JP2001259135A - 遊技盤の釘抜装置及び釘抜方法 - Google Patents

遊技盤の釘抜装置及び釘抜方法

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JP2001259135A JP2000075121A JP2000075121A JP2001259135A JP 2001259135 A JP2001259135 A JP 2001259135A JP 2000075121 A JP2000075121 A JP 2000075121A JP 2000075121 A JP2000075121 A JP 2000075121A JP 2001259135 A JP2001259135 A JP 2001259135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来遊技盤に植設された釘を抜出するプロセ
スは人力あるいは作業員が釘を1本1本抜取る機械を保持
・操作して行うほかなく、多大な労力と時間を要するた
め、釘を抜出せず、そのまま産業廃棄物として廃棄され
るケースが多かった。 【解決手段】 複数の釘抜刃2、2、…が配設されたロ
ーラー1に遊技盤Uを搬送装置5とガイド装置3、4、
により搬送し、ローラー1を回転させて釘Nの胴部を釘
抜刃2、2に挟持し連続的かつ自動的に抜出する。 【効果】 釘の抜出プロセスは実施例によれば1台平均
約4分であり、人力の場合に比べて8分の1近い時間短
縮となり、労力も大幅に軽減されるので、資源保護、ひ
いては環境保護にも貢献するところ大である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通称を「パチンコ
台」と呼称される遊技台の盤面部分、即ち遊技盤に植設
された釘を、複数の釘抜刃を有するローラーを該釘抜刃
に釘の胴部が挟持される位置で回転させることにより連
続的に抜出することを特徴とする遊技盤の釘抜装置及び
釘抜方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通称を「パチンコ台」と呼称される遊技
台の盤面部分、即ち遊技盤には真鍮製の釘が約250〜
300本程度植設されている。これらの釘は、植設後も
ハンマーによる調整を度々蒙り、微妙に植設角度を変更
される。したがって、調整の際、あるいは遊技球の衝突
により容易に抜け落ちることのないよう、先端に螺子部
を設けた所謂「スクリュー釘」と称される種類の釘が用
いられ、強固に打着植設されている。
【0003】それゆえ、遊技台が廃棄処分となる際に
は、遊技盤からこれらの釘を抜出するプロセスが1つの
困難な問題となる。以前は釘を抜出する手間と労力を厭
い、遊技盤を釘が植設されたまま産業廃棄物として処分
していたが、昨今の資源再利用の風潮から、これら真鍮
製の釘を貴重な資源として回収し、再利用する途が考え
られつつある。
【0004】加えて、遊技盤に貼着された合成樹脂製の
皮膜(絵柄と絵柄の保護膜面)は焼却すると有害物質を
発生するため、この皮膜を剥離しなければ遊技盤の焼却
処分ができず、それゆえ未焼却で処分場へ埋め立て処分
することを余儀なくされる。しかるに、各地の処分場の
処理能力が限界に近づくにつれ、合成樹脂製の皮膜を剥
離した上で焼却処分が考えられるようにもなってきた
が、皮膜を剥離するにはまず遊技盤に植設された釘を全
て抜出する必要がある。
【0005】昨今は遊技台の所謂「入れ替え」のサイク
ルが速く、新台でも人気のない台は短期間で廃棄処分と
なるため、全国にて日々廃棄される遊技台は膨大な数量
にのぼる。ゆえに以上のような資源再利用と環境保護の
要請から、遊技盤に植設された釘を脱抜するための効率
的な方法が希求されている現状である。人力による抜出
では、前記のように先端が螺子部となった釘が強固に打
着植設されているため、熟練者でも遊技盤に植設された
釘を全て抜出するには30分は充分に要し、しかも多大
な労力を要する力仕事となってしまうため、迅速に、し
かも誰でも簡単に抜出する方法が求められてきた。
【0006】その解決方法の1つとして、特開平10−
217150の「パチンコ台に打着の釘抜取り装置」が
提案されている。この装置は、釘抜き状の釘抜取り部を
先端に設けた釘抜取り体をシリンダーに接続し、釘抜取
り部に釘の胴部を挿嵌させ、コンプレッサーによりシリ
ンダーを上下動させて釘を遊技盤より抜出するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記釘抜取り装置によ
り、作業者は、釘抜取り部に釘の胴部を挿嵌させ、スイ
ッチを押すのみで釘を抜出できるので、確かに労力は大
幅に軽減されることとなる。しかしながら、該釘抜取り
装置にも、未解決の重要な課題がいくつか残されてい
た。
【0008】その課題の1番目は、上記釘抜取り装置
は、確かに抜出工程は機械化するものの、釘抜取り部に
釘の胴部を挿嵌させるプロセスは1本1本の釘につい
て、全て作業者が目で位置を確認し、手で上記釘抜取り
装置を移動させ、釘の胴部に釘抜取り部を挿嵌していか
なければならないという点であり、その手間は、人力で
釘を抜く場合と変わらないか、むしろ増加するものであ
る。
【0009】2番目の課題は、上記釘抜取り装置はシリ
ンダーに釘抜取り体と該釘抜取り体を囲む複数本の支持
杆が連設された構成で装置自身がかなりの自重を有する
こととなる。さらにシリンダーからはコンプレッサーに
接続するエアホース、スタートスイッチからは制御ボッ
クスに接続するコードが伸張され、全体としは非常に扱
いづらい装置として構成されている点である。
【0010】人力で抜出する労力が軽減されても、抜出
作業の間、ずっと重量のある上記装置を保持するのは作
業者に新たな労を強いるものであり、しかもエアホース
とコードが錯綜し、あるいは別の作業者がエアホースと
コードに脚をとられたりして思わぬ事故を招来する危険
性も潜在する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、遊技盤から釘を抜出するプロセスを完全に自動化
する、即ち、複数の釘抜刃を有するローラーに搬送装置
を用いて遊技盤を搬送すると同時に、ガイド装置により
遊技盤に植設された釘の胴部が上記ローラーの釘抜刃に
挟持される位置で上記ローラーを回転させることにより
遊技盤に植設された釘を連続的に抜出することを特徴と
する遊技盤の釘抜装置及び釘抜方法を提供する。
【0012】図1、図2a、図2bに本発明の基本原理
を示す。1は複数の釘抜刃2、2、…を配設したローラ
ーで、搬送装置5により遊技盤Uを矢印A方向に搬送す
ると同時に、位置制御ローラー3、3、…と押えローラ
ー4、4から構成されるガイド装置により遊技盤Uに植
設された釘Nの胴部がローラー1の釘抜刃2、2に挟持
される位置で上記ローラーを矢印B方向に回転させるこ
