JP2001259028A - 留置針組立体 - Google Patents
留置針組立体Info
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- JP2001259028A JP2001259028A JP2000074607A JP2000074607A JP2001259028A JP 2001259028 A JP2001259028 A JP 2001259028A JP 2000074607 A JP2000074607 A JP 2000074607A JP 2000074607 A JP2000074607 A JP 2000074607A JP 2001259028 A JP2001259028 A JP 2001259028A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】穿刺操作、内針の抜き取り操作等の操作性に優
れる留置針組立体、さらには、廃棄処理等に際し安全性
の高い留置針組立体を提供すること。 【解決手段】 本発明の留置針組立体1は、中空の外針
2と、外針2の基端部に固定された外針ハブ3と、外針
2に挿通される内針4と、内針4の基端部に固定された
内針ハブ5と、内針ハブ5に対し相対的に移動可能で、
少なくとも内針4の針先41を収納可能なプロテクタ6
と、内針ハブ5の基端部に設置されたストッパ機構7と
を備えている。ストッパ機構7は、係止部材71と、該
係止部材71を付勢する付勢部材72とを有し、回動可
能に内針ハブ5に設置されている。内針ハブ5がプロテ
クタ6の基端方向へ移動し、内針4の針先41がプロテ
クタ6内に収納された状態では、係止部材71の基端部
がプロテクタ6の基端に係止し、針先41の先端方向へ
の移動を阻止する。
れる留置針組立体、さらには、廃棄処理等に際し安全性
の高い留置針組立体を提供すること。 【解決手段】 本発明の留置針組立体1は、中空の外針
2と、外針2の基端部に固定された外針ハブ3と、外針
2に挿通される内針4と、内針4の基端部に固定された
内針ハブ5と、内針ハブ5に対し相対的に移動可能で、
少なくとも内針4の針先41を収納可能なプロテクタ6
と、内針ハブ5の基端部に設置されたストッパ機構7と
を備えている。ストッパ機構7は、係止部材71と、該
係止部材71を付勢する付勢部材72とを有し、回動可
能に内針ハブ5に設置されている。内針ハブ5がプロテ
クタ6の基端方向へ移動し、内針4の針先41がプロテ
クタ6内に収納された状態では、係止部材71の基端部
がプロテクタ6の基端に係止し、針先41の先端方向へ
の移動を阻止する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば輸液の際に
血管に穿刺し、留置する留置針組立体に関するものであ
る。
血管に穿刺し、留置する留置針組立体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】患者に対し輸液を行う際などには、輸液
ラインと接続される留置針を患者の血管に穿刺し、留置
してこれを行う。このような留置針は、中空の外針と、
外針の基端に固着された外針ハブと、前記外針内に挿入
され、先端に鋭利な針先を有する内針と、内針の基端に
固着された内針ハブとで構成されている。
ラインと接続される留置針を患者の血管に穿刺し、留置
してこれを行う。このような留置針は、中空の外針と、
外針の基端に固着された外針ハブと、前記外針内に挿入
され、先端に鋭利な針先を有する内針と、内針の基端に
固着された内針ハブとで構成されている。
【0003】この留置針を患者の血管に穿刺する際に
は、内針を外針内に挿入し、内針の針先を外針の先端か
ら突出させた状態で穿刺操作を行う。そして、内針の針
先が血管内に到達すると、針先の開口より流入した血液
は、内針の内腔を通り、透明な内針ハブの内部に流入す
る(フラッシュバック)。これにより、内針が血管を確
保したことが確認できる。
は、内針を外針内に挿入し、内針の針先を外針の先端か
ら突出させた状態で穿刺操作を行う。そして、内針の針
先が血管内に到達すると、針先の開口より流入した血液
は、内針の内腔を通り、透明な内針ハブの内部に流入す
る(フラッシュバック)。これにより、内針が血管を確
保したことが確認できる。
【0004】このフラッシュバックを確認したら、内針
および外針をわずかに進め、外針の先端を血管内に挿入
する。次いで、外針を手で把持しつつ、内針を外針から
抜き取り、外針ハブに輸液ラインのコネクタを接続す
る。そして、接続された輸液ラインおよび外針を介して
輸液の投与を行なう。
および外針をわずかに進め、外針の先端を血管内に挿入
する。次いで、外針を手で把持しつつ、内針を外針から
抜き取り、外針ハブに輸液ラインのコネクタを接続す
る。そして、接続された輸液ラインおよび外針を介して
輸液の投与を行なう。
【0005】ところで、外針から抜き取られた内針は、
不用となるため、廃棄に供されるが、これをそのまま廃
棄すると、廃棄作業者等が誤って内針の針先で指等を刺
すという事故が起きるおそれがある。特に、内針の表面
や内部には、血液が付着、残留しているため、このよう
な誤刺により、感染を起こすおそれもある。
不用となるため、廃棄に供されるが、これをそのまま廃
棄すると、廃棄作業者等が誤って内針の針先で指等を刺
すという事故が起きるおそれがある。特に、内針の表面
や内部には、血液が付着、残留しているため、このよう
な誤刺により、感染を起こすおそれもある。
【0006】そこで、この問題を解決するために、内針
ハブに対し相対的に移動可能であり、少なくとも内針の
針先が収納可能なプロテクタを設けた留置針が提案され
ている。このような留置針は、内針を外針から抜き取っ
た後、内針ハブをプロテクタの基端方向へ移動させ、内
針の針先をプロテクタ内に収納するような構成となって
いる。このプロテクタを設置することにより、廃棄作業
者等が誤って内針の針先で指等を刺すという事故を防止
することができる。
ハブに対し相対的に移動可能であり、少なくとも内針の
針先が収納可能なプロテクタを設けた留置針が提案され
ている。このような留置針は、内針を外針から抜き取っ
た後、内針ハブをプロテクタの基端方向へ移動させ、内
針の針先をプロテクタ内に収納するような構成となって
いる。このプロテクタを設置することにより、廃棄作業
者等が誤って内針の針先で指等を刺すという事故を防止
することができる。
【0007】さらに、このような留置針には、針先が一
旦プロテクタ内に収納されると、針先に当接し、針先の
先端側への通過を阻止するシャッター部材を備えたもの
が提案されている。このシャッター部材は、一旦プロテ
クタ内に収納された針先が再度プロテクタの先端から突
出するのを防止するものである。
旦プロテクタ内に収納されると、針先に当接し、針先の
先端側への通過を阻止するシャッター部材を備えたもの
が提案されている。このシャッター部材は、一旦プロテ
クタ内に収納された針先が再度プロテクタの先端から突
出するのを防止するものである。
【0008】ところが、このような留置針では、シャッ
ター部材が針先に直接当接し、針先の先端側への移動を
阻止する構成であるため、シャッター部材の構成材料が
針先で削られ、削りカスが生じることがある。また、シ
ャッター部材に十分な強度を付与しないと、一旦プロテ
クタ内に収納された内針の針先がシャッター部材を突き
抜ける恐れもある。
ター部材が針先に直接当接し、針先の先端側への移動を
阻止する構成であるため、シャッター部材の構成材料が
針先で削られ、削りカスが生じることがある。また、シ
ャッター部材に十分な強度を付与しないと、一旦プロテ
クタ内に収納された内針の針先がシャッター部材を突き
抜ける恐れもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、穿刺
操作、内針の抜き取り操作等の操作性に優れる留置針組
立体、さらには、簡単な操作で使用後の内針の針先を収
納することができるとともに、一旦収納された針先が再
度突出することを防止することができ、廃棄処理等に際
し安全性の高い留置針組立体を提供することにある。
操作、内針の抜き取り操作等の操作性に優れる留置針組
立体、さらには、簡単な操作で使用後の内針の針先を収
納することができるとともに、一旦収納された針先が再
度突出することを防止することができ、廃棄処理等に際
し安全性の高い留置針組立体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1)〜(10)の本発明により達成される。
【0011】(1) 中空の外針と、前記外針の基端部
に固定された外針ハブと、前記外針に挿通される内針
と、前記内針の基端部に固定された内針ハブと、前記内
針ハブに対し相対的に移動可能で、少なくとも前記内針
の針先を収納可能なプロテクタとを有する留置針組立体
であって、前記内針の針先がプロテクタ内に収納された
状態で、前記プロテクタと前記内針ハブとを係止して、
前記針先の先端方向への移動を阻止するストッパ機構
を、前記内針ハブおよび前記プロテクタの少なくとも一
方に設けたことを特徴とする留置針組立体。
に固定された外針ハブと、前記外針に挿通される内針
と、前記内針の基端部に固定された内針ハブと、前記内
針ハブに対し相対的に移動可能で、少なくとも前記内針
の針先を収納可能なプロテクタとを有する留置針組立体
であって、前記内針の針先がプロテクタ内に収納された
状態で、前記プロテクタと前記内針ハブとを係止して、
前記針先の先端方向への移動を阻止するストッパ機構
を、前記内針ハブおよび前記プロテクタの少なくとも一
方に設けたことを特徴とする留置針組立体。
【0012】(2) 前記ストッパ機構が、前記内針ハ
