JP2001258839A - 内視鏡用洗浄ブラシ - Google Patents
内視鏡用洗浄ブラシInfo
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/12—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
- A61B1/121—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use
- A61B1/122—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements provided with means for cleaning post-use using cleaning tools, e.g. brushes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の内視鏡用洗浄ブラシは、まず、ブラシ
毛が取り付けられた可撓性線状体の一端部を、管路の入
口から管路内に挿入し管路の出口から突出させ、次に、
線状体の両端部に設けられた連結具同士を連結すること
により、内視鏡用洗浄ブラシをループ状にし、次いで、
このループ状の内視鏡用洗浄ブラシを一方向のみに連続
して周回移動させ、ブラシ毛による管路洗浄を行うこと
により、管路を確実に洗浄することができる内視鏡用洗
浄ブラシを提供する 【解決手段】本発明の内視鏡用洗浄ブラシ５０は、ブラ
シ毛６２が取り付けられた可撓性線状体５２の一端部
を、処置具挿通口２６から処置具挿通チャンネル３０内
に挿入し処置具挿通チャンネル出口２８から突出させ
る。次に、連結具５６、５８同士を連結し、内視鏡用洗
浄ブラシ５０をループ状にする。次いで、ループ状の内
視鏡用洗浄ブラシ５０を一方向に周回移動させ、ブラシ
毛６２による処置具挿通チャンネル３０の洗浄を行う。
毛が取り付けられた可撓性線状体の一端部を、管路の入
口から管路内に挿入し管路の出口から突出させ、次に、
線状体の両端部に設けられた連結具同士を連結すること
により、内視鏡用洗浄ブラシをループ状にし、次いで、
このループ状の内視鏡用洗浄ブラシを一方向のみに連続
して周回移動させ、ブラシ毛による管路洗浄を行うこと
により、管路を確実に洗浄することができる内視鏡用洗
浄ブラシを提供する 【解決手段】本発明の内視鏡用洗浄ブラシ５０は、ブラ
シ毛６２が取り付けられた可撓性線状体５２の一端部
を、処置具挿通口２６から処置具挿通チャンネル３０内
に挿入し処置具挿通チャンネル出口２８から突出させ
る。次に、連結具５６、５８同士を連結し、内視鏡用洗
浄ブラシ５０をループ状にする。次いで、ループ状の内
視鏡用洗浄ブラシ５０を一方向に周回移動させ、ブラシ
毛６２による処置具挿通チャンネル３０の洗浄を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡内部に配設
された処置具挿入用の管路、送気・送水管路等の管路を
ブラッシングによって洗浄する内視鏡用洗浄ブラシに関
する。
された処置具挿入用の管路、送気・送水管路等の管路を
ブラッシングによって洗浄する内視鏡用洗浄ブラシに関
する。
【０００２】
【従来の技術】内視鏡の内部には、鉗子等の処置具を挿
入する管路や送気・送水管路等の管路が配設されてお
り、これらの管路は内視鏡の使用後に内視鏡用洗浄ブラ
シによってブラッシングにより洗浄される。
入する管路や送気・送水管路等の管路が配設されてお
り、これらの管路は内視鏡の使用後に内視鏡用洗浄ブラ
シによってブラッシングにより洗浄される。
【０００３】特開平６−１５４１６４号公報等に開示さ
れた内視鏡用洗浄ブラシは、密着コイルばねの先端にブ
ラシ部が設けられて構成されている。かかる内視鏡用洗
浄ブラシによれば、前記ブラシ部を管路の入口から管路
の出口まで挿入し、そして、密着コイルばねでブラシ部
を挿抜動作させることにより、管路の内面をブラッシン
グによって洗浄している。また、従来の内視鏡用洗浄ブ
ラシには、前記密着コイルばねに代えてワイヤを使用し
