JP2001259981A5 - - Google Patents

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【発明の名称】球体研磨装置の環状溝成形方法及び成形装置
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は球体研磨装置の環状溝成形方法及び成形装置に関し、より詳しくは、転がり軸受の転動体等に使用される球体を研磨加工する球体研磨装置において、研磨加工の際に前記球体を案内するための環状溝の成形方法及び成形装置に関する。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、高精度な研磨加工を施すことのできる研磨加工用環状溝を短時間で得ることのできる球体研磨装置の環状溝成形方法及び成形装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る球体研磨装置の環状溝成形方法は、固定盤支持体と回転盤支持体とを研磨装置本体内の所定位置に配し、第1の切削工具を前記回転盤支持体に装着すると共に、平板形状の固定盤を前記第1の切削工具と対向状に前記固定盤支持体に装着し、前記回転盤支持体を回転させながら前記回転盤支持体又は前記固定盤支持体のうちの一方の盤体を軸方向に動させることにより前記固定盤に同心円状の複数の第1の環状溝を成形し、次いで、平板形状の回転盤を前記固定盤と対向状に前記回転盤支持体に装着し、前記第1の環状溝が成形された前記固定盤と前記平板形状の回転盤との間に球体を挟持・転走させることにより、前記第1の環状溝の軌跡を前記回転盤に転写して該回転盤に転写溝を成形し、次に、第2の切削工具を前記第1の環状溝が成形された前記固定盤に装着し、前記転写溝に基いて前記回転盤に同心円状の複数の第2の環状溝を成形することを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の球体研磨装置の環状溝成形装置は、球体研磨装置本体の固定盤支持体に非回転状態に装着された固定盤と、前記球体研磨装置本体の回転盤支持体に前記固定盤に対向して装着された回転盤と、前記回転盤支持体又は前記固定盤支持体のうちの一方の盤体を軸心方向に移動する移動手段とを備える環状溝成形装置において、前記回転盤支持体に、前記固定盤支持体に装着された前記固定盤と対向状に装着されるように構成され、前記回転盤の回転により、前記固定盤支持体に装着された前記固定盤の前記回転盤との対向面に同心円状の複数の第1の環状溝を成形する第1の切削工具と、前記固定盤に、前記回転盤支持体に装着された前記回転盤と対向状に装着するように構成され、前記回転盤の回転により、前記回転盤支持体に装着された前記回転盤の前記固定盤との対向面に同心円状の複数の前記第2の環状溝を成形する第2の切削工具とを有することを特徴とする。
【0010】
上記環状溝成形方法及び成形装置によれば、回転盤支持体に装着された第1の切削工具を使用して固定盤に第1の環状溝を成形し、次いで、該第1の環状溝の軌跡を回転盤に転写して転写溝を成形し、その後転写溝に基づいて第2の環状溝を回転盤に成形しているので、回転盤及び固定盤を夫々回転盤支持体及び固定盤支持体に装着した状態で第1及び第2の環状溝を成形することができ、したがって、第1及び第2の環状溝は完全に対向する位置に成形され、加工誤差や取付誤差が生じることもない。しかも、第2の切削工具により転写溝に基づいて前記第2の環状溝を成形しているので、転写溝の成形を溝深さが比較的浅い段階で終了し、引き続いて第2の切削工具により第2の環状溝を成形することにより、長時間の「盤ならし加工」が不要となり、短時間で所望の環状溝を成形することができる。
【0011】
また、上記環状溝成形方法及び成形装置において、第2の切削工具の切削部の先端形状は被加工物である球体の球形に対応した形状とするのが好ましい。すなわち、前記切削部を斯かる形状とすることにより、より短時間で容易に所望形状の第2の環状溝を成形することができる。
【0046】
このように本実施の形態によれば、回転盤支持体の第1及び第2の回転軸13、15と同軸を使って切削加工を施しているため、回転盤支持体の回転中心との偏心を生じることなく第1の環状溝2を成形することができる。
【0047】
尚、本実施の形態においては、回転盤支持体には、第1の切削工具6等、該回転盤支持体の装着物に対するバランスウエイトを取り付けることが望ましい。
【0048】
(II)転写溝成形工程
転写溝成形工程では、まず、図3に示す球体研磨装置から、第1の切削工具6等の回転盤支持体への装着物やストッパ30等の固定盤支持体8に組み込まれた部材を除去し、メタルボンドのダイヤモンド砥石からなる平板形状の回転盤3を回転盤支持体に装着する(図2参照)。そして、この状態で回転盤3と固定盤1との間に被加工物と同一形状の球体10を供給し、該球体10を回転盤3と固定盤1との間に挟持させながら第1の回転軸13と連動するモータ(不図示)を駆動させて回転盤3を回転させる。そして、遊離砥粒を援用しながら球体10を第1の環状溝2内で転走させ、これにより第1の環状溝2の溝軌跡を回転盤3側に転写し該回転盤3に転写溝4を成形する。
【0059】
このようにスライド機構45、拡大鏡55及び第3の回転軸57が組み込まれた球体研磨装置においては、第1の把持部49aを操作し位置測定器5で矢印D方向のスライド部材50の位置調整を行い、さらに、拡大鏡55を使用し、図6(a)に示すように、転写溝4のR形状の底部と切削部52のR形状の先端とが対応するように第2の把持部51を操作し、第2の切削工具11の初期位置を決定する。また、第2の環状溝5の溝深さが所定量に到達すると第3の回転軸57の突起部58がストッパ59に当接するようにナット60を回転させてストッパ59の位置を調整する。
【0063】
このように本実施の形態によれば、第1の環状溝2を転写した転写溝4に基づいて回転盤3に第2の環状溝5を成形し、しかも回転盤支持体の第1及び第2の回転軸13、15と同軸を使って切削加工しているため、固定盤1の第1の環状溝2と完全に対向して位置ずれの生じない第2の環状溝5を回転盤3に成形することができる。
【0069】
すなわち、第1及び第2の環状溝2、5間に供給される球体と環状溝とのマッチングが不良等となった場合は、図8に示すように環状溝5の底部5aのみで球体10が研磨加工されるため、真円度の低い三角形状の等径ひずみ球に研磨加工される場合がある。このため、従来では、環状溝の低部が矩形状のステッキ溝やV溝を有する研磨盤と交換していた。
【0080】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る球体研磨装置の環状溝成形方法及び成形装置によれば、固定盤支持体と回転盤支持体とを研磨装置本体内の所定位置に配し、第1の切削工具を回転盤支持体に装着すると共に、平板形状の固定盤を第1の切削工具と対向状に固定盤支持体に装着し、回転盤支持体を回転させながら回転盤支持体又は固定盤支持体のうちの一方の盤体を軸方向に動させることにより固定盤に同心円状の複数の第1の環状溝を成形し、次いで、平板形状の回転盤を固定盤と対向状に回転盤支持体に装着し、第1の環状溝が成形された固定盤と平板形状の回転盤との間に球体を挟持・転走させることにより、第1の環状溝の軌跡を回転盤に転写して該回転盤に転写溝を成形し、次に、第2の切削工具を第1の環状溝が成形された固定盤に装着し、転写溝に基いて回転盤に同心円状の複数の第2の環状溝を成形するので、研磨装置本体上で第1及び第2の環状溝が成形されることとなり、したがって回転盤と固定盤との環状溝の中心、及び被加工物である球体の回転中心とが完全に一致し、しかも第1及び第2の切削工具を使用することによ所望の溝深さを有する環状溝を成形することができ、したがって、例えばHDD等のコンピュータ関連機器に使用される玉軸受用転動体のように極めて高精度な加工精度の要求される球体に対しても好適した球体研磨装置を得ることができる。

