JP2001256237A - Ｃａｄデータ検索システム、ｃａｄデータ検索方法、及びｃａｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
Ｃａｄデータ検索システム、ｃａｄデータ検索方法、及びｃａｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2001256237A JP2001256237A JP2000067113A JP2000067113A JP2001256237A JP 2001256237 A JP2001256237 A JP 2001256237A JP 2000067113 A JP2000067113 A JP 2000067113A JP 2000067113 A JP2000067113 A JP 2000067113A JP 2001256237 A JP2001256237 A JP 2001256237A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自システム以外の他のＣＡＤシステムで作成
されたＣＡＤデータに対して、目的データを容易に取得
すること。 【解決手段】 外部で作成されたＣＡＤデータ１に対し
て、ＣＡＤデータ検索システム２のテキストデータ領域
検索手段３は、所定の文字列（例えば図面番号）を検索
し、バイナリデータ領域検索手段４は、所定の表現形式
の識別子（例えば、子図面であることを示す識別子）を
検索する。データ階層情報作成手段５は、これらの検索
結果に基づき、例えばツリー形式のデータ階層情報を作
成し、これをデータベース６に格納する。
されたＣＡＤデータに対して、目的データを容易に取得
すること。 【解決手段】 外部で作成されたＣＡＤデータ１に対し
て、ＣＡＤデータ検索システム２のテキストデータ領域
検索手段３は、所定の文字列（例えば図面番号）を検索
し、バイナリデータ領域検索手段４は、所定の表現形式
の識別子（例えば、子図面であることを示す識別子）を
検索する。データ階層情報作成手段５は、これらの検索
結果に基づき、例えばツリー形式のデータ階層情報を作
成し、これをデータベース６に格納する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自システム以外の
他のシステムで用いられていたＣＡＤ（ComputerAided
Design）データに対して検索を行う、ＣＡＤデータ検索
システム、ＣＡＤデータ検索方法、及びＣＡＤデータ検
索プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
他のシステムで用いられていたＣＡＤ（ComputerAided
Design）データに対して検索を行う、ＣＡＤデータ検索
システム、ＣＡＤデータ検索方法、及びＣＡＤデータ検
索プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＣＡＤシステムにおいては、作成された
図面に対しては図面番号及び種々の付属情報を付し、こ
れらをＣＡＤデータとしてデータベースに格納しておく
のが通常である。したがって、自システムで過去に作成
されたＣＡＤデータであれば、データベースから図面番
号あるいは付属情報をキーワードとして検索し、目的と
するデータを取得することは容易である。
図面に対しては図面番号及び種々の付属情報を付し、こ
れらをＣＡＤデータとしてデータベースに格納しておく
のが通常である。したがって、自システムで過去に作成
されたＣＡＤデータであれば、データベースから図面番
号あるいは付属情報をキーワードとして検索し、目的と
するデータを取得することは容易である。
【０００３】ところが、このようなＣＡＤシステムを利
用している或るユーザが、他のＣＡＤシステムで作成さ
れたＣＡＤデータを利用する場合、このＣＡＤデータは
自システムのデータベースには登録されていないもので
あるため、目的とするデータを取得することは必ずしも
容易ではない。例えば、取得しようとする図面の図面番
号が分かっていたとしても、通常、それだけではこの図
面番号の図面がどのＣＡＤデータファイルのどのＣＡＤ
データに含まれているかを簡単に知ることができない。
このような場合、従来は、図面番号と、プロジェクト名
や部品名等の付属情報とに基づいて目的とするＣＡＤデ
ータについていくつか見当をつけておき、その中からオ
ペレータがＣＡＤデータの内容を順次ディスプレイ上で
開き、目視により確認することで目的とするＣＡＤデー
タを取得するようにしていた。
用している或るユーザが、他のＣＡＤシステムで作成さ
れたＣＡＤデータを利用する場合、このＣＡＤデータは
自システムのデータベースには登録されていないもので
あるため、目的とするデータを取得することは必ずしも
容易ではない。例えば、取得しようとする図面の図面番
号が分かっていたとしても、通常、それだけではこの図
面番号の図面がどのＣＡＤデータファイルのどのＣＡＤ
データに含まれているかを簡単に知ることができない。
このような場合、従来は、図面番号と、プロジェクト名
や部品名等の付属情報とに基づいて目的とするＣＡＤデ
