JP2001259892A - 流体含有物質の圧搾装置 - Google Patents

流体含有物質の圧搾装置

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JP2001259892A
JP2001259892A JP2000128618A JP2000128618A JP2001259892A JP 2001259892 A JP2001259892 A JP 2001259892A JP 2000128618 A JP2000128618 A JP 2000128618A JP 2000128618 A JP2000128618 A JP 2000128618A JP 2001259892 A JP2001259892 A JP 2001259892A
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roll
tooth profile
tooth
squeezing
rolls
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Shoichi Fujii
正一 藤井
Yoshitane Tamura
善胤 田村
Yoshimitsu Sukama
善充 洲鎌
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FUJI SANKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯形の凹部2aと凸部2bとが対応する状態
を回転中もずれることなく隙間を常に一定にして且つ流
体含有物質を屈曲させて圧搾する。そして圧搾量と搾取
率を大幅に向上させると共に装置を小型化する。 【解決手段】 直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2
を等分割して歯車状に形成すると共に軸線方向には複数
の縦溝3を形成して成る圧搾用ロールAと送り用ロール
Bと吐出用ロールCと、各ロールの圧搾用ロールと送り
用ロールとを組み合わせ、圧搾用ロールと吐出用ロール
とを組み合わせ、その両ロールとも適宜な隙間をもたせ
て互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状態
に位置決めして回転可能に支持すると共に各ロールを互
いに相反する方向に同期回転させる同期回転機構Dと、
より構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂糖黍など流体含有物
質を圧搾して搾取しジュースなどの食品に加工する機械
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、砂糖黍など棒状の流体含有物質を
圧搾して搾取しジュースなどの食品に加工する技術とし
て、図9ないし図11に示すような技術が知られてい
る。この技術は、三ロール式圧搾機構と言われ、一つの
圧搾用ロール20と二つのロール21、22が三角形に
配列して形成され、前方下のロール21は引き裂かれた
砂糖黍を導く送り用ロール、後方下のロール22は圧搾
済みの砂糖黍を吐き出す吐出用ロールである。更に、上
のロール20と下のロール22には外周面上の軸線方向
に適宜な間隔で複数の凹凸溝23を設けており、下のロ
ール21には外周面上の軸線方向に適宜な間隔で複数の
V形溝24を設けて、各ロールは、図9に示すような適
宜な隙間を設け対向して回動可能に支持せしめている。
なお、ロール20とロール22は、図11に示すよう
に、ロール20の凹部がロール22の凸部に、ロール2
0の凸部がロール22の凹部にと互いに凹凸部が向かい
合うように配列せしめている。また、ローラ21のV形
溝には、図9、図10に示すように、二箇所の円弧状の
切り欠き25を対称して設けており、ロール21のV形
溝凸部がロール20の凹部にと互いに凹凸部が向かい合
うように配列せしめている。そして、各ロールの回転
は、図9の矢印に示すように、互いに相反する方向に回
転するよう構成したものである。
【0003】そして、流体含有物質1、例えば収穫され
た砂糖黍がロール20とロール21V形溝との隙間に送
られると、挿入された砂糖黍は前記ロール20の凹凸部
とロール21のV形溝にて圧搾されて糖汁が搾取され、
次いで、搾取された砂糖黍と一部の糖汁はロール20と
ロール22との隙間に送られ残留している糖汁を搾取し
排出される。そして、搾取された糖汁は図示していない
下方の収汁器に収容される。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】一般に、圧搾機械の能
力は、圧搾量と糖汁搾取率とで測定される。しかしなが
ら、この技術は、丸ロールになっているので、砂糖黍1
とロール20、21との接触面積が小さく、その結果、
砂糖黍1とロール20、21、22とが滑って圧搾効率
が悪くなる。即ち、十分圧搾されず、砂糖黍内に糖汁が
残留することになる。従って、圧搾量と糖汁搾取率が小
