JP2001256677A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
光記録媒体及びその製造方法Info
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Abstract
れた、光記録媒体の機械精度などの特性を向上させ、な
おかつロットナンバー等の識別情報の視認性を高める。 【解決手段】 遅効性カチオン重合接着剤により、第1
のディスクと第2のディスクを、それぞれの中心がほぼ
一致するように貼り合わせる際に、該接着剤によって形
成される接着剤層の範囲内に、該ディスクとほぼ同心円
となる様な、ドーナツ状の接着剤が塗布されていない部
分を形成する。
Description
くは第1のディスクと第2のディスクとを、それぞれの
ディスクの中心がほぼ一致する様に接着剤によって貼り
合わせた光記録媒体とその製造方法に関する。
・ディスクまたはデジタル・ビデオ・ディスク)に代表
される、2枚のディスクをそれぞれの中心がほぼ一致す
る様に接着剤によって貼り合わせてなる光記録媒体のう
ち、第1のディスクのみで情報の記録再生を行う光記録
媒体の場合、第2のディスクは光記録媒体とした時の剛
性や、厚みの規格を満足するため等に用いられることか
ら、材質や構造等の条件が特に制約されない。そのため
生産性を考慮して、主に第1のディスクと同じ材料の樹
脂を用いた光透過性の円盤(第2のディスク)をそのま
まの状態で用い、第2のディスク側からその光透過性の
円盤を通して紫外線(UV)を照射し、第1のディスク
と光透過性の円盤の間に充填されて挟まれる状態で存在
するUV硬化型接着剤を硬化する事によって貼り合わせ
る方法が用いられている。この方法にはUVを照射する
ことですぐに硬化するアクリル樹脂を主成分とするUV
硬化型接着剤が用いられ、このような接着剤を一般にU
V硬化型アクリル樹脂接着剤という。
ぞれのディスクの中心がほぼ一致する様にする必要があ
る。これは、ディスクの中心に形成された穴(センター
ホール)が光記録媒体を記録再生装置に設置するために
用いられるためで、中心のずれは100μm以下とする
事が好ましく、更に好ましくは70μm以下である。
も記録及び/又は再生を行うことができるディスクを使
用した光記録媒体、すなわち両方のディスクともほとん
ど光(UV)を透過することができないディスクを用い
て貼り合わせを行う場合は、第1のディスクと第2のデ
ィスクの間に挟まれる状態で存在するUV硬化型アクリ
ル樹脂接着剤に、それを硬化するための十分なUV照射
を行うことができないために、この接着剤を使用するこ
とができない。
のディスクのみに記録や再生を行うことができるディス
クを用いる場合でも、作製される光記録媒体の機械精度
や電気特性、信頼性等を考慮して第1のディスクと構造
を近似させた第2のディスクを用いることが開示されて
いる。すなわち光透過性基板上に反射層と保護層が設け
てはあるものの、記録及び/又は再生を行うディスクと
しては使用しないいわゆる「ダミーディスク」を第2の
ディスクとして用いる場合も、このダミーディスクがほ
とんど光(UV)を透過することができないために、同
様に第1のディスクと第2のディスクの間に挟まれる状
態で存在するUV硬化型アクリル樹脂接着剤に、それを
硬化するための十分なUV照射を行うことができず、こ
の接着剤を使用することができない。
に、特開平9−69239や特開平11−86344な
どには、UVの照射により瞬時に硬化するUV硬化型ア
クリル樹脂接着剤に対して、UVを照射することで硬化
が始まり、徐々に硬化していくエポキシ樹脂を主成分と
するUV硬化型接着剤のひとつである、遅効性のUV硬
化型エポキシ樹脂接着剤を用いることが開示されてい
る。この遅効性UV硬化型エポキシ樹脂接着剤の硬化の
速度は、用いるエポキシ樹脂や硬化剤等の種類や量、ま
たは反応の速度を調節する添加剤、更には照射するUV
の条件等によって変化するため、利用する状況によって
完全に硬化するまでの時間を数秒から数時間まで選択す
ることが可能である。
2のディスクのそれぞれにスクリーン印刷法やロールコ
ート法などにより塗布し、塗布した面にUV照射する事
で硬化反応を開始させ、その塗布面が内側になるように
即座に貼り合わせ、硬化反応をさらに進行させ、完全に
硬化させることによって接着する。
録再生を行うために光記録媒体を記録再生装置に設置す
