JP2001257113A - 超電導磁石、超電導磁石の製造装置および超電導磁石の製造方法 - Google Patents

超電導磁石、超電導磁石の製造装置および超電導磁石の製造方法

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JP2001257113A
JP2001257113A JP2000068886A JP2000068886A JP2001257113A JP 2001257113 A JP2001257113 A JP 2001257113A JP 2000068886 A JP2000068886 A JP 2000068886A JP 2000068886 A JP2000068886 A JP 2000068886A JP 2001257113 A JP2001257113 A JP 2001257113A
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insulating
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wire
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Chikako Noma
千賀子 野間
Michitaka Ono
通隆 小野
Kenji Tazaki
賢司 田崎
Kei Koyanagi
圭 小柳
Masahiro Hiragishi
政洋 平岸
Yukihiro Sumiyoshi
幸博 住吉
Shiyunji Nomura
俊自 野村
Hisashi Hirai
久之 平井
Katsumasa Araoka
勝政 荒岡
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超電導シース線の表面荒さ以上の厚みを保ち
つつ、超電導シース線間の絶縁層の厚みを薄くする。 【解決手段】 絶縁性粉末最大粒12の径Rmaxを、
超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´の表面荒さ
Srの80%以上とすることにより、絶縁層4a〜4c
を形成しながら超電導シース線3a〜3c、3a´〜3
c´を巻き取った場合においても、超電導シース線3a
の突起13が絶縁層4aを貫通して超電導シース線3a
´と接触することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導磁石、超電
導磁石の製造装置および超電導磁石の製造方法に関し、
特に、超電導シース線間に絶縁層を形成する場合に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断面が円形状の超電導線材を用い
て超電導磁石を構成する場合、超電導線材を俵状に積層
させる方法があった。
【0003】図5は、従来の超電導磁石の概略構成を示
す側面図である。図5において、断面円形状の線材10
2が巻き枠101に俵状に巻かれてソレノイドコイルが
形成されている。ここで、巻き枠101に線材102を
一層巻くごとに線材102の表層に液状の絶縁材103
を塗布することにより、線材102間の絶縁がとられて
いた。また、俵状に巻かれた線材102の隙間を真空に
引きながら、絶縁材103を線材102間に染み込ませ
る真空含浸方法も用いられていた。
【0004】また、4K近傍で用いられる金属系超電導
線では、安定化材自身、もしくは超電導多芯線を収めた
コンジットによって、電磁力に対する耐強度が保たれて
いた。
【0005】一方、臨界温度が液体窒素温度を超える超
電導体として、ビスマス系、イットリウム系、タリウム
系などの酸化物超電導体が知られている。これらの酸化
物超電導体を長尺化する方法として金属シース法があ
り、特に、強い配向結晶組織を得るために、薄いテープ
形状の銀シース線が用いられる。この銀シース線を用い
て超電導コイルを形成する場合、銀シース線が巻き崩れ
ることを防ぐため、銀シース線に常に弱い張力をかけな
がら銀シース線をパンケーキ状に巻き上げることが行わ
れていた。
【0006】また、銀シース線の場合、通電時の電磁力
に対する線材自身の耐力が小さいことから、銀シース線
をパンケーキ状に巻き上げる際に、補強材を共巻きする
ことも行われていた。
【0007】さらに、所定のコイル諸元を満足させるた
め、各層に2枚以上の高温超電導線を用いたバンドル導
体を巻き回すこともあった。ここで、バンドル導体で
は、層内の編流を防ぎ、通電時の損失を抑制するため
に、同一タ一ンでも各導体間に絶縁が施されていた。こ