たものもある（特開平１１−１６９３３４号公報）。
れた内視鏡用洗浄ブラシは、密着コイルばねの先端にブ
ラシ部が設けられて構成されている。かかる内視鏡用洗
浄ブラシによれば、前記ブラシ部を管路の入口から管路
の出口まで挿入し、そして、密着コイルばねでブラシ部
を挿抜動作させることにより、管路の内面をブラッシン
グによって洗浄している。また、従来の内視鏡用洗浄ブ
ラシには、前記密着コイルばねに代えてワイヤを使用し
たものもある（特開平１１−１６９３３４号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡用洗浄ブラシは、ブラシ部を管路に対し挿抜させ
て管路を洗浄するものなので、ブラシ部の挿入動作時に
除去した異物が、ブラシ部の引き抜き動作時に管路内に
取り残される場合があり、管路を確実に洗浄することが
できないという欠点があった。また、内視鏡の種類によ
り管路長が異なるため、管路長に応じた内視鏡用洗浄ブ
ラシを用意しなければならず、管路長と内視鏡用洗浄ブ
ラシの全体長が合わないと、洗浄作業が難しくなるとい
う欠点があった。
内視鏡用洗浄ブラシは、ブラシ部を管路に対し挿抜させ
て管路を洗浄するものなので、ブラシ部の挿入動作時に
除去した異物が、ブラシ部の引き抜き動作時に管路内に
取り残される場合があり、管路を確実に洗浄することが
できないという欠点があった。また、内視鏡の種類によ
り管路長が異なるため、管路長に応じた内視鏡用洗浄ブ
ラシを用意しなければならず、管路長と内視鏡用洗浄ブ
ラシの全体長が合わないと、洗浄作業が難しくなるとい
う欠点があった。
【０００５】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、内視鏡内部に配設された管路を確実に洗浄する
ことができ、洗浄作業を容易に行うことができる内視鏡
用洗浄ブラシを提供することを目的とする。
もので、内視鏡内部に配設された管路を確実に洗浄する
ことができ、洗浄作業を容易に行うことができる内視鏡
用洗浄ブラシを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内視鏡内部に配設された管路に挿入され
て該管路を洗浄する内視鏡用洗浄ブラシにおいて、前記
内視鏡用洗浄ブラシは、ブラシ毛が取り付けられた可撓
性線状体と、該線状体の両端部に設けられるとともに該
線状体をループ状に連結可能な連結具とから構成され、
該連結具は前記管路に挿入可能な大きさに形成されてい
ることを特徴とする。
成するために、内視鏡内部に配設された管路に挿入され
て該管路を洗浄する内視鏡用洗浄ブラシにおいて、前記
内視鏡用洗浄ブラシは、ブラシ毛が取り付けられた可撓
性線状体と、該線状体の両端部に設けられるとともに該
線状体をループ状に連結可能な連結具とから構成され、
該連結具は前記管路に挿入可能な大きさに形成されてい
ることを特徴とする。
【０００７】請求項１に記載の内視鏡用洗浄ブラシを使
用した管路洗浄方法によれば、まず、ブラシ毛が取り付
けられた可撓性線状体の一端部を、管路の入口から管路
内に挿入し管路の出口から突出させる。次に、線状体の
両端部に設けられた連結具同士を連結し、内視鏡用洗浄
ブラシをループ状にする。次いで、このループ状の内視
鏡用洗浄ブラシを一方向のみに連続して周回移動させ、
前記ブラシ毛による管路洗浄を開始する。この時、前記
連結具は、管路に挿入可能な大きさに形成されているの
で、ループ状の内視鏡用洗浄ブラシは、管路に引っ掛か
ることなく周回移動する。この周回移動によって管路内
の異物は、内視鏡用洗浄ブラシの周回移動方向に掃き出
されていき、管路の出口又は入口から排出される。した
がって、本発明によれば、管路に異物が残留せず、管路
を確実に洗浄することができる。
用した管路洗浄方法によれば、まず、ブラシ毛が取り付
けられた可撓性線状体の一端部を、管路の入口から管路
内に挿入し管路の出口から突出させる。次に、線状体の
両端部に設けられた連結具同士を連結し、内視鏡用洗浄
ブラシをループ状にする。次いで、このループ状の内視
