマル印字装置 |
JPH10305600A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Seiko Epson Corp | サーマルプリンタ |
JPH11254715A (ja) * | 1998-03-06 | 1999-09-21 | Alps Electric Co Ltd | ヘッド位置調整機構およびこの機構を備えたラインプリンタ |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000069917A patent/JP2001260465A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05155101A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Tohoku Ricoh Co Ltd | サーマルプリンタのヘッド加圧機構 |
JPH07246752A (ja) * | 1994-03-10 | 1995-09-26 | Sato:Kk | サーマルプリンタ装置 |
JPH08332753A (ja) * | 1995-06-07 | 1996-12-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サーマル印字装置 |
JPH10305600A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Seiko Epson Corp | サーマルプリンタ |
JPH11254715A (ja) * | 1998-03-06 | 1999-09-21 | Alps Electric Co Ltd | ヘッド位置調整機構およびこの機構を備えたラインプリンタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20091208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |