JP2001257152A - 現像方法及び現像装置 - Google Patents

現像方法及び現像装置

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JP2001257152A
JP2001257152A JP2000068121A JP2000068121A JP2001257152A JP 2001257152 A JP2001257152 A JP 2001257152A JP 2000068121 A JP2000068121 A JP 2000068121A JP 2000068121 A JP2000068121 A JP 2000068121A JP 2001257152 A JP2001257152 A JP 2001257152A
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wafer
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resist
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JP2000068121A
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Takayuki Toshima
孝之 戸島
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハ面内のレジストパターン膜の線幅均一
性を向上させる現像処理方法及び現像処理装置を提供す
る。 【解決手段】 現像処理時、現像液と現像液より比重の
小さい溶液とが撹拌されてなる混合液を基板表面に供給
し、一定時間放置する。混合液が、下層が現像液、上層
が溶液の2層に分離された後、現像が基板の面全体で一
括的に進行する。これにより、基板面内で現像開始時の
時間差が生じず、均一に現像することができ、基板面内
のレジストパターン膜の線幅均一性を向上させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の基板上に形成されたレジスト膜を所
定パターンに露光した後、露光パターンを現像する現像
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程のための塗布・現像処
理システムにおいては、半導体ウエハの表面にレジスト
膜を形成するレジスト塗布処理と、レジスト塗布後の半
導体ウエハに対して露光処理を行った後に当該ウエハを
現像する現像処理とが行われている。
【0003】この現像処理においては、所定のパターン
が露光されポストエクスポージャーベーク処理および冷
却処理されたウエハが現像処理ユニットに搬入され、ス
ピンチャックに装着される。現像液供給ノズルから現像
液が供給されて、半導体ウエハの全面に例えば1mmの
厚みになるように塗布(液盛り)され、現像液パドルが
形成される。この現像液パドルが形成された状態で所定
時間静止されて、自然対流により現像処理が進行する。
その後、半導体ウエハがスピンチャックにより回転され
て現像液が振り切られ、次いで、洗浄液供給ノズルから
リンス液が吐出されてウエハ上に残存する現像液が洗い
流される。その後、スピンチャックが高速で回転され、
半導体ウエハ上に残存する現像液およびリンス液が吹き
飛ばされてウエハが乾燥される。これにより、一連の現
像処理が終了され、レジストパターン膜が形成される。
【0004】この現像処理において現像液パドルを形成
する際には、現像液を半導体ウエハの全面に塗布するた
めに、種々の形状のノズルを用い、ノズルから現像液を
吐出させながら、ウエハを回転させたり、ノズルをスキ
ャンさせたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の現像方法の場合には、半導体ウエハ上に
現像液パドルを形成する際に、現像液液盛りの時間、現
像液供給の際のインパクト、現像液の置換スピード等が
どうしても半導体ウエハ上でばらつくため、レジストパ
ターン膜の線幅の均一性を得ることが困難である。ま
た、液盛り時の気泡の巻き込み等により欠陥が発生しや
すい。
【0006】近年、デバイスが64Mビットから256
Mビットへと高集積化するに伴い、回路パターンの微細
化の要求が益々高まっており、最小線幅が0.2μm以
下の超サブミクロン領域に達しようとしており、その要
求に対応すべく微細加工が可能なレジストとして化学増
幅型が用いられているが、この化学増幅型レジストは現
像液に対する濡れ性が悪いため、特に上述のような欠陥
が発生しやすい。また、化学増幅型レジストを用いて微
細加工しようとする場合には、化学増幅型レジストが現
像液に対して感受性が極めて高いことに起因して、上述
のようなばらつきによる線幅の不均一が顕著になる。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、線幅を均一にすることができ、現像液塗布の
際に欠陥が生じ難い現像方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板上に形成されたレジスト膜を所定パ
ターンに露光した後の露光パターンを現像する現像方法