鏡用洗浄ブラシを一方向のみに連続して周回移動させ、
前記ブラシ毛による管路洗浄を開始する。この時、前記
連結具は、管路に挿入可能な大きさに形成されているの
で、ループ状の内視鏡用洗浄ブラシは、管路に引っ掛か
ることなく周回移動する。この周回移動によって管路内
の異物は、内視鏡用洗浄ブラシの周回移動方向に掃き出
されていき、管路の出口又は入口から排出される。した
がって、本発明によれば、管路に異物が残留せず、管路
を確実に洗浄することができる。
【０００８】本発明の内視鏡用洗浄ブラシを複数本用意
し、これらの内視鏡用洗浄ブラシを前記連結具を利用し
て接続すると、内視鏡用洗浄ブラシの全体長を２倍、３
倍…と長くすることができる。よって、管路長に応じて
連結する本数を選択すれば、最適な長さの内視鏡用洗浄
ブラシで洗浄作業を容易に実施できる。これに対して、
１本の内視鏡用洗浄ブラシで、如何なる長さの管路でも
洗浄できるようにするには、１本の内視鏡用洗浄ブラシ
の長さをかなり長くする必要がある。このような長尺の
内視鏡用洗浄ブラシを使用して、短めの管路を洗浄する
と、内視鏡用洗浄ブラシの大部分が邪魔になり、洗浄作
業がし難くなるという欠点がある。本発明の内視鏡用洗
浄ブラシを使用すれば、上記欠点を解消することがで
き、洗浄作業が容易になる。
し、これらの内視鏡用洗浄ブラシを前記連結具を利用し
て接続すると、内視鏡用洗浄ブラシの全体長を２倍、３
倍…と長くすることができる。よって、管路長に応じて
連結する本数を選択すれば、最適な長さの内視鏡用洗浄
ブラシで洗浄作業を容易に実施できる。これに対して、
１本の内視鏡用洗浄ブラシで、如何なる長さの管路でも
洗浄できるようにするには、１本の内視鏡用洗浄ブラシ
の長さをかなり長くする必要がある。このような長尺の
内視鏡用洗浄ブラシを使用して、短めの管路を洗浄する
と、内視鏡用洗浄ブラシの大部分が邪魔になり、洗浄作
業がし難くなるという欠点がある。本発明の内視鏡用洗
浄ブラシを使用すれば、上記欠点を解消することがで
き、洗浄作業が容易になる。
【０００９】ところで、ブラシ毛による洗浄力を向上さ
せるためには、ブラシ毛を線状体の全長に亘って密に設
けることが好ましい。しかし、このようにブラシ毛を密
に設けると、ブラシ毛の剛性が大きくなるので、線状体
の可撓性が損なわれ、線状体をループ状に曲げることが
できなくなるという問題が生じる。
せるためには、ブラシ毛を線状体の全長に亘って密に設
けることが好ましい。しかし、このようにブラシ毛を密
に設けると、ブラシ毛の剛性が大きくなるので、線状体
の可撓性が損なわれ、線状体をループ状に曲げることが
できなくなるという問題が生じる。
【００１０】そこで、請求項２に記載の内視鏡用洗浄ブ
ラシは、複数本のブラシ毛からなるブラシ部を、線状体
の軸方向に所定の間隔をもって複数設けることにより構
成した。これにより、本発明によれば、線状体の可撓性
を損なうことなく、ブラシ毛による洗浄力を最大限に発
揮させることができる。
ラシは、複数本のブラシ毛からなるブラシ部を、線状体
の軸方向に所定の間隔をもって複数設けることにより構
成した。これにより、本発明によれば、線状体の可撓性
を損なうことなく、ブラシ毛による洗浄力を最大限に発
揮させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡用洗浄ブラシの好ましい実施の形態について詳
述する。
る内視鏡用洗浄ブラシの好ましい実施の形態について詳
述する。
【００１２】図１は、実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ
で洗浄される内視鏡１０を示している。同図に示す内視
鏡１０は手元操作部１２、及び手元操作部１２の先端ジ
ョイント１４に接続された挿入部１６等を有している。
挿入部１６は、軟性部１８、湾曲部２０、及び先端硬質
部２２から構成され、湾曲部２０は軟性部１８内に挿通
された図示しないアングル操作用ワイヤを介して、手元
操作部１２に設けられた一対のアングル操作ツマミ２
４、２４に連結されている。したがって、アングル操作