ブおよび前記プロテクタの少なくとも一方の基端側に設
けられる上記(1)に記載の留置針組立体。
ブおよび前記プロテクタの少なくとも一方の基端側に設
けられる上記(1)に記載の留置針組立体。
【0013】(3) 前記内針ハブは、前記プロテクタ
に挿入される本体部と、前記プロテクタ外の外装部とを
有し、これらが連結部を介して連結されている上記
(1)または(2)に記載の留置針組立体。
に挿入される本体部と、前記プロテクタ外の外装部とを
有し、これらが連結部を介して連結されている上記
(1)または(2)に記載の留置針組立体。
【0014】(4) 前記プロテクタは、前記連結部が
通過可能で、前記プロテクタの長手方向に形成された溝
を有し、前記連結部が前記溝に沿って移動することによ
り、前記内針ハブが前記プロテクタの長手方向に移動す
る上記(3)に記載の留置針組立体。
通過可能で、前記プロテクタの長手方向に形成された溝
を有し、前記連結部が前記溝に沿って移動することによ
り、前記内針ハブが前記プロテクタの長手方向に移動す
る上記(3)に記載の留置針組立体。
【0015】(5) 前記溝は、その先端に先端側内面
を有するとともに基端に基端側内面とを有し、前記先端
側内面および前記基端側内面の設置位置により、前記連
結部の移動範囲を規定する上記(4)に記載の留置針組
立体。
を有するとともに基端に基端側内面とを有し、前記先端
側内面および前記基端側内面の設置位置により、前記連
結部の移動範囲を規定する上記(4)に記載の留置針組
立体。
【0016】(6) 前記ストッパ機構は、前記溝の基
端部に連続して、前記プロテクタの周方向に形成された
溝で構成される上記(4)または(5)に記載の留置針
組立体。
端部に連続して、前記プロテクタの周方向に形成された
溝で構成される上記(4)または(5)に記載の留置針
組立体。
【0017】(7) 前記ストッパ機構は、前記内針ハ
ブまたは前記プロテクタに係止する姿勢に変位可能な係
止部材を有し、前記姿勢となるように付勢されている上
記(1)ないし(5)のいずれかに記載の留置針組立
体。
ブまたは前記プロテクタに係止する姿勢に変位可能な係
止部材を有し、前記姿勢となるように付勢されている上
記(1)ないし(5)のいずれかに記載の留置針組立
体。
【0018】(8) 前記係止部材は、前記内針ハブま
たは前記プロテクタの基端に係止する上記(7)に記載
の留置針組立体。
たは前記プロテクタの基端に係止する上記(7)に記載
の留置針組立体。
【0019】(9) 前記係止部材の変位は、該係止部
材の変形、回動または水平移動を伴ってなされる上記
(7)または(8)に記載の留置針組立体。
材の変形、回動または水平移動を伴ってなされる上記
(7)または(8)に記載の留置針組立体。
【0020】(10) 前記係止部材を付勢する付勢部
材を有し、前記付勢部材は、弾性材料で構成されるバネ
である上記(7)ないし(9)のいずれかに記載の留置
針組立体。
材を有し、前記付勢部材は、弾性材料で構成されるバネ
である上記(7)ないし(9)のいずれかに記載の留置
針組立体。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の留置針組立体を添
付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明す
る。
【0022】図1は、本発明の留置針組立体の第1実施
形態における先端側の構成を示す斜視図である。図2
は、図1に示す留置針組立体の中央付近の構成を示す平
面図である。図3および図4は、それぞれ、本発明の留
置針組立体の第1実施形態を示す縦断面図である。以下
の説明では、図1〜図4中の右側を「基端」、左側を
「先端」と言う。
形態における先端側の構成を示す斜視図である。図2
は、図1に示す留置針組立体の中央付近の構成を示す平
面図である。図3および図4は、それぞれ、本発明の留
置針組立体の第1実施形態を示す縦断面図である。以下
の説明では、図1〜図4中の右側を「基端」、左側を
「先端」と言う。
【0023】図1〜図4に示す本発明の留置針組立体1
は、中空の外針2と、この外針2の基端部に固定された
外針ハブ3と、外針2に挿通される内針4と、この内針
4の基端部に固定された内針ハブ5と、この内針ハブ5
に対し相対的に移動可能で、少なくとも内針4の針先4
1を収納可能なプロテクタ6と、内針ハブ5の基端部に
設けられたストッパ機構7とを備えている。以下、各部
の構成について説明する。
は、中空の外針2と、この外針2の基端部に固定された
外針ハブ3と、外針2に挿通される内針4と、この内針
4の基端部に固定された内針ハブ5と、この内針ハブ5
に対し相対的に移動可能で、少なくとも内針4の針先4
1を収納可能なプロテクタ6と、内針ハブ5の基端部に
設けられたストッパ機構7とを備えている。以下、各部
の構成について説明する。
【0024】外針2は、中空状をなし、ある程度の可撓
性を有するものが好ましく用いられる。外針2の構成材
料としては、特に限定されないが、例えば、エチレン−
テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリウ
レタン、ポリエーテルナイロン樹脂等の各種柔軟樹脂が
好ましい。
性を有するものが好ましく用いられる。外針2の構成材
料としては、特に限定されないが、例えば、エチレン−
テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリウ
レタン、ポリエーテルナイロン樹脂等の各種柔軟樹脂が
好ましい。
【0025】このような外針2は、その全部または一部
が内部の視認性を有していてもよい。また、外針2の構
成材料中に、例えば、硫酸バリウム、炭酸バリウムのよ
うなX線造影剤を配合し、造影機能を持たせることもで
きる。
が内部の視認性を有していてもよい。また、外針2の構
成材料中に、例えば、硫酸バリウム、炭酸バリウムのよ
うなX線造影剤を配合し、造影機能を持たせることもで
きる。
【0026】外針2の先端部は、生体への穿刺を容易か
つ低侵襲で行うために、外径が先端方向に向かって漸減
するテーパ状をなしている。
つ低侵襲で行うために、外径が先端方向に向かって漸減
するテーパ状をなしている。
【0027】外針2の基端部には、外針ハブ3が液密に
固着され、外針2の内腔と外針ハブ3の内部とが連通し
ている。外針ハブ3は、ほぼ筒状の部材で構成されてい
る。
固着され、外針2の内腔と外針ハブ3の内部とが連通し
ている。外針ハブ3は、ほぼ筒状の部材で構成されてい
る。
【0028】この外針ハブ3は、好ましくは透明(無色
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。
【0029】外針2の外針ハブ3に対する固定方法とし
ては、例えば、嵌合、カシメ、融着(熱融着、高周波融
着等)、接着剤による接着等の方法、または、これらを
併用した方法を用いることができる。
ては、例えば、嵌合、カシメ、融着(熱融着、高周波融
着等)、接着剤による接着等の方法、または、これらを
併用した方法を用いることができる。
【0030】また、外針ハブ3の基端外周には、リング
状のフランジ31が形成されている。例えば、外針2か
ら内針4を抜き取る操作の際に、フランジ31に指を引
っ掛けてこの操作を行うことにより、この操作をより確
実に行うことができる。
状のフランジ31が形成されている。例えば、外針2か
ら内針4を抜き取る操作の際に、フランジ31に指を引
っ掛けてこの操作を行うことにより、この操作をより確
実に行うことができる。
【0031】内針4は、中空針であり、例えば、ステン
レス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタン
またはチタン合金のような金属材料で構成されている。
内針4の先端部には、鋭利な針先41が形成されてい
る。この針先41の形状は、特に限定されず、本実施形
態では、内針4の軸線に対し所定角度傾斜した刃面を有
する形状をなしている。
レス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタン
またはチタン合金のような金属材料で構成されている。
内針4の先端部には、鋭利な針先41が形成されてい
る。この針先41の形状は、特に限定されず、本実施形
態では、内針4の軸線に対し所定角度傾斜した刃面を有
する形状をなしている。
【0032】この内針4は、外針2の中空に挿入された
状態、すなわち、図1および図3に示す状態で使用され
る。以下、この状態を「組み立て状態」と言う。
状態、すなわち、図1および図3に示す状態で使用され
る。以下、この状態を「組み立て状態」と言う。
【0033】内針4の長さは、組み立て状態としたと
き、少なくとも針先41が外針2の先端開口21から突
出する程度の長さとされる。
き、少なくとも針先41が外針2の先端開口21から突
出する程度の長さとされる。
【0034】内針ハブ5は、後述するプロテクタ6に挿
入される本体部51と、プロテクタ6の外部に設置され
る外装部52とを有し、本体部51と外装部52とが連
結部53を介して連結している。
入される本体部51と、プロテクタ6の外部に設置され
る外装部52とを有し、本体部51と外装部52とが連
結部53を介して連結している。
【0035】本体部51は、内針4の基端部に液密に固
着され、本体部51の内部空間は、内針4の内腔と連通
している。
着され、本体部51の内部空間は、内針4の内腔と連通
している。
【0036】本実施形態では、本体部51と内針4と
は、接着剤により接着固定されている(図3参照)。た
だし、本体部51の内針4に対する固定方法は、これに
限らず、例えば、嵌合、カシメ等の方法、あるいはこれ
