JPH10135061A - 超電導コイルの製造方法 - Google Patents

超電導コイルの製造方法

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JPH10135061A
JPH10135061A JP8290859A JP29085996A JPH10135061A JP H10135061 A JPH10135061 A JP H10135061A JP 8290859 A JP8290859 A JP 8290859A JP 29085996 A JP29085996 A JP 29085996A JP H10135061 A JPH10135061 A JP H10135061A
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bobbin
coil
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superconducting
wire
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Hiroshi Fuji
広 富士
Nobuyuki Sadakata
伸行 定方
Takashi Saito
隆 斉藤
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Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアクト・アンド・ワインド法(R&W法)
によって超電導コイルを製造するに際して、巻線時に超
電導線に発生する歪を軽減する超電導コイルの製造方法
を得る。 【解決手段】 製造時に熱処理用ボビン11に巻かれた
超電導線2をコイル用ボビン12に巻取るに際して、熱
処理用ボビン11とコイル用ボビン12とを同軸X−X
上に配置し、熱処理用ボビン11から超電導線2を螺旋
状のまま繰り出し、双方のボビンから独立して設けられ
たガイド13を経由してコイル用ボビン12に巻取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアクト・アンド
・ワインド法(R&W法)によって超電導コイルを製造
するに際して、巻線時に超電導導体に発生する歪を軽減
する超電導コイルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流超電導コイル、超電導変圧器、超電
導マグネット、超電導スイッチなどの各種超電導機器に
用いられる超電導コイルの材質としては、臨界温度Tc
と臨界磁場Hc が他の金属元素超電導体や合金超電導体
に比べ比較的高いために、Nb 3Sn、Nb3Al、V3
Gaなどの化合物超電導体が多く用いられる。
【0003】しかし、これらの化合物超電導体は、非常
に脆く、加工性に乏しいので、コイルなどの巻き線材と
して用いることはきわめて困難であった。そこで、これ
らから超電導コイルを製造する際には、一般にワインド
・アンド・リアクト法(W&R法)と呼ばれる方法が用
いられている。
【0004】W&R法は、例えばNb3Sn超電導体の
場合について一例を示せば、Cu−Sn合金の線材をマ
トリクスとし、この中に多数本のNb細線を埋め込んだ
複合線材を作成し、これを延伸して極細のNbフィラメ
ントを含む多心線とし、この多心線をコイル用ボビンに
巻いた後に、例えば500℃〜700℃程度の温度で熱
処理を施し、Cu−Sn合金中のSnとNbとを反応さ
せて、NbフィラメントをNb3Snとし、超電導コイ
ルを得る方法である。
【0005】この方法では、要求される電流容量によっ
て数十本ないし数万本程度のNb細線が用いられる。ま
た、Cu−Sn合金は電気抵抗が高いので、Cu−Sn
合金に隔壁を設け、その間にCuを安定化材として挿入
する場合もある。他の金属化合物や金属酸化物の場合
も、同様な選択拡散方式によって超電導コイルを製造す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のW&R法におい
ては、多心線をコイル用ボビンに巻いた後に高温処理を
行うので、コイル用ボビンとして、ステンレス鋼やセラ
ミクスなど、高い耐熱性を有するものを用いる必要があ
る。しかし、これらは一般に重量が重く、取り扱いにく
い上に、加工性にも乏しいので、得られた超電導コイル
の適用範囲が限定されるという問題があった。
【0007】そこで、多心線の熱処理は、専用の熱処理
用ボビンに巻いて行い、得られた超電導線をコイル用ボ
ビンに巻取る方法が検討された。この方法は、一般に、
リアクト・アンド・ワインド法(R&W法)と呼ばれ、
例えば図4に示す方法により行われる。
【0008】まず、Cu−Sn合金の線材中に多数本の
Nb細線が埋め込まれた多心線が熱処理用ボビンに巻取
られ、このボビンと共に熱処理され、超電導線に転化さ
