JP2001256845A - 部品付きケーブルの製造方法 - Google Patents

部品付きケーブルの製造方法

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JP2001256845A
JP2001256845A JP2000068927A JP2000068927A JP2001256845A JP 2001256845 A JP2001256845 A JP 2001256845A JP 2000068927 A JP2000068927 A JP 2000068927A JP 2000068927 A JP2000068927 A JP 2000068927A JP 2001256845 A JP2001256845 A JP 2001256845A
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core
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Katsuyoshi Tamura
勝義 田村
Yasutsugu Miyamura
康嗣 宮村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルを部品へ接続する接続作業性が向上
し、また、前記部品が小型化する部品付きケーブルの製
造方法を提供する。 【解決手段】 所望の長さの複数の心線2の少なくとも
一端を一個の部品10に接続する工程と、次いで、前記
部品10に接続された複数の心線2を集合化する工程、
または、心線2が接続された複数の前記部品10を同一
側にして、前記部品10に接続された複数の心線2を集
合化する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療装置や精密測
定機器などに接続される多心の部品付きケーブルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療装置や精密測定機器を使用する際に
は、細径多心ケーブルの一端に接続部品が取り付けら
れ、他端にセンサなどの部品が取り付けられた、部品付
きケーブルが接続されることがある。例えば、超音波診
断装置に接続されるケーブルは、外径が0.2〜0.5
mmの同軸構造をした心線が40〜200心程度集合化
されたもので、一端にセンサに内蔵されるフレキシブル
プリント回路板が接続され、他端に装置に接続される多
心コネクタが接続されている。また、電子内視鏡に接続
されるケーブルは、外径が0.5mm以下の同軸構造を
した心線が数心〜50心程度集合化されたもので、一端
にCCDセンサが接続され、他端に装置に接続される多
心コネクタが接続されている。
【0003】このような部品付きケーブルは、例えば以
下のような工程で製造されている。即ち、 1)先ず心線を集合撚りし、さらに、必要に応じて集合
撚りした心線に同心撚りまたは層撚りを施す。 2)集合撚りした心線にテープ巻き、撚り糸巻きを施
し、その外側に遮蔽層として金属線の編組編みしたチュ
ーブを被せる。 3)次いで、外装保護用のシースを被覆して、長尺のケ
ーブルを作製する。 4)上記長尺のケーブルを所望の長さに切断し、シース
を剥離し、撚った心線を撚り戻し、各心線の端部の被覆
を剥離し、導体を露出させる。 5)次いで、露出した複数の導体の一端にフレキシブル
プリント回路板を接続し、他端に多心コネクタを接続す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
部品付きケーブルの製造方法には、以下のような問題が
あった。即ち、 1)各心線は、多心ケーブル化されているために動きが
制約されており、200本のような多本の心線の端部の
被覆を剥離し、引き回してフレキシブルプリント回路板
へ接続するのには手間がかかり、接続の作業性が上がら
ない。また、多心のケーブルが解かれてから接続される
までの心線の長さは、接続点の分布範囲が拡がっている
ために、異なってくる。例えば、フレキシブルプリント
回路板の中央部付近に接続する心線は相対的に短く、フ
レキシブルプリント回路板の端部付近に接続する心線は
相対的に長くなる。この点は、心線の接続作業性の大き
な障害となる。このように、心線の本数が多くなるほ
ど、接続工数がかかり、また、接続作業に熟練度が要求
されるという問題があった。
【0005】2)接続作業性を考慮すると、各心線のフ
レキシブルプリント回路板への接続間隔を小さくするの
には限界が生じ、フレキシブルプリント回路板の小型化
の要請に応えることができない。
【0006】3)多心の部品付きケーブルは、心数、長
さ、部品の種類などにより多品種にわたるため、納期を
短くするためには、部品を付ける前の状態で多種類のケ