さくなるという課題を抱えている。
【0005】また、圧搾量と糖汁搾取率を向上させるた
め、各ロールの隙間を小さくして砂糖黍とロールとの滑
り小さくすると、圧搾力が増大しロールを回転させる動
力が大となり、機械が大きくなるという課題を抱えてい
る。
【0006】本発明は前述の課題を解決することを目的
として開発したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1ないし図
6に示すように、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形
2を等分割して歯車状に形成すると共に軸線方向には前
記歯形に合わせた複数の縦溝3を形成して成る圧搾用ロ
ールAと、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等
分割して歯車状に形成して成る送り用ロールBと、直径
方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状
に形成すると共に軸線方向には前記歯形に合わせた複数
の縦溝3を形成して成る吐出用ロールCと、圧搾用ロー
ルAに隣り合って送り用ロールBと適宜な隙間をもたせ
て互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状態
に位置決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をもたせて
互いに噛み合うようにして回転可能に支持せしめ、圧搾
用ロールAと隣り合って吐出用ロールCと適宜な隙間を
もたせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応でき
る状態に位置決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をも
たせて互いに噛み合うようにして回転可能に支持すると
共に各ロールを互いに相反する方向に同期回転させる同
期回転機構Dと、より構成したものである。
【0008】また、送り用ロールBは、図7、図8に示
すように、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等
分割して歯車状に形成すると共に軸線方向には前記歯形
に合わせた複数の縦溝3を形成したものである。
【0009】そして、流体含有物質1、例えば収穫され
た砂糖黍が圧搾用ロールAと送り用ロールBとの隙間に
送られると、挿入された砂糖黍は前記圧搾用ロールAの
縦溝の尖部3bにて切り裂かれると共に圧搾用ロールA
の凹凸部とそれに対応する送り用ロールBの凹凸部にて
圧搾されて糖汁が搾取される。次いで、搾取された砂糖
黍と一部の糖汁は圧搾用ロールAと吐出用ロールCとの
隙間に送られ、圧搾用ロールAと吐出用ロールCとの縦
溝の尖部3bにて更に切り裂かれると共に圧搾用ロール
Aの凹凸部とそれに対応する吐出用ロールCとの凹凸部
にて更に圧搾され残留する糖汁を搾取して外部へと排出
される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従い本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1ないし図6に示すように、直径方向に
は緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成
すると共に軸線方向には前記歯形に合わせた複数の縦溝
3を形成して成る圧搾用ロールAと、直径方向には緩や
かな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成して成
る送り用ロールBと、直径方向には緩やかな凹凸にした
歯形2を等分割して歯車状に形成すると共に軸線方向に
は前記歯形に合わせた複数の縦溝3を形成して成る吐出
用ロールCとを、圧搾用ロールAを上側に、下側前方位
置に隣り合って送り用ロールBを、下側後方位置に吐出
用ロールCを三角形状に配列せしめ、圧搾用ロールAに
隣り合って送り用ロールBと適宜な隙間をもたせて互い
に歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状態に位置
決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をもたせて互いに
噛み合うようにして回転可能に支持せしめ、前記圧搾用
ロールに隣り合って吐出用ロールと適宜な隙間をもたせ
て互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状態
に位置決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をもたせて
互いに噛み合うようにして回転可能に支持すると共に各
ロールA、B、Cを互いに相反する方向に同期回転させ
る同期回転機構Dと、より構成したものである。
【0012】そして、各ロールを三角形状に配列するに
おいて、圧搾用ロールAと吐出用ロールCとの軸線方向