れる。次に、図4に示すように、巻替工程において、こ
の超電導線2は熱処理用ボビン1から繰り出され、複数
のガイドリール3…に誘導されてコイル用ボビン4に巻
取られる。
【0009】このR&W法によれば、コイル用ボビン4
は耐熱性が要求されないので、軽量で加工性のよい材質
を選択できる。しかし、この方法では、前記の巻替工程
において、超電導線2に曲げ歪が発生し、超電導線とし
ての臨界電流値Ic が低下するという問題があった。
【0010】すなわち、半径R1 の熱処理用ボビン1に
巻かれた状態で熱処理によって形成された超電導線2に
おいては、その内部のNb3Snフィラメントが、半径
1の曲率を持った状態で歪なく形成されている。この
超電導線2が熱処理用ボビン1から繰り出されて、例え
ば図4の領域5において直線状にされると、このとき超
電導線2の曲率がR1 から直線に変化するので、Nb3
Snのフィラメントは比較的大きい曲げ応力を受けて歪
が発生することになる。次に、直線状の超電導線2がガ
イドリール3…によって曲率rに曲げられるとき、次い
で再び直線に戻されるとき、また最後に直線状態から半
径R2 のコイル用ボビンに巻取られるときも、それぞれ
に同様な曲げ歪が発生する。Nb3Snはきわめて脆い
ので、これらの複数の大きい曲率変化によって曲げ歪が
増大すると、超電導線としての臨界電流値Ic が急激に
低下してしまう。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、従ってその目的は、軽量で加工性
のよいコイル用ボビンを選択できるR&W法において、
巻替えによる歪の発生を抑制し、実質的に臨界電流値I
c の低下を防ぐことができる超電導コイルの製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、熱処理用ボビンに巻かれた超電導線をコ
イル用ボビンに巻取るに際して、熱処理用ボビンとコイ
ル用ボビンとを同軸上に配置し、熱処理用ボビンから超
電導線を螺旋状のまま繰り出し、双方のボビンから独立
して設けられたガイドを経由してコイル用ボビンに巻取
る工程を含む超電導コイルの製造方法を提供する。
【0013】前記において、熱処理用ボビンは、その周
面がコイル用ボビンに向かって漸次縮径するテーパ状に
形成されていることが好ましい。超電導線をコイル用ボ
ビンに巻取るに際しては、その巻きピッチを制御する手
段を用いることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。 (実施例1)図1は、本発明の基本的な実施例を示して
いる。図1において、熱処理用ボビン11には、前工程
において形成された超電導線2が巻かれている。この熱
処理用ボビン11とコイル用ボビン12とは、回転軸X
−Xに関して同軸上に配置されている。
【0015】超電導線2を熱処理用ボビン11からコイ
ル用ボビン12に巻替えるに際しては、熱処理用ボビン
11を回転させて、超電導線2を螺旋状を保ったまま繰
り出し、双方のボビンから独立して設けられた環状のガ
イド13,13を通して、コイル用ボビン12に巻付け
る。
【0016】この状態で、熱処理用ボビン11の繰り出
し方向に双方のボビンを回転させると、超電導線2は、
熱処理用ボビン11に卷かれているときの曲率を大きく
変えることなく、環状のガイド13,13を順次経由し
てコイル用ボビン12に卷取られる。この方法によれ
ば、超電導線2の曲率があまり変わらないから、巻替え
に際しての歪の発生が抑制され、超電導コイルとしての
臨界電流Ic の低下が防止される。
【0017】前記実施例において、熱処理用ボビン11
の直径R1 とコイル用ボビン12の直径R2 とは、等し
いか、差があっても僅少であることが好ましい。差が小
さいほど、熱処理用ボビン11からコイル用ボビン12
に移動する際の超電導線2の曲率変化が小さくなり、歪
の発生が抑制されるからである。
【0018】また熱処理用ボビン11とコイル用ボビン
12との距離Lは小さいことが好ましい。距離Lが小さ
いと、その間隙の中空部に形成される超電導線2の螺旋
卷き数を少なくすることができるので、超電導線2の垂
れ変形による歪の発生を抑制することができる。
【0019】ガイド13は、双方のボビンから独立し
て、普通は固定して設けられた環状体またはリールであ
って、熱処理用ボビン11とコイル用ボビン12とを同
一方向に回転させるとき、熱処理用ボビン11からコイ
ル用ボビン12への超電導線2の移動を可能とするもの
である。このガイド13はまた、前記中空部(L)にお
ける超電導線2を支えて、超電導線の自重による垂れを
防ぐ効果もある。
【0020】ガイド13の数は、前記中空部(L)に形
成される超電導線2の螺旋卷数に応じて増減させること
ができる。中空部の螺旋卷数が多い場合には、それに対
応してガイド13の数を増加させることによって、垂れ