ータについていくつか見当をつけておき、その中からオ
ペレータがＣＡＤデータの内容を順次ディスプレイ上で
開き、目視により確認することで目的とするＣＡＤデー
タを取得するようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
オペレータがその都度ＣＡＤデータの内容をディスプレ
イ上で開き、目視により確認することは、少なからず時
間を要し、オペレータに対して多大な負担を強いる結果
となっている。さらに、上記のように他のＣＡＤシステ
ムで作成されたＣＡＤデータのデータ形式が自システム
のものとは大きく異なり、データの互換性がないもので
ある場合には、データの変換ソフトが必要となり、この
変換ソフトもない場合には必ずしも全てのデータを目視
により確認できないことになるという問題があった。
オペレータがその都度ＣＡＤデータの内容をディスプレ
イ上で開き、目視により確認することは、少なからず時
間を要し、オペレータに対して多大な負担を強いる結果
となっている。さらに、上記のように他のＣＡＤシステ
ムで作成されたＣＡＤデータのデータ形式が自システム
のものとは大きく異なり、データの互換性がないもので
ある場合には、データの変換ソフトが必要となり、この
変換ソフトもない場合には必ずしも全てのデータを目視
により確認できないことになるという問題があった。
【０００５】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、自システム以外の他のＣＡＤシステムで作成され
たＣＡＤデータに対して、目的データを容易に取得する
ことが可能なＣＡＤデータ検索システム、ＣＡＤデータ
検索方法、及びＣＡＤデータ検索プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的としている。
あり、自システム以外の他のＣＡＤシステムで作成され
たＣＡＤデータに対して、目的データを容易に取得する
ことが可能なＣＡＤデータ検索システム、ＣＡＤデータ
検索方法、及びＣＡＤデータ検索プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項１記載の発明は、自システムとは
異なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに
未登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき
目的データを取得するＣＡＤデータ検索システムにおい
て、前記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所
定の文字列を検索するテキストデータ領域検索手段と、
前記ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対して所定の
表現形式の識別子を検索するバイナリデータ領域検索手
段と、を備えたことを特徴とする。
の手段として、請求項１記載の発明は、自システムとは
異なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに
未登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき
目的データを取得するＣＡＤデータ検索システムにおい
て、前記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所
定の文字列を検索するテキストデータ領域検索手段と、
前記ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対して所定の
表現形式の識別子を検索するバイナリデータ領域検索手
段と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記所定の文字列は、前記目的データに係
る図面番号であり、前記識別子は、子図面であることを
示す識別子である、ことを特徴とする。
明において、前記所定の文字列は、前記目的データに係
る図面番号であり、前記識別子は、子図面であることを
示す識別子である、ことを特徴とする。
【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の発明において、前記テキストデータ領域検索手段及
び前記バイナリデータ領域検索手段の検索結果に基づい
て、各ＣＡＤデータ間のデータ階層情報を作成するデー
タ階層情報作成手段を、備えたことを特徴とする。
載の発明において、前記テキストデータ領域検索手段及
び前記バイナリデータ領域検索手段の検索結果に基づい
て、各ＣＡＤデータ間のデータ階層情報を作成するデー
タ階層情報作成手段を、備えたことを特徴とする。
【０００９】請求項４記載の発明は、自システムとは異
なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに未
登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき目
的データを取得するＣＡＤデータ検索方法において、前
