JP2001259754A - 液圧バルジ加工部品の成形方法、金型および液圧バルジ加工部品 - Google Patents
液圧バルジ加工部品の成形方法、金型および液圧バルジ加工部品Info
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Abstract
ルジ加工部品を安定して成形する方法、その成形に用い
る金型および液圧バルジ加工部品の提供。 【解決手段】金属素管内の液圧によりバルジ加工して、
他の部品とを結合させるためのフランジを備えた液圧バ
ルジ加工部品を成形する方法であって、金属素管10を
膨出加工し、この膨出部の一部をポンチ23で押し潰し
フランジ26となし、次いで製品形状に仕上げ成形加工
する方法、それに用いる金型および加工部品。
Description
せるためのフランンジを備えた液圧バルジ加工部品の成
形方法、その成形に用いる金型およびフランジ付き液圧
バルジ加工部品に関する。
を予備加工した管状素材(以下金属素管と略す)を上下
一対の金型内にセットし、この素管内部に導入した液体
に圧力を付与するとともに、必要に応じて素管の端部か
ら軸方向に圧縮力を加えることにより金属素管をバルジ
変形させて、前記金型の内部形状にならった成形品を得
る液圧バルジ加工が自動車部品等の閉断面構造品の製造
に用いられている。
品(以下液圧バルジ加工部品と記す)は部品単体で使用
される場合もあるが、他の部品と結合させて使用される
場合が多い。代表的な結合方法には、溶接と脱着可能な
ボルト締結がある。
るものを金属板をプレス成形して製作する場合は、プレ
ス成形された2つの部材を組み合わせてスポット溶接
し、閉断面構造とする方法が採られている。
フランンジ付き部品の一例を示す斜視図で、図1(a)
は他の部品をスポット溶接により結合した状態を示し、
図1(b)はボルトにより結合した状態を示す。
する場合、プレス成形した2つの部材1a、1bを組み
合わせ、フランジ同士2をスポット溶接4aして2つの
部材を固定する。このフランジを利用して、図1(a)に
示すように他部品とスポット溶接4bをしたり、図1
(b)に示すように、ボルト締結5によって接合するこ
とができる。
加工部品の場合は、一般にフランジがないが、液圧バル
ジ加工部品にフランジを設ける方法としては、下記のよ
うな方法がある。
合した状態を示す斜視図で、図2(a)はアーク溶接で
接合した状態を示し、図2(b)はボルトにより接合し
た状態を示す。
工部品1に直接アーク溶接7aして結合した例である。
また、図2(b)に示すようにボルト締結の場合は、ブ
ラケット6を部品1にアーク溶接7bにより取り付ける
必要がある。アーク溶接は、スポット溶接に比べて生産
性が低く、さらに溶接時の熱によって製品の寸法精度が
悪くなる恐れもある。
060号公報に、液圧バルジ加工部品の所定箇所の壁部
に一部切れ目を入れ、外側に折り曲げてフランジとする
方法が開示されている。
するための斜視図である。同図に示されているように、
この方法は液圧バルジ加工部品1の壁部8の一部に切り
目を入れた後、外側に折り曲げてフランジ2とする方法
である。このフランンジに、他の部品3がスポット溶接
により接合される。
ある。
になるので、液圧バルジ加工部品の強度、剛性を著しく
低下させることである。
げ加工は、液圧バルジ加工部品の中に工具を入れること
が困難なために手間がかかることである。
圧バルジ加工時に上下の金型で被成形材の一部を挟んで
成形する方法が開示されている。
加工時にフランンジを成形する方法を説明するための断
面図で、図4(a)は下型11にセットした素管10に
降下させた上金型12が接触した状態を示し、図4
(b)は上型をさらに降下させた状態で材料が座屈ある
いは腰折れを起こし材料のかみ出し部13が生じた状態
を示し、図4(c)は上下金型が密着してかみ出し部が
密着状態まで潰された状態を示す。
バルジ加工の準備段階である上下型を閉じる過程で生じ
る噛み出し現象を利用した方法である。しかし、この方
法には三つの問題がある。
ことである。すなわち、素管10の外径Dを一定とする
とフランジを除く製品幅Wが大きければfが小さくなる
関係にあるので、製品幅Wとに関係なく目標とする幅f
を決定することができない。