変形による歪の発生を抑制することができる。ただし、
ガイド13の数が増加すれば、摩擦歪の可能性が増すの
で、この観点から、熱処理用ボビン11とコイル用ボビ
ン12との距離Lを可能な限り小さくし、中空部の螺旋
卷き数を1回〜3回程度とし、ガイド13を1個〜3個
程度使用する形態が好ましい。
【0021】熱処理用ボビン11の直径R1 とコイル用
ボビン12の直径R2 とが異なる場合は、それぞれのボ
ビンの回転速度を変えて、超電導線2の繰り出し線速と
卷取り線速とを一致させる必要がある。これは、それぞ
れのボビンの回転速度を別個に制御して行ってもよい
が、熱処理用ボビン11を自由回転とし、コイル用ボビ
ン12のみを駆動回転して、超電導線2自体の牽引力に
よって、線速に見合った回転速度で熱処理用ボビン11
を回転させることもできる。
【0022】(実施例2)図2は、本発明の好ましい一
実施例を示している。図2において、熱処理用ボビン1
5には、前工程において形成された超電導線2が巻かれ
ている。この熱処理用ボビン15とコイル用ボビン16
とは、回転軸X−Xに関して同軸上に配置されている。
これらのボビンの回転軸は、クラッチ24によって互い
に離着自在に連結されている。
【0023】熱処理用ボビン15は、その周面17がコ
イル用ボビン16に向かって漸次縮径するテーパ状に形
成され、超電導線2は、コイル用ボビン16に向けて傾
斜した周面17に巻かれている。周面17の両端部に
は、それぞれフランジ18a,18bが着脱自在に取り
付けられている。
【0024】コイル用ボビン16には、その両端部に、
それぞれフランジ19a,19bが着脱自在に取り付け
られている。また、熱処理用ボビン15とコイル用ボビ
ン16との中間部には、双方のボビンから独立して設置
されたリール状のガイド25が配設されている。
【0025】コイル用ボビン16の周面近傍には、卷き
ピッチ制御手段20が設けられている。この卷きピッチ
制御手段20は、リール21と、その回転軸となるピス
トンロッド22と、このピストンロッド22を、コイル
用ボビン16の回転軸X−Xと平行に往復運動可能とす
る駆動装置(図示せず)とからなっている。リール21
の周面には、超電導線2を受ける溝23が形成されてい
る。
【0026】熱処理用ボビン15に卷かれた超電導線2
をコイル用ボビン16に巻取って、超電導コイルを製造
するに際しては、熱処理用ボビン15から超電導線2を
螺旋状に引き出し、リール状のガイド25に係合させ
て、コイル用ボビン12に巻き付け、この状態で、熱処
理用ボビン15の繰り出し方向に双方のボビンを回転さ
せる。
【0027】このとき、卷きピッチ制御手段20のリー
ル21が、その溝23に超電導線2を受けて、ピストン
ロッド22が往復運動することによって、コイル用ボビ
ン16の周面上で超電導線2の卷きピッチを制御する。
【0028】実施例2の方法によれば、熱処理用ボビン
15がコイル用ボビン16に向かって漸次縮径するテー
パ状に形成されているので、超電導線2を螺旋状を保っ
たまま繰り出す際に、隣接して卷かれた超電導線が障害
となることなく、円滑に引き出すことができる。
【0029】また、コイル用ボビン16への卷き取りに
際しては、卷きピッチ制御手段20が設けられているの
で、超電導線2はコイル用ボビン16の周面に所定の卷
きピッチで整然と卷き取られる。
【0030】実施例2の方法においては、熱処理用ボビ
ン15の周面17がテーパ状に傾斜しているので、繰り
出し側と巻取り側とで超電導線2の線速を一定にするた
めには、熱処理用ボビン15の回転速度を変化させる必
要がある。これは、クラッチ24を遮断して熱処理用ボ
ビン15を自由回転とし、コイル用ボビン16のみを駆
動することによって実現できる。すなわち、この場合
は、超電導線2が一定速度でコイル用ボビン16に巻取
られるので、この超電導線2に引かれて、熱処理用ボビ
ン15が線速一定となるように回転する。他の方法とし
ては、熱処理用ボビン15とコイル用ボビン16とをそ
れぞれの駆動系で駆動し、熱処理用ボビン15の回転速
度を線速一定となるようにサーボ制御してもよい。
【0031】巻き替え時の超電導線2の曲率変化を最小
とするためには、熱処理用ボビン15の両端部の直径
と、コイル用ボビン16の直径とは、互いの差が可能な
限り小さいことが望ましい。また、それぞれのボビンの
フランジが超電導線2の繰り出し、巻取りの障害となる
場合には、熱処理用ボビン15のコイル用ボビン側フラ
ンジ18aおよび/またはコイル用ボビン16の熱処理
用ボビン側フランジ19aを取り外してもよい。
【0032】卷きピッチ制御手段20の構成は、コイル
用ボビン16に超電導線2を巻取るに際して、円滑かつ
正確に所定のピッチを付与できるものであれば特に限定
されない。一般には、図2に示すように、ピストンロッ
ド22がボビンの回転とは独立して往復駆動するトラバ
ーサが用いられるが、このトラバーサは、ボビンの回転