とにより遊技盤Uに植設された釘Nを連続的に抜出す
る。
【0013】図3a〜図3fにはローラー1と遊技盤U
の相対的な位置関係を示す(搬送装置とガイド装置は省
略して図示)。各図において、Aは遊技盤の搬送方向、
Bはローラー1の回転方向を示す。なお、図3a、図3
b、図3e、図3fは参考左側面図、図3cと図3dは
参考平面図である。図3aはローラー1が遊技盤Uの上
に位置し、請求項2の発明の基本構成を説明する。図3
bはローラー1が遊技盤Uの下に位置し、請求項3の発
明の基本構成を説明する。なお、遊技盤Uは釘Nの植設
された面を図3aでは上向きに、図3bでは下向きにし
て搬送される。
【0014】図3cはローラー1が遊技盤Uの左に、図
3dはローラー1が遊技盤Uの右に夫々位置し、この両
者は請求項4の発明の基本構成を説明する。なお、遊技
盤Uは釘Nの植設された面を図3cでは左向きに、図3
dでは右向きにして搬送される。図3eは図3aの構成
で、遊技盤UをA方向に向かって下降するように、また
図3fは図3bの構成で、遊技盤UをA方向に向かって
下降するように夫々構成したもので、両者共請求項5の
発明の基本構成を説明する。
【0015】図4は図3aの基本構成をより具体的に構
成した装置の一例(参考正面図)である。機台6に回転
自在に渡設された軸1aに固着されたローラー1には複
数の釘抜刃2、2、…が、少なくとも2本以上の釘抜刃
が並列するように配設されている。また、ローラー1の
下部には搬送装置5が装着されている。軸1aは機台6
に装着されたモーター等の動力装置(図示せず)に連結
されている。
【0016】搬送装置5は機台6の長手方向に直角の方
向(図4の左右方向)に2個所以上回転自在に渡設され
た軸5aに挿嵌固着されたベルト車5b、5bにベルト
5c、5cが掛着されている。軸5aも、機台6に装着
されたモーター等の動力装置(図示せず)により回転さ
れる。
【0017】3、3は機台6の両側に立設された位置制
御ローラーで、機台6に回動自在に立設された軸3a、
3aにローラー3b、3bが固着されている。また4、
4、は機台6の両側に横設された押えローラーで、機台
6に回動自在に横設された軸4a、4aに固着されたロ
ーラー4b、4bにより構成される。軸3a、3aと軸
4a、4aは動力装置に連結されていない。
【0018】ベルト5c、5cに載上された遊技盤Uは
軸5aの回転によりローラー1の方向(図4の手前方向
から奥方向)へ搬送される。その際、位置制御ローラー
3、3と押えローラー4、4によりガイドされ、釘Nの
胴部がローラー1の釘抜刃2、2に挟持される位置に搬
送される。この位置にて、図1、図2a、図2bの基本
原理に示すようにローラー1のB方向への回転に伴い釘
抜刃2、2もB方向に回転し、胴部を挟持された釘Nは
頭部裏面を釘抜刃2、2の先端部に担持された状態で、
遊技盤Uより抜出される。
【0019】釘Nが抜出されるに伴い、遊技盤Uには遊
技盤Uをベルト5c、5c上より浮上させる力が働く
が、図4の押えローラー4、4のローラー4b、4bは
遊技盤Uの表面に密着しており、遊技盤Uの搬送に伴い
摩擦力により回転しつつ遊技盤Uをベルト5c、5c上
より浮上させる力を相殺し、遊技盤Uの上下方向の位置
を安定させる。
【0020】一方、位置制御ローラー3、3のローラー
3b、3bは遊技盤Uの両側面に密着しておらず、遊技
盤Uはローラー3b、3bに挟着されることなく、水平
左右方向(図4のC方向)に僅かに遊動可能な状態にあ
る。仮にローラー3b、3bが遊技盤Uを完全に挟持
し、遊技盤Uの水平左右方向への遊動が不可能な状態で
あれば、図5a(参考平面図)に見るように釘Nの胴部
が釘抜刃2の刃先に正面から当接する位置に搬送(A方
向)された場合、釘Nの胴部はこの位置で停止し、遊技
盤Uも停止状態(図4のベルト5c、5c上を空滑りす
る状態)となり、抜出プロセスはこの時点で停止してし
まう。
【0021】あるいは、図5aのように釘Nが釘抜刃2
の刃先に正面から当接する形ではなく、多少左右にズレ
て当接する位置に搬送されたとしても、釘Nの胴部が釘
抜刃2、2に挟持されるためには釘Nの胴部が接触する
釘抜刃2の圧力により曲折される必要が生じる。この曲
折は円滑な抜出プロセスを大きく阻害するばかりではな
く、釘抜刃2に余分のストレスを生じ、釘抜刃2の寿命
を短縮する結果ともなる。
【0022】しかるに、図4に見るようにローラー3
b、3bが遊技盤Uを完全に挟持せず、遊技盤Uが水平
左右方向に僅かでも遊動可能な状態であれば、図5aの
ように釘Nの胴部が釘抜刃2の刃先の正面に搬送されて
も、当接後遊技盤Uが左右どちらかに動くことができ
る。今かりに右方向(C方向)に動いたとすると、A方
向の搬送力は変わらず働いているので、釘Nは図5bに
見るように並列する釘抜刃2、2の間に嵌入し、挟持さ
れる。
【0023】以上のように、ローラー3b、3bが遊技
盤Uを完全に挟持せず、遊技盤Uが水平左右方向に僅か
でも遊動可能な状態となっているため(図4参照)、釘
Nがいかなる位置にあっても、釘Nの胴部が釘抜刃2の
刃先の曲線をガイドとして動き、遊技台Uも同方向に動
くことにより釘Nの胴部は釘抜刃2、2に正常な状態で
挟持され、抜出プロセスは円滑に進行する。
【0024】遊技台Uは釘Nの胴部が釘抜刃2に当接す
る度に左右いずれか(図4のC方向)に僅かに動き、そ
の動きの大きい場合には側面がローラー3a、3aに当
接してその位置を制御される。ローラー3a、3aは動
力装置に連結されていないため、遊技盤Uの側面が当接
した時だけその摩擦力により回動する。
【0025】図6は図3bの基本構成をより具体的に構
成した装置の一例(参考正面図)である。ローラー1、
釘抜刃2,2,…、位置制御ローラー3、3、押えロー
ラー4、4、搬送装置5の構成は図4の装置と略同一で
あるが、ローラー1に配設された釘抜刃2、2、…が図
4の装置とは上下に対称に構成されており、ローラー1
の回転方向も逆である。
【0026】また、位置制御ローラー3、3、押えロー
ラー4、4、がローラー1の上方に位置し、搬送装置5
のベルト5c、5cはローラー1の上下に渡設される形
となる。ただし、ベルト車5c、5cの回転方向は図4
の装置と同一である。また、軸1aと軸5aはモーター
等の動力装置(図示せず)に連結されているが軸3a、
3aと軸4a、4aは動力装置に連結されていない点も
図4の装置と同様である。
【0027】図6の装置においては、遊技盤Uは表面
(釘Nの植設されている面)を下向きにした状態でベル
ト5c、5c上に載上され、ローラー1の方向に搬送さ
れる。釘Nの抜出されるプロセスは、図4の装置におい
て釘Nが抜出されるプロセスと上下が対称となるほかは
同様である。また、ローラー3b、3bが遊技台Uを完
全に挟持せず、遊技台Uが左右(C方向)に僅かに移動
しながら釘Nが抜出されていくプロセスも図4の装置と
同様である