らの方法と前記接着固定とを併用した方法であってもよ
い。
は、接着剤により接着固定されている(図3参照)。た
だし、本体部51の内針4に対する固定方法は、これに
限らず、例えば、嵌合、カシメ等の方法、あるいはこれ
らの方法と前記接着固定とを併用した方法であってもよ
い。
【0037】この本体部51は、好ましくは透明(無色
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。これにより、針先41が血
管を確保した際の血液のフラッシュバックを目視で確認
することができる。
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。これにより、針先41が血
管を確保した際の血液のフラッシュバックを目視で確認
することができる。
【0038】本体部51は、ほぼ円筒状の中空部材で構
成されている。本体部51の外径は、プロテクタ6の内
径より若干小さい値とされている。これにより、本体部
51は、プロテクタ6の内で円滑に移動できる。
成されている。本体部51の外径は、プロテクタ6の内
径より若干小さい値とされている。これにより、本体部
51は、プロテクタ6の内で円滑に移動できる。
【0039】また、本体部51の基端部の開口付近に
は、その内周面にリング状の突出部511が形成されて
いる。この突出部511には、フィルター部材54が装
着されている。このフィルター部材54は、気体は透過
するが液体は透過しない性質を有するものである。
は、その内周面にリング状の突出部511が形成されて
いる。この突出部511には、フィルター部材54が装
着されている。このフィルター部材54は、気体は透過
するが液体は透過しない性質を有するものである。
【0040】フィルター部材54の具体例としては、例
えば、各種焼結多孔体、疎水性不織布、その他の多孔質
体が挙げられる。この場合、焼結多孔体としては、例え
ば、ポリエチレン等の高分子材料(粉体)と、親水性
(水溶性、水膨潤性)ポリマーとを含む材料を焼結した
ものが好ましい。この焼結多孔体を用いると、液体(血
液)との接触により通気も遮断されるので、外部からの
空気の侵入を防止することができる。
えば、各種焼結多孔体、疎水性不織布、その他の多孔質
体が挙げられる。この場合、焼結多孔体としては、例え
ば、ポリエチレン等の高分子材料(粉体)と、親水性
(水溶性、水膨潤性)ポリマーとを含む材料を焼結した
ものが好ましい。この焼結多孔体を用いると、液体(血
液)との接触により通気も遮断されるので、外部からの
空気の侵入を防止することができる。
【0041】フィルター部材54の突出部511に対す
る固定方法は、例えば、融着、接着剤による接着等の方
法、あるいはこれらを併用した方法が挙げられる。
る固定方法は、例えば、融着、接着剤による接着等の方
法、あるいはこれらを併用した方法が挙げられる。
【0042】外装部52は、プロテクタ6の外部に設置
され、ほぼ円筒状の中空部材で構成されている。外装部
52の内径は、プロテクタ6の外径より若干大きい値と
されている。これにより、外装部52は、プロテクタ6
の外で円滑に移動できる。
され、ほぼ円筒状の中空部材で構成されている。外装部
52の内径は、プロテクタ6の外径より若干大きい値と
されている。これにより、外装部52は、プロテクタ6
の外で円滑に移動できる。
【0043】この外装部52は、好ましくは透明(無色
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。
透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部
の視認性が確保されている。
【0044】また、外装部52の先端外周には、リング
状のフランジ521が形成されている。例えば、外針2
から内針4を抜き取る操作の際に、フランジ521に指
を引っ掛けて操作を行うことにより、この操作をより確
実に行うことができる。
状のフランジ521が形成されている。例えば、外針2
から内針4を抜き取る操作の際に、フランジ521に指
を引っ掛けて操作を行うことにより、この操作をより確
実に行うことができる。
【0045】外装部52の基端部外周には、外側に向か
って突出する小片状の支持部522が一対形成されてい
る。この支持部522は、後述するストッパ機構7の係
止部材71を回動可能に支持するものである。
って突出する小片状の支持部522が一対形成されてい
る。この支持部522は、後述するストッパ機構7の係
止部材71を回動可能に支持するものである。
【0046】連結部53は、本体部51と外装部52を
連結するものである。この連結部53は、プロテクタ6
の長手方向に形成されている溝61内に位置し、溝61
に沿って移動することができる。これにより、本体部5
1、外装部52および連結部53は、一体としてプロテ
クタ6の長手方向に対し移動することができる。
連結するものである。この連結部53は、プロテクタ6
の長手方向に形成されている溝61内に位置し、溝61
に沿って移動することができる。これにより、本体部5
1、外装部52および連結部53は、一体としてプロテ
クタ6の長手方向に対し移動することができる。
【0047】本実施形態では、連結部53の横断面形状
および縦断面形状は、それぞれ、ほぼ四角形をなしてい
る。ただし、連結部53の形状は、これに限らず、溝6
1に沿って、円滑に移動可能なものであればいかなる形
状のものであってもよい。
および縦断面形状は、それぞれ、ほぼ四角形をなしてい
る。ただし、連結部53の形状は、これに限らず、溝6
1に沿って、円滑に移動可能なものであればいかなる形
状のものであってもよい。
【0048】プロテクタ6は、内針4の針先41を収納
することができるものである。プロテクタ6は、ほぼ円
筒状の中空部材で構成されている。
することができるものである。プロテクタ6は、ほぼ円
筒状の中空部材で構成されている。
【0049】このプロテクタ6は、好ましくは透明(無
色透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内
部の視認性が確保されている。
色透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内
部の視認性が確保されている。
【0050】外針ハブ3、内針ハブ5およびプロテクタ
6の構成材料は、特に限定されず、それぞれ、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種樹脂
材料が挙げられる。
6の構成材料は、特に限定されず、それぞれ、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種樹脂
材料が挙げられる。
【0051】また、プロテクタ6の先端は、外針ハブ3
の基端と、単に当接する構成となっているが、これに限
らず、プロテクタ6の先端部が外針ハブ3の基端部と嵌
合し得るような構成となっていてもよい。
の基端と、単に当接する構成となっているが、これに限
らず、プロテクタ6の先端部が外針ハブ3の基端部と嵌
合し得るような構成となっていてもよい。
【0052】プロテクタ6には、プロテクタ6の内外を
貫通する溝61が一対形成されている。溝61は、プロ
テクタ6の中心軸を介して互いに反対側の位置に、プロ
テクタ6の長手方向に沿って形成されている。これらの
溝61には、前述したように、内針ハブ5の連結部53
が位置している。このため、連結部53が溝61に沿っ
て移動することにより、内針ハブ5がプロテクタ6に対
し移動することができる。
貫通する溝61が一対形成されている。溝61は、プロ
テクタ6の中心軸を介して互いに反対側の位置に、プロ
テクタ6の長手方向に沿って形成されている。これらの
溝61には、前述したように、内針ハブ5の連結部53
が位置している。このため、連結部53が溝61に沿っ
て移動することにより、内針ハブ5がプロテクタ6に対
し移動することができる。
【0053】本実施形態では、溝61の形状は、ほぼ長
方形をなしており、先端側内面611と、基端側内面6
12を有している。なお、溝61の形状は、これに限ら
ず、連結部53が円滑に移動可能なものであればいかな
るものであってもよい。
方形をなしており、先端側内面611と、基端側内面6
12を有している。なお、溝61の形状は、これに限ら
ず、連結部53が円滑に移動可能なものであればいかな
るものであってもよい。
【0054】これらの先端側内面611および基端側内
面612の設置位置により、連結部53は、プロテクタ
6の長手方向の移動範囲が規制される。すなわち、内針
ハブ5は、プロテクタ6の長手方向に所定の範囲内に限
り移動が許容される。
面612の設置位置により、連結部53は、プロテクタ
6の長手方向の移動範囲が規制される。すなわち、内針
ハブ5は、プロテクタ6の長手方向に所定の範囲内に限
り移動が許容される。
【0055】組み立て状態では、連結部53の先端と先
端側内面611とが当接する。これにより、内針ハブ5
は、組み立て状態の位置から先端側に移動することが防
止される。このため、内針4は、その針先41の外針2
の先端開口21からの突出長さが一定に保たれる。
端側内面611とが当接する。これにより、内針ハブ5
は、組み立て状態の位置から先端側に移動することが防
止される。このため、内針4は、その針先41の外針2
の先端開口21からの突出長さが一定に保たれる。
【0056】一方、内針ハブ5がプロテクタ6の基端方
向に移動し、連結部53の基端が基端側内面612に当
接すると、内針4の針先41は、プロテクタ6内に収納
された状態となるとともに、内針ハブ5は、連結部53
の基端と基端側内面612とが当接する位置からさらに
基端側に移動すること、すなわち、プロテクタ6から抜