軸X−Xと同軸に取り付けられ、コイル用ボビン16と
共に回転するものであってもよい。また、場合によって
は、リール21を固定し、コイル用ボビン16をその回
転軸X−Xに沿って往復運動させるようにしてもよい。
【0033】実施例2に示す本発明の実施形態において
は、場合によっては、図2におけるガイド25を省略す
ることができる。これは、卷きピッチ制御手段のリール
21がボビンの回転とは独立して設けられているので、
そのリール21がガイドを兼ねることができるからであ
る。
【0034】(測定例)実施例2の方法により、R&W
型の超電導コイルを作成した。Cu−Sn合金の線材中
に多数本のNbフィラメントが埋設された多心撚線を、
直径(長径)55mm〜(短径)50mm、巻線幅12
0mmのテーパ付き熱処理用ボビンに巻いて熱処理し、
直径0.6mmのNb3Sn超電導線を得た。この超電
導線を、実施例2の方法に従って熱処理用ボビンと同軸
に設置した直径50mm、巻線幅90mmのコイル用ボ
ビンに、ピッチ幅1.5mmで60回巻いて超電導コイ
ルを作成した。
【0035】(比較例)図4に示す従来の巻取り方法を
用いて、実施例と同様な超電導コイルを作成した。
【0036】実施例2により得られた超電導コイルと比
較例の超電導コイルについて通電試験を行った。すなわ
ち、それぞれの超電導コイルを液体ヘリウムに浸漬し、
電流を負荷してクエンチが発生する臨界電流値Ic
(A)と、その際の磁束密度B(T)とを測定した。結
果を図3に示す。図3に、このコイルのロードラインと
Nb3Sn超電導体の臨界電流の磁束密度依存性Zを示
す。
【0037】図3に示した結果から明らかなように、従
来法に従って、超電導線を熱処理用ボビンから一旦直線
状に繰り出し、中間リールを経由してコイル用ボビンに
巻取る方法により作成された比較例の超電導コイル
は、臨界電流値Ic が200A、磁束密度Bが0.18
Tであったのに対して、本発明の方法により作成された
実施例2の超電導コイルは、臨界電流値Ic が300
A、磁束密度Bが0.26Tであり、特性が大幅に向上
した。
【0038】比較例の値と実施例2の値を結ぶ線は
コイルのロードラインであり、これが超電導体の特性曲
線Zと交わる点が超電導コイルとしての理想特性値を
表すから、この結果から、超電導線を螺旋状を保ったま
ま同軸上のコイル用ボビンに巻取った実施例2の超電導
コイルは、屈曲歪が抑制された結果として、理想特性に
近い特性が得られたことがわかる。
【0039】前記実施例は、Nb3Sn超電導線に本発
明の方法を適用したものであるが、本発明の方法は、例
えばNb3Alなど他の化合物超電導線や酸化物超電導
線の巻線工程にも有利に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の超電導コイルの製造方法は、熱
処理用ボビンとコイル用ボビンとを同軸上に配置し、熱
処理用ボビンから超電導線を螺旋状のまま繰り出し、双
方のボビンから独立して設けられたガイドを経由してコ
イル用ボビンに巻取る工程を含むものであるので、R&
W法においても軽量で加工性のよいコイル用ボビンを選
択でき、巻替えによる屈曲歪の発生を低減し、高い臨界
電流値Ic を有する超電導コイルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】 本発明の他の一実施形態を示す側面図。
【図3】 超電導コイルの通電試験における測定値を示
すグラフ。
【図4】 従来の巻線方法を示す側面図。
【符号の説明】
2…超電導線、10…超電導コイル、11…熱処理用ボ
ビン、12…コイル用ボビン、13…ガイド、X…回転
軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導線の製造時に熱処理用ボビンに巻
    かれた超電導線をコイル用ボビンに巻取るに際して、熱
    処理用ボビンとコイル用ボビンとを同軸上に配置し、熱
    処理用ボビンから超電導線を螺旋状のまま繰り出し、双
    方のボビンから独立して設けられたガイドを経由してコ
    イル用ボビンに巻取る工程を含む超電導コイルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 周面がコイル用ボビンに向かって漸次縮
    径するテーパ状に形成された熱処理用ボビンを用いる請
    求項1に記載の超電導コイルの製造方法。
  3. 【請求項3】 コイル用ボビンに巻取るに際して、超電
    導線の巻きピッチを制御する手段を用いる請求項1に記
    載の超電導コイルの製造方法。
JP8290859A 1996-10-31 1996-10-31 超電導コイルの製造方法 Withdrawn JPH10135061A (ja)

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