記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所定の文
字列を検索すると共に、前記ＣＡＤデータのバイナリデ
ータ領域に対して所定の表現形式の識別子を検索し、こ
れらの検索に基づき前記目的データを取得する、ことを
特徴とする。
なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに未
登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき目
的データを取得するＣＡＤデータ検索方法において、前
記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所定の文
字列を検索すると共に、前記ＣＡＤデータのバイナリデ
ータ領域に対して所定の表現形式の識別子を検索し、こ
れらの検索に基づき前記目的データを取得する、ことを
特徴とする。
【００１０】請求項５記載の発明は、自システムとは異
なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに未
登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき目
的データを取得するＣＡＤデータ検索プログラムを記録
した記録媒体において、前記ＣＡＤデータのテキストデ
ータ領域に対して所定の文字列を検索すると共に、前記
ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対して所定の表現
形式の識別子を検索し、これらの検索に基づき前記目的
データを取得する手順が格納された、ことを特徴とす
る。
なるデータ形式を有し、自システムのデータベースに未
登録のＣＡＤデータに対して任意の検索条件に基づき目
的データを取得するＣＡＤデータ検索プログラムを記録
した記録媒体において、前記ＣＡＤデータのテキストデ
ータ領域に対して所定の文字列を検索すると共に、前記
ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対して所定の表現
形式の識別子を検索し、これらの検索に基づき前記目的
データを取得する手順が格納された、ことを特徴とす
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図１は、本実施形態に係るＣＡＤデータ
検索システムの構成を示すブロック図である。自システ
ム以外の外部のＣＡＤシステムによって作成され、異な
るデータ形式を有するＣＡＤデータ１に対して、ＣＡＤ
データ検索システム２が検索を行うようになっている。
づき説明する。図１は、本実施形態に係るＣＡＤデータ
検索システムの構成を示すブロック図である。自システ
ム以外の外部のＣＡＤシステムによって作成され、異な
るデータ形式を有するＣＡＤデータ１に対して、ＣＡＤ
データ検索システム２が検索を行うようになっている。
【００１２】このＣＡＤデータ検索システム２は、ＣＡ
Ｄデータ１のテキストデータ領域に対する検索を行うテ
キストデータ領域検索手段３と、ＣＡＤデータ１のバイ
ナリデータ領域に対する検索を行うバイナリデータ領域
検索手段４と、これらテキストデータ領域検索手段３及
びバイナリデータ領域検索手段４の検索結果に基づいて
ＣＡＤデータ１のデータ階層情報を作成するデータ階層
情報作成手段５と、自システムで作成されたＣＡＤデー
タを格納すると共に、データ階層情報作成手段５で作成
された情報を格納することが可能なデータベース６を有
している。
Ｄデータ１のテキストデータ領域に対する検索を行うテ
キストデータ領域検索手段３と、ＣＡＤデータ１のバイ
ナリデータ領域に対する検索を行うバイナリデータ領域
検索手段４と、これらテキストデータ領域検索手段３及
びバイナリデータ領域検索手段４の検索結果に基づいて
ＣＡＤデータ１のデータ階層情報を作成するデータ階層
情報作成手段５と、自システムで作成されたＣＡＤデー
タを格納すると共に、データ階層情報作成手段５で作成
された情報を格納することが可能なデータベース６を有
している。
【００１３】ＣＡＤデータ検索システム２に対しては、
キーボードやマウス等により構成される入力装置７によ
り検索条件等を入力することができ、また、ＣＡＤデー
タ検索システム２の検索結果等はＣＲＴ等の表示装置８
により表示できるようになっている。
キーボードやマウス等により構成される入力装置７によ
り検索条件等を入力することができ、また、ＣＡＤデー
タ検索システム２の検索結果等はＣＲＴ等の表示装置８
により表示できるようになっている。
【００１４】図２は、図１におけるテキストデータ領域
検索手段３の検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構
成例を示す説明図である。ＣＡＤデータ１は、ＣＡＤデ
ータＣ1〜Ｃnにより構成され、ＣＡＤデータＣ1は、図
面データＤ1，Ｄ2により構成されている。図面データＤ
1は、テキストデータ領域のみを有し、このテキストデ
ータ領域には座標や色などの図形に関するテキストデー
タと、図面番号やコメントなどの文字列データとが記載
されている。また、図面データＤ2は、バイナリデータ