しているために材料の強度や金型の摩擦の影響を受けて
フランジ幅fがばらつくことである。
るために、製品の一部分にフランジを設けることができ
ず、製品の一部分にフランンジを設けるとすると製品形
状に制約がでることである。
図で、図5(a)は特開平11−170060号に記載
の方法で製品の一部にフランンジを設けた場合の製品の
斜視図である。図5(b)は、製品の形状を変更するこ
となしに製品に一部分にフランジを設けた場合の製品の
斜視図である。
すような幅Wが一定の製品の側壁の一部分にフランジを
成形することはできない。すなわち、噛み出しにより素
管の一部分にフランンジを成形するためには、素管の外
周が一定であるため図5(a)に示すようにフランジを
成形する部分の製品幅W1を隣接する部位の幅W2、W3
よりも小さくせざるを得ないからである。このように、
上記の方法では製品形状がフランジの有無によって影響
を受けてしまう。
の形状と寸法のフランンジを備えた液圧バルジ加工部品
を安定して成形する方法、その成形に用いる金型および
液圧バルジ加工部品を提供することにある。
を解消すべく種々実験、検討した結果、以下の知見を得
るに至った。
ランジ形成予定部位をも膨出させた後、この膨張部をポ
ンチで押し潰すことにより膨出部から外部に突出した任
意の寸法、形状に安定してフランジ成形することができ
る。 b)金属素管を一旦フランジの無い形状にバルジ加工
し、膨出加工部の一部をポンチで押し潰すことにより膨
出部の内側に任意の寸法、形状に安定したフランジ成形
することができる。
もので、その要旨は以下のとおりである。
管の内部に液圧を付与して、他の部品を結合させるため
のフランジを備えたバルジ加工部品を成形する方法であ
って、金属素管を製品形状にバルジ加工しつつ、金属素
管のフランジ成形予定部位を膨出させ、膨出後液圧を減
じて膨出した部分をポンチで押し潰してフランジとな
し、次いでフランジをポンチで押し付けた状態で液圧を
高めて製品形状にバルジ加工仕上げするフランジ付き液
圧バルジ加工部品の成形方法。
管の内部に液圧を付与して、他の部品を結合させるため
のフランジを備えたバルジ加工部品を成形する方法であ
って、金属素管を製品形状にバルジ加工しつつ、金属素
管のフランジ成形予定部位を膨出させ、膨出後液圧を減
じることなく膨出した部分をポンチで押し潰してフラン
ジとなし、次いでフランジをポンチで押し付けた状態で
液圧を高めて製品形状にバルジ加工仕上げするフランジ
付き液圧バルジ加工部品の成形方法。
ジが、液圧バルジ加工により成形された膨出部から外部
に突出したフランジである上記(1)または(2)に記
載のフランジ付き液圧バルジ加工部品の成形方法。
ジが、液圧バルジ加工により成形された膨出部よりも内
側に設けられたフランジである上記(1)または(2)
に記載のフランジ付き液圧バルジ加工部品の成形方法。
管の内部に液圧を付与して金属素管をバルジ加工するの
に用いる金型であって、製品の形状と同じ形状をした空
間部と金属素管のフランジ成形予定部を膨出させるため
の空間部とを備え、このフランンジ成形のための空間部
に向けて前後進可能なポンチを内蔵している液圧バルジ
加工用金型。
管の内部に液圧を付与して金属素管をバルジ加工するの
に用いる金型であって、製品の形状と同じ形状をした空
間部を備えており、その空間部に向けて前後進可能なポ
ンチを内蔵している液圧バルジ加工用金型。
出部から外部に突出した他の部品を結合させるためのフ
ランジを備えた液圧バルジ加工部品であって、そのフラ
ンジが、膨出部を構成している材料の一部が膨出加工さ
れた後押し潰されて成形されたフランジであるフランジ
付き液圧バルジ加工部品。
1辺にリブを有する上記(5)に記載のフランジ付き液
圧バルジ加工部品。
出部より内側に他の部品を結合させるためのフランジを
備えた液圧バルジ加工部品であって、そのフランジが、
バルジ加工により成形された膨出部の一部分が押し潰さ
れて成形されたフランジであるフランジ付き液圧バルジ
加工部品。
明する。
により成形した膨出部から外部に突き出たフランジ付き
液圧バルジ加工部品を形成する方法を説明するための図
であり、図6(a)は素材を金型にセットした状態、
図6(b)はフランジ成形予定部を膨出させた状態、図