であって、現像液と現像液より比重の小さい溶液とを攪
拌する工程と、前記攪拌された現像液及び溶液を、基板
上の露光されたレジスト膜の上に供給して放置する工程
とを具備することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、現像処理時に、
現像液と現像液より比重の小さい溶液とが撹拌されてな
る混合液を、基板表面に供給することにより、混合液供
給直後では、現像液とレジストとの化学反応はほとんど
生じず、現像は実質的に進行しない。そして、混合液が
ウエハW上に供給されてから一定時間放置されることに
より、混合液は、下層が現像液、上層が溶液の2層に分
離する。この時点で、現像液は、完全にウエハWの全面
に均一に広がっている状態となるので、この状態下で現
像が進行するため、現像がウエハWの面全体で一括的に
進行する。これにより、ウエハW面内で現像開始時の時
間差が生じず、均一に現像することができ、ウエハ面内
のレジストパターン膜の線幅均一性(CD値均一性)を
向上させることができる。
【0010】本発明の現像装置は、レジスト膜を所定パ
ターンに露光した後の露光パターンが形成された基板
が、露光パターンを上にして水平に保持される載置台
と、前記基板上に供給される現像液と現像液より比重の
小さい溶液とを撹拌し、収容する混合液収容器とを具備
することを特徴とする。
【0011】本発明のこのような現像装置によれば、現
像処理時に、現像液と現像液より比重の小さい溶液とが
撹拌されてなる混合液が、基板表面に供給される。この
結果、混合液供給直後では、現像液とレジストとの化学
反応はほとんど生じず、現像は実質的に進行しない。そ
して、混合液がウエハW上に供給されてから一定時間放
置されることにより、混合液は、下層が現像液、上層が
溶液の2層に分離する。この時点で、現像液は、完全に
ウエハWの全面に均一に広がっている状態となり、この
状態下で現像が進行するため、現像がウエハWの面全体
で一括的に進行する。これにより、ウエハW面内で現像
開始時の時間差が生じず、均一に現像することができ、
ウエハ面内のレジストパターン膜の線幅均一性(CD値
均一性)を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の実施に用いるレジスト塗布
・現像処理システムを示す概略平面図、図2は図1の正
面図、図3は図1の背面図である。
【0014】この処理システムは、搬送ステーションで
あるカセットステーション10と、複数の処理ユニット
を有する処理ステーション11と、処理ステーション1
1と隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間で
ウエハWを受け渡すためのインターフェイス部13とを
具備している。
【0015】上記カセットステーション10は、被処理
体としての半導体ウエハW(以下、単にウエハと記す)
を複数枚例えば25枚単位でウエハカセット1に搭載さ
れた状態で他のシステムからこのシステムへ搬入または
このシステムから他のシステムへ搬出したり、ウエハカ
セット1と処理ステーション11との間でウエハWの搬
送を行うためのものである。
【0016】このカセットステーション10において
は、図1に示すように、カセット載置台2上に図中X方
向に沿って複数(図では4個)の位置決め突起20aが
形成されており、この突起20aの位置にウエハカセッ
トCRがそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション1
1側に向けて一列に載置可能となっている。ウエハカセ
ットCRにおいてはウエハWが垂直方向(Z方向)に配
列されている。また、カセットステーション10は、ウ
エハカセット載置台20と処理ステーション11との間
に位置するウエハ搬送機構21を有している。このウエ
ハ搬送機構21は、カセット配列方向(X方向)および
その中のウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可
能なウエハ搬送用アーム21aを有しており、この搬送
アーム21aによりいずれかのウエハカセットCRに対
して選択的にアクセス可能となっている。また、ウエハ
搬送用アーム21aは、θ方向に回転可能に構成されて
おり、後述する処理ステーション11側の第3の処理部
に属するアライメントユニット(ALIM)および
エクステンションユニット(EXT)にもアクセスでき
るようになっている。
【0017】上記処理ステーション11は、半導体ウエ
ハWへ対して塗布・現象を行う際の一連の工程を実施す
るための複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置
に多段に配置されており、これらにより半導体ウエハW
が一枚ずつ処理される。この処理ステーション11は、
図1に示すように、中心部に搬送路22aを有し、この
中に主ウエハ搬送機構22が設けられ、ウエハ搬送路2
2aの周りに全ての処理ユニットが配置されている。こ
れら複数の処理ユニットは、複数の処理部に分かれてお
り、各処理部は複数の処理ユニットが鉛直方向に沿って
多段に配置されている。
【0018】主ウエハ搬送機構22は、図3に示すよう
