JP2001258865A - Nmrイメージング操作中に誘導される渦電流の測定及び補償のための方法及びシステム - Google Patents

Nmrイメージング操作中に誘導される渦電流の測定及び補償のための方法及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】NMRイメージング操作中に誘導される渦電流
の効果(影響)を測定し、補償するための方法及び装置
が開示されている。 【解決手段】磁場勾配パルスが、渦流を誘導するため、
並びにスライス‐選択スピン−エコー信号を発生するた
めに加えられる。スピン−エコー信号は、各渦電流誘導
勾配パルスの終結直後に得られる。2つのスライスが、
主磁場の中心から対称的に等しい距離において、所望の
測定方向に沿って選択される。2つのスピン−エコー信
号は、渦電流誘導勾配パルスが、2つのエコー信号間で
反転したとき、各スライスに対して得られる。渦電流誘
導磁場勾配及びBo振動に対する定量値は、得られたN
MR信号の歳差運動周波数に基づいて決定される。NM
Rイメージングは、適切なプレエンファシスネットワー
クを設定するため、磁場勾配及びBo振動の定量値を加
えることにより、渦電流効果を補償することによって改
善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、核磁
気共鳴(NMR)イメージング技術に関する。更に詳細
には、本発明は、磁気共鳴イメージング(MRI)シス
テムにおける磁場勾配スイッチングの結果として誘導さ
れた渦電流の定量的(quantitatively)
測定及び補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴分光学(MRS)にその基礎を
有している磁気共鳴イメージング(MRI)は、核磁気
共鳴(NMR)現象に敏感である相当数の原子核を有し
ている物体(人間の身体のような)の内部構造を表わす
ディジタル化した目に見える画像を得るために広く受け
入れられ、且つ商業的に利用可能な技術となった。MR
Iでは、映像化されるべき体内の核は、強力な主磁場H
oを核にかけることによって、極性を与えられる。選択
された核は、特定のNMR周波数の無線周波数(RF)
信号を加えることによって励起される。局部に集中した
磁場を空間的に分散し、それから、核から生じたRF応
答を適切に分析することによって、核の位置の関数とし
て相対的にNMR応答のマップ又は画像が決定できる。
フーリエ分析につづいて、空間のNMR応答を表わすデ
ータがCRT上に表示できる。
【0003】図1に示したように、NMRイメージング
システムは典型的に、静磁場を加える磁石10と、3つ
の直角座標に沿って空間的に分布した磁場を加えるため
の勾配磁場コイル14と、選択した核に及び核からRF
信号を送受信するためのRFコイル15及び16とを含
む。コイル16によって受信されたNMR信号は、デー
タをディスプレイ24上に表示される画像に処理するコ
ンピュータ19に送られる。磁気共鳴画像は“ピクセ
ル”と呼ばれる画素で構成されている。ピクセルの強さ
は、画像に表わされる物体の対応するボリューム要素又
は“ボクセル”の内容のNMR信号強さに比例する。コ
ンピュータ19はまた、それぞれRF増幅器/検出器2
1と22及び勾配増幅器20を介してRFコイル15と
16及び勾配磁場コイル14の作動を制御する。
【0004】奇数のプロトン(陽子)及び/又は中性子
を有している核のみが磁気モーメントを有しており、従
ってNMR現象を受け易い。MRIでは、強力な静磁場
核を整合するのに使用されて、平衡状態で主磁場に平行
に整合した全磁化ベクトルを発生する。単一のRFパル
スとして第1の磁場を横切って加えられる第2の磁場
が、エネルギーを核に送り、そしてそれが全磁化ベクト
ルを例えば90°だけフリップさせる。ある例では、こ
のRFパルスはまた、第2の強力RFパルスに続いてい
て、全磁化ベクトルを更に180°フリップさせる(時
折、“フロップ”と呼ばれる)。励起後、核は歳差運動
をし(precess)そして、次第に静磁場との整合
に戻り、緩和する。核が歳差運動し緩和するにつれて、
核は自由誘導減衰(FID)として知られている、弱い
が検出可能な電気エネルギーを周りのコイルに誘導す
る。集合的にここではMR信号と呼ぶ、FID信号(及
び/又はその磁気勾配−再焦点磁場エコー)は、空間に
核の画像を作るため、コンピュータによって分析され
る。
【0005】MR信号を生じ、且つMR信号を得るた
め、種々のコイルがRF励起パルス及び勾配磁場を作り
出す作用は、取得パルスシーケンス(acquisit
ionpulse sequence)と呼ばれてい
る。簡単な取得シーケンスのグラフ図が図2に示されて
いる。この基本的実例では、勾配磁場Tgradは核のスラ
イスを特定のRF周波数に敏感にするため、最初に主磁
場に沿って付加される。その後、概略的に言うと、18
0°RFパルスに続く“エコー”のように現われるMR
信号を発生するため、特定の核のスライスが、90°励
起パルスによって選択され、180°RFパルスが続い
て印加される。180°RFパルス中心と検出したMR
信号中心との間の時間が、90°RFパルス中心と18
0°RFパルス中心との間の時間と同じであれば、作ら
れたMR信号は、通常対称な“スピン−エコー”信号と
呼ばれ、そして図2に示された加えたパルス及び磁場の
特定のタイミングは、スピン−エコーシーケンス(sp
in−echo sequence)として知られてい
る。更に、MRエコー信号中心は、加えた磁場勾配を調
整することによりシフトできるので、非対称スピン−エ
コー(ASE)がその代わり作り出される。
【0006】NMR周波数及び主Bo磁場は、ラーモア
関係によって関連づけられる。下記の式によって表わさ
れたこの関係は、核の歳差運動の角周波数ωが、磁場
Boと所謂、磁気回転比γとの積であり、各核種に対す
る基礎的物理定数であることを示している。
【数12】
【0007】磁気共鳴イメージング(MRI)及びボリ
ューム−局所的(volume−localized)
磁気共鳴分光学(MRS)では、磁場勾配のスイッチン
グが、殆んどすべてのパルスシーケンスの最も肝要な部
分である。そのような作用が、磁石内の周りの伝導性材
料内に渦電流(EC)を誘導し、そして、望ましくない
EC磁場勾配及びBo(主磁場)振動を生じ、そしてそ
れ等が、最終的に画像のアーチファクトを生ずることは
よく知られた事実である。通常、いくつかのMRI及び
MRSシステムは、勾配磁場に誘導された渦電流の効果
を最小にしようとして、システムの整合/較正手順中に
調整される“プレエンファシス”ネットワークを使用す
る。残念乍ら、磁場に誘導された渦電流の精確な測定な
しでは、勾配磁場に誘導された渦電流を効果的に最小に
するためプレエンファシスネットワークを調整するのは
難かしい。
【0008】渦電流を直接測定するため、小さいピック
アップコイルを使用できることが一般的に知られている
が、渦電流測定のためのピックアップコイルの使用は、
典型的に、追加のハードウエアを必要とし、且つその使
用に専門的知識を必要とする。例えば、J. Phy
s. E18, 1014 (1985), J.チャ
ンキジイ, J.レフェブレ及びA.ブリグエットによ
る“電流コイルによって発生した磁場のマッピング方
法”参照。例えば、磁場勾配パルスを切った後、小さい
RFコイルを使用して、小さい試料の自由誘導減衰(F
ID)信号を測定することによるような、渦電流を測定
するためのNMR測定技術に依存している他の多少、直
接的でない方法もまた知られている。例えば、J. P
hys. E19, 708 (1986), E.山
本, H.河野による“NMRによる勾配時間−形状測
定”;Magn. Reson. Med 29, 1
19−121 (1993), R.E.ワイソング及
びI.J.ローウエによる“補償回路設定のため、渦電
流に誘導された勾配の簡単な測定方法”;Magn.R
eson. Med. 31, 73−76 (199
4), Q.リュー,D.G.ヒューズP.S.アレン
による“40cmボア(穴径)の超電導性磁石内の渦電
流磁場の定量特性”を参照。いくつかのNMR渦電流測
定方法もまた、全試料を使用する。例えば、Magn.
Reson. Med. 20,268−284
(1991), Ch.ボッシュ, R.グリュッター
及びE.マーチンによる“渦電流により発生した磁場の
時間的及び空間的分析”参照。残念乍ら、すべての上記
の公知の方法は、実施が非常に困難であるか、及び/又
はEC磁場勾配とBo(主磁場)振動との間を区別する
能力に欠けている−双方とも渦電流に関連しているが、
画質にかなり異なる効果を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】故障防止システム実施
問題のため、又は渦電流の悪影響を最小にするためのプ
レエンファシス装置の調節を助けるための特殊な装置を
必要とせずに、磁場勾配スイッチングにより誘導された
渦電流を、都合よく測定する能力を有することは、MR
Iシステムとよって、極めて有用である。従って、大き
い及び小さい磁場不均一性が存在するとき、EC誘導磁
場勾配及びBo振動の明確な定量(quantativ
e)測定値を得るため方法及びシステムの必要性があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、NMRイメー
ジング操作中に誘導される渦電流の効果を測定し、補償
するための方法及び装置を提供する。立方体又は円筒状
の試料が、主磁場に関して中央にある位置に、且つ所望
の測定方向に平行なその長手方向の軸線に向けて、MR
Iシステムのイメージングボリューム内に置かれる。磁
場勾配パルスが、渦電流誘導のため、並びに、スライス
選択スピン−エコー信号の発生のために加えられる。ス
ピン−エコー信号は、勾配パルスを誘導する各渦電流の
終結直後に得られる。2つのスライスが、主磁場の中心
から同じ対称距離の所望の測定方向に沿って選択され
る。2つのスピン−エコー信号は、各スライスに対し;
2つのエコー信号間で極性を反転した渦電流誘導勾配パ
ルスにより得られる。磁場勾配及びBo振動を誘導する
渦電流の定量値(Quantitative valu
e)はそれから、得られたNMR信号の歳差運動周波数
に基づいて決定される。
【0011】画質は、適切なプレエンファシスネットワ
ークを設定するため、磁場勾配及びBo振動の定量値を
加えることによって、渦電流効果を補償することにより
改善される。更に、MRI/MRS取得シーケンス(a
cquisition sequence)内の勾配パ
ルスは、更に勾配−誘導渦電流を補償するようにバラン
スしてもよい。開示された発明の他の見地は、勾配スイ
ッチングの時間経過の測定、長い時定数を有している渦
電流を測定するため、信号取得シーケンスの変更、プレ
エンファシス調整を助けるため、渦電流の繰返し測定、
及び適度に大きいバックグランド磁場(主Bo磁場)不
均一性の存在するとき、EC−誘導磁場勾配及びBo振
動の測定を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によって得られる目的及び
利点は、特に添付図面を参照して、現在好ましい実施例
の下記の詳細な説明を注意深く検討することにより理解
されるであろう。
【0013】図1はMRIシステムを示している。その
ようなシステムの1つの実例が、東芝OPARTTM
RIシステムである。そのようなMRIシステムは、患
者イメージングボリューム11内に、実質的に均等、均
一な分極磁場Boを発生する大型分極磁石構造体10を
含む。適切なキャリッジ12が患者13の体の所望の部
分をイメージボリューム11内に挿入する。磁場勾配
が、電磁勾配磁場コイル14によって選択的に作り出さ
れる。RF核章動(nutation)パルスが、RF
コイル15によってイメージボリューム内で患者の組織
に伝えられる。MR信号を構成するRF応答が、適切な
RF検出コイル構造体16を経て患者の組織から受けと
られる。
【0014】MRIデータを得るためMRIシステム
は、プログラム可能なコンピュータ/プロセッサ19の
制御の下で、MRIパルスシーケンス、コントローラ1
7及び18を経て磁場勾配及びRF章動パルスを発生す
る。更に、プロセッサ19が勾配パルス増幅器20及び
RF電源及び増幅器回路21及び22を制御する。MR
信号(RF検出器)回路は、シールドしたMRIシステ
ムガントリ内に置かれたMR信号RFコイルと適切にイ
ンタフェースされる。受信したMR応答は、ディジタル
化装置によってディジタル化され、そしてイメージ処置
のためのプロセッサアレイ等及び適切なコンピュータプ
ログラム記憶媒体(図示せず)を含むプロセッサ19に
送られる、その場合に、プログラムは記憶され、そして
MR信号データの取得及び処理を制御し、且つ制御端末
24のCRT上にイメージ表示を作り出すために選択的
に利用される。MRIシステムは、イメージングシーケ
ンスコントローラ17及び18を通してオペレータ制御
を働かせるための適切なキーボードスイッチ等を含む制
御端末24を備えている。イメージ(画像)はまた、プ
リンティング装置25により、直接フィルム又は他の適
切な媒体上に記録される。
【0015】システムコンピュータ/プロセッサ19に
関連して、オペレータは典型的に、MRIシーケンス及
びデータ処理技術のための選択メニューを提供される。
本発明の実施例では、オペレータに利用できるこれ等の
選択の1つは、MRI装置内の磁場勾配のスイッチング
によって生ずる渦電流を測定し、分析するためのNMR
信号データを得るため、本発明によってMRIパルスシ
ーケンスを提供するプログラムである。MRI装置を制
御し、且つ本発明の上記の方法を行なうための適した詳
細なコンピュータプログラムの生成は、本開示の完全さ
から見て、十分当業者の能力範囲内にあると信じられ
る。
【0016】EC磁場勾配及びBo振動の定量(Qua
ntitation) 本発明の第1の実施例では、スライス選択勾配を有して
いる簡単なスピン−エコーシーケンスが、短時間−一定
(持続)渦電流測定に使用される。この実例では、スラ
イス選択に使用される磁場勾配パルスもまた、EC誘導
勾配パルスでもあり、そのために渦電流が測定される。
他の実施例は、異なるEC−誘導勾配パルスを利用して
いる。図2は、短時間−一定渦電流を測定するのに使用
されるスピン−エコーシーケンスの実例を示している。
好ましくは、短時間−一定渦電流を測定するとき、スピ
ン−エコー信号は、持続時間TgradのEC−誘導勾配パ
ルスを切った直後にサンプルされ、そして、EC磁場勾
配及びBo振動の定量が要求される期間Tacq中に得ら
れる。
【0017】本発明によれば、立方体又は長方形寸法を
有しているMR活性被験物体(試料)が、測定方向に沿
って向けられた長手方向の軸線を有している主Bo磁場
の中心に位置づけされる。好ましくは、合計4つのスピ
ン−エコー信号が、測定方向に沿って、主磁場の中心か
ら距離△L離れた位置に対称に置かれた2つのスライス
から得られる。勾配の極性は、得られる第1の2つのス
ピン−エコー信号と得られる第2の2つの信号との間に
反転される。磁場勾配の大きさ(マグニチュード)及び
2つのスライスの分離/厚さはオペレータ制御を経て調
整可能であるか、又は一定の適切な値に設定できる。
【0018】本発明の実施例の下記の論述を簡易化する
目的のために、勾配スイッチングによって発生した渦電
流の一次効果が、誘導勾配パルスの同じ方向に沿ってE
C磁場勾配を誘起するだけでなく、ある量のBo振動を
誘導すると仮定する。更に、EC磁場勾配及びBo振動
の極性が、勾配パルスを誘導する渦電流の極性が反転し
たとき、反転すると仮定する。本発明による測定は、試
料空間の三次元のどこに対しても行なうことができる
が、本論述は、単一X, Y, Z座標方向に沿う場合
に、−例えば、主磁場の“Z”方向に限定される。当業
者はこのようにして得られたいかなる結果も、残りの2
つの空間次元に容易に拡大できることは理解されるであ
ろう。
【0019】従って、上記のようにして得られた4つの
NMR信号は数学的に下記のように表わすことができ
る:
【数13】
【0020】この場合、Sn(t)は、得られたMR信
号;△Zは、磁石の中心からのスライスのオフセット;
ρ(X,Y,△Z)及びρ(X,Y,Z)は、それぞれ
スライス△Z及び−△Zのスピン分布;△B(X,Y,
△Z)及び△B(X,Y,−△Z)は、それぞれスライ
ス△Z及び−△Zのバックグラウンド磁場異質性であ
り;△B(t’)は時間変化(time−varyin
g)EC誘導Bo振動であり;そして△G(t’)は時
間変化EC磁場勾配である。
【0021】下式であるとすれば、
【数14】
【0022】当業者は、4つのスピン−エコー信号の時
間変化スピン歳差運動周波数が、下記の4つの式によ
り、時間変化EC誘導磁場勾配及びBo振動に関係があ
ることは理解されるであろう。
【数15】
【0023】この場合fn(t)は、スピン−エコー信
号の時間変化歳差運動周波数であり;△G(t)及び△
B(t)は、それぞれ、誘導渦電流によって作り出され
た磁場勾配及びBo振動であり;γは、磁気回転比であ
り;そしてφは、選択したスライス内の磁場不均一性に
よって誘導された位相角である。
【0024】従って、時間変化EC磁場勾配、△G
(t)及びBo振動、△B(t)は、下記の2式によっ
て定量化(quantitate)できる。
【数16】
【0025】更に、上記の時間変化“歳差運動周波数”
は、下記の関係によって4つのNMR信号から定量的に
得ることができる:
【数17】
【0026】この場合、n=1,2,3,4のときのf
n(i)は、第1及び第2の対のスピン−エコー信号に
対応している4つのNMR信号の歳差運動周波数を表わ
しており;i=0,1,2 −−− N−2のときのi
は、Nが、スピン−エコーNMR信号から得た所定数の
データ試料であるときの特定のデータ試料を表わしてい
る;Su n及びSv nは、得られた複合(complex)
NMR信号データの実部及び虚部であり;U(i)及び
V(i)(u(i)ドット及びv(i)ドットを意味す
る)は、それぞれu(i)及びv(i)に対応する時間
導関数であり;そして△tは、得られたNMR信号デー
タの“ティック(tick)”又は、サンプリング率
(秒)である。
【0027】従って、EC磁場勾配及びBo振動に対す
る定量的値は、[数16]を用いて4つの歳差運動周波数
に対して得られた定量的値から決定される。
【0028】定量の実例として、図3-6及び7-10
は、本発明の方法によって得られた4つのNMR信号の