のため、特開平10―214713号公報に記載されて
いるように、銀シース線間にテープ状の絶縁シートを挿
入しながら、バンドル導体を巻き回す方法が行われてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、銀シー
ス線は強度が弱く、自重により容易に重力方向に垂れ下
がる一方、酸化物超電導体は、引っ張り強さが弱く、フ
ラットワイズ曲げおよびエッジワイズ曲げにも弱い。こ
のため、銀シース線をパンケーキ状に巻き上げる際に、
銀シース線に強い張力をかけると、酸化物超電導体に歪
みが発生し、超電導コイルの特性が劣化するという問題
があった。
【0009】また、線材の耐力を補強するため、補強材
を共巻きしただけでは、銀シース線の側面に応力が加わ
り、超電導特性が劣化するという問題があった。
【0010】さらに、各導体間に絶縁を施すため、銀シ
ース線間にテープ状の絶縁シートを挿入しながら巻き回
すと、銀シース線間の絶縁層の厚みが大きくなり、電流
密度を大きくすることができなくなるという問題があっ
た。
【0011】一方、銀シース線間の絶縁層の厚みを薄く
するため、特開平5―326250号公報には、絶縁材
料をテープ状線材に被覆してコイル状に成形し、次いで
熱処理を施すことにより、厚さ10〜150μmの絶縁
層を形成する方法が開示されている。
【0012】しかしながら、銀シース線の表面荒さは1
0μm程度ある。このため、絶縁材料が硬化する前に、
絶縁材料が塗布されたテープ状線材をコイル状に巻き回
すと、重なり合ったテープ状線材が絶縁材料を突き抜け
て接触し、絶縁がとれなくなるという問題があった。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、超電導シ
ース線の表面荒さによる接触を防止しつつ、超電導シー
ス線の絶縁層の厚みを薄くすることが可能な超電導磁石
を提供することである。
【0014】また、本発明の第2の目的は、超電導シー
ス線の端部を保護することが可能な超電導磁石を提供す
ることである。
【0015】また、本発明の第3の目的は、超電導特性
の劣化を軽減することが可能な超電導磁石の製造装置お
よび超電導磁石の製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明によれば、超電導シース線
に形成された絶縁層と、前記絶縁層に混入され、前記超
電導シース線の表面荒さより大きな絶縁間隔を保つスペ
ーサとを備えることを特徴とする。
【0017】これにより、パンケーキコイル状に巻かれ
た超電導シース線同士の間隔を、超電導シース線の表面
荒さより大きく保つことができる。このため、絶縁材料
が塗布された超電導シース線を絶縁材料が硬化する前に
巻き取った場合においても、重なり合った超電導シース
線が絶縁材料を突き抜けて接触することを防止すること
が可能となり、超電導シース線間の絶縁性の信頼度を確
保しつつ、超電導シース線間に形成された絶縁層の厚み
を薄くすることが可能となる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、前記
スペーサは、シリカ、窒化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、またはアルミナから選択される少なくとも1種類以
上の絶縁性粉末であることが好ましい。
【0019】これにより、超電導コイルの熱処理を行っ
た場合においても、絶縁層の劣化を防止して、超電導シ
ース線間の絶縁性を保つことが可能となる。
【0020】また、請求項3記載の発明によれば、前記
絶縁性粉末の最大粒径が、前記超電導シース線の表面荒
さの80%以上であることが好ましい。
【0021】これにより、超電導シース線が重なり合っ
た場合においても、超電導シース線が接触しないよう
に、超電導シース線同士の間隔を保つことが可能とな
り、重なり合った超電導シース線が絶縁材料を突き抜け
て接触することを防止することが可能となる。
【0022】また、請求項4記載の発明によれば、前記
絶縁性粉末の最大粒径は、前記絶縁性粉末の体積充填率
が70%以上では前記表面荒さに対して20%〜50
%、前記絶縁性粉末の体積充填率が50〜70%では前
記表面荒さに対して50%〜100%、前記絶縁性粉末
の体積充填率が50%以下の場合では前記表面荒さに対
して100%以上であることが好ましい。
【0023】これにより、絶縁性粉末の体積充填率が多
いため、絶縁性粉末が団子状態になる場合においても、
超電導シース線間の絶縁性の信頼度を確保しつつ、絶縁
層を薄くすることが可能となる。
【0024】また、請求項5記載の発明によれば、前記