ツマミ２４、２４が術者によって回動操作されると、湾
曲部２０が湾曲操作され、先端硬質部２２が所望の方向
に向けられる。符号２６は、処置具挿通口であり、この
処置具挿通口２６を介して生検鉗子、高周波スネア等の
処置具が挿入部１６に挿入される。
で洗浄される内視鏡１０を示している。同図に示す内視
鏡１０は手元操作部１２、及び手元操作部１２の先端ジ
ョイント１４に接続された挿入部１６等を有している。
挿入部１６は、軟性部１８、湾曲部２０、及び先端硬質
部２２から構成され、湾曲部２０は軟性部１８内に挿通
された図示しないアングル操作用ワイヤを介して、手元
操作部１２に設けられた一対のアングル操作ツマミ２
４、２４に連結されている。したがって、アングル操作
ツマミ２４、２４が術者によって回動操作されると、湾
曲部２０が湾曲操作され、先端硬質部２２が所望の方向
に向けられる。符号２６は、処置具挿通口であり、この
処置具挿通口２６を介して生検鉗子、高周波スネア等の
処置具が挿入部１６に挿入される。
【００１３】先端硬質部２２の端面には、図２に示すよ
うに処置具挿通チャンネル出口２８が形成されている。
この処置具挿通チャンネル出口２８は、処置具挿通チャ
ンネル（管路）３０を介して処置具挿通口２６に連結さ
れている。したがって、処置具挿通口２６に挿入された
処置具は、処置具挿通チャンネル３０を介して処置具挿
通チャンネル出口２８に導かれ、処置具挿通チャンネル
出口２８から突出されて使用される。
うに処置具挿通チャンネル出口２８が形成されている。
この処置具挿通チャンネル出口２８は、処置具挿通チャ
ンネル（管路）３０を介して処置具挿通口２６に連結さ
れている。したがって、処置具挿通口２６に挿入された
処置具は、処置具挿通チャンネル３０を介して処置具挿
通チャンネル出口２８に導かれ、処置具挿通チャンネル
出口２８から突出されて使用される。
【００１４】処置具挿通チャンネル出口２８の近傍に
は、不図示の送気・送水口、対物レンズ、及び照明用レ
ンズ等が設けられている。前記対物レンズによって結像
された被観察体像は、図示しない撮像素子で撮像され画
像信号に変換される。そして、電気コネクタ３２が接続
された不図示のプロセッサ装置によって信号処理され、
モニタ（不図示）に表示される。
は、不図示の送気・送水口、対物レンズ、及び照明用レ
ンズ等が設けられている。前記対物レンズによって結像
された被観察体像は、図示しない撮像素子で撮像され画
像信号に変換される。そして、電気コネクタ３２が接続
された不図示のプロセッサ装置によって信号処理され、
モニタ（不図示）に表示される。
【００１５】また、前記照明用レンズの後方には、図示
しないライトガイドが設けられている。このライトガイ
ドは湾曲部２０、軟性部１８、手元操作部１２、及び軟
性ケーブル３４に挿通され、この軟性ケーブル３４に連
結されたライトガイドコネクタ３６のライトガイド棒３
８に接続されている。このライトガイド棒３８が不図示
の光源装置に接続されると、光源装置からの光がライト
ガイドを介して照明用レンズから被写体に向けて出射さ
れる。
しないライトガイドが設けられている。このライトガイ
ドは湾曲部２０、軟性部１８、手元操作部１２、及び軟
性ケーブル３４に挿通され、この軟性ケーブル３４に連
結されたライトガイドコネクタ３６のライトガイド棒３
８に接続されている。このライトガイド棒３８が不図示
の光源装置に接続されると、光源装置からの光がライト
ガイドを介して照明用レンズから被写体に向けて出射さ
れる。
【００１６】更に、手元操作部１２には、送気・送水バ
ルブ４０が設けられ、この送気・送水バルブ４０に隣接
して吸引バルブ４２、及びシャッタボタン４４が並設さ
れている。
ルブ４０が設けられ、この送気・送水バルブ４０に隣接
して吸引バルブ４２、及びシャッタボタン４４が並設さ
れている。
【００１７】図３は、実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ
５０を示している。同図に示す洗浄ブラシ５０は線状体
５２、ブラシ部５４、連結具５６、５８等から構成され