ーブルを長尺で在庫しておく必要が生じる。
【0007】4)部品を接続したケーブルは、その接続
部分で強い繰り返し屈曲を受けると、心線の断線が生じ
やすい。超音波診断装置に接続されるケーブルの場合に
は、上記屈曲により、画像が乱れるという現象が生じ
る。そこで、ケーブルの部品との接続部分のみを補強す
るために、最外層のシースの外側に補強材を加えると、
その部分は形状が不自然に太くなったり、必要以上に硬
くなり、柔軟性がなくなるという別の問題が生じる。
【0008】本発明は、上述した問題に鑑み、部品の接
続作業性がよく、従って、接続する部品を小型化するこ
とができ、また、半製品のケーブルの在庫をなくするこ
とができ、さらに、部品の接続部分を補強するなど、特
定部分の特性を変えることができる部品付きケーブルの
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、所望
の長さの複数の心線の少なくとも一端を一個の部品に接
続する工程と、次いで、前記部品に接続された複数の心
線を集合化する工程とを有することを特徴とする部品付
きケーブルの製造方法である。
【0010】また、請求項2記載の発明は、所望の長さ
の複数の心線の少なくとも一端を一個の部品に接続する
工程と、次いで、心線が接続された複数の前記部品を同
一側にして、前記部品に接続された複数の心線を集合化
する工程とを有することを特徴とする部品付きケーブル
の製造方法である。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、部品に接続される複数の心
線は、撚合わせられていることを特徴とする部品付きケ
ーブルの製造方法である。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれか1項に記載の発明において、部品に接続
された複数の心線を集合化する工程において、部分的に
あるいは全長にわたり耐屈曲性を有するように集合化す
ることを特徴とする部品付きケーブルの製造方法であ
る。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の発明において、心線が同軸
線であることを特徴とする部品付きケーブルの製造方法
である。
【0014】さらに、請求項6記載の発明は、請求項5
記載の発明において、前記同軸線の一端に接続される部
品がフレキシブルプリント回路板であることを特徴とす
る部品付きケーブルの製造方法である。
【0015】上記発明において、心線としては、単導体
からなる被覆線、あるいは請求項5に記載のように同軸
構造をした同軸線を挙げることができる。また、心線が
接続される部品としては、センサやそれに内蔵される回
路部品(例えば請求項6に記載のようなフレキシブルプ
リント回路板)、あるいはコネクタなどの接続部品を挙
げることができる。
【0016】請求項1および2記載の発明によれば、心
線を集合してケーブル化する前の状態で、複数の心線の
少なくとも一端を一個の部品に接続するため、各心線は
取り扱いやすく、端部の被覆を剥離し、引き回して部品
へ接続するのに手間がかからず、接続の作業性が向上す
る。従って、本発明は、特に心線の本数が多く、接続工
数(あるいは時間)のかかる部品付きケーブルの製造に
好適であり、また、心線接続作業が容易になるので、未
習熟者でも接続作業が可能となる。また、上述のように
接続の作業性が向上するので、各心線の部品への接続間
隔を小さくすることができ、接続する部品を小型化する
ことができる。また、心線に部品を接続した後に集合し
てケーブル化するため、仕様別に多品種のケーブルを在
庫する必要が無く、心線の在庫のみで済む。併せて、新
仕様ケーブルに対しても、短納期で対応することができ
る。
【0017】なお、請求項1および2記載の発明におい
て、部品に接続される前の心線は、必ずしも1本ずつば
らばらになっているとは限らず、請求項3に記載されて
いるように、少ない本数(2〜20本程度)で撚合わせ
られていてもよい。
【0018】さらに、請求項4記載の発明によれば、部
分的にあるいは全長にわたり耐屈曲性を有するように集
合化するため、要求に応じて全長の耐屈曲性を向上させ
ることができるばかりでなく、外観や柔軟性を損なうこ
となく、部分的に耐屈曲性を向上させた部品付きケーブ
ルを製造することができる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態について
詳細に説明する。本実施形態は部品付きケーブルの製造
方法であり、その工程は以下の通りである。即ち、 1)心線を定尺に切断し、先端の被覆層を取り除き、導
体を露出させる。心線としては、通常のビニル被覆線や
同軸構造を有する同軸線などを用いることができ、特に