超電導シース線を補強する補強材をさらに備えることが
好ましい。
【0025】これにより、通電時の超電導コイル自体の
フーブ力により、超電導シース線が伸びたり、変形した
りすることを防止することが可能となり、超電導コイル
の性能の劣化を防止することが可能となる。
【0026】また、請求項6記載の発明によれば、前記
補強材は、前記超電導シース線の幅方向に突出している
ことが好ましい。
【0027】これにより、超電導コイルを積み重ねた場
合においても、超電導コイルの重さを補強材で受け止め
て、超電導シース線の側面に応力が直接加わることを防
止することが可能となり、超電導特性の劣化を防止する
ことが可能となる。
【0028】また、請求項7記載の発明によれば、前記
補強材は電気絶縁被覆が施されていることが好ましい。
【0029】これにより、超電導シース線を補強材と共
巻きした場合においても、巻き線時に超電導シース線と
補強材との間に絶縁層を形成することなく、超電導シー
ス線と補強材との間の絶縁をとることが可能となり、超
電導コイルの電流密度を向上させることが可能となる。
【0030】また、請求項8記載の発明によれば、前記
超電導シース線間に塗布された絶縁層を押し出して前記
絶縁層を前記超電導シース線の両端に回り込ませること
により、前記超電導シース線の両端が絶縁されているこ
とが好ましい。
【0031】これにより、超電導シース線間の絶縁層の
薄膜化と同時に超電導シース線の両側の絶縁をとること
が可能となり、超電導シース線の両側を絶縁するための
工程を別途設ける必要がなくなる。
【0032】また、請求項9記載の発明によれば、1枚
もしくは複数枚の超電導シース線からなるバンドル導体
を巻回して形成された超電導磁石の製造装置において、
巻き取りドラムに巻回された超電導シース線を送出する
送出機構と、前記送出された超電導シース線をバンドル
導体として形成して巻回し、所定形状の超電導磁石に形
成する巻き取り機構と、前記送出機構と前記巻き取り機
構との間に配設され、前記超電導シース線に所定の張力
を付与する張力機構と、前記張力機構と前記巻き取り機
構との間に配設され、前記超電導シース線に絶縁層を形
成する絶縁層形成装置とを備えることを特徴とする。
【0033】これにより、絶縁層の形成された直後の超
電導シース線を、最適な張力をかけながらコイル状に巻
き取ることが可能となり、酸化物超電導体の劣化を防止
しつつ、電流密度の大きな超電導コイルを形成すること
が可能となる。
【0034】また、請求項10記載の発明によれば、前
記送出機構は、張力手段を備えることが好ましい。
【0035】これにより、線材の送出の際の弛みを防止
して、線材の劣化を防止することが可能となるととも
に、張力の強さを線材の性質に応じて調整することが可
能となる。
【0036】また、請求項11記載の発明によれば、前
記絶縁層形成装置は、絶縁層を形成する樹脂または複合
樹脂を混合生成する混合器と、前記樹脂または複合樹脂
を前記混合器から超電導シース線に滴下させる定量滴下
器と、前記滴下された樹脂または複合樹脂を所定の絶縁
層に仕上げる塗布機構とを備えることが好ましい。
【0037】これにより、超電導シース線に絶縁層を形
成する直前に、絶縁層を形成する樹脂または複合樹脂を
調合することが可能となることから、これらの樹脂また
は複合樹脂が2液性であったり、室温硬化樹脂であった
りする場合においても、超電導シース線に滴下される前
に、硬化したり、変質したりすることを防止することが
可能となる。
【0038】また、請求項12記載の発明によれば、前
記塗布機構は、走査する超電導シース線を挟んで所定の
間隔で対峙する一対の塗布片を備えることが好ましい。
【0039】これにより、超電導シース線の走査に応じ
て、超電導シース線の表面に所定の厚みの絶縁層を形成
することが可能となり、絶縁層の厚みを制御しつつ、超
電導シース線に絶縁層を形成することが可能となる。
【0040】また、請求項13記載の発明によれば、前
記塗布片は、ローラであることが好ましい。
【0041】これにより、走査する超電導シース線に負
荷をかけることなく、超電導シース線に絶縁層を形成す
ることが可能となる。
【0042】また、請求項14記載の発明によれば、一
対の塗布片の間隔を調整する間隔調整手段を備えること
が好ましい。
【0043】これにより、超電導シース線に供給される
樹脂量を調整することが可能となり、超電導シース線間
に形成される絶縁層の厚みや超電導シース線の両端への
樹脂の回り込み量を調節することが可能となる。
【0044】また、請求項15記載の発明によれば、超
電導シース線の表面荒さより大きな絶縁間隔を保つスペ