る時に主に使用される最内周の情報非記録領域部分にま
でUV硬化型アクリル樹脂接着剤による接着剤層を形成
することにより、2枚のディスクの密着性を向上させる
技術が開示されている。さらに、その情報非記録領域の
接着剤を塗布する表面に、溝を形成してその中に接着剤
を充填することで接着強度を増大させる方法や、ロット
ナンバーなどの刻設された文字情報を設けること等で、
いわゆるアンカー効果によって接着強度を増大させる方
法が開示されている。
傍、特に中心に設けられたセンターホール近傍部分は、
光記録媒体を記録再生装置に設置するために固定したり
外したり、記録再生装置の部品と何度も接触を繰り返す
ために大きな負荷がかかり、変形する事によって機械精
度に悪影響を与えたり、光記録媒体が破壊してしまう等
の問題が発生する。そこで、前記のように最内周の情報
非記録部分まで接着剤層を設ける事等が試みられてい
る。
内周の情報非記録部分まで接着剤層を設ける場合のう
ち、特に接着剤として遅効性のUV硬化型エポキシ樹脂
接着剤を用いる場合は、前記発明のように最内周の情報
非記録部分にあらかじめ形成した溝や、光透過性基板形
成の際の母型固定治具によって形成される溝等の中に接
着剤を充填すると、その部分は他の部分と比較して接着
剤の量が多くなるため、エポキシ樹脂の進行速度が他の
部分と比較して遅くなる。このため、硬化後の接着剤層
内部に歪みが発生し、光記録媒体の機械精度や電気特性
に悪影響を及ぼす。
具によって形成される溝の部分より内周側には、作製さ
れた光記録媒体を管理するためにロットナンバーなどの
文字情報を設けることが多く、メンテナンスが容易なこ
とや低コスト等の理由から、レーザーマーカー法やイン
クジェット法等の方法が用いられる。しかし、これらの
方法によって刻印された文字情報は、接着剤の影響によ
ってかすれたり消えたり又は見難かったりする事によっ
て判別が困難になる等、光記録媒体を管理する上では大
きな問題となる。
鋭意研究を進め、作製される光記録媒体の機械精度が良
好で、またその機械精度やディスクの特性の信頼性が向
上し、さらに生産性もよく、文字情報による管理が簡単
で確実に行える方法を見いだした。
心がほぼ一致するように接着剤によって貼り合わせてな
る光記録媒体において、該接着剤によって形成される接
着剤層の範囲内に、該ディスクの中心とほぼ同心円とな
る様な、ドーナツ状の接着剤が塗布されていない部分を
有する事を特徴とする光記録媒体。 (2)前記接着剤が、遅効性の紫外線硬化型エポキシ樹脂
接着剤であることを特徴とする(1)の光記録媒体。 (3)前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されていない部
分に、その光記録媒体を識別する情報が記録されている
ことを特徴とする(1)又は(2)の光記録媒体。 (4)前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されていない部
分に、光透過性基板形成の際に母型固定治具によって形
成される溝を含む事を特徴とする(1)乃至(3)の光記録媒
体。 (5)第1のディスクと第2のディスクを接着剤によって
貼り合わせる光記録媒体の製造方法において、該接着剤
によって形成される接着剤層の範囲内に、ドーナツ状に
接着剤を塗布しない部分を残す事を特徴とする光記録媒
体の製造方法。 (6)前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されていない部
分を残す方法が、スクリーン印刷法によることを特徴と
する(5)の光記録媒体の製造方法。である。
状の部分は、光記録媒体の電気特性に影響を与えること
が少ない最内周の情報非記録領域であることが好まし
く、例えば、DVDのような光記録媒体の場合は、セン
ターホールの直径15mmから情報エリア開始までの3
9mm程度の間に任意の長さの範囲を設定する。この範
囲内には、光透過性基板形成の際に母型固定治具によっ
て形成される溝を含む場合があるが、この溝の中に接着
剤が入らないことが好ましいため、溝の径方向の長さ
と、ロットナンバー等の文字情報を設ける範囲の径方向
の長さとを合わせて、適当な長さの範囲を選択する必要
が有る。これらのことを考慮すると、径方向に2mmか
ら9mm程度を選択するのが好ましい。
の機械精度を良好にするためには、センターホールの直
径である15mmから、少なくとも直径18mmまでは