る。線状体５２は、図４に示すように可撓性を有する２
本の軸線部材（ワイヤ）６０、６０を縒ることによって
構成される。また、ブラシ部５４は、多数本のブラシ毛
６２、６２…によって形成されるとともに、２本の軸線
部材６０、６０を縒る際に、軸線部材６０、６０間の隙
間にブラシ毛６２、６２…が挿入され、この状態で縒ら
れることにより、線状体５２の軸方向に所定の間隔Ｓを
もって複数設けられる。
５０を示している。同図に示す洗浄ブラシ５０は線状体
５２、ブラシ部５４、連結具５６、５８等から構成され
る。線状体５２は、図４に示すように可撓性を有する２
本の軸線部材（ワイヤ）６０、６０を縒ることによって
構成される。また、ブラシ部５４は、多数本のブラシ毛
６２、６２…によって形成されるとともに、２本の軸線
部材６０、６０を縒る際に、軸線部材６０、６０間の隙
間にブラシ毛６２、６２…が挿入され、この状態で縒ら
れることにより、線状体５２の軸方向に所定の間隔Ｓを
もって複数設けられる。
【００１８】また、線状体５２の図３上左端部には、ジ
ョイント６４を介して前記連結具５６が接続されてい
る。更に、線状体５２の図３上右端部には、ジョイント
６６を介して前記連結具５８が接続されている。連結具
５６、５８は、各々が連結するように構成されており、
本実施の形態の連結具５６は図５の如く小球体６８、６
８…をワイヤ７０で連結して構成された連結具であり、
一方、連結具５８は小球体６８が嵌入される孔部７２と
ワイヤ７０が挿通されるスリット７４とが連通された連
結具である。したがって、図５の如く連結具５８の孔部
７２に、連結具５６の小球体６８を嵌入すると、連結部
５６、５８同士が連結される。この時、内視鏡用洗浄ブ
ラシ５０は、ループ状になっている。また、ブラシ毛６
２の長さは、処置具挿通チャンネル３０の内径よりも若
干長めに形成され、ブラシ毛６２の端部が処置具挿通チ
ャンネル３０の内面に常に接触するようになっている。
更に、連結具５６、５８及びジョイント６４、６６の径
は処置具挿通チャンネル３０の内径よりも小さく形成さ
れ、連結具５６、５８及びジョイント６４、６６が処置
具挿通チャンネル３０の内面に接触しないようになって
いる。
ョイント６４を介して前記連結具５６が接続されてい
る。更に、線状体５２の図３上右端部には、ジョイント
６６を介して前記連結具５８が接続されている。連結具
５６、５８は、各々が連結するように構成されており、
本実施の形態の連結具５６は図５の如く小球体６８、６
８…をワイヤ７０で連結して構成された連結具であり、
一方、連結具５８は小球体６８が嵌入される孔部７２と
ワイヤ７０が挿通されるスリット７４とが連通された連
結具である。したがって、図５の如く連結具５８の孔部
７２に、連結具５６の小球体６８を嵌入すると、連結部
５６、５８同士が連結される。この時、内視鏡用洗浄ブ
ラシ５０は、ループ状になっている。また、ブラシ毛６
２の長さは、処置具挿通チャンネル３０の内径よりも若
干長めに形成され、ブラシ毛６２の端部が処置具挿通チ
ャンネル３０の内面に常に接触するようになっている。
更に、連結具５６、５８及びジョイント６４、６６の径
は処置具挿通チャンネル３０の内径よりも小さく形成さ
れ、連結具５６、５８及びジョイント６４、６６が処置
具挿通チャンネル３０の内面に接触しないようになって
いる。
【００１９】次に、前記の如く構成された内視鏡用洗浄
ブラシ５０による処置具挿通チャンネル３０の洗浄方法
について説明する。
ブラシ５０による処置具挿通チャンネル３０の洗浄方法
について説明する。
【００２０】まず、図３に示した内視鏡用洗浄ブラシ５
０の図３上右端部（連結具５８側端部）を、図２の処置
具挿通口２６から処置具挿通チャンネル３０内に挿入
し、処置具挿通チャンネル出口２８から突出させる。次
に、処置具挿通チャンネル出口２８から突出した内視鏡
用洗浄ブラシ５０の連結具５８と、内視鏡用洗浄ブラシ
５０の図３上左端部に設けた連結具５６とを連結し、内
視鏡用洗浄ブラシ５０を図６の如くループ状にする。次
いで、このループ状の内視鏡用洗浄ブラシ５０を、図６