限定されることはない。また、被覆層の色を数種類用意
すると、判別しやすくなる。また、被覆層の除去は、機
械的、熱的、光学的手段などで行うことができる。
【0020】2)上記心線の露出した複数本の導体に、
接続すべき第1の部品を接続する。この部品としては、
センサとなるモジュール、センサに内蔵されるフレキシ
ブルプリント回路板、コネクタなどを挙げることができ
る。また、接続方法としては、半田付け、溶接、機械的
なカシメなどを用いることができる。この接続工程にお
いては、各心線は、ケーブル化されて動きが拘束されて
おらず、自由に取り扱うことができるので、接続の作業
性が向上する。従って、これまでに採用できなかった接
続パターンが可能となり、接続する部品を小型化するこ
とができる。
【0021】3)上記部品に接続された心線を集めて集
合化し、ケーブルとする。集合撚りは、心線の本数が少
ない場合には、全体を撚り合わせた後、必要に応じてテ
トロン(登録商標)糸などを横巻きする。また、心線の
本数が多い場合には、分割して集合撚り(ユニット撚
り)した後、前記集合撚りしたもの複数本を、再度撚り
方向が逆になるように撚り合わせる(ロープ撚り)。そ
の際、同心状に撚ると、外観が綺麗になる。さらに、心
線の本数が多い場合には、前記同心状に撚ったものをさ
らに撚り合わせる。
【0022】4)上記集合撚りしたものに、必要に応じ
て、テトロン糸、導電性テープ、金属箔、金属線などを
横巻きする。さらに、必要に応じて、遮蔽層として金属
線を編組編みしたチューブを被せる。
【0023】5)次いで、外装保護用シースを被せる。 6)心線の第1の部品が接続されていない側の端部に、
必要に応じて接続すべき第2の部品(多心コネクタな
ど)を接続する。この際、心線の被覆層の色を変えてお
くと、誤接続を防ぐことができる。
【0024】なお、上記実施形態の心線の集合化の工程
において、ケーブルの耐屈曲性を相対的に向上させたい
部分(例えば部品との接続部近傍)のユニット撚りやロ
ープ撚りのピッチを相対的に小さくしたり、あるいはそ
の部分に補強材としてテープをユニット撚り毎に、ある
いはロープ撚りの外周に巻いたりすることにより、その
部分の耐屈曲性を向上させることができる。このよう
に、心線の集合化の工程でケーブルの耐屈曲性を部分的
に向上させることができるので、シースを被せた後の外
観を損なうことがなく、また、耐屈曲性部分を所望の部
分に容易に設けることができる。また、心線の集合化の
工程を変えることにより、容易に全長の耐屈曲性を変え
ることもできる。
【0025】上記実施形態では、一個の部品に接続され
た心線を集合化したが、複数の部品に接続された心線を
集合化してもよい。また、第2の部品は心線を集合して
ケーブル化した後に接続されているが、第1および第2
の部品をともに、心線を集合してケーブル化する前に接
続してもよい。なお、上記実施形態は、本発明を具体化
した一例であって、本願発明の技術的範囲を限定するも
のではない。
【0026】
【実施例】(実施例1)超音波診断装置に接続される部
品付きケーブルの製造方法について説明する。本実施例
で製造される部品付きケーブルは、図3に示すように、
ケーブル1の一端に部品としてのフレキシブルプリント
回路板10を接続したものである。ケーブル1を構成す
る心線2は、図1に示すように、同軸構造をした同軸線
である。その内部導体2aは外径が0.09mmの銅
線、絶縁体2bはフッ素樹脂(テトラフルオロエチレン
・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体)からな
り、その外径は0.23mmであり、外部導体2cは
0.03mm径の銅線を25本横巻きしたもので、その
外径は0.29mmであり、シース2dはフッ素樹脂
(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン
共重合体)からなり、その外径は0.37mmである。
また、フレキシブルプリント回路板10は、図2に示す
ように、ランド11(サイズ:0.6mm×0.4m
m)が縦横1.4mm×0.8mmのピッチで180個
(30×6)配列したものである。なお、図2におい
て、12はシールドラインである。
【0027】この部品付きケーブルの製造方法の工程は
以下のとおりである。即ち、 1)先ず、図1に示すように、心線2を所望の長さに切
断し、その端部9mm長のシース2dを剥がし、さらに
外部導体2cを折り返してまとめ、絶縁体2bを除去し
て、内部導体2aを1mm長露出させる。 2)次いで、図3に示すように、180本の心線2の露
出した内部導体2aをフレキシブルプリント回路板10
のランド11にハンダで接続する。 3)次いで、心線2の外部導体2cを15本分ずつまと