ーサが混入された絶縁層を超電導シース線に塗布する工
程と、前記絶縁層の硬化前に前記超電導シース線を巻き
取る工程とを備えることを特徴とする。
【0045】これにより、重なり合った超電導シース線
が絶縁材料を突き抜けて接触することを防止しつつ、超
電導シース線間の絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なり、超電導シース線間の絶縁性の信頼度を確保しつ
つ、超電導コイルの電流密度を向上させることが可能と
なる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係わる
超電導磁石について図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の一実施例に係わる超電導磁石の概略構成を
示す断面図、図2(a)は、図1の超電導磁石の拡大
図、図2(b)は、図2(a)の超電導シース線の表面
付近の拡大図である。図1、2において、複数枚の超電
導シース線3a〜3c、3a´〜3c´および補強材2
a〜2cが巻回中心6の回りに複数層に渡って共巻きさ
れている。ここで、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´間、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c
´と補強材2a〜2cとの間、および超電導シース線3
a〜3c、3a´〜3c´の側面には、絶縁層4a〜4
cが形成され、絶縁層4a〜4cには、絶縁性粉末1
1、12が混入されている。
【0047】この絶縁層4a〜4cは、超電導シース線
3a〜3c、3a´〜3c´間にカプトンなどの絶縁シ
ートを挿入するのではなく、超電導シース線3a〜3
c、3a´〜3c´や補強材2a〜2cの表面に樹脂を
付着させながら巻き取ることにより形成されている。
【0048】これにより、絶縁層4a〜4cを形成する
時に線間の隙間を樹脂で埋めることが可能となり、超電
導磁石の構造強度を増すことが可能となるとともに、熱
伝導性を向上させて、特に、伝導冷却を目的とする場合
の冷却効率を向上させることが可能となる。
【0049】また、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´の表面や補強材2a〜2cの表面に付着された
樹脂を超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´の両
端に回り込ませて、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´の両端にも絶縁層4a〜4cを形成することが
可能となり、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c
´の両側の絶縁を容易にとることが可能となる。
【0050】なお、絶縁層4a〜4cは、オレフィン
系、アクリル系、またはエポキシ系などの樹脂を用いて
形成することができる。また、超電導シース線3a〜3
c、3a´〜3c´や補強材2a〜2cの表面に樹脂を
付着させる方法として、ローラやハケなどにより樹脂を
塗布する方法を用いることができる。また、スプレーガ
ンなどを用いて樹脂を吹き付けるようにしてもよい。
【0051】また、絶縁性粉末11、12は、シリカ、
窒化アルミニウム、炭酸カルシウム、またはアルミナ、
あるいはこれらの混合粉末を用いることが好ましい。こ
れにより、絶縁層4a〜4cの熱収縮率を線材の熱収縮
率に近づけて、冷却時の歪みを防ぐことができる。
【0052】また、絶縁性粉末最大粒12の径Rmax
は、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´の表面
荒さSrの80%以上とすることが好ましい。これによ
り、例えば、絶縁層4aを押し潰して絶縁層4aの厚み
Thを薄くした場合においても、超電導シース線3aと
超電導シース線3a´との間隔が、絶縁性粉末最大粒1
2の径Rmaxより狭くなることを防止することが可能
となる。この結果、超電導シース線3aの表面荒れによ
る突起13が、絶縁層4aを貫通して超電導シース線3
a´と接触することを防止することが可能となり、超電
導シース線3a〜3c、3a´〜3c´間の絶縁の信頼
度を確保しつつ、超電導シース線3a〜3c、3a´〜
3c´間の絶縁層4a〜4cの厚みThを可能な限り薄
くすることが可能となる。
【0053】なお、絶縁層4a〜4cを介して対峙する
2面のうち、少なくとも表面荒さSrの荒い方の面につ
いて、前述の条件を満たすようにしてもよい。この時、