歳差運動周波数を示している。この実例では、通常の市
販の“ベイビイオイル(baby−oil)から成って
いる10cm立方体形状の試料が、上記のように本発明
の方法によるEC測定値を得るためのMR活性(act
ive)被験体として使用される。2mmの厚さのスラ
イスが使用され、そしてスライスは、主磁石(即ち、主
Bo磁場)の中心から4cmの距離で得られた、従って
2つのスライス間に8cmの距離が与えられる。振幅
0.95ガウス/cm及び持続時間100msを有して
いる勾配パルスTgradが使用される。4つのスピン−エ
コー信号は、取得時間(acquisition pe
riod)20.48msに亘り、512の複合(co
mplex)サンプリング点を用いて得られた。従っ
て、連続繰返し時間(周期)TR=0.5秒及び信号エ
コー時間TE=56msのとき4つの平均値が得られ、
従って全セットのデータに対する合計取得時間は4秒と
なる。第1のセットの4つのデータ信号は、調整したプ
レエンファシスネットワークを有しているMRIシステ
ムを用いて得られた。第2のセットの4つのデータ信号
は、プレエンファンシスネットワーク“調整誤り(mi
s−adjusted)”のとき、同じシステムを用い
て得られる。
【0029】プレエンファシスネットワークは、渦電流
誘導勾配磁場を最小にするため、MRIシステム調整中
に調整される各物理的チャンネルに対する3つの時定数
を利用する。“調整誤り”は、簡単にプレエンファシス
ネットワークをスイッチオフすることによって達成され
た。従って、図3−6は、予め調整されたプレエンファ
シスネットワークで得られた4つのNMR信号の歳差運
動周波数を示しており、そして図7−10は、故意に調
整を間違えたプレエンファシスにより得られた対応する
信号データを示している。
【0030】図11及び12は、[数16]を用いて決定
したEC磁場勾配の時間経過及び図3−6と図7−10
に示された歳差運動周波数データを例示している。従っ
て図11は、正しく調整されたプレエンファシスのとき
のEC磁場勾配の時間経過を例示し、そして図12はプ
レエンファシスを切ったときのEC磁場勾配の時間経過
を例示している。図11及び12では、EC磁場勾配
は、1000の誘導勾配マグニチュードにより表わされ
ている。
【0031】スイッチングの勾配遷移特性 本発明の他の実施例によれば、EC勾配を定量するため
の上記の方法もまた、NMRイメージング装置における
勾配スイッチング中(即ち、勾配マグニチュードの急激
変化)の時間経過を特徴づけるのに使用された。本発明
により作り出されるように、勾配スイッチングの時間経
過の勾配強さ対時間特性グラフは、MRIハードウエア
の機能評価にも、MRI/MRSパルスシーケンスにお
ける勾配パルスの自動バランシングにも有用であること
が証明できる。磁場対時間特性データは、上述のように
スピン−エコー信号シーケンスを使用し、且つ、勾配磁
場がスイッチされる直前又は直後にスピン−エコー信号
データのサンプリングを開始し、そして、スピン−エコ
ー信号200サンプリング時間Tacqによって、図2に
例示したように、勾配スイッチングの全遷移時間に亘っ
てサンプリングを続け、且つ勾配パルスTgradのエッジ
201を下降することによって得られる。
【0032】図13及び14は、本発明の方法を用いて
得られたNMRイメージング装置の勾配スイッチングの
時間経過グラフの実例を示している。この実例では、X
座標方向(即ち、主磁場の従来のZ座標方向に垂直)の
磁場勾配は、0.95ガウス/cmから−0.95ガウ
ス/cmに“スイッチ”される。図13に示したよう
に、勾配遷移の時間経過は、勾配磁場がスイッチされた
直後に始まり、2,048msの期間に亘りMRスピン
−エコー信号をサンプリングすることによって得られ
る。所望により、勾配スイッチング測定からの時間経過
データは、多少より好都合な勾配スイッチング“モデ
ル”に“フィット”する。例えば、1つの好都合なモデ
ルは、遅れ時間及び、スルーレートによって簡単に特性
を表わされるモデルである。そのようなモデルによれ
ば、勾配スイッチングは、図14の実線で例示されてい
るように、遷移の最終磁場マグニチュードに対する一定
のスリューレートにおけるマグニチュードの直線的変化
につづく短時間の間持続する一定値の磁場マグニチュー
ドにより表わされる。
【0033】図15は、本発明の方法を用いて測定した
MRI装置における勾配スイッチングの時間経過グラフ
の第2の実例を示している。この実例では、信号エコー
時間、TE,20msを有しているスピン−エコーシー
ケンスは、1ガウス/cmから0ガウス/cmに“スイ
ッチされた”125msの長い磁場勾配パルスに使用さ
れる。MR信号データは、512データサンプリング点
を用いて勾配遷移中に、1試料当り4μsのサンプリン
グ速さで得られる。
【0034】長い時定数を有している渦電流の測定 勾配スイッチングの発生後、測定値を得るための時間の
ウィンドウ(window of time)は、“T
2”又は、試料の見かけのスピン−スピン緩和時間とし
て知られているものによって制限されるので、図2のス
ピン−エコーシーケンスは、長い時定数を有している渦
電流の測定には有用ではない。従って、本発明の他の実
施例によって、長い時定数を有している渦電流は、図1
6に示されたような異なるセットのNMRパルスシーケ
ンスを用いて測定される。図2に示されたように、短い
時定数の渦電流を評価するのに使用される特定のスピン
−エコーシーケンスと異なり、長い時定数の過電流を測
定するのに好ましいパルスシーケンスのタイプは、図1
6に示された3つの実例によって例示されているよう
に、EC誘導勾配パルスをスイッチオフするとき起る勾
配パルス遷移周期の終結後発生されるNMR信号を作り
出さなければならない。NMR信号データ試料取得“ウ
ィンドウ”は、従って長い時定数渦電流を測定するのに
必要な、長い信号データ取得周期をカバーするため、E
C勾配パルスの終結後、所定時間生ずるようにフレキシ
ブルに配置できる。図16は、選択した実例として、そ
れぞれ(a),(b)及び(c)で、スピンエコー、磁
場エコー及び刺激されたエコー信号取得パルスシーケン
スを例示しているが、他のスライス選択取得システムも