接着剤を塗布する必要がある。接着剤を塗布しないドー
ナツ状の部分は、記録層の開始位置によって適宜選択が
可能であるが、DVDに関わる本発明では39mm程度
までが望ましい。
の大きさがこれより大きな場合、逆に小さな場合が考え
られるが、そのような場合でもセンターホール近傍の2
〜3mm程度から外側に、同様にしてドーナツ状の部分
を形成することによって十分適用可能である。
体の主な機械精度である反りや面振れ加速度は格段に向
上し、その接着剤の塗布されない部分にロットナンバー
等の文字情報を設けることで、その文字情報は、接着剤
の影響によってかすれたり消えたり又は見難かったりす
る事によって判別ができなくなるなどの不具合がなくな
る。これらを実施するためには、特に遅効性のUV硬化
型エポキシ樹脂接着剤が好ましく、接着剤を塗布しない
ドーナツ状の部分を残す方法としてはスクリーン印刷法
が好ましい。
る。
m、例えば0.6mmで、直径120mm程度の光透過
性基板を形成する。この光透過性基板は、例えばポリカ
ーボネート(PC)樹脂やポリオレフィン樹脂等を射出
成形することによってその表面にプレグルーブやプレピ
ット等を形成するが、2P法を用いてアクリル樹脂やガ
ラス製の平板上にプレグルーブを形成しても良い。
層、光磁気記録層、有機色素記録層等の記録層を形成す
る。相変化記録層や光磁気記録層は前記光透過性基板上
にそれぞれ必要に応じた材料をスパッタリングする事に
より形成する。また、有機色素記録層は前記光透過性基
板上に有機色素溶液をスピンコート法等により塗布し、
乾燥する事により形成する有機色素層上に、例えばAu
やAg等の金属反射層を形成して得られる。
層を、その目的に応じて設けることができるが、前記光
透過性基板上にあらかじめ情報となるプレピットを形成
し、その上にAlやAg等の金属反射層を形成する再生
専用光記録媒体の構造としても良い。
目的として、主に無色透明のUV硬化型のアクリル系樹
脂等を用いた有機保護層を、スピンコート法やスクリー
ン印刷法等によって2〜50μmの厚さで形成する。但
し、作製される光記録媒体が十分な信頼性を有するなら
ば、前記有機保護層の形成はあえて行わなくても良い。
同様に作製された第2のディスク又はダミーディスク、
場合によっては光透過性の円盤等とを貼り合わせる。貼
り合わせの方法は、用いる材料によって、ロールコータ
ー法、スピンコート法、スクリーン印刷法等の方法が種
々適用可能であるが、本発明は主としてスクリーン印刷
法に有効で、用いる材料は遅効性のUV硬化型エポキシ
樹脂接着剤が好ましい。スクリーン印刷法に用いるスク
リーン(版)の糸の太さやメッシュ(網目状の、接着剤
などを通過させる部分)の粗さ、形成するメッシュや用
いる接着剤の粘度や接着剤を塗布する厚み等によって適
宜選択され、版の糸の太さによって塗布される接着剤の
厚さを調節する。また、照射する紫外線の光量は用いる
接着剤によって異なるが500〜1500mJ/cm2
程度が好ましい。遅効性のUV硬化型エポキシ樹脂接着
剤は様々なものが開発されており、本発明には、25℃
で1000〜100000cps(BH型粘度計、2r
pm測定器)程度の粘度を有するものが好ましい。
は、主としてエポキシ樹脂とエネルギー線重合開始剤と
からなる。エポキシ樹脂接着剤の硬化反応については一
般に広く知られており、エネルギー線重合開始剤として
はアミン系や酸無水系等が用いられ、エポキシ樹脂同士
をアニオン重合やカチオン重合によってイオン重合する
ため、その反応性の速さとエポキシ樹脂の硬化物性とを
併せ持つシステムとして期待されている。さらに、この
エポキシ樹脂の種類や、UVの照射量、またはエポキシ
樹脂を遅延させる効果を有する物質等を添加することに
より、硬化反応の速度を調節することが可能である。
率(赤外線吸収スペクトル分析法等により定量された初
期のエポキシ基の量に対する、UV等のエネルギー線を
照射した後の、エポキシ基の量の割合を%で表す)が、
通常は50〜95%、好ましくは60〜90%の範囲に
なるようにUV等のエネルギー線調節して照射する。エ
ポキシ基の残存率が95%以上の場合は十分に硬化せ
ず、50%以下の場合は接着性が悪くなる。
接着剤を塗布しないドーナツ状の部分を残すには、版に
ドーナツ状の、メッシュを形成しない部分を設ければよ
い。これにより、メッシュのある部分は接着剤が版を通
過してディスクに塗布されるが、メッシュのない部分は
接着剤が通過せずに塗布されない。また、ディスクの全