【0028】図4の装置と図6の装置を比較すると、釘
Nの抜出プロセスの効率においては変わるところはない
が、抜出後の釘Nが図6の装置においてはそのまま全て
下方に落下するので、抜出後の釘Nの処理プロセスが若
干楽になる。図4の装置では、抜出後の釘Nはローラー
1の前後に滞留するが、遊技盤Uには大小の各種装置の
取り付け孔(図示せず)が複数穿設されているので、こ
こから下へ落下する。落下せず遊技盤Uの表面に滞留し
た釘Nは抜出プロセス完了後にまとめて処理する。
【0029】図4の装置は、上記のように抜出後の釘N
の処理プロセスにおいては若干劣るが、遊技盤の表面を
上にできるところから、釘Nの抜出プロセスを目視確認
できるという特長がある。ゆえに、釘Nの抜出プロセス
になんらかの不具合が生じた際には即座に確認し、対処
可能であるが、図6の装置においては釘Nの抜出プロセ
スを目視確認することが困難であるので、なんらかの不
具合が生じた際の対処が遅れる可能性がある。
【0030】図7は図3cの基本構成をより具体的に構
成した装置の一例(参考正面図)である。ローラー1、
搬送装置5が角θを以って立設された状態にあり、位置
制御ローラー3、3、押えローラー4、4が機台6の上
下に装着されている(位置制御ローラー3、3は左向
き、押えローラー4、4は上向きと下向き)。
【0031】遊技盤Uに対するローラー1及びべルト車
5c、5cの回転方向は図4の装置と同一である。ま
た、軸1aと軸5aはモーター等の動力装置(図示せ
ず)に連結されているが軸3a、3aと軸4a、4aは
動力装置に連結されていない点も図4の装置と同様であ
る。なお、図7の装置の構成を完全に左右対称とすると
図3dの基本構成をより具体的に構成した装置の一例と
なる。
【0032】遊技盤Uはベルト5c、5cに裏面(釘N
が植設されていない面)を載架された状態でローラー1
の方向に搬送され、釘抜刃2、2、が釘Nの胴部を挟持
し、ローラー1の回転により釘Nは抜出される。ローラ
ー4b、4bは遊技盤Uの表面に密着して遊技盤Uの搬
送により回転する。
【0033】ローラー3b、3bが遊技盤Uの側面を完
全に挟持しない点は図4及び図6の装置と同様である
が、図7の装置においては釘Nの抜出プロセスの殆どの
間において、遊技台Uの下方の側面が下方のローラー3
bに密着し、下方のローラー3bは遊技盤Uの搬送によ
り回転する。釘Nが釘抜刃2、2に当接する位置によ
り、遊技盤Uは僅かに上方(方向C)に動き、その間は
遊技台Uの下方の側面は下方のローラー3bより離れ
る。
【0034】図7の装置においては遊技台Uは垂直に近
い角度θを保って搬送されるので、抜出された釘Nは遊
技盤Uの表面を滑落し、装置の下部に滞留する。一部は
遊技盤Uに穿設された孔から裏面側に落下するが、やは
り最終的には装置の下部に滞留する。ゆえに、装置の下
部になんらかの釘回収装置を装着すれば、抜出後の釘N
の回収は比較的容易である。
【0035】また、図7の装置においては遊技盤Uの表
面が目視確認できるという図4の装置と同様の特長もあ
る。さらに、装置全体が縦型で、設置面積が少なくて済
むという特長もある。課題としては、遊技盤Uに常に重
力が働くため、図4及び図6の装置に比較すると抜出プ
ロセスの安定性の確保が若干難しくなる可能性が生じる
という点である。
【0036】図8は図3eの基本構成をより具体的に構
成した装置の一例(参考左側面図)である。搬送装置5
が機台6の手前(図8の右手)から奥(図8の左手)に
向かって鋭角ηを以って低くなるように傾斜し、ローラ
ー1、位置制御ローラー3、3、押えローラー4、4も
図2aの状態から鋭角ηだけ傾斜して機台6に装着され
ている。その他の構成及び作用は図4に示す装置と略同
一である。
【0037】図8に示す装置の特長は、搬送装置5の搬
送力に遊技盤Uの自重の一部が加わり、遊技盤UをA方
向へ移動させる力が強まり、釘Nの胴部が釘抜刃2、2
…により確実に挟持されるという点である。図5aにて
釘Nの胴部が釘抜刃2の正面に当接した場合、釘Nの胴
部を左右に振り分ける作用はベルト5cの遊技盤UをA
方向へ搬送する力により齎されるが、図8に示す装置に
おいてはベルト5cの搬送力に遊技盤Uの自重の一部が
加わるので、釘Nの胴部を左右に振り分ける作用もより
確実となり、さらに釘Nの胴部が釘抜刃2、2の間に嵌
入する力も増加する。
【0038】図9は図3fの基本構成をより具体的に構
成した装置の一例(参考左側面図)で図6に示す装置に
おいて、搬送装置5を機台6の手前(図9の右手)から
奥(図9の左手)に向かって鋭角ηを以って低くなるよ
うに傾斜させ、ローラー1、位置制御ローラー3、3、
押えローラー4、4も水平状態から鋭角ηだけ傾斜させ
て構成したものである。その他の構成は図6に示す装置
と略同一である。
【0039】図9に示す装置の特長も図8に示す装置の
特長と略同一であるが、図6に示す装置と同様、遊技盤
Uの表面(釘Nが植設されている側)が下になり、抜出
後の釘Nは全て装置下方に落下するので、抜出後の釘N
の処理が容易であるという特長が加わる。しかしなが
ら、遊技盤Uの裏面が上になるので、釘Nの抜出プロセ
スが目視確認困難であるという点は図6の装置と同様で
ある。なお、図4、図6に示す装置において、コイルば
ね等(図示せず)により遊技盤Uをローラー1の方向に
押圧する構成としても、図8、図9の装置と略同等の効
果を得られる。
【0040】図10a〜図10cにはローラー1に配設
される釘抜刃2、2、…の各種構成を示す。図10aは
釘抜刃2、2、…をローラー1の周方向に3ブロックに
分けて配設させたものであり、図10bは5ブロック、
図10cは6ブロックに分けて配設させたものである。
釘抜刃2、2、…の構成は上記以外にも各種考え得る
が、いかような構成も、結果として釘抜刃2、2、…を
ローラー1に配設させた状態となるように構成される限
り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下には本発明のうち、請求項2
に係わる発明を実施例として構成した装置の構成及び作
用を図面を参照しながら詳細に説明する。図11は本実
施例の装置の正面図、図12は平面図、図13は1部を
欠截した右側面図である。また図14は1部を欠截した
要部の拡大左側面図、図15は要部の拡大平面図であ
る。
【0042】図11〜図15において、6は4本の脚6
a、6a、…を有する機台である。脚6a、6a、…の
下端には高さ調節用のアジャスター6b、6b、…が装
着されている。機台6の左側面上部には左側板6cが、
右側面上部には右側板6dが夫々一体として固着され、
また、機台6の上面左端には左側上板6eが、上面右端
には右側上板6fが夫々一体として固着されている。機
台6の上部の前部には搬送装置5の軸5dが、機台6の
上部の後部には搬送装置5の軸5eが、夫々長手方向に
直角に回転自在に渡設されている。前部の軸5dの両端