絶縁層4a〜4cを介して対峙する2面のうち、少なく
ともどちらか一方に先に絶縁樹脂を塗布し、それを巻回
して絶縁層4a〜4cを形成するようにしてもよい。
【0054】また、上述した説明では、超電導シース線
3a〜3c、3a´〜3c´の表面荒さSrに対応させ
て絶縁性粉末最大粒12の径Rmaxを決める方法につ
いて説明したが、超電導シース線3a〜3c、3a´〜
3c´の表面を研磨することにより、超電導シース線3
a〜3c、3a´〜3c´の表面荒さSrが、絶縁性粉
末最大粒12の径Rmaxの100〜120%程度にな
るようにしてもよい。この際、表面研磨は、絶縁層を4
a〜4c介して対峙する2面のうち一面だけに行っても
よい。また、研磨された面に先に絶縁性樹脂を塗り付け
てもよく、研磨されてない面に先に絶縁性樹脂を塗り付
けてもよい。
【0055】また、絶縁層4a〜4cに混入する絶縁性
粉末11、12の体積充填率に応じて、絶縁性粉末最大
粒12の径Rmaxを制御するようにしてもよい。
【0056】例えば、絶縁性粉末11、12の体積充填
率が多い場合には、絶縁性粉末最大粒12の径Rmax
を、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´の表面
荒さSrより小さくするようにしてもよい。
【0057】すなわち、絶縁性粉末11、12の体積充
填率が多い場合には、絶縁性粉末最大粒12の径Rma
xが大きいと、絶縁性粉末11、12が絶縁層4a〜4
c内で団子状態となるため、絶縁層4a〜4cの薄膜化
の妨げとなる。一方、絶縁性粉末11、12が団子状態
となることにより、絶縁性粉末最大粒12の径Rmax
を表面荒さSrより小さくしても、絶縁層4a〜4cの
膜厚Thを超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´
の表面荒さSr以上に保つことが可能となる。
【0058】例えば、絶縁性粉末最大粒12の径Rma
xは、絶縁性粉末11、12の体積充填率が70%以上
では表面荒さSrに対して20%〜50%、絶縁性粉末
11、12の体積充填率が50〜70%では表面荒さS
rに対して50%〜100%、絶縁性粉末11、12の
体積充填率が50%以下の場合では表面荒さSrに対し
て100%以上であることが好ましい。
【0059】また、絶縁層4a〜4cに混入する絶縁性
粉末11、12の混入比率により、樹脂の粘度を制御し
て、樹脂を塗り伸ばした後の絶縁層4a〜4cの厚さの
最小値を制御するようにしてもよい。
【0060】さらに、絶縁性粉末最大粒12の径Rma
xを絶縁層4a〜4cの膜厚Thに対して制御するよう
にしてもよい。例えば、絶縁層4a〜4cの膜厚Thを
厚くする場合には、それに応じて絶縁性粉末最大粒12
の径Rmaxを大きくすることにより、絶縁層4a〜4
cの膜厚Thを絶縁性粉末最大粒12の径Rmaxに合
わせることが可能となり、絶縁層4a〜4cの膜厚Th
の精度を向上させることが可能となる。。
【0061】また、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´間に補強材2a〜2cを設けることにより、超
電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´に通電した際
に、コイル自身がフープ力で変形することを防ぐことが
可能となり、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c
´の劣化を防止することが可能となる。ここで、補強材
2a〜2cを1枚の超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´とほぼ同形のテープ状とすることにより、補強
材2a〜2cを超電導シース線3a〜3c、3a´〜3
c´の間に挟みながら補強材2a〜2cを共巻きするこ
とが可能となり、超電導シース線3a〜3c、3a´〜
3c´の補強を、超電導シース線3a〜3c、3a´〜
3c´の巻き取り工程内で行うことが可能となる。な
お、補強材2a〜2cとして、熱伝導性のよいステンレ
ス鋼や銅材などを用いることができる。
【0062】また、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´の幅は、補強材2a〜2cの幅より小さく、補
強材2a〜2cの端面は、パンケーキコイル端面5a、
5bと一致するが、超電導シース線3a〜3c、3a´
〜3c´の端面は、パンケーキコイル端面5a、5bに
達しないようにして共巻きされている。
【0063】これにより、パンケーキ状に成形された超