けてしまうことが防止される。
向に移動し、連結部53の基端が基端側内面612に当
接すると、内針4の針先41は、プロテクタ6内に収納
された状態となるとともに、内針ハブ5は、連結部53
の基端と基端側内面612とが当接する位置からさらに
基端側に移動すること、すなわち、プロテクタ6から抜
けてしまうことが防止される。
【0057】内針ハブ5の基端部には、ストッパ機構7
が設けられている。このストッパ機構7は、内針4の針
先41がプロテクタ6内に収納された状態で、針先41
のプロテクタ6の先端方向への移動を阻止する機能を有
するものである。
が設けられている。このストッパ機構7は、内針4の針
先41がプロテクタ6内に収納された状態で、針先41
のプロテクタ6の先端方向への移動を阻止する機能を有
するものである。
【0058】ストッパ機構7は、係止部材71と、該係
止部材71を付勢する付勢部材72とで構成されてい
る。
止部材71を付勢する付勢部材72とで構成されてい
る。
【0059】係止部材71は、内針4の針先41がプロ
テクタ6内に収納された状態で、プロテクタ6の基端に
係止し、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への移
動、すなわち、針先41の先端方向への移動を規制する
ことができるものである。
テクタ6内に収納された状態で、プロテクタ6の基端に
係止し、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への移
動、すなわち、針先41の先端方向への移動を規制する
ことができるものである。
【0060】係止部材71は、先端側角部712および
基端側角部713を有し、ほぼクランク状(S字状)に
屈曲した板状部材で構成されている。
基端側角部713を有し、ほぼクランク状(S字状)に
屈曲した板状部材で構成されている。
【0061】図2に示すように、係止部材71には、先
端側角部712付近の両側部に、外側に突出する円柱状
の凸部711が一対形成されている。一方、前記支持部
522には、互いに向かい合う面のほぼ中央部に、それ
ぞれ、断面形状がほぼ円形の凹部523が形成されてい
る。そして、凸部711は、凹部523内に挿入されて
いる。これにより、係止部材71は、支持部522に回
動可能に支持される。
端側角部712付近の両側部に、外側に突出する円柱状
の凸部711が一対形成されている。一方、前記支持部
522には、互いに向かい合う面のほぼ中央部に、それ
ぞれ、断面形状がほぼ円形の凹部523が形成されてい
る。そして、凸部711は、凹部523内に挿入されて
いる。これにより、係止部材71は、支持部522に回
動可能に支持される。
【0062】係止部材71は、内針ハブ5がプロテクタ
6の長手方向に移動できる姿勢(図1〜図3に示す姿
勢)と、内針4の針先41がプロテクタ6内に収納され
た状態で、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への移
動を規制する姿勢(図4に示す姿勢)とに変位可能であ
る。そして、この変位は、係止部材71の回動によって
なされる。以下の説明では、図1〜図3に示す姿勢を
「第1の姿勢」、図4に示す姿勢を「第2の姿勢」と言
う。
6の長手方向に移動できる姿勢(図1〜図3に示す姿
勢)と、内針4の針先41がプロテクタ6内に収納され
た状態で、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への移
動を規制する姿勢(図4に示す姿勢)とに変位可能であ
る。そして、この変位は、係止部材71の回動によって
なされる。以下の説明では、図1〜図3に示す姿勢を
「第1の姿勢」、図4に示す姿勢を「第2の姿勢」と言
う。
【0063】また、凸部711の径は、凹部523の径
より若干小さい値とされている。これにより、係止部材
71の第1の姿勢から第2の姿勢への変位がより円滑に
行われる。
より若干小さい値とされている。これにより、係止部材
71の第1の姿勢から第2の姿勢への変位がより円滑に
行われる。
【0064】係止部材71の構成材料としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、A
S樹脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種
樹脂材料、ステンレス鋼、アルミニウム、銅または銅系
合金、チタンまたはチタン合金等の各種金属材料、アル
ミナ等の各種セラミックス材料、その他、ガラス、炭素
材料等が挙げられる。
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、アクリル系樹脂、ABS樹脂、A
S樹脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の各種
樹脂材料、ステンレス鋼、アルミニウム、銅または銅系
合金、チタンまたはチタン合金等の各種金属材料、アル
ミナ等の各種セラミックス材料、その他、ガラス、炭素
材料等が挙げられる。
【0065】係止部材71の基端部は、基端側角部71
3付近から基端にかけて、その厚さが漸減するテーパ形
状をなし、基端において尖るように形成されている。こ
れにより、第1の姿勢の係止部材71の基端(プロテク
タ6との接触部)と、プロテクタ6の外周面との接触面
積をより小さくすることができるため、係止部材71の
基端とプロテクタ6の外周面との摩擦抵抗をより小さく
することができ、例えば、内針ハブ5のプロテクタ6の
基端方向への移動をより円滑に行うことができる。
3付近から基端にかけて、その厚さが漸減するテーパ形
状をなし、基端において尖るように形成されている。こ
れにより、第1の姿勢の係止部材71の基端(プロテク
タ6との接触部)と、プロテクタ6の外周面との接触面
積をより小さくすることができるため、係止部材71の
基端とプロテクタ6の外周面との摩擦抵抗をより小さく
することができ、例えば、内針ハブ5のプロテクタ6の
基端方向への移動をより円滑に行うことができる。
【0066】さらに、係止部材71の基端は、丸みを帯
びるように形成されているのが好ましい。これにより、
第1の姿勢の係止部材71の基端とプロテクタ6の外周
面との摩擦抵抗がより小さくなるとともに、係止部材7
1の基端でプロテクタ6の外周面を傷つけるのを防止で
きる。このため、内針ハブ5のプロテクタ6の基端方向
への移動をより円滑に行うことができる。
びるように形成されているのが好ましい。これにより、
第1の姿勢の係止部材71の基端とプロテクタ6の外周
面との摩擦抵抗がより小さくなるとともに、係止部材7
1の基端でプロテクタ6の外周面を傷つけるのを防止で
きる。このため、内針ハブ5のプロテクタ6の基端方向
への移動をより円滑に行うことができる。
【0067】付勢部材72は、第1の姿勢の係止部材7
1を第2の姿勢となるように付勢するものであり、その
一端が係止部材71の先端側角部712付近より先端側
に、また、その他端が内針ハブ5の外装部52に、それ
ぞれ、固定部材により、固定されている。
1を第2の姿勢となるように付勢するものであり、その
一端が係止部材71の先端側角部712付近より先端側
に、また、その他端が内針ハブ5の外装部52に、それ
ぞれ、固定部材により、固定されている。
【0068】付勢部材72は、弾性材料で構成されるバ
ネ(トーションバネ)で構成されている。なお、図1等
に示す構成では、付勢部材72は、線状体で構成されて
いるが、これに限定されず、例えば、帯状体等で構成さ
れているものであってもよい。このような付勢部材72
を用いることにより、狭いスペースで有効に付勢力を発
揮することができ、小型化に寄与する。
ネ(トーションバネ)で構成されている。なお、図1等
に示す構成では、付勢部材72は、線状体で構成されて
いるが、これに限定されず、例えば、帯状体等で構成さ
れているものであってもよい。このような付勢部材72
を用いることにより、狭いスペースで有効に付勢力を発
揮することができ、小型化に寄与する。
【0069】付勢部材72の構成材料としては、例え
ば、超弾性合金、ステンレス、ピアノ線、ポリアセター
ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等
の弾性材料が挙げられる。
ば、超弾性合金、ステンレス、ピアノ線、ポリアセター
ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート等
の弾性材料が挙げられる。
【0070】このようなストッパ機構7を設けることに
より、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が再び
プロテクタ6の先端から突出することを防止することが
でき、例えば内針4の廃棄作業等における安全性が向上
する。
より、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が再び
プロテクタ6の先端から突出することを防止することが
でき、例えば内針4の廃棄作業等における安全性が向上
する。
【0071】なお、従来のように、内針4の針先41に
直接当接し、針先41の先端方向への移動を阻止するシ
ャッター部材が留置針組立体1に設けられている場合、
シャッター部材が針先41で削られ、削りカスが生じた
り、針先41がシャッター部材を突き抜けたりすること
があるが、本発明の留置針組立体1では、ストッパ機構
7が内針ハブ5とプロテクタ6とを係止する構成である
ため、このような不都合が生じず、廃棄作業等に際して
の安全性が向上する。
直接当接し、針先41の先端方向への移動を阻止するシ
ャッター部材が留置針組立体1に設けられている場合、