部は機台6の左側板6c及び右側板6dに挿嵌され、軸
5dの位置を前後に調節できるアジャスター装置付ホル
ダー5f、5fに枢着されている。
【0043】図12において後部の軸5eは左端が機台
6の左側板6cを貫通して左側板6cに固設されたギア
ボックス7に連結されている。ギアボックス7の下部に
はモーター8が連設され、モーター8も左側板6cに固
設されている。モーター8の回転力はギアボックス7に
より方向及び速度が調整され、後部の軸5eを図13の
D方向に一定速度で回転させるように構成されている。
また、後部の軸5eの右端は機台6の右側板6dに挿嵌
され、ホルダー5gに枢着されている。
【0044】図12において前部の軸5dの左端近傍に
はベルト車5hが、右端近傍にはベルト車5iが固着さ
れ、後部の軸5eの左端近傍にはベルト車5jが、右端
近傍にはベルト車5kが固着されている。前部の軸5d
の左端のベルト車5hと後部の軸5eの左端のベルト車
5j間にはベルト5pが張設され、前部の軸5dの右端
のベルト車5iと後部の軸5eの右端のベルト車5k間
にはベルト5qが張設されている。ベルト5p、5qは
後部の軸5eの回転(図13のD方向)によりその上部
が図12、図13、図14のA方向に水平移動する。
【0045】ベルト車5h、5i、5j、5kは歯車
で、ベルト5p、5qは裏面にベルト車5h、5i、5
j、5kの歯に噛合する歯が刻設されている(図14に
ベルト5pの歯を示す)。べルト5p、5qの上端は図
11、図12に示すように機台6の左側板6c及び右側
板6dに固設された支持板5r、5sに支持されて撓む
ことなく水平状態を保持できるように構成されている。
なお、ベルト5p、5qの適切な送り速度は例えば1分
間に6m前後であるが、これは1つの目安であり、これ
以外の送り速度もむろん可能である。
【0046】図11、図12、図14、図15に示すよ
うに機台6の略中央部にはローラーホルダー9が渡設さ
れている。ローラーホルダー9は図14に示すように機
台6の左側上板6e及び右側上板6fに固着立設された
柱9a、9a、及び柱9a、9aの上面に螺着渡設され
た把手部9b及び把手部9bの下面に螺着された本体9
cより構成されている。
【0047】ローラーホルダー9の本体9cの構成は図
19に見るとおりで、把手部9bに螺着される後部は略
直方体状であり、前部は薄板9e、9e、…が一定の間
隙(後述する単刃釘抜刃2a及び複刃釘抜刃2bの厚さ
に相当する間隙)を以って並設され、全ての薄板9e、
9e、…に同形同大の円孔9d、9d、…が同位置に穿
設されている。
【0048】円孔9d、9d、…には図20に示すよう
にローラー1の軸1bが挿通されている。軸1bはロー
ラーホルダー9の本体9cの前部内に挿通された部分は
断面が略正方形状の角柱であり、図24の断面図に示す
ように、断面形の正方形の4隅が丸められ、該4隅がロ
ーラーホルダー9の薄板9eに穿設された円孔9dの内
壁に当接し、円孔9d内で回転可能な構成となってい
る。
【0049】軸1bの右端は図20に示すように4角錐
台状となっている。また左端はローラーホルダー9の本
体9cの左側面に当接する部分で円孔9dより大径の円
柱状部分1cとなり、さらに円柱状部分1cの左端には
円盤状部分1dが固着され、円盤状部分1dの左側面に
は略直方体状の突片1eが突設されている。
【0050】図12に示すように機台6の左側板6cの
略中央部には架台10が螺着突設され、架台10にはギ
アボックス11が螺着され、ギアボックス11の背面に
はモーター12が連設されている。また、ギアボックス
11の右側面には回転自在の円柱状の軸11aが右方向
に突設され、該軸11aの右側面には図15に示すよう
にローラー1の軸1bの円盤状部分1dの突片1eに対
応する凹部11bが刻設されている。
【0051】図15に示すように該軸11aはローラー
1の軸1aの円盤状部分1dと同径で、凹部11bが円
盤状部分1dの突片1eと嵌合する位置に該軸11aが
突設されており、該軸11aの凹部11bとローラー1
の軸1bの円盤状部分1dの突片1eは僅かの間隙S1
を残して嵌脱自在に嵌合されている。この構成によりロ
ーラーホルダー9とローラーホルダー9に格納されたロ
ーラー1は軸11aから嵌脱自在となり、ローラー1の
メンテナンスの容易さが保証される。
【0052】叙上の構成により、図12のモーター12
の回転力はギアボックス11にてその方向及び速度を調
整されて軸11aを図14のB方向に一定の速度で回転
させ、軸11aの回転力は凹部11bと突片1eとの嵌
合部を介してローラー1の軸1bを図14のB方向に一
定の速度で回転させる構成となっている。なお、軸11
a及び軸1bの適切な回転速度は例えば1分間に30回
転前後であるが、これは1つの目安であり、その他の回
転速度もむろん可能である。
【0053】軸1bに嵌合されるローラー1は、本実施
例においては、図16a、図16bに示す単刃釘抜刃2
a、及び図17a、図17bに示す複刃釘抜刃2bが夫
々複数個集積された集積体として構成される。この構成
により、本発明の基本原理(図1参照)における釘抜刃
2が配設されたローラー1を得るものである。
【0054】単刃釘抜刃2aは図16a、図16bに見
るように、1個の刃先2cを有する略円盤状の薄板で、
中心部にはローラー1の軸1bの断面形状(図20参
照)と同形同大の方孔2dが穿設されている。また、複
刃釘抜刃2bは図17a、図17bに見るように、互い
に直角方向の2個の刃先2c、2cを有する略円盤状の
薄板で、中心部にはローラー1の軸1bの断面形状(図
20参照)と同形同大の方孔2dが穿設されている。
【0055】単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2bは、本実
施例においては図18に見るような順序と刃先2cの方
向性を以って並列せられ、図21に見るようにローラー
ホルダー9の本体9cの薄板9e、9e…の間隙に単刃
釘抜刃2a及び複刃釘抜刃2bが嵌合するように構成さ
れており、その結果として、薄板9e、9eの間隙から
刃先2cが突出する状態として構成されている。
【0056】図18に見るように、単刃釘抜刃2aと複
刃釘抜刃2bが並列することにより単刃釘抜刃2aと複
刃釘抜刃2bの略中心に穿設された方孔2dも並列する
ので、この並列した方孔2d、2d、…に軸1bが挿通
される。軸1bの断面形状と方孔2dの形状は同形同大
であるので軸1bは方孔2d、2d、…に間隙なく嵌合
する。また、単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2bはローラ
ーホルダー9の本体9cの薄板9e、9eの間隙に嵌合
した状態にあるので、単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2b