6(c)は上下のポンチを前進させフランジを成形した
状態、図6(d)は液圧を増加させて最終製品形状に仕
上げ成形した状態を示す図である。
に示すように、製品の外部形状と同じ形状をした空間部
21と金属素管のフランジ成形予定部位24を膨出させ
るための空間部22とを備え、この空間部22に向けて
前後進可能なポンチ23を内蔵している。
ているが、フランジを設ける部位あるいはフランジの形
状によってはポンチは上下金型のどちらか片側だけでよ
い場合もある。
めの空間部22を形成するポンチとダイスの形状も特に
限定されず、目的とするフランンジの形状に合わせれば
よい。大きな膨出量を容易に得るためには、膨出部の高
さをできるだけ大きくとるのがよい。
あり、図7(a)は膨出部の高さHが成形後の製品の高
さと同じ場合、図7(b)は膨出部が製品の側面中央に
ある場合、図7(c)は膨出部の一面が製品の一面と同
じになっている場合、図7(d)は膨出部の高さHが製
品の高さと同じで、かつ形状が丸みをおびている場合を
示す図である。図7に示すように、膨出部の形状は膨出
部の空間を種々変更することにより任意に変えることが
できる。
図示しない液圧バルジ加工装置に組み込まれている上金
型12を上昇させて下金型11の孔型に金属素管21を
セットし、図6(a)に示すように、上金型を下降させ
下金型に当接する。次いで図6(b)に示すように金属
素管内に導入した液体に圧力を付与し、製品となる形状
に液圧バルジ加工をおこないつつ、フランジ成形予定断
面部の膨出加工をおこない、膨出部25を成形する。そ
の後、液圧を低下させて上下の金型に内蔵させているポ
ンチ23を前進させ、図6(c)に示すように膨出部2
5を加工してフランジ26を形成する。
く、ポンチを前進させてフランジを形成することができ
る場合もある。しかし、液圧が高いままポンチを前進さ
せて潰し加工をおこなうと材料破断が生じやすく、か
つ、潰した後のフランジ幅を大きくとることができない
場合もあり、潰し加工に大きな圧力が必要となる。した
がって、液圧を低下させてから潰し加工をおこなうこと
が望ましい。液圧を下げて、ポンチを前進させて潰し加
工をおこなうと、変形が膨出部だけにとどまらず液圧バ
ルジ加工製品本体の方も変形し図6(c)のように変形す
る。
部をポンチで押さえ付けたままの状態で被加工材内の液
圧を増加させ、フランジ部以外の部位を再成形し製品形
状に仕上げる。
潰し、かつ図6(d)に示す製品形状に仕上げる工程で
液圧によりポンチが持ち上がらないだけの荷重が必要で
ある。
他の部品の形状に合わせて接合し易い形状にすればよ
い。また、フランジの形状はポンチで膨出部を押し潰し
た際にポンチと金型とで形成される空間部の形状により
決定されるので、フランジ成形のための空間部となるよ
うにポンチと金型の形状を決めればよい。
り、図8(a)は単なるフランジを備えた加工部品の斜
視図、図8(b)はフランジの2辺にリブを備えたフラ
ンジ付き加工部品の斜視図を示している。
は、図8(b)に示すようにフランジの長手方向の両端
にリブ31を備えたフランジとすればよい。
(a)は図8(b)のAA断面を示す図で、両サイドに
リブを有するフランジで、図9(b)はフランジの上面
部のみにリブがあるフランジ、図9(c)はフランジの
一端のみにリブがあるフランジを示す。このような形状
は、リブに必要な強度、剛性により決めればよい。
チで押し潰した際にポンチと金型間にリブの厚さ分の空
間ができるようにポンチと金型を設計すればよい。言い
換えれば、膨出部をフランジとなる部分のみを部分的に
ポンチで押し潰すことである。
工により成形した膨出部の内側にフランジを備えた液圧
バルジ加工部品を形成する方法を説明するための図であ
る。図10(a)は素材を金型にセットした状態、 図
10(b)は液圧バルジ加工で、フランジ形成予定部をフ
ランジがない形状に膨出させた状態、図10(c)は、内
圧を低下させた後で上下のつぶしポンチを前進させフラ
ンジを成形した状態、図10(d)は、内圧を増加させて
最終形状に仕上げ成形した状態を示す図である。
に示すように、製品形状と同じ形状をした空間部を備
え、この空間部に向けて前後進可能なポンチを内蔵して
いる。
るが、フランジを設ける部位あるいはフランジの形状に