の位置決めは、図6に示すように、縦溝3が適宜な隙間
をもたせて嵌め合うように支持せしめている。即ち、圧
搾用ロールの縦溝の尖部3bと吐出用ロールの縦溝の溝
部3aに合うよう位置決めしている。
【0013】次に、各ロール及び機構の詳細を説明す
る。
【0014】圧搾用ロールAは、図1ないし図6に示す
ように、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分
割して歯車状に形成すると共に軸線方向には前記歯形に
合わせた複数の縦溝3を設けたものである。
【0015】また、圧搾用ロールAは、軸6に嵌合固着
されており、該軸は軸受9にて回動可能に支持されてい
る。更に、軸6の一端部には歯車11を嵌合固着し、該
軸の他端部にはウオームホイル14を嵌合固着せしめて
いる。
【0016】ここで、ロールAの外周面の軸線方向に前
記歯形に合わせた複数の縦溝3をV形溝に形成している
のは、ロールの単位長さの展圧面積を増大させると共に
V形溝の尖部3bで流体含有物質を切り裂くものであ
る。
【0017】送り用ロールBは、図4に示すように、直
径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車
状に形成したものである。また、ロールBは、軸7に嵌
合固着されており、該軸は軸受9にて回動可能に支持さ
れている。また、軸7の一端部には歯車13を嵌合固着
せしめている。
【0018】送り用ロールBは、図7、図8に示すよう
に、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割し
て歯車状に形成すると共に軸線方向には前記歯形に合わ
せた複数の縦溝3を設けたものである。
【0019】なお、本発明本実施例では、流体含有物質
1の食い込みを容易にするため、凸部の先端部を平たく
して凹部2aを緩やかな歯形にしているが、送り用ロー
ルBに用いる歯形の形状は圧搾用ロールAに用いている
歯形と同じにしてもよく、また、略同じであればよく、
本発明は実施例には限定されない。
【0020】吐出用ロールCは、図4に示すように、直
径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車
状に形成すると共に軸線方向には前記歯形に合わせた複
数の縦溝3を設けたものである。また、吐出用ロールC
は軸8に嵌合固着されており、該軸は軸受9にて回動可
能に支持されている。さらに、軸8の一端部には歯車1
3を嵌合固着せしめている。
【0021】なお、本発明本実施例では、圧搾用ロール
と吐出用ロールの歯形を略同じにしているが、直径方向
を緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成
するという点において合理性があれば、即ち、圧搾用ロ
ールAに隣り合って吐出用ロールCと適宜な隙間をもた
せて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状
態に位置決めすることができれば他の構成が違ってもよ
く、本発明は本実施例には限定されない。
【0022】また、凹凸にした歯形2を等分割している
が、本発明の特徴とする流体含有物質を歯形の凹凸で屈
曲させる分割数は3ないし10が好ましい。しかし直径
大なる場合は12以上も可能であり、ロール直径の大き
さにより異なる。
【0023】同期回転機構Dは、図1ないし図3に示す
ように、各ロールA、B、Cを三角形状に配列して隣り
合うロールの縦溝3を適宜な隙間をもたせて互いに噛み
合うようにして回転可能に支持せしめたロール支持機構
Eと、各ロールの歯形の凹部2aと凸部2bとが互いに
対応できる状態に位置決めすると共に各ロールA、B、
Cを互いに相反する方向に同期して回転させる同期機構
Fと、より構成したものである。
【0024】ロール支持機構Eは、図1ないし図3に示
すように、各ロールA、B、Cのそれぞれの軸6、7、
8をフレーム10に取り付けられた軸受9にて回動可能
に支持したもので、その軸線方向にはロールの縦溝3を
適宜な隙間をもたせて互いに噛み合うようにして回転可
能に支持せしめたものである。そして、その取り付け位
置は各ロールA、B、Cを三角形状に配列する位置で且
つ後述する各ロールの歯車11、12、13が噛み合う
位置に配設したものである。
【0025】同期機構Fは、図1ないし図3に示すよう
に、圧搾用ロールAには、軸6の一端部に歯車11を嵌
合固着し、該軸の他端部にはウオームホイル14を嵌合
固着せしめている。送り用ロールBには軸7の一端部に
歯車12を嵌合固着せしめている。吐出用ロールCには
軸8の一端部に歯車13を嵌合固着せしめている。そし
て、前述したように、各ロールの歯形の凹部2aと凸部
2bとが互いに対応できる状態に位置決めし、その位置
決めで各ロールA、B、Cの歯車11、12、13が噛
み合う位置に配設している。一方、ウオームホイル14
はウオーム15と噛み合わせ、該ウオームはモータ16
の軸に嵌合固着せしめ、モータ16はフレーム10に取
り付けられている。そして、モータ16の駆動によりそ