は軸1bの回転により薄板9e、9eをガイドとして軸
1bと同速度で同方向に回転する。
【0057】即ち、単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2bは
軸1bに固着状態ではなく嵌脱自在の状態で挿嵌されて
いるが、薄板9e、9eの間隙に嵌合されて左右方向へ
の動きは全くできない状態のため、ローラーホルダー9
の本体9cに格納されている限り軸1bに固着されたと
同様の状態で軸1bの図14のB方向の回転により同速
度で同方向に回転する。つまり、本発明の基本原理(図
1参照)におけるローラー1を、ローラーホルダー9の
本体9cに格納された単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2b
の集積により構成するものである。
【0058】本実施例においては、図18及び図21に
見るように、単刃釘抜刃2aを5枚並設した後に複刃釘
抜刃2bを1枚配設しさらに単刃釘抜刃2aを5枚並設
するという順序で単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2bを並
設したが、単刃釘抜刃2aの枚数は5枚に限るものでは
なく、1枚以上であれば何枚でも可である。
【0059】但し、単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2bの
刃先2c、2cは図21に見るように必ず隣接する必要
があり、複刃釘抜刃2bの存在意義もこの点に存する。
即ち、図25のように単刃釘抜刃2aのみでローラー1
を構成した場合、刃先2c、2c、…の突出方向を90
°切り換える部分で、刃先2c、2cが隣接しない状態
が生じてしまい、図25のようにこの部分に当接した釘
Nを抜出することは不可能となってしまうからである。
【0060】なお、刃先2c、2c、…の突出方向を9
0°づつ切り換える意味は、原理的説明は困難である
が、実験結果によるものである。即ち、刃先2c、2
c、…の突出方向を1列に揃えた実験例ではしばしば抜
出プロセスが滞るケースが生じたが、刃先2c、2c、
…の突出方向を90°づつ切り換える構成とすることに
より抜出プロセスの停滞は大幅な解消を見たものであ
る。
【0061】したがって、複数の単刃釘抜刃2aが単数
の複刃釘抜刃2bに挟まれ、複刃釘抜刃2bが配設され
るごとに刃先2c、2c、…の突出方向を90°づつ切
り換えるという上記の構成に到達した。なお、ローラー
1の左端と右端においては複刃釘抜刃2bを敢えて用い
る必要はないので、単刃釘抜刃2aを用いるものであ
る。
【0062】次にガイド装置である位置制御ローラー3
と押えローラー4の構成を説明する。図12に見るよう
に、機台6の左側上板6eと右側上板6fには、夫々ロ
ーラー1の下部近傍及びローラー1の手前に夫々2個所
位置制御ローラー3の支持板3c、3c、…が螺着され
ている。支持板3c、3c、…は図15に見るように長
円形の孔3f、3f、…により螺着されているのでその
螺着位置を左右に僅かに変化させることができ、遊技台
Uの左右の幅に応じて位置制御ローラー3の位置を微調
整することが可能である。
【0063】各支持板3cには図14に見るように2個
所に軸3dが回動自在に立設され、各軸3dにはローラ
ー3eが固着されている。なお、機台6の左右で対応す
るローラー3e、3eは基本原理の項で詳述したように
(図4のローラー3b、3bに相当)遊技盤Uを完全に
は挟持しない構成とされており、図15に見るように間
隙S2、S2を生じせしむるものである。そして、該間隙
2、S2が遊技盤Uの左右の僅かの移動(図15のC方
向)を保証するものである。
【0064】また、図15に見るように、機台6の左側
上板6e及び右側上板6fにおいて、位置制御ローラー
3の支持板3c、3cの間に押えローラー4の支持体4
c、4cが夫々固着立設されており、各支持体4c、4
cには、左側の支持体4cには右側面に、右側の支持体
4cには左側面に夫々軸4d、4dが回動自在に横設さ
れ、軸4d、4dにはローラー4e、4eが挿嵌固着さ
れている。ローラー4e、4eは基本原理の項で詳述し
たように(図1、図2aのローラー4、図4のローラー
4bに相当)遊技盤Uの表面に完全に当接し、遊技盤U
のA方向への搬送に伴い回転する。
【0065】図12に示すとおり、機台6の左側上板6
eの前部にはガイド板13aが右側上板6fの前部には
ガイド板13bが螺着されている。ガイド板13aは断
面形がL字形の薄板、ガイド板13bは断面形が逆L字
形の薄板で、ガイド板13a、13bの夫々垂直部分が
ベルト5p、5q上を搬送される遊技板Uを完全には挟
持しない形でガイドするように構成されている。
【0066】図12に示すとおり、機台6の左側上板6
eの後部にはガイド板14aが右側上板6fの後部には
ガイド板14bが螺着されている。ガイド板14aは断
面形がL字形の薄板、ガイド板14bは断面形が逆L字
形の薄板で、ガイド板14a、14bの夫々垂直部分が
ベルト5p、5q上を搬送される遊技板Uを完全には挟
持しない形でガイドするように構成されている。
【0067】図12において、15、15は機台6の前
部と後部に、左側板6cと右側板6dの間に渡設された
覆板である。覆板15、15の中間の部分は図11、図
12、図13、図15に見るように4角錐台状の漏斗1
6となっている。また、図12に見るように左側板6c
の前部近傍の左側面には緊急停止用のスイッチ17aを
備えたスイッチボックス17が螺着固設され、右側板6
dの前端の右側面にはモーター8とモーター12の作動
を制御する制御盤18が螺着固設されている。
【0068】制御盤18、スイッチボックス17、モー
ター8、モーター12の配線は図26に示すとおりであ
り、制御盤18にはモーター8の作動スイッチ18a、
停止スイッチ18b、モーター12の作動スイッチ18
c、停止スイッチ18d、及び作動表示ボタン18eが
配設されている。なお、図11〜図15においては制御
盤18、モーター8、モーター12、スイッチボックス
17を連結する配線の図示は省略してあるが、配線は機
台6内部に格納されて配線されるものである。
【0069】以下に、本実施例の作用を、図面により詳
述する。図26において、制御盤18のモーター8の作
動スイッチ8aを押すと、作動表示ランプ18eが点灯
するとともに図12、図13の搬送装置5用のモーター
8が回転を開始し、モーター8の回転力はギアボックス
7にてその速度と方向が調整され、装置5の軸5eを図
13のD方向に一定速度で回転させる。
【0070】軸5eにはベルト車5j、5k(図12参
照)が固着されており、ベルト車5j、5kも図13の
D方向に回転する。その結果、裏面にベルト車5j、5
kの歯に噛合する歯が刻設されたベルト5p、5q(図
12参照)の上部は図13及び図14のA方向に一定速