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上
下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持
体49はモータ(図示せず)の回転駆動力によって回転
可能となっており、それにともなってウエハ搬送装置4
6も一体的に回転可能となっている。
【0019】ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前
後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これ
らの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハ
Wの受け渡しを実現している。
【0020】また、図1に示すように、この実施の形態
においては、4個の処理部G,G ,G,Gがウ
エハ搬送路22aの周囲に実際に配置されており、処理
部G は必要に応じて配置可能となっている。
【0021】これらのうち、第1および第2の処理部G
,Gはシステム正面(図1において手前)側に並列
に配置され、第3の処理部Gはカセットステーション
10に隣接して配置され、第4の処理部Gはインター
・フェース部12に隣接して配置されている。また、第
5の処理部Gは背面部に配置可能となっている。
【0022】この場合、図2に示すように、第1の処理
部Gでは、カップCP内でウエハWをスピンチャック
(図示せず)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ
型処理ユニットが上下2段に配置されており、この実施
形態においては、ウエハWにレジストを塗布するレジス
ト塗布ユニット(COT)およびレジストのパターンを
現像する現像ユニット(DEV)が下から順に2段に重
ねられている。第2の処理部Gも同様に、2台のスピ
ナ型処理ユニットとしてレジスト塗布ユニット(CO
T)および現像ユニット(DEV)が下から順に2段に
重ねられている。
【0023】このようにレジスト塗布ユニット(CO
T)等を下段側に配置する理由は、レジスト液の廃液が
機構的にもメンテナンスの上でも現像液の廃液よりも本
質的に複雑であり、このように塗布ユニット(COT)
等を下段に配置することによりその複雑さが緩和される
からである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニッ
ト(COT)等を上段に配置することも可能である。
【0024】第3の処理部Gにおいては、図3に示す
ように、ウエハWを載置台SPに載せて所定の処理を行
うオーブン型の処理ユニットが多段に重ねられている。
すなわち冷却処理を行うクーリングユニット(CO
L)、レジストの定着性を高めるためのいわゆる疎水化
処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、位置合わ
せを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハW
の搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、
露光処理前や露光処理後、さらには現像処理後にウエハ
Wに対して加熱処理を行う4つのホットプレートユニッ
ト(HP)が下から順に8段に重ねられている。
【0025】第4の処理部Gも、オーブン型の処理ユ
ニットが多段に重ねられている。すなわち、クーリング
ユニット(COL)、クーリングプレートを備えたウエ
ハ搬入出部であるエクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)、エクステンションユニット(EX
T)、クーリングユニット(COL)、および4つのホ
ットプレートユニット(HP)が下から順に8段に重ね
られている。
【0026】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、エクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホ
ットプレートユニット(HP)を上段に配置すること
で、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることがで
きる。もちろん、ランダムな多段配置としてもよい。
【0027】上述したように、主ウエハ搬送機構22の
背部側に第5の処理部Gを設けることができるが、第
5の処理部Gを設ける場合には、案内レール25に沿
って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるよ
うになっている。したがって、第5の処理部Gを設け
た場合でも、これを案内レール25に沿ってスライドす
ることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機
構21a,21bに対して背後からメンテナンス作業を
容易に行うことができる。この場合に、このような直線
状の移動に限らず、回動させるようにしても同様にスペ
ースの確保を図ることができる。なお、この第5の処理
部Gとしては、基本的に第3および第4の処理部
,Gと同様、オープン型の処理ユニットが多段に