の動力は各歯車11、12、13に伝動し、各ロールを
図1に示す矢印の方向に回転できるよう設けている。
【0026】なお、各ロールA、B、Cを同期させるに
は、各ロールの歯車の歯数を同一にすることが必要であ
り、更に、各ロールの歯形の位置と歯車の歯の位置とを
合わせることにより、隣り合うロールが適宜な隙間をも
たせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる
状態に位置決めすることができる。
【0027】そして、モータ16の駆動により圧搾用ロ
ールAの歯車11を介して送り用ロールBと吐出用ロー
ルCとを同期回転させて、隣り合うロールが適宜な隙間
をもたせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応で
きる状態を保持して位相ズレなく回転することができ
る。
【0028】なお、本発明本実施例では、各歯車を回転
させる機構としてウオーム15とウオームホイル14の
組み合わせの減速機構を用いているが、例えば、適切な
減速比の減速モータの軸にスプロケットを嵌合固着せし
め、ウオームホイルの代わりにスプロケットを嵌合固着
せしめ、その両スプロケットにチェーンを掛け渡し、各
歯車を回転させるようにしてもよく、また、他の減速機
構を用いてもよく、本発明は本実施例の減速機構には限
定されない。
【0029】なお、本発明本実施例では、圧搾用ロール
と吐出用ロールの構成を略同じにしているが、直径方向
には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形
成すると共に軸線方向には前記歯形に合わせた複数の縦
溝3を形成するという点において合理性があれば、即
ち、圧搾用ロールAに隣り合って吐出用ロールCと適宜
な隙間をもたせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが
対応できる状態に位置決めすることができれば他の構成
が違ってもよく、本発明は本実施例には限定されない。
【0030】また、本発明本実施例では、圧搾用ロール
Aと送り用ロールBの歯形が異なっているが、直径方向
を緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成
するという点において合理性があれば、即ち、圧搾用ロ
ールAに隣り合って送り用ロールBと適宜な隙間をもた
せて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状
態に位置決めすることができれば他の構成が違ってもよ
く、本発明は本実施例には限定されない。
【0031】次に、その作用を説明する。そして、図1
ないし図3に示すように、流体含有物質1、例えば収穫
された砂糖黍1を挿入口17より挿入すると、砂糖黍1
は圧搾用ロールAと送り用ロールBとの隙間に送られ、
挿入された砂糖黍は図4、図5に示す圧搾用ロールAの
縦溝3の尖部3bにて切り裂かれると共に圧搾用ロール
Aの凹凸部2とそれに対応する送り用ロールBの凹凸部
2にて圧搾されて糖汁が搾取される。次いで、搾取され
た砂糖黍と一部の糖汁は図4、図6に示す圧搾用ロール
Aと吐出用ロールCとの隙間に送られ圧搾用ロールAと
吐出用ロールCとの縦溝3の尖部3bにて更に切り裂か
れると共に圧搾用ロールAの凹凸部2とそれに対応する
送り用ロールBとの凹凸部2にて更に圧搾され残留する
糖汁を搾取して外部に排出される。そして搾取された糖
汁は図2に示す漏斗18を介して収汁器19に収容され
る。
【0032】ここで、本発明の各ロールA、B、Cは、
直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯
車状に形成すると共に隣り合うロールと適宜な隙間をも
たせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる
状態に位置決めして支持しているので、挿入された砂糖
黍1はその茎部が図4の二点鎖線で示すように、凹凸部
2に屈曲されているため、砂糖黍1の進行方向の接触幅
(接触面積)が大きくなる。
【0033】また、各ロールA、B、Cを互いに相反す
る方向に同期回転させているので、歯形の凹部2aと凸
部2bとが対応できる状態が回転中もずれることなく、
即ち、位相ズレがなく凹部2bと凸部2bとの隙間が一
定となる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成しているの
で次のような効果を奏する。
【0035】請求項1のように構成すると、各ロール
A、B、Cを、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2
を等分割して歯車状に形成すると共に隣り合うロールと
適宜な隙間をもたせて互いに歯形の凹部2aと凸部2b
とが対応できる状態に位置決めして支持しているので、
挿入された流体含有物質はその茎部が凹凸部に屈曲され
ているため、流体含有物質の進行方向の接触幅(接触面