度で水平移動する。この際の適切な移動速度は、既述の
ように分速6m前後が1つの目安であるが、むろんこれ
に限られるものではない。
【0071】次に、図26において、制御盤18のモー
ター12の作動スイッチ18cを押すと、図12に示す
モーター12が回転を開始し、モーター12の回転力は
ギアボックス11にてその速度と方向が調整され、ギア
ボックス11の軸11aを図13及び図14のB方向に
回転させる。
【0072】図15に示すように、軸11aの凹部11
bとローラー1の円盤状部分1dに突設された突片1e
は僅かの間隙S1を残して嵌合しているので、軸11a
の回転力はローラー1の円盤状部分1d、さらに円柱状
部分1cを介して軸1bに伝達され、軸1bは軸11a
と同速度で同方向(図14のB方向)に回転し、ローラ
ー1も同速度で同方向(図14のB方向)に回転する。
この際の適切な回転速度は、既述のように1分間に30
回転前後が1つの目安であるが、むろんこれに限られる
ものではない。
【0073】以上のように搬送装置5のモーター8とロ
ーラー1のモーター12を同時に作動させた状態で遊技
盤Uを図12に示す機台6の前部のベルト5p、5qに
表面(釘Nの植設された面)を上にして載上すると、遊
技盤Uはベルト5p、5qの搬送力により図12におけ
るA方向に搬送され、ガイド板13a、13b、位置制
御ローラー3、3、…、押えローラー4、4にガイドさ
れて釘Nがローラー1に当接する位置に位置せしめられ
る。
【0074】ローラー1に当接した釘Nは図14、図2
7に示すようにローラー1を構成する単刃釘抜刃2a、
2a(あるいは単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2b)に胴
部を挟持され、ローラー1のB方向への回転(図14参
照)により刃先2c、2cに裏面を担持され、遊技盤U
より抜出される。この際、遊技盤Uをベルト5p、5q
より浮上せしめる力が働くが、該力は押えローラー4、
4(図12参照)の作用により相殺され、遊技盤Uはベ
ルト5p、5q上に安定的に保持される。
【0075】以上のようにしてベルト5p、5qの搬送
力により釘Nは次々にローラー1に当接し、単刃釘抜刃
2a、2a(あるいは単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2
b)に胴部を挟持され、ローラー1のB方向の回転(図
14参照)により刃先2c、2cに裏面を担持されて抜
出される。
【0076】この際、図15に見るように機台6の左右
に相対する位置制御ローラー3、3のローラー3e、3
eは遊技盤Uを完全には挟持せず、遊技盤Uの側面とロ
ーラー3e、3eの間には間隙S2、S2が存在するので
遊技盤Uの僅かの左右方向(C方向)の動きが保証さ
れ、基本原理の項の図5a、図5bに示すように釘Nは
いかなる位置にあっても確実に単刃釘抜刃2a、2a
(あるいは単刃釘抜刃2aと複刃釘抜刃2b)に胴部を
挟持され抜出される。
【0077】以上のようなプロセスで抜出された釘N
は、図27に示すように一部は遊技盤Uに穿設された孔
H(入賞装置等の装着孔)から落下する。ローラー1の
直下には図11、図12、図13に示すように漏斗16
が装着されているので、落下した釘Nは漏斗16の作用
により落下位置を制御され、ローラー1の直下の機台6
の設置面G(図11、図13参照)に堆積する。したが
って、この部分になんらかの処理装置(図示せず)を設
けることにより処理される。
【0078】遊技盤Uに穿設された孔H(入賞装置等の
装着孔)から落下しなかった釘Nはそのまま遊技盤Uの
表面に残留するので、抜出プロセス終了後に纏めて処理
する。あるいは抜出プロセスと同時に作用するなんらか
の処理装置(図示せず)を設けても良い。処理装置とし
ては、遊技盤Uの表面に残留した釘Nを強制的に漏斗1
6に落下させる機構、あるいは別に搬送装置を設けて所
定の場所に搬送する機構等が考えられる。また、抜出プ
ロセスの進行中に抜出された釘Nが万が一中空に跳んだ
場合に備えて、機台6上にカバー(図示せず)を装着し
ても良い。
【0079】以上のようにして抜出プロセスが終了する
と、ベルト5p、5qに載上された遊技盤Uはベルト5
p、5qの搬送力により、かつ図12に示すガイド板1
4a、14bにガイドされて機台6の後部に搬出される
ので、作業員の手により遊技盤Uをベルト5p、5q上
より除去し、新たな遊技盤Uを機台6の前部のベルト5
p、5q上に載上する。
【0080】あるいは、遊技盤Uの釘Nの抜出プロセス
がある程度進行した時点で新たな遊技盤Uを機台6の前
部のベルト5p、5q上に載上しても良い。いずれにせ
よ、叙上のようなプロセスを以って複数の遊技盤Uの釘
Nの抜出プロセスは連続的かつ自動的に進行するので、
作業員は抜出が完了した遊技盤Uを機台6の後部のベル
ト5p、5q上から除去する作業と抜出が未完了の遊技
盤Uを機台6の前部のベルト5p、5q上に載上する作
業及び抜出プロセスの目視確認作業を行うだけで良い。
【0081】遊技盤Uの釘Nの抜出プロセスが全て終了
すれば、作業員は図12、図26に示す制御盤18のモ
ーター8の停止スイッチ18b、モーター12の停止ス
イッチ18dを押すとモーター8とモーター12が停止
し、作動表示ランプ18eが消灯し、本実施例の作動は
停止する。なお、抜出プロセスの進行中になんらかの異
常が確認された場合にはスイッチボックス17の緊急停
止用のスイッチ17aを押すことにより、モーター8と
モーター12は瞬時に停止する。
【0082】以上にその構成と作用を説明したような本
実施例の装置を用いて遊技盤Uの釘Nの抜出実験を行っ
た。遊技盤Uは通常の、釘Nが250〜300本植設さ
れているものを用い、事前に入賞装置等は全て除去して
釘Nが植設されただけの状態として、複数の遊技盤Uを
用いて繰り返し実験を行った。搬送装置5の搬送速度は
分速6m、ローラー1の回転速度は1分間に28回転に
設定した。その結果、抜出プロセスは極めて円滑に進行
し、一台の遊技盤の釘Nを全て抜出するのに要した平均
時間は約4分と極めて短く、本実施例の有用性が十分に
証明される結果となった。
【0083】
【発明の効果】本発明の装置及び方法は、遊技盤に植設
された釘を、搬送装置とガイド装置、及び複数の釘抜刃
を有するローラーにより自動的に抜出するので、従来の
技術(人力による抜出プロセスあるいは釘を1本ずつ機
械により抜出する抜出プロセス)に比較して、以下に述
べる特に卓越せる効果を奏するものである。
【0084】所要時間が極度に短縮される。人力による
抜出プロセスでは、熟練者でも1台当たり30分以上を
要していたが、本発明の実施例では1台当たり約4分と
8分の1に近い所要時間の短縮を見た。前記特開平10
−217150の装置(釘を1本ずつ機械により抜出す
る装置)の所要時間はその明細書に記載がないので不明