積層された構造を有しているものを用いることができ
る。
【0028】上記インターフェイス部12は、奥行方向
(X方向)については、処理ステーション11と同じ長
さを有している。図1、図2に示すように、このインタ
ーフェイス部12の正面部には、可搬性のピックアップ
カセットCRと定置型のバッファカセットBRが2段に
配置され、背面部には周辺露光装置23が配設され、中
央部には、ウエハ搬送体24が配設されている。このウ
エハ搬送体24は、X方向、Z方向に移動して両カセッ
トCR,BRおよび周辺露光装置23にアクセス可能と
なっている。また、このウエハ搬送体24は、θ方向に
回転可能であり、処理ステーション11の第4の処理部
に属するエクステンションユニット(EXT)や、
さらには隣接する露光装置側のウエハ受け渡し台(図示
せず)にもアクセス可能となっている。
【0029】レジスト塗布ユニット(COT)は、図4
に示すように、カップCPと、カップCP内にウエハW
を水平に吸着保持するスピンチャック42と、スピンチ
ャック42を回転させるモータ43と、レジスト液等の
塗布液を供給するノズル44とを有している。そして、
ノズル44からウエハWの中央にレジスト液を供給しつ
つ、モータ43によりスピンチャック42および吸着保
持されているウエハWを回転させてウエハWの全面にレ
ジスト液を広げ、レジスト膜を形成する。また、幅の広
いノズルを用いてノズルをスキャンさせることにより塗
布するようにしてもよい。本実施形態では、レジスト材
として、ノボラック樹脂を主成分とする化学増幅型レジ
ストを用いた。
【0030】現像ユニット(DEV)は、いずれも、図
5に示すように、カップCPと、カップCP内にウエハ
Wを、露光パターンを上にして、水平に吸着保持する載
置台としてのスピンチャック52と、スピンチャック5
2を回転させるモータ53と、現像液と溶液との混合液
を供給するノズル54とを有している。このノズル54
は、ウエハWとほぼ同一の幅を有しており、その底部に
全幅に亘って多数の現像液吐出部55が設けられてい
る。そして、ノズル54の吐出部55から現像液と溶液
との混合液を吐出しつつモータ53によりスピンチャッ
ク52および吸着保持されているウエハWを一回転させ
ることにより、ウエハW上に現像液パドルを形成する。
ノズル54は、ウエハWに対し供給する混合液67を収
容する混合液収容器62と連通している。混合液収容器
62内へは、現像液収容器60に収容されている現像液
63と、溶液収容器61に収容されている現像液より比
重の小さい溶液64とがそれぞれ供給される。混合液収
容器62には、プロペラなどの撹拌機構が設けられてお
り、混合液収容器62内で現像液と溶液とは撹拌されて
均一に混合される。混合液収容器62内に収容されてい
る混合液67は、溶液65中に現像液の水泡66が均一
に分散された状態となっており、このような状態の混合
液67がウエハW上に供給される。本実施形態において
は、現像液としてはTMAH(テトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド)を用い、溶液としてはHMDS
を用いた。本実施形態では、後述するが、混合液67を
ウエハW上に供給した後、ある一定時間放置することに
より、下層が現像液、上層が溶液の2層に分離する。ま
た、現像ユニット(DEV)には、図示しないリンスノ
ズルが設けられており、現像終了後にウエハWの回転に
より現像液が振り切られた後、そこからリンス液が吐出
されてウエハW上に残存する現像液が洗い流される。な
お、現像液パドルを形成する際に、ノズル54をスキャ
ンさせてもよい。
【0031】次に、このように構成されるシステムによ
り本実施形態の現像方法を含む一連の処理動作について
説明する。
【0032】まず、カセットステーション10におい
て、ウエハ搬送機構21のウエハ搬送用アーム21aが
カセット載置台20上の未処理のウエハWを収容してい
るカセットCRにアクセスして、そのカセットCRから
1枚のウエハWを取り出す。ウエハWはエクステンショ
ンユニット(EXT)に搬送され、そこから主ウエハ搬
送機構22の搬送装置46により処理ステーション11
に搬入される。そして、まず、第3の処理部Gに属す
るアライメントユニット(ALIM)によりアライメン
トを行った後、その下のアドヒージョン処理ユニット
(AD)にてウエハWに対して疎水化処理を施す。
【0033】アドヒージョン処理が終了したウエハW
は、第3および第4の処理部G,G のいずれかのク
ーリングプレートユニット(COL)内で冷却された
後、処理部GまたはGの塗布ユニット(COT)に
て、上述した手順によりレジストが塗布される。その
後、処理部G,Gのいずれかのホットプレートユニ
ット(HP)内でプリベークが実施され、いずれかのク
ーリングユニット(COL)で冷却される。
【0034】その後、ウエハWは、第3の処理部G
アライメントユニット(ALIM)でアライメントされ
た後、その主搬送機構22のウエハ搬送装置46により
第4の処理部Gのエクステンションユニット(EX
T)を介してインターフェイス部12に搬送される。
【0035】インターフェイス部12では、周辺露光装
置23による周辺露光が実施され、その後、半導体ウエ