電導コイルの上下面にかかる自重及びスタックされる他
コイルの重量を補強材2a〜2cで支えることが可能と
なり、パンケーキ上下面からの力が超電導シース線3a
〜3c、3a´〜3c´の端部に直接加わることを防止
することが可能となることから、超電導シース線3a〜
3c、3a´〜3c´の劣化を防止することが可能とな
る。
【0064】なお、共巻きする補強材2a〜2cに予め
電気絶縁被覆を施し、巻き線時における補強材2a〜2
cの絶縁層の形成を省略するようにしてもよい。これに
より、超電導シース線3a〜3c、3a´〜3c´間に
形成する絶縁層4a〜4cの絶縁耐圧をそれ程高くする
必要がなくなり、絶縁層4a〜4cをより薄くして、超
電導コイルの電流密度を上げることができる。ここで、
電気絶縁被覆として、熱伝導性に優れるアルミナや窒化
アルミニウムなどのセラミックス材を用いることが好ま
しい。
【0065】次に、本発明の一実施例に係わる超電導磁
石の製造装置および製造方法について、図面を参照しな
がら説明する。
【0066】図3は、本発明の一実施例に係わる超電導
磁石の製造装置の概略構成を示す側面図である。図3に
おいて、超電導磁石の製造装置には、送り出し機構2
1、張力機構22、絶縁層形成部23および巻き取り部
24が設けられている。
【0067】送り出し機構21には、超電導シース線供
給ロール33a〜33cおよび補強材供給ロール34
a、34bが設けられ、超電導シース線供給ロール33
a〜33cからは、超電導シース線31a〜31cが送
出され、補強材供給ロール34a、34bからは、補強
材32a、32bが送出される。
【0068】張力機構22には、超電導シース線31a
〜31cおよび補強材32a、32bの張力をそれぞれ
別個に調節する張力調節用ローラ35a〜35eが設け
られ、送り出し機構21から送出された超電導シース線
31a〜31cおよび補強材32a、32bの張力を最
適に維持する。
【0069】絶縁層形成部23には、樹脂塗布装置36
a〜36cが設けられ、張力機構22を介して送出され
た超電導シース線31a〜31cおよび補強材32a、
32bのそれぞれの少なくとも片面に樹脂を塗布する。
なお、絶縁層形成部23には、絶縁性樹脂の混合生成部
を設けるようにしてもよい。これにより、超電導シース
線31a〜31cおよび補強材32a、32bの送出量
に応じた樹脂の必要量を適宜製作することが可能とな
り、電気絶縁樹脂が2液性であったり、室温硬化樹脂で
ある場合でも、樹脂の塗布前に樹脂が硬化したり、変質
したりすることを防止することが可能となり、樹脂を所
定の厚みに均一に塗布することが可能となる。
【0070】巻き取り部24には、巻き枠37が設けら
れ、絶縁層形成部23で樹脂が塗布された超電導シース
線31a〜31cおよび補強材32a、32bを巻き枠
37に共巻きすることにより、コイルを形成する。
【0071】このように、張力機構22を設けることに
より、超電導線材に合わせて巻き張力を調節でき、かつ
常に一定の張力をかけたまま、巻き線および巻き戻しを
することが可能となり、伸びおよび曲げに弱い超電導シ
ース線31a〜31cを、性能の劣化を低減しつつコイ
ル状に巻き上げることが可能となる。
【0072】また、巻き取り部24の前段に絶縁層形成
部23を設けることにより、巻き回し工程の直前に絶縁
層を形成することが可能となり、巻き回しによる絶縁層
の厚みの制御や樹脂の回り込みの制御が可能となるとと
もに、巻き回し後の絶縁層形成工程を省略することが可
能となる。
【0073】なお、絶縁層形成部23の前段に、超電導
シース線31a〜31cの表面を研磨する研磨機構を設
けるようにしてもよい。これにより、超電導シース線3
1a〜31cの表面荒さを低減することが可能となり、
これに応じて絶縁性粉末最大粒12の径Rmaxも小さ
くすることが可能となることから、絶縁層4a〜4cの
厚みThをより一層薄くすることが可能となる。
【0074】図4(a)は、本発明の第1実施例に係わ
る絶縁層形成部23の概略構成を示す側面図である。図
4(a)において、絶縁層形成部23は、樹脂溜め部4
4、樹脂塗布用下ローラ43bおよび樹脂塗布用上ロー
ラ43aを備え、樹脂塗布用下ローラ43bの一部は、
樹脂溜め部44に溜められている樹脂に浸っている。そ
して、樹脂塗布用下ローラ43bの回転により、樹脂溜
め部44の樹脂が掻き上げられると、樹脂塗布用下ロー
ラ43bが、線材42をガイドしつつ、線材42を樹脂
塗布用下ローラ43bに押しつける。これにより、線材
42に樹脂が塗布され、樹脂が塗布された線材42が巻
き枠41に巻き取られる。
【0075】このように、塗布片として対峙する一対の