体に塗布できるようなメッシュを形成した版を用い、塗
布の際に塗布したくないドーナツ状の部分にその形の型
紙を当てることにより、接着剤の塗布されないドーナツ
状の部分を残すことも可能である。
分を残す場所は、前記のような光透過性基板形成の際に
母型固定治具によって形成される溝を含む範囲で、光記
録媒体の電気特性に影響を与えることが少ない最内周の
情報非記録領域であることが好ましく、光記録媒体の直
径15mmから39mmの範囲内に、径方向に任意の幅
の範囲を設定する。これにより2枚のディスクを貼り合
わせた光記録媒体の機械精度は格段に向上し、その接着
剤の塗布されない部分に図1の様にロットナンバー等の
文字情報を設けることで、その文字情報は、接着剤の影
響によってかすれたり消えたり又は見難かったりする事
によって判別ができなくなるなどの不具合がなくなる。
ない部分が密閉されることによって、その体積が環境の
変化によって膨張収縮するのを避けるために、図2に示
すように、内周接着剤塗布部分に接着剤を塗布しない部
分を形成しても良い。
1500mJ/cm2程度の紫外線を照射することで硬
化反応が開始する。これらを、接着剤を挟み込むように
して重ねた後、1〜10kg/cm2程度の圧力で加圧
する事により密着させる。そして接着剤の硬化反応が進
行して硬化に至る。
て、あらかじめ接着剤にUV照射を行ってからディスク
に塗布することによって貼り合わせたり、接着剤をディ
スクに塗布する際に、同時にUVを照射することによっ
て貼り合わせる方法なども適用可能である。
マット情報を、射出成形により厚さ0.6mm、直径1
20mm、センターホール直径15mmのポリカーボネ
ート樹脂製光透過性基板上に転写させ、その上に公知の
相変化記録膜構造の記録層をスパッタリング法によって
形成し、更にその上にアクリル系樹脂のダイキュアクリ
アSD318(大日本インキ化学工業(株)製)をスピ
ンコート法によって塗布、UVを照射することによって
硬化させた5μm程度の有機保護層を形成して第1のデ
ィスクを作製し、同様にして第2のディスクを作製し
た。
に、遅効性のUV硬化型エポキシ樹脂接着剤であるSK
7000(ソニーケミカル(株)製)をスクリーン印刷
法によって、直径20mm〜22mmの範囲に光透過性
基板形成の際の母型固定治具によって形成される溝の部
分を含む、直径20mm〜39mmの範囲に接着剤を塗
布しないドーナツ状の部分を残して、ディスク全面に塗
布した。そして接着剤を塗布しないドーナツ状の部分に
は、あらかじめレーザーマーカーによってロットナンバ
ーを刻印した。更に、塗布された接着剤表面に1000
mJ/cm2程度のUVを照射した後、接着剤塗布面ど
うしを向かい合わせ、3kg/cm2程度の圧力で加圧
し、平板上に保持した状態で接着剤を完全に硬化させて
貼り合せた。
反対面から文字が視認できる状態となるようにレーザー
マーカーによって刻印した。
的な機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)
製LM1200で測定したところ、従来(比較例6)と
比較して良好であった。また、これらは高温高湿保存
(80℃80%RH100hr)による加速試験後も劣
化しなかった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を
受けることなく、貼り合わせ後も良好に視認することが
できた。
0mm〜29mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)製L
M1200で測定したところ、従来(比較例6)と比較
して良好であった。また、これらは高温高湿保存(80
℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化しな
かった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を受ける
ことなく、貼り合わせ後も良好に視認することができ
た。
8mm〜39mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)製L
M1200で測定したところ、従来(比較例6)と比較
して良好であった。また、これらは高温高湿保存(80
℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化しな