領域及びテキストデータ領域の双方の領域を有してお
り、このバイナリデータ領域には座標や色などの図形に
関するバイナリデータが記載され、テキストデータ領域
には図面番号やコメントなどの文字列データとが記載さ
れている。但し、このバイナリデータ領域に記載された
データ内容を表示装置８で表示しようとしても、データ
形式が異なるため、実際には文字化けした解読不明な記
号等が表示されることになる。
検索手段３の検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構
成例を示す説明図である。ＣＡＤデータ１は、ＣＡＤデ
ータＣ1〜Ｃnにより構成され、ＣＡＤデータＣ1は、図
面データＤ1，Ｄ2により構成されている。図面データＤ
1は、テキストデータ領域のみを有し、このテキストデ
ータ領域には座標や色などの図形に関するテキストデー
タと、図面番号やコメントなどの文字列データとが記載
されている。また、図面データＤ2は、バイナリデータ
領域及びテキストデータ領域の双方の領域を有してお
り、このバイナリデータ領域には座標や色などの図形に
関するバイナリデータが記載され、テキストデータ領域
には図面番号やコメントなどの文字列データとが記載さ
れている。但し、このバイナリデータ領域に記載された
データ内容を表示装置８で表示しようとしても、データ
形式が異なるため、実際には文字化けした解読不明な記
号等が表示されることになる。
【００１５】テキストデータ領域検索手段３は、例え
ば、検索条件が文字列「ＺＵＢＡＮ０００１」である場
合に、テキストデータ領域のみを検索対象として、この
文字列「ＺＵＢＡＮ０００１」を探し出すものである。
ば、検索条件が文字列「ＺＵＢＡＮ０００１」である場
合に、テキストデータ領域のみを検索対象として、この
文字列「ＺＵＢＡＮ０００１」を探し出すものである。
【００１６】図３は、図１におけるバイナリデータ領域
検索手段４の検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構
成例を示す説明図である。ＣＡＤデータＣ2は、図面デ
ータＤ3，Ｄ4により構成されている。図面データＤ3，
Ｄ4は、バイナリデータ領域及びテキストデータ領域の
双方の領域を有しており、このバイナリデータ領域には
座標や色などの図形に関するバイナリデータが記載さ
れ、テキストデータ領域には図面番号やコメントなどの
文字列データが記載されている。
検索手段４の検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構
成例を示す説明図である。ＣＡＤデータＣ2は、図面デ
ータＤ3，Ｄ4により構成されている。図面データＤ3，
Ｄ4は、バイナリデータ領域及びテキストデータ領域の
双方の領域を有しており、このバイナリデータ領域には
座標や色などの図形に関するバイナリデータが記載さ
れ、テキストデータ領域には図面番号やコメントなどの
文字列データが記載されている。
【００１７】そして、図面データＤ3の側のバイナリデ
ータ領域には、この図面データＤ3の図面が子図面であ
ることを示す識別子Ｓが記載されている。この識別子Ｓ
を表示装置８で表示しようとしても、上記のように、デ
ータ形式が異なるため、実際には文字化けした解読不明
な記号、例えば「○×△」等の記号が表示されることに
なる。したがって、このデータ「○×△」を検索条件と
することにより、バイナリデータ領域検索手段４により
識別子Ｓを探し出すことができる。
ータ領域には、この図面データＤ3の図面が子図面であ
ることを示す識別子Ｓが記載されている。この識別子Ｓ
を表示装置８で表示しようとしても、上記のように、デ
ータ形式が異なるため、実際には文字化けした解読不明
な記号、例えば「○×△」等の記号が表示されることに
なる。したがって、このデータ「○×△」を検索条件と
することにより、バイナリデータ領域検索手段４により
識別子Ｓを探し出すことができる。
【００１８】次に、上記のように構成されるＣＡＤデー
タ検索システム２を用いて行うＣＡＤデータ検索方法を
図４のフローチャートを参照しつつ説明する。但し、こ
の例では、図２及び図３に図示したように、テキストデ
ータ領域検索手段３の検索条件が文字列Ａ（「ＺＵＢＡ
Ｎ０００１」）であり、バイナリデータ領域検索手段４
の検索条件がデータ「○×△」であるとする。なお、こ
の検索条件は入力装置７により与えられる。
タ検索システム２を用いて行うＣＡＤデータ検索方法を
図４のフローチャートを参照しつつ説明する。但し、こ
の例では、図２及び図３に図示したように、テキストデ
ータ領域検索手段３の検索条件が文字列Ａ（「ＺＵＢＡ
Ｎ０００１」）であり、バイナリデータ領域検索手段４
の検索条件がデータ「○×△」であるとする。なお、こ
の検索条件は入力装置７により与えられる。
【００１９】まず、テキストデータ領域検索手段３はＣ
ＡＤデータファイルを開き（ステップ１）、データ読込
を開始する（ステップ２）。そして、読み込もうとする
データがテキストデータ領域であるか否かを判別し（ス
テップ３）、「ＮＯ」と判別した場合すなわちバイナリ
データ領域と判別した場合は、このバイナリデータ領域