積)が大きくなり、各ロールの凹凸部および縦溝の尖部
に加わる圧力が平均化される。更に、凹凸部による屈曲
は直線状に比べてその屈曲自体圧搾を容易にする。その
結果、流体含有物質の圧搾効率がよくなり、圧搾量と搾
取率を大幅に向上することができる。
【0036】また、各ロールA、B、Cを、互いに相反
する方向に同期回転させているので、歯形の凹部と凸部
とが対応できる状態が回転中ずれることがなく、即ち位
相ズレがなく凹部と凸部との隙間が常に一定となるた
め、各ロールの凹凸部および縦溝の尖部に加わる圧力が
均一で、負荷変動がなく回転動力が小さくてすみ機械を
小型化することができる。
【0037】請求項2のように構成すると、送り用ロー
ルBを直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割
して歯車状に形成すると共に軸線方向には前記歯形に合
わせた複数の縦溝3を形成しているので、流体含有物質
(砂糖黍)1が縦溝の尖部で砂糖黍1を切り裂きがより
深くできため、複数の縦溝3を形成しない場合に比べて
流体含有物質の圧搾効率をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する流体含有物質の圧搾装置の実
施例で、一部破断した概略正面図である。
【図2】本発明を実施する流体含有物質の圧搾装置の実
施例で、一部破断した概略右側面図である。
【図3】本発明を実施する流体含有物質の圧搾装置の実
施例で、一部破断した概略左側面図である。
【図4】本発明を実施する各ロールの直径方向を緩やか
な凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成した歯形
の部分正面図。
【図5】本発明を実施する圧搾用ロールと送り用ロール
の軸線方向の形状を示す部分右側面図。
【図6】本発明を実施する圧搾用ロールと吐出用ロール
の軸線方向の形状を示す部分左側面図。
【図7】本発明を実施する他の実施例で、圧搾用ロール
と送り用ロールの歯形の部分正面図。
【図8】本発明を実施する他の実施例で、圧搾用ロール
と送り用ロールの軸線方向の形状を示す部分右側面図。
【図9】従来の圧搾用ロールと送り用ロールと吐出用ロ
ールの直径方向の形状を示す概略正面図。
【図10】従来の圧搾用ロールと送り用ロールの軸線方
向の形状を示す部分右側面図。
【図11】従来の圧搾用ロールと吐出用ロールの軸線方
向の形状を示す部分左側面図。
【符号の説明】
A 圧搾用ロール B 送り用ロール C 吐出用ロール D 同期回転機構 E ロール支持機構 F 同期機構 1 流体含有物質(砂糖黍) 2 凹凸の歯形 2a 歯形の凹部 2b 歯形の凸部 3 縦溝 3a 溝部(凹部) 3b 尖部(凸部) 6 軸 7 軸 8 軸 9 軸受 10 フレーム 11 歯車 12 歯車 13 歯車 14 ウオームホイール 15 ウオーム 16 モータ(減速モータ) 17 挿入口 18 漏斗 19 収汁器 20 ロール 21 ロール 22 ロール 23 凹凸溝 24 V形溝 25 円弧状の切り欠き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2
    を等分割して歯車状に形成すると共に軸線方向には前記
    歯形に合わせた複数の縦溝3を形成して成る圧搾用ロー
    ルAと、直径方向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分
    割して歯車状に形成して成る送り用ロールBと、直径方
    向には緩やかな凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に
    形成すると共に軸線方向には前記歯形に合わせた複数の
    縦溝3を形成して成る吐出用ロールCと、圧搾用ロール
    Aに隣り合って送り用ロールBと適宜な隙間をもたせて
    互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる状態に
    位置決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をもたせて互
    いに噛み合うようにして回転可能に支持せしめ、圧搾用
    ロールAと隣り合って吐出用ロールCと適宜な隙間をも
    たせて互いに歯形の凹部2aと凸部2bとが対応できる
    状態に位置決めし、ロールの縦溝3を適宜な隙間をもた
    せて互いに噛み合うようにして回転可能に支持すると共
    に各ロールを互いに相反する方向に同期回転させる同期
    回転機構Dと、より構成したことを特徴とする流体含有
    物質の圧搾装置。
  2. 【請求項2】 送り用ロールBを直径方向には緩やかな
    凹凸にした歯形2を等分割して歯車状に形成すると共に
    軸線方向には前記歯形に合わせた複数の縦溝3を形成し
    たことを特徴とする流体含有物質の圧搾装置。
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