ローラ43a、43bにより、樹脂溜め部44から掻き
上げた樹脂を、線材42の下側にのみ塗布することがで
き、さらに、ローラ43a、43bが回転することか
ら、塗布時の線材42への負荷を小さくすることができ
る。
【0076】図4(b)は、本発明の第2実施例に係わ
る絶縁層形成部の概略構成を示す側面図である。図4
(b)において、樹脂塗布片上53a、樹脂塗布片下5
3bおよび間隔調節コマ55が設けられ、樹脂塗布片上
53aには樹脂溜め部54が設けられている。そして、
樹脂塗布片上53aと樹脂塗布片下53bとの間に、線
材52が送出されると、樹脂溜め部54に溜められてい
る樹脂が線材52上に滴下される。これにより、線材5
2に樹脂が塗布され、樹脂が塗布された線材52が巻き
枠51に巻き取られる。ここで、樹脂塗布片上53aと
樹脂塗布片下53bとの間隔を間隔調節コマ55で調節
することにより、樹脂溜め部54から線材52に供給さ
れる樹脂量を調整することが可能となり、線材52間の
絶縁層厚さやパンケーキコイル端面への絶縁性樹脂の回
り込み量を調整することが可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超電導シース線が絶縁材料を突き抜けて接触することを
防止しつつ、超電導シース線間の絶縁層の厚み薄くする
ことが可能となり、超電導シース線間の絶縁性の信頼度
を確保しつつ、超電導コイルの電流密度を向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる超電導磁石の概略構
成を示す断面図である。
【図2】図1の超電導磁石の拡大図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる超電導磁石の製造装
置の概略構成を示す側面図である。
【図4】図4(a)は、本発明の第1実施例に係わる樹
脂塗布装置の概略構成を示す側面図、図4(b)は、本
発明の第2実施例に係わる樹脂塗布装置の概略構成を示
す側面図である。
【図5】従来の超電導磁石の概略構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 コイル 2a〜2c、32a、32b 補強材 3a〜3c、3a´〜3c´、31a〜31c 超電導
シース線 4a〜4c 絶縁層 5a、5b パンケーキコイル端面 6 巻回中心 11 絶縁性粉末 12 絶縁性粉末最大粒 13 突起 21 送り出し機構 22 張力機構 23 絶縁層形成部 24 巻き取り部 33a〜33c 超電導シース線供給ロール 34a、34b 補強材供給ロール 35a〜35e 張力調節用ローラ 36a〜36c 樹脂塗布装置 37、41、51 巻き枠 42、52 線材 43a 樹脂塗布用上ローラ 43b 樹脂塗布用下ローラ 44、54 樹脂溜め部 53a 樹脂塗布片上 53b 樹脂塗布片下 55 間隔調節コマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 賢司 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 小柳 圭 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 平岸 政洋 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 住吉 幸博 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 野村 俊自 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 平井 久之 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 荒岡 勝政 神奈川県川崎市幸区神奈川県川崎市幸区小 向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発セ ンター内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導シース線に形成された絶縁層と、 前記絶縁層に混入され、前記超電導シース線の表面荒さ
    より大きな絶縁間隔を保つスペーサとを備えることを特
    徴とする超電導磁石。
  2. 【請求項2】 前記スペーサは、シリカ、窒化アルミニ
    ウム、炭酸カルシウム、またはアルミナから選択される
    少なくとも1種類以上の絶縁性粉末であることを特徴と
    する請求項1記載の超電導磁石。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性粉末の最大粒径が、前記超電