ハWは隣接する露光装置(図示せず)に搬送され、所定
のパターンに従ってウエハWのレジスト膜に露光処理が
施され、露光パターンが形成される。
【0036】露光処理が終了すると、ウエハWはインタ
ーフェイス部12のウエハ搬送体24により第4の処理
部Gに属するエクステンションユニット(EXT)に
搬送され、そこから主ウエハ搬送機構22の搬送装置4
6により処理ステーション11に搬入される。そして、
ウエハWは第3および第4の処理部GおよびGのい
ずれかのホットプレートユニット(HP)に搬送されて
ポストエクスポージャーベーク処理が施され、さらにい
ずれかのクーリングプレート(COL)にて冷却され
る。
【0037】このようにしてポストエクスポージャーベ
ーク処理が施されたウエハWは第1および第2の処理部
およびGのいずれかの現像ユニット(DEV)に
搬送され、現像が行われる。
【0038】現像処理に際しては、図5に示すように、
TMAHとHMDSとが、例えばそれぞれ6対4の割合
の混合比となるように、混合液収容器62内へ、現像液
収容器60及び溶液収容器64から供給される。混合液
収容器62内に供給されたTMAHとHMDSとは、撹
拌されて均一に混合される。この混合液67は、HMD
S65中に、TMAHの水泡66が均一に分散された状
態となっており、図6(a)に示すように、混合液67
がウエハW上に供給された直後では、HMDS65中に
TMAHの水泡66が均一に分散された状態の混合液6
7がウエハW上に全面に供給される。このような状態で
は、現像液とレジストとの化学反応はほとんど生じず、
現像は実質的に進行しない。従って、ウエハW面内で供
給された混合液が不均一であっても、部分的に現像が進
行することはない。その後、例えば20〜40秒間、放
置することにより、図6(b)に示すように、混合液6
7は、下層が現像液としてのTMAH、上層が溶液とし
てのHMDSの2層に分離する。この時点で、現像液
は、完全にウエハWの全面に均一に広がっている状態と
なるので、この状態下で現像が進行するため、現像がウ
エハWの面全体で一括的に進行する。これにより、ウエ
ハW面内で現像開始時の時間差が生じず、均一に現像す
ることができ、ウエハ面内のレジストパターン膜の線幅
均一性(CD値均一性)を向上させることができる。ま
た、このように現像液と溶液との混合液を塗布した後、
一定時間放置された後に、現像が一括して進行するた
め、現像液液盛りの方法に制約がない。したがって、上
述したノズル54の代わりによりシンプルなノズルを用
いることができるし、ノズル以外の方法で塗布すること
も可能である。
【0039】このようにして現像処理が終了後、いずれ
かのホットプレートユニット(HP)によりポストベー
クが実施され、次いでいずれかのクーリングユニット
(COL)により冷却され、レジストパターン膜が形成
される。その後、ウエハWは、処理ステーション11の
主搬送機構22の搬送装置46によりエクステンション
ユニット(EXT)の載置台に載置される。そして、載
置台上のウエハWは、カセットステーション10のウエ
ハ搬送機構21のアーム21aにより受け取られ、カセ
ット載置台20上の処理済みウエハ収容用のカセットC
Rの所定のウエハ収容溝に挿入される。これにより、一
連の処理が完了する。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形が可能である。例えば、上述したよ
うに、現像が一括して進行し、現像液液盛り時間の制約
がないため、現像液ノズルとしては上記実施態様のもの
に限らず、例えばストレートタイプ、スリットタイプ
等、どのようなタイプのノズルでも使用することがで
き、また、ロールコーター等他の手法を用いることもで
きる。
【0041】また、本実施形態としては、レジスト材と
してノボラック樹脂を主成分とする化学増幅型レジス
ト、現像液としてTMAH、溶液としてHMDSを用い
ているが、これら材料に限定されることはいうまでもな
い。現像液より比重の小さい溶液としては、HMDS
(ヘキサメチルジシラザン)の他に、ジメチルシラン、
ジメチルアミド、といった活性剤のうち少なくとも1つ
を用いることができる。溶液としては、現像液より比重
が小さく、レジストと化学反応を起こさず、混合により
現像液に化学的変化が起こらなければよく、混合したと
きの分散性が高いものが好ましい。
【0042】また、レジストとして上記実施形態では、
化学増幅型レジストを用いているが、他のレジスト材で
も同様の効果が得られることは言うまでもない。しかし
ながら、レジスト材として化学増幅型レジストを用いる
場合には、化学増幅型レジストは現像液に対する濡れ性
が悪いため、レジストパターン膜の線幅が不均一になる
という欠陥が発生しやすいが、本発明の現像方法を用い
ることにより、レジスト材として感受性が極めて高い化
学増幅型レジストを用いたしても、ウエハW面内におい
て均一な線幅のレジストパターン膜を得ることができ
る。
【0043】また、上記実施の形態においては、現像液
と溶液を別の収容器によりそれぞれ収容し、それぞれの
収容器から所定量の現像液および溶液が混合液収容用器
に供給され、撹拌して混合液が製造されるので、現像処
理時の処理状況変化に応じて、混合の割合などを調整す
ることが可能である。