かった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を受ける
ことなく、貼り合わせ後も良好に視認することができ
た。
9mm〜39mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)製L
M1200で測定したところ、従来(比較例6)と比較
して良好であった。また、これらは高温高湿保存(80
℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化しな
かった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を受ける
ことなく、貼り合わせ後も良好に視認することができ
た。
9mm〜29mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)製L
M1200で測定したところ、従来(比較例6)と比較
して良好であった。また、これらは高温高湿保存(80
℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化しな
かった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を受ける
ことなく、貼り合わせ後も良好に視認することができ
た。
は実施例1と同様にして光記録媒体を作製した。
機械精度である反りや面振れ加速度を小野測器(株)製L
M1200で測定したところ、従来(比較例6)と比較
して良好であった。また、これらは高温高湿保存(80
℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化しな
かった。また、ロットナンバーは接着剤の影響を受ける
ことなく、貼り合わせ後も良好に視認することができ
た。
7mm〜39mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
ターホール近傍の接着部分の領域が狭すぎるために、代
表的な機械精度である反りや面振れ加速度が従来(比較
例6)と比較して悪化し、更に高温高湿保存(80℃8
0%RH100hr)による加速試験後も劣化した。ロ
ットナンバーは接着剤の影響を受けることなく、貼り合
わせ後も良好に視認することができた。
6mm〜39mmとした以外は実施例1と同様にして光
記録媒体を作製した。
ターホール近傍の接着部分の領域が更に狭すぎるため
に、代表的な機械精度である反りや面振れ加速度が従来
(比較例6)と比較して悪化し、更に高温高湿保存(8
0℃80%RH100hr)による加速試験後も劣化し
た。ロットナンバーは接着剤の影響を受けることなく、
貼り合わせ後も良好に視認することができた。
って形成される溝の部分(20mm〜22mm)に、遅
効性のUV硬化型エポキシ樹脂接着剤を充填し、23m
m〜39mmにドーナツ状の接着剤を塗布しない部分を
形成した以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を作
製した。
に残留する応力が、光透過性基板形成の際の母型固定治
具によって形成される溝の部分とその他の部分とで異な
るために、代表的な機械精度である反りや面振れ加速度
が従来(比較例6)と比較して悪化し、高温高湿保存
(80℃80%RH100hr)による加速試験後も更
に劣化した。ロットナンバーは接着剤の影響を受けるこ
となく、貼り合わせ後も良好に視認することができた。
って形成される溝(20mm〜22mm)の部分も含
め、ディスク全体に遅効性のUV硬化型エポキシ樹脂接
着剤を塗布した以外は、実施例1と同様にして光記録媒
体を作製した。
に残留する応力が、光透過性基板形成の際の母型固定治
具によって形成される溝の部分とその他の部分とで異な
るために、代表的な機械精度である反りや面振れ加速度
が従来(比較例6)と比較して悪化し、高温高湿保存
(80℃80%RH100hr)による加速試験後も更
に劣化した。更に、ロットナンバーは、接着剤の影響を
受けて視認する事ができなくなってしまった。
って形成される溝の部分(20mm〜22mm)に、遅
効性のUV硬化型エポキシ樹脂接着剤を充填し、それよ
り内周側には遅効性のUV硬化型エポキシ樹脂接着剤を
塗布しない以外は、実施例1と同様にして光記録媒体を
作製した。
に残留する応力が、光透過性基板形成の際の母型固定治