シャッター部材が針先41で削られ、削りカスが生じた
り、針先41がシャッター部材を突き抜けたりすること
があるが、本発明の留置針組立体1では、ストッパ機構
7が内針ハブ5とプロテクタ6とを係止する構成である
ため、このような不都合が生じず、廃棄作業等に際して
の安全性が向上する。
【0072】また、ストッパ機構7は、内針ハブ5の先
端部(先端側)に設けられていてもよいが、この場合、
留置針組立体1の先端側が大型化する傾向がある。この
ため、例えば、血管の穿刺操作や、外針2から内針4を
抜き取る操作等の際に、ストッパ機構7が手等に当たっ
て邪魔になり、その操作性が低下することがある。本実
施形態の留置針組立体1では、ストッパ機構7が内針ハ
ブ5(またはプロテクタ6)の基端側(特に基端部)に
設けられているため、小型化ができ、操作を円滑、確実
に行える。
端部(先端側)に設けられていてもよいが、この場合、
留置針組立体1の先端側が大型化する傾向がある。この
ため、例えば、血管の穿刺操作や、外針2から内針4を
抜き取る操作等の際に、ストッパ機構7が手等に当たっ
て邪魔になり、その操作性が低下することがある。本実
施形態の留置針組立体1では、ストッパ機構7が内針ハ
ブ5(またはプロテクタ6)の基端側(特に基端部)に
設けられているため、小型化ができ、操作を円滑、確実
に行える。
【0073】ストッパ機構7の設置数は、特に限定され
ず、内針ハブ5の基端側外周に所定の配置で複数設けら
れていてもよい。
ず、内針ハブ5の基端側外周に所定の配置で複数設けら
れていてもよい。
【0074】また、ストッパ機構7は、係止部材71の
中心軸と溝61の中心軸とがほぼ一致するよう設置され
ている。この場合、係止部材71の基端(プロテクタ6
との接触部)の幅(図2中長さX)は、溝61の幅(図
2中長さY)より、大きい値に設定されている。
中心軸と溝61の中心軸とがほぼ一致するよう設置され
ている。この場合、係止部材71の基端(プロテクタ6
との接触部)の幅(図2中長さX)は、溝61の幅(図
2中長さY)より、大きい値に設定されている。
【0075】仮に、係止部材71の中心軸と溝61の中
心軸とがほぼ一致するよう設置された留置針組立体1に
おいて、係止部材71の基端の幅が溝61の幅より小さ
く設定されていた場合、係止部材71を第1の姿勢に保
つ操作が必要となるが、係止部材71の基端の幅を溝6
1の幅より大きく設定した場合、このような必要が生じ
ないので好ましい。
心軸とがほぼ一致するよう設置された留置針組立体1に
おいて、係止部材71の基端の幅が溝61の幅より小さ
く設定されていた場合、係止部材71を第1の姿勢に保
つ操作が必要となるが、係止部材71の基端の幅を溝6
1の幅より大きく設定した場合、このような必要が生じ
ないので好ましい。
【0076】なお、ストッパ機構7の内針ハブ5の周方
向における設置位置は、図示のものに限定されない。
向における設置位置は、図示のものに限定されない。
【0077】特に、係止部材71の中心軸と溝61の中
心軸とが一致しないように、ストッパ機構7を内針ハブ
5の基端側に設置する場合、係止部材71の基端の幅に
は、前述したような制限はない。
心軸とが一致しないように、ストッパ機構7を内針ハブ
5の基端側に設置する場合、係止部材71の基端の幅に
は、前述したような制限はない。
【0078】次に、留置針組立体1の使用方法の一例に
ついて、図3および図4に基づき、詳細に説明する。
ついて、図3および図4に基づき、詳細に説明する。
【0079】[1] 留置針組立体1を組み立て状態
(図3参照)で把持しつつ、内針4および外針2を患者
の血管(静脈または動脈)に穿刺する。
(図3参照)で把持しつつ、内針4および外針2を患者
の血管(静脈または動脈)に穿刺する。
【0080】内針4の針先41が血管に穿刺されると、
血管の内圧(血圧)により血液が内針4内を基端方向へ
逆流し、内針ハブ5の本体部51内に導入され、視認性
を有する内針ハブ5を介してこのフラッシュバックを視
認することができる。これにより、内針4の針先41が
血管を確保したことを知ることができる。
血管の内圧(血圧)により血液が内針4内を基端方向へ
逆流し、内針ハブ5の本体部51内に導入され、視認性
を有する内針ハブ5を介してこのフラッシュバックを視
認することができる。これにより、内針4の針先41が
血管を確保したことを知ることができる。
【0081】なお、この血液の流入に伴い、内針ハブ5
の本体部51内の空気は、フィルター部材54を通って
排出されるが、血液は、フィルター部材54を通過でき
ず、外部への漏れ出しは生じない。
の本体部51内の空気は、フィルター部材54を通って
排出されるが、血液は、フィルター部材54を通過でき
ず、外部への漏れ出しは生じない。
【0082】[2] さらに内針4および外針2を微小
距離先端方向へ進めると、外針2の先端開口21が血管
内に挿入される。これにより、外針2が血管を確保す
る。
距離先端方向へ進めると、外針2の先端開口21が血管
内に挿入される。これにより、外針2が血管を確保す
る。
【0083】[3] 血管に留置されている外針2を手
で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部52を把
持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針4および
内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移動して、
内針4が外針2から抜き取られる。なお、このとき、係
止部材71は、付勢部材72に付勢されつつ、係止部材
71の基端がプロテクタ6の外周面に当接し、前記第1
の姿勢を維持する(図3参照)。
で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部52を把
持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針4および
内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移動して、
内針4が外針2から抜き取られる。なお、このとき、係
止部材71は、付勢部材72に付勢されつつ、係止部材
71の基端がプロテクタ6の外周面に当接し、前記第1
の姿勢を維持する(図3参照)。
【0084】[4] 内針4が抜き取られた外針2の外
針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)を
素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)を
素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
【0085】[5] 一方、外針2から内針4を抜き取
った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は不
用となるため、次のようにして廃棄する。
った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は不
用となるため、次のようにして廃棄する。
【0086】前記工程[3]の状態から、さらに内針ハ
ブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61の
基端側内面612に当接する。これにより、内針4の針
先41がプロテクタ6内に収納される。
ブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61の
基端側内面612に当接する。これにより、内針4の針
先41がプロテクタ6内に収納される。
【0087】また、これとほぼ同時に、ストッパ機構7
が作動する。すなわち、係止部材71の基端がプロテク
タ6の基端を越えると、係止部材71は、付勢部材72
の付勢力(弾性力)により、その基端部が図3中時計回
りに回動する。これにより、係止部材71は、前記第2
の姿勢となる(図4参照)。
が作動する。すなわち、係止部材71の基端がプロテク
タ6の基端を越えると、係止部材71は、付勢部材72
の付勢力(弾性力)により、その基端部が図3中時計回
りに回動する。これにより、係止部材71は、前記第2
の姿勢となる(図4参照)。
【0088】このように、係止部材71が第2の姿勢と
なると、針先41が再び先端方向へ戻るように移動しよ
うとしても、すなわち、内針ハブ5がプロテクタ6の先
端方向へ移動しようとしても、係止部材71の基端側角
部713付近より基端側がプロテクタ6の基端に当接し
ているので、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への
移動が阻止される。これにより、一旦プロテクタ6内に
収納された針先41が再度プロテクタ6の先端から突出
することを防止できる。
なると、針先41が再び先端方向へ戻るように移動しよ
うとしても、すなわち、内針ハブ5がプロテクタ6の先
端方向へ移動しようとしても、係止部材71の基端側角
部713付近より基端側がプロテクタ6の基端に当接し
ているので、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向への
移動が阻止される。これにより、一旦プロテクタ6内に
収納された針先41が再度プロテクタ6の先端から突出
することを防止できる。
【0089】このようなことから、廃棄処理を行なう者
等が針先41で誤って手指等を刺すという事故が防止さ
れる。
等が針先41で誤って手指等を刺すという事故が防止さ
れる。
【0090】なお、ストッパ機構7の構成は、図示のも
のに限定されず、例えば、係止部材71が平板状の部材