を飛ばして再度ステップ２に戻って読込を続ける。そし
て、ステップ３で「ＹＥＳ」と判別した場合すなわちテ
キストデータ領域と判別した場合は、文字列Ａの検索を
行う（ステップ４）。
ＡＤデータファイルを開き（ステップ１）、データ読込
を開始する（ステップ２）。そして、読み込もうとする
データがテキストデータ領域であるか否かを判別し（ス
テップ３）、「ＮＯ」と判別した場合すなわちバイナリ
データ領域と判別した場合は、このバイナリデータ領域
を飛ばして再度ステップ２に戻って読込を続ける。そし
て、ステップ３で「ＹＥＳ」と判別した場合すなわちテ
キストデータ領域と判別した場合は、文字列Ａの検索を
行う（ステップ４）。
【００２０】この検索の結果、文字列Ａが見つかれば、
この文字列Ａが記載されている図面データを図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面であると判別する
（ステップ６）。ただし、文字列Ａが記載されていたと
しても、常にこの図面データが図面番号「ＺＵＢＡＮ０
００１」の該当図面であるとは限らず、したがって、上
記の判別が常に正しいとは限らない。なぜなら、この文
字列Ａは、単なる関連図面番号あるいは参照図面番号と
して、コメント中に記載されたものである場合も考えら
れるからである。しかし、本発明は、与えられた環境下
で極力効率的な検索方法を提供することを目的としてお
り、ある程度このような誤判別が生じるのはやむを得な
いとする考えを前提にしている。
この文字列Ａが記載されている図面データを図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面であると判別する
（ステップ６）。ただし、文字列Ａが記載されていたと
しても、常にこの図面データが図面番号「ＺＵＢＡＮ０
００１」の該当図面であるとは限らず、したがって、上
記の判別が常に正しいとは限らない。なぜなら、この文
字列Ａは、単なる関連図面番号あるいは参照図面番号と
して、コメント中に記載されたものである場合も考えら
れるからである。しかし、本発明は、与えられた環境下
で極力効率的な検索方法を提供することを目的としてお
り、ある程度このような誤判別が生じるのはやむを得な
いとする考えを前提にしている。
【００２１】さて、ステップ５で「ＮＯ」と判別した場
合すなわち文字列Ａが見つからない場合は、そのテキス
トデータ領域が最終のデータ領域であるか否かを判別し
（ステップ７）、最終のデータ領域でなければステップ
２に戻る。そして、ステップ７で最終のデータ領域と判
別した場合は、そのＣＡＤデータファイルには図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面はなかったものと判
別する。テキストデータ領域検索手段３は、更に、その
ＣＡＤデータファイルが最終ファイルであるか否かを判
別し（ステップ１４）、最終ファイルでなければステッ
プ１に戻って次のＣＡＤデータファイルを開き、最終フ
ァイルであれば動作を終了する。
合すなわち文字列Ａが見つからない場合は、そのテキス
トデータ領域が最終のデータ領域であるか否かを判別し
（ステップ７）、最終のデータ領域でなければステップ
２に戻る。そして、ステップ７で最終のデータ領域と判
別した場合は、そのＣＡＤデータファイルには図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面はなかったものと判
別する。テキストデータ領域検索手段３は、更に、その
ＣＡＤデータファイルが最終ファイルであるか否かを判
別し（ステップ１４）、最終ファイルでなければステッ
プ１に戻って次のＣＡＤデータファイルを開き、最終フ
ァイルであれば動作を終了する。
【００２２】ステップ６で、テキストデータ領域検索手
段３が文字列Ａの記載されている図面データを図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面であると判別した
後、バイナリデータ領域検索手段４はバイナリデータ領
域の読込を行い（ステップ９）、子図面の識別子すなわ
ちデータ「○×△」が有るか否かを判別する（ステップ
１０）。そして、データ「○×△」が見つかれば、この
データ「○×△」が記載されている図面データは子図面
であると判別する（ステップ１１）。また、ステップ１
０でデータ「○×△」が見つからなければ、そのバイナ
リデータ領域が最終のデータ領域であるか否かを判別し
（ステップ１２）、最終のデータ領域でなければステッ
プ９に戻る。そして、ステップ１２で最終のデータ領域
と判別した場合、データ「○×△」が見つからなかった
図面データは親図面であると判別する（ステップ１
３）。ステップ１１又はステップ１３の後、バイナリデ
ータ領域検索手段４はそのＣＡＤデータファイルが最終
ファイルであるか否かを判別する（ステップ１４）。最
終ファイルでなければ、ステップ１に戻ってテキストデ
ータ領域検索手段３が次のＣＡＤデータファイルを開
き、最終ファイルであれば動作を終了する。
段３が文字列Ａの記載されている図面データを図面番号
「ＺＵＢＡＮ０００１」の該当図面であると判別した
後、バイナリデータ領域検索手段４はバイナリデータ領