よっては潰しポンチは上下金型のどちらか片側だけでよ
い場合もある。
ついても特に限定するものでは無く、目的とするフラン
ジの形状に合わせればよい。
加工装置に組み込まれている上金型を上昇させて、下金
型の孔型に金属素管をセットし、図10(a)に示すよう
に上金型を下降させ下金型に当接する。
内に導入した液体に圧力を付与し、製品となる形状に液
圧バルジ加工をおこないつつ、フランジ予定部も膨出加
工をおこなう。なお、この際完全に製品形状まで膨出さ
せなくとも途中で止めてもよい。
チを前進させ、図10(c)に示すように膨出部を潰し加
工してフランジを形成する。
前進させてフランジを形成できる場合もあるが、内圧が
高いままポンチを前進させて潰し加工を行うと材料破断
を生じやすい。また、潰し加工に大きな力が必要であ
る。従って、内圧を低下させてから潰し加工をおこなう
ことが望ましい。
部をポンチで押さえたままの状態で内圧を増加させ、第
2ステップで成形したフランジ部以外の部位を再成形
し、最終製品形状の仕上げる。
0(d)の工程で液圧によりポンチが持ち上がらない大き
さの荷重を負荷する必要がある。
他の部品と結合しやすい形状とすればよい。図11は、
フランジの形状を示す図で、図11(a)は上下のポンチ
で潰し加工をおこない、側面の中程にフランジを設けた
加工部品の斜視図で、図11(b)は片側のポンチのみで
潰し加工をおこない、下面と面一のフランジを設けた加
工部品の斜視図である。
ジ加工から最後の仕上げバルジ加工まで、バルジ加工部
品のフランジを含む断面の周長は同じであるため、加工
中に割れが発生したり、しわが発生することはなく、容
易に成形できる。
み上下の壁を密着させフランジとした加工部品の斜視図
である。この幅中央にフランジを設ける場合、フランジ
がある形状の周長はフランジが無い形状の周長より断面
の高さh1の2倍だけ増加するため、断面の高さh1を
小さくすることが望ましい。
形した膨出部の部外に突出したフランジを有する部品を
成形するのに用いた本発明の金型の孔型形状を示す図
で、図12(a)は孔型の平面図、図12(b)は正面
図、図12(c)は側面図である。図中の21は製品の
外部形状と同じ形状の空間部で、22は金属素管のフラ
ンジ成型予定部を膨出させるための空間部である。
1:40mm、W:80mm、R:8mm、L:80m
mであった。
0mm×40mmの2種を用いた。また、素管としては
外径:76.3mm、肉厚2.0mm、長さ700mm
の機械構造用炭素鋼鋼管STKM11Aを用い、図8
(a)および(b)に示す形状のフランジを成形加工し
た。
しおよびポンチの動作パターンである。最初の液圧バル
ジ加工時のみ金属素管の両端から軸押力を付与して液圧
でバルジ加工して膨出成形した後、内圧を抜いてポンチ
を前進させ、フランジを成形した。最後に、ポンチを前
進させたまま、内圧のみを最初の液圧バルジ加工時と同
じレベルまで上昇させ最終形状に仕上げ成形した。
に相当する部分の膨出部の長さ{図6(b)のL1}は
15mmであったが、ポンチで潰し扁平加工をおこなっ
た後の長さ{図6(c)のL2}は27mmであった。
二度目の液圧バルジ加工後の最終形状でのフランジの長
さ{図6(d)のL3}は26mmであった。
なく、ポンチ幅が80mmの場合は図8(a)に示すフ
ラットな形状のフランジとなり、ポンチ幅が60mmの
場合は図8(b)のようにフランジの両側にリブの付い
たフランジが成形できた。
結果、上記リブ付きのフランジはリブ無しの場合の約5
0倍の剛性を示した。
成形した膨出部の内側にフランジを有する部品を成形す
るのに用いた本発明の金型の孔型形状を示す図で、図1
3(a)は孔型の平面図、図13(b)は正面図、図13
(c)は側面図である。図13(d)はポンチの端面形
状図である。図13(a)中の点線部にポンチが位置す
る。
0mm、R:8mmで、ポンチの形状は、h:30、w
30で側面と端面の角部のコーナRは3mmであった。
2.0mm、長さ700mmの機械構造用炭素鋼鋼管S
TKM11Aを用い、図11(a)、(b)に示す形状のフ
ランジを成形した。
チの動作パターンは図14に示した通りとした。
端から軸押しを併用して液圧で拡菅して膨出加工した
後、内圧を抜いてポンチを前進させ、フランジを成形し