上矢印Ａ方向のみに連続して周回移動させ、ブラシ部５
４、５４…による管路洗浄を開始する。この時、前記連
結具５６、５８及びジョイント６４、６６は、処置具挿
通チャンネル３０に挿入可能な大きさに形成されている
ので、ループ状の内視鏡用洗浄ブラシ５０は、処置具挿
通チャンネル３０に引っ掛かることなく周回移動する。
０の図３上右端部（連結具５８側端部）を、図２の処置
具挿通口２６から処置具挿通チャンネル３０内に挿入
し、処置具挿通チャンネル出口２８から突出させる。次
に、処置具挿通チャンネル出口２８から突出した内視鏡
用洗浄ブラシ５０の連結具５８と、内視鏡用洗浄ブラシ
５０の図３上左端部に設けた連結具５６とを連結し、内
視鏡用洗浄ブラシ５０を図６の如くループ状にする。次
いで、このループ状の内視鏡用洗浄ブラシ５０を、図６
上矢印Ａ方向のみに連続して周回移動させ、ブラシ部５
４、５４…による管路洗浄を開始する。この時、前記連
結具５６、５８及びジョイント６４、６６は、処置具挿
通チャンネル３０に挿入可能な大きさに形成されている
ので、ループ状の内視鏡用洗浄ブラシ５０は、処置具挿
通チャンネル３０に引っ掛かることなく周回移動する。
【００２１】この周回移動によって処置具挿通チャンネ
ル３０内に付着した異物は、内視鏡用洗浄ブラシ５０の
周回移動方向（処置具挿通口２６から処置具挿通チャン
ネル出口２８方向）に掃き出されていき、処置具挿通チ
ャンネル出口２８から外部に排出される。したがって、
本実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ５０によれば、挿抜
動作ではなく一方向の移動動作によって処置具挿通チャ
ンネル３０を洗浄できるので、処置具挿通チャンネル３
０に異物は残留せず、処置具挿通チャンネル３０を確実
に洗浄することができる。内視鏡用洗浄ブラシ５０によ
る処置具挿通チャンネル３０の洗浄時には、洗浄水が溜
められた洗浄槽内に、内視鏡１０と一緒に内視鏡用洗浄
ブラシ５０を浸漬させて実施することが好ましい。
ル３０内に付着した異物は、内視鏡用洗浄ブラシ５０の
周回移動方向（処置具挿通口２６から処置具挿通チャン
ネル出口２８方向）に掃き出されていき、処置具挿通チ
ャンネル出口２８から外部に排出される。したがって、
本実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ５０によれば、挿抜
動作ではなく一方向の移動動作によって処置具挿通チャ
ンネル３０を洗浄できるので、処置具挿通チャンネル３
０に異物は残留せず、処置具挿通チャンネル３０を確実
に洗浄することができる。内視鏡用洗浄ブラシ５０によ
る処置具挿通チャンネル３０の洗浄時には、洗浄水が溜
められた洗浄槽内に、内視鏡１０と一緒に内視鏡用洗浄
ブラシ５０を浸漬させて実施することが好ましい。
【００２２】また、本実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ
５０は、複数本のブラシ毛６２、６２…からなるブラシ
部５４を、線状体５２の軸方向に所定の間隔Ｓをもって
複数設けることで構成したので、線状体５２の可撓性を
損なうことなく、ブラシ毛６２、６２…による洗浄力を
最大限に発揮させることができる。
５０は、複数本のブラシ毛６２、６２…からなるブラシ
部５４を、線状体５２の軸方向に所定の間隔Ｓをもって
複数設けることで構成したので、線状体５２の可撓性を
損なうことなく、ブラシ毛６２、６２…による洗浄力を
最大限に発揮させることができる。
【００２３】更に、本実施の形態の内視鏡用洗浄ブラシ
５０は、図７に示すように、複数本の内視鏡用洗浄ブラ
シ５０、５０…を前記連結具５６、５８を利用して接続
すると、内視鏡用洗浄ブラシの全体長を長くすることが
できるので、１本の内視鏡用洗浄ブラシ５０よりも管路
長が長い場合でも使用することができる。要するに、複
数本の内視鏡用洗浄ブラシ５０、５０…を連結すること
により、内視鏡の管路長に応じた長さの内視鏡用洗浄ブ
ラシを提供できる。
５０は、図７に示すように、複数本の内視鏡用洗浄ブラ