具によって形成される溝の部分とその他の部分とで異な
るために、代表的な機械精度である反りや面振れ加速度
が従来(比較例6)と比較して悪化し、高温高湿保存
(80℃80%RH100hr)による加速試験後も更
に劣化した。ロットナンバーは接着剤の影響を受けるこ
となく、貼り合わせ後も良好に視認することができた。
硬化型エポキシ樹脂接着剤を塗布しない以外は、実施例
1と同様にして光記録媒体を作製した。
て作製した光記録媒体は、代表的な機械精度である反り
や面振れ加速度が十分とはいえない。ロットナンバーは
接着剤の影響を受けることなく、貼り合わせ後も良好に
視認することができた。
それぞれの有機保護層上に、UV硬化型ラジカル重合接
着剤であるDVD−003(日本化薬(株)製)をスク
リーン印刷法によって、直径20mm〜22mmの範囲
に光透過性基板形成の際の母型固定治具によって形成さ
れる溝の部分を含む、直径20mm〜39mmの範囲に
接着剤を塗布しないドーナツ状の部分を残して、ディス
ク全面に塗布した。そして接着剤を塗布しないドーナツ
状の部分には、あらかじめレーザーマーカーによってロ
ットナンバーを刻印した。
わせ、1000mJ/cm2程度のUVを照射して硬化
を試みたが、2枚のディスクに挟まれた接着剤は完全に
硬化しなかったため、代表的な機械精度である反りや面
振れ加速度の測定ができなかった。
それぞれの有機保護層上に、UV硬化型ラジカル重合接
着剤であるXNR5520(長瀬チバ(株)製)をスク
リーン印刷法によって、直径20mm〜22mmの範囲
に光透過性基板形成の際の母型固定治具によって形成さ
れる溝の部分を含む、直径20mm〜39mmの範囲に
接着剤を塗布しないドーナツ状の部分を残して、ディス
ク全面に塗布した。そして接着剤を塗布しないドーナツ
状の部分には、あらかじめレーザーマーカーによってロ
ットナンバーを刻印した。
わせ、1000mJ/cm2程度のUVを照射して硬化
を試みたが、2枚のディスクに挟まれた接着剤は完全に
硬化しなかったため、代表的な機械精度である反りや面
振れ加速度の測定ができなかった。
効性の紫外線硬化型エポキシ樹脂接着剤によって貼り合
わされた光記録媒体において、該接着剤によって形成さ
れた接着剤層の範囲内に、ドーナツ状に接着剤が塗布さ
れていない部分を形成することにより、得られる光記録
媒体の機械精度が良好で、またその機械精度や電気特性
の信頼性が向上し、さらに生産性もよく、文字情報によ
る管理が簡単で確実に行うことができる光記録媒体を得
ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】第1のディスクと第2のディスクを、それ
ぞれの中心がほぼ一致するように接着剤によって貼り合
わせてなる光記録媒体において、該接着剤によって形成
される接着剤層の範囲内に、該ディスクとほぼ同心円と
なる様な、ドーナツ状に接着剤が塗布されていない部分
を有する事を特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】前記接着剤が、遅効性の紫外線硬化型エポ
キシ樹脂接着剤であることを特徴とする請求項1記載の
光記録媒体。 - 【請求項3】前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されて
いない部分に、その光記録媒体を識別する情報を有する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の光記録媒体。 - 【請求項4】前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されて
いない部分に、光透過性基板形成の際に母型固定治具に
よって形成される溝を含む事を特徴とする請求項1乃至
3記載の光記録媒体。 - 【請求項5】第1のディスクと第2のディスクを接着剤
によって貼り合わせる光記録媒体の製造方法において、
該接着剤によって形成される接着剤層の範囲内に、ドー
ナツ状に接着剤を塗布しない部分を残す事を特徴とする
光記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】前記の、ドーナツ状に接着剤が塗布されて
いない部分を残す方法が、スクリーン印刷法によること
を特徴とする請求項5記載の光記録媒体の製造方法。
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