域の読込を行い（ステップ９）、子図面の識別子すなわ
ちデータ「○×△」が有るか否かを判別する（ステップ
１０）。そして、データ「○×△」が見つかれば、この
データ「○×△」が記載されている図面データは子図面
であると判別する（ステップ１１）。また、ステップ１
０でデータ「○×△」が見つからなければ、そのバイナ
リデータ領域が最終のデータ領域であるか否かを判別し
（ステップ１２）、最終のデータ領域でなければステッ
プ９に戻る。そして、ステップ１２で最終のデータ領域
と判別した場合、データ「○×△」が見つからなかった
図面データは親図面であると判別する（ステップ１
３）。ステップ１１又はステップ１３の後、バイナリデ
ータ領域検索手段４はそのＣＡＤデータファイルが最終
ファイルであるか否かを判別する（ステップ１４）。最
終ファイルでなければ、ステップ１に戻ってテキストデ
ータ領域検索手段３が次のＣＡＤデータファイルを開
き、最終ファイルであれば動作を終了する。
【００２３】上記したテキストデータ領域検索手段３及
びバイナリデータ領域検索手段４を用いた検索によれ
ば、従来、ＣＡＤデータファイル中の多数の図面データ
をその都度開きディスプレイ上で確認しながら行ってい
た目的図面データの取得作業を効率的に行うことが可能
となる。もちろん既述したように、テキストデータ領域
検索手段３及びバイナリデータ領域検索手段４の検索結
果が常に正しいものであるとは限らないが、作業全体の
効率化という観点から見れば、従来よりも大幅に効率が
向上されたことに変わりはない。このように、本発明
は、自システム以外の外部のＣＡＤシステムによって作
成されたＣＡＤデータであっても、テキストデータにつ
いてはソフトウエアの違いにかかわらずデータ読み出し
が可能であるという性質を利用し、また、バイナリデー
タについては専用のソフトウエアでなければデータ読み
出しはできないが特定の識別子については常に一定の表
現形式で表されるデータになるという性質を利用して、
効率的な検索の実現を図ったものである。
びバイナリデータ領域検索手段４を用いた検索によれ
ば、従来、ＣＡＤデータファイル中の多数の図面データ
をその都度開きディスプレイ上で確認しながら行ってい
た目的図面データの取得作業を効率的に行うことが可能
となる。もちろん既述したように、テキストデータ領域
検索手段３及びバイナリデータ領域検索手段４の検索結
果が常に正しいものであるとは限らないが、作業全体の
効率化という観点から見れば、従来よりも大幅に効率が
向上されたことに変わりはない。このように、本発明
は、自システム以外の外部のＣＡＤシステムによって作
成されたＣＡＤデータであっても、テキストデータにつ
いてはソフトウエアの違いにかかわらずデータ読み出し
が可能であるという性質を利用し、また、バイナリデー
タについては専用のソフトウエアでなければデータ読み
出しはできないが特定の識別子については常に一定の表
現形式で表されるデータになるという性質を利用して、
効率的な検索の実現を図ったものである。
【００２４】テキストデータ領域検索手段３及びバイナ
リデータ領域検索手段４は、上記のようにして検索動作
を行い、その検索結果は表示装置８により表示されるよ
うになっている。そして、本実施形態では、この検索結
果を用いてデータ階層情報作成手段５が、例えば、親図
面を頂点とし、その下位の子図面、さらにその下位の子
図面（孫図面）等により構成されるツリー形式のデータ
階層情報を作成するようになっている。また、作成され
たデータ階層情報は、データベース６により格納され
る。したがって、以降は、このデータベース６に格納さ
れたデータ階層情報を利用することにより、自システム
以外の外部のＣＡＤシステムによって作成されたＣＡＤ
データ１をより効率的に活用することが可能となる。
リデータ領域検索手段４は、上記のようにして検索動作
を行い、その検索結果は表示装置８により表示されるよ
うになっている。そして、本実施形態では、この検索結
果を用いてデータ階層情報作成手段５が、例えば、親図
面を頂点とし、その下位の子図面、さらにその下位の子
図面（孫図面）等により構成されるツリー形式のデータ
階層情報を作成するようになっている。また、作成され
たデータ階層情報は、データベース６により格納され
る。したがって、以降は、このデータベース６に格納さ
れたデータ階層情報を利用することにより、自システム
以外の外部のＣＡＤシステムによって作成されたＣＡＤ
データ１をより効率的に活用することが可能となる。
【００２５】図５及び図６は、上記実施形態において、
ＣＡＤデータ検索のために用いることができるコンピュ
ータシステムの構成例を示す外観構成図及びブロック図
である。図５において、パーソナルコンピュータ９は、
ＣＰＵを含むコンピュータ本体１０と、キーボードやマ
ウス等の入力装置７と、ＣＲＴ等の表示装置８と、を備
えている。
ＣＡＤデータ検索のために用いることができるコンピュ
ータシステムの構成例を示す外観構成図及びブロック図
である。図５において、パーソナルコンピュータ９は、
ＣＰＵを含むコンピュータ本体１０と、キーボードやマ
ウス等の入力装置７と、ＣＲＴ等の表示装置８と、を備
えている。