また、長い時定数を有している渦電流を測定するのに利
用されてもよい。
【0035】NMR信号データは、上述の2スライス、
4−信号サンプリング手順を用いることによって得ら
れ、そしてEC磁場勾配△G(t)及びBo振動△B
(t)に対する定量値は、[数16]を用いて決定され
る。必要があれば、選択したパルスシーケンスは、多数
のサンプリングウィンドウを経て定量を達成するため、
勾配スイッチング後、何回繰返されてもよい。スライス
−選択勾配は、EC勾配が各スライスの2つのエコー信
号間で極性を反転される間同じであるから、スライス選
択勾配パルスによって誘導されたいかなる渦電流も、
[数16]を用いて定量されるように、EC磁場勾配△G
(t)及びBo振動△B(t)から除去される。
【0036】図17及び18は、本発明により磁場−エ
コーパルスシーケンスを用いて測定した長い時定数を有
しているEC勾配の実例の時間経過グラフである。図1
7は、プレエンファシスオフのときに作られたEC勾配
を示しており、そして図18は、プレエンファシスオン
のとき作られ、そして正しく調整されたEC勾配を示し
ている。この実例では、一連の512スライス選択磁場
−エコー信号が0.75ガウス/cmの1秒の長い勾配
パルスの後に得られる。磁場エコー信号は、40μsサ
ンプリングピッチで、32データ点のとき20ms毎に
得られる。従って、この実例では、長い時定数のEC勾
配測定のためのデータ取得時間ウィンドウは20msの
時間分解能(time resolution)のとき
10.24秒をカバーする。各信号の32データ点は、
各信号に対する歳差運動周波数を得るのに使用される。
それから、歳差運動周波数が各々の得られた信号を表わ
す単一の周波数に平均され、そしてEC勾配及びBo振
動が、それから上述のように、4つのスライス選択測定
値からの平均歳差運動周波数から決定される。
【0037】プレエンファシス調整のための渦電流の繰
返し測定及び表示本発明の上述の方法による渦電流の測
定は繰返して行なわれ、そして測定したEC勾配及びB
o振動の時間経過が、MRIシステムに関連したプレエ
ンファシス調整に応答して特定のMRIシステムを評価
するため表示される。例えば、信号を平均せずに、0.
2秒のパルスシーケンス繰返し周期(TR)を用いて、
0.4秒の時間分解能が単一のTR周期に2つのスライ
スを得ることにより、上記の短い時定数EC測定方法を
用いて達成できる。EC勾配及びBo振動は、別々に定
量されるので、プレ−エンファシスネットワークのBo
及び勾配成分の調整は別々に行なわれ、監視される。
【0038】大きいバックグランド磁場の不均一性の定
量及び補償、不均一なバックグランド磁場が、下記の関
係によって数学的に表わされる支配的に大きな静直線勾
配を含んでいると仮定すれば:
【数18】
【0039】そのとき、渦電流を測定し、そしてEC勾
配及びBo振動を決定するための本発明の上述の4信
号、2スライス法はまた、例えば下式によりZ方向に対
するバックグランド静勾配を評価するのに使用できる。
【数19】
【0040】渦電流を測定するための本発明の前述の実
施例は、主に、他の磁場勾配の存在しないときに得られ
るスライス選択エコー信号の取得に依存している。特
に、測定方向に垂直な方向に、大きなバックグランド磁
場勾配又はバックグランド磁場の不均一性が存在すると
きは、得られた信号振幅が振動し、そしてEC測定値に
誤差を生ずる。従って、本発明の他の実施例により、そ
のような誤差は、最初に静バックグランド勾配の決定
し、それから同じマグニチュードであるが、対応する方
向に沿って静勾配と反対の小さい磁場勾配の使用によっ
て補償することにより修正される。
【0041】図19は、本発明の更に他の実施例による
大きな直線バックグランド勾配を定量するのに使用され
るパルスシーケンスの実例を示している。図19に示さ
れたシーケンスは、基本的には測定方向に直角な方向に
沿ったライン選択のときの、ライン選択非対称スピン−
エコー(ASE)シーケンスである。エコー信号は、測
定方向に沿って方向づけられた周波数−符号化(enc
oding)読み出し勾配で得られる。それ等の信号は
2回測定される。1回は第1の(正の)方向の読み出し
勾配で、そして2回目は、反対(負)の方向に向けられ
た読み出し勾配で測定される。
【0042】得られたMR信号の一次元(ID)フーリ
エ変換は、数学的に下記のように表わされる。
【数20】
【0043】この場合、ρ(Z)は、選択したラインの
スピン分布である;Gz(Gzバーを意味する)は、
測定又は読み出し方向に沿った静バックグランド磁場勾
配である(この場合には、“Z”軸と呼ばれる);そし
てφ(Z)は、読み出し勾配の調整ミスによる位相誤
差である。
【0044】従って、信号位相は下記のように読み出し
ラインに沿った空間位置の関数として表わされる。
【数21】
【0045】従って、バックグランド磁場勾配は、下記
の関係により上記の信号位相から決定される。
【数22】
【0046】この場合、ФおよびФ(φドットお
よびφドットを意味する)は、選択したラインに沿っ
た信号位相の空間的導関数である;そして△Tはスピン
−エコー位置からのASE信号のタイムシフトである。
【0047】バックグランド磁場勾配の効果は、それか
ら、同じマグニチュードを有しているが、バックグラン
ド磁場勾配の極性とは反対の極性を有している追加の勾
配によって、いくつかのイメージングシーケンスに補償
される。そのような反対の勾配は、静磁場勾配の補償が
必要な、取得シーケンスの任意の時間周期にイメージン
グ勾配の頂部に適用さられる。図20−23は、短い時
定数の渦電流測定のための前述のシーケンスを用いて得
られたスピン−エコー信号を示している。図20及び2
1は、この実例では、“Y”座標方向に沿って主に、
1.2ppm/cmの静勾配より成っている静勾配を補
償せず得られたNMR信号を示している。図22及び2
3は、同じ静勾配を補償して得られたNMR信号を示し
ている。図24及び25は、それぞれ、図21及び23
のデータから、本発明によって定量された渦電流の時間
経過を示している。本発明は現在、最も実用的であり且
つ好ましいと考えられているものに関連して記述された