であるが、該装置は作業員が釘の胴部を1本ずつ抜取り
部に嵌合させて抜出するという構成であるので、該装置
に比べても大幅な短縮となるのは確実である。
【0085】作業員の負担が大幅に軽減される。前述の
ように遊技盤の釘Nはスクリュー釘と呼ばれる結合力の
強い釘を用い、盤面に強固に打着植設されているので、
人力による抜出作業は熟練者でも多大な労力を伴う。ま
た、前記特開平10−217150の装置は重量のある
装置を抜出作業中保持及び操作せねばならない。しかる
に、本発明の装置及び方法においては、釘抜刃を突設さ
せたローラーが自動的に釘を抜出するので、作業員は遊
技盤の載上、除去のみを行えば後は抜出プロセスを目視
確認するだけで良いので、作業員の負担が大幅に軽減さ
れる。
【0086】作業員への危険度が非常に少ない。人力に
よる抜出作業は手仕事による怪我の危険が常に伴う。前
記特開平10−217150の装置もその保持及び操作
は作業員が行うので、人力による抜出作業に近い危険が
常に伴うばかりでなく、装置からはエアホース及びコー
ドが伸張されるので作業性が悪く、他の作業員にも危険
が及ぶ可能性を有する。しかるに、本発明の装置及び方
法においては、抜出プロセスはすべて機械化・自動化さ
れるので、作業員に及ぼす危険性無視し得る程に小さい
ものとなる。
【0087】以上、本発明の装置及び方法において、従
来の技術に対して特に卓越せる効果を有する点を列挙し
た。さらに、以下には本発明の実施例の装置が有する特
有の効果を記述する。
【0088】本発明の実施例の装置においては、装置の
最も要部となる複数の釘抜刃を有するローラーを、複数
の単刃釘抜刃と複刃釘抜刃の集積体として構成したの
で、特定の単刃釘抜刃あるいは複刃釘抜刃が滅損あるい
は壊損した場合、該単刃釘抜刃あるいは複刃釘抜刃を交
換するだけで良く、極めて合理的かつ効率的であり、経
済的にも優れている。
【0089】本発明の実施例の装置においては、装置の
最も要部となる釘抜刃を配設させたローラーを機台から
着脱自在のローラーホルダーに格納し、また該ローラー
の軸は動力伝達装置(ギアボックス)の軸に固着されて
おらず、突片と凹部を以って嵌脱自在に嵌合させてある
だけなので、上記ローラー部分の保守点検は極めて容易
であり、単刃釘抜刃あるいは複刃釘抜刃の交換も容易で
ある。
【0090】位置制御ローラーの支持板は長円形の孔に
よって機台に螺着されているので、搬送される遊技盤の
左右の幅に応じて位置制御ローラーの螺着位置を微調整
することができ、遊技盤の種類に拠らず遊技盤の側面と
位置制御ローラーのローラーとの間に一定の間隙を保持
し得るので、左右の幅が異なる各種の遊技盤に対して、
夫々円滑な抜出プロセスが保証される。
【0091】搬送装置の前部のベルト車の軸を枢着する
ホルダーがアジャスター装置付ホルダーとなっているの
で、該軸の挿通位置を前後に微調整でき、常にベルトを
適切な緊張状態に保持し得るので遊技盤の一定速度での
的確な搬送が保証される。
【0092】以上には本発明の実施例の装置が有する特
有の効果を記述したが、最後に、本発明の装置及び方法
により齎される総合的な効果について記述する。
【0093】本発明の装置及び方法によれば、従来技術
においては多大な時間と労力を要する作業であった遊技
盤の釘の抜出作業が極めて短時間で効率良く遂行できる
ので、従来釘の抜出作業の困難さから釘を植設したまま
の状態で産業廃棄物として処分場に埋め立てられること
の多かった遊技盤を資源として再利用する途が大きく開
かれた。
【0094】即ち、抜出された釘は貴重な真鍮資源とし
て、また、遊技盤の方も合成樹脂製の皮膜を剥離したあ
と、木材資源として活用する途が開け、資源保護と資源
再利用に大いに資するものである。
【0095】さらに、従来釘の抜出が困難であったため
合成樹脂製の皮膜の剥離も不可能となり、合成樹脂製の
皮膜が燃焼時に発生する有毒ガスのため遊技盤の焼却処
分は不可能で処分場に廃棄するしか方途がなかったが、
本発明の装置及び方法により釘を簡便に抜出できるた
め、合成樹脂製の皮膜の剥離も可能で、遊技盤の焼却処
分も可能となり、処理能力が限界に近づきつつある各地
の処分場の負担の軽減にも資するものである。
【0096】以上要するに、本発明の装置及び方法は、
昨今高まりつつある資源の保護と再利用の問題、環境保
護問題(合成樹脂の燃焼の際の有毒ガスの問題)、そし
てゴミ問題のいずれにも深く係わり、日本全国で廃棄さ
れる遊技盤が膨大な数となることを考えると、夫々の問
題の解決に対して少なからぬ朗報を齎すことできる発明
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置及び方法の基本原理を説明する要
部の参考外観斜視図である。
【図2】a 本発明の装置及び方法の基本原理を説明す
る要部の参考左側面図である。 b 本発明の装置及び方法の基本原理を説明する要部の
参考左側面図である。
【図3】a 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤
の相対的な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参
考左側面図である。 b 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤の相対的
な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参考左側面
図である。 c 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤の相対的
な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参考平面図
である。 d 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤の相対的
な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参考平面図
である。 e 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤の相対的
な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参考左側面
図である。 f 本発明の装置及び方法のローラーと遊技盤の相対的
な位置関係の基本構成の1例を模式的に示す参考左側面
図である。
【図4】図3aの基本構成をより具体的に構成した装置
の1例の参考正面図である。
【図5】a 本発明の装置及び方法の基本原理におい
て、釘の胴部が釘抜刃に当接した状態を示す参考平面図
である。 b 本発明の装置及び方法の基本原理において、釘の胴
部が2枚の釘抜刃に挟持された状態を示す参考平面図で
ある。
【図6】図3bの基本構成をより具体的に構成した装置