【００２６】コンピュータ本体１０は、図６に示すよう
に、ＲＡＭより構成される内部メモリ１１と、内蔵又は
外付け可能なメモリユニット１２とを備えており、メモ
リユニット１２には、フレキシブル又はフロッピディス
ク（ＦＤ）１３、コンパクトディスク（ＣＤ）−ＲＯＭ
ドライブ１４、ハードディスクドライブ（ＨＤ）ユニッ
ト１５等が搭載されている。このメモリユニット１２に
は、図５に示したＣＤ−ＲＯＭ１６及びＦＤ１７が記録
媒体として用いられる。
に、ＲＡＭより構成される内部メモリ１１と、内蔵又は
外付け可能なメモリユニット１２とを備えており、メモ
リユニット１２には、フレキシブル又はフロッピディス
ク（ＦＤ）１３、コンパクトディスク（ＣＤ）−ＲＯＭ
ドライブ１４、ハードディスクドライブ（ＨＤ）ユニッ
ト１５等が搭載されている。このメモリユニット１２に
は、図５に示したＣＤ−ＲＯＭ１６及びＦＤ１７が記録
媒体として用いられる。
【００２７】上述した実施形態の構成及び動作手順すな
わちＣＡＤデータ検索プログラムは、このＣＤ−ＲＯＭ
１６に記録することができ、更に、このＣＤ−ＲＯＭ１
６に記録されたプログラムをＨＤユニット１５のＨＤ上
にコピーすることも可能である。もちろん、記録媒体と
してはＣＤ−ＲＯＭやＨＤに限定されることはなく、充
分なメモリ容量を有するものであれば他の種類の記録媒
体を用いるようにしてもよい。なお、フロッピディスク
（ＦＤ）はメモリ容量の小さな記録媒体であるため、シ
ステム全体についてのプログラムを記録することはでき
ないが、一部の機能のみを記録することが可能なので、
補助的記録媒体として用いることもできる。
わちＣＡＤデータ検索プログラムは、このＣＤ−ＲＯＭ
１６に記録することができ、更に、このＣＤ−ＲＯＭ１
６に記録されたプログラムをＨＤユニット１５のＨＤ上
にコピーすることも可能である。もちろん、記録媒体と
してはＣＤ−ＲＯＭやＨＤに限定されることはなく、充
分なメモリ容量を有するものであれば他の種類の記録媒
体を用いるようにしてもよい。なお、フロッピディスク
（ＦＤ）はメモリ容量の小さな記録媒体であるため、シ
ステム全体についてのプログラムを記録することはでき
ないが、一部の機能のみを記録することが可能なので、
補助的記録媒体として用いることもできる。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ＣＡＤ
データのテキストデータ領域に対して所定の文字列を検
索すると共に、ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対
して所定の表現形式の識別子を検索し、これらの検索に
基づき目的データを取得する、構成としたので、自シス
テム以外の他のＣＡＤシステムで作成されたＣＡＤデー
タに対して、目的データを容易に取得することが可能に
なる。
データのテキストデータ領域に対して所定の文字列を検
索すると共に、ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対
して所定の表現形式の識別子を検索し、これらの検索に
基づき目的データを取得する、構成としたので、自シス
テム以外の他のＣＡＤシステムで作成されたＣＡＤデー
タに対して、目的データを容易に取得することが可能に
なる。
【図１】本実施形態に係るＣＡＤデータ検索システムの
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図２】図１におけるテキストデータ領域検索手段３の
検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構成例を示す説
明図。
検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構成例を示す説
明図。
【図３】図１におけるバイナリデータ領域検索手段４の
検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構成例を示す説
明図。
検索対象となるＣＡＤデータ１のデータ構成例を示す説
明図。
【図４】本発明のＣＡＤデータ検索方法を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図５】本発明の実施形態においてＣＡＤデータ検索の
ために用いることができるコンピュータシステムの構成
例を示す外観構成図。及びブロック図
ために用いることができるコンピュータシステムの構成
例を示す外観構成図。及びブロック図
【図６】本発明の実施形態においてＣＡＤデータ検索の
ために用いることができるコンピュータシステムの構成
例を示すブロック図。
ために用いることができるコンピュータシステムの構成
例を示すブロック図。
１ ＣＡＤデータ ２ ＣＡＤデータ検索システム ３ テキストデータ領域検索手段 ４ バイナリデータ領域検索手段 ５ データ階層情報作成手段 ６ データベース ７ 入力装置 ８ 表示装置 ９ パーソナルコンピュータ １０ コンピュータ本体 １１ 内部メモリ １２ メモリユニット １３ フレキシブル又はフロッピディスク（ＦＤ） １４ コンパクトディスク（ＣＤ）−ＲＯＭドライブ １５ ハードディスクドライブ（ＨＤ）ユニット １６ ＣＤ−ＲＯＭ １７ ＦＤ