で構成され、その一端を付勢部材72で付勢することに
より、図3中上下方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方
向)に水平移動できるようにしたものであってもよい。
のに限定されず、例えば、係止部材71が平板状の部材
で構成され、その一端を付勢部材72で付勢することに
より、図3中上下方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方
向)に水平移動できるようにしたものであってもよい。
【0091】このようなストッパ機構7は、内針ハブ5
に代わり、プロテクタ6、あるいは、内針ハブ5および
プロテクタ6の双方に設置されていてもよい。
に代わり、プロテクタ6、あるいは、内針ハブ5および
プロテクタ6の双方に設置されていてもよい。
【0092】図5および図6は、それぞれ、本発明の留
置針組立体1の第2実施形態を示す斜視図である。以
下、図5および図6に示す留置針組立体1について、前
記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項
については、その説明を省略する。また、以下の説明で
は、図5および図6中の右側を「基端」、左側を「先
端」と言う。
置針組立体1の第2実施形態を示す斜視図である。以
下、図5および図6に示す留置針組立体1について、前
記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項
については、その説明を省略する。また、以下の説明で
は、図5および図6中の右側を「基端」、左側を「先
端」と言う。
【0093】第2実施形態の留置針組立体1では、スト
ッパ機構の構成が異なっている。すなわち、第2実施形
態の留置針組立体1が有するストッパ機構7aは、内針
ハブ5の外装部52の基端部に設けられ、係止部材71
aで構成されている。
ッパ機構の構成が異なっている。すなわち、第2実施形
態の留置針組立体1が有するストッパ機構7aは、内針
ハブ5の外装部52の基端部に設けられ、係止部材71
aで構成されている。
【0094】また、ストッパ機構7aは、外装部52の
周方向において、プロテクタ6の溝61とほぼ90度を
なす位置に設置されている。
周方向において、プロテクタ6の溝61とほぼ90度を
なす位置に設置されている。
【0095】図5および図6に示すように、内針ハブ5
の外装部52には、2本のほぼ平行なスリット73が基
端から先端方向に向かって所定長さで形成されている。
そして、これらのスリット73間に、板状の係止部材7
1aが外装部52と一体的に形成されている。
の外装部52には、2本のほぼ平行なスリット73が基
端から先端方向に向かって所定長さで形成されている。
そして、これらのスリット73間に、板状の係止部材7
1aが外装部52と一体的に形成されている。
【0096】この係止部材71aは、その先端を固定
端、その基端を可動端として内針ハブ5(外装部52)
に片持ち支持され、可動端が弾性的に図5中紙面に垂直
な方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に変位(変
形)する。
端、その基端を可動端として内針ハブ5(外装部52)
に片持ち支持され、可動端が弾性的に図5中紙面に垂直
な方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に変位(変
形)する。
【0097】また、係止部材71aの基端部には、内側
に向かって突出する爪部714が形成されている。この
爪部714は、係止部材71aと一体的に形成されてい
る。このため、前述のように係止部材71aが変位する
ことにより、爪部714は、図5中紙面に垂直な方向
(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に移動することがで
きる。
に向かって突出する爪部714が形成されている。この
爪部714は、係止部材71aと一体的に形成されてい
る。このため、前述のように係止部材71aが変位する
ことにより、爪部714は、図5中紙面に垂直な方向
(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に移動することがで
きる。
【0098】留置針組立体1の組み立て状態では、爪部
714は、係止部材71a自身の弾性力により、その頂
部がプロテクタ6の外周面に当接している(図5参
照)。
714は、係止部材71a自身の弾性力により、その頂
部がプロテクタ6の外周面に当接している(図5参
照)。
【0099】一方、内針4の針先41がプロテクタ6内
に収納された状態では、爪部714は、プロテクタ6の
基端に係止し、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向へ
の移動、すなわち、針先41の先端方向への移動を規制
する(図6参照)。
に収納された状態では、爪部714は、プロテクタ6の
基端に係止し、内針ハブ5のプロテクタ6の先端方向へ
の移動、すなわち、針先41の先端方向への移動を規制
する(図6参照)。
【0100】このようなストッパ機構7aを設けること
により、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が再
びプロテクタ6の先端から突出することを防止すること
ができ、例えば内針4の廃棄作業等における安全性が向
上する。
により、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が再
びプロテクタ6の先端から突出することを防止すること
ができ、例えば内針4の廃棄作業等における安全性が向
上する。
【0101】また、ストッパ機構7aは、構成が簡単で
あり、小型化、細径化に寄与する。特に、係止部材71
aが内針ハブ5と一体的に形成されているので、部品点
数が増大せず、好ましい。
あり、小型化、細径化に寄与する。特に、係止部材71
aが内針ハブ5と一体的に形成されているので、部品点
数が増大せず、好ましい。
【0102】なお、ストッパ機構7aの設置数は、特に
限定されず、内針ハブ5の基端側に所定の配置で複数設
けられていてもよい。
限定されず、内針ハブ5の基端側に所定の配置で複数設
けられていてもよい。
【0103】また、ストッパ機構7aを構成する係止部
材71aは、内針ハブ5と別体として形成されていても
よい。この場合、係止部材71aの構成材料としては、
例えば、第1実施形態における内針ハブ5で挙げた構成
材料と同様のものの他、ステンレス鋼、アルミニウム、
銅または銅系合金、チタンまたはチタン合金等の各種金
属材料等を用いることができる。
材71aは、内針ハブ5と別体として形成されていても
よい。この場合、係止部材71aの構成材料としては、
例えば、第1実施形態における内針ハブ5で挙げた構成
材料と同様のものの他、ステンレス鋼、アルミニウム、
銅または銅系合金、チタンまたはチタン合金等の各種金
属材料等を用いることができる。
【0104】次に、このようなストッパ機構7aを備え
た留置針組立体1の使用方法の一例について、図5およ
び図6に基づいて、詳細に説明する。まず、前記[1]
および[2]と同様の工程を順次行う。
た留置針組立体1の使用方法の一例について、図5およ
び図6に基づいて、詳細に説明する。まず、前記[1]
および[2]と同様の工程を順次行う。
【0105】[3a] 血管に留置されている外針2を
手で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部52を
把持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針4およ
び内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移動し
て、内針4が外針2から抜き取られる。なお、このと
き、係止部材71aは、それ自身の弾力性により、その
基端部が内針ハブ5の中心方向に向かって付勢され、爪
部714の頂部がプロテクタ6の外周面に当接しつつ、
プロテクタ6の基端方向へ摺動する(図5参照)。
手で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部52を
把持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針4およ
び内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移動し
て、内針4が外針2から抜き取られる。なお、このと
き、係止部材71aは、それ自身の弾力性により、その
基端部が内針ハブ5の中心方向に向かって付勢され、爪
部714の頂部がプロテクタ6の外周面に当接しつつ、
プロテクタ6の基端方向へ摺動する(図5参照)。
【0106】[4a] 内針4が抜き取られた外針2の
外針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)
を素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
外針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)
を素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
【0107】[5a] 一方、外針2から内針4を抜き
取った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は
不用となるため、次のようにして廃棄する。