が、本発明は、開示された実施例に限定されるべきでは
なく、添付の特許請求の範囲及び精神に含まれる種々の
変形及び同等の装置を含む意図を有していると理解され
るべきである。
【0048】
【発明の効果】渦電流の悪影響を最小にするためのプレ
エンファシス装置の調節を助けるための特殊な装置を必
要とせずに、磁場勾配スイッチングにより誘導された渦
電流を、都合よく測定することができる。従って、大き
い及び小さい磁場不均一性が存在するとき、EC誘導磁
場勾配及びBo振動の明確な定量測定値を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRIシステムの概略図である。
【図2】勾配及びBo振動を誘導した渦電流を定量する
ための本発明の1実施例によるスピンーエコーシーケン
スの実例のRF及び勾配波形タイミングダイアグラムを
例示している。
【図3】正しく調整されたプレエンファシスで得られた
NMR信号の歳差運動周波数を例示しているグラフであ
る。
【図4】正しく調整されたプレエンファシスで得られた
NMR信号の歳差運動周波数を例示しているグラフであ
る。
【図5】正しく調整されたプレエンファシスで得られた
NMR信号の歳差運動周波数を例示しているグラフであ
る。
【図6】正しく調整されたプレエンファシスで得られた
NMR信号の歳差運動周波数を例示しているグラフであ
る。
【図7】故意に調整を誤ったプレエンファシスで得られ
たNMR信号の歳差運動を例示しているグラフである。
【図8】故意に調整を誤ったプレエンファシスで得られ
たNMR信号の歳差運動を例示しているグラフである。
【図9】故意に調整を誤ったプレエンファシスで得られ
たNMR信号の歳差運動を例示しているグラフである。
【図10】故意に調整を誤ったプレエンファシスで得ら
れたNMR信号の歳差運動を例示しているグラフであ
る。
【図11】図3−6に示されたデータから決定されたE
C磁場勾配の時間経過のグラフである。
【図12】図7−10に示されたデータから決定された
EC磁場勾配の時間経過のグラフである。
【図13】本発明により測定したMRIシステムにおけ
る勾配スイッチングの時間経過のグラフである。
【図14】本発明により測定したMRIシステムにおけ
る勾配スイッチングの時間経過のグラフである。
【図15】本発明により測定したMRIシステムにおけ
る第2の実例の勾配スイッチングの時間経過のグラフで
ある。
【図16】長い時定数を有している渦電流測定のための
他のMRIパルスシーケンスを例示している概略図であ
る。
【図17】本発明の他の実施例により測定した、長い時
定数を有しているEC勾配の実例の時間経過グラフであ
る。
【図18】本発明の他の実施例により測定した、長い時
定数を有しているEC勾配の実例の時間経過グラフであ
る。
【図19】更に他の本発明の実施例による静バックグラ
ンド磁場勾配を測定するためのライン−選択非対称スピ
ン−エコー(ASE)シーケンスの実例のダイアグラム
である。
【図20】スピン−エコー信号の振幅及び位相のグラフ
である。
【図21】スピン−エコー信号の振幅及び位相のグラフ
である。
【図22】スピン−エコー信号の振幅及び位相のグラフ
である。
【図23】スピン−エコー信号の振幅及び位相のグラフ
である。
【図24】渦電流の時間経過のグラフである。
【図25】渦電流の時間経過のグラフである。
【符号の説明】
10…磁石 14…勾配磁場コイル 15…RFコイル
16…RFコイル 17…勾配パネルシーケンス 18…パルスシーケンス
19…制御コンピュー ター/プロセッサー 20…勾配増幅器 21…RF増
幅器 22…RF増幅/ 検出器 23…デジタル化装置 25…プリンター

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場Boと静磁場内に勾配を誘導する
    勾配磁場コイルとを有しているMRIシステムにおいて
    勾配スイッチング中に誘導される渦電流の評価方法であ
    って、 (a)MR活性被験体をMRIシステムのイメージング
    ボリュームの中心に置き、その被験体を、渦電流測定の
    ため所定の方向に沿って整合するステップと; (b)磁場Bo内にスイッチング勾配を作り出すため、
    第1の勾配パルスを勾配磁場コイルに加え、そして、磁
    場Boの中心から離れた前記測定方向に沿って、対称に
    離れて置かれた2つのMRIスライスに対応する第1の
    対のスピン−エコーNMRから信号データ試料を得るス
    テップと; (c)第1の勾配パルスと反対の極性を有している第2
    の勾配パルスを、勾配磁場コイルに加え、そして、ステ
    ップ(b)のスライスに対応する第2の対のスピン−エ
    コーNMR信号から信号データ試料を得るステップと; (d)第1及び第2の対のスピン−エコーNMR信号の
    各スピン−エコー信号のために得られた信号データ試料
    から歳差運動周波数を決定するステップと; (e)ステップ(d)で決定した歳差運動周波数から、
    渦電流により作り出された磁場勾配及び/又は磁場振動
    を定量するステップと;を含む方法。
  2. 【請求項2】 スピン−エコー信号の歳差運動周波数に
    対する定量値が下記の関係により得られたNMR信号デ
    ータ試料から決定され、 【数1】 ここに、M=1,2,3,4のときのfn(i)が、前
    記第1及び第2の対のスピン−エコー信号に対応する4
    つのNMR信号の歳差運動周波数を表わし;i=0,
    1,2 −−− N−2のときのiが、スピン−エコー
    NMR信号から得た所定数のデータ試料であるNを有す
    る特定のデータ試料を表わし;Su n及びS v nが、得られ
    た複合NMR信号データの実部及び虚部であり;U
    (i)及びV(i)(u(i)ドット及びv(i)ドッ
    トを意味する)が、それぞれu(i)及びv(i)の対
    応する時間導関数であり;△tが、得られたNMRのサ
    ンプリング率であり;そして、時間変化磁場勾配及び時
    間変化Bo振動に対する定量値が、下記の関係式によっ
    て決定され、 【数2】 ここに、fn(t)が、スピン−エコー信号の時間変化