シ５０、５０…を前記連結具５６、５８を利用して接続
すると、内視鏡用洗浄ブラシの全体長を長くすることが
できるので、１本の内視鏡用洗浄ブラシ５０よりも管路
長が長い場合でも使用することができる。要するに、複
数本の内視鏡用洗浄ブラシ５０、５０…を連結すること
により、内視鏡の管路長に応じた長さの内視鏡用洗浄ブ
ラシを提供できる。
【００２４】なお、本実施の形態では、内視鏡用洗浄ブ
ラシ５０が洗浄する管路として処置具挿入用の処置具挿
通チャンネル３０を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、送気・送水管路、吸引用管路でも内視鏡用洗
浄ブラシ５０によって洗浄できる。
ラシ５０が洗浄する管路として処置具挿入用の処置具挿
通チャンネル３０を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、送気・送水管路、吸引用管路でも内視鏡用洗
浄ブラシ５０によって洗浄できる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
用洗浄ブラシによれば、可撓性線状体の両端部に設けら
れた連結具同士を連結することにより、内視鏡用洗浄ブ
ラシをループ状にし、ループ状にした内視鏡用洗浄ブラ
シを一方向のみに周回移動させて管路を洗浄するように
したので、管路を確実に洗浄することができる。
用洗浄ブラシによれば、可撓性線状体の両端部に設けら
れた連結具同士を連結することにより、内視鏡用洗浄ブ
ラシをループ状にし、ループ状にした内視鏡用洗浄ブラ
シを一方向のみに周回移動させて管路を洗浄するように
したので、管路を確実に洗浄することができる。
【００２６】また、本発明の内視鏡用洗浄ブラシによれ
ば、複数本のブラシ毛からなるブラシ部を、線状体の軸
方向に所定の間隔をもって複数設けたので、線状体の可
撓性を損なうことなく、ブラシ毛による洗浄力を最大限
に発揮させることができる。
ば、複数本のブラシ毛からなるブラシ部を、線状体の軸
方向に所定の間隔をもって複数設けたので、線状体の可
撓性を損なうことなく、ブラシ毛による洗浄力を最大限
に発揮させることができる。
【図１】内視鏡の全体構成図
【図２】内視鏡に配設された管路を示す模式図
【図３】内視鏡用洗浄ブラシの全体図
【図４】内視鏡用洗浄ブラシの端部構造を示す拡大図
【図５】内視鏡用洗浄ブラシの連結具同士が連結した状
態を示す拡大斜視図
態を示す拡大斜視図
【図６】内視鏡用洗浄ブラシを使用した内視鏡の洗浄状
況を示す説明図
況を示す説明図
【図７】内視鏡用洗浄ブラシを複数本連結させる場合を
示す説明図
示す説明図
１０…内視鏡、１２…手元操作部、１６…挿入部、２６
…処置具挿通口、２８…処置具挿通チャンネル出口、３
０…処置具挿通チャンネル、５０…内視鏡用洗浄ブラ
シ、５２…線状体、５４…ブラシ部、５６、５８…連結
具、６０…軸線部材、６２…ブラシ毛
…処置具挿通口、２８…処置具挿通チャンネル出口、３
０…処置具挿通チャンネル、５０…内視鏡用洗浄ブラ
シ、５２…線状体、５４…ブラシ部、５６、５８…連結
具、６０…軸線部材、６２…ブラシ毛
Claims (2)
- 【請求項１】 内視鏡内部に配設された管路に挿入され
て該管路を洗浄する内視鏡用洗浄ブラシにおいて、 前記内視鏡用洗浄ブラシは、ブラシ毛が取り付けられた
可撓性線状体と、該線状体の両端部に設けられるととも
に該線状体をループ状に連結可能な連結具とから構成さ
れ、該連結具は前記管路に挿入可能な大きさに形成され
ていることを特徴とする内視鏡用洗浄ブラシ。 - 【請求項２】 複数本の前記ブラシ毛からなるブラシ部
が、前記線状体の軸方向に所定の間隔をもって複数設け
られていることを特徴とする請求項１に記載の内視鏡用