めて、シールド部(図示せず)へまとめて接続する。 4)次いで、フレキシブルプリント回路板10に接続さ
れた心線2を集合化する。即ち、先ず、180本の心線
2を16心のユニット10組、4心のユニット5組に分
け、各ユニットを撚合わせて計15本のユニット撚り3
を形成する。次いで、前記15本のユニット撚り3を一
括撚合わせ、ロープ撚り4を形成する。その際、必要に
応じて、フレキシブルプリント回路板10との接続部近
傍の撚りピッチを他の部分よりも小さくすると、接続部
近傍の耐屈曲性を増すことができる。 5)次いで、ロープ撚り4の外側にテフロン(DuPont社
の商品名)テープで押さえ巻き5を施し、その外側に遮
蔽層として錫メッキ銅線の編組編みからなるチューブ6
を被せる。 6)さらに、その外側にポリ塩化ビニル(PVC)のシ
ース7を被せ、外径7mmのケーブル1とする。 7)ケーブル1のフレキシブルプリント回路板10が接
続された端部の反対側端部に多心コネクタ(図示され
ず)を接続する。
【0028】本実施例において、180本の心線2の接
続時間(端末処理およびハンダ接続)は、従来のケーブ
ル化後に接続する場合に比して、約40%低減した。ま
た、ランド11のサイズ(0.6mm×0.4mm)お
よび配列ピッチ(1.4mm×0.8mm)は、従来の
もの(サイズ:1.4mm×0.8mm、配列ピッチ:
1.6mm×1.5mm)よりも小さくなっており、同
様のパターン設計の場合、フレキシブルプリント回路板
10の全体の面積は従来のものよりも約40%減少し
た。なお、従来、縦方向の段数が4段以下でないと、接
続作業性が悪く、量産性に劣るものであったため、量産
品では4段以下のパターン配置が多用される。一方、本
発明によれば容易に5段以上の接続が可能であるため、
パターン配置に制約が少なく、必要であれば全幅のコン
パクト化が可能となる。即ち、従来技術では、例えば1
80心の接続を行うために45か所×4段で66mm
(1.5mm×44)の幅が必要であったが、本発明に
よれば30か所×6段で23.2mm(0.8mm×2
9)の幅で接続可能で、約3分の1の幅に縮小すること
ができた。これにより、超音波診断用センサの小型化を
実現することができた。
【0029】(実施例2,3,4)図4は実施例2、図
5は実施例3、図6は実施例4を示すものである。これ
らの実施例は、部品としてのセンサ20に複数の心線2
の一端を接続した後、これらの心線2を撚合わせてケー
ブル1とするものである。このケーブル1の外径は8m
mである。
【0030】実施例2は、心線2の撚合わせにおける撚
りピッチを210mmとしたものである。また、実施例
3および実施例4は、センサ20への接続部分21の撚
りピッチを90mmとし、他の部分22の撚りピッチを
210mmとしたものである。さらに、実施例4は、セ
ンサ20への接続部分21において編組チューブ6の外
側にテープ23を巻いたものである。このテープ23
は、厚さ0.08mmのPTFE(ポリ四フッ化エチレ
ン)からなるテープの外側に、さらに厚さ0.15mm
の不織布テープを巻いたものである。
【0031】上記実施例2,3,4のケーブル1につい
て、耐屈曲性の試験を行った。図7は、試験に用いた1
80度屈曲試験機の略図である。図7において、31は
回転体、32はケーブル1の一端部を固定する試料固定
部、33はケーブル1を挟持するマンドレル、34はケ
ーブル1の他端部に取り付けられる荷重、35はケーブ
ル1に電気的に接続される抵抗計である。なお、実施例
3,4については、撚りピッチが細かい側を試料固定部
32側にした。また、荷重34は400gとし、マンド
レル33により定まる曲げ半径は10mmとした。そし
て、左右90度の曲げを一往復30回/分の速さで行
い、各心線が断線するまでの屈曲回数を調べた。
【0032】実施例2,3,4のケーブル1のそれぞれ
について、5つの試料による平均耐屈曲回数は、実施例
2が25570回、実施例3が138150回、実施例
4が214090回であった。この結果から、撚りピッ
チを細かくすることにより繰り返し耐屈曲性が向上し、
編組チューブ6の外側にテープ23を巻くことによりさ
らに繰り返し耐屈曲性が向上することが明らかである。
即ち、ケーブル1においてセンサ20への接続部分21
が最も繰り返し屈曲を受けるが、撚りピッチを細かくし
たり、テープ23を巻くなどの手段により、接続部分2
1を選択的に補強でき、このような局部的なケーブル1
の補強によって、繰り返し耐屈曲性が優れる製品を提供
できた。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、ケーブルおよびフレキシブルプリント回路板
は様々な構造を採用することができ、また、製造工程も
様々な手順を採用することができる。さらに、ケーブル