    歳差運動周波数を表わし;△G(t)及び△B(t)
    が、それぞれ渦電流によって作り出された時間変化磁場
    勾配及び時間変化Bo振動であり、そしてγが適切な核
    種の磁気回転比値である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 スライス選択のため使用された加えた磁
    場勾配はまた、渦電流が評価される渦電流誘導勾配パル
    スとして役立ち、そして前記スライス選択スピン−エコ
    ーNMR信号が、前記磁場勾配の付加中に、他の選択1
    80°パルスに続く選択90°RFパルスを加えること
    によって発生される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記スピン−エコーNMR信号が、前記
    勾配パルスのスイッチング直後に得られ、且つEC−誘
    導磁場勾配及びBo振動の定量が望まれる所定の時間周
    期中に得られる、短い時定数の渦電流を評価するための
    請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記スピン−エコー信号の取得が、前記
    勾配パルスが異なる目標(ターゲット)値にスイッチさ
    れる前にスタートされ、且つ、勾配スイッチングの全遷
    移期間をカバーし続け、そして前記スピン−エコー信号
    が、勾配スイッチングの時間経過を特徴づけるのに使用
    される、勾配スイッチング時間経過を特徴づけるための
    請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記勾配パルスの終結後、発生されるN
    MR信号を作り出すMRIパルスシーケンスが使用さ
    れ、そしてNMR信号データ試料が、渦電流の定量が望
    まれる所定の時間周期に繰返し得られる、長い時定数の
    渦電流を評価するための請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記MRIシーケンスが、スライス選択
    フィールドエコーシーケンスである請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記MRIシーケンスが、スライス選択
    スピン−エコーシーケンスである請求項6に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記MRIシーケンスが、スライス選択
    スティミュレーテッドエコーシーケンスである請求項6
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 MRIシステムに関連した、プレエン
    ファシスネットワークの調整に応答するMRIシステム
    が、評価され、更に、 (i)EC誘導勾配パルスをスイッチオフした後、それ
    ぞれ時間変化EC誘導磁場勾配及びBo振動、△G
    (t)及び△B(t)を作り出すステップと; (ii)プレエンファシスネットワークのセッティング
    を変えるステップと; (iii)所定の回数ステップ(i)及び(ii)と繰
    返すステップと;プレエンファシスのセッティング変更
    に応答してMRIシステムを評価するためステップ
    (i)で発生されたEC勾配Bo振動の時間経過グラフ
    を比較するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 MR活性被験体が、MRIシステムの
    イメージングボリュームの中心に位置づけされ、そして
    測定方向に沿って整合され、MRIシステムが、静磁場
    内に勾配を誘導するため、静磁場Bo及び勾配磁場コイ
    ルを有している、磁気勾配スイッチング中に誘導される
    渦電流を評価するためのMRIシステムであって、 第1の勾配パルスを勾配磁場コイルに加え、そして磁場
    Boの中心から離れた前記測定方向に沿って対称的に離
    して置かれた2つのスライスに対応する第1の対のスピ
    ン−エコー信号試料を得るための手段と;第1の勾配パ
    ルスと反対の極性を有している第2の勾配パルスを勾配
    磁場コイルに加え、そして前記2つのスライスに対応す
    る第2の対のスピン−エコー信号試料を得るための手段
    と;得られたスピン−エコー信号の歳差運動周波数によ
    り、渦電流による磁場勾配及び/又は磁場振動を定量的
    に決定するための手段と、を含むMRIシステム。
  12. 【請求項12】 スピン−エコー信号の歳差運動のため
    の定量値が、下記の関係により得られたNMR信号デー
    タ試料から決定され、 【数3】 ここに、M=1,2,3,4のときのfn(i)が、前
    記第1及び第2の対のスピン−エコー信号に対応する4
    つのNMR信号の歳差運動周波数を表わし;i=0,
    1,2 −−− N−2のときのiが、スピン−エコー
    NMR信号から得た所定数のデータ試料であるNを有す
    る特定のデータ試料を表わし;Su n及びS v nが、得られ
    た複合NMR信号データの実部及び虚部であり;U
    (i)及びV(i)(u(i)ドット及びv(i)ドッ
    トを意味する)が、それぞれu(i)及びv(i)の対
    応する時間導関数であり;△tが、得られたNMRのサ
    ンプリング率であり;そして、時間変化磁場勾配及び時
    間変化Bo振動に対する定量値が、下記の関係式によっ
    て決定され、 【数4】 ここに、fn(t)が、スピン−エコー信号の時間変化
    歳差運動周波数を表わし;△G(t)及び△B(t)
    が、それぞれ渦電流によって作り出された時間変化磁場
    勾配及び時間変化Bo振動であり、そしてγが適切な核
    種の磁気回転比値である請求項11に記載のMRIシス
    テム。
  13. 【請求項13】 バックグランド静磁場Bo及び静磁場
    内にスイッチされた勾配を誘導するため、勾配磁場コイ
    ルを有しているMRIシステムにおいて、 (a)MRIシステム内にスイッチされた勾配によって