Claims (5)
- 【請求項１】自システムとは異なるデータ形式を有し、
自システムのデータベースに未登録のＣＡＤデータに対
して任意の検索条件に基づき目的データを取得するＣＡ
Ｄデータ検索システムにおいて、 前記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所定の
文字列を検索するテキストデータ領域検索手段と、 前記ＣＡＤデータのバイナリデータ領域に対して所定の
表現形式の識別子を検索するバイナリデータ領域検索手
段と、 を備えたことを特徴とするＣＡＤデータ検索システム。 - 【請求項２】前記所定の文字列は、前記目的データに係
る図面番号であり、前記識別子は、子図面であることを
示す識別子である、 ことを特徴とする請求項１記載のＣＡＤデータ検索シス
テム。 - 【請求項３】前記テキストデータ領域検索手段及び前記
バイナリデータ領域検索手段の検索結果に基づいて、各
ＣＡＤデータ間のデータ階層情報を作成するデータ階層
情報作成手段を、 備えたことを特徴とする請求項１又は２記載のＣＡＤデ
ータ検索システム。 - 【請求項４】自システムとは異なるデータ形式を有し、
自システムのデータベースに未登録のＣＡＤデータに対
して任意の検索条件に基づき目的データを取得するＣＡ
Ｄデータ検索方法において、 前記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所定の
文字列を検索すると共に、前記ＣＡＤデータのバイナリ
データ領域に対して所定の表現形式の識別子を検索し、
これらの検索に基づき前記目的データを取得する、 ことを特徴とするＣＡＤデータ検索方法。 - 【請求項５】自システムとは異なるデータ形式を有し、
自システムのデータベースに未登録のＣＡＤデータに対
して任意の検索条件に基づき目的データを取得するＣＡ
Ｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体において、 前記ＣＡＤデータのテキストデータ領域に対して所定の
文字列を検索すると共に、前記ＣＡＤデータのバイナリ
データ領域に対して所定の表現形式の識別子を検索し、
これらの検索に基づき前記目的データを取得する手順が
格納された、 ことを特徴とするＣＡＤデータ検索プログラムを記録し
た記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067113A JP2001256237A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | Ｃａｄデータ検索システム、ｃａｄデータ検索方法、及びｃａｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067113A JP2001256237A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | Ｃａｄデータ検索システム、ｃａｄデータ検索方法、及びｃａｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001256237A true JP2001256237A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18586355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000067113A Pending JP2001256237A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | Ｃａｄデータ検索システム、ｃａｄデータ検索方法、及びｃａｄデータ検索プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001256237A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7809530B2 (en) | 2005-06-10 | 2010-10-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | CAD data generating device and generating method |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000067113A patent/JP2001256237A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7809530B2 (en) | 2005-06-10 | 2010-10-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | CAD data generating device and generating method |
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