の補強手段は、前記実施例2のような撚りピッチを細か
くすることや、実施例3のようなケーブルの外側へのテ
ープの巻き付けに限るものではなく、ケーブル中に綿糸
やテープなどの介在物を入れるなどの手段であってもか
まわない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および3
の発明によれば、ケーブルを部品へ接続する接続作業性
が向上し、接続工数が低減でき、また、部品を小型化す
ることができるという優れた効果がある。特に、心線の
本数が多いほど、この効果が顕著であり、また、未習熟
者でも接続作業をすることが可能となるという効果もあ
る。また、請求項4の発明によれば、心線の集合化の工
程を変えることにより、容易に全長の耐屈曲性を変える
ことができ、また、シースを被せた後の外観を損なうこ
となく、ケーブルの所望の部分の耐屈曲性を変えること
が容易にできるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いた心線の端部側面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に用いたフレキシブルプリン
ト回路板の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の説明図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の説明図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の説明図である。
【図7】屈曲試験機の概略説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 心線 2a 内部導体 2b 絶縁体 2c 外部導体 2d、7 シース 3 ユニット撚り 4 ロープ撚り 5 押さえ巻き 6 チューブ 10 フレキシブルプリント回路板
(部品) 11 ランド 12 シールドライン 20 センサ(部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA06 AA16 AA17 BB04 BB05 CC01 CC11 DR01 EE01 GG12 GG25 5G325 BA13 BC10 5G355 AA05 BA01 BA08 CA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の長さの複数の心線の少なくとも一
    端を一個の部品に接続する工程と、次いで、前記部品に
    接続された複数の心線を集合化する工程とを有すること
    を特徴とする部品付きケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 所望の長さの複数の心線の少なくとも一
    端を一個の部品に接続する工程と、次いで、心線が接続
    された複数の前記部品を同一側にして、前記部品に接続
    された複数の心線を集合化する工程とを有することを特
    徴とする部品付きケーブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 部品に接続される複数の心線は、撚合わ
    せられていることを特徴とする請求項1または2記載の
    部品付きケーブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 部品に接続された複数の心線を集合化す
    る工程において、部分的にあるいは全長にわたり耐屈曲
    性を有するように集合化することを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の部品付きケーブルの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記心線が同軸線であることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか1項に記載の部品付きケー
    ブルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記同軸線の一端に接続される部品がフ
    レキシブルプリント回路板であることを特徴とする請求
    項5記載の部品付きケーブルの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231157A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Yazaki Corp ツイスト線及びツイスト線製造方法

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