Claims (2)

  1. 固定盤支持体と回転盤支持体とを研磨装置本体内の所定位置に配し、第1の切削工具を前記回転盤支持体に装着すると共に、平板形状の固定盤を前記第1の切削工具と対向状に前記固定盤支持体に装着し、前記回転盤支持体を回転させながら前記回転盤支持体又は前記固定盤支持体のうちの一方の盤体を軸方向に動させることにより前記固定盤に同心円状の複数の第1の環状溝を成形し、次いで、平板形状の回転盤を前記固定盤と対向状に前記回転盤支持体に装着し、前記第1の環状溝が成形された前記固定盤と前記平板形状の回転盤との間に球体を挟持・転走させることにより、前記第1の環状溝の軌跡を前記回転盤に転写して該回転盤に転写溝を成形し、次に、第2の切削工具を前記第1の環状溝が成形された前記固定盤に装着し、前記転写溝に基いて前記回転盤に同心円状の複数の第2の環状溝を成形することを特徴とする球体研磨装置の環状溝成形方法。
  2. 球体研磨装置本体の固定盤支持体に非回転状態に装着された固定盤と、前記球体研磨装置本体の回転盤支持体に前記固定盤に対向して装着された回転盤と、前記回転盤支持体又は前記固定盤支持体のうちの一方の盤体を軸心に対して平行な方向に移動する移動手段とを備える環状溝成形装置において、
    前記回転盤支持体に、前記固定盤支持体に装着された前記固定盤と対向状に装着されるように構成され、前記回転盤の回転により、前記固定盤支持体に装着された前記固定盤の前記回転盤との対向面に同心円状の複数の第1の環状溝を成形する第1の切削工具と、前記固定盤に、前記回転盤支持体に装着された前記回転盤と対向状に装着するように構成され、前記回転盤の回転により、前記回転盤支持体に装着された前記回転盤の前記固定盤との対向面に同心円状の複数の前記第2の環状溝を成形する第2の切削工具とを有することを特徴とする球体研磨装置の環状溝成形装置。
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