取った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は
不用となるため、次のようにして廃棄する。
【0108】前記工程[3a]の状態から、さらに内針
ハブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61
の基端側内面612に当接する。これにより、内針4の
針先41がプロテクタ6内に収納される。
ハブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61
の基端側内面612に当接する。これにより、内針4の
針先41がプロテクタ6内に収納される。
【0109】また、これとほぼ同時に、ストッパ機構7
aが作動する。すなわち、爪部714がプロテクタ6の
基端を越えると、係止部材71aは、それ自身の付勢力
(弾性力)により元の形状に戻り、爪部714が図5中
紙面に垂直な方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に
移動する。これにより、爪部714は、プロテクタ6の
基端に係止する(図6参照)。
aが作動する。すなわち、爪部714がプロテクタ6の
基端を越えると、係止部材71aは、それ自身の付勢力
(弾性力)により元の形状に戻り、爪部714が図5中
紙面に垂直な方向(プロテクタ6にほぼ垂直な方向)に
移動する。これにより、爪部714は、プロテクタ6の
基端に係止する(図6参照)。
【0110】このとき、針先41が再び先端方向へ戻る
ように移動しようとしても、すなわち、内針ハブ5がプ
ロテクタ6の先端方向へ移動しようとしても、爪部71
4がプロテクタ6の基端に係止しているので、内針ハブ
5のプロテクタ6の先端方向への移動が阻止される。こ
れにより、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が
再度プロテクタ6の先端から突出することを防止でき
る。
ように移動しようとしても、すなわち、内針ハブ5がプ
ロテクタ6の先端方向へ移動しようとしても、爪部71
4がプロテクタ6の基端に係止しているので、内針ハブ
5のプロテクタ6の先端方向への移動が阻止される。こ
れにより、一旦プロテクタ6内に収納された針先41が
再度プロテクタ6の先端から突出することを防止でき
る。
【0111】このようなことから、廃棄処理を行なう者
等が針先41で誤って手指等を刺すという事故が防止さ
れる。
等が針先41で誤って手指等を刺すという事故が防止さ
れる。
【0112】このようなストッパ機構7aは、内針ハブ
5に代わり、プロテクタ6、あるいは、内針ハブ5およ
びプロテクタ6の双方に設置されていてもよい。
5に代わり、プロテクタ6、あるいは、内針ハブ5およ
びプロテクタ6の双方に設置されていてもよい。
【0113】図7および図8は、それぞれ、本発明の留
置針組立体1の第3実施形態を示す縦断面図である。以
下、図7および図8に示す留置針組立体1について、前
記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項
については、その説明を省略する。また、以下の説明で
は、図7および図8中の右側を「基端」、左側を「先
端」と言う。
置針組立体1の第3実施形態を示す縦断面図である。以
下、図7および図8に示す留置針組立体1について、前
記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項
については、その説明を省略する。また、以下の説明で
は、図7および図8中の右側を「基端」、左側を「先
端」と言う。
【0114】第3実施形態の留置針組立体1では、スト
ッパ機構の構成が異なっている。すなわち、第3実施形
態の留置針組立体1は、プロテクタ6の基端部にストッ
パ機構7bを有している。このストッパ機構7bは、前
記溝61の基端部に連続して、プロテクタ6の周方向に
形成された溝74で構成されている。
ッパ機構の構成が異なっている。すなわち、第3実施形
態の留置針組立体1は、プロテクタ6の基端部にストッ
パ機構7bを有している。このストッパ機構7bは、前
記溝61の基端部に連続して、プロテクタ6の周方向に
形成された溝74で構成されている。
【0115】この溝74は、プロテクタ6の内外を貫通
して、ほぼL字状に形成されている。そして、溝74
は、その先端に先端側内面741を有している。
して、ほぼL字状に形成されている。そして、溝74
は、その先端に先端側内面741を有している。
【0116】このようなストッパ機構7bを設けること
により、次のような作用・効果を生じる。
により、次のような作用・効果を生じる。
【0117】まず、プロテクタ6の基端方向に向かっ
て、内針ハブ5を移動すると、連結部53は、溝61に
沿って先端側から基端側へプロテクタ6の長手方向に移
動し、基端側内面612に当接しそれ以上基端側への移
動が阻止される。
て、内針ハブ5を移動すると、連結部53は、溝61に
沿って先端側から基端側へプロテクタ6の長手方向に移
動し、基端側内面612に当接しそれ以上基端側への移
動が阻止される。
【0118】次に、プロテクタ6に対し、内針ハブ5を
相対的に回転すると、連結部53は、溝74に沿って、
プロテクタ6の周方向に限界まで移動する。
相対的に回転すると、連結部53は、溝74に沿って、
プロテクタ6の周方向に限界まで移動する。
【0119】その後、プロテクタ6の先端方向に向かっ
て、内針ハブ5を移動すると、連結部53は、プロテク
タ6の先端方向へ所定距離移動し、溝74の先端側内面
741に当接する。
て、内針ハブ5を移動すると、連結部53は、プロテク
タ6の先端方向へ所定距離移動し、溝74の先端側内面
741に当接する。
【0120】このとき、連結部53は、プロテクタ6の
周方向への移動が阻止されるため、溝61の位置に戻る
ことができなくなる。これにより、内針ハブ5は、プロ
テクタ6の周方向および先端方向への移動が規制され
る。
周方向への移動が阻止されるため、溝61の位置に戻る
ことができなくなる。これにより、内針ハブ5は、プロ
テクタ6の周方向および先端方向への移動が規制され
る。
【0121】なお、この状態においても、内針4の針先
41は、プロテクタ6内に収納されている。
41は、プロテクタ6内に収納されている。
【0122】また、先端側内面741付近の溝74の幅
は、連結部53の幅よりも若干狭く形成されているのが
好ましい。このような構成とすると、連結部53の先端
が先端側内面741に当接した状態のとき、連結部53
は、先端側内面741付近の溝74内に嵌合し、プロテ
クタ6の基端方向へ戻り難くなる。これにより、内針ハ
ブ5のプロテクタ6に対する固定がなされ、一旦プロテ
クタ6内に収納された針先41が再度プロテクタ6の先
端から突出するのをより確実に防止できる。
は、連結部53の幅よりも若干狭く形成されているのが
好ましい。このような構成とすると、連結部53の先端
が先端側内面741に当接した状態のとき、連結部53
は、先端側内面741付近の溝74内に嵌合し、プロテ
クタ6の基端方向へ戻り難くなる。これにより、内針ハ
ブ5のプロテクタ6に対する固定がなされ、一旦プロテ
クタ6内に収納された針先41が再度プロテクタ6の先
端から突出するのをより確実に防止できる。
【0123】このようなストッパ機構7bの機能を発揮
させる操作は、内針ハブ5(連結部53)をプロテクタ
6の長手方向に対し移動させる操作に連続して行うこと
ができるため、その操作を極めて簡単に行うことができ
る。
させる操作は、内針ハブ5(連結部53)をプロテクタ
6の長手方向に対し移動させる操作に連続して行うこと
ができるため、その操作を極めて簡単に行うことができ
る。
【0124】また、ストッパ機構7bを構成する溝74
は、プロテクタ6に形成されているため、構成が簡単で
あり、部品点数の増大もなく、小型化、細径化に寄与す
る。
は、プロテクタ6に形成されているため、構成が簡単で
あり、部品点数の増大もなく、小型化、細径化に寄与す
る。
【0125】次に、このようなストッパ機構7bを備え
た留置針組立体1の使用方法の一例について、図7およ
び図8に基づいて、詳細に説明する。まず、前記[1]
および[2]と同様の工程を順次行う。
た留置針組立体1の使用方法の一例について、図7およ
び図8に基づいて、詳細に説明する。まず、前記[1]
および[2]と同様の工程を順次行う。
【0126】[3b] 次に、血管に留置されている外
針2を手で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部
52を把持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針
4および内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移
動して、内針4が外針2から抜き取られる。
針2を手で押さえつつ、他方の手で内針ハブ5の外装部
52を把持し、基端方向へ引っ張る。これにより、内針
4および内針ハブ5がプロテクタ6に対し基端方向へ移
動して、内針4が外針2から抜き取られる。
【0127】[4b] 内針4が抜き取られた外針2の
外針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)
を素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
外針ハブ3には、輸液セットのコネクタ等(図示せず)
を素早く接続し、定法に従い、輸液の投与を開始する。
【0128】[5b] 一方、外針2から内針4を抜き
取った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は