洗浄ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082371A JP2001258839A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 内視鏡用洗浄ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082371A JP2001258839A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 内視鏡用洗浄ブラシ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001258839A true JP2001258839A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18599188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000082371A Pending JP2001258839A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 内視鏡用洗浄ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001258839A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006187556A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Pentax Corp | 内視鏡用掃除ブラシ |
| KR20180131189A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | 한국생산기술연구원 | 와이어를 이용한 기저귀컵 세척장치 및 이를 수용하는 세척하우징 |
| WO2020014382A1 (en) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | United States Endoscopy Group, Inc. | Endoscope cleaning device |
| JP7508738B2 (ja) | 2018-07-10 | 2024-07-02 | ユナイテッド ステイツ エンドスコピー グループ，インコーポレイテッド | 内視鏡洗浄装置 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082371A patent/JP2001258839A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006187556A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Pentax Corp | 内視鏡用掃除ブラシ |
| KR20180131189A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | 한국생산기술연구원 | 와이어를 이용한 기저귀컵 세척장치 및 이를 수용하는 세척하우징 |
| KR101977306B1 (ko) | 2017-05-31 | 2019-05-10 | 한국생산기술연구원 | 와이어를 이용한 기저귀컵 세척장치 및 이를 수용하는 세척하우징 |
| WO2020014382A1 (en) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | United States Endoscopy Group, Inc. | Endoscope cleaning device |
| JP2021531082A (ja) * | 2018-07-10 | 2021-11-18 | ユナイテッド ステイツ エンドスコピー グループ，インコーポレイテッド | 内視鏡洗浄装置 |
| JP7508738B2 (ja) | 2018-07-10 | 2024-07-02 | ユナイテッド ステイツ エンドスコピー グループ，インコーポレイテッド | 内視鏡洗浄装置 |
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