    誘導されるEC勾配及びBo振動のための定量値を決定
    するステップと; (b)シーケンス中に作り出された合成磁場が、渦電流
    を誘導したいかなる勾配スイッチングの結果に対しても
    適切に補償されるように、ステップ(a)で決定された
    EC勾配のための定量値に基づいた所定のMRIシーケ
    ンスの勾配パルス波形を予め歪ませるステップと; (c)安定なBo磁場を生ずるため、ステップ(a)で
    決定されたBo振動のための定量値に基づいて逆‐振動
    Bo磁場を作り出すステップとを含む、MRIシーケン
    ス中に作り出された渦電流(EC)効果及びBo振動を
    補償する方法。
  14. 【請求項14】 EC勾配及びBo振動のための定量値
    が、下記の2つの関係により決定され、 【数5】 ここに、fn(t)が、スピン−エコー信号の時間変化
    歳差運動周波数を表わし;△G(t)及び△B(t)
    が、それぞれ渦電流によって作り出されたEC勾配及び
    Bo振動であり;γが適切な核種の磁気回転比値であ
    り、そしてスピン−エコー信号の歳差運動周波数のため
    の定量値が、下記の関係により得られたNMR信号デー
    タ試料から決定され: 【数6】 ここに、M=1,2,3,4のときのfn(i)が、前
    記第1及び第2の対のスピン−エコー信号に対応する4
    つのNMR信号の歳差運動周波数を表わし;i=0,
    1,2 −−− N−2のときのiが、スピン−エコー
    NMR信号から得た所定数のデータ試料であるNを有す
    る特定のデータ試料を表わし;Su n及びS v nが、得られ
    た複合NMR信号データの実部及び虚部であり;U
    (i)及びV(i)(u(i)ドット及びv(i)ドッ
    トを意味する)が、それぞれu(i)及びv(i)の対
    応する時間導関数であり;△tが、得られたNMRのサ
    ンプリング率である、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 バックグランド静磁場Bo及び静磁場
    内にスイッチした勾配を誘導するため、勾配磁場コイル
    を有しているMRIシステムにおいて、 (a)MR活性被検体をMRIシステムのイメージング
    ボリュームの中心に置き、そして測定方向にそってその
    被検体を整合するステップと; (b)第1の勾配パルスを勾配磁場コイルに加え、そし
    て磁場Boの中心から離れて前記測定方向に沿って、対
    称に離して置かれた2つのスライスに対応する第1の対
    のスピン−エコーNMR信号から信号データ試料を得る
    ステップと; (c)第1の勾配パルスと反対の極性を有している第2
    の勾配パルスを勾配磁場コイルに加え、そしてステップ
    (b)のスライスに対応する第2の対のスピン−エコー
    NMR信号から信号データ試料を得るステップと; (d)前記第1及び第2の対のスピン−エコーNMR信
    号の各スピン−エコー信号の得られた信号データ試料か
    ら、4つの歳差運動周波数f−fを決定するステッ
    プと; (e)下記の関係により、ステップ(d)で決定された
    歳差運動周波数から、バックグランド勾配Gz(Gz
    バーを意味する)を定量するステップと 【数7】 を含むバックグランド静磁場勾配を定量するための方
    法。
  16. 【請求項16】 スピン−エコー信号の歳差運動周波数
    に対する定量値が、下記の関係により得られたNMR信
    号データ試料から決定される請求項15に記載の方法。 【数8】 ここに、M=1,2,3,4のときのfn(i)が、前
    記第1及び第2の対のスピン−エコー信号に対応する4
    つのNMR信号の歳差運動周波数を表わし;i=0,
    1,2 −−− N−2のときのiが、スピン−エコー
    NMR信号から得た所定数のデータ試料であるNを有す
    る特定のデータ試料を表わし;Su n及びS v nが、得られ
    た複合NMR信号データの実部及び虚部であり;U
    (i)及びV(i)(u(i)ドット及びv(i)ドッ
    トを意味する)が、それぞれu(i)及びv(i)の対
    応する時間導関数であり;△tが、得られたNMRのサ
    ンプリング率である。
  17. 【請求項17】 EC測定及び/又はMRIシーケンス
    中に生ずる大きなバックグランド静磁場勾配を評価し、
    そして補償するための方法であって、 (a)Bo磁場の不均一性によりEC測定域内にあるい
    かなるバックブランド磁場勾配、及びMRI装置内のい
    かなる他の静磁場勾配の定量値をも決定するステップ
    と; (b)バックグランド磁場勾配及び他の静磁場勾配に対
    応する方向に沿って同じマグニチュードの小さい反対の
    磁場勾配を加えるステップとを含む方法。
  18. 【請求項18】 非対称MRIパルスシーケンスがNM
    R信号を得るために使用され、そしてバックグランド静
    磁場勾配に対する定量値が、下記の2つの関係式によっ
    て決定され、 【数9】 ここに、ρ(Z)が、選択したラインのスピン分布であ
    り;Gz(Gzバーを意味する)が、測定又は読み出
    し方向(この場合には“Z”軸線と呼ばれる)に沿った
    静バックグランド磁場勾配であり;φ0(Z)は、読み
    出し勾配の整調誤りによる誤差からの位相コントリビュ
    ーションであり、そして、信号位相が下記の2つの関係
    式により読み出し方向に沿った空間位置の関数であり; 【数10】 そしてバックグランド磁場勾配が、下記の関係により信
    号位相から決定され; 【数11】 ここに、ФおよびФ(φドットおよびφドット
    を意味する)は、選択した読み出し方向に沿った信号位
    相の空間的導関数であり;そして△Tは、スピン−エコ
    ー位置からのASE信号の時間シフト量である、請求項
    17に記載の方法。
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