不用となるため、次のようにして廃棄する。
取った後は、内針4、内針ハブ5およびプロテクタ6は
不用となるため、次のようにして廃棄する。
【0129】前記工程[3b]の状態から、さらに内針
ハブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61
の基端側内面612に当接する。これにより、内針4の
針先41がプロテクタ6内に収納される。
ハブ5を基端方向へ引くと、連結部53の基端が溝61
の基端側内面612に当接する。これにより、内針4の
針先41がプロテクタ6内に収納される。
【0130】次に、内針ハブ5を、プロテクタ6の周方
向に回転させ、続いて所定距離で先端側へ移動させる。
これにより、連結部53は、溝74を通り、溝74の先
端側内面741と当接し、連結部53のプロテクタ6の
周方向および長手方向への移動が規制される(図8参
照)。
向に回転させ、続いて所定距離で先端側へ移動させる。
これにより、連結部53は、溝74を通り、溝74の先
端側内面741と当接し、連結部53のプロテクタ6の
周方向および長手方向への移動が規制される(図8参
照)。
【0131】この状態では、前記ストッパ機構7bの作
用により、内針ハブ5は、プロテクタ6の周方向および
長手方向への移動が阻止されている。よって、一旦プロ
テクタ6内に収納された針先41は、再度プロテクタ6
の先端から突出することが防止されるため、廃棄処理を
行なう者等が針先41で誤って手指等を刺すという事故
が防止される。
用により、内針ハブ5は、プロテクタ6の周方向および
長手方向への移動が阻止されている。よって、一旦プロ
テクタ6内に収納された針先41は、再度プロテクタ6
の先端から突出することが防止されるため、廃棄処理を
行なう者等が針先41で誤って手指等を刺すという事故
が防止される。
【0132】以上、本発明の留置針組立体を図示の実施
形態について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、留置針組立体を構成する各部は、同様の
機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することがで
きる。
形態について説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、留置針組立体を構成する各部は、同様の
機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することがで
きる。
【0133】図示の構成では、ストッパ機構は、内針ハ
ブまたはプロテクタの基端部(基端付近)に設置されて
いる。ただし、ストッパ機構の設置位置は、このような
ものに限られず、内針ハブまたはプロテクタの基端側、
すなわち、内針ハブまたはプロテクタの長手方向中央付
近から基端側の範囲内であるのが好ましい。
ブまたはプロテクタの基端部(基端付近)に設置されて
いる。ただし、ストッパ機構の設置位置は、このような
ものに限られず、内針ハブまたはプロテクタの基端側、
すなわち、内針ハブまたはプロテクタの長手方向中央付
近から基端側の範囲内であるのが好ましい。
【0134】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な操作で、迅速かつ安全に、使用後の内針の針先をプ
ロテクタ内に収納することができ、また、一旦プロテク
タ内に収納された針先が再度プロテクタの先端より突出
するのを防止できる。このため、廃棄処理等に際し、誤
って針先で指等を刺すという事故が防止され、安全性が
高い。
単な操作で、迅速かつ安全に、使用後の内針の針先をプ
ロテクタ内に収納することができ、また、一旦プロテク
タ内に収納された針先が再度プロテクタの先端より突出
するのを防止できる。このため、廃棄処理等に際し、誤
って針先で指等を刺すという事故が防止され、安全性が
高い。
【図1】本発明の留置針組立体の第1実施形態の先端側
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1に示す留置針組立体の中央付近の構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】本発明の留置針組立体の第1実施形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の留置針組立体の第1実施形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の留置針組立体の第2実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の留置針組立体の第2実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】本発明の留置針組立体の第3実施形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の留置針組立体の第3実施形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
1 留置針組立体 2 外針 21 先端開口 3 外針ハブ 31 フランジ 4 内針 41 針先 5 内針ハブ 51 本体部 511 突出部 52 外装部 521 フランジ 522 支持部 523 凹部 53 連結部 54 フィルター部材 6 プロテクタ 61 溝 611 先端側内面 612 基端側内面 7、7a、7b ストッパ機構 71、71a 係止部材 711 凸部 712 先端側角部 713 基端側角部 714 爪部 72 付勢部材 73 スリット 74 溝 741 先端側内面
Claims (10)
- 【請求項1】 中空の外針と、 前記外針の基端部に固定された外針ハブと、 前記外針に挿通される内針と、 前記内針の基端部に固定された内針ハブと、 前記内針ハブに対し相対的に移動可能で、少なくとも前
記内針の針先を収納可能なプロテクタとを有する留置針
組立体であって、 前記内針の針先がプロテクタ内に収納された状態で、前
記プロテクタと前記内針ハブとを係止して、前記針先の
先端方向への移動を阻止するストッパ機構を、前記内針
ハブおよび前記プロテクタの少なくとも一方に設けたこ
とを特徴とする留置針組立体。 - 【請求項2】 前記ストッパ機構が、前記内針ハブおよ
び前記プロテクタの少なくとも一方の基端側に設けられ
る請求項1に記載の留置針組立体。 - 【請求項3】 前記内針ハブは、前記プロテクタに挿入
される本体部と、前記プロテクタ外の外装部とを有し、
これらが連結部を介して連結されている請求項1または
2に記載の留置針組立体。 - 【請求項4】 前記プロテクタは、前記連結部が通過可
能で、前記プロテクタの長手方向に形成された溝を有
し、前記連結部が前記溝に沿って移動することにより、
前記内針ハブが前記プロテクタの長手方向に移動する請
求項3に記載の留置針組立体。 - 【請求項5】 前記溝は、その先端に先端側内面を有す
るとともに基端に基端側内面とを有し、前記先端側内面
および前記基端側内面の設置位置により、前記連結部の
移動範囲を規定する請求項4に記載の留置針組立体。 - 【請求項6】 前記ストッパ機構は、前記溝の基端部に
連続して、前記プロテクタの周方向に形成された溝で構
成される請求項4または5に記載の留置針組立体。 - 【請求項7】 前記ストッパ機構は、前記内針ハブまた
は前記プロテクタに係止する姿勢に変位可能な係止部材
を有し、前記姿勢となるように付勢されている請求項1
ないし5のいずれかに記載の留置針組立体。 - 【請求項8】 前記係止部材は、前記内針ハブまたは前
記プロテクタの基端に係止する請求項7に記載の留置針
組立体。 - 【請求項9】 前記係止部材の変位は、該係止部材の変
形、回動または水平移動を伴ってなされる請求項7また
は8に記載の留置針組立体。 - 【請求項10】 前記係止部材を付勢する付勢部材を有
し、前記付勢部材は、弾性材料で構成されるバネである
請求項7ないし9のいずれかに記載の留置針組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000074607A JP2001259028A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 留置針組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000074607A JP2001259028A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 留置針組立体 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005230308A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Terumo Corp | 穿刺具 |
JP2010504824A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ | フラッシュバックチャンバの視覚的向上 |
JP2015228893A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 住友ベークライト株式会社 | 医療機器 |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000074607A patent/JP2001259028A/ja active Pending
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