の1例の参考正面図である。
【図7】図3cの基本構成をより具体的に構成した装置
の1例の参考正面図である。
【図8】図3eの基本構成をより具体的に構成した装置
の1例の参考左側面図である。
【図9】図3fの基本構成をより具体的に構成した装置
の1例の参考左側面図である。
【図10】a 本発明の装置及び方法においてローラー
に配設される釘抜刃の構成の1例を示す参考左側面図で
ある。 b 本発明の装置及び方法においてローラーに配設され
る釘抜刃の構成の一例を示す参考左側面図である。 c 本発明の装置及び方法においてローラーに配設され
る釘抜刃の構成の一例を示す参考左側面図である。
【図11】本発明の装置及び方法の1実施例の正面図で
ある。
【図12】本発明の装置及び方法の1実施例の平面図で
ある。
【図13】本発明の装置及び方法の1実施例の1部を欠
截した右側面図である。
【図14】本発明の装置及び方法の1実施例の要部を拡
大しかつ1部を欠截した左側面図である。
【図15】本発明の装置及び方法の1実施例の要部を拡
大した平面図である。
【図16】a 本発明の装置及び方法の1実施例の単刃
釘抜刃の左側面図である。 b 本発明の装置及び方法の1実施例の単刃釘抜刃の正
面図である。
【図17】a 本発明の装置及び方法の1実施例の複刃
釘抜刃の左側面図である。 b 本発明の装置及び方法の1実施例の複刃釘抜刃の正
面図である。
【図18】本発明の装置及び方法の1実施例におけるロ
ーラーの単刃釘抜刃と複刃釘抜刃の配設構成を示す1部
を欠截した外観斜視図である。
【図19】本発明の装置及び方法の1実施例におけるロ
ーラーホルダーの構成を示す1部を欠截した外観斜視図
である。
【図20】本発明の装置及び方法の1実施例におけるロ
ーラーの軸の構成を示す1部を欠截した外観斜視図であ
る。
【図21】本発明の装置及び方法の1実施例におけるロ
ーラーの単刃釘抜刃と複刃釘抜刃の配設構成を示す要部
の正面図である。
【図22】図21のX−X断面図である。
【図23】図21のY―Y断面図である。
【図24】図21のZ−Z断面図である。
【図25】単刃釘抜刃のみで構成されたローラーの1例
を示す要部の参考正面図である。
【図26】制御盤、スイッチボックス、搬送装置用のモ
ーター、ローラー用のモーターの配線を説明する参考配
線図である。
【図27】本発明の装置及び方法の作用を説明する要部
の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ローラー 1a 軸 1b 軸 1c 円柱状部分 1d 円盤状部分 1e 突片 2 釘抜刃 2a 単刃釘抜刃 2b 複刃釘抜刃 2c 刃先 2d 方孔 3 位置制御ローラー 3a 軸 3b ローラー 3c 支持板 3d 軸 3e ローラー 3f 孔 4 押えローラー 4a 軸 4b ローラー 4c 支持体 4d 軸 4e ローラー 5 搬送装置 5a 軸 5b ベルト車 5c ベルト 5d 軸 5e 軸 5f アジャスター装置付ホルダー 5g ホルダー 5h ベルト車 5i ベルト車 5j ベルト車 5k ベルト車 5p ベルト 5q ベルト 5r 支持板 5s 支持板 6 機台 6a 脚 6b アジャスター 6c 左側板 6d 右側板 6e 左側上板 6f 右側上板 7 ギアボックス 8 モーター 9 ローラーホルダー 9a 柱 9b 把手部 9c 本体 9d 円孔 9e 薄板 10 架台 11 ギアボックス 11a 軸 11b 凹部 12 モーター 13a ガイド板 13b ガイド板 14a ガイド板 14b ガイド板 15 覆板 16 漏斗 17 スイッチボックス 17a スイッチ 18 制御盤 18a 作動スイッチ 18b 停止スイッチ 18c 作動スイッチ 18d 停止スイッチ 18e 作動表示ランプ G 設置面 H 孔 U 遊技盤 N 釘 S1 間隙 S2 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 七郎 愛知県名古屋市中村区日ノ宮町2−17 株 式会社山口電機内 Fターム(参考) 2C088 DA13 EB53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の釘抜刃を有するローラーに搬送装
    置を用いて遊技盤を搬送すると同時に、ガイド装置によ
    り遊技盤に植設された釘の胴部が上記ローラーの釘抜刃
    に挟持される位置で上記ローラーを回転させることによ
    り遊技盤に植設された釘を連続的に抜出することを特徴
    とする遊技盤の釘抜装置。
  2. 【請求項2】 複数の釘抜刃を有するローラーが釘の植
    設された面を上にして搬送される遊技盤の上方に位置し
    ており、ガイド装置により遊技盤に植設された釘の胴部
    が上記ローラーの釘抜刃に挟持される位置で上記ローラ
    ーを回転させることにより遊技盤に植設された釘を連続
    的に抜出することを特徴とする請求項1に記載の遊技盤
    の釘抜装置。
  3. 【請求項3】 複数の釘抜刃を有するローラーが釘の植
    設された面を下にして搬送される遊技盤の下方に位置し
    ており、ガイド装置により遊技盤に植設された釘の胴部
    が上記ローラーの釘抜刃に挟持される位置で上記ローラ
    ーを回転させることにより遊技盤に植設された釘を連続
    的に抜出することを特徴とする請求項1に記載の遊技盤
    の釘抜装置。
  4. 【請求項4】 複数の釘抜刃を有するローラーが釘の植
    設された面を左あるいは右にして搬送される遊技盤の左
    方あるいは右方に位置しており、ガイド装置により遊技
    盤に植設された釘の胴部が上記ローラーの釘抜刃に挟持
    される位置で上記ローラーを回転させることにより遊技
    盤に植設された釘を連続的に抜出することを特徴とする
    請求項1に記載の遊技盤の釘抜装置。
  5. 【請求項5】 複数の釘抜刃を有するローラーに遊技盤
    を搬送する搬送装置が上記ローラーの方向に向かって低
    くなるような傾斜を有していることを特徴とする請求項
    2及び請求項3に記載の遊技盤の釘抜装置。
  6. 【請求項6】 複数の釘抜刃を有するローラーに遊技盤
    を搬送すると同時に、遊技盤に植設された釘の胴部が上
    記ローラーの釘抜刃に挟持される位置で上記ローラーを
    回転させることにより遊技盤に植設された釘を連続的に
    抜出することを特徴とする遊技盤の釘抜方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6342050B1 (ja) * 2017-08-17 2018-06-13 建洲テクノス株式会社 廃パチンコ台盤の釘抜き装置

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