た。最後に、ポンチを前進させたまま、内圧のみを最初
の液圧バルジ加工時と同じレベルまで上昇させ最終形状
に仕上げ形成した。
生もなくバルジ加工部内にフランジを備えたバルジ成形
部品が得られた。
やボルト締結の可能な任意の形状と寸法のフランジを液
圧バルジ加工の工程中に成形することができ、液圧バル
ジ加工部品の任意の場所に必要最小限のフランジを備え
た液圧バルジ加工部品を得ることができる。
視図である。
示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
ジ成形方法を説明するための図である。
の問題点を説明するための斜視図である。
の成形方法を説明するための断面図である。
させた状態の形状の例を示す斜視図である。
る。
加工部品を形成する方法を説明するための図である。
す図でる。
る。
いた金型の孔型形状を示す図である。
図である
Claims (9)
- 【請求項1】上下一対の金型内に収納した金属素管の内
部に液圧を付与して、他の部品を結合させるためのフラ
ンジを備えたバルジ加工部品を成形する方法であって、
金属素管を製品形状にバルジ加工しつつ、金属素管のフ
ランジ成形予定部位を膨出させ、膨出後液圧を減じて膨
出した部分をポンチで押し潰してフランジとなし、次い
でフランジをポンチで押し付けた状態で液圧を高めて製
品形状にバルジ加工仕上げすることを特徴とするフラン
ジ付き液圧バルジ加工部品の成形方法。 - 【請求項2】上下一対の金型内に収納した金属素管の内
部に液圧を付与して、他の部品を結合させるためのフラ
ンジを備えたバルジ加工部品を成形する方法であって、
金属素管を製品形状にバルジ加工しつつ、金属素管のフ
ランジ成形予定部位を膨出させ、膨出後液圧を減じるこ
となく膨出した部分をポンチで押し潰してフランジとな
し、次いでフランジをポンチで押し付けた状態で液圧を
高めて製品形状にバルジ加工仕上げすることを特徴とす
るフランジ付き液圧バルジ加工部品の成形方法。 - 【請求項3】他の部品を結合させるためのフランジが、
液圧バルジ加工により成形された膨出部から外部に突出
したフランジである請求項1または2に記載のフランジ
付き液圧バルジ加工部品の成形方法。 - 【請求項4】他の部品を結合させるためのフランジが、
液圧バルジ加工により成形された膨出部よりも内側に設
けられたフランジである請求項1または2に記載のフラ
ンジ付き液圧バルジ加工部品の成形方法。 - 【請求項5】上下一対の金型内に収納した金属素管の内
部に液圧を付与して金属素管をバルジ加工するのに用い
る金型であって、製品の形状と同じ形状をした空間部と
金属素管のフランジ成形予定部を膨出させるための空間
部とを備え、このフランンジ成形のための空間部に向け
て前後進可能なポンチを内蔵していることを特徴とする
液圧バルジ加工用金型。 - 【請求項6】上下一対の金型内に収納した金属素管の内
部に液圧を付与して金属素管をバルジ加工するのに用い
る金型であって、製品の形状と同じ形状をした空間部を
備えており、その空間部に向けて前後進可能なポンチを
内蔵していることを特徴とする液圧バルジ加工用金型。 - 【請求項7】液圧バルジ加工により成形された膨出部か
ら外部に突出した他の部品を結合させるためのフランジ
を備えた液圧バルジ加工部品であって、そのフランジ
が、膨出部を構成している材料の一部が膨出加工された
後押し潰されて成形されたフランジであることを特徴と
するフランジ付き液圧バルジ加工部品。 - 【請求項8】フランジが、少なくともフランジの1辺に
リブを有することを特徴とする請求項5記載のフランジ
付き液圧バルジ加工部品。 - 【請求項9】液圧バルジ加工により成形された膨出部よ
り内側に他の部品を結合させるためのフランジを備えた
液圧バルジ加工部品であって、そのフランジが、バルジ
加工により成形された膨出部の一部分が押し潰されて成
形されたフランジであることを特徴とするフランジ付き
液圧バルジ加工部品。
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JP2000005593 | 2000-01-14 | ||
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