【0044】また、図7に示すように、現像液と溶液と
を別の収容器に収容せずに、予め所定の混合比の混合液
67を収容する混合液収容器70を設けても良い。尚、
図7では、ノズルからウエハW上の中央部に混合液を供
給し、スピンーコートにより混合液をウエハW全面に広
げている。図7においては、カップCPと、カップCP
内にウエハWを水平に吸着保持するスピンチャック14
2と、スピンチャック142を回転させるモータ143
と、混合液を供給するノズル144とを有している。そ
して、ノズル144からウエハWの中央部に、混合収容
器70から混合液67を供給しつつ、モータ143によ
りスピンチャック142および吸着保持されているウエ
ハWを回転させてウエハWの全面に、混合液67を広げ
る。この場合においても、混合収容器70にはプロペラ
などの撹拌機構が設けられており、この撹拌機構によ
り、現像液と溶液とは撹拌、混合される。
【0045】また、基板も半導体ウエハに限らず、LC
D基板、ガラス基板、CD基板、フォトマスク、プリン
ト基板等種々のものに適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像処理時に、現像液と現像液より比重の小さい溶液と
が撹拌されてなる混合液を、ウエハW表面に供給するこ
とにより、混合液供給直後では、溶液中に現像液の水泡
が均一に分散された状態の混合液は、現像液とレジスト
との化学反応はほとんど生じず、現像は実質的に進行し
ない。そして、混合液がウエハW上に供給されてから一
定時間放置されることにより、混合液は、下層が現像
液、上層が溶液の2層に分離する。この時点で、現像液
は、完全にウエハWの全面に均一に広がっている状態と
なるので、この状態下で現像が進行するため、現像がウ
エハWの面全体で一括的に進行する。これにより、ウエ
ハW面内で現像開始時の時間差が生じず、均一に現像す
ることができ、ウエハ面内の線幅均一性(CD値均一
性)を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いるレジスト塗布・現像処理
システムを示す概略平面図。
【図2】図1のレジスト液塗布・現像処理システムを示
す側面図。
【図3】図1のレジスト液塗布・現像処理システムを示
す背面図。
【図4】図1の装置に用いられる、レジスト塗布ユニッ
トを示す断面図。
【図5】図1の装置に用いられる、現像ユニットを示す
断面図。
【図6】本発明の一実施形態に係る現像処理時における
ウエハW上に供給された現像液と溶液との混合液の状態
を示す図。
【図7】他の現像ユニットを示す断面図である。
【符号の説明】
10……カセットステーション 11……処理ステーション 22……主ウエハ搬送機構 52、142……スピンチャック 60……現像液収容器 61……溶液収容器 62……混合液収容器 63、66……現像液 64、65……溶液 67……混合液 G,G,G,G,G……処理部 DEV……現像ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたレジスト膜を所定パ
    ターンに露光した後の露光パターンを現像する現像方法
    であって、 現像液と現像液より比重の小さい溶液とを攪拌する工程
    と、 前記攪拌された現像液及び溶液を、基板上の露光された
    レジスト膜の上に供給して放置する工程とを具備するこ
    とを特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現像方法において、 前記溶液は、HMDS、ジメチルシラン、ジメチルアミ
    ド及び活性剤のうち少なくとも1つであることを特徴と
    する現像方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の現像方
    法において、 前記レジスト膜は、化学増幅型レジストからなることを
    特徴とする現像方法。
  4. 【請求項4】 レジスト膜を所定パターンに露光した後
    の露光パターンが形成された基板が、露光パターンを上
    にして水平に保持される載置台と、 前記基板上に供給される現像液と現像液より比重の小さ
    い溶液とを撹拌し、収容する混合液収容器とを具備する
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の現像装置において、 前記混合液収容器に対して供給される前記現像液が収容
    される現像液収容器と、 前記混合液収容器に対して供給される前記溶液が収容さ
    れる溶液収容器と、 を更に具備することを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の現像装
    置において、 前記溶液は、HMDS、ジメチルシラン、ジメチルアミ
    ド及び活性剤のうち少なくとも1つであることを特徴と
    する現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれか一項に
    記載の現像装置において、 前記レジスト膜は、化学増幅型レジストからなることを
    特徴とする現像装置。
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