    導シース線の表面荒さの80%以上であることを特徴と
    する請求項2記載の超電導磁石。
  4. 【請求項4】 前記絶縁性粉末の最大粒径は、前記絶縁
    性粉末の体積充填率が70%以上では前記表面荒さに対
    して20%〜50%、前記絶縁性粉末の体積充填率が5
    0〜70%では前記表面荒さに対して50%〜100
    %、前記絶縁性粉末の体積充填率が50%以下の場合で
    は前記表面荒さに対して100%以上であることを特徴
    とする請求項2記載の超電導磁石。
  5. 【請求項5】 前記超電導シース線を補強する補強材を
    さらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項記載の超電導磁石。
  6. 【請求項6】 前記補強材は、前記超電導シース線の幅
    方向に突出していることを特徴とする請求項5記載の超
    電導磁石。
  7. 【請求項7】 前記補強材は、電気絶縁被覆が施されて
    いることを特徴とする請求項5または6記載の超電導磁
    石。
  8. 【請求項8】 前記超電導シース線間に塗布された絶縁
    層を押し出して前記絶縁層を前記超電導シース線の両端
    に回り込ませることにより、前記超電導シース線の両端
    が絶縁されていることを特徴とする請求項1〜7記載の
    超電導磁石。
  9. 【請求項9】 1枚もしくは複数枚の超電導シース線か
    らなるバンドル導体を巻回して形成された超電導磁石の
    製造装置において、 巻き取りドラムに巻回された超電導シース線を送出する
    送出機構と、 前記送出された超電導シース線をバンドル導体として形
    成して巻回し、所定形状の超電導磁石に形成する巻き取
    り機構と、 前記送出機構と前記巻き取り機構との間に配設され、前
    記超電導シース線に所定の張力を付与する張力機構と、 前記張力機構と前記巻き取り機構との間に配設され、前
    記超電導シース線に絶縁層を形成する絶縁層形成装置と
    を備えることを特徴とする超電導磁石の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記送出機構は、張力手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項9記載の超電導磁石の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記絶縁層形成装置は、 絶縁層を形成する樹脂または複合樹脂を混合生成する混
    合器と、 前記樹脂または複合樹脂を前記混合器から超電導シース
    線に滴下させる定量滴下器と、 前記滴下された樹脂または複合樹脂を所定の絶縁層に仕
    上げる塗布機構とを備えることを特徴とする請求項10
    記載の超電導磁石の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記塗布機構は、走査する超電導シー
    ス線を挟んで所定の間隔で対峙する一対の塗布片を備え
    ることを特徴とする請求項11記載の超電導磁石の製造
    装置。
  13. 【請求項13】 前記塗布片は、ローラであることを特
    徴とする請求項12記載の超電導磁石の製造装置。
  14. 【請求項14】 一対の塗布片の間隔を調整する間隔調
    整手段を備えることを特徴とする請求項12記載の超電
    導磁石の製造装置。
  15. 【請求項15】 超電導シース線の表面荒さより大きな
    絶縁間隔を保つスペーサが混入された絶縁層を超電導シ
    ース線に塗布する工程と、 前記絶縁層の硬化前に前記超電導シース線を巻き取る工
    程とを備えることを特徴とする超電導磁石の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014129586A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 株式会社フジクラ 高温超電導コイルおよび超電導機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014129586A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 株式会社フジクラ 高温超電導コイルおよび超電導機器
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